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事件の深刻さに対して、家族の受け止めが楽観的すぎてイライラしました。制作側の狙った通りなのでしょう。でもやはり、宗教が関わると話がややこしいなあと思いました。14歳の姉ベスがルークという男性とどこかに行ってしまったというイライジャ・リーの言葉で、学校からSVUに通報があった。ベスの両親は風邪で1週間休んでいるだけで、ルークというのは想像上の友達のことだと主張しているという。SVUがベスの父ポールと母クレアに説明を求めると、ルークは家族ぐるみの友人で娘を連れて伝道活動に行ったという。彼らは難民のために家を建てる奉仕活動を行っており、学校から教会の活動について批判されたくないという理由で嘘を告げた。しかし、娘の行き先についてはブルーミングバールの現場というだけで、直接連絡が取れないなど不審な点がある。両親は母の日には戻ってくるからとあまり心配している様子はない。ルークの携帯は使い捨てで、つながらず、オリビアは州警察にベスの無事を確認するよう依頼する。ツーエコーズ教会の奉仕活動現場では、伝道団の代表が現場を仕切っており、ルークとベスについては先週来る予定だったが姿を見せていないという。その事実を両親に伝えるが、まだ危機感を感じていないようだ。ルークとは聖書の勉強会で出会い、ベスはルークからギターを習っていた。ポールは仕事が忙しくて娘にかまってやれず、娘の希望に妻が許したという。ルークの住所も分からない中、クレアはルークは信心深く私達家族を愛しているとすっかり信頼している。唯一、ベスとルークが映っている動画があり、それを手がかりにツーエコーズ教会のアダムス牧師夫妻に人物の確認を求める。ルークは3年ほど前から教会に現れ、子どもたちにギターを教えるようになった。牧師は身元は確認したというものの、妻のモリーはルークは偽名で、本名はニック・ピアースだと明かす。ロングアイランドの資産家の息子で家族もニックの行方を知らないという。SVUはルークことニックがベスを誘拐したとの判断を両親に伝える。ポールは事態を受け入れようとしているが、クレアはルークに騙されていたことを受け入れられない。ニックは教会に現れた時から、子どもたちが信仰心を持っていることに感心していたというが、最初からベスに近づくのが目的ではなかったのか。するとクレアは自分がニックの狙いだったと言い出す。実はニックとは不倫をしていて、愛し合っているという。オリビアは子供を誘拐するために、まず母親に近づいたと説明し、1週間前にレンタカーでベスを迎えに来たニックの行き先を追う。今のところカードの使用はないが、クレアはニックから送金アプリを使って金を受け取っていたことがわかる。ニックの古い業務用の口座からで、他にも送金しているかも知れない。調べたところ、ニックから500ドル送金されていたナディーンという女性がいた。ニックと交際しているときに、車を買えと援助してくれたというが、ベスの誘拐事件を聞いて、自分の娘も狙われていたのではないかという。12歳のエヴァと3人で山小屋に行こうと誘われた時、たまたま元夫が娘と夏休みを過ごしたいということになり、ニックは自分を振った。狙いはエヴァだったと知ったが、娘はニックに洗脳されたようだったという。ニックがエヴァと一緒に行こうとした山小屋の場所を確認し、オリビアはベスの両親にこれから捜索に向かうと告げる。NYPDがピアース家の山小屋を捜索すると、ニックもベスもその場にいたが、ベスはマインドコントロールされているのか、ニックから離れようとしない。ニックは自分たちは試されており、これは神のご意思だという。納得しないベスの身柄を保護し、病院で健康面をチェックするが、ベスはレイプ検査と妊娠検査を拒否した。14歳となると、本人の意思が尊重され、両親でも強制できない。この場に及んでもクレアはニックは娘にハグをするだけだとかばい、「神のご意思を知ることはできない」という。逮捕されたニックは、両親の許可の元にベスを連れ出したので誘拐ではないと主張し、奉仕活動の現場ではなく山小屋だったことも、魂の旅だと独自の言い訳をする。そこでニックはヴィジョンを見て、森の中でベスと教会を作るという使命を得たらしい。ベスは意外にも実家に戻り弟に会いたいというが、オリビアとロリンズの質問には自分を子ども扱いするな、神を信じないのかという。オリビアはベスはもう大人だとわかっているとして、2人だけで話をする。重要なのはルーク(ニック)との関係が性的なものかどうかだが、慎重に言い分を聞いていると、ベスはルークをキリストの再臨と捕らえていることがわかる。それほどニックを信奉しており、山小屋の捜索では2人の関係を証明するような痕跡はなかった。しかし、仮にDNAが見つかってもレイプの証拠とはならないだろう。カリシはポールはまだまともだが、クレアはニックを愛しているため、かばっているのが裁判では問題になるという。第2級誘拐罪で起訴され、罪状認否で無罪を主張するが、弁護士は依頼人は被害者であり、リー家がニックの信仰心に付け込んで、性的逸脱行動をそそのかしたと言い出す。なんと、ポールがニックに性・行為を強要し脅すつもりだというので、カリシは夫妻を分けて話を聞くことにする。クレアはイライジャが生まれてから夫との関係が変わったというが、セックスレスになったのかと聞かれ、夫はゲイではないと腹を立てる。ポールはSVUに実はニックと性的関係を持ったということを告白する。酒を飲んで話し込み、彼の方から誘ってきたというが、それ一度ではなかったという。裁判になれば、その事を弁護側は暴露するだろう。ニックはベスを手に入れるために、両親とも関係を持って、弱みを握ったということか。またベスは裁判で証言しないと予想されるので、オリビアはエヴァの件を利用できないかと考える。しかし父親が捜査を拒んでおり、ナディーンは夫から養育費が途絶えるのを恐れるだろう。それを見越してか、弁護士が起訴を取り下げるようカリシに申し入れる。リー家の内情を裁判で晒すのを恐れるのなら、軽罪で手を打とうというということだが、カリシは拒否。ニックはベスとの結婚を望んでいるという。両親が認めるのなら、裁判で闘う必要はない。ニックの宗教的な信念や両親の問題は陪審には良く映らないだろう。ベスも証言しないとなるとSVUの証言しかない。ベスが両親と共に教会のグループと食事をしていたが、その場からベスが姿を消した。ベスはトイレで着替えると、誰かに会いに行くと楽しそうに出ていったという。アダムス牧師の妻モリーは、ベスのメッセージをニックに伝えたことを明かす。聖書のコリント人への手紙の中から「すでに据えられている土台以外に他のものを据えることはできない」という内容だったという。それはアダムス牧師の「明日に架ける橋」説教からの引用だということで、SVUはベスがニックと結婚する気だと考える。その場所はベスの待受画面にあったブルックリン橋だと推察し、現地に向かう。ベスとニックは結婚の誓いをかわそうとしていたが、SVUに身柄を確保される。その時ベスはルークの子を宿していると叫ぶ。それが本当なのかどうかは分からないが、ベスの方からニックに連絡しており、2人がいたのは公共の場所なのでニックに再度の誘拐罪は適用できない。オリビアは来月15歳になるベスにアイディアがあるという。クレアはベスに15歳になれば、妊娠していて親の同意があればメリーランド州で結婚することができると告げる。両親は娘の幸せを望んでおり、父親がルークという証明が必要なので検査をしなければならないが、検察に誰も証言しないと言えば起訴は却下される。ベスは了承し、検査の結果父親はルーク(ニック)と判明した。それは第2級レイプ罪が成立することを意味する。両親はこれからベスに説明することになるが、生まれてきた子供は自分たちの子供として育てると言い、夫婦関係の修復にも務めるという。後はベスが両親を許すかどうかだ。オリビアはノアがタブレットに見せたくないものがあるというのを聞いて心配になる。母の日のサプライズプレゼントだというノアは、本当に母の日に親子のコラージュ写真を作ってプレゼントした。オリビアはノアを抱きしめる。最近のオリビアの狡猾さが光りますね。14歳は子供じゃありません、と言いながら、法の抜け穴をきっちり利用する。まあ、それが大人の世界ということなのでしょう。信仰心の篤い一家が、信仰心が篤いように見える(実際そうだったのかも知れないが)男に手玉に取られた事件で、子供が巻き込まれているのにその事に疑問を持たない両親に唖然としました。いくら弱みを握られているといっても、娘の命と引き換えですよ、宗教心が強いくせに煩悩が多すぎる。何でも神様で片付けてしまっては、批判できないし、洗脳やマインドコントロールされればそこから解放するのは難しい。純粋な子供だからこそ、狙ったのだとすると、本当に悪質です。牧師の妻もやけにかばっていましたけど、彼女ももしかして手懐けられていたのでしょうかお。ベスを演じた女優さん若いのに、なかなかの演技だったと思います。ショービスでのキャリアもかなりあるのですね。そして、男性ゲストも個人的におなじみの方々。ニック役は「アンダー・ザ・ドーム」のジュニアだし、ポール役は「グリム」のウーだし、弁護士役は「ダークエンジェル」のノーマルだし、SFファンタジー系で揃ったなという感じ。ちなみに、このエピソードと「組織犯罪対策班」とクロスオーバーしていたのですね。本国で放送されたバージョンでは、ラストシーンでステイプラーが駆け込んでくるらしいです。それにしても、息子とレストランで朝食?をとっているのはさすがニューヨーカーだなと思いました。物価が高いのに、オリビアはお金をもっているのですね。ノアが秘密を持っているのかと心配になりましたが、何事もなくて良かった。カルドゥンにカリシとの仲を勘付かれたアマンダ、マーフィー警部と彼は仲いいの?なんて、バレバレだったのですね。
October 31, 2022
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シーズンフィナーレ。何だかなー、何も浮かんでこないなあ。FBIは逃走したマーヴィンの行き先を突き止め、飛び立とうとしている小型飛行機の中で逮捕する。レッドはマーヴィンを奪われたとクーパーに抗議するが、レッドがマーヴィンを殺せばクーパーが刑務所に入ることになるので、譲れない。レッドはそもそもクーパーが罪を重ねて、リズから託されたアグネスを守れなくなっていると指摘する。とにかく、マーヴィンはレッドの弁護士をしていただけに、とてつもなく頭が良い。実際、マーヴィンはクーパーを下っ端と見て、聴取には応じない。FBIが見ているのはレッドの組織の1%しかない。残りをレッドと共に築いてきたという自負がある、パナベイカーと話をさせろという。マーヴィンの望みはレッドを倒すことではなく、レッドに取って代わることだった。政府はレッドとの契約でコントロールしていると思っているようだが、レッドは免責の陰で犯罪を続け、クーパーののチームも暴走し、クーパー本人は罪を重ねた。クーパーには他にも選択肢があったはずだ。結局、レッドと長く付き合う間に感化されていった。マーヴィンはレッドの組織を運営してきた実績から、同じ情報網にアクセスでき、ブラックリストも提供できる。自分こそ、司法省が信頼できるパートナーになることができる。レッドを逮捕しろ、クーパーのチームは解散、新たにジェラード特捜班を立ち上げるのだ。司法長官の返事待ちで、マーヴィンは「クーラー」ことカルヴィンクーリッジ刑務所に収容された。そこには図書室があり、マーヴィンは自己弁護するつもりなのだろう。クーパーの将来は不明だ。レッドが重警備の刑務所に殺し屋を送りこみマーヴィンを殺せば、クーパーは刑務所に入ることになる。チームはレッドの動きに目を光らせることにする。レッドは倉庫を出て、見知らぬ男と金の受け渡しをしていた。何かを依頼したと見られる。男は「クーラー」の副看守長セオドアで、マーヴィン殺害を依頼したのか。マーヴィンは図書室でかつてブラックリスト者で今は服役しているウージンと出会う。終身刑のウージンは故郷に帰るため脱獄を計画しており、裁判所に行くときに実行しようと計画しているという。しかし、歴代の弁護士が理由を見つけて裁判所に向かう要望を出したが、全て断られたという。マーヴィンは弁護士の無能を訴えろとアドバイスする。司法長官はマーヴィンのオファーを受け入れるという。パナベイカーはクーパーにレッドを逮捕するよう命じる。チームも解散となり新たなチームが立ち上がるが、その代わりクーパーが犯した罪は全て起訴されない。副看守長のセオドアを拘束し尋問すると、レッドがマーヴィンに会わせろと要求したと認める。カルテルのメンバーが従兄弟だという囚人が、外部とブツを運び入れるための通路を作っており、そこに置かれたものをセオドアが取りに行く役目をしている。レッドはその事を知っており、レッドを刑務所内に入れる約束だという。FBIはマーヴィンが殺されると警戒し、別の場所に移動させることにする。しかしマーヴィンはレスラーにFBIに自分は守れないという。レッドは今日実行できなくても次の機会を狙うだろう。マーヴィンが刑事免責を求めグランワルド判事に面会を求めると、その直前に主席判事のマルケスがグランワルド判事を呼び出した。判事を待っているマーヴィンの前にレッドが現れる。マルケス判事はかつてレッドの組織から金を盗んだ男の娘で、レッドは男を殺さずに代わりに娘の学費を払ってやった。その返済の時だったのだ。レッドはマーヴィンとの友情がこうして終わることを悲しいことだと言い、リズが組織を率いることができないと考えたマーヴィンは間違いだという。何事も決めるのはレッドで、マーヴィンはそれに従う義務がある。マーヴィンは使用人ではない、帝国を共に築いたパートナーだと反論するが、レッドは一切認めない。レッドのために働かせたが、その価値を認めてのことで、それがリズの命を奪うことになるとは予想だにしなかった。レッドはマーヴィンの言葉、過去の行動をことごとく否定する。マーヴィンはレッドから逃げ隠れできず、レッドの代わりになることもできない。この裁判所でもレッドはマーヴィンを倒す力をもっており、レッドから守るような取引などありえない。マーヴィンは、それならばやれと言う。もう十分だ、自分でもレッドを倒せるとは思っていない。マーヴィンの免責の取引が行われ、クーパーも罪を問われることがなくなり、シャーリーンと喜び合う。刑務所を出ていくマーフィンはウージンに、レッドは君の友達ではないと告げる。レッドはウージンをFBIに売った、彼は犯罪者の情報をFBIに提供するのと引き換えに自由を手に入れている。それで捕まったのは世界中にたくさんいる。マーヴィンはウージンにリストを渡す。レッドはクーパーの家を訪ね、マーヴィンに免責が認められても彼が政府に協力することはないという。今日レッドはマーヴィンに会い、その事を確認した。彼に自ら命を絶つよう命じたという。マーヴィンはレッドのヴィジョンに人生を捧げた。共通の目的を持つ犯罪の人生、世界を人間が成しうる悪の手から救うというヴィジョン。それを共にレッドと築いてきたと思っていたが、自分の人生ではなかったということが今わかったのだ。マーヴィンは車の中で引き金を引く。マーヴィンが命を断ったことを知らせにパナベイカーがクーパーの家にやってくる。ブラックリストの必要性から、司法長官はレッドの逮捕状を却下し、クーパーの無罪を認めるという。レッドはウィーチャたちを故郷に送り、しばらく休むという。リズの記念日にFBIチームが墓の前に集まる。アラムもまた休みをとるという。パクも頭痛などで診察を受けた結果、妊娠したことがわかったという。パクもしばらく休みむことになる。お互いリズの思い出を語り合い、別れを言い合う。ウージンは脱獄に成功したが、故郷には戻らずやることがあるという。マーヴィンはレッドに取って代わりたかっただけだった、と言ってもリズを殺させ、クーパーをはめるなど、実質レッドに喧嘩をふっかけた。レッドを怒らせどこにも逃げられないと知った時、マーヴィンは死を求めた。そこが引っかかります。食うか食われるかの世界なのに、なぜ抗わない?なぜ逃げない?ここまできて唯一無二のレッドを前に絶望ということか。だから「一人で悩みを抱えないで…」というメッセージが出るわけ?あるいは向こうのTVドラマはこういう演出の場合、このメッセージを出さなければならないと決まっているのかも知れませんけど、マーヴィンも誰かに相談した方が良かったということになり、とても違和感がありました。でも、マーヴィンは刺し違える覚悟だったわけですね。シーズン1のゲストだったウージン!彼も含め、ブラックリスターたちがレッドに復習を果たすため、シーズン10で毎週出てくることになるのでしょうか。あるいはリーグを作って総力戦で来るかもしれない。それをレッドとクーパーのチームが阻止するわけか。「Conclusion」の連続になるのかな。確かにエピソード数は稼げそうですが、ますますネタ切れな感じがしますね。ブラックリストを欲しがる司法省のいい加減な姿勢もどうかなと思いますが、レッドに感化されて犯罪を犯すことに平気になるとか、善悪の境目はなくなって、常に悪が勝つというのは個人的には落ち着きません。レッドは独裁政権のリーダーみたいだし、これで良いのか。ラストシーンのリズ3年目の記念日はキャストにとってもお別れ会となったようですね。アラム役のアミール・アリソンとパク役のローラ・ソーンはこれで降板し、アラムについてはゲスト出演もあるらしい。そう思うといつもとは違うデンベが今まで一番饒舌で、印象に残りました。後はどうシリーズの終わりに向かうかでしょうね。
October 29, 2022
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わからなくなってきたなー。面白くなったとも言えますが、予測できない展開についていくのが精一杯。このシリーズはこんなドラマでしたっけ?どう納めるつもりかな。カレンは取り憑かれたように、カティアのフィルムを見続けている。殴られる少女たちに「最後までやれ」と命令する男の声を聞いていて、カレンはそこに「17番」の少年の姿を重ね合わせる。引っ越し作業中のアナは、男の声について、聞き覚えはなくロシア人ではないという。殴られているのはカティアのようだが、アナが高貴な乙女の女学院に来た頃にはこのようなセッションはしていなかったという。「ペンブローク」というタイトルにも心当たりはない。アナはあまりにカティアに執着するカレンに、引越し後はアルカディの家に泊まると切り出す。カレンのことを愛しているものの、カティアに振り回されることは望まない、しばらく距離を起きたいという。キルブライドはカレンに、ディープフェイク・カレンが不適切な電話をかけてきて、さらにヴァンス局長も被害にあっていると告げる。この24時間に同様の動画やメッセージを連邦職員のSNSやメールに送りつけるなど、カティアがフィルムを盗んだカレンに復讐を仕掛けていると思われる。問題はそれらがNCISのメンバーであるカレンの法的資格を脅かすようになったことで、ヴァンス局長は今後カティアが及ぼす害を考え、ディープフェイク問題が片付くまではカレンを現場に出すなと言ってきた。海軍情報局のアキル・アリが局員の1人が行方不明になったので、NCISのシステムを使って探したいと要望してきた。局員マリア・ヴァルサは、情報源となるような外国人をスカウトする仕事をしていた。特に最近は、イラン人の客員教授ロクサナ・ジャラヒにアプローチしていたという。ジャラヒは遺伝学の専門だが、CRISPR研究の先駆者でもあり、この分野での貢献が顕著だ。そしてイラン軍がジャラヒに出資したらしい。特定の遺伝子を持つ対象を選んで攻撃する、遺伝子兵器が開発されることが懸念される。ヴァルサは昨夜関係構築のため、ジャラヒとレストランで食事をした後、消息を絶った。アメリカ以外の国がジャラヒを情報源にした可能性もある。ヴァルサの自宅は、玄関が開いたままでPCも携帯も残されていない。防犯カメラにはレストランを車で出て25分後に自宅ガレージに入ったところが映っていて、車はガレージに残ったままだ。NCISはヴァルサが国を裏切る動機があるかどうかも調べる。現場を外されたカレンにネイトが力になりたいと声をかける。プロファイルすると、カティアは執着心が強く、その対象をアナからカレンと次々と変えていく。カレンはネイトに例のフィルムを見せることにする。カティアたちに命令していた男の声をカレンは聞き覚えがあるという。ということは、この男はKGBの高貴な乙女プログラムにも、CIAのドローナ計画にも関わっていたということか。カティアは、この男を追っていたのかも知れない。ネイトはカレンがこじつけているのではないかというが、ドローナ計画はそもそもソ連の計画を元にしていると言って、カレンを驚かせる。この情報をキルブライドはカレンには伝えていなかった。2人はキルブライドにドローナ計画の事実について問い詰める。カティアはLAで、ドローナ計画に関わる人物を探していたのではないかという疑念をぶつけると、キルブライドはやっと高貴な乙女学院とドローナ計画の関係を認める。ペンブロークという名前には心当たりはないが、それがヘティから聞いた全てだ。キルブライドはネイトがカレンを出口のないトンネルに追い込んでると批判するが、ネイトは自分のほうがカレンを長く知っている、彼は一人でもやり遂げると反論する。ファティマは学生を装ってジャラヒに接触することになった。ヴァルサの車のデータから、ヴァルサとジャラヒが食事中にトランクがレストランの外で開閉し、帰宅後に再び開閉していることがわかる。ヴァルサはトランクに侵入した人物に誘拐されたのか。レストランの外のカメラにはヴァルサとジャラヒの後をつける不審な男2人が映っていた。身元はわからない。カレンは独自で調べたドローナ計画の被験者の中で、唯一連絡がついたリア・ノヴァクにネイトを伴い会いに行く。カレンは国土安全保障省に務めていたリアに正体を隠して2,3度食事をした。ドローナ計画の男の声をリアに聞かせてみるが、よくわからないという。リアは注意欠陥障害で特別教育を受けたことは覚えていた。カレンに嘘をつかれていたことを知り、リアは2人に引き取るようにいう。話を合わせてジャラヒの関心を引いていたファティマはヴァルサについて、さらに深く聞き出そうとする。その時、ヴァルサを誘拐したと思われる男が2人、接近してきた。監視していたサムとアリが対応し2人を逮捕する。2人はイランの諜報員と見られ、、何も語らない。ジャラヒの身柄を保護してヴァルサについて話を聞くが、ジャラヒはそのパワーを知っているからこそ、遺伝子武器を狙うどの国の軍とは仕事をしないと断言する。ヴァルサの居場所についてはわからない。ジャラヒに出資したのは、イラン系アメリカ人のビジネスマン、レザ・シャヒーンとわかる。身柄を確保している男たちはシャヒーンと携帯で連絡を取っており、シャヒーンは今アブダビにいる。LAにシャヒーンの所有する倉庫があることがわかり、ケンジーらが向かう。リアからカレンに連絡があり、以前里親のところに残されていた特別教育の申込書を思い出したという。そこに書かれていた住所に向かうと、植木や植物を栽培し売る人物の家だった。カレンは盆栽の世話をしている男の声を聞いて凍りつく。アーノルド・ベインズという男はあのフィルムで命令していた男の声と同じだ。カレンがロシア語で話しかけるとベインズは言葉はわからないという。シャヒーンの倉庫には何も手がかりがなかった。しかしヴァルサが錯乱状態で見つかり、キルブライドは国務省から拘束している2人のスパイを開放し、シャヒーンから手を引くように言われたという。イランとの核交渉が重大な局面を迎えたという背景があり、この件はもう捜査終了となる。ヴァルサには自白剤が使われたようで、この24時間の記憶を失っていた。亡命を希望するローザの仲間ピラーのために、ケンジーとディークスは力を尽くしていた。故郷で両親を殺されるなど、過酷な体験をしたピラーは亡命できる可能性があり、相談相手が必要だということで、ネイトに頼む事を考える。ケンジーは親戚に引き取られたローザと久しぶりに電話で話す。アーノルド・ベインズの家の前の持ち主は行動精神科医ハワード・ペンブルックだった。つまり「ペンブローク」のことか。ペンブルックは死んだことになっており、今はアーノルド・ベインズを名乗っているようだ。ネイトはカレンが暴走しそうになるのを落ち着かせようとするが、カレンは一人ベインズの庭にいた。植木鉢などはすでになくなっており、そこにアナから考え直した結果、一緒に新居に住みたいと電話がかかってきた。カレンは取り憑かれていたことを認め、それももう終わりだと答える。カレンを見つめる防犯カメラのむこうに、男が「17番」とつぶやく。「ウォーカー」のラストも同じでしたね。(笑)孤児院の子どもたちに目的のわからない実験をして、被験者だった女性が失われた記憶を次第にとりもどしていく「アブセンシア」を思い出しました。そして怪しさ満載のベインズを演じるのは「バーン・ノーティス」でアンソン役の人だった。この人物、スパイ養成の世界では有名でソ連とアメリカ両国で子どもたちに訓練をしたということか。なぜそんなことが可能だったのか。でも考えてみると、カティアとカレンの年齢からカレンの方が先か同時期だったようにも思います。となると、ペンブルックがソ連を抜けてアメリカにやってきた、という説明が成り立つのかなとも思いますね。今は身元を隠して生きているペンブルックですが、今回カレンの存在を知って、さらに地下に潜った。盆栽というのは日本趣味で、ヘティと共通するなと思いましたが、ヘティはこの男に訓練を任せたということか。どういう経緯で?謎が謎を呼ぶ展開。カティアはこの男にきっと恨みをもっているんだろうなあ。となると、アナじゃないけれど、カティアも被害者という感じに見えてきます。アナがカレンに愛想を尽かして出ていくのは良いことだと思いました。(笑)ケンジーとディークスがいろいろあった中で、ついに家族を手に入れるのかという印象をもちました。ピラーを養子に迎えるかどうかはわかりませんが、この活動の延長線にきっと答えがあるのでしょう。メインの捜査の方は後でまた出てくるのかどうか不明ですが、少なくともアキル・アリとファティマが仲良くなりそうで良かったです。前回アリが出てきたエピソードでもキルブライドはダークでし、アリは善意の監察官でしたね。
October 26, 2022
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多彩な登場人物もそうですが、いろいろな内容が含まれていて、面白かった。このシーズン(2021~2022)は911の同時多発テロから20年でもあるので、それを取り上げたかったという事もあったでしょうね。久しぶりにオリビアが熱くなるのも見どころでした。セントラルパークの池からバッグに入った古い人骨が見つかる。そのニュースを見ていたガーランドは、かつて制服の警官だったときに行方不明になった少女の捜索に加わったことを思い出す。しかし、その日911の同時多発テロが起こり、捜索を打ち切って警官たちは貿易センタービルへと向かったのだった。ガーランドは久しぶりにオリビアを訪ね、見つかったのはアレサ・グリーンではないかという。若い女性と交際しているマズダーニという男から、交際相手から高額な腕時計を奪われたという通報が入り、重罪犯罪対策班のデボザボ刑事が対応する。ケンダルという大学生とパパ活サイトで出会い交際していることを認めるマズダーニは、ケンダルが1年前に性被害に遭い自分が支えていたという。しかし、ニューヨーク大学にケンダルという学生はおらず、デボザボは身元確認のためハブラシからDNAを採取する。程なくケンダルは逮捕されたが、ケンダルは偽名でマズダーニが本人を確認し、デボは自白すれば実刑は免れるかもという。弁護士は偽名で暮らしている本人がどうやって見つかったのか、理由を知りたがる。20年前の捜査責任者マノックスは引退して、高齢者居住地区に済んでいる。ロリンズとヴェラスコが話を聞くが、当時を思い出し、捜査を後回しにしたというよりも、忘れ去られたという。アレサの母親コーラは看護師で、毎日マノックスに電話をかけてきたが、911の後遺症で肺がんを患ったマノックスは、もうニュースを見ることもない。母親に悔みを伝えてくれ。カリシにケンダルこと、リビー・ブランドンの弁護士ミグラニがリビー逮捕について意見を求めてくる。リビーは昨年逮捕された性犯罪犯のヘンリー・メスナーにレイプされ、残忍な仕打ちを受けた。リビーの母親がヘンリーの精神科医で、リビーは事件後大学を辞めパパ活をしていて、今回重窃盗罪で逮捕された。ポイントは重大犯罪班がなぜ短時間でリビーを容疑者として特定することができたのかで、彼らはそれを明らかにしない。彼らはリビーの母親に連絡を取り、リビーを呼び出させ逮捕した。それもNYではなく、ミグラニが刑事たちの話を耳にしたことによると、彼らはリビーのDNAを得る必要もなかったという。リビーはすでに自己誓約による保釈を受けていた。監察医務局では、アレサの検視を行い、頭蓋骨の骨折などから殺人の可能性が高いという。今回はバッグの中に遺留品が多かったことから、身元の特定につながるかもしれない。しかし驚いたことに、アレサが妊娠5ヶ月ほどだったということがわかる。ロリンズとガーランドがアレサの母コーラと、祖父コールマンに事件について報告に行く。本人のDNAの提供を求めるが、コーラは遺留品の腕時計を見てアレサのものだと言う。リビーは事件後、母親とは疎遠になっているという。偽名を使って活動してきて、自分の素性をする人はおらず、DNAのサンプルを提出したのはレイプ検査の時だけだ。オリビアは重罪犯罪班に出向き、デボザボ刑事にどうやってリビーを特定したのか、レイプ被害者だったことを知っていたのかと問うが、デボザボはそれには答えずに被害者が彼女だと認めたとだけ答える。互いの縄張りを荒らすなというような態度で、オリビアは監察医務局を訪ねることにする。一方、アレサのDNAが池の遺体と一致し、胎児は男子で父親はアフリカ系アメリカ人だが、アレサとの血縁関係はないことがわかった。ロリンズがその件をコーラに伝えると、妊娠していたことに動揺し、そんなことは受け入れられないという。NYC監察医務局の法律顧問は被害者のDNAはどのデータベースにもアップロードすることはないと断言する。しかし、法医学生物学者のハリー・ケントはリビーのDNAプロファイルを重大犯罪班の依頼でアップロードしたと認める。重大犯罪班は重窃盗罪の容疑者のDNAを持っており、一般のデータベースには一致するものがなかったが、彼女がレイプ事件の被害者だということで調べたという。ハリーはリビーの事件は裁判が保留中になっているのを見つけたというが、上司のチェックはなく、違法でもないという。オリビアはそれは道義に反し、監察医務局のプロトコルにも反していると憤る。コーラをSVUに呼びアレサにボーイフレンドはいなかったのかと聞く。コーラは娘の交友関係を厳しく監視し、自分が夜勤の時はコールマンに預けていたという。コールマンは基本的には男の子の出入りに厳しく目を光らせていたというが、レッドという男性が面倒を見る時があったという。レッドは既婚者でコーラの同僚であり、交際相手だった。監察医務局で調べたところ、過去2年で6件のレイプ被害者の情報が重大犯罪班の依頼でアクセスされ、そのうちの2件が有罪になったことがわかった。いずれもデボザボ刑事の依頼でハリー・ケントが担当している。オリビアはレイプ被害者のDNAデータを悪用することを悪しき前例にすべきでないと主張する。全ての事件を破棄するべきだ。検察局のマクスウェル課長はクーンズの検事局に連絡を取るという。コーラと交際していたレッド・ワシントンはコーラとの交際を認め、アレサの失踪、同時多発テロなどがあり引っ越したという。アレサは勉強好きで医者になりたがっていた。レッドはDNAの提供に応じ、アレサにはニーナという妹がいたと明かす。SVUにザボが乗り込んできて、検事局や監察医務局から嫌がらせを受けるようになったとオリビアに噛みつく。オリビアがザボの行動を道義にもとり、NYPDの規定違反だと一蹴すると、ザボは事件を解決して何が悪いと開き直る。レイプ被害者のDNAを他の犯罪捜査に利用するば、被害者がDNAを提供することに萎縮しためらうようになる。せめて召喚状を請求すべきというオリビアは、ザボがハリーと性的な関係になってDNAデータを手に入れていると非難すると、デボはあなたは元相棒や内部監査部に便宜をはかったことはないのかと言いかえす。ニーナについてコーラは、姉の失踪で動揺しその後はドラッグに溺れてストリートで生活するようになったという。最後にあったのは5年前で、親としてすっかり見放した様子で、ニーナ本人も売春や薬物所持などで多数の逮捕歴があった。最近も逮捕され、更生施設にいるというニーナに会いに行くが、世話役は今日コールマンが来て、ニーナは動揺した様子で出ていったという。クィーンズの大陪審がリビーの起訴を決め罪状隠秘となるが、ミグラニは無罪を主張し、その場に傍聴にいたマクスウェルはコーエン判事にドレイコス検事に連絡を着けてほしいと頼む。マクスウェルとオリビアはドレイコス検事に、リビーを特定するのにDNAを使ったことを違法だと主張し、起訴の取り下げを訴える。ドレイコスは手順に問題があるなら、法廷で訴えれば良いというが、オリビアらもそもそも使ってはならないという。ドレイコスもリビーは罪を犯したのだから裁かれなければならず、レイプ被害者だからといって例外にはできないと譲らない。ドレイコスは起訴を取り下げないと繰り返し、マクスウェルらが政治的な圧力をかけてきたと認識しているようだ。ロリンズとヴェラスコは路上に戻ったニーナを見つけ、アレサのことについて質問する。ニーナは姉が妊娠していることをコールマンが母親言わないよう、口止めしたという。胎児のDNAがコールマンが父親と示しており、コールマンはコーラの実の父親でないことが判明した。カリシとガーランドはコールマンに真相を聞き出す。コールマンは50年前にガールフレンドが妊娠したと告げられたが、心当たりはなかった。それでも責任を取って結婚しコーラを実の娘として育てた。しかしアレサは実の孫ではなく、アレサは妊娠したことを母親に告げようとしていたので子供は産んではならないと言い聞かせようとして強く揺さぶった。アレサは倒れてバスタブで倒れて頭を打った。アレサを愛しており、殺すつもりはなかったという。コールマンは罪を認めて死ぬまで刑務所に入ることになるだろう。マクスウェルはレイプ被害者のDNAについては、クイーンズと妥協点が見つかったという。コーエン判事はリビーの重窃盗事件を非陪審審理にしたと言い、無罪になることをほのめかす。ドレイコスは自分の夫の浮気を調べるために、コーエン判事の署名を切り貼りして令状を出したといういわくがあるようで、そこに「政治力」が働いたという。ドレイコス検事はザボ刑事と記者会見を開き、監察医務局のデータベースに欠陥が見つかったと発表する。修正第4条から被告人への起訴を全て取り下げ、被害者のDNAを根拠にした有罪判決を破棄するという。他の地区の検事局にも、被害者のDNAを利用することを違法とする法制化を求めるよう働きかけていくとまで付け加えた。オリビアは呆れるが、マクスウェルは手柄を譲ることが問題を解決する方法だという。コーラはニーナを受け入れ、「父」の存在を消し去るつもりだ。静かにアレサを葬ってやりたい。これから副市長になる予定のガーランドは結果に満足してロリンズとカリシを後にする。丁寧に書いたらめちゃくちゃ長くなってしまいました。すみません。名優ロン・カナダさんなので、最後は違うのかなと思っていたので残念ではありましたが、20年前なら50歳前後で13歳の子供を相手に、と思うとおそましい。真実を知っていたニーナが反発するのも当然でしょう。母親は何ら落ち度がないのに、運命に翻弄されたようで気の毒でした。今後はしっかり自分の人生を取り戻してほしい。リビーは先シーズンのエピソードからの再登場で、サイコパスのヘンリーはいつかまたオリビアたちの前に現れるかもしれないと、いう風に感じました。被害者のDNAを犯罪捜査に利用する可能性については、日本でマイナンバーカードの普及が広がらないのと比べるのは不適切かも知れませんが、こうして裁判手続に重きを置く国であることを再認識しました。デボザボ刑事は勢いが良かったので、新たなスピンオフかと思いました。増加する犯罪を手早く解決するには、少々のルール無視は必要だ!とか、そういう感じの。オリビアも聖女ではなく、たまにこういうビッチに噛みつかれても良いですよね。「あなただって人のこと言えないでしょう」とか、もっと言ってください。(笑)久しぶりのガーランドは市の体制が変わって副市長になるということで、また違う立場でSVUに登場するのでしょう。外から組織を変えるということに期待をしたいと思います。カリシが今夜は「ファラフェル」を作ると言っていましたが(もちろんアマンダに)、中東風コロッケだって。さすが人種の坩堝NYの人ですね。ガーランドを見送るカリシとロリンズが腰に手を回していて、何だかガーランドの祝福を受けたみたいなのが良かったです。「Godspeed」だから、ガーランドも2人の関係を知っていたのかな。ところで、今週は諸般の事情から更新が遅れる可能性があります。あしからずご了承下さい。
October 24, 2022
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このタイトルがネタバレだったわけですね。ちなみに、conclusionになっているのは、シーズン3の初出の時にリスト者になっているからで、レッドとは長い付き合いで肝胆相照らす間柄だったと思いますが、こうなると情けないものです。ちなみに、それだったらリスト番号ももっと若い方が良かったかも。ウィーチャの容態が重篤で、悪くなったのはミアースの命が狙われたストレスも影響しているようだ。ミアースはなぜウィーチャを同行させたのかとレッドを責め、妹と故郷に戻るという。ここは安全ではない。クーパーはマーヴィン・ジェラードを正式に連邦保安局が追跡することになったとレッドに告げるが、レッドはマーヴィンを逮捕し裁判にかけることは考えていない。マーヴィンはレッドの犯罪の帝国を知り尽くしており、拘束されれば司法省と取引して知っていることを全て話すだろう。そぷなるとレッドの組織もブラックリストもクーパーのチームも終わりだ。レッドは一生逃げ回ることになる。クーパーは自分にかけられている容疑を晴らさなければならず、アグネスが再び親を失くすことを心配しているが、その思いはレッドも同じだ。レッドはもうクーパーと話すことはないという。マーヴィンはレッドを殺すためフィスカーという男と契約を結ぶ。3年前、レッドがリズに帝国を相続させる事を知ったマーヴィンは昔なじみの弁護士ラクロイに、レッドに全身全霊を捧げてきたのに裏切られたと恨みつらみを話す。マーヴィンはリズを殺す事を画策する…デンベはレッドの命が危険となり彼を守るためにそばにいたいと、クーパーに申し出る。FBI捜査官としてマーヴィンを殺す手助けをするつもりはないが、レッドと彼の組織を守ることはできる、彼の働きはこのチームの生命線でもある。デンベは久しぶりに友人としてレッドと組む。レッドは組織の要人を集めてマーヴィンと対抗するため会合を持つことになったが、マーヴィンは隠れ家など全てを知っている。会場はマーヴィンの誕生日のサプライズプレゼントとして用意していた狩猟ロッジにしたという。その間マーヴィンは着々とレッドの帝国の物流拠点を押さえていた。ロッジに集まったメンバーはレッドにとって信頼できるメンバーだ。レッドは会合に遅れてきたマクドゥーガルをマーヴィンに寝返ったとして、メンバーの眼の前で射殺する。マーヴィンはタウンゼントが死んだ後にヴァンダイクに接触した。タウンゼントとヴァンダイクの関係を自分とレッドの関係になぞらえ、ボスの敵を討つにはレッドの眼の前でリズを殺すことが最も残酷な復讐だと、仕事をオファーした。フィスカーの傭兵軍団がロッジに迫っていた。彼らは妨害電波で携帯を封じ込め、ロッジに一斉攻撃をしかける。デンベはレッドの命を救うが、敵はアソルトライフルで撃ち込んでくるので身動きが取れない。レッドはCB無線機が使えることに気づき、FBIに救助を求めるメッセージをトラック運転手に託す。FBIは送られてきた位置情報にSWATの派遣を要請し、レスラーが現地に向かう。1年前死んだと思われていたレッドが復帰するというニュースが裏の社会に駆け巡った。しかしマーヴィンは友人であるレッドを殺すことはできないという。銃撃を受け負傷したレッドとデンベはパントリーに逃げ込んだ。敵は多勢に無勢で優秀そうだ、覚悟を決めた2人だったが、FBIが到着してレッドとデンベを救い出す。レスラーは隠れていた傭兵を逮捕する。レッドは秘密のはずのロッジがマーヴィンに知られたことで、車の中に盗・聴器が仕掛けられているのを見つける。このような装置はあらゆる場所に仕掛けられているのだろう。捕らえられた傭兵は何も語らないが、レッドはクーパーに傭兵の雇い主がわかるかもしれないという。男の身体特徴を聞いたレッドは、雇い主はノルウェーの特殊部隊に所属していたヘンリク・フィスカーと断定する。レッドはFBIよりも先にフィスカーを捕らえるつもりだ。もちろん、クーパーもレッドよりも先に逮捕するという。レッドはフィスカーのヘリのパイロットから情報を得て、フィスカーを捕らえる。フィスカーはこれからマーヴィンと会う予定だが、顧客との忠誠を守り詳細は明かせないという。レッドはフィスカーを水攻めにする。デンベはFBIに連絡を入れ、これからレッドがマーヴィンと会う場所は言えないが、フィスカーが口を割った様子が「見えるかも」しれないと言い、フィスカーの居場所だけを伝える。その後レッドは車中のデンベに電話をかけ、これからマンハッタンのフリオのペントハウスで組織を立て直すと伝える。その会話を盗・聴していたマーヴィンはレッドが利用するNY郊外の飛行場に降り立つと考え、暗殺の手筈を整える。FBIはフィスカーが無傷なのを不審に思うが、レスラーは屋上に監視カメラが何台か設置されているのに気づく。フィスカーの音声も記録されているかもしれない。レッドの行き先がカルペパー空港とわかるが、DCからは110キロ、レスラーがヘリで向かい、デンベも車を飛ばすが、待ち合わせ時間に間に合うのかどうかわからない。レッドは空港でマーヴィンを待ち構えていた。マーヴィンは全てはレッドのためにやった、共に築いた組織をリズには渡せなかったと主張する。レッドとマーヴィンの会合に間に合わないとみたクーパーは空港に警告をし、利用者を空港から避難させるよう伝える。レッドは30年前、マーヴィンを雇おうとした時に、彼の瞳の奥に空洞を見たという。その空洞をレッドの権力が埋めることになるのがわかった。マーヴィンにとってレッドは兄であり、先生であり、最愛の存在となるだろう。レッドはマーヴィンはリーダーになる器ではなく、人に仕える運命だという。その時、空港内に警報が響き渡り、マーヴィンはレッドを突き飛ばして逃走する。レッドはクーパーに「君は私という最も大切な存在を失う」という。そして、チームはレッドなしには機能しなくなるだろう。クーパーを刑務所に入れさせないために、チームが頑張っているところが個人的すぎて微笑ましいと思いました。デンベはここで元サヤに戻るわけですね。FBI捜査官として道を踏み外すな、とクーパーは心配するわけですが、そこはデンベもスマートにこなしますね。その結果責任はアラムが取らされるのでしょうが。しかし、マーヴィンが自供したらクーパーは本当に無罪放免なのかな。最終話へ続くため、ここは一旦マーヴィンは逃げる。むしろFBIに保護してもらうほうが身が安全でしょう。マーヴィンが奥の手として何を隠しているのか、レッドはそれにどう対処するのかは、お楽しみです。本物の特殊部隊のようなチームを手配できるフィスカーが、自分の警護にはあまり気を使っていない感じが嘘っぽかった。レッドの手下のほうが有能ですね。この間の銀行員も顧客の信頼のためにレッドに締め上げられて、パターン化しているようです。内勤になってかえって有能に見えるパクですが、頭痛と吐き気というところで、もしかして妊娠?などと思ってしまいました。それなら来シーズン降板の理由になるかもしれないとか。さて。
October 20, 2022
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このシリーズはいつからcontinuityを重視するようになったのかなあ。ケンジーとディークスみたいに一貫してrelationshipを追及するのは仕方ないのですけど、キャラクター面でそれぞれ前の話を引っ張って、本件とは直接関係の会話が多くなった印象があります。それにしても、「ヘイズ」特務曹長て、最後までニヤニヤしてしまいました。サムは年老いた父親を心配し、同居するためにボートを売って家を買おうかと考えている。カレンが情報公開法によりある件を開示請求をしていたが、却下されたという知らせがキルブライドの元に届く。これは国防上の機密に当たるということで、キルブライドも手を出せない。ヘティが関わったと思われるドローナ計画についてはキルブライドもよく知らないという。一方、カティアが仕掛けてきたディープフェイクのカレンを、NCIS本部のMTACとサイバー部門が追っていて、対策している。キルブライドはカレンに心理学者のネイトのカウンセリングを受けるよう勧める。ネイトはシリアでヘティと会っており、何か情報が得られるかもしれない。カウンセリングはチームのパフォーマンスを上げるためでもある。元一等軍曹のメアリー・スミスから通報があり、同居している元軍用犬のブーマー・ヘイズ特務曹長が誘拐されたという。スミスはブーマーのハンドラーとして、海兵隊を退役後は共に保安官事務所で働いている。ブーマーは今も現役で法執行機関に協力し、心当たりとしては、別れたボーイフレンドのデニスが疑わしい。デニスとは悪い別れ方をしており、連絡がつかない。ファティマとラウンドトゥリーがスミスの自宅を捜索し、餌などに薬を忍ばせて投げ込み、ブーマーを眠らせて運び出したと考える。屋外のカメラに犯人が映っているか、確認する必要がある。ボートハウスにデニスの身柄を確保して聴取するが、ふざけた発言で埒が明かない。むしろ、これまで数々の違法薬物などの犯罪捜査で功績のあるブーマーなので、恨みをもった犯罪者の犯行なのかもしれない。しかも単に殺すのではなく、誘拐するということは身代金目的なのか。サムに父親から連絡が入り、出かけたところ自分がどこにいるかわからないという。サムは捜査から外れ、父親を探しに行く。カレンはネイトのオフィスでヘティについて尋ねる。ネイトはシリアでアルカイダのテロリストのプロファイリングを行っていたが、数週間前にヘティから「獲物が現れた」と連絡を受けそれきりだという。カレンはヘティを見つけるためにスパイを送り込んでいると明かす。ドローナ計画についてはネイトも詳しくは語ろうとしない。カレンは子供の頃スパイ養成の訓練を受けたことを断片的に思い出すが、果たしてそれが現実だったのかわからないという。ネイトは記憶を呼び起こす方法はあるというが、思い出すべきではない記憶もあるのでよく考えるべきだという。ファティマの応援で司令室を任されたシャイラ・ダーがダークウェブでブーマーに懸賞金がかけられているのを見つける。生死に関わらず、大金がかけられおり、キルブライドは情報を深掘りさせる。住宅街の監視カメラにはスミスの家の前の近くでカートを押す男の姿があった。現場で聞き込みを続けると、隣人のカメラにブーマーが入っているらしい寝袋を車に運び込む映像があった。ナンバーは一部しか判明しないが、シャイラは自動車修理工場のジョセフ・ジョーンズではないかと絞り込む。ケンジー、ファティマ、ラウンドトゥリーが工場に突入すると、ジョーンズが襲ってきたので反撃して逮捕する。しかしブーマーの姿は工場にはなかった。ケンジーはブーマーを運び込んだSUVのGPSのデータを調べさせる。ラウンドトゥリーはジョーンズの自宅から武器やドラッグ、現金などを押収し、札束からブライアン・ミラーという男の指紋を採取する。ミラーは闘犬に関わっており、動物虐待で2回起訴されているという。さらにミラーはギャングで麻薬で稼いでおり、過去にブーマーが麻薬を摘発するのに関わっていたことで、ミラーがジョーンズにブーマーを誘拐させたと考えられる。ミラーの自宅にケンジーらが突入し、合成麻薬を作ってた男など4人を逮捕する。闘犬用の多数の犬がいたが、その中にブーマーがいた。ブーマーは無事スミスの元に戻る。妹と一緒に警察官から不当な扱いを受けたラウンドトゥリーは、共にカウンセリングを行っておらずネイトに話すべきかと考える。サムは認知症の症状がある父親の身柄を確保する。ディークスはお休みでしたが、映画の話題と「雑種みたいな夫」で、存在感をアピール。サムがファミリーマターで留守、カレンもカウンセリング中なので、ケンジーが指揮を取っていたのが印象的でした。ただの犬じゃない、軍のランクがあるMWD(Military Working Dog)です、というのはディークスなら相当いじったんじゃないかと思いました。最近多い、キルブライドを意識したファティマとラウンドトゥリーの会話はちょっと鬱陶しく感じました。特にファティマは世話焼きおばさんみたいになっていて、キャラが変わってきた感じ。ラウンドトゥリーは常識的、標準的、個性がないことが個性みたいな風に見えました。アクションは良かったけど。今シーズン登場のネイトとチームの関わりは深くなりそうですね。カレンもネイトなら、素直に話をするのかなあ。こちらも「ブラックリスト」ばりに、話を引っ張りますね。ブーマーくん、ハンドラーとの再会があまり嬉しそうに見えなかったのが、ちょっと残念でした。(笑)NCIS本家共々、犬大好きなアメリカなので、今回は階級のある軍用犬に闘犬の非道さを付け加えて、らしさをアピールしていました。それとは別に、カレンのストーリーなどはまだまだですね。サムの父親のストーリーは本格的に始まりそうです。
October 19, 2022
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先週大活躍のヴェラスコがお休みで、休暇中だったロリンズが戻ってきた。これではいつまでたっても人手不足は解消しませんね。このエピソードはタイトルにヒントがあったのですね。SVUにしては、なかなかひねっていました。セントラルパークで意識不明のレイプ被害者が発見される。後ろから殴られて植え込みに引きずり込まれ、その夜に降った大雨に濡れ低体温状態だった。バッグや携帯は残されており、脱がされたジーンズがそばにきちんとたたまれて置かれていた。意識を取り戻した女性はケイラ・スチュワート、昨夜はボーイフレンドに振られた腹いせに「エンバーゴ」というバーに飲みに行った。テキーラを何杯か飲んだが、バーテンダーにおごられ、その後迫られたのを思い出す。財布がなくなっているという。バーテンダーのダスティン・ディンズレイは妹のデミーとバーで働いており、ロリンズらの聴取でドラッグが見つかったため身柄を拘束される。ダスティンには過去にDVで訴えられた経歴があり、ケイラを送っていくと店の外で声をかけたと認める。ただ、ケイラはダスティンを断り歩いて帰ったので、自宅に戻ったという。ダスティンはデミーと同居しており、デミーに昨夜のダスティンのアリバイを確認すると、ダスティンは午前1時半ころ店を出て、自分は後片付けをして帰ったが、ダスティンは3時ころに雨に濡れて戻ってきたという。ダスティンとケイラはふざけあっているように見え、キスをしようとしていたという。デミーは兄から他の男との接触は厳しく咎められ怖れているように見える。SVUは兄妹の自宅を家宅捜索し、ダスティンのベッドの下からケイラの財布を見つける。更に、レイプ検査でケイラの口の中からダスティンのDNAが検出されたため、容疑は固まったかに見えた。しかし、マクグラスとオリビア宛に匿名の電話がかかり、誤認逮捕だと告げる。電話の主は公表していない畳んだジーンズの事を知っており、今眼の前に次の被害者がいて、その女性の携帯からかけているという。コビーキャットなのか、ダスティンが仲間に知らせて代わりに犯罪を起こしたのか。確かに、ケイラのDNAはダスティンの衣服からは検出されておらず、証拠はケイラの財布と、キスをしたときに移ったと思われるDNAのみだ。謎の犯人が電話をかけてきたのが、ケンタッキー州のベアクリークの近くだとわかる。地元警察の所長に確認すると、レイプ被害がありNYでの事件と状況はよく似ている。オリビアはアマンダとフィンをケンタッキーに送り込むことにする。地元で被害者のシェイから話を聞きく。SVUは再度デミーを呼び、ダスティンの帰宅時間について確認する。しかし、自宅にケイラの財布があった理由は説明がつかない。DNA検査の結果、シェイから検出されたDNAが複数の州で採取された15件の検体と一致することがわかった。一番最初のものは2001年から始まっており、ダスティンではなく、野放しにされた犯人が今も犯行を続けていることを意味した。マクグラスとオリビアは関連する地域のSVUと地元警察を集め、大規模な捜査を開始する。これまでは小さな町で不規則な間隔で犯行が繰り返されたため、注目されなかったようだ。記録の不備などもあったが、いずれも手口はシェイの場合と一致していた。犯行場所は州をまたぐ高速道路の街で行われており、犯人はトラックのドライバーか営業職かと思われた。被害者はいずれも犯人の顔を見ていないが、採取されたDNAの特徴から北欧系の白人だという。また、SVUにかけてきた電話のアクセントは中部のなまりがあった。ケイラに声を聞いてもらうと、バーに入った時、ジュークボックスでカントリー曲をかけて、他の客と言い合いになった男がいたという。デミーも覚えており、店内のカメラには「ウォーカートラック運送」というキャップを被る男の姿が映っていた。店外のカメラでは、帰宅しようとするケイラに言い寄るダスティンから離れて、物陰にその男の姿があった。ただ、該当する運転手は絞り込めず、オリビアは事情聴取の対象を間違えていたと考える。被害を受けた女性ではなく、被害を逃れた女性に手がかりを求めることにする。この20年間でレイプ未遂の届けがあったケースの中から、ペンシルバニア州の女性が6年前に通報していることがわかった。警察は取り合ってくれなかったと言い、未遂なのでレイプ検査もしていない。この女性の場合も、同じ手口で駐車場で後ろから頭を殴られ、気がつくとゴミ捨て場でレイプされそうになっていたという。必死で抵抗していると男に電話がかかってきて、応答しているすきに逃げることができた。男の顔もしっかり覚えており、NYの容疑者の写真を見てこの男だと特定する。電話は男の妻からだったようで、電話越しに男のことを「ウェス」と呼んでいるのが聞こえたという。容疑者はアーロン・ウェスリー・パーカーで、2001年からドライバーとして勤務の状況が犯行日などと一致した。今はペンシルバニア州の自宅にいることがわかったため、オリビアとフィンが自宅に向かう。妻は何のことか理解できず、夫は夕食後にゲームセンターでスロットマシーンをするのが習慣だと答える。地元警察に現場を監視させた上、オリビアは自ら男の座っている隣の席に座り、ケイラの事件の夜にウェスリーがNYにいたという自白を取り付ける。オリビアはウェスリーを26件のレイプ罪などで逮捕し、マクグラスはNYPDの手柄だと大喜びするが、カリシはまだダスティンの部屋からケイラの財布が見つかった事実が問題だという。また、ケイラの口からダスティンのDNAが検出されていることもひっかかる。デミーの言動に疑いが出始めた時、隣人から言い合いをしているという通報があり、デミーが自宅シャワールームで頭を殴られ倒れていた。SVUが駆けつけると、後ろから殴られレイプされたという。SVUに促され、デミーはダスティンにレイプされたことを認め、ダスティンはデミーがケイラの財布をベッドに仕込んだと疑った。このままではダスティンは刑務所に入らないと説明すると、デミーは12歳のころからダスティンにレイプされており、ケイラと兄との間に嫌な予感があり、店を閉めた後、公園内を探したという。しかし、ダスティンは見つからず倒れているケイラのそばに落ちていた財布を拾い、兄が犯人だと思ってベッドに仕込んだ。ダスティンから長年酷い虐待を受けてきたデミーは、何とか兄から逃れたいと思ったという。カリシはデミーを起訴せず、ドラッグ取引で逮捕したダスティンをレイプ容疑で起訴するつもりだ。。ウェスリーは数々の証拠があるにも関わらず弁護士もつけずに、自らを歴史に残る連続レイプ犯と思っているようだ。マクグラスは希望通り記者会見で連続レイプ事件のNYPDの手柄を発表するが、オリビアは州を越えた警察などの協力とフィンとロリンズの働きがあったと付け加える。オリビアが完全にマクグラスを圧倒して、適当にあしらっている印象。朝5時に起きて働いているけど、政治はもうたくさん、私はあなたの腰巾着ではありません、みたいな感じですね。スロットマシーンの場面では自ら犯人逮捕に直接つながる自供を引き出し、もう「オリビア御大」と言って良いのでは?貫禄もあるし怖いものなしだわ。それだけの証拠があるにも関わらず、20年間も捕まらなかったのはシステムに不備があったのでしょう。決定的な証言をしたリアリンは偉かった、これが無ければ逮捕は難しかったかも。もちろん、ケイラも。ちなみに、こういう案件はFBIが担当しますよね。デミー役の女優さんは何かを隠しているような感情の起伏が見て取れる熱演だったと思います。ダスティン自身、妹への言動や警察へも言い逃れしている様子で怪しさ満載でした。ケイラはタクシーを呼ばず、なぜセントラルパークを深夜に歩いて帰ったのだろうとハラハラしました。そこがNYPDのイタイところなんだろうなあ。そこで事件が起きると警察が責められ、マスコミからも本部長、市長からも槍玉に挙げられる。それはあなたの仕事でしょう、ということころですが、オリビアはきちんと現場の力で解決しましたとつけくわえた。被害者はこれからも辛い道が残っていますが、SVUとしては頑張った回でした。「ブルーブラッド」とコラボしたらどうんるんだろうとか、妄想してしまいますけど。犯人が開き直っているところなど、テッド・バンディなどの犯罪者を意識しているのかなあなどと思いましたが、やっぱりこの曲がネタかな?・Music "Eighteen Wheels and a Dozen Roses"
October 17, 2022
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ついに黒幕の名が!ということになっていますが、随分引っ張りましたね。あれこれ手の込んだお膳立てをして、結局、今シーズンはリズを殺した黒幕を探るシーズンだったわけだ。ラクロイとコールを殺したメシックに支払われた金は、ケーラム銀行の口座から支払われており、レッドは自分の口座もあることからマーヴィンに調べさせる。この銀行は飛行機の中に存在し、常に移動しているので当局に調べられることもない。マーヴィンによると、レッドの口座に何者かがアクセスしてメシックに金を払ったようだが、共有口座なのでアクセスできる者が大勢いるという。レッドはケーラム銀行の頭取グラマシーに面会し、口座にアクセスした顧客の名前を聞き出すため、FBIと作戦を練る。グラマシーは信用第一で顧客情報を明かすことはなく、たとえレッド本人名義の口座へのアクセスであってもだ言わないという。そこで、アラムは空港の管制塔にテロのおそれがある航空機を着陸させろと要請する。断れば空軍が出動することになる。しかたなくグラマシーが着陸を許可すると、レスラーらが乗り込み、その場にいたレッドを見て全員を逮捕する。クーパーは移送されるメシックに、雇い主の名前を言えば証人保護プログラムに入れると迫る。脅されたメシックは名前はわからないが、ラクロイの妻を殺した後、夫の家のデスク周りを燃やせと指示を受けていたという。留置所に入れられたレッドはグラマシーに、口座にアクセスした名前を明かせばすぐに開放されると迫る。それでもグラマシーはこの逮捕は芝居だろうと見抜き、銃を見せても従わない。レッドがグラマシーを撃ち、やっとグラマシーは仲間に送金記録を問い合わせる。顧客番号からその人物はヘドウィグ・ホーキンズ、ヘディだったことがわかる。銃声を聞いてレスラーらが駆けつけるが、手当の甲斐なくグラマシーは死亡する。FBIはレッドがヘディを殺すと考え、マイアミにいるヘディの身柄を確保に向かう。レッドは一足遅れで、デンベに探りを入れてくる。FBIはヘディが殺された場合、クーパーをはめた犯人がわからなくなるのでヘディをレッドには渡さないつもりだが、レッドはウィーチャの運転する車をぶつけて、ヘディを奪ってしまう。グラマシーの死亡でマーヴィンには問い合わせが集中しているという。レッドはヘディにリズ殺害の罪を償わせるつもりだといい、マーヴィンは自分もゲストを連れて行くという。パクは内勤となり、現場に行けないことでストレスを感じる。しかしアラムの言葉でラクロイの証拠品の捜索に精を出し、ラクロイの秘密の支払い記録を見つける。そこに同じ事務所の弁護士仲間、ローレス・ネルとアンジェラ・シャーウッドの名前を見つける。ネルとシャーウッドは、免責を条件にあっさりとラクロイの闇ビジネスについて認める。代理人を騙り、和解金を巻き上げるシステムを作り上げたのは「クローディアス」という黒幕だというが、名前はわからないという。部下たちが危険な目にあうだけでなく、レッドにヘディを奪われ、クーパーは彼女を殺すなとレッドに言う。レッドの元に仕事を抜けてきたパクが現れ、FBIには居場所がないと訴える。レッドを手伝いたいというパクだったが、激しい頭痛に襲われレッドはパクに職場に戻るよう促す。クーパーは戻ったパクに君の居場所はここだという。ヘディはリズを殺す理由はないと弁明を続けるが、そこにマーヴィンがミッキーという男を連れて現れる。3年前にヘディがレッドとの仕事が嫌になって、ミッキーに新しい仕事を探していると言ったという。それも本当だが、ヘディは転職したかっただけで私は殺されるのか、と開き直る。ヘディを連れてウィーチャが下がると、レッドはマーヴィンを連れてこれからラトビアに飛ぶという。その時裏で銃声が響いた。パクはラクロイ夫妻の結婚式のDVDを見ていて、そこに挨拶をしているマーヴィンの姿を見つける。クーパーはすぐさまレッドに連絡を入れるが、レッドもマーヴィンを飛行機に乗せるため、一芝居うっていた。ヘディは殺されておらず、マーヴィンはリズを殺させたことを認める。レッドに忠誠を誓ったマーヴィンは、自分ではなくリズが後継者になることを許さなかったのだった。全てはレッドの帝国を守るためで、リズの死後レッドが不在だった時も帝国をレッドに代わって守り続けた。しかし、レッドが復帰してから、レッドはリズの死の真相究明に囚われ続け、マーヴィンはレッドを止めようとして、レッドの金を盗んだり、友人を殺したり、クーパーをはめたりした。それでもレッドは諦めることはなく、ヘディが最後の手段となった。レッドは今日、パクが激しい頭痛にグラスを落としたことで、リズが最後の日にマーヴィンのオフィスでひどい頭痛を訴えたのを思い出したという。あの時、マーヴィンはリズにアスピリンを渡したが、それがリズの体内にGPSトラッカーが仕込まれた方法だと気づいたという。マーヴィンはこういうこともあろうかと保険をかけてきたという。今スナイパーがトレーラーハウスにいるミアースに照準を合わせている。今から2分以内にマーヴィンの声が聞こえなくなれば、ミアースは撃たれる。マーヴィンはこれを望んだわけではないというが、レッドがリズに遺したDVDを見ながら、帝国の治め方を学びそのようにやってきたという。急にウィーチャが倒れ、マーヴィンは去る。まあ、リズを殺す動機があるのはマーヴィンしかいないし、シーズンが始まって盛んにレッドの尻を叩いていたし、当然という結果でしたね。レッドに忠誠を誓い、彼が全てという人生のマーヴィンがリズを殺そうとしたのは、帝国を守るため、昔からあるお家騒動みたいなものでした。それでもレッドがリズを後継者に指名しなかったら、リズは死ぬこともなかったのだし、やはりレッドは先を見通せなかった。今回キャプランの名前まで出して、リズを殺す理由を探していましたが、キャプランこそレッドがリズにとって危険だと警告して、命をかけてリズを守ろうとしたのに、結局わかっていないのはレッド本人なんですよね。レッドがリズを愛しているならなおさら、手放すべきでした。時間を巻き戻せるならトムとアグネスと親子3人で身を隠していた時に戻してあげたいです。パクの内勤騒動が意外な形で回収されましたね。あれだけのために「私の居場所がない!」とプンプンしていたのが、あっさりとお利口になってツッコミどころでした。とはいえ、レッドの手の内を知り尽くしたマーヴィンとの戦いは厳しいものとなると予想。2話も続けて描かれるということで、楽しみにしています。クーパーの無実も証明してもらわなければなりません。ウィーチャも捨て身でレッドのために働いていたので、ダメージが大きいのでしょうね。心配だ。
October 12, 2022
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出番が少なかったラウンドトゥリーが活躍する回でしたね。最近、幅広く社会問題も取り上げようという風になったのかなという印象ですが、若くて影のないラウンドトゥリーだからこそ、訴えたいことも明確になったのかなと思いました。海軍の報道担当カメラマン、アンドレア・ビショップ二等兵曹が自宅で殺害された。ビショップは海軍武器補給所で建設中の大規模揚陸施設などの写真を撮影しており、優秀な写真家だった。ケンジーとディークスが自宅の捜索を行うが、パソコンやカメラ、撮影機器などがなくなっており、データを盗みに入った犯人がビショップと鉢合わせして殺したのかと考える。グエンという人物から、仲直りを求める花かごが届けられていた。ビショップの上司ノースカット中佐とウォルシュ大尉は、ビショップに関して仕事上のトラブルなどはなかったという。ビショップは一人で取材から撮影までこなし、建設工事を自由に撮影する許可を得ていた。撮影された対象は機密情報を含み、公開することはできない。もし、建設中の揚陸施設などの情報が中国などに漏れ出ると問題となる。今のところ、ビショップのSNSなどで不審な人物は浮かんでいないが、ケンジーらはグエンという女性から話を聞く。妹を大学に送っていく途中のラウンドトゥリーの車がパトカーに呼び止められ、警官はラウンドトゥリーに銃を向けた。近くで強盗事件があり、容疑者と特徴が一致するというが、ラウンドトゥリーはバッジを所持しておらず、持っていた免許証も潜入用の偽名のものだったため、状況は悪くなる。妹のジョーディンが抗議の声を上げると手錠をかけられてしまい、それを止めようとしたラウンドトゥリーの顔に警官はペッパースプレイをかける。ジョーディンはがんばって大学に入ろうとする人生の計画が台無しになったと憂う。身元の確認が済んで、2人は何事もなかったかのように釈放されるが、逮捕される時に目撃者が動画を撮影しネットに上げ、騒ぎになる。グエンはビショップとは意見の不一致があったという。ビショップには天性の才能があり、アートに集中してほしかったが、生活のために海軍の仕事をしていた。海軍の仕事は展示することができず、グエンの画廊で初の個展を開くところだったので対立したという。殺害時刻の直前にグエンに送られてきた写真があり、被写体の少女たちに何か目撃していないかどうか話を聞くことにする。ビショップのデータはクラウドに上げているものも消去されており、犯人は徹底してデータをないものにしたかったようだ。ビショップが撮影したローラースケートでダンスをしている少女たちを特定して話を聞くと、ビショップが落としたUSBメモリーを拾っていた。遅れて出勤したラウンドトゥリーだったが、サムらの心配をよそに、自分で対応するという。サムは繰り返される差別に怒りをサンドバッグにぶつける。ファティマがUSBの中身を確認したところ、「ノースカット」というファイル名のものがあり、建設現場をタイムラプスで撮影していた。月に一度、監視カメラの定期点検の日に合わせて深夜撮影されており、建設現場というよりも、物資の盗難を監視していたように見える。武器補給所で先週、装備や機器などが紛失していることが確認され、NCIS駐在捜査官が捜査を始めたことがわかった。カメラの点検日など知っている内部の者の犯行と見られる。しかし、ノースカット中佐はNCISにはその話をしておらず、何か隠していたのか。タイムラプス映像に写っていた車のナンバーから、ジェイク・ハンソンという男の名が上がる。ラウンドトゥリーの件でLAPDのホワイティング刑事がやってくる。ラウンドトゥリーが受けた暴行について謝罪はあったものの、身内をかばう言動やネットで拡散している動画へどう対応するかなどの思惑が見られたため、ラウンドトゥリーは当該警官との話し合いなどは無益だという。デモ行進も動画もハッシュタグもいらない、必要なのは変革で、脅威とみなされることなく、自分の車で妹を大学に送り届けたいのだ。ノースカットは、物資の盗難事件の捜査については認めるが、ビショップからその件で報告はなかったと答える。チームはその発言の裏に何か隠されていると考える。ケンジーとディークスがハンソンを逮捕して取り調べると、マスクを被った男から物資の運搬の仕事を請け負ったという。ハンソンは盗品をインディオの倉庫に運んだが、雇い主と同じチョアチャートというプラットフォームを使っており、ファティマは相手のIPアドレスが特定できるという。サムとカレンがインディオの倉庫を捜索すると、補給所から盗まれた品々が見つかった。さらに、ゴースト・ドッグといわれる4足歩行のロボットも盗まれていたことがわかる。これが敵の手に渡れば市民にとって脅威となり、ノースカットも公言できなかったのだろう。さらに、もう一台のゴースト・ドッグがあったはずで、もう売れてしまったのか。ファティマはハンソンを雇ったのがウォルシュ大尉だと突き止めた。ウォルシュは盗みの証拠をビショップに握られ、それを奪って口封じに殺したのか。ウォルシュの居場所を探したところ、ハリウッドの酒屋で何度もカードを使っていることがわかり、その近くに国際運送会社があるという。そこに一番近くにいるのはラウンドトゥリーで、自分が行くと飛び出していく。ラウンドトゥリーは駐車場でウォルシュを発見、ウォルシュは逃亡して近くにいた女性を人質に取った。ケンジーとディークスも現場に向かうが、ラウンドトゥリーはウォルシュに銃を置くよう説得を続ける。NCISに追い詰められたウォルシュは逮捕され、罪を認める。サムはラウンドトゥリーの車が止められた段階で、LAPDは強盗犯の外見を特定していなかったという事実をラウンドトゥリーに伝える。ラウンドトゥリーは妹をこの憎しみや争いの世界から守ろうとしてきたという。自分はいつも物事をまとめ解決する立場だった。サムはみんなで一緒に問題に立ち向かう、まずは内部捜査から始めようというと、ラウンドトゥリーは警官たちがバイアス研修を受けたり、一定期間デスクワークすることではだめだという。連邦捜査官であるラウンドトゥリーでさえ黒人であるということで、あのような扱いを受けた。外見が犯人と似ている一般的な男だったらどうなったか。不平等は正されなくてはならない、体制を変えなければならない、それを始めるのは現場ではなく、トップからだ。ルールを書き換え、語り口を変える。変化を待つのではなく、変化を起こすのだ。繰り返される警官によるアフリカ系市民に対する偏見、差別、暴力など、象徴的な場面なのですが、頻繁にいろんなドラマで見かけるので、それが日常茶飯事なのかなと思ってしまいます。心ある理想的な警官は存在しないのか、そんな気持ちになりますね。ともあれ、ラウンドトゥリーの身に悲劇がふりかかり、最愛の妹を巻き込むことになってしまった。これはもう黙ってはいられない。ただ、そこからは既存の抗議運動ではだめだ、警察がやっているなんとか研修で人は変わらない、指揮台から変えるのだといっても、どういう手段を取るのでしょう。政治家にでもなるのかな。気になったのはラウンドトゥリーは偽名のIDを持ち歩いていることで、潜入捜査官だからだとしても、本名で生活することはないのかなあ。日常生活で本人確認が必要な場面はたくさんあると思いますが、どうやっているのだろう。また、サムでも警官に止められることは多々あると思いますが、その場合もIDをチェックされるでしょうね。SEALsだと言えば見逃されても、潜入中なら嘘を通すしかない。逮捕されたら、記録が残ってしまいますね。サムは今あるルールの中で、問題を起こした警官を再教育させようという。その辺りに世代間ギャップを感じました。感情的になるサムとは別に、最後まで落ち着いてウォルシュに接するラウンドトゥリーが印象的でした。後は、気持ちの悪い動き方をするゴースト・ドッグかな。それが盗まれても犯人がわからないというのは、さすがにだめだろう。ウォルシュは軍法会議になるのかも知れませんが、相当重い罪になりでそうですね。被害者は有能だったかもしれませんが、撮らないでと言っている人を勝手に撮るのは今の時代だめじゃないのかな。戦争の記録でもないし。
October 12, 2022
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好きなだけ休みを取って良いと言われたロリンズと、彼女の手伝いに行ったカリシは子供を連れてオーランドに行った、ということだから、テーマパークで楽しんでいるわけですね。もうすっかり家族じゃないですか。なので、今週は新入りヴェラスコの活躍する回になりました。ヴェラスコの出身地フアレスのダニエル神父から、3人の少女がNYに密入国し連絡がつかなくなっていたところ、心配な音声が届いたという。そのうちの一人、マリベルの名前を叫んで、恐ろしいことが起きているような様子だった。ヴァレリア、マリベル、ソフィアは両親を殺され、ヴェラスコと同じく、神父の元で育てられていた。助けを求められたヴェラスコにオリビアは捜査を認め、怪我をした女性や身元不明の遺体などが見つかっていないか問い合わせる。メールはイーストハーレムから発信されていたが、29分署から連絡があり、無惨な焼死体となった女性が見つかったという。十字架のペンダントを身につけているのを見て、ヴェラスコはマリベルと断定する。ヴェラスコは神父にギャングから守られ、アメリカ行きにも援助してもらったことなどから、捜査に強い関心と意欲を見せる。オリビアは勝手な行動をするなと戒めるが、ヴェラスコは29分署の管轄で聞き込みを始めてしまう。その中でメキシコから来た少女の話をしようと声をかけた娼婦が、潜入捜査中のチャベス刑事だった。ヴェラスコは事情を説明するも、上司のクビアック警部に逮捕されてしまう。翌日、オリビアとフィンが29分署に出向きヴェラスコを引き取る。チャベス刑事は、ヴァレリアのように若く経験のない女性が入国してすぐに路上に立つことはないという。メキシコからきたばかりの少女の捜索は難しく、チャベスは地元で情報に詳しくコネのあるセニューラの店を紹介する。セニューラことフアナはチャベスへの信頼が厚く、同郷の娘たちを救いたいというヴェラスコの言葉を信じる。メキシコから人身売買などで入国してくる若い女性は、モーテルの制服姿のことが多く、彼女たちの仕事は掃除だけではないという。セニョーラの店に来る時も、スキンヘッドの強面の男が付き添っており、娘たちは怯えていた。ただ、フアレスから来た3人の女性については見たことはないという。SVUはチャベスの協力のもと、近辺のモーテルで聞き込みを行う。とあるモーテルでメイドのルシアは、3人の写真を見て反応した。警察にしゃべることを極度に恐れており、ヴェラスコはチャベスに聞き込みを任せることにする。フィンは、SVUの捜査情報が関係者に漏れているようだという。チャベスはルシアを説得し、セニョーラの店に連れてくることになった。オリビアらが待機していると、チャベスとルシアが通りを渡ろうとして何者かに車でひき逃げされてしまう。チャベスは大怪我を負い、ルシアはその場から姿を消しモーテルからもいなくなった。警官仲間の祈りも虚しく、チャベスは亡くなり、オリビアはバプティスト検事補と共にクビアックを見舞う。ルシアだけではなく、モーテルにいた女性たちも姿が見えなくなっており、ヴェラスコはセニューラに情報を求める。セニューラは、地元警察には言っていないことがあるという。ルシアが怪我をしているとしたら、一般の医療が受けられない人たちの行く闇のクリニックに行くかもしれない。ヴェラスコは怪我人を装ってクリニックに潜入し、ルシアを発見する。ルシアは警察に捕まることを極度に恐れ、本国に送り返されれば借金をした相手に殺されると怯える。ヴェラスコはなんとかルシアを連れ出し、安全な場所で保護するというオリビアに、ルシアは人身売買はルーデスとホルヘという姉弟によって行われていると明かす。他の少女たちも救い出したいと問うと、すでに他の組織に売られたかもしれないという。そして、何とホルヘの命令でクビアックと寝ろと言われたことを供述する。オリビアはクビアックとホルヘとの関係に注目する。SVUに呼び出されたクビアックはルシアの行き先を気にしており、オリビアはフアレスのモデル事務所を隠れ蓑にして人身売買をしていたルーデスの逮捕を伝える。ヴェラスコはホルヘの携帯から頻繁にクビアックに通話があったことを突きつけた。クビアックは弁護士を要求する。クビアックには昔から良くない噂があり、今回は賄賂より少女が目当てだったのだろう。SVUはルシアにクビアックを面通しさせ、本人と確定する。クビアックはルシアはガールフレンドで合意の上のセックスだったと言い出す。オリビアは他の少女たちの居場所を吐くように迫り、言い逃れようとするクビアックにルシアが15歳だった証拠を突きつける。チャベス殺害の容疑に未成年へのレイプ容疑も加わり、これでクビアックの罪はさらに重くなった。しかし、バプティストは取引をもちかけ、少女たちの居場所を聞き出すという。SVUはクビアックにホルヘの運転手オシエルに連絡を取らせ、ルシアを見つけたので引き渡すと告げる。その代わり、クビアックは他の少女に会わせろと要求する。オシエルは少女たちはバッファローに連れていくと言い、クビアックと落ち合う場所を指定する。クビアックは「同業者」としてヴェラスコを同行し、ルシア役の女性刑事と共に、モーテルに向かう。ホルヘはヴェラスコを信じ、ヴァレリアを1万ドルで売り渡すという。ヴェラスコは他の女性たちも含めて4万ドルを提示し、ホルヘは取引を受け入れたかに見えたが、ヴェラスコとホルヘに銃を向けた。その時、監視していたNYPDが駆けつけホルヘらを逮捕する。オリビアは厳しい任務をやり遂げたヴェラスコを労う。勧善懲悪という回でしたね。クビアックに迫るオリビアの意地悪そうな顔は、最近スパドラさんでちらちら見るシーズン5ころの若さあふれるオリビアとは随分違います。(笑)少女たちがアメリカに憧れて密入国に走るのは止められないけれど、さすが今の時代スマホを上手く使いますね。チャベス刑事が殺された時はヴェラスコと良い感じだったので、「そこで殺す?」と思ってしまいました。もちろん地域に溶け込んで貴重な人材だったのに、無念すぎます。フィンが情報が漏れているようだと言った段階で、クビアックは疑わしかったですね。自分の管轄でギャングに目溢しする分、女性たちを食い物にするという、同じ警官として最悪な男でしたが、潜入捜査に協力することで、減刑されるのかなあ。退職金や年金なども支払われるとしたら、許せない気持ちです。ヴェラスコは「だめだ」と言われながら、やっぱり独断で行動するなど、予想通りに行動し、その後はギャングとの修羅場もくぐっているとして、オリビアの信頼に答えました。人手不足で臨時に加わったかもしれませんが、SVUで実力を示し来シーズンの契約を勝ち取った感じですね。クビアックとの取引は刑事局長にも筋を通さなければならないと思うのですが、その辺は時間的に省略したのでしょうね。冒頭にステイプラーの話題がありましたが、組織犯罪対策班で新たな潜入捜査に入ったのかな。オリビアだけは事情を知っているように思いました。この時点ではウィートリーの事件も片付いているのでしょう、スパドラさんにシーズン2の放送を期待します。
October 9, 2022
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リストナンバーがついていないので、恒例のキャラクターエピソードですね。まあ、評価が分かれるのかも知れませんが、私はこのタイプのエピソード好きです。おなじみのパターンといえばそうですが、味付けの仕方で面白くなるんですよね。アラムは慣れないリーダーとしての役割で精神的に追い込まれ、レッドが勧めるセラピストのセラピーを受けることになった。幻覚剤を使う革命的な治療法で夢を見ることになる。「郵便局」に戻ったアラムはパクとデンベと話すと、オフィスに入った。そこに誰から届いたのかわからない大きな箱があり中に沢山の紙飛行機が入っていた。やがて、警報が鳴り何者かが郵便局に侵入、攻撃する。アラムは署内の映像を確認しつつ、チームに指示を与える。携帯が使えないので、有線の電話が使える場所まで移動するが、電話に出たレッドは「みんなを外に避難させろ」という。敵はどんどん近づいて攻撃を続け、パクが撃たれてしまう。その時、アラムは先程のエレベーターを降りた場面に戻っていた。これはデジャブかと、セラピストに連絡を取ろうとするが、届いていた箱の中には大量のアボガドがあり、指輪があった。レスラーが先程と同じことを言うので、アラムはこれから攻撃があると言って、チームを急き立てる。署内のカメラ映像にはなぜかニックとグレイロックの話をしているシーンがあり、攻撃隊の先頭にはクマの仮面を被った男がいる。アラムはやっと、まだセラピーの途中で夢の中にいることに気づく。迷わず、すぐに非常口から外に出ることにするが、自分がプログラムしたはずの鍵が開かない。先を読んでパクを守ったはずだったが、クマの仮面の男がパクを撃ち殺し、激しい銃撃戦の後チームは全滅する。クマの仮面の男を追ったアラムだったが、いくら撃っても男は死なず、エレベーターのボタンを押すと、また振り出しに戻ってしまう。キャプランかと思われる人物の呼び出しで、現場に向かったウィーチャやレッドの部下たちが爆発に巻き込まれた。ウィーチャは大怪我を負い、モーガンは助からなかった。現場で採取されたDNAはキャプランのものと一部一致したというが、クーパーは納得できない。レッドは独自のルートで再鑑定を依頼することにする。レスラーはラクロイの周辺を調べた結果、妻の供述と合わないところが見つかったという。改めて妻から話を聞くため、勤め先に向かうが、妻は車の中で殺されていた。クーパーは現場に犯人がまだいることに気づき、逮捕する。3度目のループにいるアラムはチームの誰も死なせないとして、侵入者が壁を壊して入ってきた場所から逃げることにする。チームを逃した後クマの仮面の男と向き合うが、「俺が死んだらどうなるのか」という問いに答えない。アラムが壁の穴を抜けると、また振り出しに戻る。やがて、過去の様々な映像やセラピーを受ける自分の映像が浮かび、アラムはこれは現実ではないと気づく。目を開けると、そこは暗い誰もいない郵便局だった。明かりがついた部屋に入ると、クマの仮面の男が立っており、男が仮面を取るとアラム自身だった。ラクロイの妻を殺した犯人の携帯に、報酬の前金と見られる金がレバノンの銀行から支払われていた記録があった。しかし、その銀行は3年前に閉鎖されており、送金されたのは爆発が起こる前だった。クーパーは口座の名義人を特定するようにいう。ウィーチャの看病のために、ミアースが戻ってきた。ミアースはレッドが復讐に囚われれば、近しい人も蝕まれると警告していたが、そのとおりとなってしまった。レッドがまだ囚われたままだったら、もう話すことはないとミアースは言う。アラムは自分との対話が続く。なぜ賢いはずの自分が肝心な時に間に合わないのか。リズの死、サマルとの別れ。グレイロックも自ら壊してしまった。ずっと罪悪感を持ちづつけてきたアラムに、「アラム」はどこに行っても俺が待っているという。その時、「アラム」を後ろから撃ったのはサマルだった。これは幻覚だと認めるサマルは、なぜ自分を悪者にしたのかと問う。起こったこと全部は自分のせいだというアラムに、アラムのせいではなく、アラムには十分な力があることを認めろという。その時、アラムは目覚めた。レッドは住まいにしているトレーラーハウスから離れることにした。再鑑定を依頼したツヴェトコは、サンプルはケイトと50%の一致だったという。つまりモーリーンだったのだろう。クーパーに報告し、ラクロイの妻を殺した男がレバノンの銀行から送金されていたことを聞いたレッドは、その口座は自分のものだという。敵は思ったよりも近くにいるわけだ。今度こそ本当に職場に戻ったアラムは、クーパーにセラピーを受けたことを話す。これまでクーパーのような頼れる人がいて、決断をするのも失敗を責められるのもその人に頼れた。自分はまだ準備ができていないとわかっていたが、上手くやれると望んでいた。しかしずっと不安で落ち込んだのでセラピーを受けた。クーパーは助けを求めたアラムを誇りに思うと言い、厳しい仕事の中でベストの選択をしたら、自分を許し前に進めと言葉を贈る。難しいことに思えるだろうが、君は学んでいくだろう。クーパーも仲間もアラムを支えるという。ナヴァービの再登場は、ずっと考えられていたのでしょうが、現実の姿としてよりもアラムの記憶の中の彼女で正解だと思います。多分今はアラムのことを忘れているだろうし。そして、そのタイミングがどん底まで落ち込んだ時ということで今回になった。最愛の人だからこそ、励ましの言葉も素直に受け入れられますよね。「エンジェル」の100話記念エピソードでコーディリアがカムバックしたのと同じパターン。一番会いたい人から聞きたい言葉を聞く、ずっと待っていたからこそ盛り上がるんですよね。後は「自分」であって別人のアラムの演じ分けがお楽しみなんですが、そこはいまいちだったかな。クマのマスクの理由もわからなかった。レッドはナヴァービの居場所を知っているはずで、どうなったのかちょっと気になります。ケイトではなくモーリーンがあの場所にいたとしても、黒幕は別ですよね。どういう理由でケイトの真似をすることを引き受けたのか、レッドに復讐したいとは思わないかと誘われたのでしょうか。それならば気の毒ですよね。ミアースが戻ってきて、曇っていたレッドの目もやっと晴れたかな。最初からわかりきった展開でしたが、死ななくて良い人が多く死んでしまいましたね。今回のために、幻覚剤を使った治療の話題があったのですね。アラムがサマルに会いたくて常用しないと良いですが、最後のシーンはちょっと怖かった。いるはずのない人が自分の部屋にいたら、別のドラマになってしまいます。
October 5, 2022
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サムはお休み、新顔登場、ケンジー役ダニエラの監督という変則的な回で、それでも伏線を回収する動きが見られました。それにしても、いろいろな話題が含まれていましたよね。カティアが何かを保管していると見られる、美術保管会社クルーシェルに強盗が入り、保管箱5つが盗まれた。配送業者を装って侵入し、記録係が席を外している間に盗んだようだ。逃走する時に貨物主任が撃たれたが、命は助かった。今のところ誰が預けたものが盗まれたのかわからないが、NCISはすでに捜索令状を請求しており、令状が出るのが遅れている状態だった。LAPDから連絡を受け、カレンとファティマが捜査に向かう。配送業者はパサデナの顧客の美術品を運ぶ名目だったが、盗まれた箱の中にはカティアのものと見られる箱も含まれていたことがわかる。DCから、キルブライド大将の秘書として、予備捜査官のシャイラ・ダーが派遣された。ラウンドトゥリーとダーが令状の発行が遅れた理由を調べるが、カティアがディープフェイクを使って遅らせたことも考えられる。倉庫の記録係エレーナによると、配送業者が到着したときに、水漏れで配管工事の業者が到着したため席を外したことを認める。配管工事の会社は実在しているが、パサデナの顧客と配送業者の会社は実在していなかった。キルブライドは、美術品の強盗ということで、過去に関係者として潜入したケンジーに情報を求める。ケンジーは当時関わったキムに連絡を取る。ダーによると、令状を扱ったクレイン判事は請求したカレン本人から差し止めを依頼されたという。カティががディープフェイクを使ってカレンになりきり、差し止めを依頼し、時間稼ぎを目論んだのか。配管工事業者は、エレーナから時間の指定を受けたという。そのためエレーナは業者に2倍の金を払っており、カレンはカティアに雇われたのかと追及する。エレーナは、フランス人のグレイヘアの男性から15,000ドルを示され引き受けたが、名前はわからないという。その男性の容貌を聞いて、キムは伝説の大泥棒ジェラール・デュポンではないかという。デュポンはベルギーで捕まり5年の刑期で刑務所に入っていたが、短縮されLAにやってきた。こちらに娘夫婦が住んでいて、出産したばかりだという。強盗犯の乗ったバンはエリックのカレイドスコープ2.0の追跡で、SUVに乗り換えられ、とある店の前に停車していることがわかった。カレンとファティマが店内に入ると、デュポンがいて今朝着ていたのと同じ作業服も見つかった。デュポンは朝から店の再開のためここにいるというが、盗みには銃を使わないというデュポンとしては荒っぽい仕業だった。デュポンは口をつぐむ。ケンジーとディークスはデュポンの自宅を捜索し、ベルギーで盗んだとされるマーキュリーの彫像を見つける。ケンジーはこれが使えると考え、デュポンに強制送還にならないように口添えすると迫る。デュポンは、面識のない「イリーナ・フェドロヴ」ナという女から仕事を受けたと認める。それはカティアの偽名の一つで、盗むものを指定されたが1つの小さい金庫の内容で、欲を出したデュポンはその他にも盗んでしまった。デュポンはヒエロニムズというバイヤーに連絡を取っているため、カレンが客を装ってデュポンに同行することにする。LAの裏社会の顔役が顧客としてヒエロニムズの内覧会に集まった。そこにはカティアの品物が見当たらず、ヒエロニムズは突然、品物の中に偽物が見つかったと言ってカレンたちを足止めする。銃を向けられ、応援部隊の到着まで待てないためラウンドトゥリーとファティマが救出に向かう。銃撃戦が始まるが、何とか制圧しその場にいた全員を逮捕した。しかし、デュポンは姿を消す。カティアの品物は別の場所にあり、「ペンブローク」と書かれた8ミリフィルムだった。ケンジーとディークスは以前保護したローザと面会するため、難民再定住局に向かう。しかし、昨夜遠い親戚がローザを連れて退所したという。ローザの身を案ずるケンジーだったが、担当官から呼び出され、ローザが同郷の友達に預けていたものがあるという。ピラーという少女は、グアテマラのお守りを預かっており、ケンジーはピラーと親しく話すことにする。デュポンの自宅は今後も監視を続ける。ダーはもうそろそろキルブライドがLAを嫌っていないことを認めてはどうかと言い、DCに戻っていった。カレンはカティアのフィルムをチェックする。そこには、「高貴な乙女」の少女たちが一人の少女を殴り続ける様子が写っていた。観察者は何度も続けるように言う。「痛みは心の持ちようだ」という言葉に、カレンは自分も同じように何度も何度もブロックの組み立てをさせられたことを思い出す。キムという個性的なキャラが出てきたのは、キャサリンの初登場の回でしたね。だったらキャサリンに出てきてもらっても良かったけれども、サムがお休みじゃしかたない。そういえば、この2人はまだ交際しているのかな。サムの父親が言及されるのは2回めですね。いよいよ気になります。キルブライドが孤立感を強めているのか、意のままに動く人材が必要と考えたのか、局長がダーを送り込んだ。DCなんて、いつ裏切られるか心配しながら過ごしているのに、何でLAを嫌うんだろう。ラウンドトゥリーが気を使って、距離を縮めようと彼なりに親しみを示しているのに、キルブライドはお高く止まって、歯牙にもかけない。馬鹿にしているのか、差別しているのかとも感じられて不愉快な態度ですね。まあ、がんこな年寄だから仕方ないということなのかも知れませんが、無理をして居続ける必要を感じません。個性豊かなメンバーだからヘティでないとまとめられないのなら、もう誰が来ても難しいでしょうね。ちなみに、グルテンフリーの日本のフライドチキン「ピクニコ」というのは一体何?架空の店名かもしれませんが、衣に小麦粉が使われていないということかな。Church's Texas Chickenというのはあるようです。ケンジーとディークスは亡命を望んでいたローザのことを気にかけていたのですね。とりあえず引き取る親戚がいたということで、彼女の亡命は認められるかもしれない。ただ、犯罪者のデュポンが入国できるのに、なぜローザが施設に足止めされるのだろうか。これはもしかすると、ダニエラが訴えたいことだったのかも知れませんね。養子を迎えるというストーリーの背景に、守るべき立場の子どもたちが苦しめられているということを描いていくように思いました。さてさて、カティアの過去がカレンの過去を明らかにする。あの訓練はアナも受けたのかしら。あるいは殴る方だったりして。パンドラの箱が開けられた、ということで、さらなる混乱がもたらされそうです。
October 4, 2022
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今週も腹立たしい事件でしたが、途中で方向が変わってしまい、オチは予想できました。検察のカリシは安定していますね、堂々たる追及ぶり。マッチングアプリを使って、リサと出会ったヴェラスコは、リサが大酒を飲んで足元が危ないので自宅まで送っていった。リサは鍵を開けようとして、手伝おうとしたヴェラスコに「触らないで!」と反応し、姿勢を崩して階段から落ちてしまう。すぐに通報し、一晩病院で付き合ったヴェラスコはリサがPTSDだと判断した。オリビアはリサに話を聞くと水を向けると、会社のボス、ジャクソン・ライトとマッチングアプリでデートし、レイプされたという。ジャクソンは「ミスター・ライト」というマッチングアプリの会社を経営しており、自分も含め社員も登録して、リサとマッチしたのでデートした。社員もアプリを信じるべきというのがモットーで、リサはジャクソンの自宅に行き、強引に迫られたので逃げようとしたが、ジャクソンの方は面白がるかのように、押し倒してレイプされたという。もう二度とデートはしないとメールしたものの、ジャクソンには伝わっておらず「変な感じだったらごめん」という返事が戻ってきた。ジャクソンの今はなき妻と同級生だったクレスが会社のCFOで、リサに取っては後見人で話そうとしたが話せなかったという。オリビアは会社を訪ね、クレスに話を聞く。ジャクソンは交際関係が派手で、「独身のモテ男」戦略は会社のマーケティングの戦略にもなっているが、乱暴はしないという。そもそも、女性を危険から守るアプリで、会社は新たな出発をしたところだ。ジャクソンに話を聞くが、リサに関して真剣な受け止めはなかった。その時、クレスが記者会見を行い、ジャクソンのレイプ疑惑を非難し、CFOを辞任すると宣言した。そのせいで会社の株は大暴落してしまうが、カリシはクレスの辞任はタイミングをみて、女性2人がジャクソンを偽のレイプではめたのではないかと疑う。一方、ジャクソンもSNSのライブですぐさま反論し、事実無根だとクレスを非難する。クレスはSVUに、ジャクソンが女性に対してレイプをはたらいた証拠があるという。リサ以外にもアプリでジャクソンがマッチした女性が4人いて、実際にジャクソンとデートした後、すぐに退会していることを確かめた。カリシはクレスに協力を求める。4人の元会員のうち、2人についてはジャクソンを非難するメールを送り、リサと同じ返答を受け取っていた。もう一人はハワイへ旅行をプレゼントされており、口封じをされたと考えられる。いずれにせよ、3人はジャクソンを告訴するつもりはないという。それでも検察は起訴の意思を固める。ジャクソンもすかさず反論を行い、クレスがリサと組んで、会社からユーザー名簿やアルゴリズムなどを盗んだと非難する。実際、クレスは即時に新たなアプリの会社を立ち上げていた。カリシは検察側が及び腰になっていると懸念を示す。クレスには企業スパイの疑いが持たれるが、クレスはリサの立場を悪くしてしまったが長年築いてきたビジネスをジャクソンに食い物にされたと主張する。リサはレイプの訴えはクレスの辞任とは無関係と主張、クレスの辞任で金目当で訴えたと疑われたことを、クレスを非難する。クレスのオフィスにFBIの捜索が入ったことは、さらにジャクソンに攻撃する理由を与えた。しかしオリビアはリサは真実を話した、と信じる。成り行きに検察は罪状を軽くして起訴することも望んでいるという。さらにクレスが自殺未遂を起こしてオリビアらが対応して事なきを得るが、カリシは初めてSVUの刑事として証言するヴェラスコも心配だという。案の定、被告側弁護士はヴェラスコのSVUでの経験の浅さを突いてくる。リサに対してもジャクソンに襲われた時にも相当酒を飲んでいたなどと、ヴェラスコとのデートを重ね合わせてあいまいさを指摘する。クレスは証言できるまでに回復し、ジャクソンと会社を立ち上げたときのことを証言する。リサの被害を知った時、ジャクソンに確認せず一方的な主張を発表して辞任したことについては、クレスは彼の考えは分かっている、なぜなら自分もジャクソンにレイプされたと証言して、法定内はざわつく。カリシも知らなかったとして、休廷して事情を聞くと、最初は2人で亡き妻サラの悲しみを共有していたがジャクソンにレイプされ、その後会社には君が必要だと謝罪されたという。その時はジャクソンを信じたというが、さらにまだ言っていないことがあると、こっそりオリビアに打ち明ける。先程の発言は忘れるようにとの命令で、弁護側の審理無効は取り下げられ、裁判が再開される。カリシは証言席のジャクソンに女性への独自の考え方について追及する。アプリのデザイナーとして、キンキーなセックスなど、女性の望みは全て理解していると豪語するジャクソンに、亡くなった妻が離婚を望んでいたことについては知っていたのかと問う。ジャクソンは反応し、クレスもリサも嘘つきだと興奮し始める。女性はみな嘘つき、セックスで望むものと違えばレイプされたと泣く。そして妻に入れ知恵して会社を壊すなどとクレスを非難し、判事の静止を振り切り、言いたい邦題のジャクソンに法定内は騒然となる。カリシの策略にまんまとはまり、ジャクソンは第1級レイプ罪で有罪となった。クレスは娘同然のリサを巻き込むつもりはなかったという。イケメン刑事ヴェラスコがアプリを使ってデートする、ということで彼のストーリーかなと思いましたが、そこまででもなかった。リサの方はやや、ヴェラスコに惚れたかも知れませんね。しかし、SVUの刑事と被害者という関係で付き合うのは良くないでしょう、今はやめておくというのが正しい選択と思います。マッチングアプリでパートナーを選ぶことがどうこうというよりも、被告が女性に対して支配的で偏った考えである、しかも金があるので女性からも選ばれてしまう、ということが問題だったですね。全く共感性がないんだな。アプリでマッチしたんだから何しても良い、デートは地雷原、無茶苦茶です。でも、亡くなったサラについては、彼なりに愛していたのでしょう。その妻の友人だったクレスとは複雑な感情があったのかもしれませんが、とにかくそんな人間がCEOで居続けるのは危険ですね。クレスがリサのゴッドマザーだった意味がよくわかりませんが、それならなおさらリサの気持ちを汲んで慎重に対応すべきだったと思います。まあ、そこに自身も被害者だったという事情が影響したのでしょう、オリビアもピンと来るべきだったかも。アマンダは自分のママが2週間以上はギプスをしなければならず、お手伝いに行って大変だ。その話はカリシのママから聞いたということなので、お付き合いはうまく行っている感じですね。オリビアの世話をする人が最初に倒れるなど、とても身近な発言があって、みんな身にしみて日頃からそういう話をしているのでしょう。カリシはさっそくアマンダの応援に行くという。「It really does take a village」て、良い言葉ですね。アフリカのことわざらしいですが、子供を育てるにはコミュニティ全体が関わっていくべきだという、昔の日本もそういうところがあったでしょうね。
October 3, 2022
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