2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全33件 (33件中 1-33件目)
1
![]()
平井堅氏が、au・LISMOのCMでもお馴染みのニューシングル『バイマイメロディー』をリリースしますね。 昔の日記で、倖田來未氏の“恋のつぼみ”は、平井堅の“style”をハッピーなチューンに解釈したようなテイストがあると書きました(その後、メロディラインには米倉利紀氏の曲の雰囲気があることに気づきましたが、曲名は思い出せず…)が、この“恋のつぼみ”が『ブス恋』の主題歌。 と思ったら今度は平井堅氏のニューシングルは『君恋』、つまり『君の瞳に恋してる』のようなノリ。ま、平井堅氏は、和製R&Bのイメージで、長い冬の時代を経てブレイクしましたけど、実際はすごくポップス(洋・邦楽とも)も好きなアーティストですから、『君恋』的チューンがあってもおかしくなかったのですけど。洋楽でいうと、ちょうどロバータ・フラックみたいなポジションに居心地の良さを感じるアーティストなのかな、なんて思ったりします。 どこか懐かしいフレーズと乗りやすいテンポで、梅雨の日本に一足早い夏気分を届けてくれるのでしょうか。(了)追)後に、文中の米倉利紀氏の曲は“Be Happy”ということを思い出しました。(06/6/2)送料無料!平井堅/バイマイメロディー
2006/05/31
コメント(4)
![]()
マツケンさん、元気ですね。今度は『マツケンのAWA踊り』ですか。もはや何でもアリ状態ですね。『マツケンマンボ』で、肩も入ったツーステップもやや滑り気味かと思いきや、間髪入れずに阿波踊り。ジャケ写が秀逸。塩辛い!!ザッパ~ン。 サンバ(3まであるし)にマンボに阿波踊り。脈絡ありません。氷川きよし氏しかり、ですが、こうしてタイトルに自分の名前(ま、これが所謂“紅白出場不適切事件”にもなったワケですが)付けて、ドーンとCD出せる人、今なかなかいないですよね。頭に“マツケン”と付くだけで、もう中身は大体分かっちゃう。でも、舞台では盛り上がるんでしょうね。ブランド力。流石将軍です。ただの遊び人じゃぁない。 頭にブランドを付けることで、「何でもアリ」を商業ベースに乗せてしまう。しかも、何だか分からないけど、天岩戸のように、ちょっと気になる。マツケン印で、あらゆるジャンルを国民的ポップスにしてしまうこの力技。主に、シンガーソングライターの出現によって“国民的歌手”という存在が本質的な意味において消滅してしまった現在、AWAれん坊、いや暴れん坊氏は、演技もできちゃう“今様・三波春夫”になれるのでしょうか。(了)松平健/マツケンのAWA踊り
2006/05/30
コメント(0)
![]()
『ブス恋』。そんな略語について考えてみました。ブス来い・・・来るんだ・・・?ブス戀・・・文芸です。ブス濃い・・・どうなんだろう。ブス鯉・・・人面魚・・・ですか?ブス故意・・・そのつもりでは・・・。ブス乞い・・・何乞うてんだろ?倖田來未/恋のつぼみ(DVD付)
2006/05/29
コメント(5)
![]()
買ってからずっと観るチャンスのなかったDVD『真夜中のピアニスト』を去る土曜日に観ました。 もともと『マッド・フィンガーズ』というハーヴェイ・カイテル主演映画のリメイクですが、本DVDの特典映像で出演者らが語っているように、「オリジナルの良さは残しながら」、ジャック・オディアール監督独自のストーリー解釈やコンセプト(たとえば、三人の女性を通じて主人公が大人になる、とか、父の復讐をしないことが主人公の成長を象徴している・・・など)によって、まったく違った映画に仕上がっています。このジャック・オディアールは、ヴァンサン・カッセル主演の佳作『リード・マイ・リップス』の監督でもあり、同作品で、きわめてフェティッシュで閉鎖的で拘束的なシチュエーションの中に置かれた男女の人間模様、関係性を緊迫感たっぷりに描いていました(ストーリーそのものはそれほど個性はないのですけど、描写が際立っていました)が、この『真夜中のピアニスト』。とにかく疲れる映画。主人公のピアノの練習がハード、といったような意味ではなくて、なんか余計に呼吸を求められるような、息が詰まるような、テンションが高まりっぱなしの緊張感。自分がオーディションを前にしているような、ヘンな緊張感で、観ながらハァハァ言ってしまうんです。どっと疲れる。 これ、要するに主人公の焦燥感をリアルに描いている証拠なのでしょうけど、上映時間、ストーリー展開など、どちらかと言えばそれほど濃くない作品でこれほど疲れたのは初めてかも。それほどに、些細な事一つとっても、神経質な程に徹底的に描き込まれた作品。骨太、というのはこういう作品を言うのかも知れません。 主演はもちろん、映画『ルパン』で一躍フランスを代表する俳優に躍り出たロマン・デュリス。こういうザラついた作品との相性は抜群ですね。(了)追)特典ディスクには削除されたシーンがたくさん入ってましたけど、これ全部入ってたらもっと疲れてたとハズ。ま、それを差し置いても、削除されたシーンを観れば、“編集の妙”もよく伝わってきました。『真夜中のピアニスト』
2006/05/29
コメント(0)
楽まうくpressさんのブログでも予告コメント(?)しましたが、今日朝一で並んで、『ダ・ヴィンチ・コード』観てきました。“初回は狙い目”の法則、当たりました。二回目は長蛇の列。 さておき、映画。うん、“さすがロン・ハワード”という硬質な作りになっていますね。原作および、原作にまつわる商業主義的なきらびやかさとはまったく無縁の作り。映画単体で見たら、すごい真面目な感じです。冒険とかミステリーというジャンル性を感じないかも。 この手の作品を映画にした場合、いつも思うことは、「原作を表現するには時間が短すぎる」ということと、逆に「それでも3時間近い作品、これ以上はきついなぁ」という思い。この時間的制約もあって、やはり映画版の方は、原作のシークエンスを相当簡略化していながら、原作のスピード感は損なわれていたような感じもしました。それは、文字からのイメージより、目で見て浮かべるイメージの方がインパクトが強くなるからでしょうか、印象的ながら切れ切れのコマが連続し、速度を伴って流れるような感覚がないのです。ただし、映像の特権もあります。文章では長々とした説明が必要なのに、案外伝わらない“動き”などが、映像では一目瞭然(ちなみに、謎解きの部分では、CG、スライド、合成の映像などを使用して、わざとらしくない範囲で解説的に描くことで、観客の謎解きをアシストするような演出もあり好感が持てました)。 キャスティングについては、トム・ハンクス・・・う~ん、やっぱり厳しいかなぁ。誰が良かったんだろう。そう考えると、もちろん原作にあるように、ハリソン・フォード起用したらベタで面白くないのは当然ですから。で、思ったのがレイフ・ファインズ。インテリジェントな感じと、ハリソンに通じるワイルドさも持ち合わせていて、姿がいい人物。合うんじゃないかなぁ。 一方、オドレイ・トトゥ。意外にも合ってましたね。私はレイチェル・ワイズとかいいな(あ、レイフと組んだら『ナイロビの蜂』になってしまう)、と思いましたけど、フランス人でないと全然世界観が壊れてしまいますし。で、オドレイ、心配でしたけど、良かった。『アメリ』の時は、キャラクターで許されたファニーなお顔立ち(ちょっと『猿の惑星』メイクっぽい?)も、『ダ・ヴィンチ・コード』では、すごく映えてました。知的、というと原作に引っ張られた印象に成ってしまいますが、それだけでなく、結構美人なんだなぁ、なんて見直したりして。それも、個性派の。トムとのツーショットゆえかも知れませんけど。他に良かったのは、やっぱりイアン・マッケラン。意地悪で知的で、ちょっとサディスティックそうなお顔立ちが役柄にぴったり。いいです。ホント尊敬します。ポール・ベタニーもなかなかいいですね。あのサイラス役は、日本人なら香取慎吾氏しかいないでしょ、と。アルフレッド・モリーナの演技がもう少し見たかった、という物足りなさも。ジャン・レノは、“ファーシュ(刑事。役名)そのもの”なワケですが、本来見えてはいけないインテリジェンスが垣間見え、複雑な心境。もっと猪突猛進で頭コチコチで不器用な感じの人の方がいいのかな、なんて思いましたケド。 さて、世界が虜になった『ダ・ヴィンチ・コード』は、まさに複雑な謎を秘めた映画です。それはなぜか。「映画と原作を別物と思ってみれば、第一級のこだわりが込められた名作」でありながら、「“観客の多くは当然原作を読んでいるだろう”的甘えの上に成り立っている作品」(質感やトーンではなく、あくまで内容や展開の理解に関して)でもあるからです。分ち難い二つ。分つべき二つ。その微妙なバランスの上に生まれたこの映画、皆さんはどうご覧になったでしょうね。(了)
2006/05/28
コメント(6)
![]()
私にしては珍しいことですが、二夜にわたって放送された『ザ・ヒットパレード ~芸能界を変えた男・渡辺晋物語~』、観てしまいました。もちろん、渡辺プロダクションの創始者の物語。正直言って、私どころか両親世代も幼少であったろうと思われる時代の話を、なぜか“懐かしく”、しかも「お、スマイリー小原!!」みたいな間の手たっぷりに見ている自分が、なんか変でした。どれ一つとしてリアルタイムに知らない・・・。スマイリー菊池ならまだしも、ね。日本の芸能界を変えた。おそらくそうした巨人の一人でしょう。実際には、私自身は、渡辺晋という男のかけた魔法を通じてしか芸能界の変遷、それも氷山の一角を見知るに過ぎないのですが、一つ言えることは、何か大きなシフトが怒る瞬間というのは、産みの苦しみもあるけれど、同時に「贅沢」なのだということ。青島幸男、宮川泰、中村八大、クレージーキャッツにザ・ピーナッツ、らが当たり前のように、膝擦りあって一緒に仕事してたるんですもんね。 実在の人物を描くドラマで一番難しいのはキャスティングでしょう。どれだけ似ているか、を重要という人もあれば、似ている似ていないは関係なく、その演技自体が良いか悪いかが重要だという人もあります(ちょっと前ならJ・フォックスと『レイ』の関係をめぐる評価のように)。『~ザ・ヒットパレード ~芸能界を変えた男・渡辺晋物語~』に関して言えば、主役の柳葉敏郎氏@渡辺晋は、やはり無難。安心してみられる巧者ながら、若干一本調子な感じもありました。意外に良かったのが、架空の人物を演じた吉田栄作氏@清水高志。とぼけた中に、繊細な雰囲気をよく出していました。ただし、“架空の人物役”という特性もありますが。陣内孝則氏@植木等はちょっと大味かなぁ。というのも、植木氏も陣内氏も、キャラが強いので、本人同士がぶつかってしまうような印象です。減量には頭が下がりました。顔は全然似てないけど、結構いい味出してたのが石黒賢氏@青島幸男でしょうか。脇で光っていたのが、宇梶剛士氏@スマイリー小原、そして阿南健治氏@ハナ肇。こういうワンポイントの個性が、こうした豪華な群像劇では重要ですね。 ともあれ、まったくリアルタイム世代じゃないのに、ザ・ヒットパレードのテーマに手を叩き拍子取る年齢不詳な夜、満喫させてもらいました。(了)追)なぜだか、海外放送のドラマで、やはりアメリカのR&Bのショービズ化・黎明期を描いた実話ドラマ『The Temptations』、もう一回DVDで見直したくなりました。何かが始まる胎動というか、エネルギーがくすぶりながらぶつかり合ったり群れている感じが好きなんです。*コレでおさらいです。 ↓●送料無料!オムニバス/ベスト歌謡曲100~ザ・ヒットパレード*さらに詳しく知りたい方はコチラ。 ↓キラッ星!渡辺プロのスター群像
2006/05/27
コメント(2)
昨晩は、東京は日本橋、馬喰町駅からほど近い場所にある和風創作料理のお店『あんしえ』さんに行って来ました。クライアントである会社の社長に連れて行っていただいたのですが、このお店、私が名付け親になり、基本コンセプトを考案した回転寿司『ぴんとこな』@六本木ヒルズのフロアを担当されていた方がお兄様と一緒に独立して作り上げたお店。 かの有名な馬喰町の問屋街、サカゼンをわき目に、大通りを横切って一本入ったところに、『あんしえ』さんはあります。半地下という造りが、特別な空間を意識させて隠れ家的でありながら、外光も射し込み明るい店内のムードに一役買っています。 もともと洋風居酒屋だった店舗を、「イメージが違う」とすべて自分たちの手で改装したという、店舗からしてこだわりのお店ですが、「これが手作り?」と思うほどに、洒落て品よく、レベルが高いのです。毎週金曜日には人気マジシャンがテーブルマジックを披露するそうです(こちら人気のため、予約がオススメ)が、そうした“もてなしの仕掛け”にもマッチするインテリアです。 このお店の特徴は、食材へのこだわり。わけても、塩、味噌、醤油に徹底的にこだわっており、なるほどオーダーした料理はどれも、味濃くないのにしっかりしています。しつこくないからこそ、添えられたこだわりの塩や味噌、醤油がアクセントとなり、さらに料理を引き立てるという塩梅。自家製味噌で食べるキャベツですら、すでに美味い!!長芋から豚トロまで、ヘルシーあり、グルメありの素材に工夫を凝らした創意溢れるメニューは、どれも一度は試してみたい逸品ばかり。 何でも、ランチの時間は大半が女性客で満席だそう。それでも、うかがった昨晩は男性客も多く、男女問わず、肩肘張らずに入れるお店です。あらゆる工夫がギミックで終わらない、本格的和風創作料理『あんしえ』さん、オススメします。(了)店舗情報〒103-0002東京都中央区日本橋馬喰町1-9-9加冨屋ビル地下1階TEL/FAX:03(3666)8730
2006/05/26
コメント(2)
![]()
見出し:日本をロハスに変える30の方法から考える、31番目の方法。ローハスクラブ編『日本をロハスに変える30の方法― BUSINESS LOHAS』(講談社) 日本をロハスに変える30の方法。そんな便利なモノがあれば、すぐにでも飛びつきたい。ともあれ、今LOHAS絡みで一番売れている一冊である本書は、日本に初めてLOHASを紹介した消費生活アドバイザー大和田順子氏の考える「日本におけるLOHASの“いま”」が俯瞰できる。氏によってはじめて、このキーワード(本書によれば、LOHASとは言葉ではなく、生き方の一つのコンセプトだそうだが)が紹介されて4年。この間の試行錯誤から生まれた経過報告と言えるだろう。 冒頭はLOHASをめぐる概況に割かれており、マーケティングの視点から分かりやすくまとめられているが、この本が、「30の方法」と銘打たれているゆえんは、同書のボディである、企業や自治体による豊富な事例報告である。ここで取り上げられる事例は、LOHASという言葉がお茶の間化するずっと前から、時勢とは無関係に、時流を見据えて地道に活動を重ねてきたケースばかりである。LOHASウォッシュ(LOHASを枕詞に、ブーム的に相乗りしただけの軽薄で安易な理解、と本書では述べられている)とは無縁の事例ばかりである。ビジネスの一つのヒントとして、あるいは単に読み物として、これまで無名だった志ある人々の取り組みを辿ることは興味深い。 一方で、こうした事例でしか活動を活性化できないことは、逆にLOHASの持つ潜在的なLOHASウォッシュ傾向を刺激しそうで怖い気もする。LOHASが、旧来のエコロジーの気運と一線を画し、“スタイリッシュである”と受け止められたのは、まさに、LOHASは托鉢僧的禁欲から成るムーヴメントではなく、経済性(ただし、持続可能な)を取り入れ、否定しなかったことである。現実的であると同時に、相乗りされてしかるべき開放性があるのが難点だ。また、LOHASウォッシュを警戒しながらも、実際にはLOHASなる“コトバ”が内包する聞こえの良さと、確信的に手を結ばざるを得ない現状も垣間見える。 私はジブリ支持者でも否定者でもないが、宮崎駿監督の、「もののけ」的で、多神教的で、プリミティヴともいえる豊かな感受性を持っているのが本来の日本人の文化なのだ、という逆照射的な捉え返しには賛同したものだったが、このLOHASといういかにもアメリカ的な動きが支持されてしまうところに、まだまだ日本人自身が日本人の来歴-つまり、我々の拠って来る処-を直視できていないという危惧の念を抱く。 運動とは、LOHASに限らず、持続されてこそ重厚なエネルギーを発揮する。持続可能性を掲げるLOHASが、真に持続するためには、“日本的なるもの”をよく吸収しながら育てていくことが不可欠であると感じ、またそれこそが、日本をロハスに変える“31番目”の方法ではないかと信じて止まない。(了)日本をロハスに変える30の方法
2006/05/26
コメント(0)
しょうもない・・・と思いつつ。今日は宇宙人からトラックバックがきました。当ブログも、コツコツ書きためて1年以上。今や宇宙にまで知れ渡っていたとは、本当に壮大な話です。お後がよろしいようで。(了)
2006/05/24
コメント(4)
GW前後に訪れたフランス~スペインの旅行記、ようやく執筆開始しました。ブログ上でも、「やがてアップします」と告知しながら、その後はなかなか着手できませんでしたが、ようやくその気になりました。 GW明けで忙しかった、ということもありましたが、実際には、前回かなりの思い入れをもって旅行記を書きましたので、果たして今回、それだけのエネルギーが傾けられるかな、あれだけの新鮮さを描ききれるかな、マンネリや惰性になるのではないかな、という思いが勝って、なかなかその気になれなかったのです。 しかし、これはこれで立派な意味がある旅。やはり残しておくべきものは残しておこうと思い立ち、執筆を開始しました。 昨年同様、ある程度書き上げてからブログ用に編集し、写真と併せてアップしていきます。来週くらいから徐々にスタートしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。 なお、昨年の旅との比較が一つの柱にもなっていますので、興味がある方は過去の日記か、カテゴリ内の旅行/散歩、もしくはフリーページの「バベルの海図」から読んでみてください(ただし、「バベルの海図」内は写真は掲載されていません)。(了)
2006/05/24
コメント(3)
昨年から一年間、ある会社で外部スタッフとして同社のキャリアカウンセラーとしてキャリアカウンセリングを実施しました。 カウンセラーの資格取得から3年、ミクロレベルでの援助的活動は行ってきましたが、本格的な取り組みは今回のケースが初めてでした。 私が立てたカウンセリング・カリキュラムのテーマは「産業の場におけるメンタルヘルスから捉えるキャリア形成」 で、職場に限らず、一般的にコミュニケーション能力の不足やコミュニケーションの機会の減少などが人間関係形成において大きな問題となっている昨今、“産業の場”である職場に限定して、従業員のキャリア形成へのコンサルテーションに取り組みました。特に、私が担当した会社は、まさに“コミュニケーション”をサービスとしている会社で、実務レベルにおけるスキル向上にもコミュニケーション能力の研磨は非常に大きなウエイトを占めていると判断しました。 コミュニケーション能力の不足やコミュニケーションの機会の減少は、健全かつ良好な人間関係をベースとする産業の場において、本人のキャリア形成の大きな妨げとなる点から、●言語的/非言語的によらず、コミュニケ―ションの基本である意思疎通および意思の表示ができる環境。●産業の場の対外的な問題として、従業員とクライアントのコミュニケーションは良好か。キャリア形成の妨げになっていないか。 などをポイントに主旨を設定、具体的手法との整合性を詰めた上、独自のキャリアシートを作成し、ヒアリング、コンサルテーションおよびカウンセリングなどのセッションを試みました。 結果的には、各スタッフの自己認識や達成目標(キャリア形成の目標)が明確になると同時に、コミュニケーションがスムーズになり、またストレスや問題を抱えた際にも、早めに私に相談に来られる環境が準備できたと感じています。(了)
2006/05/23
コメント(0)
GW前から「観たい!!」と思いつつも、その後は旅行不在の穴埋めもあって、なかなか実現しないまま、大作も公開していよいよ上映期間が危なくなってきたと思しき『V フォー・ヴェンデッタ』、観てきました(ちなみに、GW頃訪れたフランスでは原作コミックがベストセラーになっていました)。 さて。とにかく言いたいことが色々と出てくる映画です。特に、学生時代は政治思想や法思想を専攻していた身。この“究極のカルト・ヒーロー”(『クロウ』以来のカルト・ヒーローかな、と。バットマンはポップになり過ぎました)の姿をした社会派ドラマには、本質の濃淡はともかく、様々なテーマが盛り込まれていました。 アメリカが引き起こした世界戦争の後、混乱に乗じ、いや、国民の不安に喝采を浴びて、堂々と独裁的管理主義国家に移行したイギリスが舞台。適度に近未来で、適度にリアルタイムな世界観は、『アイランド』(E・マクレガー、S・ヨハンソン主演映画)のそれと同じく、現実味があるからこそ恐ろしい。こうした未来の描き方は、やっぱり『ブレードランナー』の系譜なのかな。個人的には、物語のポイントともなるウーリッツァーのジュークボックスの登場がなんとも詩情豊かな演出と感じました。 素顔一切なしで演じたヒューゴ・ウィーヴィングの演技力は確か、N・ポートマンもこういう映画、こういう役がよく似合います。 安全・平和と引き換えに、管理と服従を 選んだ国民たち。多様性(あえて自由とは言いません。基本的な自由が保障された管理だから恐ろしいのです)をカオスの根源とし、ヒステリックに煽動する支配者や為政者、それに高位聖職者。マスコミやジャーナリズムの在り方も、仕事柄気になります(オオカミ少年的ジャーナリズムの横行は、こうまで人に不信を抱かせるのか、と)。 果たして、仮面の男、革命家にして風流の人Vは、この映画で何をしたかったのか。その行為の根底に、高邁な理想があったのでしょうか。ある面ではあったと言えるでしょうけれど、一方では、この男、生まれついての革命児にしてアナーキストは、「国民のため」「自由のため」でなくとも、行動したのではないだろうか、という気もするのです。狂気すれすれ。「ガイ(=グイード)・フォークス」(17世紀のイギリスの活動家で、「火薬陰謀事件」首謀者)マニアなのではないか、模倣犯なのではないか、と。その真偽を定めてしまうのが、またしても“彼の生い立ち”だったのが、やや興醒めでした。 『マトリックス』シリーズで一躍大御所になったウォシャウスキー兄弟。この作品では、過去には見られなかったストーリーテリングの技に磨きがかかったように見受けられます(ちなみに映像面では、映画後半、お得意のストップモーション的コマ送りで、ジョン・ウー『フェイス/オフ』のガンアクションにも匹敵する、世にも美しい殺陣を描いています。残酷にして静謐也)。 ジョージ・オーウェル『1984年』、あるいはオルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』的社会派未来小説風であり、『シラノ・ド・ベルジュラック』や『モンテ・クリスト伯』的なオールド・ファッションの冒険小説的(パンフレットによれば、“仮面の男V” の描かれ方は、『オペラ座の怪人』的でもあるそうです)でもあるこの映画、仮面を通じて義をなす、という匿名性の意味についての、皮肉めいた、しかし前向きな捉え返しなのかな、とも思えました。 映画の最後で、同じ顔をし、無表情な群衆が、革命を実現する。こうしたニヒルでシニカルな描き方に、この映画の新しさを見ます。“ダークサイドに落ちたゾロ”、“華やかでないシラノ”、しかし惹きつけて止まない“仮面の男V”。彼のような男を必要とする世の中は歓迎できませんが、果たして、そういう時代を迎えたとき、我々の何人が、あの虚無的で狂気的な笑顔を浮かべた仮面をかぶることができるのでしょうね。(了)追)ガイ・フォークスの記念日である11月5日を詠った“Remember, Remember, The fifth of November…”の朗読の押韻が美しかったのが印象的でした。
2006/05/22
コメント(2)
今日は毎度おなじみの、トラックバックを前向きに楽しもうという日記デス。「性欲買います! アナタの溢れんばかりの性欲…いくらの値段がつくか興味ありませんか?」 こんなトラックバックが来たら要注意です。あなたの性欲を安価で買い占め、リサイクルのブラック・マーケットに横流ししようとしています!! 2015年某月某日に、経済興業省が国会に提出した性欲リサイクル法案では、性欲のリサイクル費用は性欲メーカーが負担することが義務づけられたため、性欲の不法投棄が問題となっている。この性欲の不法投棄に目をつけ、投棄の直前に安価で買い占め、性欲減退に苦しむ人々に不当な値段で売りつけるなどの違法売買を行っている闇市場の存在が指摘されており、当局では事態の糾明に全力をあげている。 なお、不法に投棄された性欲には個人情報が含まれるものもあり、個人情報保護法の観点からも問題視されている。経済興業省では、今後性欲のリサイクルには指定のシールを貼付するよう指導し、許諾認可を有するリサイクル業者でのみ、性欲のリサイクル販売を行えるよう制度を整えていく方針だ。(バベル通信) ということですので、性欲を積極的に買い取ろうという業者には気をつけましょうね(嘘、嘘)。(了)
2006/05/21
コメント(2)

昨日は、休日でしたが少し早起きして、江戸東京博物館に行って来ました。実はオープン当時から気になっていましたし、近くを通るたびに「一度も来てないな」と思っていたのです。その江戸東京博物館で、『ナポレオンとヴェルサイユ展』が開催されていましたので足を運んだのです。 しかし大きな博物館ですね。外から見ても一大建造物。近隣は学校だったり商店だったりして、下町らしい風情の中にデーン、と。 さっそくチケットを購入。まずは地上階の特別展『ナポレオンとヴェルサイユ展』を観賞。“小さな男”の、身に余る程膨大な野心。その自己顕示欲には呆れるやら、頭が下がるやら。英雄願望は、その数多くの自画像(あまりに有名な、ジャック=ルイ・ダヴィドによる、“アルプスを越えるボナパルト”!!)が示していますが、同時にきわめて明確なヴィジョンを持った人物だったことをうかがわせます。つまり、少なくとも自分が良しとする様式を、自信と決断を持って実行する男だったことがよく分かり、“ナポレオン風”の開花と定着に心血を注いだことが、美しいセーヴル製作所の手による食器や、彼の執務室の調度品などから伝わって来ます。ジョゼフィーヌと離婚した後に結婚したハプスブルク家のマリー=ルイーズの宝飾品など、目もくらむようなジュエリーの数々が惜しげもなく陳列されているのも贅沢なところ。個人的には、ヴェルサイユ宮殿の設計図と、ドノンの肖像画が見れたのが収穫でした。 と、企画展目当てで来たものですから、常設展は流す程度で、と思いつつ、常設展入り口である6階へ。入場してすぐ、そのスケール感に圧倒され、と同時になんとも楽しい気分に。日本橋のレプリカが我々を迎え、眼下には東京のモダンな景色と江戸の小粋な風情が広がっています。 ここはまさに体感する博物館。実際の重さの千両箱や、肥え篭をかついでみたり、など楽しい仕掛けがたくさん。大人も子供も楽しめるテーマパーク的博物館です(そう、見学に来ている子供が楽しんでも違和感のない、という意味で健全な博物館でした)。今度はもっと時間をかけて、常設展目当てでじっくり足を運びたいものです。(了)〈情報〉東京都江戸東京博物館〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1 TEL 03-3626-9974JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分都営大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A4出口 徒歩1分*右上の写真は、かの有名なエスカレーター。一度乗ってみたかったんですよね。『ナポレオンのアルプス越え』1000ピース+ゴールドモール木製パネル
2006/05/21
コメント(0)

今日から『ダ・ヴィンチ・コード』、公開ですね。世の中には実に、秘伝というものがあって、それを隠し、かつ然るべき資格ある者に正しく継承するために、秘密を手に入れた者は様々な想像力を働かせてそれを暗号にしようとするものです。先に取材にうかがった、九谷焼の人間国宝である、徳田八十吉先生が、祖父である初代・八十吉から色の合わせ方を受け継げたのも、まさしく先生が初代の暗号を解き明かしたから。まさに『八十吉コード』とでも呼べそうなドラマティックなエピソードをうかがってきましたので、一部公開します。***************************徳田:祖父は九谷焼のトップと呼ばれた人で、特に色の調合に卓越した才能と技術を持った人でした。ただ、長年の研究で復活させたりあみ出した秘伝の色の技法は、そのまま墓まで持って行くつもりでもあったようです。それほどの秘伝であったし、それに堪える陶芸家が出て、秘法を解き明かすまでは、誰にも教えるつもりはなかったのではないでしょうか。というのも、祖父の解明した色の合わせ方は、すべて暗号で残されていたからです。 私は陶芸をやるつもりはなく、金沢美術工芸短大を中退して、結局ダンスの先生になって、4年間もダンスを教えていたのです。その間に祖父が病気になりましたが、工房は仕事を止めることが出来ない。職人はいるけど、誰も色を合わせられないのです。私は家を出ていましたし、父は祖父から教わっていなかったのです。祖父は「まぁちゃん、色合わせてくれるか」と言って、私に色を合わせてもらいたがっていると、父がダンス教室まで呼びにきました。やがて祖父はこの世を去って行きました。私は、祖父が亡くなるまで約半年間だけ、たった12通りほどの色の合わせ方を学んだだけでした。 祖父は生前、一つ色を教えるたびに私に「色のことは誰にも言うめぇぞ」「父ちゃんにも言うめぇぞ」「これで一生飯が食えるぞ」と言い聞かせていましたが、その時はそれほど大事なことだとは思っていませんでした。祖父が他界して、箪笥からたくさんの手帳が出てきました。どうも何かの覚書のようですが、それこそ判読できない字で書かれており、暗号のような文字の羅列しか見出せませんでした。 祖父の死後十日。子供の頃から、祖父が毎日朝晩経を上げているのを思い出しまして、私も祖父の供養に経を上げようと仏間に上がりましたら、そこに掲げてあった親鸞の十字名号「帰命尽十方無碍光如来」が目に留まりました。それに意識を集中すると、それがちょうど1から10までの数字を表していることに気がついたのです。この十文字を頼りに、手帳を読み直してみると、それまで暗号に見えた手帳の内容が、なんと100通り以上の色の合わせ方の技法を書いたものだったことが判明したのです。もしあのとき経を上げていなかったら、きっとその後も気がつかなかったでしょうね。 その秘伝の暗号を解読していよいよ創作活動に入ったかって?いえいえ、そんな大切なものを持っていたら、いやでも仕事をさせられますから(笑)、これはイカンと思い、すぐに父に「色の秘法は解読しました。これが謎の答えでした」と言ってすべて渡すと、私はまた家を飛び出しました。結局、家に戻って陶芸家の道を歩み始めたのは、24歳の時でした。*************************** このエピソードは、テレビ番組などでも放映されており、また私自身も事前の下調べで知っていましたが、生の声で直接『八十吉コード』のお話をうかがうと、その奇縁、きっかけ、そして運命や宿命の面白さに、改めて心底引き込まれました。初代・徳田八十吉の場合は、その秘法が無事卓越した継承者に伝授されて良かったですね。(了)7号栗型華器 耀彩
2006/05/20
コメント(0)

陶歴1933年(昭和8年) 石川県小松市生れ、本名徳田正彦。金沢美術工芸短大中退後、初代八十吉に九谷焼の上絵釉薬、2代八十吉に現代陶芸を学ぶ。1958年(昭和33年) 第1回一水会陶芸展初入選1971年(昭和46年) 第18回日本伝統工芸展初出品作「彩釉鉢」優秀賞NHK会長賞受賞1977年(昭和52年) 第24回日本伝統工芸展出品作「燿釉鉢」最優秀賞日本工芸会総裁賞受賞1978年(昭和53年) 日本伝統工芸展特待・鑑査員に推挙1986年(昭和61年) エジプト・カイロにて個展、以後海外展19回1988年(昭和63年) 三代八十吉を襲名1990年(平成2年) 90’国際陶芸展グランプリ受賞1991年(平成3年) 第11回日本陶芸展推薦出品作「創生」グランプリ秩父宮賜杯受賞 外務大臣表彰1993年(平成5年) 紫綬褒章受章1997年 (平成9年) 重要無形文化財彩釉磁器保持者(人間国宝)認定2003年(平成15年) 東京・小松で古希記念大作展開催*文化庁、国立博物館、メトロポリタン美術館、大英博物館、スミソニアン・サックラー美術館などに作品収蔵*日本伝統工芸展 審・鑑査員・特待。石川県陶芸協会会長。日本工芸会常任理事。一水会陶芸部運営委員。小松市在住。*柳雨軒三代 徳田八十吉(とくだ やそきち)11号飾皿 黎明
2006/05/19
コメント(0)
行ってまいりました、九谷焼界の至宝、人間国宝・徳田八十吉先生の取材。あいにく石川県小松は雨模様。しかし、自然豊かで日本の原風景と呼ぶべき山水の景観には雨もよく似合い、蛙の声が耳に心地よく飛び込みます。取材は小松市から山手に車で20分程入った金平町にある陶房でさせていただきました。かつての分校のような、風情ある日本家屋がその陶房。水田の奥、桜の木々に守られて佇んでいます。 開始前は、仲の良いカメラマンとセッティングで大忙し。やがて時間となり、取材スタート。取材の内容は後日その一部を当ブログで公開しますが、とにかくそのエネルギーに圧倒されました。意欲的で、好奇心旺盛、何事も一度始めたらとことん追求する姿勢、そして何よりも、その豪快なお人柄。本当ならとんでもない話も、飾らない口調でお話しされると、嫌みなく、どんどん心に突き刺さって来ます。とにかく豪快でおおらか。そうであればこそ、あれだけ誰の心にも響く作品を創り続けられるのかも知れません。 人間を宝に例えた、いささか不躾とも思える“人間国宝”という呼び方の意味も、ようやく納得できた気がしました。なるほど、国の宝となるということは、結局その人格も含めた上でのことなのだな。そして国宝と呼ばれるということは、このような懐の深さや人間的な深さ(魅力とも言えますが)あってのことなのだな、と痛感。まさに、人間国宝の名にふさわしい巨人に、ただただ教えを請うばかりの取材になりましたが、その一秒が大変勉強になりました。(了)*写真は取材前のセッティング。現場でのロケハンの意味も込めて撮影。やがて始まる取材に、写真そのものも緊迫してますね。
2006/05/18
コメント(0)
![]()
明日は人間国宝である、三代目徳田八十吉先生の取材に、石川県の陶房まで行ってまいります。もともとお茶を習う前から陶器は好きで、気の向くままに観賞して来ましたが、お茶を習ってからは、流派とか作風とか伝統とは関係なく、「好み」を観る目を養って来たつもりです。 三代目徳田八十吉先生は、伝統深い古九谷に革新的な色遣いや技法を融合した大作家で、国指定重要無形文化財「彩釉」の保持者で人間国宝。陶芸ファンならずとも、一度はその作品に触れてみたい先生です。 この取材のお話をいただいた時は、非常に嬉しくて、まず実際の作品が観たいと思い、銀座界隈を歩き回りました。ある骨董屋で遭遇。事前に資料等で作品を知っていたとは言え、遠目からでもすぐにそれと分かる、明らかに個性的で、息をのむ程の深く魅惑的な青色。近づいてみるまでもなく、「徳田先生の作品に違いない!!」と直感が働き、実際吸い寄せられるように近づいてみると、まさしく徳田先生の作品。何とも言えないその色味にすっかり魅せられてしまい、しばらく呆然と作品と対峙していました。 以来、取材の日を心待ちにしていましたが、明日は練りに練った取材項目を片手に、まずはその作品の渦に巻き込まれてきます。(了)*その鮮やかで、潤いを秘めたブルーが特徴。どうしたらこんなにも艶かしい青色が出るのだろう??? ↓
2006/05/16
コメント(4)
昨日某歌番組を偶然見ていて、天才少女と謳われた歌手が出ているのを見てつくづく思ったこと(以下の記事は彼女について書いたものではもちろんないですが)。80年代アイドル・ブームを通過した90年代中期以降、音楽業界、特にアーティストの低年齢化が本当に進んでますよね。若いアーティスト達も本当に歌のうまい人が多いです。でも何か違う。未熟というか、青いというか、未発達というか…。 年齢と、実力やムード・歌詞の内容などのギャップを楽しんだり評価したり、あるいは未熟できわどい年頃だけが醸し出す特有の輝きを評価する、ということは音楽の世界ではよくあることです。しかし、その中で本当に評価の対象と呼べるのは、実はごく一部。そういう人たちがマイノリティだからこそ、魅力的なのです。 ところが、業界が総じて低年齢化していき、猫も杓子も未熟で青いと、それはもう何の魅力もない。青田買いや、キワモノばかりで、これでは結局リスナーに対して“商品価値に到達していない商材”を、きわめて芸能的に売りさばくような背信行為にすら感じられるわけです。その辺りの基本的な常識を平気で逸脱する風潮は好ましくないのではないでしょうか。 現に、二枚目、三枚目の作品を出せるアーティストが減っていますし、出すたびに本当の意味で成長できているケースはきわめて稀です。 育てながらお披露目して行く。そしてリスナー(消費者ではなく)とともに、音楽文化そのものをボトムアップしていく気風を、今こそ取り戻すべきではないでしょうか。このことは同時に、若年の、未来と可能性あるアーティストを倫理面で守るということでもありますし、それはひいては同世代のリスナーへの影響もあるわけですし。大人の屈折した欲望で若者を消費するのはどうなのかな、と…。 ともあれ、今業界に必要なのは本当の実力。バックボーンや衣装やタイアップの大小ではなく、裸になっても通用する、本当の技術や才能。スティーヴランド・モリスが“ワンダー、つまり奇蹟のスティーヴィー”と呼ばれたのは、子供なのに、子供離れしていたから。そう、まさしく大人以上に歌い、演奏できたからです。後付けされたすべての虚飾の源に、きちんとした圧倒的な実力があったからです。 売り文句ありきの、作られた天才達。「奇跡の歌声」や「天才少女」「恐るべき子供たち」にはちょっと食傷気味だなぁ、なんて感じたりしました。本当に欲しいのは、本当に聴きたいのは、本当にうまい歌。それなのです。(了)
2006/05/16
コメント(2)

5月13日に、ソウルの女王・アレサ・フランクリン(一般には映画『ブルース・ブラザーズ』で有名でしょうか)がバークレー音楽大学で名誉音楽博士を授与されました。いやぁ、驚きました。公民権運動まっただ中のアメリカでは、運動のシンボルであるマーティン・ルーサー・キングJr牧師の友人として活躍したC.L.フランクリン牧師の娘として、他に追随を許さない音楽的才能だけでなく、インテリジェントでメッセージ性の強いスタンスを貫いて来た(黒人であり、女性である彼女は“名士のお嬢様”でもあるわけですが、彼女がライヴでステージに上がろうとした時、白人の男性客にお尻をつねられて憤慨したというエピソードを読んだことがあります)彼女だけに、この授与は遅すぎるのでは、という気がしないでもないです。 もともと女性シンガーは専門としてはあまり聴かなかった私ですが、アレサは別格。彼女の数々のヒット曲もパンチがあってたまらないのですが、ダニー・ハサウェイの“Someday We'll All Be Free”のカヴァーを聴いた時は、鼓膜の奥まで鳥肌が立ちました。ゴスペル調に歌わせたら、さすがは牧師の娘!!と唸らざるを得ません。この曲は、テープ、MD、iPod、とメディアが変わっても、常に持ち歩く一曲となっています。 ま、好みはあろうかと思いますけど、アレサ、可愛かったんですよねぇ。60年代なんか、つけ睫毛がクルクルで2センチくらいあって・・・。睫毛が影を落としてましたからね(笑)。私としては、ルーファス・トーマスの娘、カーラ・トーマスの方が好みなんですけどね、ルックス的には。余談ですが、個人的には「和田アキ子さんは日本のアレサ・フランクリンだ」とずっと公言してきましたけど、その想いは今でも変わりません。 ともあれ、ソウル~R&Bの歴史とともに歩み、いまだに最前線を行くアレサ・フランクリンが、今度はその社会的立場を利用して、どのようなメッセージを発して・・・いや、彼女は変わりません。これまでもずっとそうであったように、これからも、“アレサ・フランクリンその人”であり続けるだけ十分だと、彼女自身がよくご存知でしょうから。(了)BEST Aretha Franklin/United Together*“Someday We'll All Be Free”はこのサントラに入ってます。 ↓「マルコムX」オリジナル・サウンドトラック
2006/05/15
コメント(2)
今日は母の日でしたね。我が家は変な風習というか、ならわしがあって、母の日は「母と呼べる人みんなの日」なのです。これはどちらかというと、はじめは何となくそうなって、弟がダメ押ししたような感じがありますね。それで祖母、母、そして母と呼べる叔母に、カードやお花を贈ったりするのです。今は叔母がカナダにいるので、ちょっとお花までは贈れないのですが・・・。 この場を借りるのも変ですが、三人のお母さん、いつもありがとうございます。あなた達のおかげで我々がいます。(了)
2006/05/14
コメント(4)
それはそれとして、行ってまいりました、鳥取県。鳥取市の人口は世田谷区より少ないとか、軽自動車の保有率が95パーセント前後だとか、砂丘らっきょうが美味い、などマメ知識も身に付けました(笑)が、肝心の取材も概ね順調でした。 しかし、鳥取といえば、やっぱり水木しげる先生でしょうか。つい先日も、来年4月公開予定、実写版映画『ゲゲゲの鬼太郎』の制作が発表されたばかり。しかも、キャスティングは、鬼太郎がWatのウエンツ瑛士氏。ねずみ男に大泉洋。んんん。そう言われると、意外にハマってるような気がします。ひょっとしてキャスティングはすでに合格のような気がしますけど(洋邦コミックの実写映画には辛口の私ですが)。 水木しげる先生の実家のある鳥取には、水木しげるロードや妖怪博物館など、水木先生の作品にゆかりの深いキャラクターにちなんだ名所が多々ありますが、今回はそれらを拝むことはかなわず。しかし、空港で発見しました。とんでもない逸品を!! その名も「妖怪汁(ドリンク)」「目玉のおやじ汁(ドリンク)」「ねずみ男汁(ドリンク)」。他にも数種類ありましたけど、もうこのネーミングにやられて、思わず買いました。こうしてみると、「妖怪汁」が一番無難な感じ。「目玉のおやじ汁」は、パッケージからすると、目玉のオヤジの上がり湯みたいでイヤだなぁ。でも、DHAは豊富な感じですかね。「ねずみ男汁」は、もう汚水ですよ。公害。 で、その正体ですが、「妖怪汁」はカラマンシー&シークワーサー、「目玉のおやじ汁(ドリンク)」はゆず、「ねずみ男汁(ドリンク)」は甘夏みかん&はっさく、の風味のそれぞれジュース。しかしまぁホントにすごいモノ作りますね。発想がアナーキーだけど、この悪ノリがまた心地いいです。とりあえず冷蔵庫で冷やして楽しみます。(了)*なんと、こちらの大漁市場なかうらさんでこのジュース、扱っているようです。父さん、急いで!! ↓
2006/05/12
コメント(2)
えぇ、今航空会社、いろいろと問題難題を抱え、生き残りと信頼回復に向けて岐路に立っています。そんな中、本日、あわやニアミスか?と思われる恐怖のフライトを経験して来てしまいました。 某航空会社、某空港からの某便。到着は羽田空港7時前後着予定。到着地の混雑から、すでにして離陸は15分遅れ。もっともこれはアナウンスで正確かつ丁寧な報告があったので、特に問題はありませんでした。 離陸して約1時間のフライト。気圧の関係のみならず、6席×30列の小型機ゆえに確かに揺れはひどいです。やがて着陸態勢に。およそ30分かけて高度を下げ、ラスト15分。なぜか左旋回がものすごく下手。素人目に見ても、ここまで高度下がってあの急旋回はないよなぁ(景色で旋回の無理が分かるし、機体も左右に振られるし、その後の水平の確保の動きが激し過ぎるのです)、と思いながら、早滑走路が視界に。 どういう理由なのでしょうね。何か、着陸態勢に入ってからの動きが、どれもせっかちなのです。先の旋回も、急に滑走路に合わせたような無理を感じましたし。と思っていると、機体からの景色がほぼ水平目線になってきたところ(およそ、高度300~500メートルでしょうか)で、いきなり水平飛行をし、そこからいきなり超ジェット噴射でふたたび高度を上げ始めます。てっきり着陸と思っていた乗客は皆驚いています。 すぐに機長よりアナウンスが入りますが、「突発的な指示で、着陸をしませんでした。詳細は追ってご案内します」。ん???さらに10分くらいして、「先ほどの件は・・・(ゴニョゴニョ)」。意味が分からない。支離滅裂というか、パニックのような、同様丸出しのアナウンス。要するに、目的地前方に別の飛行機がすでに着陸していたため、着陸を延ばしたというようなことのようですが、普通は管制塔の指示で、空港上空で旋回待機じゃないかと思うのですが・・・。 果たしてこれは管制塔の指示が問題か、はたまた機長の判断が問題か分かりませんが、このサイズの飛行機で、しかも高度500以下だと、かなり大変なことになるところだったようです(●十年前にスリランカ航空で墜落寸前の経験をした出張同行者はその筋にかなり詳しいのですが)。(了)
2006/05/12
コメント(2)
逃げも隠れも出来ません。明日はいよいよ、GW明け国内取材一発目である鳥取に日帰りで行ってまいります。飛行機が一日に4便なので、若干スケジュール調整が難しいのですが、幸い取材先の足回りが非常に良いため、スムーズな取材になりそうです。 今日は今日で、急遽朝仕事仲間から電話が入り、「取材の代打頼む」と。事情が事情なので、急ぎ身繕いして、ダッシュ。取材待ち合わせ予定時間5分前に事務所に到着し、その場で大体のイメージや詳細を聞き、カメラをかついで出発。午前中でインタビュー&撮影して、ワンコーナー12分で本原稿を書くという新記録を樹立(?)して来たところ。慌ただしい連休明けこそ、丁寧かつ慎重に仕事をしたいところですが、今度の鳥取取材も連休ボケがないようバッチリ遂行して来たいものです。(了)
2006/05/10
コメント(4)
公開間近の『ダ・ヴィンチ・コード』ですが、本当にあちらこちらでのフィーバーぶりを目にするに付けても、ここまで盛り上がっているのはもはや国民的行事並みの様相。そして楽天ブログにも『ダ・ヴィンチ・コード』テンプレートが登場しました。 早速チェックしましたけど、トム・ハンクスなどの大写しの画像はない方がシックでいいかなぁ、なんて思ったり。というのも、一歩間違うと、このテンプレート採用したブログって、“『ダ・ヴィンチ・コード』公式サイト”っぽくなるような気がしたのです。もちろん、このテンプレートは映画のPRの一環なので、映画公開をにおわせるデザインでなければ意味はないのですが、そのデザインの完璧なまでの自然さは、公式サイトのトップページ然としていて、「う~ん???」と複雑な心境。この公私渾然、虚々実々なのに自然なデザイン。これがフィボナッチ数列やら黄金比を使用して組まれた“仕掛け的レイアウト”だったらもっと怖いですけどね(陰謀説支持者じゃないですけど)。(了)
2006/05/09
コメント(2)
![]()
私がフランスに行っている間でしょうか、その前後でしょうか、トム・クルーズ、来てましたね。『MI:3』のPRで。フランスでは早くも『MI:3』が大人気で、街頭でも広告がバンバン貼られていました。一方で、お膝元のはずの『ダ・ヴィンチ・コード』は意外にもあまり盛り上がっておらずクールな印象。フランス人もいい加減に飽きたのでしょうかね。もっとも、映画に頼らなくてもルーヴル美術館は安泰ですし。 意外だったのが、ナタリー・ポートマン主演の『Vフォー・ヴェンデッタ』人気。この映画の原作コミックがフランスではベストセラーになっていました。映画は現在日本でも公開中ですが、まだ観れていませんが、個人的にはすごく興味があります。早くチェックしなくては!!(了)『Vフォー・ヴェンデッタ』
2006/05/09
コメント(3)
今日は情報を求めて日記を書きます。実はフランスを旅していて、写真の王子(?)の御絵や置物がやたら目についたのです。それも、尋常ならざる人気のよう。今までキリスト教史については長いこと勉強して来たつもりですが、この王子然とした聖人/聖者/福者(いずれか分かりませんが)については心当たりが無いのです。聖人の中には、地元のみでしか知られていない人もそれこそ無数にいますしね。 ハンガリーとかチェコスロバキアの王子ではなかったか・・・という意見もありましたが定かでなく、どなたかご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。(了)
2006/05/08
コメント(0)
長い長い連休も終わり、いよいよ仕事のスタート。まずは不在中のブランクを埋めるために、少々情報収集をしなくてはなりません。さらに、今週は大きな打ち合わせが二つ、週末には地方取材の予定。また来週は石川県に人間国宝を求めて取材に赴きます。怒濤のようにこなして、きっと5月はあっという間に過ぎてしまうのだろうなぁ、と早くもブルーな月曜日の朝です。休暇で養った英気をせいぜい稼働して、頑張ります。(了)追)久々にプロフィール写真を変更してみました。
2006/05/08
コメント(2)
![]()
私の祖父は、70歳でサラリーマン生活を終えてから仏像を彫ることを趣味にしていました。これは、早くに実母を亡くした体験と、戦争に青春を捧げた自身と戦友への鎮魂の念からのことでした。祖母はもともと多趣味で、絵画に親しんでいましたが、その祖父母が、共通の趣味もいいね、ということで一緒に始めたのが俳句でした。かつて夫婦共同で句集を作った際には、編者として携わったのですが、その時に、俳句の奥深さ、とくに、字数が非常に限られており、かつそのうち三分の一は季語にとられてしまう、という縛りの中で表現することの面白さを知りました。 その後祖父母の勧めもあって、何度か句を作ったりしましたが、もともと“片手に詩集”な青春時代を送った私としては、下手でも何でも、詩を作っている方が馴染むような気がしていて、なかなか俳句に本腰を入れることはありませんでした。 しかし、今回のフランス~スペインの旅では、いつもの旅行記や写真、勉強とは別に、自身の戯れと祖父母へのサプライズギフトの想いを込めて、道すがら俳句を作って来ました。 数は旅の日数に比してそれほど多くはないですが、一つのテーマでこれだけの作品を作ったのは初めてのこと。また、個人的にハードルを高くして、突き詰めてみようと思い、とにかく*モチーフに縛られたり、あるいは頼ったりしないをモットーに、旅先の地名や国名などはなるべく使用しないで、旅の雰囲気を表現するようにつとめました。帰国後、歳時記をひもといて、季語を手直ししたりしています。まだまだ清書して祖父母に献じるまでにはいたっていませんが、近々いったん修正を終えて、先輩である二人に見せて指南を仰ごうと思っています。(了)*祖父母お薦めの歳時記です。 ↓合本俳句歳時記第3版
2006/05/06
コメント(4)
ワールドカップ開催間近。ということで一昨日、行ってまいりましたドイツ村@千葉県。あ、ワールドカップとは全然関係なかったですね。。。 ここ、時間差を読みさえすれば、GWでも結構気楽に楽しめるスポット。ここ数年、GW中に家族や親戚で集まってバーベキューをしたり体を動かすのに使っています。 このドイツ村、とにかく何にもないトコロ。しかし、相当広大で、思い切り体を動かしても、ボールを投げても、まったく問題なし。ということで、この歳になると、どこの公園でもおおっぴらにスポーツなどができない(危険だということで、年齢制限ありますもんね)昨今、この広大さが何よりの贅沢なワケで、久しぶりにフリスビーやらキャッチボールやら、プラスティックバットで野球したり、と子供に戻ったような気分でした。 とはいえ、長旅から帰国して疲れも取れていない状態での参加。さすがにその翌日からは余波が襲って来まして、さらにこれに筋肉痛が加わって、相当濃厚なノックダウンとなっております。月曜日から仕事なんだけどなぁ。(了)
2006/05/06
コメント(2)
やはり、疲れが残っていたのでしょう。今日は夕方に目が覚めました。とはいえ、何もせずに休養していたワケでもなく、やらなけらばならないことは沢山。 まずは旅先で撮った写真を現像に出しに行きました。今回の旅では、携帯電話の撮影技術が向上したせいか、コンパクトカメラ、デジカメ、携帯と写真が分散し、ちょっとまとまりのない感じになってしまい、現像してみて、所謂プリントが結構少ないので「しまった」と思いました。 そのほかは、デジカメと携帯電話、それぞれ140カットずつほど撮った写真を、整理したり、トリミングしたり、タイトルをつけたり、削除したり・・・などしていました。これらはCDロムに焼いて、祖父母らにあげようと思っており、このGWの間に一度実家に遊びに行く都合から、写真類は一日も早く整理をしようと思った次第なのです。 まだまだ完全にリズムが戻らないのがもどかしくもありますが、写真や資料、土産を一つ一つしみじみ眺めては、旅の振り返りは、旅の整理から始まるものなのだなと、つくづく感じた一日でした。(了)
2006/05/03
コメント(0)
そうそう、あともう一息で・・・というところで旅にて長期不在しましたが、その間になんと50000アクセスに到達していました。何だか50000アクセス目まではとても長い道のりだったような気がしていますが、ここまで来られたことに感慨もひとしおです。 節目を迎えるたびに、「●●アクセス超えたら少しペースダウンしよう」などと目論むのですが、結局は「もうちょっと先まで行ってみよう」と欲が出てしまうのです。 ともあれ、こうして50000の大台に乗っかることが出来たのも、訪れて下さる皆様のお陰。この場を借りまして、お礼申し上げます。そして今後ともよろしくお願いいたします。(了)
2006/05/02
コメント(1)
皆様お久しぶりです。本日旅より戻りました。今回は南フランスからスタートして、ピレネー山脈をバスで越え、ハビエル、ナバラ、サラゴサ、バルセロナ、パリと回って来ました。かなり濃厚な旅路。新たな発見あり、旧友との再会あり。詳細は追ってこのブログでアップして行く予定です。 不在中閲覧いただいたりコメントいただきました皆様、こちらも追ってお返事&ご訪問いたしますので、よろしくお願いいたします。(了)
2006/05/02
コメント(2)
全33件 (33件中 1-33件目)
1


