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今日は月末(年度末でもある)、となると、寄席はどこも特別興行を打つもの。どこも色々やっていたのだろうが、私は昨年に続いて、東京・新宿末広亭を選んだ。「第15回三派連合落語サミット」私は午後の1時に行ったのだが、その時点で1階の椅子席も桟敷席も超満員。仕方なく2階の後ろの方で見ていた。昼席はその場所で見て、夜席は2階の最前列中央に陣取って、協会の枠を越えた、オールスターの競演を楽しんだ。私が見たのは以下の方々。人数だけで凄い数なので、演目はカットします。(昼席)林家染雀、立川談春、柳亭市馬、〆さばあたる・ひかる(漫才)、桂米助、立川談幸、春風亭勢朝、東京ボーイズ、桂竹丸、春風亭一朝、ボンボンブラザース、春風亭昇太(夜席)林家きくお、林家彦いち、磁石(漫才)、桂あやめ、立川談四楼、松元ヒロ(コント)、立川左談次、三遊亭小遊三、姉様キングス(あやめ&染雀の芸者スタイルの歌謡漫才)、昔昔亭桃太郎、立川談志、古今亭志ん駒、林家正楽(紙切り)、三遊亭歌之介そして最後は高田文夫センセイを中心に、きくお・彦いち・勢朝・竹丸・あやめ・染雀の大喜利。いや~、8時間もいたから凄い疲れたけど、今日は本当に出かけてよかった。まさか末広亭の高座で、談志師匠を見られるなんて…。しかし考えてみれば、市馬師匠、桃太郎師匠、そして談志師匠と、面識のある3人の噺家さんを、一度に同じ場所(高座)で見たのはこれが初めてだ…。冷静に考えれば…凄い事だよな、これって…。談志師匠が出てきたときは特に凄かった。桃太郎師匠が「ぜんざい公社」を演って、お辞儀して高座を降りて…。普通だったら、すぐにメクリが変わるのに、変わらない。そして少し経って、急に出てきたメクリには「談志」の文字。「エッ!」「ウソ!?」みたいな声が、あちこちから聞こえた。そしていきなり、家元が満面の笑みで登場!もう場内、割れんばかりの大拍手!私もついこないだ、家元に会ったばっかしだったが、また生で、それも末広亭で見られて、本当に感動した。普段着で、座布団の上にあぐらかいて、ジョークを5つほど、そして「落語チャンチャカチャン」(いろんな落語をつないだやつ)を10分ほど演った。私も数限りなく談志師匠の高座を見てきたけど、寄席で聴くと一層面白く、また聞きなれてる噺なのに、まるで違って聞こえたような気がした。そのあと上がった志ん駒師匠の途中でも、後ろの羽目板開けて手を振ったりと、家元絶好調であった。とにかく行ってよかった。
2006年03月31日
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今日はほぼ1日、家でジッとしていた。午前中に床屋に行き、帰りに靴を2足買って、昼飯を買って家に帰り、午後の2時から6時まで寝ていた。いや~…。これをもし、私の仕事のサイクルを知らない人が読んだら「こいつはただのニートか?」って思われるに違えねえ。ホントは、明日に向けて体力を温存していただけ。明日は新宿の末広亭に、昼の1時過ぎから夜の9時過ぎまでいるつもりなんでね(笑)。例の「急性ウイルス性胃腸炎」で、今月は全然落語を聴きに行けてなかったもんで…。明日まとめて、ひと月分聴くぞ!ところで、最近ニートって単語を新聞でも見るし、テレビやラジオで聞くことが、心持ち増えたような感じがする。私だけかもしれないけれど…。ニートってのは、早い話が「だらしない」だけって気がする。なりたい職業に就けないから、そういう職種に就くまで家にいるってのは、ちょっと世間をナメてるとしか、受け取れない。社会に出た方が、むしろやりたい事をやれるチャンスは、私の経験だと、非常に多くなると思う。無論、それには趣味の事でも仕事の事でも、それなりの努力は必要になる。でも、それを1つづつ跳ね除けていくと、意外にチャンスが向こうから来るもんだ。私はそれで、趣味の方でだけど、かなりが人脈が広がったりいい経験をさせてもらっている。だから、家に籠ってる人も、少しだけ度胸つけて外に出たら、チャンスが転がり込んでくる可能性があると思うんだが…。私の「座右の銘の1曲」は、神様・植木等先生の極めつけ「だまって俺について来い」。この歌の通りの生き方を、これからも実践してみたい。
2006年03月30日
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火曜日の晩、有楽町のよみうりホールで開かれた、恒例の「東西落語研鑽会」に行ってきた。今回の出演者は、林家たい平、笑福亭鶴瓶、桂文珍、柳家花緑。全員がテレビでもCMでも、かなり御馴染の面々。トップバッターはたい平師で「紙屑屋」。この噺は、今まで3回ほど生で聴いている。「高田笑学校」で3年くらい前に聴いたし…あと1回は…どこだっけ?ま、いいや。高座に登場して数十秒で客層を掴んだマクラを振って、見事に自分の世界に引き込むテクニックは、流石だった。本題も、現代ネタを巧みに取り入れ、歌舞伎の声色に都都逸、鈴木宗男に大滝秀治、秩父の花火をやって、終いは二代目廣澤虎造のマネ!手放しで褒めるの、芸を見る目がちょっと…っていう感じで恥ずかしいけど、本当に鮮やかだった。続いて鶴瓶師で「オールウェイズ・お母ちゃんの笑顔」。これは「私落語」というものだそうだ。私小説の喋るバージョンってこった。出てきていきなり「…たい平、アホや」。これに爆笑。でも、これはあくまで褒め言葉。しっかし、この師匠もマクラが抜群に巧い。この後に上がる文珍兄さんと、よく間違われるんですよ…と言って話したエピソードの数々。これは、かなり笑った。落語の内容は、小さい頃のお母さんとの思い出話。さんざ爆笑させといて、最後に少しホロッとさせる感じは、映画の「オールウェイズ・三丁目の夕日」を、はるかに凌いでいた。それくらい面白かった。そりゃそうだよね。昭和30年代を実体験してる人の描写なんだから、映画よか説得力があるのは当然。中入り前が、その鶴瓶師に間違われるという文珍師匠。ネタは、これも新作の「商社殺油地獄」という妙なもの。マクラで通信機器の話をしていて「ワンセグ」とか言っててけっこう驚いた。そして、しばらく話していたら。1階席の後ろのどこかで「バタ~ン!」と物凄い音がした。どうも誰かが椅子から立ちあがったら、思い切り椅子が元に戻ったみたい。そこをすかざず「大丈夫ですか?今のはこうですよね?」みたいに振って、これまた爆笑。で、噺の内容は、とある商社の中東支社の社員が、その国の石油を買い付ける契約を取るために、日本の伝統芸能の「狂言」をやるという、荒唐無稽もいいとこの噺だった(笑)。その狂言も「ぶす」とか「棒しばり」とかじゃなく、なんと「天才バカボン」!それも狂言をやる場面で、ホントに高座に鼓と小太鼓と横笛奏者が出てきたのが凄かった!落語って、何してもいいんだよね、ホントに。客席も大受け。中入り後は長講一席。柳家花緑「死刑台のカツカレー」。プログラム見て「何だコリャ?」、内容聞いても「?」という感じだった。マクラの駄菓子好きの話は非常に受けたのだが、噺の内容が…この噺は、劇作家の鈴木聡さんの作だそうで、だからかも知れないが、噺を聴いて受けた印象は、なんか下北沢の小劇場でやってそうな芝居、の感じ。お解り頂けるだろうか?確かに面白かったことは面白かったのだが、なんか「地」の部分が多くて、場面転換に少々強引さがあったように思った。全体的にナレーションの部分を極力減らして、対話法で噺を進めたら、ホントに噺が長くなるだろうけど、もっと面白い展開になるような気がした。特に噺のラストは、単に説明だけで終わっちゃったから、もう少し、アレンジをすれば、より面白かっただろうと思った。相変わらず偉そうな文章だなあ。これじゃあ他人から、かなり嫌われそうだ。でも、もっと面白いお笑い評論を書くぞ!目指せ若葉町!!
2006年03月29日
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この番組について、コメントやら感想やらを書くと、私がどこの誰だか、すぐにバレてしまう(汗)。しかしながら、私に期待しておられる方も多いかもしれないし、今回も番組構成に対して、文句を言わざるを得ないような、惨憺たる内容だから、文句が来ても…やっぱし書く!!ここ数年、毎度毎度同じことを言い続けて、我ながら呆れるし、「自分も相当しつこいなあ」と思うが…。何故、いつのまにか「おまけのコーナー」がメインに昇格して、主要な歌手の歌が「おまけ扱い」で「全部ワンコーラス切り」なんだろうか?たしかに戦後60年を過ぎ、戦前~戦中~戦後の歌が、だんだんと忘れられていくのは、悲しいけれど、時間の流れで、仕方がないことだと思う。他の放送局で「懐メロ」を特集で組む時は、大体が昭和の40~60年代が中心になっている。これもすんごい嫌だけど、もう当たり前。しかし!テレビ東京のこの番組だけは、いつまでも昭和初期~30年代までの歌だけで構成して欲しかった。戦前デビューの歌手のVTRが、こんなにふんだんに残っているのは、ここだけなんだから。それなのに、「いい旅・夢気分」の出来損ないみたいな、どうでもいい企画で無駄に時間を潰して、歌番組なのに、肝心の歌が1番で終わり(あるいはコーダや間奏を編集でカット)というのは、本末転倒も甚だしい。たとえ、明治生まれや、大正生まれが少なくなったとしても、もっと下の世代で、戦前からの歌謡曲を愛好してる人間は大量にいるのに。そういう、年に2回の、この番組を心から楽しみにしている大事な視聴者の意見を無視して切り捨てて、普通の視聴者に迎合した番組構成になって、本当にガッカリしている。なんで旅コーナーやったり、きみまろなんか出すんだろう?それより昔の(夏や大晦日の)VTRを延々流してくれたほうが、どれだけファンは喜ぶか…。正直、番組構成が…作家の人には悪いが、下手すぎる。内容があまりにバラバラ。もうちょっと何とかしてほしい。歌や歌手に対する畏敬の念がゼロ!だからワンコーラスで平気で歌を切るなんて、ふざけたマネが出来んだろう。まして「桑港のチャイナタウン」を、1番2番を合体させてワンコーラスなんて、歌をバカにしている。やっぱし、第1弾~第4弾くらいにしてくれないとね…例え数字が取れなくても、絶対に新たな歌謡曲ファンを開拓することが出来ると思うけど。言うだけ無駄だと思ったけど、やっぱし言ってしまった…。もう言うまい、絶対言うまい。
2006年03月27日
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ここ2日ほど、私のレコードやCDのコレクションを全てひっくり返して、宮川センセイの曲を片っ端から聴いていた。やっぱし凄いわ、このセンセイのメロディーは。勿論、前々回に書いた曲なんかが好きな歌なのだが、久々に聴いてみて、思わず唸った曲構成なんかが多くて、改めて失ったものの大きさに気がついたような気がする。例えば、なべおさみが昭和45年に出した「青春ヤスダ節」という歌。ご存知「シャボン玉ホリデー」の末期に生まれた名物コント「キントト映画」から生まれたもの。このコント、なべが何かにつけて、助監督役のクレージーの安田伸を「ヤスダ~!」と言いながらメガホンでやみくもに引っ叩くという、意味がよく判らないコント(笑)。この歌もイントロや間奏で「ヤスダ~!」を連呼しているだけで、内容は単なるコミックソングなのだが、この歌の曲構成は芸術的である。「金毘羅船々」や「花いちもんめ」のメロディーを巧みに混ぜつつ、素晴らしくグレードの高い曲に仕上げている。歌詞は結構下品だけど(笑)。同様の歌だと、小松政夫に提供した曲も実に素晴らしい。「小松の親分さん」なんて歌も、凄くカッコイイ歌だし。小松の親分のお師匠さんの、神様・植木等先生の歌だって、「アッと驚く為五郎」は、「マシュケナダ」のパロディーみたいなもんだから(これは、洋楽好きのウチの叔母が「マシュケナダ」を歌ってるのを聴いて気がついた)。クレージーに大量の名曲を提供した萩原哲晶センセイ同様、宮川センセイの作る歌は、品格があって見事。「宇宙戦艦ヤマト」だって、やっぱしアニメソングの中でもスタンダード中のスタンダードだもんなあ。今日が宮川センセイの告別式だったそうな。さっき、その模様をチラッとテレビで見た。植木先生もインタビューを受けていた。でも、遺影を見ても、私はまだ、その死が信じられない。のべつ冗談ばかり言ってた人、というイメージがあるから、それこそ本人が、式の最後に、遺影を思いっきり蹴破って「ウッソっでっしったあ~!」とか「一足早い4月バカでえ~す!」とか言いながら、赤いタキシードかなんか着て、出てきそうな気がしてならない。…と言うか、ホントに出てきてほしい。クレージー黄金時代に携わった方々が亡くなられていくのは本当に淋しいことだ。だからこそ、植木・谷・犬塚・桜井の4氏には、本当に長生きして頂きたいと、心から願う。
2006年03月25日
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一昨日の宮川泰センセイに続き、今日は噺家の三遊亭圓右師匠が亡くなった。こうも毎日、自分の好きなジャンルの偉人の訃報を聞くと嫌んなる。圓右師匠は、私は落語をやっているイメージより、やはりCMの印象が強い。「アテント」だったかな、成人用紙おむつの。圓右師匠のあとを引き継いだのが、これまた今は亡き名人の矢来町だったはずだ。そういや、昔は結構噺家がCMやってたんだけどねえ…最近は少ないような気がする。下手なお笑い芸人より、より印象に残るCMが作れそうなのに…。談志師匠だって、小ゑん時分に「SBのモナカカレー」(!)のCMやってたらしいし、圓蔵師匠だって圓鏡時代に、「エバラ焼肉のたれ」とか「メガネクリンビュー」とか出てた覚えがあるもんなあ、こっちはリアルタイムで見てたし。今は志の輔師匠がカップやきそばやってるくらいなのかな?他にも2、3はあるか…。圓右師匠も82歳…うちの祖母と同い年か。もうちょっと元気でいてもらいたかったな。確か生で高座見ていない師匠だし…。後悔してしまうなあ…。圓右師匠のご冥福をお祈りいたします。
2006年03月23日
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いや~、野球のルールもロクに知らない私だけど、やはり今回のWBC、見事な世界一だと思う。決勝で戦ったキューバも、メ○ラ審判抱えてたアメリカも、手放しで日本選手を評価しているのは、非常に好感が持てた。それにひきかえ、日本より勝ってたのに何故かベスト4止まりの「お隣の国」は…報道見てても、負け惜しみがひどいね。あんなに「民度」の低い国も珍しいしね…国民の料簡が最低。日本はキチンと、フェアに戦って優勝したのだから、ガタガタ言われる筋合いはない。折角だから「ベスト4のお隣さん」に一言言おう。ザマミロ。さて、その喜ばしい報道の一方で、非常に悲しい知らせが…。宮川泰先生、急死…。こないだの久世光彦氏と全く同じ、虚血性心不全。75歳。当人としては、大して長時間苦しんだ訳でもないのだろうからいい死に方かもしれないが…。私はとてもショックだ。世間では、ザ・ピーナッツの育ての親という面と、「宇宙戦艦ヤマト」の作曲者、という報道が多いようだ。しかし、私はやっぱし「クレージー第8の男」という風にこの先生を見ていたから、そっちの方の功績が、いちばん偉大だと思っている。「シビレ節」「ウンジャラゲ」「アッと驚く為五郎」、そして平成初頭に一大ブームを起こしたメドレー「スーダラ伝説」。とにかく、この先生の作る曲は、全て垢抜けていた。しっとりした歌でも、バカ陽気なクレージーの歌でも、それは一貫してあったと思う。これ以上文章で書くと長くなるから、私の好きな、宮川作品を幾つか羅列してみたいと思う。「シビレ節」(植木等)「あんたなんか」(園まり・植木等)「若いってすばらしい」(槙みちる)「ウナ・セラ・ディ東京」(ザ・ピーナッツ他)「銀色の道」(ダークダックス他)「ゲバゲバ90分のテーマ」「小松の親分さん」(小松政夫)「ハローラスベガス」(ハナ肇とクレージーキャッツ)「涙のかわくまで」(西田佐知子)…ホントはもっとあるけど、大体こんな感じかな。あと、少々マニアックになるが、昭和39年の東宝映画「西の王将・東の大将」のタイトルテーマ、翌昭和40年の「日本一のゴマスリ男」のタイトルテーマが素晴らしい。あんなに聴くだけで興奮できるインスト、ってのは他に聴いたことが無い、と思う。本当に天才のなせる業って気がした。宮川先生、名曲を有難うございます。ご冥福をお祈り致します。一体、今年の大晦日の「紅白」の「蛍の光」の指揮は、誰がするんだろう?CGで藤山先生復活かしらん??
2006年03月22日
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1、三遊亭圓楽師匠が、来週から「笑点」に帰ってくるそうだ。確かに喜ばしいことだが、OPのみの出演だそうな。つまり…「皆さんこんにちは。笑点の時間が参りました。司会の圓楽です。どうぞよろしく」(観客の拍手)「さて、今日のハナは○○さんです。どうぞ!」…って、これだけでしょ?どうなんだろうか…?当人も示唆していたが、やはり悲しいけど勇退すべきだと思う。誰か新しい司会者を投入して、歌丸師匠を回答者に戻して、新生の「笑点」にするべきではないだろうか?アニメと違っていつまでも、同じメンバーでやれないんだからね。2、36年間の歴史に幕を下ろす「大岡越前」を見た。考えてみれば、この番組を最初に観たのは、幼稚園のときに今は亡き父方の祖父母と観たのが最初だった。あの時は、まだ片岡千恵蔵や大坂志郎や松山英太郎がいたなあ。そのもっと前だと、志村喬だとか、天知茂や和田浩治なんかもレギュラーにいたんだよなあ…(涙)。久々の大岡越前、結構肩肘張らずに楽しめた。これで最後だと思うと感慨深いものがあったが…。自分の中では(世間じゃどうか知らないが)、大岡越前守は加藤剛しかいない。他の誰が演じようともダメ。芝居が上手い下手の問題でもない。加藤剛=大岡越前守は、自分の中で完全に固定されてしまっている。鳥のヒナといっしょで、「すりこみ」って凄いね(笑)。久々に山口崇(タイムショックのイメージが強いが)の、あの生意気な「忠相!」も聞けたし、高橋元太郎や滝田裕介の姿も観られて良かった。メンバー欠けないうちに、もう1回くらい、スペシャルやって欲しい。そういや10年以上前、夕方の初期の大岡越前の再放送を観ていたら、その回のゲストが加東大介で、片岡千恵蔵と志村喬と加東大介と天知茂(か松山英太郎)の4人が、同一の画面に収まっていて、泣きそうになったことがあった(笑)。小さい頃からの御馴染の番組が、出演メンバーが変わったり、終わったりするのは、とても悲しい。でもこれは、時の流れだから、しょうがないのか…。
2006年03月20日
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一週間のご無沙汰でした。実は私、急性ウイルス性腸炎になって寝込んでいた。だからPCの前にいるどころの騒ぎではなかった…。ホントに日曜日の晩までは普通にしていたのだ。日曜日の深夜に具合が悪くなったらしい。そこは自分でもよく覚えていないのだが、暑くて寒くて妙な感じの夢を見たような気がする。多分あれが熱の出始めだったんだろう。月曜日の朝、なんか体調が変だと思って、熱を測ったら38度!しかし、仕事もあるので、月曜日の朝に強烈な解熱剤を飲んで会社に行った。ところが「具合の悪い人間に仕事は押し付けられないから早く帰った方がいい」と言われ、強制的に早退。そして帰りに母がバイトしてる病院へ。そこでインフルエンザの検査をしたが、反応は出ず、家に帰って、薬飲んで横になった…。そこからが地獄の始まり(オーバーじゃないんだ、この言い方が)だった…。その日の午後から、いきなり40度の高熱が出て、また下痢が頻繁に続くようになった。なんせ、ほんの少し水を飲むだけで、強烈な腹痛が襲い、トイレに直行!トイレに行く度に、頬や口の周りがボロボロになっていき、完全な脱水症状になってしまった…。飲み食いは一切出来ず、ベッドの上で全く身動きが取れず…。この状態が約2日間。40度の熱があったときは、正直意識を失いかけた。結局寝てても埒があかず、火曜の夕方と水曜日の朝に、近所の病院に行き、検査を受け、合計4本もの点滴を打ってもらった。初日が500mlが1本、200ml1本、2日目が500ml2本…合計1.7リットル!だいたい、1升瓶まるまる打っちゃったってことか。それだけひどい脱水症状だったってことか、今思うと。医者によると、点滴打たなかったら命が危なかったらしい…。そしてまた、5日間殆ど寝ていたため、歩くのがきつくて…。病院に行ったときが最悪で、母親の介添えがないと歩く事も侭ならず、完全なマザコン野郎としか周囲に見られていなかったんじゃなかろうか?と、恥ずかしい気分になる。どうしようもなかったから、しょうがないんだけど…。今日は4日ぶりに会社に行ったが、まだ本調子じゃない。いつもが100なら、今日は45くらいだと思う。早く体調を戻さないといけないが…あと最低でも3日くらいかかるな、これだと。
2006年03月18日
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やっと、クレージーキャッツのDVD「作戦ボックス」を手に入れた。全部見たことある作品だったが、ファンなんだから買わなきゃしょうがない(笑)。己に課せられた義務だ、こりゃ(笑)。とは言うものの、時間もないので「香港クレージー作戦」だけ見た。副音声の谷啓&中尾ミエの解説付きで。映画自体は、前に何度か見ているから、特にどうということはないが、副音声は非常に聞き応え満点だった。特に中尾ミエの解説&思い出話は、非常に的確な視点で喋っていて、面白いだけでなく、それだけでキチンとした「話芸」になっていた。「メキシコ大作戦」の副音声は犬塚弘氏だそうなので、今度の休みにゆっくり見よう。願わくば、神様・植木等の副音声解説が聞きたいのだが…5月に発売される「日本一ボックス」では聞けるだろうか。どうせなら東宝クレージー30本、全部まとめてセットで発売してくれないかねえ?10万くらいなら買えるのに。寝る前に、またクレージーソングを聴いて、明日からの仕事に備えましょ。さア~~~ッ!!いっちょバ~~ッと寝るか!!
2006年03月10日
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大和書房から発売されたこの本、早速読んだ。勿論、6日(月)に新宿の紀伊国屋サザンシアターで開かれた、この本の出版記念落語会&歌謡ショーにも行って来た。で、この本を読んだ感想だが、「この人はとにかく歌謡曲にメチャクチャ詳しいんだ」という一言に尽きると思う。多分校正の人の間違いだと思うのだが、幾つか歌手名で誤植があったのが少々気になったが、「歌謡曲論」の本では、これが今までで一番面白いと思った。こういう本は、談志師匠の他には、小沢昭一先生くらいしか書かないだろうし…。ただ非常に気になった…と言っていいのか解らないが、この本は、読み手が相当「流行歌の知識」がないと、大半が「???」という歌のタイトル&歌手ばかりだから、楽しめるのだろうか?ということ。これは一緒にサザンシアターに行った人も言っていたが…。他の本で読んだり、テレビで聞いたことのあるエピソードも含めて、とても面白い本だと思う。オススメです。
2006年03月08日
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「状況判断の出来ぬ奴を、馬鹿と言う」私が大ファンの、立川談志師匠の名言だ。確かにその通り!素晴らしい言葉だと思う。今日私は、その見本というか、典型例を目撃してしまった。あまりに呆れたし、アタマに来たことだったので、すべて洗いざらい書いてしまおうと思う。これはある種の「告発」かもしれん。知り合いに誘われて、都内某所で開かれた「春の宴・ディナーコンサート」という催しに行ってきた。出演する歌手は、聞いたことの無い3流の演歌歌手の人たちだったのだが、司会が柳亭市馬師匠で、ゲストが何と、上にも書いた立川談志師匠!これは行かなきゃしょうがないでしょ!で、行ったのだが…いや~話のタネにはなるけどさ、物凄い会だった、悪い意味で(苦笑)。まずバンドがまともに演奏できない(笑)。歌手の方々が殆ど歌が上手くない(苦笑)…。バンドが間違えるたびにコケていたら、脇腹が痛くなってしまった。談志師匠も、市馬師匠も、今日は本当に大変だったと思う。何てったって、今日舞台に上がった人たちの中で、市馬師匠が一番素晴らしい歌声だった、ってのが、いいんだか、何だか、わからない…。談志師匠も、いつもどおりにジョークを仰り、歌謡曲論を熱く語っておられたのに…客が田舎モンばっかしだから、まあ~、通用しないこと(笑)!しまいには談志師匠、我々の方だけを見て喋ってた(笑)。それはともかく、前置きが長くなったが、呆れた事を。舞台に上がった演歌歌手の方で、一人、目の不自由な女性がおられた。その方は、元はシャンソンの歌手だったそうだが、なかなか達者に歌を聴かせていた。その方が、市馬師匠のエスコートで退場したあと、何故かバックバンドのコンダクターの方が歌うコーナーになった(これがまず分からないんだが)。一曲目は、裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」。ま、これは別にいい。客席練り歩いてて、かなり鬱陶しかったけど。問題はその後!何と「座頭市」の勝新太郎の格好をして出てきたのだ。どうも、この人の得意ネタらしい。別にね、やるなって言うわけじゃないのよ。でもね、自分の前の出番の人を考えてごらんなさい。盲目なのよ!普通だったら、たとえそれが得意ネタだとしても、そういう時ゃ、やらないのが普通の人間じゃない。その女性歌手の人、そのところを見てたかどうか知らないが、相当傷ついたのではないだろうか?と思ってしまった。「状況判断の出来ぬ奴を、馬鹿と言う」。この言葉を、今日の、この指揮者に捧げたい。あと最後に。談志師匠、市馬師匠。本日は本当にお疲れさまでした!今日ほど、この言葉を心から言ったことは、いまだかつてなかったと思います(笑)。
2006年03月05日
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久世氏の訃報は、やはりテレビ各局で大きく扱われていた。あっという間に、長患いする事も無くこの世を去ったのは、いかにも久世氏らしい気がする。向田邦子に呼ばれたような感じもするし。失礼な言い方だが、あれだけ不健康そうな作曲家の小林亜星氏よりも、昨日も書いた森繁先生よりも、先に逝くのは…人の寿命ってホントにわからないな、と痛感した。話は変わって…。今、日テレで「日本アカデミー賞」やってるが、正直言えばここ20数年の日本映画は、目に見えて面白くなくなった。質が3段階くらい、一気に落ちたような感じ。個人的な意見でなんだが、今の映画がつまらないと思う私の意見(愚痴?)を書かせてもらう。第一に、今の映画は全てが「大作主義」で、映画全体に、「力」が悪い意味で入りすぎているからだと思う。無駄に上映時間が長いし(2時間以上は長い。映画は1時間半で十分)。そして第二に「リアリティ重視」というか、喜劇にしても、時代劇にしても、アクションにしても、「荒唐無稽さ」を殆ど排除してしまい、リアルさで言えば質が上がったとしても、それとひきかえに「映画の楽しさ」「リラックスして見られる気軽さ」を捨ててしまっていると思う。昔の映画は…いわゆる「プログラム・ピクチュア」の作品群はとにかく時代のズレは感じても、見ていて楽しいし、肩肘一切張らなくて見られるから好きだ。現実を忘れさせてくれるような楽しい映画が無いんだもの。時代劇だって、殺陣で血がビャーと噴出すようなのもいいが、それより「旗本退屈男」だとか「次郎長三国志」だとか、ああいう面白いのが、やっぱりいいに決まってる。黒澤明も「用心棒」や「椿三十郎」の頃が最高に良いし。片岡知恵蔵の「多羅尾伴内」も、今見ればツッコミどころ満載だけど、いいじゃない!面白きゃ。あの映画大好きだ。あと、今の映画で私が嫌いなのは、オープニングがタイトルだけで、エンディングに出演者からスタッフからのロールが3分くらい長々出てくるの。あれが凄く嫌い。会社のマークがドーンとスクリーンに出たら、タイトルがすぐ出て、「製作○○」「脚本○○」「出演者○○」と続いて、EDは思い切りデカい「終」の字が出る方が、スカッと終わるから好きなのに。東宝クレージー映画のOPなんか大好きだ。いきなり東京の空撮から始まって(下町じゃなくて山の手の)、東京タワーだとか、高速道路とかに、真っ赤なデッカイ字で「植木等」とか「谷啓」とか出てきて…。そこに宮川泰、神津善行、広瀬健次郎なんかの、陽気でテンションが上がる音楽がかかりゃ、もう最高!娯楽性を捨てたら、映画は終わり。誰もが楽しめる陽気な肩肘張らない「プログラム・ピクチュア」時代のような新作映画が見たい。一番いいのは「お金がかかってるのに、それを微塵も感じさせないような下らない喜劇」なんだけど…絶対無理だろうなあ。今現在、一番「昔の邦画」の匂いを残してる娯楽映画は「クレヨンしんちゃん」だもんな(笑)。「オトナ帝国の逆襲」なんか、私は個人的に「戦後の邦画ベスト10」に入れてるくらい、傑作だと思うから。大変に愚痴めいた内容をお許し下さい…。
2006年03月03日
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昨日予告した、今のテレビ文句を書こうと思って、PCの電源入れて、ヤフーのニュースを見たら…。演出家の久世光彦氏、急死…。思わずPCの前で、大声で独り言を言ってしまった。「えっ、ちょ…どうすんだよ!『週刊新潮』の『森繁久彌・大遺言書』の連載は!?あなたが森繁先生より、先にあの世に逝っちゃってどうすんの!!」と。こういう言い方、不謹慎だと怒る人もいるかもしれない。しかしながら、訃報を聞いた瞬間に、真っ先に思ったのはこれだった。それくらいショックで驚いたってこと。私はこの人のコラムが好きで、毎週職場に置いてある「週刊新潮」のコラムを読むのが楽しみだった。また10年近く前に講談社から文庫本で出た「ニホンゴキトク」という、今ではほとんど使われなくなった「正しい日本語」についてのコラムも面白かった。で、「週刊新潮」の「森繁久彌・大遺言書」を読むたびに「森繁久彌の最期を看取るのは、この人しかいない」と思って、毎週読んでいた。久世氏が森繁先生より先に逝く事は、100%あり得ないだろうと確信して、読んでいた…それなのに。まさかねえ…その久世氏まで先に逝っちゃうとは…。また森繁先生が「順番が違う。早すぎる」というコメントを出すのだろう。勿論葬式にも顔を出すに違いない。相当なショックを、また受けているんだろうなあ、先生は。何か私のイメージだと、森繁先生の周囲の人たちは、悉く早く亡くなっている感じがする。世間的には、早死ではない年齢なのかもしれないが(早死の人も結構いるが)、早死だと感じるのは、それだけ森繁先生が「歳をとっていない」ような気がするからかもしれない。平成に入ってからでも、森繁夫人に松山英太郎、フランキー堺、三木のり平、久慈あさみ、芦田伸介、新珠三千代、息子の泉さんなど、関係者がかなり亡くなっている。その前でも、山茶花究、加東大介、伴淳三郎、向田邦子など、こう言っちゃ何だが、森繁先生の周囲は、全滅に近い。今でも元気なのは淡島千景、森光子、小林桂樹、黒柳徹子、樹木希林くらいなもんだろうか?話が横道に逸れたが、久世氏の訃報は「日本テレビドラマ黄金時代」の終焉だと思う。先週には脚本家の佐々木守氏も亡くなってしまったし…。この人も「七人の刑事」や「ウルトラマン」なんかを手がけていた名脚本家だし…。余談だが、この佐々木氏が田波靖男氏(この人も故人)とコンビで東宝で書いた植木等の「日本一の断絶男」は、後期クレージー映画の中では抜群の面白さだと思う。ここ2週で、我々は日本を代表する脚本家と演出家を失ってしまったことになる。もうこれから先、面白いテレビドラマは当分見られそうにないな。久世氏のご冥福をお祈りいたします。あ~あ…。毎週の楽しみが1つ減っちゃった…淋しい。
2006年03月02日
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こないだ「あけましておめでとうございます」って挨拶をしたばっかしのような気がする…って文を、書いたばかりだと思ったら、もう3月!明後日あたり、もう6月だよ(ウソウソ)。実を言うと、ここ半年以上、原因不明の頭痛が続いている。のべつ痛いんではなく、週一くらいで急に襲ってくる。そのたんびに頭痛止め飲むと、薬が効かなくなりそうで嫌だから、なるべく飲まないようにしてるんで、痛いのを堪えるのは、かなり辛い。仕方が無いので、取りたくもない有休を6日の月曜日に取り、病院(耳鼻科)に行く事にした。自分の見立ては当てにならないが、これはおそらくだが6~7年前にやった、蓄膿症の再発だと思う。頭痛、目まい、妙な鼻づまり…この症状は絶対、そんな気がしてならない。症状…寺の狸囃子(苦笑)。そんな駄洒落を言うとる場合ではない!ああ、嫌だなあ…。蓄膿だったとしたら、また鼻の穴に管ぁ突っ込まれて、薬の入った水で洗われるんだよ、頬の内側の副鼻腔ってとこを!こないだは一週間以上も目まいが続いて、四六時中船に乗ってるような状況だったからなあ…これで、もし重病だったらどうしよう。仕事に穴ぁ空けられないし…。とにかく医者に行くのは早いうちがいいだろうな。え~…私は何を書こうとしてたんだっけ?ああ、そうだ。今のテレビ番組がつまらないってのを書こうとしたんだ。…それはまた次回に。おアトがよろしいようで…。
2006年03月01日
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