わたしのブログへようこそ

わたしのブログへようこそ

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

TAKA1403

TAKA1403

カレンダー

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

お気に入りブログ

まだ登録されていません
2009.02.26
XML
カテゴリ: 「京」ものがたり
「ちょっと言いたくなる京都通」として奥深い京都の良さや
京都の人も知らない情報などをおりまぜながら、
わかりやすく紐解いていきたいと思います。
ぜひ身近に京都を感じてください。

それでは、今回のテーマは格式高く、なかなか上がることが難しいのでは!?
と思われている『花街』について、じっくりとお話したいと思います。

本日のおしながき
・舞妓はん、芸妓はんの誕生話。
 舞妓・芸妓はここからお生まれやしてん。

・舞妓としてのデビューはドキドキですのんや。

■ 舞妓はん、芸妓はんの誕生話。舞妓・芸妓はここからお生まれやしてん。
舞妓・芸妓は、今からさかのぼること約300年程前の江戸時代に、神社仏閣に参詣する人や旅人にお茶をふる舞っていた水茶屋から生まれました。そこで神社仏閣に参詣する人や旅人にお茶やだんごを運んでいた「茶汲女(ちゃくみおんな)」が、歌を聴かせたり舞を舞ったりしたのが、舞妓・芸妓のはじまりといわれています。

そのうちお茶やだんごだけだったのが、お酒や料理がメニューに加わり、茶汲女たちも歌舞伎の芝居をまねたりして、三味線や舞踊を披露するようになったとか。
そこから現在の舞妓はん、芸妓はんが生まれたんですねえ。
ちなみに関西では「舞妓」と呼ばれていますが、関東では「半玉(はんぎょく)」と呼ばれています。

祇園がもっとも栄えた19世紀初頭はお茶屋700軒、芸妓・舞妓が3,000人ほどいたといわれています。
しかし今では80軒から90軒ほどで、芸妓・舞妓合わせても100人ほどになってしまったとか。
そんな貴重な存在だからこそ、お茶屋に足を運びたくなるのかもしれません。

■ 置屋で一生懸命修行しますねん。
さて、まずは「舞妓」と「芸妓」の違いですが、芸妓になる前の修練期間を「舞妓」と呼びます。よっていきなり芸妓にはなれません。


しかも芸事だけでなく、人への気配りや機転、話題の豊富さなど接客業としての基本中の基本をみっちりと体に叩き込まなくてはなりません。それにはたゆまぬ努力が必要なんです。
まさにお客は、その努力に対し高いお金を払っているといっても過言ではないわけです。
そんな努力を重ねて、長年の修行を積んできた芸妓はいわば生きた伝統文化。 その魅力をどう引き出すか、どう楽しむかは、お客の手腕にもかかっています。しかし、残念ながらそんな『粋(いき)』をわかるお客も減りつつあるとか。

お客が舞妓や芸妓を育てていくものだという方もいるこの世界では、他のお店では味わえない、お客と舞妓や芸妓との両者間で、
目に見えない真剣勝負がそこであるのだろうと思います。


舞妓になる第一条件が、当然ながら舞の仕上がり。
仕込みの期間は約1年といわれていますが、できによっては2年ほどかかることもあるそうで、舞のお師匠さんが認めないかぎり、舞妓にはなれない厳しい世界です。

舞妓になる準備がはじまると、引いてもらう(後見人になってもらう)お姉さん芸妓を決めます。そしてその芸妓の名前の一字をもらって、自分の名前を決めるんです。後見人と名前が決まれば、デビューの『見世出し(みせだし)』を待つばかり。
まさに、楽しみであり、不安でありのドキドキワクワクの時期です。
見世出しの日が決まると、それまでにお座敷での実地研修を受ける研修期間が約一カ月間あります。
いわゆる自動車免許の路上教習みたいなものです。
お姉さん舞妓や芸妓と一緒にお座敷に上がり、雑用をしながらお客とお座敷の雰囲気に慣れていくわけですね。

そして晴れて見世出しの日、男衆(おとこし)の晩酌でお姉さん芸妓と固めの盃を交わし、組合に登録を済ませ正式に舞妓となります。
最初はお姉さん芸妓と一緒に行動しますが、ひとりでお座敷に出ることも当然あります。
不安いっぱいで今にも泣き出しそうな舞妓を見ていると、実は本人よりもお客の方がドキドキしてしまいそうですね。


美しい古都に思いを馳せつつ、おいしいお茶を飲みながら
    はんなりとした時間を過ごしてみませんか。

宇治茶 伊藤 久右衛門





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.02.26 08:18:39
コメント(0) | コメントを書く
[「京」ものがたり] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: