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2009.03.12
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カテゴリ: 「京」ものがたり
「ちょっと言いたくなる京都通」として奥深い京都の良さや
京都の人も知らない情報などをおりまぜながら、
わかりやすく紐解いていきたいと思います。
ぜひ身近に京都を感じてください。

京都は嵯峨嵐山にある清涼寺では3月15日、『大文字送り火』に並ぶ京都三大火祭りの一つ
『お松明式』が行われます。

涅槃会大法要であるこの日、境内では「嵯峨大念仏狂言」が演じられ、
自由に鑑賞することができます。

そして夜の20時になると読経が始まり、高さ約7mもの大松明を勢いよく燃え上がらせ、


京都にお越しの際には、ぜひご覧ください。

それでは、今回のテーマも格式高く、なかなか上がることが難しいのでは!?
と思われている『花街』について、続きをじっくりとお話したいと思います。

本日のおしながき
・厳しいしきたりや伝統。
 舞妓はんになる前は「仕込みさん」どす。
・着物や髪型にも、しきたりがありますねん。
・舞妓から芸妓に。感動もんどす。

■ 厳しいしきたりや伝統。舞妓はんになる前は「仕込みさん」どす。
お茶屋が、タレント(舞妓・芸妓)を手配する「芸能プロダクション」だとすれば、置屋はタレントを育てる「所属事務所」といったところですね。
置屋は、ひとりの少女が一人前の芸妓になるまで、着物代や食事代、お稽古代やおこづかいなどすべての費用を負担することになります。そのかわり、一人前の芸妓になるまでは無給。


置屋では、舞妓になるまでの仕込みの時期に、言葉や立ち居振る舞いなどのしつけ、舞などの基本的なことを身につけさせます。これが及第点に達して、お許しがでるとやっと舞妓になれる。
しかしその仕込みがかなり厳しくて、途中で挫折する子たちも多いのだとか。

舞を習うお師匠さんのところには、一般の方も習いにきていますが、稽古の質はまったく違います。
何倍ものできを要求されるのでかなり厳しい。
しかも午前中はお稽古、それが終われば置屋での用事、夕方からはお姉さん舞妓の支度の手伝い、深夜からは仕事を終えたお姉さん舞妓の世話と、仕込みの一日は特急のような速さで過ぎていきます。


■ 着物や髪型にも、しきたりがありますねん。
舞妓の髪型は、舞妓としての経験年数や成長度合いによって変わります。年の若い舞妓は、『割れしのぶ』と呼ばれる髪型で、真ん丸の髷がかわいい髪型です。お姉さん舞妓になると『おふく』といって、少し落ち着いた感じになります。
若い舞妓は、着物もかんざしも四季折々の華やかなものが多いのですが、芸妓になる時期に近づくにつれて、着物もかんざしもシンプルで落ち着いたものになっていきます。また半衿も華やかな赤い衿から白の半衿へと変わり、さらに芸妓らしくなってきます。

これらの儀式も、昔は特定の旦那さんがついた時でしたが、今では適当な年令がきた時に、おこなわれているようです。
芸妓になると、自分の髪を結うのではなくかつらをかぶります。
どんな幼い芸妓でも女性として必要な、洗練された気品を醸し出すことができるためといいます。
また、お座敷で踊る場合、役柄によって髪型をかえなければならないため、かつらの方が合理的だという理由もあるようです。
舞妓や若い芸妓は、裾引きという裾の長い着物を着ますが、外出するときは裾を必ず左手で持ちます。
左手で持つことで男性の手が入りにくくなり、「芸は売っても身持ちは堅い」 ということを暗示しているそうです。

■ 舞妓から芸妓に。感動もんどす。
舞妓から芸妓になる時には、「衿替え」というしきたりがあります。舞妓が赤縮緬の衿であるのを、芸妓の白の衿に替えるというもの。このころになると、舞妓も将来の身の振り方を考えなければなりません。
というのも、年季をつとめたら、この世界に残るか、違う道へ進むか、はたまた結婚するかなどなど。
結婚する場合は、舞妓・芸妓をやめるのがしきたり。年頃の女の子が悩むのは当然ですね。

お茶屋に残ることが決まると「衿替え」の日取りが決まり、半月程前から「先笄(さっこう)」という髪に結い上げます。 衿替え当日、置屋には舞妓や姉芸妓、仲人や見習い茶屋の女将もぞくぞくと登場して、見世出しと同じように祝膳に向かいます。
そのとき女将たちから「長い間、ようしんぼうしはったなあ」とねぎらいの言葉をかけられると、仕込みや舞妓時代の苦労や嬉しかったことなどがどっと押し寄せてきて、感涙とまらぬ妓たちが多いそうです。
そして涙がおさまれば、切り火を背に置屋を出て挨拶回り。しかし今度は姉芸妓はつかず1人で歩きます。
こうして立派な芸妓として旅立っていくのでしょうね。


美しい古都に思いを馳せつつ、おいしいお茶を飲みながら
    はんなりとした時間を過ごしてみませんか。

宇治茶 伊藤 久右衛門





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最終更新日  2009.03.12 08:33:56
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