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本日のワインは、ファランギーナ2011年、生産者はカンティーネ・ファッロです。ナポリのすぐ西、カンピ・フレグレイと呼ばれる火山性の盆地にあるワイナリーです。やはりワイン(と火山)で有名なイスキア島の対岸辺りでもあります。ここといい、シチリアのエトナ山といい、水はけの良いミネラル豊富な火山地帯はいいワインが出来るのでしょうね。さて、感想です。少し灰色掛かった淡いストロー色。グラスからはすこし草花系なグリーンノート、青りんご的な香りが漂ってきます。口にふくんでもやはり青りんご、青梅、白桃に枇杷、そしてレモネード。かなりオイリーなのですが、あとを引かないとても円やかなもの。それにしっかりとしたミネラルと酸で、とてもよく調和がとれています。二千円しないワインですが、とても美味しいです。これからの季節にぴったり。
2013.05.31
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本日のワインは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2000年、生産者はファンティです。そこそこ(ちょっとだけかな)メジャーな割にはほとんどWEBで調べてもネタがありません。モンタルチーノから南南東に約8km位にある、思ったより多くの種類のワインを生産している、ホームページはあるがちょっとしょぼい、、、位かな。サンジョベーゼ・グロッソ100%となります。さて、感想です。全体的に茶色がかった深いルビー色。若干透明度は低め。グラスからは、バニラに紫の花、いや、紫に限らずさまざまな花の香りを感じます。華やかです。口に含むと、マンゴスチンや濃縮されたプルーンなどの黒果実。オレンジ、紅茶、腐葉土、シダのようなハーブ香にカフェラテなど。飲んですぐ、少し刺激のある酸(何だろう?これだけが違和感)が感じられ、その後、舌の上に「とん」と甘い果実が載っかります。葡萄が摘まれてからも、ワインとなってからも、ちょっとずつ凝縮・熟成が進み13年かけてここまできたんだなぁと思えるような究極的な甘さです。でも、それが決して「突出」に感じないのです。粒子が細やかで温かみのあるタンニンと、しなやかな酸とのバランスがとても良いハーモニーを奏でてています。このワインは今、このタイミングが一番美味しい、と自分的には思えました。
2013.05.27
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本日のワインはコメータ2010年、生産者はプラネタです。シチリアでは珍しくカンパーニャ州の土着品種であるフィアーノ100%で醸されています。りりたが大感動した2003年モノ以降、必ず毎年飲んでいる銘柄。最初の印象が強すぎたせいか、未だにそれを超える年度に出会っていません。(ちょっと寂しい)さて、感想です。グレー掛かったあかるいイエロー色。グラスからは桃や青りんご、発酵した洋ナシ、バニラ香。口に含むと更にパイナップルやライチなどの色々なトロピカルな果実が香ってきます。デイルやシダなどのハーブ、白胡椒、フィニッシュには紅茶のニュアンスがいい余韻になります。どこか燻したような風味も漂っており、強い果実味と強い柑橘系の酸味を柔らかく包み込んでいる感じがします。2010年、りりたの印象ではこの数年の中で一番いいと思います。最高だった2003年には及びませんがその次を2006年と争う位です(勝っているかも)。お勧めです。
2013.05.22
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本日のワインは、コトー・デクサン・プロヴァンス・ローズ2007年、生産者はドメーヌ・ド・スローズです。サントリーのモルツ(プレミアムではない!)を買いに行ったお店に、「市価の半額で入手!」とのウリ文句に惹かれて購入しました、話半分を承知の上で。セパージュは、カベルネソーヴィニョン80%・シラー15%・ムールヴェードル(知りませんでした)5%です。さて、感想です。黒々としていて全く向こうが見えない暗いガーネット。グラスからは、絵の具や柔らかなバニラ香。口に含むと、うっかなり濃い。ブラックカラントやプルーンの様な黒果実、他に赤や白の胡椒とカフェラテなど。かなりジャミーに感じますが、円やかなかつしなやかな酸、そしてカベルネっぽいタンニンがきっちり〆てくれるので「おー濃い」位の感覚で十分にいただけます。しっかりと味のついた肉全般に合うワインで、千円台前半の価格だったのでわりとお得感を感じました。
2013.05.20
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本日のワインは山梨のベリーA・樽熟成2011年、生産者は蒼龍葡萄酒株式会社です。無添加わいん、で知られる大生産者です。無添加わいんがどこの葡萄を使用しているのかわかりませんが、こちらのラベルにはハッキリ「山梨県産ベリーA100%使用」とありましたので購入してみました。さて、感想です。深い色合いのルビー色。全体的に紅紫がかっています。グラスからは、アセロラなどの赤い小さな果実、それも野生系のものが香ってきます。口に含むと、若い柘榴そのものの香り、そして、木苺かな。そしてちょっとのミネラルとバニラ香。どこかビオっぽい香りもします。軽やかな、自然な果実の酸味と少しの爽やかな苦味はロゼっぽさも感じさせるのですが、時間が経つごとに赤ワインとしての果実味のコクも増してきました。価格は千円台半ばちょっと。合格点ですが、前半ならばなおお得感があったように思えます。
2013.05.18
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本日のワインはメルロ2007年、生産者はテルチッチです。テルチッチと言えば、規模こそ大きくありませんが高品質な白ワインのラインナップがすぐ思い浮かびます。でも、同じフリウリ州の北の巨人ヴィエ・ディ・ロマンスのジャンフランコさんが「メルロではヴォース・ダイ・チャンプスでもかなわない年がある。」とおっしゃった位(川頭さん談)素晴らしい赤ワインを造られています。さて、感想です。暗くて深い色合いのルビー色。グラスからは、ムラサキの花、プルーン、絵の具、どこかクインシーメロンのような香りもします。口に含むと先の香りに加え、薔薇のポプリ、スパイス、しっかりとしたミネラルにミルキーなカフェラテ。しっかりとした果実香と完熟の甘味、骨格、厚みのあるタンニンはトスカーナのメルロかと見紛う力強さを持っています。ただ、タラゴンや甘草のようなハーブ香がやはり北の冷涼さを醸し出しているんですね。いや、美味しいメルロでした。
2013.05.13
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本日のワインは、ランゲ・ネッビオーロ2007年、生産者はマルヴィラです。マルヴィラのネッビオーロは、リゼルヴァがすべて畑名付きの「ロエロD.O.C.」ですが、このワインのみ畑名なしの「ランゲD.O.C.」です。オーナー・ダモンテ兄弟のロエロ愛が伝わってきますね。さて、感想です。暗めではあるが透明度の高いダークガーネット。グラスからはスミレ、インク、そしてバニラの香り。口をつけると、ブラックベリー、ダークチェリーなど黒々とした果実のイメージ。スパイス感と柔らかくミルキーさをもつカカオなフレーバーも。全体的にタンニンを強く感じるバランスなのですが、それでもやさしさを持っている感じがいいですね。2千円後半の価格は妥当なところかな。このレンジを、あと4~5年保管して飲んだら美味しいだろうなぁ。因みに、こちらのWEBサイトはフル日本語表示されており、ありがちな変な文法もありません(笑)。http://www.malvira.com/
2013.05.07
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