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本日のワインは、カベルネ・リゼルヴァ・ムメルテル2010年、生産者はカンティーナ・ボルツァーノです。ムメルテルホフという畑から収穫されたカベルネ・ソーヴィニョン100%で造られています。深みのあるダークルビー。グラスからはインク、スパイス、ハーブ、バニラなど、開栓当初から強く香ってきます。ただ、香りに対して味わいは少し平坦な印象でした。しかし3~4時間経つと次第に化けてきます。カカオ、やチョコレート、いやフォンダンショコラのような強い樽香にくるまれたブラックベリー、干しプルーンの黒果実、ペパーミント、デイル、白胡椒など。熟した果実に起因する強い甘味に、若々しいタンニンからの苦味がよいアクセントになっています。
2013.03.31
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本日のワインはキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・デル・ソルボ1997年、生産者はフォントディです。ちょっと腰痛で(笑)外に出るのが億劫なので、気分転換に美味しいワインでも飲もうかな・・・ということで開栓しました。サンジョベーゼ85%、カベルネ・ソーヴィニョン15%ということで若干現行よりもカベルネ比率が高めな年となっています。さて、感想です。透明感のあるダークルビー色。エッジはオレンジや茶色掛かっています。グラスからは、強くはないけど全体を包み込むようなバニラ香、グミやプルーン、ダークチェリーの香り。口に含むと、カシスやアセロラなどの赤い果実の要素。2時間余り放っておくと驚くほど素晴らしく開き、とても活き活きと香ってきます。他には、甘草のようなハーブ香、白コショウ、土のニュアンス、そしてクリーミーなバニラ香など。複雑って感じではないのだけど、ピュアな酸と果実味の広がりにノックダウンな午後の昼下がりでした。冷蔵庫のスミにフォントディのヴィンサント・デル・キャンティ・クラシコが放置してあるのを思い出しました。思わぬ、1997年のモノのツーショットと相成りました。ヴィンサントも旨いわ・・・。
2013.03.24
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本日のワインはロッソNV(2010)、生産者はレ・コステ、ラツィオ州の自然派ワイナリーです。セパージュはグレケットという土着品種100%です(ウンブリアの白ワイン品種グレケットとは別です)。このワインを飲むのは三年ぶり位かな。さて、感想です。グラスから零れてくるのはビオ香というか、臭みではなく、自然の草花の香りのような感じです。いや、実際はちょっと臭いのだけど、いやらしくないというかちょっと清々しささえ感じる、フレッシュな香りです。果実はやはりフレッシュな(野生のかな?)アセロラやスモモなどの赤果実。加えて八朔やグレープフルーツのような柑橘系の酸もいい感じで、全体をぐいぐいひっぱっていく感じでしょうか。正直、(鼻からくる)香りはちょっと苦手なのだけど、一旦飲んでみるとなかなかに美味しい。結局飲んでよかった!といつも思うのだけど、次飲むまでにやっぱり躊躇いが生じる不思議なワインなのでした。ところでこちらのワイナリー、ボルセナ湖畔にあるらしい。遠い目・・・・・・・・・・・・・・・・。
2013.03.18
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本日のワインは、サグランティーノ・ディ・モンテファルコ2004年、生産者はゴレッティです。サグランティーノは若いうちは非常にタニックで1本飲むのがキツい位。早飲みのモンテファルコ・ロッソのセパージュの大半をサンジョベーゼが占めるのは当然だな、と思う今日この頃です。そんな中、現行が2008なので4年間寝かされている2004年、しかも価格が2千円台前半ということはカプライの半分位のワインを買ってみました。どんなでしょうか。さて、感想です。グラスの向こうがまったく見えない程濃いダークルビー。エッジもまた深い色合いの赤紫。グラスからはインク、洋ナシやライチ、青りんごなど。口に含むと、ブラックカラント、赤スグリなどの赤黒果実。それにハーブ、スパイス、土っぽさにバニラやココアなロースト香。カプライのような果実の厚みや構成の重厚感までは至りませんが、紛れもなく「サグランティーノ」を感じることができます。また非常に伸びのあるきれいな酸をもっており、シルキーなタンニンとの相性もよく、現時点でサグランティーノを非常に美味しく感じられるワインとなっています。開栓後3時間超えで、ふわっとひとしお華やかに変化しますので、ゆっくり時間を掛けながら飲んでくださいね。
2013.03.10
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本日のワインは、タンクレディ2007年、生産者はドンナフガータです。ネロダーヴォラ主体でカベルネ・ソーヴィニョン、若干タナが入っており、シチリアらしい構成となっています。暗く深いガーネット色。グラスからは、紫の花、絵の具やデイルのような少し青っぽいハーブ香。口に含むと、フランボワーズカシス、ブラックカラントなどの赤黒ミックスベリー、動物的な香りに土、そして乾燥ハーブ、赤と白の胡椒、やはり少し東洋系のスパイス香などです。樽香はあまり強く感じられず、果実香となじんでいる感じをうけました。複雑な香りの入り組みは結構感じられましたが、余韻はそんなに長くなく、旨味もそんなに感じない、かなり落ち着いた印象ですね。一昨年、2006年を飲んでいますが、その時の印象よりは若干タイトで酸を強く感じました。美味しさという意味では昨年に軍配が上がりますが、シチリアらしからぬ酸の出具合が面白いワインだと思いました。
2013.03.04
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