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2012.04.24
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カテゴリ: 「京」ものがたり
「ちょっと言いたくなる京都通」として奥深い京都の良さや
京都の人も知らない情報などをおりまぜながら、
わかりやすく紐解いていきたいと思います。
ぜひ身近に京都を感じてください。

今回のテーマは「京都の庭園」です。
・自然の風景が、そのまま凝縮された庭なんどす。
・自然への思いを、共有することができるんどす。

■  自然の風景が、そのまま凝縮された庭なんどす。
日本庭園の歴史はとても古く、文献上で残っているものだけでも千有余年の歴史をもっているといわれています。しかし発祥はいつの時代だったかなど、詳しいことは分かっていません。ですが、大陸や朝鮮半島から流入してきた高度な文化や宗教、哲学や先進技術とこれらの思想を背景としたデザインによって、日本独自の空間芸術「庭園」が造りだされたのは確かです。

自然の姿をそのまま模倣もしくは凝縮して表現している「自然風景式庭園」といわれ、その時代に思い描いていた人間の理想郷を、自然の素材を一切加工することなく抽象的に表現した庭といわれています。
この庭は、飛鳥・奈良時代には生まれていたそうです。

日本庭園は、自然環境と人工的につくられた環境のバランスが程よくとれており、まさに人の暮らし方と自然との調和の取れた空間であるといえるでしょう。ちなみに、風景式の日本庭園は大別して、庭園に築かれた人工の山により山水の景をより立体的に見せる役割のある「築山(つきやま)」。池泉も築山もなく平坦な庭園の「平庭(ひらにわ)」。
そして茶庭である「露地(ろじ)」の3つに分けられています。

■  自然への思いを、共有することができるんどす。
京都で庭園が造られるようになったのは、延暦13年(794年)の桓武天皇によって平安京遷都がなされた以降といわれています。この地は三方を美しい山に囲まれ、そこから作庭材料となる樹木や岩石、砂などが産出できたこと。
そして旧河川敷から湧き水などの清水に恵まれ、さらに沼や湿地が多いことで豊富な庭石を産したことから、作庭条件に恵まれた環境だったのでしょう。
また京都が長らくの間都であったことが、庭園文化の創造に大きく寄与しています。京都の庭園で最も多く見られるのが、中心に池を設ける「池泉庭園」。平安から鎌倉時代初期には池に舟を浮かべて鑑賞する
舟遊式が、鎌倉時代以降には池泉のまわりを歩きながら鑑賞する回遊式が多く造られました。

室町時代以降には、書院からゆったり眺める鑑賞式が生まれ、そこで誕生したのが「枯山水庭園」。枯山水とは実際の水を用いずに水流や池を表すもので、白砂を水に見立て石組を主体に表現している庭のこと。水利が悪く、面積の限られた空間に庭園を生み出すために必然的に生まれた形式です。自然風景を素直に模した池泉庭園と比べ、水を用いずに砂や玉石を用いて山水を抽象的に表現する手法は、目に見える形だけでなく、心で観るといった日本人ならではの美意識が凝縮しているともいえます。
1200年の歴史の間にさまざまな作庭家が集まり、山紫水明の美しさを最大限に活かして造られた京の名庭の数々。



美しい古都に思いを馳せつつ、おいしいお茶を飲みながら
    はんなりとした時間を過ごしてみませんか。

宇治茶 伊藤 久右衛門





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最終更新日  2012.04.24 08:10:30
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