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1年の総括となるとやはりコロナに始まり、終わった年だったのだろうか。既に会社とは縁も切れ、業績がと言うよりは野菜の収穫が気になる生活になっている。退職後2000万円が必要などという生活ではないが、負債のある生活でもない。それなりに生きているが、実母・岳母ともなくなったのが最大のイベントかな。7月に岳母、12月に実母が逝った。2人とも94歳の天命を全うした。しかし10月に娘に女の子が生まれた。娘が生まれた年に祖母が亡くなり、その娘が出産した年に母が亡くなると言うのには何か因縁めいたものも感じるが、順番通りに逝っているのだからおめでたい話なんだろうと思う。そして思うのは「私が今生きていることの意味」だ。母の葬儀を済ませた3日後に大腸ポリープ切除の手術を受け、このポリープがガンのステージ0で、あと病巣が0.1mm進んでいたら、リンパや血流のある層に達して転移する可能性があったが、ぎりぎり手前で切除が出来たので「リスクは発生前の状態に戻った」のだそうだ。これから別のところにガンができるかもしれないが、それはそれ。妻も4年前に乳がんの切除をしたが、これもステージは0でマンモグラフィーがとらえたおかげである。そろって運が強いのかも知れない。さて、生きて行くことの意味はたぶん子供や孫の成長を手伝うことだと思う。食べるものは農地から生まれてくるもので、工場でポンポン出来るものではないこと、命の連鎖をつなぐのが生物で、人間が特別な存在なんかではないこと、足るを知ること、と言ったところだろうか。失われた命が1つ、生まれた命が1つ。順調である。「こいつが結婚するまで生きてるかなあ」と2ヶ月の子を抱く娘に言うと、「今までの法則通りだったら生きてるんと違う?」といいおった。まだ20年あまり生きなきゃならんが、それで母の年に及ぶかどうか。来る年が明るい話題になりますように。
2020年12月31日
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別にMacにはなんの責任もないのだが、突然ネットが全く動かなくなった。気がついたのはタブレットが主にwifiで使っていて、強度が非常に強いにもかかわらず接続しないという現象だった。ルータを調べると、点灯している表示が「電源OK」のみになり、全てのランプが消灯していた。当然ながら電話も使えない。iphoneを4Gで使うことは出来るから、ネットがダウンしているのではない。自宅の何かがおかしいのだ。以前に避雷器が反応してダウンしたことがあったので調べたが、電源は異常なし。ラックに全ての機器が載っているので光の引き込みからたどって行くと、なんとONUからルータへのRJ45コネクタが抜けかけていた。こんなところ、設置以来触ったことがない。ストッパもしっかりしているし、改めて押し込むとカチンと音がした。次の瞬間、ルータの正常動作を示すランプが一斉に点灯し、無事復帰した。正月休みの初めにネットの故障はないだろう!と若干落ち込み気味だったが、自力復帰できてよかった。
2020年12月30日
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母の葬儀はともかく、のんびりと(結構必死だったが)入院していても時は経つ。「年内に帰れてよかったね」と言っていただくが、なんの掃除も整理も出来ていない家である。気付いてみれば今年はあと2日。植木は年明けにやるとしてまず掃除、いやその前に畑の霜よけか、いやいや、墓掃除もあるぞ。おまけに明日は三七日(みなのか)の逮夜である。坊さんがやってくる。坊主も走るが、お節料理とやらで女房は準備を始めたが、やって来る子供たちに「食べたいもん持ってきてくれ」とでも言うかなあ。何をしてもしなくても正月はやってくる。
2020年12月29日
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娑婆と言うのも変だが、入院中は手術が済んでしまえば検査以外はすることがない。暖かいから神経痛の心配もない。空腹は辛抱が必要だが。退院してくると、まずは女房が一人で頑張ってきた葬儀の始末。何より葬儀屋の支払いだ。これがまた複雑で、利用した葬儀場が支払い窓口ではなく、取り立て?専用窓口は分社化してあるらしい。更には営業も分社してあるという。言わば業務部隊、管理部隊、営業部隊がそれぞれ独立して分社してあるのだ。次に冷蔵庫が壊れたという。確かに冷えてなく、異音もする。18年目の寿命だ。これが初売りを前倒しするというJ電気の店でちょうど始まったばかり。いくばくか安いので決めてきた。老人クラブの役員から新年会代わりの弁当配布について相談がある。LINEなので出て行く必要はないが、結局用が増える。コロナのおかげで好き者が集まる新年会はせず、代わりに少し見栄えのする弁当とビールを配るアイデアだが、密を避けることを口実に、会費の払い戻しみたいなことになる。その代わり、会員は平等に恩恵を受ける。私自身、宴会は好きではないのである意味「コロナ様々」だ。宴会になると飲む人は喜ぶが酔興も出て事務方は迷惑。後は担当家事の洗濯、四十九日までの読経。30分弱かかるので女房は「お経をあげてくれるだけでもありがたい」そうだ。夕方、彼女は忙しい。夕食の準備に自閉君の相手、お経なんぞ強制されたら香炉をひっくり返し兼ねない。私は決して熱心な門徒ではない。極楽浄土なんぞあるものか、と思っているが、ないという証明も出来ない。御文章によれば、「信じて疑うべからず」とある。鎌倉時代はそれですんだのだろうが、理屈をこねる私は「諸事、疑うべし」「根拠のない言質に乗るな」がモットー。そして今、根拠の薄い体重減という現実に喜ぶべきか、悩むべきか・・・ただ入院前ほど飯が食えなくなったのは確かだ。昼食に25分かかる。
2020年12月28日
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入院前に70kgから2kgばかり減っていたが入院後基礎代謝分くらいしか食べなかった所為か、更に2kg減った。帰宅後(ったってまだ1日だが)女房の誘いでアイスクリームだの果物など食べているが、消費するエネルギーとつり合っているということだろうか?変わったことといえば食事の時間が長くなったこと。噛む時間と回数を(数えている訳じゃないが)増やして、冷やご飯が口の中でどろどろになるくらい噛む訳だ。幸い唾液の分泌は人より多そう。藩がわきになったような冷やご飯は口当たりも悪いが、砕いて軟らかくする。どうもこの作業で食べることに飽きてくるような神経が働くような気がする。学生の頃は62kgくらいなものだったんでまだ先は長いが、いつまで保持できるか。痩せればいいというものでもなかろうが、下腹が出ていないのはまあまあ標準的な体型ということだろうか。何かの理由をつけて入院するのがひょっとしたらダイエットの近道かも。
2020年12月27日
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事の始まりは定期検診で便潜血がひっかかったことである。要精密検査ということで大腸内視鏡を受診したらポリープが3つほど見つかり、取ってもらったのだが、突然人の動きが慌ただしくなり、別の医師が入ってきた。「ああ、これでわかるんだな」と言う声だけが聞こえ、後はぼそぼそと聞き取れなくなった。「何か悪いものが見つかったのかな」実は弟が大腸ガンで8年ほど前に亡くなっている。同じ大腸ということで気味が悪い。結果を聞きに2週間ほどして行くと「前回とり切れなかった平たくて大きなポリープがあります。とっておいた方がいいと思うので入院して下さい」「前回とったものは全て良性のものでした」と言う話である。この時点で手術を申し込んだのには実は裏がある。ガン保険と療養保険にはいっていて、何がしかの収入にはなる。この年になって全身どこにもDNAのミスコピーがないなんてまず考えられない。30年以上払い続けてきた保険料の回収が出来るのもいいや、という経済的な裏付けがまずあった。そして分子生物学をかじったものとしても興味もあった。「ガンとはなんぞや」である。ところが手術の5日前に母親が突然亡くなった。老衰だが、比較的体力があったと思うが、あっけなかった。葬儀を済ませ、翌々日に入院。左手に点滴用の針を刺され、麻酔を入れられたらいちころである。気がついた時は病室のベッドだったが、はぎ取る際に大腸に穴が開いたという。穿孔である。もともと3mmほどしか大腸の壁はないらしい。そこの組織を電気メスで焼きながらはぎ取って行く訳だ。ちょっと深く切ったら穴が開くのは当然。そのリスクは承知の上で手術に同意した訳だが、穴が開いたのをふさぐ手術はまた別の同意書が必要で、女房と娘は振り回されたそうだ。それだけ時間もかかり、「なんでこんなに寒いんだ」と私は布団を2枚かけてもらった。手術室は冬にも冷房なんだそうだ。それはともかく、穴がふさがるまで食事は出来ない。100時間ばかり点滴生活である。トイレには行けるが、閉口したのは腸壁は常に入れ替わり、新しいのが出来る分古井組織は剥げて行き、これが直腸に溜まる。この感覚が、ガスが溜まった時と全く同じなのである。おならをしたら実弾がでる可能性が常にある訳で、実際失敗した。「便の状態はどうでしたか?」を常に聞かれるが、この病院のトイレ、便器が旧式なのか排泄した途端に奥に沈んで観察も出来ない。「異常があったら言って下さい」とも言われるが、食べ物のカスのはいっていない便なんて見たことがない。経験値が全くない訳だ。それを人にどう説明する?切れ痔なら分かるが、初めてみて、しかもまともな観察が出来ないものの表現の仕方があれば教えて欲しい。そして手術後初めて口に入れた重湯の甘さといったらなかった。「こんなうまいものが世の中にあったのか!」空腹は最高の調味料である。尤も、点滴が長くなると腹は減っているのに空腹感があまりないというけったいな気分であった。そして病理検査の結果を聞く。果たしてガンであった。大腸は4層の構造を持ち、中から2層にガンがあるのはステージ0で、切り取ってしまえばそれまで。その次の層には血管やリンパが流れており、ここにガンが進むと転移が起きて行くという。私の場合、0.1mm手前までガンが進んでいたそうだ。そこまで聞いていたら仮に穿孔したらその時の対応(止血)をしてくれればいいから取ってくれといっただろう。こういう手術の前にはリスクを全部出してもらい、プログラムを書くように打ち合わせしたいものだと思った。それにしても扁平な見にくいポリープに気付いてくれた医師には感謝の言葉もない。
2020年12月26日
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昨日夕方になって急に冷え込んできた気がした。膝元まで寒くて、掛け布団2枚目を昼間は足元にたたんでいるのだがかけ直した。ちょうどそこに看護師が回診にやってきたので「今日は随分寒いようですね」と話すと、「寒いといえば寒いね」とエアコンのコントローラーをチェックに行って「何?暖房入ってへんやないの、ごめんごめん」 数字が22となっているのでてっきり入っていると思っていたがさにあらず、私が入室してからも1週間、暖気はほかの部屋から頂いていたのだった。緑のパイロットが点灯して運転が始まったが、気温が上がってきたのは数時間後布団を蹴飛ばしている自分に気がついてのこと。 何とものんびりした話だが瀬戸内だから笑える話だろう。データログに室温も記録しておいて欲しいものだが、4人部屋の誰も気が付かなかったのもどうなんだ?
2020年12月25日
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昨夜「悪役」を引っ張り出した困ったおじさん、生活習慣も相当問題がありそうだ。一日のかなりの時間いびきを書いて眠っている。主治医には「口が乾いて困る」と苦情を言うがそれより先にすることがありそうな。 そして看護師を驚かせたのが点滴用のチューブを「邪魔だ」と引き抜き、尿カテーテルで採っている尿サンプルを「邪魔だ」と捨ててしまった。見えない体の中の情報を伝えてくれる貴重なサンプルと私は解するが、彼はだいぶ時間を損したことだろう。しかもこれを深夜にやってくれるから目を覚まされたこっちはいい迷惑だ。 私の方は順調に食事回復も進む。念願の点滴用のコックもとられ、やっとコードレス生活に別れを告げることが出来た。少し前に「コードブルー」というドラマがあったけれど私にとっては「CODE BLUE」というより「CORD BLUE」だった。 晴れて今日からはシャワー自由である。よりによって冷え込んだ日に! そして理学療法士から「ベッドと一体化しないように少し運動して下さい」とアドバイスを受けた。 課題は病院の回廊1周を1分間で6セット、なかなかやってくれる病院だ。 まあ私にとってはいいリハビリだが。
2020年12月24日
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地域の基幹病院ということもあろうが毎日部屋のメンバーは入れ替わる。ベッド稼働率が高くてよく稼いでいるということかもしれないが、色んな人が色んな病気でやってくる。 「手術後なので明日の朝まで動いてはいけない」と言われた人が「トイレはどうするんだ」と聞いていると言うよりは怒っているような口調。べッドでできるように用意します」「こんなところでは出来ない」「ドクターにそう言われてますから」 しばらくして「なにかありましたか?」と別の看護師がやってきた。同じ話をしている。はいそうですかと聞き、少し待ってくださいと言ってなかなか戻ってこない。 今度はえらく冷たい受け答えをする人がやってきた。「ダメです」「婦長を呼んでくれ」「いません」という具合で、けんもほろろ。 その後何人かが来て色々と優しいアドバイスをして一応おさまった。彼としてはトイレに行って用を足したかったのだろうが、どうもヒエラルキー構造が染み付いている御仁らしい。 結局流れを見れば「一度怒らせといて軟着陸させる」という扱いにくい客の捌き方に則っている。どうかすると接客業より技術は上かも。チームプレーだ。 このシーズンのマスク姿、顔なんか次まで覚えているわけが無い。
2020年12月23日
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まる4日点滴だけの生活は大変である。チューブに繋がれてトイレもシャワーもままならない。手術直後はさらにケーブルの短い心臓のモニタケーブルのおかげで寝返りを打つにも苦労する。そしてものを食べられないのがストレス!隣からいい匂いがしてきたら奪い取ってやろうかという野良犬的心境になってくる。 術後初めての食事は重湯、ポタージュスープ風味のパック、ミックスジュース風味の飲料と、普段なら鼻もひっかけないようなものだったが、これの美味いこと!!甘露というのはこういうものを言うのだろうかと思った。それが2食目になるともう「具がない」とか不満に思いはじめるから困ったもんだ。 そして経口食が通るようになるといよいよコードレスになる。気分が軽快になる。着替えも簡単。レンタルの病院着とはいえ、筒袖だからチューブが付いていたら着替えはできない。ファスナーででも袖が開く構造なら、喜ぶ人もあるだろうか。
2020年12月22日
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入院6日目になると自分のこと以外にも見えてくることがある。 毎晩「たすけて~たすけて~」と言う気味の良くない声が聞こえてくる。給茶機がナースステーションの横にあり、お茶を貰いに行くとナースステーションにこの患者がベッドのまま入れられているのが見えた。 察するに精神障害か知的障害を持った患者ではないかと思うが、深夜の業務をしながらの対応だろう。仕事とはいえ相当の使命感が必要だろうと思う。 折からコロナの重症患者の増加で医療崩壊が危ぶまれ、政府は医療従事者に特別手当手を出すとか言っているが、何より現場に足りないのは人手だろう。緊張しながらの長時間勤務はカネでは解決できない。かつて日本医師会だったか、「医者過剰」になると言って医学部定員を抑制にかかったことがある。医者過剰でカルテルが組めなくなるなら市場原理に任せてヤブ医者が潰れるのを待てばよかろう。全ての産業はそれに付き合ってきた。 娘も医療関係で働くが、病院の求人広告を見て「ここ給料いいなあ」「なら転職考えるか?」「いや、仕事はチームでするもんや。スタッフの具合もわからんのにそんな軽率なことできへん」いい職場に居るようである。
2020年12月21日
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ahamoとやらが打ち出した月額2980円で20GBと制限付きの音声通話だが、普段WiFiを光回線からとって、モバイルは500MB/月にしている私にとってはほとんど天文学的数字だった。 さて、入院中は服薬と検査以外は全くすることがない。ネットサーフィンも結構文字の読み取りで疲れるものだ。NHK+の契約があるのでそっちを見たらこれはこれで楽しめる。頭も使わない。1時間弱視聴して、どのくらい通信量を食ったのか調べてみると2GBほど使っていた。実に4ヶ月分である。 長期契約でサービスの通信容量を貰っているのですぐにどうこうはないけれど、これがモバイル機器の現実なのかもしれないなと思った次第。 出先で動画を見たら時間にもよるだろうが20GBくらいはいってしまうのかもしれない。 昭和生まれの感覚じゃないな。
2020年12月20日
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大腸の穿孔があったので点滴で栄養を摂る日が続く。尿や排便の陽数調べられていて「変わったことがあれば言ってくださいね」と言われるが水しか飲んでいない時の便がいかなるものか見当がつかない。排便の度に見てもらうしかしょうがない。 幸い正常範囲だそうだが血が混じっているようなのは切れ痔の時ぐらいなもの。再々見る訳では無い。 消化管を通るのは現在水だけ。大腸で水を吸収するのは理科で習ったが、全部絞りとるわけでは無さそうだ。直腸に溜まっていき便意を感じるのだがこの感触がガスとそっくり。何度かやらかしたら漏れていたのである。 もちろん病院では「常識」らしいが患者にとっては「重大失禁」だ。何が起こるかわからない。ガスと思ってもトイレに行くのが望ましい。
2020年12月19日
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歯医者は別にして麻酔と言うものを使われたのが「初」。点滴に薬液を入れられた途端記憶がなくなり気がついたらベッドに寝ていた。 痛くもなんともない。程なく主治医がやって来て「ポリープは全部取りましたが索孔ができたので閉じました。」 要は大腸壁を削り過ぎたという事だがこれはリスクとして言われていたことだ。大腸は小腸よりも壁が薄く当然起こりうることだ。 正直に報告してもらうほうがいい。が、それでしばらく絶食である。他の患者に食事やお茶が届くのに自分に無いのは情けないものである。 トイレに行きたいと言ったら点滴のスタンドに掴まって一緒に行きましょうと男性看護師。そんな必要あるものかと思ったがこれが大間違い。掴まるどころかほとんど縋り付きだ。人間、ダメになるのはいたって簡単。 ところがまた3時間後となるとかなり達者に歩ける。やっぱり脳にきいているんだな。
2020年12月18日
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大腸の扁平ポリープ切除で明日から入院。葬式でへばった体を戻すには絶好の機会だが、気味悪くもある。医療保険にはいり、高額医療費の基準も下がったので(年金暮らしはこんなものらしい)まあ経済的な問題はないと思うが、なにせ体にメスを入れたことがない。4人兄弟、みな虫垂炎をやっているが私だけは未経験。そういえば女房も子供たちもやっていないから、そこからすると私以外は食い意地がよほど汚かったのではないだろうか。用意するものは洗面器、コップ、入浴や洗面用品に下着や上にはおるもの、スリッパ。この他にタブレットとスマホ。イヤホンも必要だ。寝間着やタオルはレンタルで出来る時代。入院先駆者の女房が揃えてくれた。あとS環があると便利だよというのがこの間出産をした娘の話。これも持ってきてくれるそうだ。娘が同じ病院の別の診療科で働いており、仲の良い薬剤師さんが色々情報をくれるのだそうである。しっかり保証人にもなっているので、あまり下衆なことは出来ない。通信関係の機器をしっかり揃えて、ネット三昧の1週間になるだろうか。
2020年12月15日
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親を見送る、などとかいて罰が当たったか、記事を書き上げた数時間後に死亡したとの電話がはいった。高齢だったので「もう長くはないな」と思っていたが、ものの数時間で死んでしまうとはまさに「無常の風」である。折からのコロナで面会禁止になっていたが、医者は「そろそろ」と感じていたのかも知れない。そこからはまことに疾風怒涛、遺体の引き取り、葬儀屋との打ち合わせと寺院の連絡に忙殺された。コロナ禍の今、親族葬で人数を減らし、密を避けることが流行しているが、従来自治会関係者がやってくれていた雑務はみな自分でやらなければならない。いきおい葬儀屋に丸投げとなり、費用がかさむ。かくて葬式費用は縮こまり、寺の倒産が増えるという悪循環。たぶん寺を持たない僧侶がこれから肉体労働者化して行くのではないか。しかしそれは次第に宗教集団ではなく芸人化して行くような気がする。喪主を務める者の最大の課題は挨拶。特に親類縁者ばかりとなると通り一遍の見本のような挨拶にはならない。母は特に年をとってから写真を撮らせたがらず、拒否の姿勢。「葬式の時に困るやないか」と脅しても聞かない。妹と探しだして30年も前の写真になった。「古い写真や」「わこうてええやないか」まあこの感覚も親族ならではだろう。笑って送られる母は幸せ者だ。挨拶で「母」では泣かないが、「お母ちゃん」というと泣いてしまった。原稿を持った手が震えだし、涙声での挨拶になった。母は94歳で逝った。それまでの最高記録は祖母の93歳。現在タイトルホルダーである。このことを告別式で話すと1年生になった孫が拍手をくれ、出席者は大笑い。心に残る通夜・告別式になった。
2020年12月14日
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コロナ禍で入院患者との面会は厳しく制限されている中、夜半に電話がかかり「少ししんどそうだが夜まではもつだろう」と母の容体が思わしくないということだったが、持ち直しているという担当看護師の言葉を聞いて安心していたら2時頃に再び電話がかかり「たった今亡くなりました」「おいでになりますか」と聞かれるが今更どうにもなるまい、行ったところで担当さんが深夜に過重労働を強いられるだけだと思い、「朝に行きます」と返事して7時まで横になったが、ほとんど眠れなかった。寺とも連絡をとったが「土日は法要が詰まっているので日月のスケジュールにしてもらえないか」とのこと。おかげで1日余裕が出来た。挨拶の原稿でも作ろうか。これも母のプレゼント?
2020年12月11日
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胃潰瘍で母が入院しているが病院から連絡があって見に行った。コロナ感染防止対策として面会を禁じられているのでほぼ半年ぶりに見る。酸素マスクをつけられ、呼吸も苦しそうだ。今朝方血圧が下がり、対応に追われたという。「先生からお話がありますので待ち合いで少しお待ち下さい」換気目的であろう、ガラス戸の開いた待合室で30分ばかり待たされた。「寒いでしょうから(母の)病室でお待ち下さい」心電計と血圧、呼吸数が表示されている。血圧100くらい、呼吸数は25くらいだ。ほどなく院長から声がかかり、容体の説明を受けた。「昨日から尿が出ていません」「肺に水が溜まって肺の機能は半分以下でしょう。寝たまま撮影しているので正確な水の量は分かりにくいですが」なにさま94歳である。積極的な薬剤投与は返って死期を早めるという。いよいよ別れの時が近づいてきたようだ。母は自分の母親(私にとっては祖母)の葬儀の後、「ある意味、ほっとしたよ。これでいつでも死ねるって。」と私に話したことがある。父が亡くなってもう20年が経つが、母にもその時が近づいてきたようだ。ひょっとしたら今日が生きている母を見る最後になるかも知れない。「私も来週手術を受けるのですが、退院まで持ちますかね、それとも手術を延ばしてもらうべきでしょうか」「私があなたの立場なら手術を受けます。これからどうなるか分からない中であなたのために準備が進んでいます。それを崩したら次がいつになるか分からないですよ」確かにコロナで一般診療を止めている病院が出てきている。親の葬儀よりも自分の健康を守る方が優先ですよ、と背中を押してもらった次第。うーん、生物の限界だ。退院まで待ってくれるだろうか。間に合わなかったら子供に頼るしかないな。
2020年12月10日
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先日の大腸検査で体重が2kg減った。「食道が胃になりかけている」症状があり、言われて見れば胸焼けすることもあったなと反省し、よく噛んで食べるようにした。どのくらい噛むかというと米飯が甘くなるくらい。私は母から「とにかくよだれの多い子だった」と言われてきたが、幸か不幸か、今でも唾液の分泌は多いようで、朝の短い読経の際に口の中に溜まってきて、ブレスがとりにくいほど。飲み込むと切れるので(別に切っちゃいけない規則はないが)喉に吸い込まないよう注意がそっちの方に行ってしまう。唾液には言うまでもなくアミラーゼがあり、デンプンを糖化する。で、パンでもほとんどお粥になるくらい噛む訳だ。「噛み飽きる」ほどでちょうど良いみたい。おかずも混ぜるので今までの3倍くらい時間がかかり、家族で一番食べる速度が遅くなった。ぽりーぷの切除の時に止血クリップを使うそうだが、繊維質が多いものが通るとこれが外れて出血すると脅されたが、当日の晩飯は何と八宝菜。よく噛んで食べ、これがクセになったようだ。そんな生活が20日ばかり。何と更に2kg近く減っているではないか。ドヤ顔で女房に話すと、「4kgまでは割と簡単、そこからが勝負よ」とのたまう。そうか、これからか!・・・・BMI 現在24。確かにこれからだ。
2020年12月09日
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老人クラブの会長をやっているが、年に2度墓掃除をやる。主な仕事は草刈りだ。村共有の土地に区画を決めて墓を配置してある。家によって子供を先に亡くしたりして複数の墓石を建てる家もある。夏は草が伸びるのが早いので老人クラブの分と自治会の分と2回設定してある。昔は母屋−新宅の関係で回っていたが、近ごろは農地が宅地化されて若い人ばかりがはいってくるので、その集団(隣保)に属する会員は当然墓を持たないから出てこない。そこで、その新興宅地にある公園の掃除をすることになったが、面積の割には会員が少ないので若い人に応援を求めた。幸い気安く引き受けてくれ、溝の落ち葉から植え込みの剪定くずの始末まで手際よくやってくれた。ハナミズキが大きくなっていたが、誰も切ろうとしないまま「誰かやってくれればいいのに」と、皆が思っていたらしい。枝が個人の家にはいらないように、気をつけながら剪定して行く間に低い植え込みの整枝もしてくれ、気持ちよく礼が言えた。こういう関係を続けて行きたいものだ。
2020年12月07日
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オリンパスのE-M10markllを使っているが、撮影モードが(というよりも露出モードと言うべきかな)色々ある。フィルム時代は絞り優先の自動露出だった(適当にシャッタースピードを決めてくれる)が、デジタルになるとどうにでもなるようになる。シャッター優先にしたり、カメラにお任せになったり。万願寺トウガラシを自動モード(カメラにお任せ)で撮ると夕方撮ったものだから夕日の黄色が影響して黄色くなってしまった。デジタルはすぐに結果が見られるのが何より良い。少し感じが違うので少し絞ってみた。少し暗くなったが、実際の色はむしろこんな感じだ。やはり手を加えることで再現の忠実度が変わる。フィルム時代は「焼いてみなきゃ分からない」時代で、時間もかかった。しかも鏡筒を回して絞りを動かすのではなくカメラのダイヤルを回してリアルタイムの撮影画像を見られる。少し明る過ぎる時もあるが、概ね満足できる。便利な世の中になった。まあ、カメラの提案に自分の意見を加えているのがプログラムモードと思っている。日陰になっているところのピーマンはこれが一番現実に近い色。光の加減が大事だ。レンズはズームレンズを50mmで使用。
2020年12月06日
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今日は東京が寒かったというが、兵庫県南部は太陽さえ出れば気温は上がる。温暖化の影響か何か分からないが、今だに夏野菜が露地でとれる。まずミニトマト結構色づいて、甘いのだ。そしてピーマン立派に緑色。こちらは秋どりのジャガイモ。12月にもなると地上部は黄色く枯れてくるのだが、まだぴんぴんして緑色の葉。まだ光合成の最中らしい。掘る気にならない。地上が枯れても芋は残る。よほど温かいのか。一方水仙も咲いている。うちの畑は季節不明。
2020年12月05日
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docomoの格安プランが発表された。20GBデータが使えて、5分以内の無料電話がついて月額2980円だという。政府から引き下げを要求すること自体、商行為には不適当だと思うが、このプラン自身は飛びつく人が相当ありそうな気がする。例えばネットの接続デバイスがスマホ1台である人。こう言う人は相当数いるんじゃないかと思う。私のような複数デバイスを使っていて、パソコンからもスマホからもタブレットも、と言う輩は既にwifiが家の中にあり、定額で光回線を利用するので外でのネット利用が少ない人はあまり魅力を感じなさそうに思う。むしろ小容量でいいからもっと安い方が良い。文字通信をやるならパソコンの方がちまちまキーボードのスマホよりも使いやすいと思っている世代だからだろうが、固定(有線)回線を有効に使うことで無線通信(電話回線)のトラフィックを減らすべきだと思っている。私はたぶん反応しないな。日本通信は更に1000円低い額を提示しているが、詳細がまだわからない。同じところに集中したら結局速度は下がるし。
2020年12月04日
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昨日からピロリ菌除去の薬を飲んでいるが、やはり思わぬ副作用が出てくる。軟便になるとか味覚がおかしくなるとかは聞いていたが、普段は朝7時すぎにトイレに行くが、だいたいこれ1度。ところが2日目にして夕方に催してくるようになった。日に2回。それだけでなく、腹の音がにぎやかである。「くー」「きゅー」「ぐー」「ぐるぐる」と言った具合で、聴診器をあてている訳ではないから必ずしも正確でないかも知れない。それに起因するのだろうが、ガスも頻発。どうもこの殺菌剤のおかげで菌叢が相当変わっているんじゃないかという気がする。ひょっとして一旦皆殺し?ならば幼児期に存在するというビフィドバクテリウムのヨーグルトを強化しておくかな。
2020年12月03日
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先の胃腸検査の結果を聞かされる。血液検査でピロリ菌抗体は規定の約10倍。確かに飼っているようだ。どこからやって来るのか分からないけれども、「除菌しておいた方がいいでしょう」と言う医師の勧めを断る理由はない。胃潰瘍や胃ガンのトリガーにもなるそうなので。「結果は2月の診断になります」投薬は1週間らしい。仮に残留していればその間に増殖してくるというところだろうか。そして腸。取ったポリープは3つ、全て良性だったそうだ。この時の検査で取れたのは直径20mm以下のものだが、上向部分に扁平で30mmほどあるのが見つかったという。ガンの場合、扁平で根が細い、キノコのような形をしたような腫瘍があるそうだ。こいつがそれである可能性もあるので、メスで切り取る手術をした方がいいという話。根元に生理食塩水を注入して膨れ上がらせ、電気メスで止血しながら切り、はぎ取って行くらしい。内視鏡につけられる道具(メス)は1つなので、事前に糸を通して反対側の壁から引っ張るような形に縫い付け、切除が済んだら糸を切って取りだすという現場ならではの生々しい話を聞かされた。どちらにしても入院が必要で、最悪の事態に備えて外科の協力が得られる日にすると言う。そんなこんなで16日から入院することになった。入院は高校生の時に交通事故に遭って以来なので実に50年ぶり。事前の検査でX線や心電図もとり、10時半から待たされて14時半までかかった。年をとったとは言え、あまりこう言う事態にはあいたくないが、まあ仕方のない部分でもあろう。合併症がないのがせめてもの幸いである。
2020年12月02日
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