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・シャンソン歌手「クミコ」のコンサート聴きにゆく 小雨にけむる有楽町まで・曲ひとつに人生ストーリィが組まれいて こころの襞を広げられ聴く・寂しいよ哀しいよ辛いよだけど人生は 楽しいものだと歌うよ「クミコ」・仕舞いいるこころの風車を回す風に 出逢いたる気がして 捨てたもんじゃない・観客は老若男女の長蛇の列 シャンソンの語りに重ねる人生・微動だにせぬまま聴きいる20曲 生命讃歌に終わらぬ拍手・こつこつと働き経費を捻出し また聴きにゆかん 魂の歌を・地下鉄を出ずれば小雨は止まぬまま 如月の大地を潤すがに
2006年04月23日
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・機内より眺めし雲上の紅(くれない)を 来世に近き場所とも思いぬ・雲上に富士山のいただき見下ろして 旋回するは 神の領域・風雪の四月の岩木山八合目 旅の記念にこゝろのフィルムに・久々の休日にゆるりと街ゆけば 耳元を過ぎる風のささやき・何を愛して生きて来たかと風の問う 答えを探して狼狽え戸惑う・過ぎてゆく風は逝きたる人々の 叱咤激励 厳しくも優し・いつの日かわれもまた確かに風となる 愛しき人等を包める春風(かぜ)に・ゆるゆると時間(とき)の流れる静けさが 昨日の煩悩を鎮めておりぬ
2006年04月22日
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・弘前の桜はいまだ蕾みなる 探せども開花は一輪だになし・老木に挿し木の技術が功を奏すと タクシードライバーの解説の語り・桜木の長寿を支えしはリンゴ師の 剪定の技術の功労有りと・看護学を学びし日々の寮生活 三年の記憶弘前の街並・岩木山眺むれば父のごと雄々し 語らいみれば母のごと優し・路線バス春スキーバスと乗り継ぎて 岩木山八合目の雪山を踏む・岩木山の八合目はいまだ雪の中 麓の弘前は桜膨らむに・躍動するいのちを確かむ雪山の 表層を舞う粉雪の群れ・一瞬の偶然が永久(とわ)の必然に 繋がる確かさ 来し方を思えば
2006年04月16日
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・此れの世にたった一人の姪なれば 中学入学姿を見にゆく・中央線の神田川添いの桜木が 葉桜混じりの満開を誇る・われの背をはるかに超えたる姪なれど あどけなき笑みは幼子のまんま・わが瞳(まなこ)を通して見ているちちははの 祝いの想いと一体となる・妹にもわれにもそして亡き母にも 似たる面差しの姪は十二歳・育ちゆく姪の未来と我が残生 シーソーのごと自然の摂理・継がれゆくいのち愛おしく姪を見る 翔けゆけ未来に 我らを超えて
2006年04月07日
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・いよいよに待ちこがれたる春くれば 桜を愛でん飽くほどまでに・見上げれば淡き装いの桜花 つつましやかに気品漂い・風雪の時期にも咲く日をひたすらに 信じて待ち来し桜 さくら・いくたびも胸ときめかせ眺めいる 早咲きの桜 初恋のごと・訣れあれば出逢いもありてこの春は 早咲きの桜にいのち華やぐ・胸底に淀みしおどろおどろしきものを ピュアに昇華させ 桜花満開・恨みなどなべて払拭しゼロとせん あなたもわたしも有限の生命(いのち)・汝が傍に添い立ち桜を愛でる日の 来ぬまま今年も卯月を見送る・桜花ひらひら舞い降り染めてゆく 大地を こころを やすらぎ色に
2006年04月04日
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