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2006.10.05
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 飛行機を見分けるときの最も重要なポイントは、飛行機の心臓ともいえるエンジンの個数と、取り付け位置です。飛行機のエンジンは筒のような形をしていますから、まずその筒が飛行機のどこに、いくつ付いているかを探してください。

 一番特徴的なのは、JALの太陽マークがある垂直尾翼にエンジンが付いている機種です。これは全部で3基のエンジンをもつMD-11型機です。MD-11はDC-10の後継機で、主翼の先端に「ウィングレット」と呼ばれる小さな翼が付いていることで、DC-10と区別ができます。ともに座席数が300席ほどで、中型機に分類されます。

 次に、左右の主翼の下にエンジンが1基ずつ付いているのが、双発機と呼ばれる種類です。この双発機にはB737、B767、B777型機の3機種があります。このうちエンジン前面の吸い込み口がおむすび形をしているのがB737で、座席数100席ほどの小型機です。B767とB777は、いずれも中型機に分類されますが、ドアの大きさと、ドアが付いている位置で区別します。主翼の上の部分の胴体に、他より小さめのドアが付いているのがB767。同じ大きさのドアが片側に4つずつ付いているのがB777です。

 そして、主翼の下に片側2基、計4基のエンジンが付いている旅客機が「ジャンボ」の愛称でおなじみのB747型機になります。このB747には、「在来機」と呼ばれるB747-100、-200、-300と、最新のコンピュータが数多く搭載された「ハイテク機」B747-400があります。国際線の場合、B747-400には主翼にウィングレットが付いているので、それによって在来機と区別できますが、国内線ではウィングレットが付いていないので、見分け方が難しくなります。
 エンジンの型でも区別できますが、もう少し簡単に見分けるコツをお教えすると、前から2番目のドアの下にオレンジのラインがあるのがB747-400です。

 日本航空では、私たち整備士はもとより、お客様にも飛行機に愛着をもっていただけるよう、MD-11型機を「J-BIRD」、B737型機を「フラワージェット」、B777型機を「スタージェット」と呼び、さらに1機ずつに、それぞれ鳥、花、星座の1等星の名前を付けています。今度のフライトで、皆さんを目的地までお連れする飛行機に名前が付いていたら、ぜひ名前を呼んであげてくださいね。

文=足原 靖(日本航空羽田整備工場)





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最終更新日  2006.10.05 07:55:59
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