浜学園・日能研等を利用しながら名古屋から超難関合格を目指すには・・・
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ご要望があり、関西と関東の入試傾向の違いについて私見ではありますが、書かせていただきます。関西系の進学塾の中には、算数の授業数が他の教科の2倍近く実施される場合があります。そのため関西の受験は関東に比較して「算数重視」といわれることがよくあります。しかし、私自身はそれほど大きな違いは感じていません。得点配分を見た場合も「桜蔭」などの関東の名門校と「神戸女学院」「洛南」などの関西の名門校と大きな違いはありません。また、問題のレベルを見ても、合格に必要な水準については大きな違いは感じません。ただ、関西の入試の場合、算数の「問題数」が関東に比べ非常に多いことは確かだと思います。関西の入試では算数を二日実施する学校もあり、一日で終了する学校でも大問で7~8問で小問の数が多い学校も珍しくありません。そのため、スピードを意識した指導をしていることも確かです。問題数が多いため、出題範囲にも若干の違いを感じます。そのため、関東や東海地方で地元の学校を意識した指導を受けていると浜学園などの模試を受けた場合に、解いたことのない問題に遭遇し、普段の力を発揮できない生徒をよくみかけます。解決策としては、まず「過去問」を解いてみる事だと思います。そして、範囲等の違いを感じられるようであれば、「関西」ローカルの問題集を購入されることをお勧めいたします。近畿では「英俊社」から「近畿の中学入試問題」という近畿での2年分の入試問題を集めて、ジャンル別に編集した問題集があります。セブンイレブンでも購入できるので、他地域から受験される方はこの問題集を購入されるべきだと思います。私の住んでいる東海地方では「流水算」「時計算」「N進法」「整数」などはあまり時間を取らない塾が多いのですが、関西系はこれらの範囲もレベルの高い問題が出題されるため十分に時間を取って強化する必要があります。もし、関東でも同様のことがあるのであれば、同様の対策が必要だと思います。しかし、フェリス・桜蔭・女学院・共和・白百合等の問題を見る限りレベル的な違いは感じません。男子と違い、女子の場合は関東の方が難しいのでは? と思うことすらあります。洛南などの過去問を解かれると、やたらレベルの高い問題が出題されるケースがありますが、合格水準を考えると、解く必要のない問題です。関西は出題数が多い学校があるので、過去問を解く場合にも、合格水準を考えながら「捨て問」を意識しながら「必要性」を判断する必要があります。あと、社会の問題ですが、関東では地元の情報に関する問題が他地域に比べて多く出題されているように感じます。そのため、西日本の地理を若干重視し、勉強した方がよいかもしれません。この点はあくまで「推測」「私見」にすぎません。志望校の過去問をご覧になった上で判断されることをお薦めいたします。関西の塾では校舎ごとに地元有名校専用の講座が設けられることが多く、そこで傾向別の対策が練られています。関西系の塾とはいえ、関東にある校舎ではその点につき疑問があります。授業内容を十分にご確認の上、受講されることをお薦めします。徒然なるままに書き連ねてしまいました。ご参考になれば幸いです。
2009.06.24
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