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債権法が大幅に改正されたわけだけれど,施行される前は「施行されたら勉強するよ・・・。」と引き延ばし,施行されたらされたで「瑕疵担保責任の依頼が来たら勉強するよ・・・」と引き延ばしている弁護士はいるでしょうか?僕は実際そんなクチです。ちょいちょい,法律雑誌で改正債権法の要点なんかが紹介されているのだけれど,暇なときにそれを読むくらい。腰を据えてしっかり勉強というのを怠っていた。ので,この4連休,じっくり基本書から読もうかと思ったが,リハビリに軽い読み物を,と『改正民法のはなし』を読んだ。150頁くらいなので2周したが,感想を書いていこう。あまり内容に踏み込むと,法改正の感想になってしまうので,あくまでこれは『改正民法のはなし』の感想である。改正民法のはなし [ 内田 貴 ]まず,著者との思い出を語りたい。僕が内田民法を手に取ったのは,ロースクールに行ってからだ。学部時代は教科書指定されていた我妻民法やら有斐閣アルマなんかを使っていたように思う。内田民法にはいいところ,悪いところがあるだろうが,最大の特徴といえば「条文の並び順に記述されていない」,というところにあるだろう。ほかの我妻民法やら有斐閣アルマは条文の順に説明をしてくれたので自然に条文の並び順が頭に入ったが,内田民法はそうではない。普通は総論をやってから各論というのがセオリーだが,2巻で先に債権各論をやり,その後に3巻で債権総論を扱ったりする。条文の並び順が頭に入らないという点から,初心者には向かないんじゃないかな・・・。ただ,書いてある内容は非常に分かりやすく,中級者以上ならば非常に重宝することになると思う。だからこそ,僕は改正債権法の基本書として,内田民法を選んだわけだ。さて,肝心の内容だけどおおざっぱな目次は以下の通り。第1章 改正作業のはじまりと改正の思想第2章 消滅時効第3章 法定利率第4章 保証第5章 定型約款第6章 債権譲渡第7章 解除と危険負担第8章 瑕疵担保責任から債務不履行責任へ第9章 分りやすい民法ー総則編第10章 分りやすい民法ー債権編総論第11章 分りやすい民法ー契約総論第12章 分りやすい民法ー典型契約編おおまかに,挨拶程度の1章から,特に重要な時効,法定利率,約款等の目玉となるものを扱い,あとは簡単な紹介にとどめる・・・,という感じ。非常にメリハリをつけた構成といえるだろう。そういえば,内田民法では2巻で契約各論を,3巻で契約総論を扱っていたはずなのに,本書の構成だと10章~11章で総論を,11章で各論を使っていたりする。さすがに,内田民法で育っていない人へ配慮したのだろうか・・・。まあ,総論から各論の順で説明してくれた方がとっつきやすくはあるのだからこれでよいが。最大の見どころと言えば,内田先生は民法改正作業にも関与されていたからだが,その思い出話がそこかしこで語られるところだろう。法定利息が市場金利より高いかどうかの話が,いつの間にか逸失利益算定の中間利息控除の論点とからんだせいで,「議論がゆがんだ」(本書27頁)だとか,経済界の反応はどうだったとか,色々と書かれている。また,特に瑕疵担保責任について,「法律家は現状を変えることに反対することが多く,改正に際してはそのようなおかしなことが往々にして生じます」(本書84頁)とか,ボヤいている。この辺はしゃーないよ。僕ら弁護士は,最高裁が法定責任説だと言うから,必死に法定責任説で論文が書けるように訓練してきたのに,唐突に法定責任説をやめると言われたら,やったことが全て無駄になるんだもの・・・。僕は弁護士なので,どうしても現状からの変更については色々と考えてしまう。保証については弁護士会がかなりリードしたらしくが,根本的なところが変わるわけではなく,色々と要件を厳しくしたのは別にいいと思うのだ。ところが,瑕疵担保責任とか危険負担という,不合理な論点のトップ2について論文試験で血を吐く思いで理解不能な学説を頭にたたき込んだのにもかかわらず,「こんなん不合理だから改正しちゃいますわ-」とか言われたら,「あの勉強時間を返せ」,と言いたくもなるよ・・・。特に,危険負担はそのままやると常識外れな結論になってしまうため,受験生を苦しめたと思う。改正によって常識的な結論になるようになったのだが,ここの論点について内田先生は「揉める必要があった論点なのでしょうか」としたうえで,「過去の公表裁判例を見る限り,危険負担によって債務が消滅していることが決め手になって紛争が処理された事案は,私が探した限りでは1件もありません。旧534条の適用が争点になった事件もありません。」(本書79頁)とバッサリだ。本当に,僕が受験生のころに改正してもらえませんでしたかね・・・。その他,色々と読み物としても面白いし,だいたいの改正が頭に入った。このうえで,もう1回基本書を周回してみているのだが,これがなかなか楽しい。僕が勉強したころは書いてなかったネットバンキングの問題だとか,色々アップデートされている。これは法律改正の感想になっちゃうからたぶん書かないとは思うのだけれど。改正民法のはなし
2020.07.27
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車社会である田舎で弁護士をやっていると,酒気帯び運転における絶対の基準として,道路交通法で処罰される基準である「呼気1リットル中のアルコール濃度0.15ミリグラム以上で運転してはならない」というのを頭にたたき込むことになる(2020年時点)。以前は,0.25ミリグラムだったのが0.15ミリグラムになったということもあり,今後厳しくなるかも知れないが,現時点ではこうだ。つまり,呼気1リットル中のアルコール濃度が0.14ミリグラムであれば,道路交通法違反であるとしても,基準値以下なので免停にもならんし罰金もない,ということになる。だが,そうでもない,という事案があるので見ておく。最大10%オフクーポン取得可!先着順!送料無料 キリン 本麒麟(ほんきりん) 350ml×48本48缶(24本×2ケース販売) 1本あたり111.8円税別 麒麟 新ジャンル 第3の生 ビールテイスト 350缶 国産 缶 長S今回の事案は,こうだ(大阪高裁令和元年5月30日判例時報2444号20頁)。被告男性は,ある日の晩,自宅で少なくとも500ミリの缶ビール1本と焼酎の水割り3杯を飲んだ。その翌日,男性は午前8時半ころ,交通事故を起こしてしまったのだ。この事故で相手方が死亡したのも大変なことだが,自分自身も足に後遺症が残るケガをした。なお,事故の直後,警察署で飲酒検知をしたところ,呼気1リットルあたり0.06ミリのアルコールが検出されている。この事故について,被告男性は治療費約20万円,車両保険約190万円の合計210万円を保険会社から受け取っていたのだが,保険会社がこの金を返せ,と不当利得で訴えのが今回の事案である。この事件のポイントは,保険会社の免責条項,「酒気帯び運転をしていると保険金は払いませんよ」という条項が適用できるかどうかというところにある。時報の解説によると,酒気帯びと免責条項について,大きく2つの説があることになっている。①厳格説酒気を帯びていれば,事故との因果関係も問わず免責させる。②制限説政令の定める数値(呼気1リットルあたり0.15ミリ)以上が必要だとか,体内にアルコールを保有している等の認識が必要だとか,ある程度の制限を入れる。この事件について,保険会社は①の厳格説に,被告男性は,②の制限説に立ちつつ争ったのだが,神戸地裁も大阪高裁も,保険会社を勝訴させ,保険会社からの「支払った保険金を返せ」という主張を認めた。理由としては,「酒気帯び運転をしてはならないというのは社会全般の共通認識」であるとしたうえで,「免責条項にいう”酒気帯び運転”という言葉を文言どおりに解するのがであっ相当で,刑事罰の基準と同程度のアルコールを保有する状態で車両を運転する場合とか,酒気を帯びることにより正常な運転をすることができない恐れがある状態で車両を運転する場合などと限定的に解釈するのは相当とは言えない」と言っている。もっとも,大阪高裁は「運転者の責めに帰すことができない特別の理由がない限り」と留保をつけているので,多少のアルコールが検知されていても,なお保険金がもらえるケースはありえるのだろう。といっても,今回の事案は夜に酒を飲んで,翌日朝に事故を起こした,という事案である。お店で飲んで,そのまま車で帰るというような飲酒運転に比べればずいぶんと帰責性は低いような気がするが,これでもダメだというのであるから,どういう場合に「特別の理由」があることになるのか,疑問は尽きない。なお,この事案は上告されているようで,取下げなどなければ最高裁の判断も出そうではある。個人的な見解を言えば,ある程度の客観的な基準はあった方がいいのではないか,と思うところである。今回の事件で0.06ミリがダメだとなったけれど,この数値だけで判断されたわけではなく,見落としがあったので前方注視がおろそかであって,これはアルコールのためと考えられることなどが影響している。そうすると,同じ0.06ミリでも許される場合があるのかもしれないし,基準がいまひとつ分からないことになる。ある程度,客観的な基準はあっていいと思うのだが・・・。これだと0.01ミリグラムでもあったらダメだといもなりかねない。最近はどうか知らないが,僕が免許を取ったころには,道交法の基準を前提にビールをどれだけ飲むと,呼気1リットルあたり0.15ミリ以下になるのは何時間である,みたいな表を見せられたことがあった。たとえば,成人男性がビール500ミリリットル飲んだ場合,だいたい3時間くらいで呼気のアルコールは1リットルあたり0.15ミリ以下になるというの。なので,午後6時の乾杯だけ飲んで,午後10時くらいに解散したあと車で帰れば,道交法的には酒気帯び運転にならない可能性がある。ところが,今回の事件を前提に考えると,そういう行動はしない方がいい,ということになる。道交法のレベルで問題がなくても,事故ったときの保険金がもらえない可能性があるのだから・・・。※Twitterで,「0.15ミリ以下ならば道路交通法問題ない」との表記について,「それでも道交法の違反であり,刑罰が科されないだけです」とのご指摘があり,内容を訂正しております。間違いのないよう木をつけますが,今後ともよろしくお願いいたします。交通事故事件処理マニュアル補訂版 [ 永塚良知 ]
2020.07.22
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キン肉マンとともに返ってきた気がした日常生活ですが,またコロナの第二波がどうとかで戦々恐々とした日々ですが,皆さんいかがお過ごしでしょうか。キン肉マンですが,2か月ぶりの再会になったのだが,3回やって次はまた盆明けまで1月の休載・・・。気分が落ち込むけれど,それはそれとして感想など書いていこう。今週のキン肉マンは先週に引き続き説明回。神々の話もするけれど,メインはオメガの星の方だ。前回の感想でも,「オメガの星はどうするんだ?」と書いたものの,ちゃんとそこには手当がされている。もともと,アリステラたちは星を救うためにマグネット・パワーと友情パワーの秘密を求めてやってきたのだが,なんかうまくいきそうである。そんななか,今週で一番のシーンはこの,「へのつっぱりはいらんですよ!」だろう。キン肉マンといえばこれ,ともいえる名台詞。この台詞に対しては,「おおっ,言葉の意味はよく分からんが,とにかくすごい自信だ」と返すのがお約束なのだが,アリステラもちゃんとできている。きっと,地球に来る前にキン肉マンのことをしっかり研究してきたのだろう・・・。本来的にはギャグで,最近だとネメシス戦で強がるときに使った台詞なのだが,「細けぇことはいいんだよ!」という意味で使われるのは珍しい。たぶん,初めてかもしれない。(web版316話10頁。細けぇことはいいんだよ!)あと,肝心のオメガの星であるが,なんか地球の力を抽出する石臼を逆用すれば,超人の力を星に注入することもできるそうである。この石臼って,超人墓場で超人たちがぐるぐる回していた,アレだよね?最近だと,アビスマンが守っていたり,悪魔将軍が逆回しにしたことで超人墓場と地上をつないだやつ。そんな壮大な伏線が・・・。(web版316話15頁。それにしてもなぜ石臼の形にするのだ・・・?)突っ込みどころとしては,戦う前に説明してやれば良かったやないか。何人が死んだんだ,という話ではあるけれど。胸を杭で貫かれたけど生きてたマリキータマンとか,ズタボロになっていたゼブラが生きていたりとかで,もしかするとこのシリーズは誰も死んでいない可能性もあるんだけどね。意外と,首をはねられたティーパックマンなんかも,何事もなかったかのように復活する可能性だってある。あとは盆明けまで,のんびり待つとしようかな。
2020.07.13
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百田尚樹といえば,毀誉褒貶が激しく,ベストセラーを連発している作家ではあるが同時に裁判沙汰になった事件もある方でTwitterでは有名人である。かの文豪,アレクサンドル・デュマなんかも私生活は滅茶苦茶で裁判沙汰にはなっているわけなので,百田先生の評価は後世の歴史家に委ねるとして,『地上最強の男~世界ヘビー級チャンピオン列伝』の感想を書いていこう。地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝 [ 百田 尚樹 ]僕が本書を手に取ったきっかけは,書店でタイトルを見てである。なんとも訴求力あるタイトルではないか。僕も含めて,男として生まれたからには,誰だって一度は世界最強を夢見る。そうじゃない男なんかいない,と板垣恵介先生が刃牙の口を使って語っていますが,そのとおりである。これは手に取るしかないよね・・・。(板垣恵介『グラップラー刃牙』秋田書店より)さて,内容なのだけど,世界最強の男の代名詞,ボクシングヘビー級チャンピオンの事跡を紹介するというものだ。時期的には初代ヘビー級チャンピオン,ジョン・L・サリバンからモハメド・アリまでのチャンピオンの紹介になる。著者自身も,現代では総合格闘技の発達により,「もはやボクシングヘビー級チャンピオンが最強ではない」ということだ。この辺は,「いや,現代でもボクシングヘビー級チャンピオンが最強だ」という人もいるかも知れないが,そういうことにして話を進めていく。ところで,本書は「チャンピオン列伝」と銘打っていながら,厳密には列伝形式(伝記を書き連ねたもの)にはなっていない。編年体で,おおよそ時系列に沿って語られているし,全25章のうち,1章を使ってもらえるチャンピオンもいれば,第12章から15章の4章を与えられたジョー・ルイスみたいなのものいる。しかし,注目すべきはモハメド・アリだろう。彼は第20章から25章まで,6章を通じて主人公としての立場にある。ヘビー級チャンピオンの中にも,1度も防衛に成功していない者がいる反面,ジョー・ルイスのように25回もの防衛をし,11年間も王者であり続けた者もいるから軽重がでるのは当然なのだろうけれど。特に,著者はリアルタイムでモハメド・アリの試合を見ていたようで,思い入れの深さもあるのだろう。とてもチャンピオン全員の話をするわけにはいかないのだが,人種差別論について触れていきたい。ボクシングヘビー級チャンピオンには黒人が非常に多い。しかし,初代の黒人チャンピオンが登場するまでは,カラーラインと呼ばれる人種差別的な,事実上は白人チャンピオンが強力な黒人挑戦者を拒否する制度のためなかなか実現をしなかった。そして,黒人ボクサーはリングの上だけでなく,リング外も人種差別と偏見とも向き合わなければならなかった。向き合う,というのは戦った者もいるし,そうしなかった者もいる,ということだ。著者もこの人種差別の問題には感心があるようで,終章でジャック・ジョンソン,ジョー・ルイス,モハメド・アリの3人についてこう述べている。「筆者は敢えて断言する。この3人のチャンピオンこそが,アメリカにおける黒人の地位を変える存在であった,と。スポーツの一ジャンルに過ぎないボクシングのチャンピオンが,アメリカ社会を動かしたのだ。それは彼らが「地上最強の男」であったからだと,筆者は思う(本書498頁)黒人として初代チャンピオンになったジャック・ジョンソンの白人に牙をむく人生は破天荒で憧れるものがある。一方で,黒人でありながらアメリカ代表としてナチス側とされるのボクサーと戦い,勝利したジョー・ルイスの人生は色々考えさせられる。しかし,僕がこの3人の中で最高だと思うのは,モハメド・アリである。社会運動としては,個人的に白人社会に喧嘩をうったジャック・ジョンソンよりも上だろう。そして,そんなアリを雄々しく描く百田尚樹について,ネット上ではレイシスト,差別主義者,極右という評価がついて回るが,本書に限定すれば,そんなことはなさそうである。ただ,モハメド・アリのトラッシュトークはどうかな・・・。わりと対戦相手を侮辱しまくっているが,かつての亀田兄弟を思わせて,現代では最高のスポーツマンなのだが,現役の頃は結構嫌われていたろうな・・・。色々と思うところもあるが欠点として,歴代のチャンピオンの事跡を1冊にまとめたせいで1人1人が薄い。どちらかといえば,淡々と事実を書き連ねるものである。それだけでも,体中の血が熱くなるが,もの足らないのである。満足できないのである。チャンピオンの人生は波瀾万丈でどれだけ強いチャンピオンもいつか負けてリングを去る・・・というのは無常観にあふれており,事実を書き連ねるだけで非常に興味深いものだ。時間があれば,百田先生にはジョー・ルイスやモハメド・アリの伝記小説を1本書いてくれい,と思うところはある。一方で,事実の提示であるが,『日本国紀』で引用がなかったというのに懲りたのか,出典をいちいち表記していくのであって,著者の見解はさほど多くはない。八百長と言われているタイトルマッチの試合をどう見る,とかそんな感じがやけに多いが,その程度である。そういう意味では,取材内容をまとめたものに近く,百田節というか著者の個性や見解が書かれているのはまとめや終章あたりになる。そのへんは少し不満かもしれない。事実もいいが,もっと著者の見解や,好みを書いて欲しかったからだ。最後に少しがっかりした話を。格闘家といえばストイックに強さを求める者かと思えばそうでもないようだ。戦って負けるリスクをやるのが嫌で戦わないチャンピオンのなんと多いことか。もっと,こう,血に飢えるというか,範馬勇次郎のように水より,酸素より闘争を求めるというのはやはりフィクションなのだな,と・・・。本当,刃牙で得た知識が修正されていくような気がする・・・。地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝 [ 百田 尚樹 ]
2020.07.08
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梅雨入りしたせいか,雨が多くておっくうな日々が続いているけれど,僕は元気です。さて,今週のキン肉マン,「ソルジャーの決意表明!!の巻」の感想でも書いていこう。さて,サブタイトルで「ソルジャーの決意表明」というけれど,こんな感じである。(315話3頁目,「このままではいけないと思います。だからこそ,超人界は今のままではいけない」)最後のサタンをジャスティスマンに任せたのもそうだけどとにかく今のままではいけない。特に今回のシリーズ。アリステラ率いるオメガ六鎗客に対し,ウルフマン率いる正義超人の二軍はぼろ負けしていた。はっきり言って,正義超人の弱体化・・・とまでは言わないにせよ最近めっきり活躍していない。思い返せば,始祖編でのMVPは悪魔将軍だろうし,その次がキン肉マン。三番手くらいにバッファローマンあたりだろうか。テリーマン,ロビンマスク,ラーメンマンといった正義超人の活躍ぶりは微妙だった。オメガ六鎗客編を見ても,運命の五王子がメインで,二軍はともかく,正義超人の中でもアイドル超人はそもそもリングに上がることすらできていない。さて,そんな決意表明に対しザ・マンが色々と説明するのだが,次のシリーズの敵は調和の神たち。神々は下界の物に直接触れられないので,「下天」してくるそうな。要するに,神々が肉体を得て戦うということなのだろうか・・・。こちら側というわけなのかどうか,邪悪五大神も仲間入りするのかな。今更だけど,邪悪五大神は王位争奪戦で邪悪五大神は全員死亡していたような気もするのだが,何らの説明もなく生き返っている。それがキン肉マンクオリティ。話は全然変わるんだけど,オメガ六鎗客のいたオメガの星が滅亡の危機に瀕していたという話はどうなったんだっけ・・・?全く問題は解決していないように思うのだが。火事場のクソ力があればどうにかなるというのならば,これからどうにかなるのだろうけれど。
2020.07.06
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