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2009.06.25
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カテゴリ: 趣味・趣向 関係
「まぼろしの薩摩切子」展


その薩摩切子展が今、神戸市立博物館で開催されています。
私も魅力に引かれて鑑賞してまいりました、是非皆様方にもご鑑賞いただきたくお薦めいします。
 薩摩切子は色が見事です、見事なぼかしが特徴でもあります。グラデーションの美しさには思わず見入ってしまいました。
 切子というのは、カットグラスの事を意味しています。弘化3年(1846年)第10代薩摩藩主(27代当主)島津斉興が始めた薩摩のガラス製造は、次代の斉彬の代になって飛躍的な成長を遂げたと言われます。西洋科学の積極的な導入を図った鹿児島の工場で、鎖国体制の中、蘭学から得たと言う知識を生かしイギリスやボヘミアのガラスなどを参考にして、薩摩切子は製作されたのです。しかし、斉彬が急逝した為、また、文久3年(1863年)の薩英戦争で工場が破壊され、急速に衰退してしまったのです。
 切子は江戸時代の後期19世紀の始め頃から日本でも本格的に行われるようになりました。しかし、当時のカットは、欧米や現代の復元品に見られるような回転するグラインダーで切り、磨くのではなく、細長い鉄の棒に水で溶いた金剛砂を付けて根気よく分様を切り、さらに木の棒で磨きだしていくという気が遠くなるような方法であったそうです。
 その後、手彫り切子の製作に力を注いだのが薩摩藩でした。特に無色のガラスに紅・藍・紫などの色ガラスを厚く被せかけ、分様を彫りだしていく独自の色被せ切子を完成させたと言います。当時の薩摩切子は大変高価で数も少なく、現在ではまぼろしのガラス器となっているのです。NHK大河ドラマでおなじみの、天璋院篤姫もこよなく愛した至高のガラス工芸品です。

神戸市立博物館所蔵の薩摩切子「藍色被栓付瓶」を始め・サントリー美術館所蔵・鹿児島市立美術館所蔵・コーニングガラス美術館からの里帰り作品・徳川宗家に伝わるもの等々と必見の作品群です、ご趣味がおありの方々には是非ともご高覧下さい。


神戸市立博物館  〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 Tel078-391-0035

            新幹線「新神戸」で地下鉄山手線に乗り換え「三宮」下車
            神戸空港からポートライナーに乗り換え「三宮」下車
    開催期間  2009.6.13(土)~2009.8.30(日)





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最終更新日  2009.06.25 08:15:47
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