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今日はあまりたいしたことをしなかったので、昨日の続きを書きます。(あ、玉ねぎ+長ねぎパイを焼いたのですが、もう一度作り直して写真も撮りますので、これはもうちょっと待ってくださいね)食べ物が病気を治してくれる、という、日本人にとってはあまりにも当たり前のことを本にした人がテレビに出ていたのです。これはコマーシャルよりは長くて、30分くらいの番組になっている、インフォマーシャルってやつ。アメリカ人の著者が、これはアメリカでは言えない、カナダだから言えるんだ、と言っていたらしい。私ははじめからは聞いてなかったんですが、ダンナがちょっと聞いてごらん、とパソコンやってた私のところに呼びに来たので、最後のほうだけ聞きました。その話とダンナの話を総合しての理解だから、いろいろと違うかもしれないけど、なんだかとってもヘンな話なんですよ。だって、普通、肥満解消っていったらどうします?お医者さんに行ったら何て言われます?食事に気をつけて、カロリーの高いものは避け、量も少なめに、そして運動をしっかりしなさい、ですよね???だけどアメリカではそうじゃないんだそうです。肥満は病気としてクラシファイ(分類とか、わけてある、とかいう意味)してあるのだそうです。だから肥満は単なる「状態」ではなくて、病気。そうなると、これに効くのは同じくクラシファイしてある薬のみ。だから、お医者さんはその薬を処方する。食事内容を変えて、運動もするように、というのは言わない、または言えないらしい。そうなんですか?日本のお医者さんなんて、薬くれない人もいますよ。カナダもそうです。そしたら、ダイエット食品とかはこれで肥満解消!とか宣伝しちゃいけない?日本にも薬事法というのがあって、癌に効く、とかいって健康食品を売ってはいけないんですが、がん予防のために、きちんと栄養素をとりましょう、それには当社の製品が便利です、みたいなのはいいみたい。繊維がたくさん入っている食品を、便秘に効きます、と宣伝したっていいわけですよね。どのへんで線を引くのかよくわからないけど、日本では癌は病気だけど便秘や肥満は「状態」だから、みたいな区別はしてないんじゃないだろうか。で、この著者が言うには、アメリカでは、「あの連中」("they")は、一般の国民に食べ物で健康になれるなんてことを知って欲しくないのだ、不健康にして、薬を売りたいのだ、ということ。アメリカで最大の産業が薬と医療、次が食品だそうで、その食品というのはもちろん農産物とかじゃなくて、Kラフトとかの箱入りの食品を工場で作ってる業界です。知りませんでしたねー。昔、カナダでは買えなかったメラトニンという眠り薬をアメリカに買いにいったとき、薬局の人がメラトニンに危険性はない、カナダが禁止するのは全てカネがらみの事情だ、と言っていました。そのときはなんだか信じられなかったのですが、それいらい次々とこういう話が出てくるではないですか。もしかしたらカナダも同じかも。今はメラトニン買えますが。その1: ある人がアルツハイマーの予防薬を発見したそうです。それはごく普通の痛み止め。それは、関節炎などのために痛み止めを使っている人はアルツハイマーにかかりにくい、というデータを得て研究したところ、この薬が実は別の作用があって、それが脳のダメージを食い止めるということがわかったのだそうです。それはたしかASAと言われるアセチル・サリチル酸だったと思いますが、そんなもの、そこらのコンビニとかでも買えるもので、安い薬です。だけど、それが認められてしまったら大変なのはアルツハイマーの薬を開発している会社です。政府からももらっているでしょうが、アルツハイマー協会とかからも募金を集めたのをつぎ込んでもらってるだろうし、新薬が完成したあかつきにはごっそり儲けるつもりでいるわけだから、ASAなんかに薬効があってはこまるのです。それでこの学者さんは徹底的に無視され、彼は自分でこの福音を世界に広めなくてはならなかったのです。それって、口コミよりはちょっとまし、ってくらいのものです。その2: これは詳しいことがわからないのですが、ある人が痔の研究をした結果、これはバクテリアだったか何かのばい菌でかかる病気だ、ということを発見したのです。だとしたらいままでの治療法は間違っていたことになります。手術なんかも無用だったでしょうし、そのばい菌を殺すものをつければ、たちどころに治るということになります。実際彼は自らを実験台にして、痔なんかなかったのに「感染」させて痔になり、みごとそれを治癒させたのだそうです。でも、これも無視されました、痔の薬が売れなくなったらこまるのです。治ってもらっては困るのです。一生苦しみ続け、薬を買い続けてもらいたいのです。この本の題は Natural Cures "They" Don't Want You To Know About で、著者はKevin Trudeau。オンラインで買えますが、著者名で検索すると悪口がいっぱい! 訴えられてもいるし、確かにアメリカじゃもう口は開けないでしょうね。本は売ってますが。まあ、この人が信用できるかどうか、ということは別として、アメリカが本当にそういう「病気」と「療法」をクラシファイしてて、それ以外のものは法で罰する、としているとしたらちょっと怖いです。以前アメリカ人の牧師夫人とよく話したんですが、彼女もいろいろ言ってました。カナダがこんなに自由だなんて知らなかった、って。私は日本のほうがもっと何でも言える、と思いますが。教育についても同じようなことがあるらしく、ホームスクールする人は必読の本に John Taylor Gattoの "The Underground History of American Education" があります。この人も政府が人々を「無知」なままにしておいてコントロールしようとしている、と告発して教育委員会から追い出されました。でも、2年ほど前に、アメリカの知的な雑誌 Harper's でいろいろ書いてましたけどね。たしかにすごい記事でしたけど。(根性ある人は読んで)うわあ、たくさん書いちゃった。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。アメリカに住んでいる人が楽天にもたくさんおられますが、本当のところはどうなんでしょうか?
2005年01月31日
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今日はフランスパンを焼いてみました。かやねずみの家さんが最近いろいろとパンをやいておられるのですが、葡萄のこみちさんがそこに書き込まれたコメントにフランスパン、とあったのを見て、無性に焼きたくなってしまったのです。 細く作るのは難しかったので、丸っこくなりました。見かけはともかくいい香りです。フランスパンはなかなかぱりっとならないのですが、それはカナダのフランスパンも同じ。皮が日本のみたいに硬くて「噛みでがある」ものだと、こっちの人は嫌がるみたい。なんせ、あのふわふわの白パンでさえ、クラストをはがして、中の白いところだけ食べる人がいるんですよ。それもたくさん。前にも書いたのですが、W~フル・Wンダーなどの工場で大量に作るパンには、恐ろしい保存料がいっぱい。店で売っているパンなんか、どこまで信用できるんでしょう。特にスーパーなどで、袋に入って売っているものには必ず保存料が入っているんですよね。カナダに来たばかりの頃、ちょっとパン屋さんでバイトしたことがあるので知っているのです。そこでは、自分の店で売るものは保存料をいれなかったけれど、よそに出すものにはみんな保存料が入っていて、店で働くものにだけわかるようにラベルが違うようにしてありました。2日でカビてしまうものを出荷することがないようにです。パンは自分で焼くとすぐカビます。それにおいしくなくなる。白パンは本当に寿命が短くて、おいしいのはほんの数時間。「焼きたて」のうちだけです。だからうちでは2日目あたりにおいしくなる全粒粉やライ麦粉のパンを焼くのです。オートミールやジャガイモの入ったものは、日持ちがするだけでなく、おいしさも長持ちします。今日は教会で礼拝のあとのお茶の時間に食品添加物の話になりました。寿司シェフ(つまりお寿司屋さん)がいて、彼がいろいろとプロの人しか知らないような話を教えてくれました。それによると、MSG(グルタミン酸ソーダ、つまり化学調味料)はもともとは自然のものから作られ、安全なものであったということ、そして、その需要が大きくなって、科学的に合成するようになってから、いろいろ言われだしたこと。北米の醤油は醤油の元みたいな濃縮の液体を薄めたもので、腐らないから防腐剤がいらないものであること。日本のものはちゃんと醸造しているからおいしいけれど、防腐剤が入っているそうです。有名ブランドのものもみんなそうだから、ブランドにだまされちゃだめだって。インスタントラーメンの恐怖もいろいろ聞きました。工場見学に行った人は、もう二度と食べない、子供にも食べさせない、と誓ったそうです。何を見たのか気になります。それからこちらで人気のある、オカナガンのりんごをたっぷり使った自然のジュースというイメージのあるサン○イプのジュース、きたない工場だそうで、これも飲む気が失せるとか。それまで健康だと思っていたものまで軒並みダメで、もう、何を食べていいのかわかりません。怖いから、全部自分で作るしかなくなってしまうのでしょうね。このあと、アメリカのすごい話を聞いたんですよ。なんでもダイエットや運動が肥満に「効く」と言うと法に触れるとか???でも、この話はまたあとで。このところちょっと寝不足気味なので。
2005年01月30日
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土曜日なのでまた日本語学校です。夕べは半泣きになって作文の宿題やりました。宿題できないんなら、学校やめるぞ、って言ってある。おどしじゃなくて本気です。小学校はあと一年だけだから、最後までやってほしいんだけど、本人が宿題やらないんならあまり意味がないですよ。土曜日はもっと有意義に過ごしたほうがいい、って思ってしまう。でも、息子は日本語学校辞めたくないので、半泣きになったわけ。作文といっても物語を作るのです。これはちょっと大変そう、と思ったのかやはり一番後回し。金曜の夜のパニックとなりました。日本語学校から連想される言葉をあと3つ取り上げて、それを使って物語を作る。でもね、こういうのって案ずるより産むがやすし。やり始めたらなんとかなるものなのです。で、いろいろ助言しながらやらせていくうちに元気が出てきて、やっと完成。とってもいいのができました。昼休みにドッジボールをしようとしたら、ボールがない。見つかっても他の学年のだったりして、あちこち探すんだけど見つからない。ついに昼休みが終わってしまって、そのまま教室にもどり、ふと窓の外を見ると、雨でできた水溜りにアライグマがいて何か洗ってる。あ、5年生のボールだ!さて、どうやってかえしてもらいましょ?というお話でした。そのほかにも学年末の文集のための作文の清書もありました。こっちのほうは猫の話。それが、今日は貼りだされていたらしく、同級生のお母さんにほめられたのです。なんだかすっごくうれしかったみたい。本当は書くことが得意なんだけど、本人は死ぬほど苦手だと思い込んでいるんですよね。そういうことってありませんか? 苦手なことと得意なことって必ずしも本人が自覚してることとは一致しないです。私はダンナよりは料理が得意、ダンナはいちおう美術学校出てるし、仕事だっていつもアート系だし、絵を描かせればどう見たって素人の絵ではない、ちゃんと訓練を受けた人の絵を描きます。でも、最近思うのですが、下手は下手なりに私は絵を描くんですよ。それは技術も何もない人の絵なんだけど、素朴派みたいなもので、ダンナにいわせるといい絵を描いているんだそうです。どうしてもうまくいかなくて、ダメだ~って思っても、その線の不ぞろいなところがいい、とか言うんですね。私にはそういうのは分からない。言われてみればそうかな、というくらい。その反面、ダンナの絵は技術はすごいんだけど、つまんないそうです。そうかな。でも本人はそういう。たしかに何回も見たい、いつまでも見ていたい、という絵ではないかも。でも、上手い。ほんとに。ところが、料理は最初はだめだった彼が、いろいろと習ってできるようになってくると、実にセンスのあるものを作るんですよ。味だって、ひどかったのは最初だけ。最近はとっても変わってるんだけどおいしい、っていうのを作る。安心できる味っていうんじゃないけど、一口食べて、「む、なんだこれは!」と思うから、もう一口食べてみたくなる。で、また「この味はいったい…」て思うから、もう一口。いや、まずいわけじゃないんですよ。でも、変わった味なの。材料とか聞いても想像できない味。また逆に、食べてみても材料の見当がつかない味。なんじゃそりゃ。 でも、おいしいのですよね。一度ポットラックにスープを持っていったことがあるんですよ。そしたら、それを一口食べた友人が、しばらく沈黙して後、「お前のスープ食べたら、おれ、しばらく口きけなかった(speachless)って言うの。「そっそれって、どういう意味?」って思ったけど、あとでおかわりして食べてたからおいしかったんでしょうね。もしかしたら、二人ともある意味、道間違えたかも。母は私にはまず医者になってほしかったらしい。理科と数学がダメで文系に行ったけど、そしたら今度は何か学者みたいなものになって欲しかったらしい。間違っても自分のように家政科に行って、栄養士になる、なんていうのは考えてなかったんじゃないか、と思う。でも、今ドイツ語なんて使わないですよ。いままでドイツ語使って稼いだことも全くない。反面、家政科っておもしろそう。私は布をいじったり、色糸や毛糸をいじるのが大好きだけど、裁縫や編み物は習ったことがない。色鉛筆みたいなカラフルな画材が大好き。だから画材屋さんとか手芸屋さんが大好きですよ。でも、クラフトとかやりたいけど、なんだか罪の意識が感じられて手を出せない。絵なんか描いてたら、大人になった今でも描き終わった絵をどこにかくそうか、どう処理しようか、って無意識のうちに考えている。授業中に落書きしてるんじゃあるまいし、ねえ。だから、子供が小さいとき、子供のために「お絵かき」をするのは楽しかった。だって、これはおおっぴら。誰にも非難されないで絵が描ける。下手でもいいし。あーあ、美術系のことが「得意」だったらいいなあ。きれいな絵を描く人にあこがれます。
2005年01月29日
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寒くなりました!今朝は4度。天気は快晴!午前中はほんとうに良く晴れてましたが、なんと午後からは雨。またあったかくなるでしょうね。で、昨日の手打ちうどんの話。手打ちといっても、半分は機械でこねました。ホームベーカリーでやったのです。小麦粉と水だけの中国の麺条といううどん。日本のうどんと変わりません。生地はちょっと硬すぎたかな。あまり伸ばせなくて、これくらいでいいや、とたたんで切ったんですが、茹でたら極太うどんになってしまいました。肉味噌を作って、白菜を茹で、冷凍枝豆を茹で、あったと思ったねぎがなかったので、乾燥のチャイブでごまかし、にんじんもなかったので何か赤いもの、赤いもの、と探したんですが、赤ピーマンは合わないような気がして止め。それに、冷凍枝豆は大事にしすぎて冷凍庫で賞味期限が切れ、水分が出て雪みたいになっていた。茹でても色がわるいし、ちょっとしわしわ。なんだか随分とみすぼらしいジャージャー麺になりました。だから写真はなし!この次うまくできたら撮るからね。粉を400グラム使って、けっこうな量!ついつい食べすぎてしまいました。でも子供と同じくらいよ。ダンナは私の3~4倍食べた。やせっぽちだから、いいの。そして今朝はその残りをこどものお弁当にして、そのまた残りを私がお昼に平らげました。肉味噌は大成功でした。おいしかった。また作ろう♪いつもは麺は作っている人から直接買っているんですよ。そこのはきっと安全だから。作っている人を良く知っている、というのは安心できます。どんな粉使ってる?とか面と向かって聞けちゃうし。友達といっしょにオーダーを集めて、100ドルくらいにしてお願いすると、わりとすぐに作ってくれて配達してくれます。生めん1パック500g(3~4食分)が$2.75。蕎麦は3ドル。安いでしょ。これは冷凍しておけばいいので、とっても便利。冷凍庫をいっぱいにするくらい買います。しかし、今回はうっかり切らしてしまって、それでも麺が食べたい!と思ったので自分で作ってみたのでした。感想は…意外と簡単!実はうちにはパスタマシンもあるんですよね。でも、まだ使ってないの。この次はこれで伸ばしてみよう。そうすればうすく伸びるし、切るのも簡単かも。このパスタマシン、もともとは教会の知り合いで、とても料理の上手なおばさまのものでした。彼女はいろいろ料理に凝る人なのですが、また実にまめにいろいろされる人です。この人がある時うどん作りに凝り始めたんです。関西の人ですから、うどんは大好き。それでいろいろやってみて、やっぱり人の力でこねて、伸ばして、包丁で切ったのがいちばんおいしい、という結論に達し、彼女のパスタマシンがうちにやってきたのです。私はこれでパスタを作ろうとしたのね。水玉や縞々のラザーニアとか。やってないけど。彼女はうどんを厚手のビニールに包んで、旦那様に乗ってもらって足でこねてもらうんだそうです。「男の人の体重でこねなあかん」のやって。ご主人は80歳くらいかな。「ええ運動や」って。そして、「そないにしてうちで作ったうどんが一番うまいんや」だって。いいなあ、こういうご夫婦。リタイアして、一年の半分をカナダですごし、果物でいろいろ作ったりケーキ焼いたりして。それとか、お餅ついておせんべ作ったり。楽しそうですよ。今は冬なので日本に帰っておられますが、春になったらまたカナダに来られる予定。またいろいろ作ってくれるかな。うちもダンナにやってもらおうかな、足でこねるの。やせっぽちだけど、大きいから、体重はうんとあるし、なんせ足がでかいよね。28センチだもん。技術を修得してもらわな。(関西弁てうつるやん)
2005年01月28日
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今日のお天気はまあまあでしたが、気温は相変わらず高くて朝でもジャケットなしの8度。九州の親戚から来た手紙には、寒くて寒くて外出が億劫になり、家の中に閉じこもっている、とありましたが、やっぱり8度。九州の「寒い」はバンクーバーの「あったかい」しかし、北欧とかユーコンとかのマイナス30度には参ります。想像もつきません。せいぜいマイナス15度で震え上がっているんですからね。今日はアウシュヴィッツ開放の60周年記念日。テレビでいろいろな特集が組まれていました。アウシュヴィッツはうちのダンナの実家のわりとそばにあります。ポーランド語の地名はオシヴィエンチムといいますが、ドイツ人がつけた名前のほうが有名なんですよね。そのそばには女子収容所のビルケナウもあり、アウシュヴィッツよりおおきいそうです。ただし、博物館はアウシュヴィッツにあるののほうが大きいらしい。私ははじめてポーランドを訪問したときにアウシュヴィッツに行ってきたんですが、いやあ、すごかったです。めがねの山、スーツケースの山、靴の山、と犠牲者たちの遺品がガラスケースの中に山と積まれているんです。めがねをかけている人は何人かに一人。めがねなんかちいさなものです。それがこんな山になる。どれだけの人がここで殺されたか、沈黙のうちにも雄弁に物語っていて、本当に胸がつまりました。「労働は自由を生み出す」とドイツ語で書かれた有名な門、髪の毛で作った毛布やカーペット。もう、本当に恐ろしいところでした。ナチが克明に記録を取っているので、ドイツ人はこのことがかなりのトラウマになっています。日本軍も中国とかでけっこうひどいことしてるし、捕虜なんかもひどい扱いをしたらしいし、従軍慰安婦とかのこともあるし、古くはキリシタン迫害などの歴史も持っているけれど、私たちはあまり知らされていなかったですよね。そして、関係者の多くがすでに故人となり、証拠なども隠滅する時間をたっぷりとって、やっと最近になっていろいろ言われてきたみたいな気がします。私が子供の頃習ったことは、日本がいかに諸外国にいじめられたか(まあ、それもあながち嘘ではありませんが)、と当時の軍国政府に国民がどれだけ苦しんだか、ということがメインだったような気がします。加害者だったなんてあまり思わなかった。でも、戦争はどちらも加害者で同時に被害者なのですよね。戦争だけはぜったいにしてはいけない、と強く思うのですが、国境をはさんで南の国では必ずしもそうは思っていないし、この国でも「必要な戦争はあると思う」と言う「善良な人々」がたくさんいます。でもね、幼い時の兄弟げんかからはじまって、すべての争いはできればないほうがいいのです。子供たちがけんかしてたら、親は止めさせるのが普通です。しかし実際問題として、争いを全て避けることは不可能です。だから争いに巻き込まれたり、争いが起こりそうな緊迫した状況に直面したときに、どういう行動をとるか、そこで何を最優先にしたらいいか、が分かっているか、ということで違いがでてくると思う。一番大事なのが「自分の面子」だったりすると、ちょっと困る、って思うのです。あらら、何だか深刻な話になっちゃった。真剣はいいけど深刻はこまる。今日は手打ちうどん作ったけど、その話は次の日記に回します。(この日記、遅れて書いてるから未来の予言ができます。私は明日、今夜のうどんののこりをたいらげまーす。)←これくらいのことなら予言でもなんでもないな。
2005年01月27日
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昨日せっかくバナナの葉っぱを紹介したので、今日はもう一つ、バナナの葉を使うレシピを紹介します。これ、夏はバーベキューにしてもおいしいですよ。でも、焦がさないように気をつけて。室内用グリルとかでも出来ますね。 蒸すときは強火で蒸してください。バナナの葉のいい香りがいっぱいに立ち込めてきて、たまりません。ちょっとのことですっごくおいしくなるんです。このほかにも、紙でつつんだり、ホイルで包んだりする料理をかたっぱしから バナナの葉で包んでやってみたくなります。まあ、ちょっと洩れることもありますが、くっつかないし、捨てても100%自然に帰るし。カレーはタイカレーなどのペーストが手に入らなければ、市販のカレーをペーストに溶いてもいいし、味噌とかでやってみてもいいでしょう。実際、うちではいろいろ試してみました。インドネシアのサテーもいけます。もともとがラオスとタイの折衷料理。この際、なんでもあり。シンガポール出身の中国人の友人が貸してくれた本で見つけたレシピです。ノニャといわれる南方の華僑のレシピです。詳しくはフリーページをご覧ください。私が育った家は、バナナの木というか、芭蕉の木が門のところに生えていました。生まれは九州だし、親戚もほとんどみんなそっちだったので、芭蕉の木は私にとって珍しくもなんともなかったのです。結婚してすぐの頃、まだカナダに移住する前、うちのダンナが始めて日本に来たときに九州の親戚にあいさつ回りに行かされました。彼は熊本に着くなり「やしの木」に仰天。まあ、棕櫚の木ですが、パームツリーはパームツリー!感動して写真を撮っておりました。そして、別の市の親戚をたずねる途中、芭蕉の木を車窓から見つけたので、「あ、バナナの木があるよ」と教えてやったら信じなかった。顔も上げずに「そりゃそうだろね」って言うの。からかわれてると思ったそうです。近所にあったウィーン大学の植物園で、「竹」を始めて見て感動してた人です。日本人にとって、竹なんかトロピカルな植物だって感覚ないですよね。北海道にはない、ときいて、へえーっ、やっぱり寒いんだなあ、って改めて思ったくらい。ポーランドはバナナもオレンジもエキゾチック。日本では、マンゴーとかドリアンとかいうとエキゾチックなトロピカルフルーツって思うけど、オレンジなんかちっともエキゾチックじゃないです。みかんの仲間じゃん。でも、九州生まれ、湘南育ちの私には、エキゾチックなものはりんごでした。お店にならんでいるっていうことならバナナもマンゴーも並んでます。でも木になってるりんごなんてそうそう見られるものではありません。だけどバンクーバーではりんごはどこにでもある。木になってる。すごい!ハイ、笑われました。エキゾチックな果物、みなさんはどんなものが好きですか?どんな風にして食べたのがおいしかったですか?
2005年01月26日
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なんとも眠い一日でした。週末に出来なかったことがたまっていて、それを昨日一気にやったからだと思いますが、今日もその続きで雑用がたくさん。はっと気づいたら、今日は「女性の会」の日。もう遅い!まあ、いいや、最近人少ないし、唯一会いたい人は今日本だし。最近、楽天でホームスクールをしている人を見つけました。私も過去2年間ホームスクールをしていました。英語できないくせに、よくやるよ、とみんな思ってるだろうな、とかちょと考えたけど、カナダ人の友人が「できるよ」とこともなげに言うので、それを真に受けてやてみたのです。結果は「楽~」「楽しい~」「おもしろ~い」そして、友達がいっぱいできたこと。これは、私も息子も。フィリピンに住むふぃりぱさんの場合は、カナダとは事情が違うところもあるでしょうけれど、面白そうなのでこれから読んでいこうと思っています。そこで、ってこともないかもしれないけど、今日は私の好きなフィリピンのお菓子、紹介しちゃいます。バナナの葉っぱは手に入らないかもしれませんが、中華ちまき用のささの葉でも、はすの葉でも、かしわでもさくらでも、香りのいい葉っぱならなんでもできます。(と思う)敷き詰めて使ってみてください。よそのお宅の芭蕉の葉っぱを無断で取ったりしてはいけません。 カナダではバナナの葉っぱは中国系のお店で冷凍のものが手に入ります。レシピはフリーページをご覧ください。あ、それから、コメントでちょっと言いましたが、「ふれいざー」のページ、なかなか更新されなかったのですが、最近新しい担当者ができて、少しずつ更新されています。でもアーカイブを作っていないので、古い号のは読めなくなります。最近私が楽しみにしている記事は、ハミングバード・ホステルの太田さんの「インディアンの花の島」です。1月号の「タコと友情」はあまりに面白かったので、息子のベッドタイム・ストーリーになったくらいです。2月号もきっと面白いと思うのですが、更新されないうちにぜひお読みください。インディアン、たしかに日本人で通っちゃう人がけっこういます。集団でいるとやっぱり違うな、と思うのですが、中国人よりもこっちが近いかも。
2005年01月25日
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昨日きてくれた友人夫婦はダンナの友人の友人で、まだカナダに来たばかりのポーランド人の若夫婦。子供はいなくて、旦那さんのズビシェック(英語人にはめちゃ難しい名前)はプログラマ、奥さんのエヴァはピアノの先生をするかたわら、講座をとって最近会計士になったばかり。まだ英語はあまり自信がないみたいだけど、確実に自分たちの生活を開発していってるって感じです。私たちもそういうふうにやっていくだろう、と思っていたのですが、そうはいかなかった。なんだかうらやましい。でも、うちのダンナの「そうはいかない」理由ってのがわかっていなかったので、ひたすらイライラ、ジリジリするばかりの16年間だったな、って。これから何かが変わるかどうかはわからないけれど、私がこれから何かの講座を取って資格を得るというのはあまり現実的ではないような気がする。エヴァは会計士として売り込むために、家計簿のソフトウェアを作ったとかで、このあいだ彼らの家に行ったときにちょっと見せてもらいました。でも、そのサイトのURLがわからなくてダウンロードできなかった。で、昨日それをダウンロードさせてもらいました。エクセルを使ったソフトなんですが、ちょっと見たところではエクセルには見えないデザインになっています。少なくともバックグラウンドにあのグリッドが見えないのですよ。グラフもあります。これでなんとか家計簿がつけられるかな。日本のはいいんだけど、小数点が使えないでしょう。10ドルというのを1000円というふうに入力していましたが、やっぱりちょっと使いづらいんですよね。海外に住む人で、使ってみたい人がいたら、どうぞ上のリンクからダウンロードしてみてください。それにしても昨日は食べすぎました。エヴァはチーズケーキを作ってくる、ということだったので、私はズッキーニのマフィンを焼きました。そしたら、そのチーズケーキは私が予想していたような小さなものではなく、どっしりとした包み。一瞬、中に砥石でもはいってるんじゃ、と思いましたよ。それくらいずっしり。ケーキは四角くて高さが5センチくらい。なんとジャガイモ入りのチーズケーキだそうで。うーん。食べた感じもどっしり、ずっしり。うー。おいしいんだけどね。
2005年01月24日
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日曜はどうしても朝寝坊してしまいます。10時より早くには起きない。これはホームスクールしてたときも同じ。ホームスクールだと、起きたいときに起きて、勉強もしたいときにしていまいた。それでもしないといけない量はありますから、そんなに遊んでいたわけじゃないんだけど、弁当作りはないし、学校のなんだかんだもないし、サポートグループのミーティングは月一回だし。それでも日曜は寝てました。要するにぐーたらなだけです。だけど夕方は友達夫婦が来ることになっているので、頑張って用意をしました。昨日のローストは食べ過ぎないようにしてたんだけどやっぱり何だかね。いまいち「わーい、今夜はご馳走だあ」って感じがしないのよね。それはクリスマスも同じことで、作りすぎてしまうんでしょうね。ご馳走はもううんざり。そこにお正月が来るので、もうご馳走見たくもない、働くのもやだ。だけどお正月の雰囲気はほしい、でも、カナダにいる限り、私が頑張らなければそんなものはまったくないわけで。そこで落ち込む、というパターンを毎年繰り返しているのです。今日のはオーガニックチキン。野菜だのなんだのを入れて、ハーブをまぶしてバッグに入れてオーヴンへ。私が息子と教会へ行っている間、ゆっくりとローストするというわけ。ダンナはそのあいだ家でサラダを作ってました。彼はサラダが得意。ていうか、好きなのね。面白いサラダを良く作ります。ダンナのサラダ、行き当たりばったりなんだけど、レシピを記録しておいてここで公開しようかしら。でも、皆さんのお口に合うかどうかはわかりません。アボカドとわさびのドレッシングとかね。教会ではpeaceリィさんとたくさんお話ができてよかった。いままであまり話したことなかったんですよね。ひょんなことから楽天仲間だってことがわかって、やはり教会にきているIzさんと二人でこのページを見に来てくれました。リィさんは事情があって日本に帰ることになり、今日が教会に来られる最後の日となりました。最後の最後だったけど、お話できてよかった。リィさん、またきっとカナダに戻ってきてね。楽天で連絡を取り合いましょう。こういう時にブログって便利ですよね。近況報告ができるもの。ちょこっとコメントのやりとりで連絡取り合えるし。さてさて、教会から帰ってきてもダンナのサラダはまだできてない。きっと何か別のことをしていたんでしょうけどね。それで狭いキッチンだから遠慮して入らなかったら、チキンは焼きすぎてしまいました。肉汁がほとんどなくなって、野菜が脂の中に浸ってる。う、すごい脂!オーガニックっていってもいろいろなのね。友人のダイアナのところのチキンはほとんど脂が出ません。肉汁をグレービーセパレーターに入れると、脂分はほんの何ミリか。ところがこれは3センチくらいあった。うげげ。このチキン、いつも行くスーパーで買って来たもの。値段はダイアナのチキンとあまりかわらないんだけど、それは「特売」の値段。普段はうんと高いんですよ。ダイアナのところのチキンがいかにいいか、いかにお得か、よーくわかりました。でもあまり売れてないのですよね。口コミでお得意さんを作っていくというオーソドックスなマーケティングでは、やっぱり大手スーパーには勝てないってことでしょうか。3月頃になったらまた雛鳥を飼い始めるというので、春になったらこのページで宣伝しようかな。日本に送れないのが残念。
2005年01月23日
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今日の日本語学校は、課外授業がなかったので、放課後に「お楽しみ会」をやりました。なんとドッジボール大会。体育館で最初は子供だけ、次に子供対大人。大人が入ってけっこう盛り上がりました。役員さんお疲れ様でした。明日は友人夫婦を招いているので、またローストの予定。だから今日は何かさっぱりした、簡単なもの、と思っていたのに、ダンナが「こないだ買って来た肉、早く食べないと鮮度が落ちるよ。ローストにしよう」でででもそれは大きな骨付き塊り肉。それにローストが二日続くなんて。「いや、僕は平気だよ」「ボクも~!」というわけでローストになりました。ちょうど良かったから、仔牛肉のローズマリー焼きのレシピをそのまま使って写真も撮りました。オーヴンバッグを使っているので楽チンのチン。あ、でもこれの安全性も知りたいな。ラップと違ってセロファンみたいなものだけど、どうなんでしょうね。オーヴンの温度は160℃くらい。これを使うと高温にする必要がありません。そして、短時間で焼きあがるし、香りも逃げない、肉の表面が乾かないし、野菜もいっしょに入れると、そのアロマが移ってさらにおいしくなります。お肉はやわらかく、香り高く焼きあがりました。焼く前と焼き上がりです。 以前、ニュージーランドにいたとき、マオリ族の「ハンギ」という料理を見せてもらいました。地面に穴を掘って、焼石を敷き詰め、そのうえに肉や野菜をネットに入れたものを置き、また焼石を置き、さらに土をかぶせて蒸し焼きにするのです。これは余熱で調理するので、うまくいかないこともあり、「女が触ると火の神様が怒る」という迷信もできました。でも、誰も見ていないときに、マオリのおじさんがわたしをそこに連れて行って、地面を触らせてくれました。あったかかった。ハンギはちゃんと出来上がり、そこにいた100人くらいの人々と分け合って食べました。おいしかった~!入っていたものはチキン、クーマラというサツマイモ、カボチャ、にんじん、キャベツもあったかな?さまざまな素材の香りが絶妙に混ざり合い、まろやかで香り高く蒸し上がっていました。今日のローストも肉に野菜とハーブのうまみがしみて、しかもほっくりと崩れるようにやわらかく焼きあがって、このハンギを思い出してしまったのでした。ハンギはニュージーランドに行ったからといって、そこらのレストランで食べられるものではありません。屋外で大人数のために料理するものだからです。それこそマオリのお祝いとかに招かれないと経験できませんでした。カナダ先住民のポトラッチほどではないにしても、そうしょっちゅうあるものではないのです。マオリでもないのに、ハンギを食べたことが3回くらいあります。よく覚えてないけど、留学中に2回あったと思う。ラッキーだねえ、って言われたのは覚えてるんですよね。そしてそのあとで訪問したときにも一度。これはお葬式だったんだけど。マオリ村に行ったら、「あんたはパケハ(白人)じゃない、マオリだから、こっちにおいで」ってマオリの人たちといっしょに座らせてもらえました。マオリって「普通」とか「正常」っていう意味なんですってね。わはは。イヌイットだって「人間」という意味ですよ。ちなみにこれは複数形。一人だったら「イヌ」。ほんとです。日本人はイヌイットに似ているから、イヌイットの村に行ったら言われるんでしょうか。「あんたはイヌだから…」
2005年01月22日
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ダンナはやっと職場復帰しました。今回はあまり長くなかったので、よかったです。ふぅ。うちのベースボードもずいぶんできたし。泳ぎにも行ったし。今日は夕方からコンサートへ行ってきました。ちょっと遠かったけど、車で40分くらいだったかな。コミュニティーの新聞(無料で配っているもの)に載っていたこれまた無料のコンサート。貧乏?いいの!だって、テッド・ハリソンですよ。テッド・ハリソンというのはカナダではとっても有名な画家です。画家のコンサートではなく、これはハリソンの絵を見ながら、詩の朗読を聴き、そのあと、ハリソンの絵が部分的にスクリーンに映し出され、ぐるぐる回ったり位置を変えたりして、そのうちまたもとの絵に戻るのを見ながら、ピアノの演奏を聴く、というものです。ここにハリソンの絵を出したいけど、著作権侵害になるから、観に行ってください。このコンサートはNorth America in Picture, Poetry and Pianoというタイトルで、Gloria Saarinen のピアノと、 Lister Sinclair の詩の朗読(本人)そして、Ted Harrison も客席の一番前に!詩の朗読はものすごく面白くて、そのテキストが欲しくてたまらなくなりました。そしたらやっぱり売っているんですよね。きれいな絵本にハリソンの絵が今日見たもの全部載ってて、シンクレアの詩も全部載ってる。そして曲目も書いてあって、ハリソンの絵がばっちりついているCD2枚付き。80ドル。う、高い!結局買わずに帰りました。息子はその本が欲しかったし、そうでなかったらポスターが欲しかったみたい。そして3人にサインしてもらいたかったみたい。でも、ポスターは4ドルだったけどキャッシュの持ち合わせがなかった。日本じゃ考えられないけど、普段キャッシュってあまり持ち歩かないんですよね。そして時々全く持たずに出て行ってしまう。今思えば、思い切って本とCD を買ってしまえばよかったのかもしれないけど、80ドルというと食費なら10日分。カナダでは大金です。しかも今は家計に余裕のない状態なので、「芸術」にお金をケチってはいけない、とは思うけれど、その80ドルでコンサートやギャラリーにたくさん行ったほうがいい、などと言って買わなかったのでした。息子は泣きましたけどね。まあ、終わったときはもう9時半でものすごく疲れていたし、眠かったので、めちゃ機嫌がわるかったのもあったでしょうけど。それでも、何でも欲しがるのは良くないとか、欲しがって買ってもらったものはたくさんあるのに、ちっとも大事にしてないじゃない、とか言って小言をいい、早く寝なさい、と寝かしてしまったのでした。今頃になって、自分だってすっごく欲しかった、と気が付いたって遅いですよね。テッド・ハリソンの絵は、Google.caとかA9.comとかでイメージ検索するとたくさん出ます。I went to Richmond today. They had a free concert at Gateway Theatre. The concert was called North America in Picture, Poetry and Piano They showed one of the pictures by Harrison on the screen, while Lister Sinclair read his poem. Beside the picture, it showed what music is going to be played. Then after the poem, Gloria Saarinen played the piano, sometimes well-known classical music, sometimes arranged by herself, sometimes arranged in a jazzy way, and sometimes not-so-known music. The screen got dark and only a part of the same picture comes out. Then another part, sometimes they move, and then gradually the whole picture again. It was just fabulous! I really enjoyed the poems. It would be so nice if I could read the poems again myself! And, of course, they were selling the book. The same title and the same selection of the pictures, with the same poems we just heard. It came with 2 CD's designed by Harrison. It's only $80.00. Fine. All three of them will sign the book if you buy it tonight. You will save the shipping charge if you buy it tonight. Fine! Our son wanted it so much. But we didn't buy it. It was just too much. We were not prepared. We told ourselves that we could go to many other concerts and galleries with that much money. Our son cried. May be because it was so late and he was tired. Kids are usually not in a good mood at 9:30pm after two hours of being forced to sit still. He should be Ok tomorrow. You shouldn't fuss. Receive what is given to you with gratitude. Don't say you got "nothing".But you know. I realized how much I wanted that book too now. I can still order it. But $80.00 is really too much. Or is it? I should not think about money so much when it comes to art! Or shouldn't I really????Why it has to be this book? Because it is not available in other places. It comes with the poems. I heard Lister Sinclair read it himself. I enjoyed the evening. I liked the piano. What should I do????
2005年01月21日
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最近うちのダンナと息子は暗号ごっこをやっています。ダンナが子供のとき友達と作った暗号を使って簡単な文章を書き、それを何文字かの手がかりを使って息子が解くのです。一旦アルファベットを覚えてしまえば、もうパズルの要素はなくなりますが、そのあとはそれを使って秘密のコミュニケーションが楽しめるかもしれません。でも、書いてあることはポーランド語なので、うちの中では十分秘密じゃん。私もネコも読めませんもん。暗号というのは、文字ができてからその別バージョンを作るというものなので、比較的簡単に作れると思います。だから子供がよく作って遊ぶわけですね。でも大変なのは文字を作ること。その前に言語の発明があるでしょうが、これは意図的に作られることはほとんどなく、自然発生的に出来たもの。でも、文字はあとから人工的に作るわけですよね。特に表音文字はそうでしょう。そして、世界中の文字のほとんどが表音文字なわけです。イヌイットの文字とかは、まるで模様のようで、あれが読めたらおもしろいだろうな、と思います。あれもイヌイットの独特な発音を一番表記しやすいようにつくったものなのでしょう。あの文字がコンピュータの画面にならんでいるのはちょっとしたものでした。学生時代韓国語が面白くて、ちょっとやったことがありました。私にとってはまるで暗号で、パズルを解くようにしてハングルを読んでいきました。ローマ字のように組み合わせる文字はその音を発音するときの舌や口蓋の位置を示しているのです。「フ」のような形は「K」をあらわし、舌の付け根と上あごをくっつけて音を出す、ということを示しているそうです。「己」のような字はら行。舌が口の中でくねっとなっている形。文法は日本語とほぼ同じなので、本当にパズルみたいだったのです。NHKで講座が始まる直前だったので、始まったらもちろん飛びつきました。今でも街に氾濫しているハングルは読めます。バンクーバーというのがペンクッパみたいに書いてあるのでかわいい。たしかに頭に濁音がくるのが苦手らしくて、清音になるか、半濁音になりますよね。あと、「ぜ」が難しいらしく、「かぜを引きました」と言えなくて、「かじぇ」と言ってしまうので、恥ずかしかった、とある韓国人が言っていました。(そのときはもう言えるようになってましたけど)その言語の表記法を習うと、その言葉独特の発音について習うと同時に、その国の人が苦手とする音も分かります。日本人の苦手とする音は語尾の子音とv とf、l とr でしょうか。日本語人の発音というのもかなり独特で、なまりはきついと思います。カナダに来たばかりの若い人が、英語の語尾の子音に母音をつけ、さらにそれを引き伸ばして強調するような話し方をしているのを聞いたことがあります。これは子音のみなので、できるだけ軽く言わなければならないのに、日本語の「それでええ、わたしわああ、やっぱりいい」みたいな話し方をそのまま英語に使ってしまっていたわけです。It is raining. というのはイッ、ティー、 ズレイニン のように言えばまだ通じるのに、「いっとおお、いずう、れいにんぐう」しかもアクセントが全部最後の音節に。それも「これでいいかな?」という気持ちが入っているのか、全部語尾が上がるので、もう全滅。ドイツ語も同じで、ある人がベルリン行きの切符を買おうと思って、何度ベルリンと言っても分からない。ついにスイスのベルン行きの切符を渡された、という話を聞きました。それに対する教授のアドバイスは「リーンと言え」。「ベル」のあたりをもごもごと言って、強く「リーン」これで一発で通じるそうです。(ベッ)リーン!それから「いくらかの」と言う意味のmehrere も、メーレレと言うと通じない。日本人はドイツ語のRの音、のどの奥を振るわせる音が苦手です。うがいのときは水があるからできますが、これを水なしでやる、というのがこの音。ま、ちょっと違いますが、その音が出せれば通じます。出せない場合、どうするか。ずばり、無視するわけです。メーエエと言う。これで通じます。息子は今年5年生。フランス語を始めました。私はフランス語はからきしです。カナダといえども、このあたりはフランス語を全く使わないのです。一緒に習おうか、とは思ったのですが、なかなかやる気がでなくてついていけません。彼はもう100まで数えられるし、曜日も言える。私はと言えば、ボンジュール、ボンソワー、メルシー、サリュ(カナダで良く使われるHi!に当たることば)くらいしかわかりません。あとジュマペル~で私の名前は~というのを知っている。字でどう書くかとなるとさっぱり。そんな私でも、フランス語で話しかけられたらどういえばいいのか、というのだけは知っている。「牛乳」「てんぷら」「パン」を口の中でごにょごにょと言えばいいのです。「ギュウニュテンプラパ!」何度も呪文のように繰り返してみて。ほら、ジュヌコンプランパって聞こえて来ました?「私は話しません」ということになるそうです。飲み会のときの余興にでも使ってやって。^^
2005年01月20日
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今朝の気温は12度でした。すっごくあったかい。といっても春にはほどとおい天気。このところ、まったくよく降ります。どしゃどしゃどしゃ、ってな感じで、車がきれいになりました。Wash me の落書きはされずに済みそうです。今朝はダンナが子供を学校へ送っていきました。そのままマフラーをなおして来ました。戻ってきたのが10時半。それからベースボード(壁の、いちばん床に近いところに付ける化粧板)を直すといって、いろいろとやっています。これまでやろう、やろうと思っていたことだったので、レイオフも数日ならいいかも。無収入だけど、これをしておけば、この家を売るときに高く売れるわけだから、やる価値はあるのです。マフラーを直しているあいだ、一時間ほどあったので、修理屋さんの近所のスーパーまで歩いていって、買い物もしてきてくれました。今週はここのスーパーではオーガニックが安いみたい。このところ、食品の安全について、いろいろと考えてたし、気持ちの悪い話も聞いたばかりだったので、これはいい!とたくさん買ってきてました。明日は郊外のファーマーズマーケットに行って、有機や低農薬の野菜を買う予定。そこらのスーパーよりうんと安くて新鮮で安全。ただ、ここから車で20分かかるのが難。とはいえ、都心に住んでいる人に比べれば、ものすごく恵まれてます。きれいなプールのあるレクセンターの隣なので、プールにも行くことにしました。時間があれば、帰り道に図書館も。こんなふうに夫婦仲良く出かけるなんて、何年もなかった。ずーーーーっと仲悪かったから。だからこれはすごいことです。さて、今日はこれから大嫌いなお金の計算です。まだ税金の申告をやってない。え、まだ早いって?いーえ、去年の分をやってないの。そ、2003年の分。これはかなりやばい。いちおう借りはなくて、払い戻しをもらうほうなので、利息がついたり、罰則くらったりすることはないんですが、やっぱりやらないと。あーいやだいやだ。会計士さんってえらいです。私には向いてない。でも、ダンナはもっとだめ。パニックになります。だから私がやるんですけど。
2005年01月19日
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今朝、子供に持たせようと思って脇へのけておいたバナナがない!最後の一本だから取っといて、と言っておいたのに、持って行ったんじゃあるまいな、と思ってダンナに電話してみたら、「ああ、ヘンなところに放置してあったから、持ってきた」。こぉらぁ~!これはもともと息子が選んだバナナ。金曜の午後に買い物に行ったとき、こっちの小さいのでいいね、と言ったら、大きいのを指して、「ぼく、それくらい食べられるよ。学校に持っていく」おお!やっぱり成長してるんだね。でも、土曜日の日本語学校は日本と同じでおやつの時間がないので、丸ごと一本は時間がなくて食べられない。だから半分にして、残りは放課後用に持たせたのですが、食べませんでした。それを日曜の夜に出すもんだから、月曜日は「それから食べて」ということになったのですが、その時点でバナナはもう、どんどんなくなってあと2本に。(もちろん、食べたのは私でもネコでもありません)そして、念願だった「大きなバナナまるごと一本持って行く」は翌日に持ち越されました。そして月曜の夜、ダンナが一本食べて、残りは一本に。事情を説明して、取って置いてね、といっておきました。それでも「うっかり」されると困るから、キッチンから靴箱の上に移動させておいたのに、みごとに裏目に出てしまいました。まあ、こういうことはよくあります。一人っ子だけど、息子の競争相手は父親。ぼやぼやしてると食べるものがなくなります。もともと食が細いので、よく食事を残し、しばらくしてからまた食べに戻る、というのがうちの息子と黒猫ビビの共通の食事パターン。そしてビビは母親のまこに、息子は父親に、その残り物を取られてお腹をすかせる、というところまで共通。ダンナに、あンたのそういうのも自閉症?と聞いたら、多分にそれはある、という答えが返ってきました。自分の行動が他者に及ぼす影響を考えるのが容易ではないそうです。「でも、バナナは昼までに返す、お弁当の時間に学校に持っていくよ、たった今レイオフされたから」え~~~っ!昨日言っていたことがはやくも実現。バナナはいらないから、ちょっとくらい働いてから帰ってきてほしい。仕事に行ったら「することないから帰っていい」はないですよね。通勤に一時間かかるんだから。前の晩早く寝て、お弁当も作って出て行って、そのまま戻ってくるともう10時。時間も労力もとっても無駄。前の日にほのめかすだけでなく、ちゃんと言って欲しい。法律で決まっているはずですよ。そしてそういう時にかぎって友達が来る。「ふれいざー」のエディターのまりさんが、用事があって来たのですが、電話では良く話しても、うちに来てくれることはめったにない。おしどり夫婦なので、来るときはいつも二人そろって来るんですが、そういうときは家族ぐるみのお付き合い、って感じでうちのダンナもいっしょに話がはずみます。だけど、今日みたいに一人で来てくれるときは、女同士でリラックスしたい。どおおおおしてそういう時にうちにいるのおおおお???結局なんだかんだと理由をつけて二人で二階に上がり、そこでしゃべってました。わたしがふぐ太郎さんのページで読んだ話をしたら、M社のハンバーガーの話を教えてくれた。焦げ付きを防止するためとかで木屑が入ってるって。うげ。前にテレビで見たとき、白い粉を幾袋も投入していた。骨粉だけでもうぅっと思うけど、粉末血液!しかもなぜか白い粉。なんで白いの?ビーフ100%とはいっても牛のどの部分をどう使うか、だよね。それから同社のチキンナゲット。ささみだと思います?鶏の内臓も骨もとさかも血もまるごと全部をミンチにして、漂白剤で白くして、それを型にはめてああいう形にして揚げてあるそうです。げげっ。とさか!骨!内臓!血!足とかもかな?くちばしは?そして漂白剤!におい消しとかも入ってるかも。あのね、Wんだふる・Wんだーっていうパンですが、ふわふわにしておくために、死体を保存するのと同じものを入れてるそうですよ。それ聞いたとき、よそで白パンのサンドイッチとか出ても食べたくなくなりました。「普通」のものを食べるのが難しい世の中になりましたよね。貧乏人には贅沢。ならばやっぱり職を見つけねば。
2005年01月18日
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昨日からどうも風邪気味だった息子。ついにはっきりと風邪、という状態になってしまった。今回、薬を飲み始めるのが遅かったからなぁ。咳止めの薬を飲ませ、お弁当にも薬を添えて、それでも抗生物質は飲ませないで学校へ。あまりに咳が止まらないので、行く前にまた咳止めのガムを噛んでいたのですが、これを出すのを忘れ、先生に怒られてしまったとか。風邪薬はいろいろあるけど、うちはもっぱらホメオパシックのoscillococcinum。これは毒をもって毒を制すという感じの薬で、最近日本製の似たようなものも出たらしい。(oscillococcinumの日本語の解説がほしかったのですが、どれもお店のサイトで、楽天さんに怒られそうだからリンクはやめておきます。「オシロコシナム」で検索してさがしてください。)ヨーロッパでは数年前から、お医者さんも処方していたというボワロン社のこの製品が主流だとか。そうなんですか?ホメオパシーというと、おまじないと同列の民間療法だと思っている人がけっこういるらしく、カナダではまだぜんぜん主流とかじゃないです。とにかく民間療法とか自然療法が市民権を得ないですよ。自然食品を食べるのは変人だけと思っている人も多いです。まともな人は、箱に入っている、清潔な工場できちんと管理された食品のみを食べる、という考え方が、50年代くらいの「近代化」の時代から根強く残っているみたいで。「自然」はちっとも自然じゃないんですね。東洋人にとって、「自然」は親であり教師であり、習うべきもの、同化するべきもの、である一方、西洋人にとっては野生であり、粗野で、放置したら危険なものだから、征服して管理下におくべきもの、ということなのだそうです。考えてもみなかった。だから、自然主義は新しい。ヒッピーとかの「ムーヴメント(活動)」の要素なわけです。(これはうちのダンナの分析だから、異論はあるでしょうが)この薬、カナダでは自然食品店でのみ手に入ります。お医者さんは処方しません。フランス製で輸入物だから当然高いのですが、なぜかポーランドで買うとカナダの3分の1くらいの値段で買える。とはいえ、私が頼むわけにはいかなくて、ダンナが頼んでくれないとなると高いのをここで買うことに。風邪のほんの引き始めの時しか使えないので、タイミング勝負。3回使ってだめならあきらめな、ということらしい。つまり無駄。6回分で14ドルくらいするので、やっぱり高いです。だけど、これで風邪を引かずに済めば、仕事を休まなくていいので、いちおう採算はとれるってことですね。大人も子供も同じ量。甘くておいしいので、小さい頃から問題なく飲んでくれて、愛用しています。(もっとちょうだい、とか、ボク、風邪みたいだからちょうだい、とかもありました)抗生物質は強い抵抗力を持つばい菌ちゃん、スーパーバグを作るので、飲まないほうがいい、ということが言われて久しいです。お医者さんの中には抗生物質を使わない先生もあるとか。でも、病気によっては使わないとダメな場合もあるんじゃないでしょうかね。私は医者ではないからわかりませんが、インフルエンザって、死ぬこともあるくらい怖い病気なんですよね、本当は。夕方、ダンナがぽつりと一言「レイオフされるかもしれない」。レイオフとは仕事がなくなって一時的に自宅待機となることで、本当の解雇とはちがうのですが、期限がないのと収入がなくなるという意味では同じこと。この会社、毎年1ヶ月くらいはそういうことがあるのです。今みたいに天気も悪いし、クリスマス直後で財布もすっからかんの時にそういうこと言われると、バケーションとるわけにもいかなくて、本当にストレス。私が早く仕事を見つけないといけないんですよね。やだな~。
2005年01月17日
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昨日はダンナが息子を迎えに行き、そのまままっすぐスキー場へ。途中で友達の息子も拾って行ったので、とても楽しかったらしい。雪のコンディションは最高だったそうだ。そして、帰りにその友達を家に送っていき、「お泊り」のおさそいがあったらしく、「泊まっていい?」の電話。息子から電話がかかってくるとなんだかとってもキュートなんですよね。電話の声を聞いていると、どうしても4歳くらいの頃の顔が思い浮かんでしまうのは何故なんでしょうかね。あの頃のベビーっぽい彼と話しているような気がして、なんとも嬉しくなってしまうのです。普段も顔見ないで話そうかな。彼はもう10歳です。来月は11歳!うっそでしょう??本人が写真載せてもいい、っていったから載せちゃう。かわいかったころの写真ね。ずーと昔のものです。画質よくないけど。 なんか親ばか。恥ずかしいって実家の親に叱られそう。だけど、見てる?このページ、じいちゃんとばあちゃんってば!結局そのままお泊りということになり、ダンナだけ帰ってきました。ということは、昼間時間を気にしながら、「ふたりで話す」なんてことしなくても、時間は十分あった、ということだったわけです。スキーのあとで疲れてすぐ寝ちゃいましたけどね。それでもやっぱり二人とも自閉症とディスレキシアの話は止められない。また朝ご飯のときとかにいっぱい話してしまいました。これからは話がへんな方向にそれたり、屁理屈みたいなこと言われたときとかも、イライラせずに冷静に対処できる。これはすごいことです。それからダンナはあわてて子供を迎えに。天気が崩れた分、今日はすっごくあったかくなったんですよ。雪はどんどん解けていきそう。雨はざーざーだけど。ところが、戻ってきたら、なんと車の調子が悪い。音がうるさいし排気ガスのにおいがする。それは前から気が付いていたのですが、ひどくなる一方。それで隣のおじさんに見てもらったところ、マフラーに穴があいていることが判明。その穴からのガスがヴェンティレーションから入ってくるというのがニオイの理由。そうか、マフラーならそりゃ音がするわけですね。思ったよりひどくなくてちょっとほっとしました。私と息子が教会へ行っている間、直しに行こうと思ったみたいですが、今日は日曜で店がしまっていたとのこと。平日に私が行くことになるのかなあ。
2005年01月16日
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バンクーバーの日本語学校まで行ってきました。うちの方とちがって、けっこう雪が残っていてびっくり。やっぱりそんなに降ったんですね。気温が低いので雪もさらさらでした。息子を学校に送っていった帰り、ひさびさにカフェとかに行くかな?と思ったけれど、家でしたいことがあるから、と直行で帰る様子。ちょっとがっかり。でも、結局したかったことって何だったんでしょうね。だって、ず~っとしゃべってたんですよ。この間の続きで、自閉症のこととか、言語障害のこととか。言語障害というと、どもったりしてうまくしゃべれないとかいうような症状を思い浮かべるかもしれませんが、そういうののことではなく、英語でディスレキシア(dyslexia)というもののことです。これが私にはあるのではないか、という話が以前あったのです。といっても障害というほどではなく、傾向として、ということです。日本では右脳左脳のことをよく言いますが、ディスレキシアは右脳で思考する人で、左脳をうまく使えないために、ちょっと困ったことになることがある人です。私は日本人はこういうヴィジュアルな思考をする人の割合が多いんじゃないか、と思います。日本ってなんでも挿絵がついてるし、図解も多いです。編み物の説明が図解なので、カナダ人の友人が感心してました。こっちのは表編み1回、表編み裏編み裏編み5回、表編み2回、これを25段、とかいう書き方です。(たしか)日本は、ll--l--l--l--l--llとかになるでしょ。模様が一目瞭然でいいですよね。漫画文化もそうですよね。鳥獣戯画のころからある漫画。ルネッサンスとかのたいそうな芸術じゃなくて、庶民の落書きみたいな娯楽のための漫画。今、「ジャパニーズ・メーンガ」にこちらの子供たちは夢中です。私だって漫画世代。美術的な仕事を持ち、小さいときから一応絵が好きで、一応アーティストという触れ込みだったうちのダンナなのですが、テストをしてみたら、彼は言語的な人間で、ほとんど全く視覚的なところがないそうです。私はそのときは彼の問題はこれなのではないか、と思ってテストをしてもらったので、とってもがっかりしました。ところが、彼だけやらせるのはフェアはない気がして、私もテストを受けたら、みごとにひっかかってしまい、視覚思考、空間思考の人間だ、と言われました。これをテストしてくれた人は、ディスレキシアを賜物(ギフト)として考える、という立場の人だったので、とても肯定的に捉えてくれて、まあ、良かったんですけど、文章書くのがすきで、果てしないおしゃべりの私は、自分がまぎれもない言語的思考の人間だと思っていたのでびっくりしました。ともかく、私は母国語が違うので、d とb の区別がつかなかったとかいうことはなかったのですが、漢字で「短」とか「鮮」とか「略」とか、左右混乱してました。書いてみて、あ、違う、ってわかるんですけど。今でもそういうのってあります。それでも漢字というものがとても視覚的なものだったので助かっていたのかもしれません。英単語は視覚的に覚えるのが大変ですが、漢字語はばっちりですよね。だから音声だけの情報が苦手。漢字交じりの日本語で書いてあるものが一番印象に残ります。全部仮名とかローマ字とかだと、たとえ一生懸命読んでも、読み終わってから混乱してますもん。そうじゃないですか?言語のみの情報よりも、絵や写真が入っているものの方が圧倒的に分かりやすいし、記憶に残る。混乱しない。こういうのはみんなそうなんだと思っていましたが、視覚的・空間的思考をする人だけなのかもしれませんね。4人に一人って聞きました。もちろん程度の差はあるでしょうし、民族による差もあるでしょう。日本のウェブサイトって、グラフィックが多いです。英語のサイトは文字だけのところが多い。ただでさえ26文字の順列組み合わせで分かりにくいのに、どうして絵を入れないんでしょうね。読む気なくなります。現在、漫画に夢中な世代が育ってるし、カナダなんか地域によってはかなりの割合で東洋人がいるので、そのうちもっと視覚的情報が増えるかもしれません。そうなってくれると英語を母国語としない私なんか楽なんだけどなあ。(上のリンクですが、英語を聞いてわかる人はABOUTというメニューからFlash Presentation に行ってみて下さい。いかにも視覚思考の人間が作ったプレゼンテーションで、分かりやすいです。ただし、視覚思考は速いので、これのスピードも速い。言語的思考の人には、ちょっと大変かもしれません。)
2005年01月15日
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今日の寒さは半端じゃなかったです。朝家を出るとき、うちの庭のところにつけてある屋外の温度計で5度ちょっと。あ、マイナスですよ。けっこう寒いなあ、と思ったら、夕方になって隣の奥さんが車を貸して欲しい、または乗せて欲しい、と言いに来ました。ここんちのご主人は元メカニック。しかもポーランド人なので仲良くしていて、うちの車が機嫌損ねるとすぐに飛んでって修理を頼みに行っているので、もちろんそういうときは力になってあげます。なんでも、今朝あまりに寒かったので、車の何かが凍っていたのだそうです。それを知らなくていきなり車をスタートさせて、何かが壊れたらしい。彼女の英語はあまり上手でなくて、それが何であるのか、どうして壊れたのか、ということを説明するのは面倒だったようで、私も良く分からないのですが、要は車が動かなくなった、ということ。そして頼みの旦那様はまだ仕事から戻っていないけど、息子をスケートリンクまで連れて行かないといけない、というわけです。彼女の話によると、今朝の外の温度はマイナス11度を切っていたとのこと。うちのは壁に取り付けてあるものなので、屋外とはいえ家の中からのぬくもりがあるわけです。でも彼女の見た温度計はカーポートの柱につけてあって、屋根もない、外の空気にさらされているところのもの。そうか、そんなにすごかったのか。どおりで寒いわけです。結局私は家で仕事があったので、送ってはあげられなかったけど、車を貸してあげました。うちの車もまだ調子悪いし、おまけにすっごく汚いんで、ちょっと恥ずかしかったけど、この寒いのに、車なんか洗えませんよね。あれは夏のレクリエーションです。え、カーウォッシュに持って行け?そんなぶるじょわなこと、したことありませんわ。カナダ人って、アメリカ人と混同されるととっても怒るんですが、少し前、ビール会社が「アイ、アム、カナディアン」というスローガンでコマーシャルをやって評判になりました。日本語解説はこちら。Iam.Canadian といって、a は入らないのです。カナディアン・ラントといいます。Rantというのはちょっと犬の遠吠えみたいな意味で、わめくということですが、この会社のサイトであなたのラントを登録しよう、というのが以前はありました。見てると、たいがいのものは「北」「寒さ」を自慢しています。その中に、「私はブロックヒーターとは何であるか知っている」というのがありました。これ、辞書にもでていません。そしてバンクーバーではいらないものなので、私たち移民は見たこともないのですが、どうやら車につけておくものだそうです。夜の間、これを車につけて、電源を入れておけば、車の中のいろいろなものが凍らない。そういうものらしいです。(どなたか、詳しく知っている人、教えてください)それでカーポートやガレージには必ずコンセントがあるんですね。それだけじゃないでしょうが。今日もいい天気だったから、明日も寒そう。明日の朝、結構早くに日本語学校へ行きます。凍りませんように。ボロ車ですからね。明日はわが身。そろり、そろりと行ってみます。
2005年01月14日
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やっぱり寒くなりました。今朝、息子を学校へ連れて行く前に気温を見たら、マイナス3.5度。ということは、もっと早い時間はマイナス7度くらいになっていたかもしれない。予報どおりだったってこと。雪は降らないけれど、晴れると天井が抜ける分、寒くなるんですね。ここのところずっと晴れだから、かなり寒いです。ゆうべは映画評論の翻訳で遅くまで起きていたので、子供を送って戻ってきたら、また布団に入って寝てしまいました。1時間ちょっと寝たかな。ぜんぜん足りないけど、仕方ない。猫に起こされて、そのままコーヒー入れて。主婦っていうか、在宅で仕事をしていると、暇だと思われるというのも確かだけど、どういうわけだか自分でも暇だと思い込んでいたりします。そして、そんなにできないのに、いっぱい仕事抱え込んだりします。それとか、自分でいっぱい予定立てちゃってたり。今、私がそういう状態で、なんでこんなに、ってくらい集中しているんです。いえ、私がではなくて、仕事が集中しちゃってるんです。ただでさえ年末年始って「年に一度やればいい」類の仕事が集中しません?それで、昨日は一日中洗濯機と乾燥機を回していました。今日はパン焼き。いつものパンですが、最近みんなでんぷんを食べなくなってしまい、たくさん焼くとすぐカビカビになってしまう。だから、「こねるだけ」のサイクルで、小さなパン二つに成形して焼きました。一つは冷凍してもいいけれど、人にあげても喜ばれていいし。まだどうするか決めてません。【ハンガリー風じゃがいもパン】こねるサイクルで水 300mlマッシュポテト カップ2分の1(125ml)(インスタントのポテトフレークなら、フレークと水、それぞれカップ2分の1で作る)塩 小さじ2小麦粉(白でも全粒粉でも) カップ3~3半 (日本のカップなら約4カップ)イースト 小さじ1強(好みで)キャラウェイシード 小さじ1こねあがったら取り出して、打ち粉をした台でガス抜きして2等分する。丸く成形して、30分ほど二次醗酵させ、表面にナイフで筋を入れたら、180度(350度F)のオーブンで35分ほど焼きます。今日のはどういうわけか膨らみすぎ。切り込みをもっとしっかり入れるんだった。よく切れるナイフで縦横3本ずつくらいに格子に切り込みを入れると、ちょっとかっこいいです。生地が硬いとうまくいくので、水分を控えめにしてつくるといいみたいです。私はこれにチェダーチーズを粗くおろしたものを入れたりすることもあります。もちろん機械に焼いてもらってもOKです。ただ、初回だけ、こね始めのあたりで水分をチェックしてください。粉の水分は地域や季節によって異なります。使う粉によってコースの設定をしてください。焼きたてはじゃがいものおいしい匂いがプンとして、なんともたまりません。でも本当は二日目くらいのほうがキャラウェイがなじんでおいしい。キャラウェイの匂いが苦手な人は入れずに焼いてください。じゃがいもの香りが引き立って、なんともおいしい匂いのパンになります。It's getting colder and I don't see too many people in short sleeves. I got so sleepy today because I was working on the movie column translation until early this morning. I went back to bed after I took my son to school only to sleep just one hour. My cat woke me up. Well, time for coffee, I guess.My washer and drier was going on all day yesterday. Now it is my bread machine. When you work at home, you really work. I will be doing more things sitting in front of computer while your machines do their jobs. Here is our family favourite bread. Caraway seed is optional. This bread keeps well. Actually it is better a day old when you use caraway. Hungarian Potato Bread1 1/4 cups water (300ml)1/2 cup mashed potato (125ml)2 tsp salt3 1/2 cups flour 1 tsp caraway seeds (optional)1 1/4 instant yeastUse dough cycle.Punch down and form into your favourite shapes.Let rise for 30 minutes. Slit the top, and bake at 350F (180C) for 30 to 40 minutes. You can also use 1 3/4 cups of water and 1/2 cup of instant potato flakes. Use whole wheat flour if you prefer. If you want your machine to bake this bread, use appropriate setting for the flour you are using.
2005年01月13日
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実はうちのコンピュータは私が日本に行っている間、IT音痴のダンナが使ったので、いろいろとヘンなことになってしまったのですが、日本から持ってきたラップトップでなんとか生き延びている状態です。でも、このラップトップでEメールの設定をするのがうまくいかなくて、ずっと受け取るのはポストペット、送るのはアウトルック、という状態でした。どうしてそうなるのかわからなかったのですが、いつの日か正常になったときに、アウトルックで再度ダウンロードできるように、メールをサーバーに残す設定にしておいたのです。そしてふだんは無料メールサービスを使い、これは使わなかったのです。でも、ダンナが自分は使いもしないのに、いろんな人にこのメールアドレスを言うもんだから、彼の友人からいっぱいメールがはいるんですよね。ポーランド語のとかはもう無視してたけど(どうせジョークに決まってる)写真とかをどどーっと送ってくる人がいて、ちょっと困ってました。そして、案の定、容量一杯になったらしく、クリスマスからこっち、全くメールが入ってこなくなりました。しかたがないんで、今日はちょっと腰をすえていろいろと設定をいじってみました。ポストペットのほうの間違いはすぐわかって、こっちでも送信できるようになった。めでたい。いやまて。ペットで送るなんてことはもうしないのだ。だって、いまどきポストペット使っている人っているんですか?これはほんとにお遊びソフトで、とにかく添付ファイルがみんな一つのフォルダに入ってしまってやりにくいことこの上ないんです。しかも、ちょっとした線だの、点だのもグラフィックだから、添付ファイル扱いになって、それぞれ入っている。これはもう削除するのも面倒。なんとかアウトルックを使いたい、とまたまた頑張ってみたんですね。そしたら、どこをどうやって直ったのか、いじってた本人も分からないまま、いつのまにか直ってしまいました。いやあ、こんどこそめでたい。そしてダウンロードしたメールが実に387通。その中にはお仕事のものも…。だけど最新のがない。いつも遅くとも5日くらいに来る、映画評論が今月はまだ。ということは、やっぱり容量いっぱいだったから弾かれたんですね。そこで、エディターのまりさんに電話したら、3日にもう来てたよ、って。やば~。大急ぎで転送してもらい、それから必死で翻訳です。いちおう締め切りは毎月10日なんですよね。すみません、いつも足、引っ張って。
2005年01月12日
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デジカメはまだみつかりません。リースはまだしまわずにおいてあります。でも、もう猫は興味なし。デジカメ見つかったら猫を入れて撮りたいんだけど、ひょいと出てしまうだろうなあ。残念。今朝は昨日よりもっと寒かった。マイナス5度。やってくれるじゃん。木曜日にマイナス4度って予報だったのに。このぶんじゃ木曜はもっと寒くなるんだろうか。そう思ってたら午後から雪が降り出しました。でも、ふわふわのではなくて、ちょっとこまかいあられみたいな雪です。地面や木の枝に当たってピンパラと跳ねてます。でも、曇ってくれれば天井ができて、少しはあったかくなるかなあ。うちのダンナは明日は碁友達の牧師先生が来られるので、ちょっと楽しみにしています。いつも水曜の夜、牧師先生が来られるか、こちらから出向いていくかで碁を楽しんでいたのですが、年末年始はさすがに忙しく、休みがちになっていました。日本語教会の牧師先生は元小学校の先生で、勤めていた小学校の校長先生が碁を打つ人だったそうです。それでいつもお相手をしていらしたとか。あるときうちにいらして、碁盤と碁笥があるのを見て、「誰が打つんですか?」とびっくりされ、ポーランド人のダンナだ、と言ったらもっとびっくり。うちのダンナも相手を探していたところだったので、以来お相手をお願いするようになったのです。とはいっても、日本で鍛えた達人と新米の外国人。実力の差は歴然たるもので、目一杯ハンディをつけてもらってやっているようですが。二人で碁を打っていると、かなり没頭してしまうらしく、お茶とか入れてもぜんぜん気が付かない。先生なんて、独り言をぶつぶつ言いながら、ときどき先を読むためなのか「とん、とん、とん、とん…」とか言ってらして、はたで見てるとけっこう面白いのです。そしたら、牧師夫人もやっぱり面白いらしく、「碁を打っていると、私の知らない面が出てくるようで」おもしろい、と言っておられました。そんなに夢中になるっていうのは、やっぱり二人とも相当好きなんでしょうね。日本の若い人で碁を打つ人ってあまり聞かないような気もします。あ、牧師先生はとっても若いんですけど。(今年の夏にパパになったばかり)うちのダンナはもともとはアダムに習いました。アダムは友人の韓国人に習ったらしい。でも、私たちがヴィクトリアからロワーメインランド(Lower Mainland、州都ビクトリアのあるバンクーバー島に対し、大陸側のバンクーバー近辺のことをこういいます)に引っ越してから、碁友達がいなくなってしまったのでした。それで私に覚えろ、と言ったのですが、私はどうしてもだめ。すぐ「はしご」みたいの作っちゃうし。だいたいにして、こんな長いゲームをやる忍耐力はない!もっと早く決着がついてほしい。短気なほうだとは思わないんだけど、こういうのは向いてない。じゃ、早く決着がつくものってどんなのかって?うーん、じゃんけんかなあ(うそ)
2005年01月11日
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雪はもう降ってないけど、さむううういです。それと、寝不足のときって寒いんですよね。今日は月曜日でダンナは早くに出て行きました。私は学校へ子供を送った後、やっぱりこの学校にはまだ知り合いがほとんどいないから、と思い、知り合いをつくるべく親があつまる部屋へ、といってみました。だけど、人はけっこういたのにあまり挨拶してくれる人もなく、顔見知りだった二人を除いて誰も話しかけてくれないし、こっちからおはよう、って言っても、それに返事をするだけで、あとは知らん顔。全員白人。これもなんだか妙。だって多いんですよ、中国人とか韓国人とかインド人。うちの子は唯一の日本人(しかも半分しか日本人じゃない)ですが、クラスにもう一人、日本語を母国語とする中国人の女の子がいます。それから学年は違うけど、やなり日本語人である中国人の男の子がいて、その子のお姉さんも以前はこの学校に通ってました。お母さんたちは二人とも日本語が堪能です。BC州は6年生で日本のことを習うので、去年はうちの子はこの学校には通ってなかったのですが、その中国人の男の子のお手伝いをしました。といってもいろいろ資料をお貸ししたりしただけなんだけど。来年はうちの子も6年生なので、いろいろやることになりそうです。でも、それまで待たずにいろんな人たちと仲良くなりたかったんだけどな。でも、この部屋にいくら通ってもダメかも、と思ってしまう。だって、みんな新聞読んでたり、自分の子供(就学前の子を連れてきている)の面倒をみてたりで、会話なんかない。やーめたっと。ぷい、と出てきちゃいました。スーパーで買い物をして、家にもどり、やっとクリスマスの飾り付けをはずしました。ドアのリースをはずし、家の中に置いたら、電球をはずしにいきました。そしてもどってみると、なんと猫がリースの中に。けっこう笑えましたよ。ほら、よくあるじゃないですか、リースの中にろうそくの入っているのが。あれみたい。最初は縞猫まこにゃんが入っておすまししてました。次に黒猫ビビにゃんが入ってみました。おかしーっ。でも写真を撮ろうとしたら、デジカメがない。なんだかクリスマスのときとかに片付けたもんで、いろいろ無くなってるんですね。どっかにあるはずなんだけど。どっかで見たんだけど。どこだー。
2005年01月10日
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結局朝の5時まで話していました。ちょっとトイレに立って、まだ2時ごろだろうと思ったのに、4時をまわっていてびっくり。ベッドに戻ってその旨告げると、彼もびっくりしてました。それでもまだ話は止まなくて、やっと無理やりみたいに目をつぶって眠ろうとしたときに、階下からはと時計が5時を打つのが聞こえました。一晩中、お互い距離をもったまま、キスどころか触れもしなかったけれど、これほど安心して心を開けたことはなかったと思います。感情的になることも全くなく、淡々といろいろな話をしているうちに、私の中でわだかまっていたものが真っ黒なものだったということが見えてきました。それまでは自己正当化していたから、自分はきれいなこころでいる、と思っていたのです。でも、本当のことが見えていなかったから誤解していたし、そのために赦すことができなかった。さらに彼に対する怒りのために、復讐心が渦巻いていたのだと思います。彼が私を避けようとか、私から逃れようとかしてもちっとも不思議ではありませんでした。それなのに、そうせずにいてくれたのです。怒りながらも、むちゃくちゃなことを言ったりしながらも、私を追い出すのはフェアじゃないから、という論理的な理由ではあっても(これって自閉症的なところです)、別れずにいてくれたし、その間、一度も暴力を振るったりしなかった。私はといえば、話をきいてくれた友人が、「彼の人生での最善のことはあなた(と出会ったこと)なのにね」と言ってくれたことをいいことに、「そうよ、私がいなかったらやっていけなかったじゃないの。甘ったれてないでよね」なんて思っていたのです。それはもしかすると本当かもしれないけれど、たとえ本当だとしてもそう思ってしまった時点で、もう報いを受けてしまっているんですよね。彼から感謝される権利も、人からほめてもらう権利もなくなるってものでしょう。結婚するときに自分が何を考えていたのか、15年半ぶりにつくづく思い出しました。ポーランドからの亡命者で、ウィーンで無一文だった彼。両親はもちろん怒り、友人も反対したり、悪口を言ったり、だまって無視したりした人がほとんどでした。そのひとたちの何人かとは和解しましたが、彼女たちも相当に混乱して、何と言っていいかわからなかったようです。それでも親は説き伏せて、ウェディングドレスも送ってもらい、ウィーンのちいさな英語の教会で式を挙げました。その時、みんなの反対したのは彼の経済力や、カナダにいってからの生活水準が全くの未知数だったからでした。だけど私は思ったのです。もし彼に経済力がなかったら私が働けばいい、と。一人で生きていくことだってできるんだから、彼を養っていくことだって不可能じゃない。この人はぜったいに飲んだくれたり、暴力を振るったり、ギャンブルに凝ったりすることなんかないんだ、と何の根拠もなく、まっすぐに信じることができたのでした。そのときの気持ちはその後忘れるどころか、まさにそのために自分のおろかさを悔いるもととなり、自責の念に何年も苦しみました。でも、今またその気持ちが本当の意味で思い起こされたのです。もし、彼が病気なら、二人で闘っていけばいい、というふうに。私のこの気持ちはやっぱり「愛されている」ということが前提だったのでしょうね。というか、彼のほうからのサポートがなくてはできないことだったのだと思います。もし旦那さんが奥さんをないがしろにしていたら、奥さんのほうからの一方的な努力なんか彼をあまやかすだけなんだと思います。(昔の日本の小説や映画によくあるパターンですけど)まあ、そんなわけで昼ごろやっとご飯を食べて、午後は教会へ。でも、この話はまだあまりに「ナマ」だったので、あまり人には言わずにおきました。(ちょっと言ったけど)でも、みんなにこのサイトのこと言っちゃったから、もう時間の問題ですね。今までたくさん祈ってくださった方たちだから、まずは報告、ということで。(みなさん、ありがとうございました。)I already wrote that we were talking till 5 am. We still wanted to talk but I decided to sleep. I still couldn’t touch him. He didn’t touch me either. I needed a bit more time.But we felt very close to each other. I was feeling something I had long forgotten. This was incredible.We didn’t get very emotional during our talk. As we talked, I realized what I had in my mind was ugly. Because I had justified myself, this seemed like something clean and innocent. However, I misunderstood because I couldn’t see the whole picture. That made my heart hard and I was constantly angry at him. I was even thinking about revenge. I wanted to make his life miserable. But I didn’t think that was what I wanted.It was nothing strange if he wanted to leave me or even just avoid me. But he didn’t. Though the reason was something like out of logic, (and that’s the autistic part), he didn’t leave me or avoid me. He was never violent either.Once my friend said to me “the best thing happened to his life was YOU”, and I used it to justify myself. I was proud. “You will regret if you leave me”. I didn’t say this. But I was always thinking this way. “He has to know how stupid he is to treat me so badly”. And I didn’t think I was doing something wrong. But the moment I was proud, I was not worthy for any kind of gratitude from him or praise from anybody. When I was marrying him, a lot of people though I was crazy. My parents didn’t like the idea at all and most of my friends didn’t want to talk to me. I was in Vienna and he was a refugee who was illegally staying in Austria. He had no job and no money. He had no way to prove himself. What I thought that time was this; “If he couldn’t make much money, I can work. I was prepared to support myself the rest of my life anyway. He is not the kind of guy who would take it for granted and fool around. I am willing to support him if he needs that.” I didn’t need any proof from him to think that way. I just believed.But it seems like this had at least one condition. I had to know that he loved me. I thought he did. But since he was not able to express feeling, I was confused later. I even felt he hated me. This was so hard. I couldn’t carry on anymore. But if he was autistic, that explains a lot. Now I am feeling like 16 years ago. This is very solemn feeling. We might need some time but we will try to learn how to communicate. We will do this TOGETHER. This is important.Well, because of the talk, we slept in this morning. But I went to Japanese Mennonite church in the afternoon. This whole thing was still too fresh to tell people. But I told them about this blog so now they will get to know what happened. They have been praying for us for a long time. I just want to thank each one of them.
2005年01月09日
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昨日連絡網が回ってきて、日本語学校が休校になりました。宿題の作文ができてなくて苦しんでいた息子はヤッホーと喜んで、外に遊びにいってしまいました。今日もまだ雪が残っているけど、ほとんど降っていなくて、遊ぶにはもってこい。学校が休みになってほんとうによかった。あ、授業料払ってる親がこんなことを言っていいのか??親も朝からのんびりして、すっかり朝寝坊。ご飯を食べたのは昼ごろでした。もう、朝昼いっしょ。こういうことってあまりないです。だからとってもよかったみたい。その時、うちのダンナが先日読み終えた本の話を始めたんです。それは私がすすめた、ドナ・ウィリアムズの「自閉症だったわたしへ」Nobody, Nowhere.そして、自分は自閉症っぽい、って言うのですよ。このあいだうちにアダムが来ていたときもちょっとそんなことを言っていましたが、私もアダムもあんたが自閉症だとは思わない、って言っていたのです。でも、わたしはこの本を彼に薦めながら、全部は読んでなかったのですよね。拾い読みみたいな読み方だけして。それで、そのあと反省してちゃんと読み始めたのです。そしたらびっくり。私までもが「わかる~」とか思い始めたのです。私はまったく自分が自閉症とか思ったことありませんでしたが、たしかに理解できることはたくさんあるし、自閉症的なところがけっこうある。なんと自閉症的な行動まである。それって自閉症の症状だったの?とびっくり。もちろん、それはそういう部分があるというだけで、障害として持っている、といえるほどのことではありません。でも、その話になって、止まらなくなりました。今日はみんなでどこかへ行こうか、とかいってたのもそっちのけ。息子が近所の子と遊ぶために外に出て行ってしまったら、もう堰を切ったようにいろんな話をはじめて。ここ7年間のいろいろな苦しみ、怒り、悲しみが、うわわわわーっと解けていったのです。信じられなかった。もう、はっきりいって、別居にいたるだろう、と思ってたし、その後は離婚になるかもしれない、と思っていました。友人たちはみんな早く別れたほうがいいよ、って言ってたし、わたしもそう思ってたのに。すごいことって起こるんだな、と。彼のメンタルな問題のことは、本当に出口がないような気がして、二人で行き止まりにぶち当たっていたような気持ちになっていたのですが、たとえそれが「自閉症」であっても、 何か別のものであっても、それに名前がつけばそこから解決の糸口というか、救いのきっかけが見えてくるような気持ちになりました。相手を赦せないっていうのは、赦せない自分が苦しいことです。もちろん、赦してもらえない人も苦しいのですが、「だったらもういいよ」と関係を絶ってしまうとか、開き直って無視するとかいうこともできます。だけど、自分が赦してないというのは、逃れようがないことです。つまり、人を赦すことができないとき、一番つらいのは自分なのですよね。今日、彼のことをいっぱい許すことができて、はじめてそれを実感しました。気持ちが本当に楽になったのです。いままで、腹が立つからとか、フェアじゃないとかいう思いが先にたち、素直になんかなれなかったし、相手のいいところも、自分の悪いところも、わかっていたって認めたくなかった。そしてそれがまた苦しかった。罪悪感っていうのかな。でも、そうか、自閉症かもしれないのか、そして、彼のいろいろな不可解な行動やなんかも、それは彼が思いやりにかけてるからとか、ずうずうしいからとか、礼儀を知らないからとか、私を愛してないからとかではなく、ものすごく大変な思いをして、努力をしているのに、それでもうまくいかない、それほどの困難を要することだったのか、と。もちろん、まだ自閉症と決まったわけではないし、もしそうだとしても、誰にもわからなかったくらい軽度のものかもしれない。またはほかの問題も併せ持っているのかもしれない、といろいろ考えられます。だから、専門家の判断を待たなくてはなりませんが、今度カウンセリングに行くときに、何をどう相談したらいいのか、なんとなく方向性が見えてきました。彼は精神異常とかじゃない、冷たい人間でも、あまったれたずうずうしい人間でもない。始めに私が信じたとおりの、誠実なきちんとした人間なんだ、ということが再確認できたのです。正確に何年になるのかわからないけれど、すごく長い年月でした。まだ具体的な解決は何もないけれど、お互いの心が近づいた、というだけで、すごく楽になりました。これから、この問題にタックルしていく上で、それを孤軍奮闘でやるか、二人で手を取り合ってやるか、では天と地ほどの差があるのです。わー、止まらない。今日はこのへんにしておかなくては。この本のこととか、書いていきます。とはいっても、ここはあくまでも食べ物系のサイトにしたいので、ご心配なく。でも、自閉症関係のリンクが出てくるかも(ひょえ~)I can't believe I am adding anything to this already long blog, but this entry has to be made. For a long time, my husband and I were having problems and we couldn't figure out what was really wrong with us. Recently we were arguing over small things and I thought it was because I was quite frustrated with the overwhelming schedule we had during the holiday season. When he and his guests went to Cypress Mountain for the New Year's Eve celebrations, leaving me behind alone at home, I was really mad. I didn't wanted to go there and therefore it was OK - that's what he thought but it wasn't. In my culture, leaving a family member alone at home and go somewhere to celebrate the New Year is just unacceptable. They left as soon as I got back from grocery shopping, taking my groceries out of the car and putting them on the ground, they packed the car with toboggans and skies. After that, I started to clean the kitchen and entry and the living room like crazy. That’s what a family do together before the New Year in Japan. Having a clean house for the brand new year is the main thing and no one thinks the whole purpose is to have a family time. But I realized that it is really the opposite. I miss what I used to do with my family in the end of the year when I was a lot younger. My parents were younger and we didn’t have too many things in our house. My brother and I helped my parents and cleaned most unusual places of the house and by the time we were hungry for the very last meal of the year, the house was spotless. We all got very tired but felt great. We sat around the table and had a bowl of buckwheat noodle according to the custom. TV was about to show the special music programme for the New Year’s Eve. After that, they showed scenes from different places in Japan, mostly Buddhist temples. Snowy night looked so clean and crisp. Solemn sounds of the bells. That’s the quiet moment of the beginning of the year. Probably it was adrenaline or something. I had such energy to work like anything for ten straight hours. Finally I had to give up at 11:30pm. But I felt so rested. I was physically very tired but felt so good because I did something I wanted to do without even thinking about anybody. I will never forget this feeling, because it was so weird. I was still really mad and depressed but I felt good at the same time.After the New Year, I already wrote what it was like. I even thought about leaving him. I had thought about it before and that was not just once. But this time I was serious. Even when I was calm, I was thinking about it and started to plan about it. What I would take, and what I would throw out were listed in my head. How much income I would have to have and how I would work, etc, etc. I think I hit the bottom at this time. And you know what happens when you hit the bottom. You only go up. And I did that I guess. Recently I was reading a book about autism. That’s because I needed to read about it for my potential translating job. Then I also started to read Donna Williams’ “Nobody, Nowhere” in Japanese translation to learn about the technical terms on this subject. I found the book quite remarkable and recommended it to my husband, thinking he might be interested. That was before Christmas. The book was so popular, it took us sometime to rent the book from the local library. He finally got it in the end of the year and finished a few days ago.When his friend was visiting us after Christmas, my husband was saying that he found himself quite autistic. Both his friend and I thought that was absurd. But today, he started to talk about it at the breakfast table. Then we talked about it all day. We continued after dinner and then he came to the master bedroom (where only I slept recently) and talked. I can’t write about what we said here because we didn’t stop until 5am. This was a truly strange night. These hours must have been a gift for us. I understood why he felt he was autistic and it was not an absurd idea at all. Actually he might be very well autistic or something like that. As he explained, so many of his strange behaviours were untangled before me. I couldn’t understand why he was doing those things or saying such things for a long time. Last seven years or more, I felt he didn’t like me at all. He said he didn’t hate me but refused to say he loved me. All those things needed translations. And this book was the key to decode the language of autism. Since I hadn’t finished reading the book yet, my husband told me a lot of things I didn’t know and as he explained, I found myself forgiving him for each of the strange behaviours and words that came from him. It was not easy to live with anger. If you can’t forgive, you are the one who suffers most. Sure, you will be sad to know somebody doesn’t want to forgive you. But sooner or later, you will stay away from that person and forget about it or simply ignore that person. But you can’t stay away from yourself. Problem is, sometimes you can’t forgive even though you wish you could. In my case, I wanted to forgive and I actually forgave some of the things but more things were coming and it never stopped. After several years, I was just incapable of forgiving anymore. It was too much pain. Anyway, it is getting too long now. I will write more some other time, may be tomorrow.
2005年01月08日
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すっごい雪です。いやまだ積もってはいないのですが、先ほどからわーっときました。風も吹いていてなかなかの迫力。猫は外に出ようとしたけど、50センチほど行ってUターン。昨日昼から小降りになってしだいに止んで、今朝も8時頃まではほとんど降っていなかったのに、突然です。やっぱり天気予報はあたる。最近はよくあたりますよね~。でもカナダの天気予報はいつもちょっと悲観的。降るといて晴れたときよりは、晴れるといって降ったときに怒る人のほうが多いからでしょうけれど。夕べ、うちのダンナは裁判所から手紙をうけとりました。えーっ何か違反とかした?と心配になりましたが、彼はきっと僕に陪審員をやってほしい、っていうんだよ、と平然としてます。そして開けてみたらはたしてその通り。陪審員って日本やヨーロッパにはなじみがないけれど、カナダはそのへんはアメリカと同じシステム。私はあまりいいとは思いません。だって司法を素人の「良識」に任せるんですよ。どれだけ信頼できるのか、「12人の怒れる男」で早くも問題視されていたんじゃないのでしょうかね。それで、その紙をよく読むと、裁判所は彼を陪審員に「召喚」する、と書いてある。お招きじゃなくて「お召し」だったのです。今月末の月曜日。刑事裁判で10時から。通常5日から10日かかるとのこと。日当は20ドル。えーっ。それで5日だったらまるまる一週間で、たったの100ドル。これって8千円ちょっと。おいおい。だからみんなやりたくない、はやくおわりにしたい、ってなことになるのかな。もし1ヶ月とかになったらうちは破産です。もうちょっとなんとかならないんでしょうかね、このシステム。たしかに徴兵よりはいいけれど、いきなり来るから問題です。そして、兵隊さんはもっと給料もらうでしょ。まあ、命預けてますけどね。さて、それではあまり積もらないうちに銀行へ行ってきます。今日は金曜日。もっとはやくに行っておくんだった。あーあ。**** **** **** ****ご飯を作ってテーブルを片付けに行ったら、ダンナがいろいろ広げてました。手紙を書いています。何と陪審員の仕事を免除してもらおうという魂胆です。ダメもとでやっているんでしょうが、まあ、ダメでしょう。はっはっは。理由は経済的に困難ということ。ついこの間、自分の収入がカナダ人の平均をかなり上回っている、と自慢していたばかり。じゃあ、貧乏なのはやりくりがまずいのであって、気をつけて使えばいい、ということになるのに、その舌の根も乾かぬうちに「絶対的な額が不足してるんだ。お前が外に出て働かない限り、銀行の明細なんかいくら見たって一セントの得にもならない」なんて言ったんですから、どういう頭の構造をしているんでしょう。なんでも職場で陪審員のことを話したら、彼の同僚のポーランド人は二回来たけど、二回とも自分の英語がダメだから、といって断った、と言ったそうです。自分で手紙を書き、たくさんの間違いをわざとそのままにして送ったそうです。そしたら、向こうから電話がかかってきて、ちゃんとチェックしてきたそうです。でも、実際この人のアクセントはかなりきついので、ばれなかったみたい。うちのダンナはそれほどアクセントはきつくないから、この手は使えないでしょう。昔、ポーランドで兵役を逃れるために、パニック障害のふりをした人ですから、「国民の義務」である陪審員もなんとかして逃れよう、と思っているみたいです。なんか、やだ。潔くないよな、って思う。共産ポーランドの兵役は2年で、そのあと5年間国外へ出られないことになっていたので、それを必死に回避したのはわからなくもないけど。(その後、本当にパニック障害があることがわかりました。しゃれにならないです)このアピールが受諾されなければ、当日裁判官に申し立てることもできるそうです。ハイキングなら2週間くらい平気で行くし、その費用も何百ドルもかけるんだから、これぐらい、社会見学のつもりでやってくればいいのにって思うのは私だけ?
2005年01月07日
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なななんと雪です。ついに来た。来てしまった。タイヤつるつるです。かなりやばい。今日の午後、学校へ迎えに行くとき、こわいです。またあとで報告しますね。生きてれば^^ ご心配くださってありがとうございました、ちゃんと帰ってきましたよん。ああよかった。でもそのあと一日外に出ませんでした。上の写真は庭に出てみたビビにゃんです。今日は一日ふわふわと雪が降っていました。午後になって少し小ぶりになり、道路も交通量の多いところはぜんぜん雪がなかったのですが、左折レーンとか小さな道はまだシャーベット状でした。でも、予報によると今から24時間以内に、うちのあたりは5センチから10センチつもるそうです。息子は土曜日の日本語学校の宿題がまだできておらず、明るいうちに遊べませんでした。いつものことです。まあ、この親の子だからしかたないかな。暗くなってから友達とそりにのって遊んでました。クリスマスの飾りつけも今日まで。今日は公現日といって、3人の賢者が東方から幼子イエスを拝みに来た日ということになっています。でも、生まれてそんなにすぐに来たのでしょうかね。このあと、聖家族は神のお告げを受けてエジプトに逃げるのですが、イエスを殺そうとしたヘロデは2歳以下の男の子をみんな殺せ、と命じているのです。東方の賢者たちが「王」の誕生をヘロデのところに問い合わせてきて、不安になったからなのです。ということは、その時イエスが2歳とはいかなくても、けっこう大きくなっていた可能性もあるわけで、伝統的な絵のように、羊飼いたちと賢者たちが動物小屋で聖家族とともにいる、というのはやっぱりヘンですよね。まあ、カトリックがいろいろとこういうのを作ってきたみたいです。私はカトリックではないのですが、カトリックの大学でドイツ文学を専攻すれば、カトリシズムは避けては通れないものでしたから、いろいろおそわりました。スペインとかのクリスマスは伝統的にはサンタはこなくて、公現日に賢者たちからプレゼントをもらいます。この日はらくだのために靴の中にムギを入れて出しておくとか。でも、冬休みは終わってしまって、せっかくもらったおもちゃで遊べないんだよ、ってスペイン生まれの神父様が言っておられました。なるほどね。私はうちのカーポートのイルミネーションやドアのリースを取り外そうと思ったのですが、今日の雪ではじめてクリスマスらしい情景になってるではないですか。なんだかもったいなくて、一日待つことに。明日ははずします。近所の飾りもみんななくなることでしょう。ときどき夏まで豆電球つけてる家もありますが。近所といえば、今年は一つ仰天した飾りがありました。うちの並びにできた新しい家なのですが、建つなりすぐに売れて、前庭とかも手入れをしているようすでした。けっこうりっぱな家で、クリスマスになったら、イルミネーションをいっぱいつけていましたが、朝そこの前を通ったら、なんと屋根の上に、サンタらしき人型がうつぶせになってさかさまに倒れているではないですか。それも完璧にぺっちゃんこ。誰かがサンタを撃ったみたいで、「なななんだあれは!」とみんなでびっくりしました。その後、夕方そこを通ったダンナと息子の報告によると、サンタはちゃんとふくらんで、中にライトがともり、屋根の上から道行く人に微笑みかけていたそうです。後日私もこれを確認しましたが、昼間に見るとなんとも珍妙な風景なのでした。今日見たらまだはずしてなかったので、やっぱりせっかくの雪だから、って思ったんでしょうね。
2005年01月06日
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今日の午前中はローズマリーのローストのページ作りでおわりそう。まあ、ほかのこともやってはいましたが(主婦ですから)。もうずいぶん前に「ふれいざー」の一月号が出たのに、それに書いたローズマリーの記事のレシピをアップしてなかったので、あせってました。いままでにこのページに来て、レシピを探した人がいたらごめんなさい。記事と同じ文章がフリーページにあっただけで、がっかりされたかもしれません。もう一回来てくれるかな。I hope! I hope! You'll come again!こういう食事って不健康、と思う人がおおいでしょうが、肉は食べてもいいんですよね。ただ、これに芋、豆、米などのでんぷんをたっぷり、プラス甘いデザート、というのがいけない。これらは避けて、青菜いため、きのこ類、サラダをたっぷり摂りましょう。米よりはたんぱく質の多い小麦製品、ロールパンなら甘くないものを1個(バターつけてよし。マーガリン不可)か、パスタ一人当たり30g。オリーブ油たっぷりで炒めてみて。すっごい満足感です。なのにもたれないです。翌朝、すっきりお目覚めです。いつもより30分早く起きてローズマリーの朝風呂に入れば完璧かも。今夜やろうかな。冷凍庫にチキンあるし。オーブンバッグっていうのは日本にありますか?アフィリでグレービーセパレーターを探したけどなかった。フリマで売るかな?ちょっと梱包がたいへんそうだし、モノの値段の何倍も送料がかかるかも。安いものですからね。オーブンバッグは平たいから封筒に入れて送れる。やってみようかな。でも、皆さん、買います?ローストなんてしないよお、って言われそう。これは北米とか欧州在住の人向けのレシピかな。でも、やってみてほしいです。簡単なんだよおお~。Here's what I've been doing pretty much all morning today. I got some recipe in my "free pages" , but sorry, it is only in Japanese at the moment. But most of you guys probably know how to roast meat with rosemary. This is mainly for people in Japan, and those who came from Japan recently. I just want to tell you that this is not unhealthy meal. You can eat meat and stay slim. Just don't eat too much starch with it. Instead of potatoes, rice, beans and sweet dessert, eat it with sauted greens, mushrooms, and salad. Wheat products with gluten is good too. You can have a bun with butter but not margarine. Pasta is also good but just half a cup. fry it with olive oil rather than just boiled. I don't think you'll be hungry later this way.I also wrote about Rosemary oil. A few drops in your morning bath will help you wake up and you'll feel fresh all day.
2005年01月05日
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どうやら息子の「風邪」は本当の風邪ではなかったみたいです。熱はかなり出たけれど、鼻水も咳ものどの痛みもなし。よく考えてみると、私も疲れすぎると熱を出すたちだし、胃も弱い。大晦日の晩に興奮してはしゃぎまわり、雪の中を転げまわったあと、よその家に行って夜中まで起きていて、そのあと車で帰って来たのが1時くらいだったかな。でも寝ていなかった。疲れたんでしょうね。熱がなかったら、午後はスキーに連れて行かれてたかもしれず、そうなったら本格的に病気になっていたかもしれなかった。でも、お腹の具合も悪かったので、私が正月用にちょっとだけ買っておいた、「ちょっとだけ特別」の食べ物はいまだに冷蔵庫の中。日曜日は餅つき(教会)も行かれず、そのあとの新年会も行かれず、うちでもご馳走食べられず、で買ってあったお肉なんかはフリーザーへ入っちゃったし、でちょっとかわいそうでした。(でもお餅はあとで届けていただきました。えつこさん、ゆみちゃん、ありがとう!おいしかったです)昨日、エビはもう食べないといけない、生シイタケももう限界、ということで、調理したのですが、ダンナとけんかして、私は一人で先に食べちゃいました。だって、私が料理してるのに、二階に上がっておりてこない。その前に言われたことがことだったので、「ご飯だから降りてきて」なんて金輪際言いたくなかった。それで、食べ物はいちおうキッチンに用意して、テーブルもセットして、私はそのままほったらかしておいたのです。そしたらシイタケをバターいためして食べてた。ふんだ。ざまーみろ。なんか最近めちゃめちゃ性格の悪さが出てきたかなあ。あーん。「かわいい女になれなきゃだめよん」って以前友人に言われたことがありますが、それって本当に難しいですね。問題は今でも私はこの人に幸せになってほしいんですよね。おもいっきり惨めになれ!とか思っても、それは「あんなこと言うんじゃなかった」と後悔してほしいからで、本当に惨めになってほしいわけじゃないもん。いいとこいっぱい持ってるし、幸せになる権利のある人だと思う。(あ、これって日本語がうまくない。権利ってきつい言葉。でもなんて言う?)それで、昨日の夜っていうか、今朝方まで、私はオークション出品ってのをやっていました。寝る気がしなかったんですね。それに、私が頭金出した家なのに、子供連れて日本に帰っていい、なんて言うんだよね。もう、別れてやるー!そのためには資金じゃ!(ばっかみたい)でも、きっかけはなんであれ、新しいことをやることはいいことだ、ということで、今自分がやっている本の販売をオークションにも広げてみました。 これはボードブックでとっても頑丈。赤ちゃんも噛みでがあることでしょう。各ページにはタブがついていて、インデックスになっています。全体的にすべすべで、単語が書いてある写真はつるつるの光沢がつけてあるので、指でさわるだけでもちょと感触がちがっておもしろい。これのほかにビーチとファームがあります。 こちらはだいたい100までの数。でも、足し算や引き算もある。ゲームみたいなのもある。みんなこのリッチフィールドという人の粘土細工です。フィモという、ドイツの会社から出ている、多分ポリマーの粘土。これだけ作るのはものすごい作業量でしょうね。まだ20代の女性だそうです。ほんとにすごい。まだちょっとだけど、どれもいい本なんですね。英語だけど、言語は関係ない年齢から始めたらいいと思うので、まずは赤ちゃんから使えるものを。Usborne Booksというのは、イギリスの出版社なんですが、こちらでもとても定評のある本なんですよ。これが自宅にズラズラと並んでほしくてこの商売を始めてしまいました。ホームスクールやってたので、これは大当たりでした。販売方法はタッパーウェアみたいにホームショーをしてもらい、主催者にはボーナス、という形なんですが、このボーナスがけっこうすごい。ショーで総額200ドル(17,000円)売れたら、主催者は40ドル分の本を7割引で買えるんです。そのほかにもいろいろ特典があって、しかも商品は全ページフルカラーの教育書。罪悪感ゼロで自信をもってお薦めできて、商売ってのが苦手な私にもできるものでした。送料込みでこの値段だったらフェアかな?まあ、オークションですから、もうちょっと高くなってほしいですけどね。最低落札価格、設定してあります。ごめん。でも、一撃はちょっと高めにしてあります。開始価格と一撃とが同じ価格の人っているけど、あれは何なんでしょうね。単に固定価格だと10パーセント払わないといけないからオークションにしたってことでしょうね。まだどうやったらいいかわからないことだらけ。日本に住んでる人の感覚もわからないし。もしアドバイスとかいただけたらうれしいです。あれ、今日の日記はどこだ?And from here on, it is for all my friends who'd rather read it in English. I will not translate directly what I wrote above, though I will write more or less the same things. My son had fever during the New Year's weekend and we all thought he had flue. But it seems like he was just overtired. Nevertheless, he had stomach problems and what I prepared for the New Year are still in my fridge. Bad thing was that I had an argument with my husband last night. I just asked him to sit down when he eats hazelnuts. Our son was telling me that I shouldn't have put the metal nut cracker because the shells were flying all over the place around the coffee table. All I said was "Could you sit down if you are using that one? Because the shells..." then I noticed he sat. So I said, "OK, That's good". Then he freaked out. He said "I'm sick and tired of you telling me what to do! You treat me like a little boy! I am old enough. I don't need to be told what to do or what not to do!" My son looked at me and said "Oow-kay" without voicing it. He knows. After that, I didn't say anything. While I was cooking dinner, my husband went to upstairs. Since my son couldn't eat normal food yet, I had dinner by myself. He knew it was dinner time. Isn't he old enough after all? I left the food in the kitchen and didn't tell him anything.Well, am I a bad wife? It's not that I want him to be miserable. Not all the time, at least. I think he has a lot of good qualities and I am the one who knows about it well. He deserves to be happier. I honestly wish him more happiness. Then why things has to go this way?Later, I was not in the mood to sleep. I was working on my auction pages. I should be creative at all time, ain't I? Now you can see two Usborne Books there. I hope to sell them at good prices. This is shipping and handling inclusive. I'm sure they are quite good prices. Or are they? Is it really worth doing? We'll see.Besides, I am still selling them here in Canada. Give me a call if you would like to earn some free or discounted books! (70% off!)So, where's today's stuff? In tomorrow's, I guess. Not much happened today, except school started.
2005年01月04日
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なんと冬休みもあっと言う間におしまい。明日から仕事、学校が始まります。それでも例年よりは遅いんですよね。いつもなら2日には平常どおりになるこちらの社会です。カナダは日本に比べてものすごく法定休日が少ないんですね。日本はほとんどの人がサラリーなんだろうけれど、カナダは時給の所が多いです。そこで、休日や時間外のこまかいことが法律で決まっています。最近の日本がどうなっているのか知りませんが、私が働いていたころは男女雇用均等法とかいうのも名ばかり。なんのかんのといっては男のほうが給料は多いし、諸手当もある。いろいろと女性は蔑視されていたのですが、それがなぜか容認されていたみたいです。だからきっと会社のそれぞれのやりかたでやってよかったんでしょうね。こちらでは最低賃金が決められていて、それ以下で雇うことができません。現在時給8ドルかな。でも、就労ビザのない人なんかがヤミで働くこともあって、ある国からの移民なんか、英語ができないのをいいことに、合法的な移民でも時給3ドルとかでこき使われる、という話をきいたことがあります。私たちが移民してきたとき、そういうのに引っかからないように、移民相手の職探しプログラムというのを受けました。これは講座のようになっているのですが、途中でどんどん職を見つけて抜けていきます。私はなぜかうちのダンナが見つけてきた「ドイツ語を話すパン屋」にいきなり就職させられました。だからこの講座をとってなかったんですが、ダンナはこの講座でいろんなことを習ってきました。とっても楽しかったみたいです。(遊んでないでさっさと職を見付けなよ!っていうのはまた別のときにでも書きますね)そこで習ったことはだいたい今でも変わっていません。法定休日は仕事をしなくてもいつもの通りに働いたように賃金がもらえます。時間外は一日8時間以上働けば、そこからあとは1.5倍。週5日、40時間働いて、土曜も出勤すれば、その日の8時間はもちろん1.5倍の賃金です。だから、法定休日に出勤すると、その日の通常の仕事を8時間やって、そのあと超過勤務で8時間働いた計算になって、2.5倍の賃金がもらえました。でも、これは雇用されてから一ヶ月以上たってないとだめ、とかいう制限はありましたけどね。だから法定休日が少ないのはとってもうらめしいんです。しかし、今うちのダンナの働いているところはそういった規則破りが平気で行われているのです。それでも建築模型を作っているモデルショップの中では一番の大手なので、そんなにあくどいことは出来ないはずなんですが、経理のおばちゃんが不思議な論理を弄する人で、かなり苦労します。今年はスカイトレインの定期券も値上がりしたし(交通費は自分持ち)。このおばちゃんの策にかかったら、かなりの収入減になりそうで、気をつけないといけません。不思議な論理は社長も同じ。たとえば、クリスマスパーティーはもちろん招待なんですが、ワインは一人一杯まで無料ですが、食事はビュッフェ式。そこにいる人数で分け合う形です。とはいえ、毎年食べきれないほど出るので、何人分、という風に予約しておくのはおそらくテーブルのセッティングと用意するワインの数のためでしょう。だからそれほど正確でなくていいと思うのです。ところが、この社長、出席するとしておきながら当日風邪を引いたりして欠席すると、その人にそのパーティーの代金一人分なり二人分(同伴者の分)を払わせるんですよ。ヘンでしょう?その人が来なかったからといって、誰も損はしないのに。病気や怪我でご馳走を食べ損なったかわいそうな人に、食べなかったご馳走の代金を払わせる。まともな人間じゃありません。うう、新年早々暗いなあ。でも、しょうがないんですね。いつも正月は落ち込みます。今年は特にひどい。いつも実家に年があけた瞬間に電話を入れるのですが、その時私は怒りにまかせて掃除をしまくっていて、精神的にとても電話をかけて「おめでとー」なんていう気になれなかったので電話しなかったんですね。そしてそのままにしていたら、今まで電話かかってもこない。親からも、弟からもかかってこない。なんか落ち込みます。もうこっちからかけるのもいやになってしまった。そうか、そういうことだったのか。とか思ってしまいますよ。ふんだ。明日は弁当作り。早起きせねば。それなのにまたこんなに書いちゃった。ここまで読んでくれた人、ありがとね。(もう午前3時だよおお)
2005年01月03日
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息子の風邪はもっとひどくなり、今日は私は教会もお休み。その後のパーティーも行かれなくなってしまいました。なんでも、大晦日にサイプレス山(スキー場)に行ったとき、帽子をかぶらないで雪遊びしていたとか。「何度言ってもかぶらないからあきらめた」とダンナは言うけど、相手はまだ10歳の男の子。それもいつもは寂しい一人っ子が、遊び相手を得てはしゃぎまわっているんだから、聞こえなくてもしかたがないでしょうが。帽子、かぶせてやればいいのに。そしてそのあと夜中まで起きていて、きっとすっごく疲れたんでしょうね。今日は38度を越す熱でした。昨日の夜、マヤとアダムがうちのダンナといっしょに帰ってきて、思わずまた遊んでしまったのですよね。同い年でずっと従兄妹みたいにしてきたから。それに同い年でも男と女ではティーンになると精神年齢がぜんぜん違ってきちゃうから、遊ぶのは今のうちなんでしょうけど。でも、それの報いはちゃんと来てしまったのでした。今日は教会では餅つき(礼拝の間、キッチンで機械に働いてもらう)、そのあとは「ふれいざー」の新年会。執筆者やスタッフが集まってやるのですが、これが毎年というわけにはいかないので、やるときにはやっぱり行きたいのですよね。誌上で公開している「ふれいざー」誌上のレシピも実際に食べていただけるせっかくの機会だったのですが、病気の子供を置いてパーティーって気分でもなかったし、第一私がまだ疲れていて、目がまわっていた状態。アダムとマヤが3時のフェリーでビクトリアに帰った後は、脱力してました。嵐のあとの脱力です。しかし、アジアの地震ですが、本当にショックです。日本の地震も大変だと思いましたが、こんなことになるなんて、本当に驚きました。そして、死者の数は増え続け、医療施設もスタッフも不足しており、また、その人たちも自分の親族や友人を亡くし、ショックから立ち直れないとのことです。そしてそのために簡単なミスをしたり、処置が遅れたりして、助かったかもしれなかった人もたくさん亡くなっているとききました。この人たちの脱力感は私なんかの比じゃないですよね。ここ、カナダにいて、地震なんて本当に無縁の地のようですが、カナダ人はこのあたりは地震の危険がある地域だ、と思っています。そして実際に何年かに一度くらい、やっと感じるかどうか位の地震が起こるので、「地震が頻発する地域」ということになっているみたいです。日本人からみたら、ホント笑っちゃいます。でも、カリフォルニアやなんかは本当に大地震を経験しているので、地震の怖さをけっこう知っているかもしれませんね。そのわりにはちゃんと理解している人が少ないような気がするのですが、それはいったいどういうわけなんでしょうか。災害に遭ったとき、人間の精神力みたいなものがけっこう試されるような気がします。映画なんかでよく災害をテーマにしたものがありますが、実際の災害の激しさというか、ひどさというか、を見せるだけのものって、きっと何の経験もない監督や脚本家が作っているんでしょうね。子供のころに見た映画で、タワリング・インフェルノとか言う映画がありましたが、これが印象に残っているのは、高層ビルの火災という状況で、いろんな人の人間性がどんどんむき出しになっていく描写があったからでしょうね。「大地震」というのもありましたが、これはあまり印象に残っていない。ただ、「サラサウンド方式」とかいう特殊な音響効果で「地震の恐怖感を味わえる」という触れ込みでした。たしかにすごい音響でした。映画が終わって照明が点いたら、目の前にどどーんとそびえていた巨大スピーカー。弟と二人で笑い出してしまいました。私たちはすっごく前の方に座っていたんですよね。今ではそのスピーカーの大きさと、それがやたらおかしかったことばかり覚えています。最近のパニック映画では、ダンテス・ピーク。邦題わかりません。アホでしたこれ。火山の爆発って、上から流れてくる溶岩にさえ飲み込まれなかったら大丈夫、ってなもんですか?熊本県は阿蘇郡の生まれの私としては、笑うしかありませんでしたぜよ。(あら、しつれい。おほほ)火山が爆発してるんだから、そこら一帯は地鳴り、地響き。火山灰は降るだろうし、とても走って逃げられるようなもんではありません。その前に見たトゥイスターとかいう竜巻映画もアホでした。手で棒に捕まったくらいで助かるんなら、地下シェルターはいらんだろうが。本当に経験者からアドバイスを受けて作ったんだろうか。まあ、ほかにもいろいろありますが、アメリカ人の頭の構造って、ときどき不思議。いいものをいっぱい持っている国だとは思うけど、こういうのがけっこう出てしまうのはなんででしょうね。だから、戦争とかも甘くみているのかな。ユーゴで戦争があったとき、カナダのレポーター(実はコメディアン)がアメリカに行って、道行く人々に「ブッシャールを爆撃するのにあなたは賛成ですか?」と訊いて回るというのがありました。アメリカ人の返答は「もちろんですよ。私は自分の国のやっていることが正しいと確信してます」とか「正義のためです。しかたないでしょう」とかすっごい自信たっぷりに言うのです。コメディアンは「でも、ブッシャールも爆撃するんですか?」と確認したりするんですが、答えは同じ。彼らの自信と確信はゆるぎないものでありました。ブッシャールってその頃のカナダの政治家の名前なんですけどね。ルシアン・ブッシャールっていう。標的を確認しないで、「爆撃賛成」なんていって欲しくないですよね。だから誤爆が多いのかな。カナダもやられましたっけ。
2005年01月02日
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こけこっこーみなさま、あけましておめでとうございます!!昨年はたくさんの方にこのページに来ていただきました。いろいろとアドバイスを頂いたり、はげまして頂いたりしました。感謝です。今年もまた、あれもこれもと手をだし、どれもこれもまた中途半端になるのはもう目に見えていますが、(この年で、もういまさら「今年こそは」などという言葉を信じない)もしよろしかったらまたお付き合いをお願いいたします。過去の日記を埋めていこうかとも思いましたが、まあ、クリスマスのことはまた一年後に、ということで、もしその気があればポーランドの習慣だけでもフリーページに書くかもしれませんが、あまりご期待なさいませんよう。うちはいつもは日本の実家からレトルトみたいなパックの御節セットが送られてきて、それを盛り付けていちおうお正月っぽくなるのですが、今年は郵便局が食品の小包を受け付けてくれないとかで、結局御節なしになりました。お餅だけは1kgのを二袋買ってきてあったので、なんとかお雑煮っぽいものを作っておとそではない、普通の日本酒(カリフォルニア産)で「おめでとう」をしました。でも、いつの年もそうなんですが、どうしてもこの季節は落ち込みが激しくて参ります。クリスマスに力が入りすぎるのか、もうげっそりと疲れてしまって、どうしても正月気分になんかなれないんですよね。それに、今年は28日から2日までの予定でダンナの友人とその娘が泊まっていたのですが、これが思いの他しんどかった。大晦日の午後、私が買い物から帰ってきたら、二人でさっさと私の買い物を車から出し、花とかもつかんで出すので、なんか腹が立ってしまった。そして自分たちのスキーの道具やそりなんかをどんどん詰め込んで、私のものは邪魔臭そうに車から出して。それに、わざとらしく私の目の前でタバコを吸うし、煙が家に入るから、あっち行って、と言ったら、わざとドアの前に来て吸うしで、私もぷりぷり怒って、彼らはそのままサイプレス山へ。ここで他のポーランド人と一緒になって雪遊びをして、バーベキューを楽しみ、そのうちの一人の家にみんなで行って、新年の瞬間を祝いあい、夜中過ぎてから家に帰る、ということになっていました。でも、っていうか、だから、なんだけど、私はもう腹立って、腹立って。それでシャカリキになって大掃除をはじめたんですね。2時ごろから夜11時まで。なんかすごいエネルギーで、(アドレナリンだったりしてるんだろうけど)キッチンなんかきれいーにして。玄関やバスルームもぴかぴか。古いものを思い切って捨て、リサイクルのゴミ箱まで何度も行って。これで少しは家の中がすっきりして、「新春」って雰囲気になるだろうか、と思ったんですが、大きなクリスマスツリーに暖炉の上にずらりとならんだクリスマスカード。キンキラのキャンドルやキャンドルスティック。窓ガラスにはステンドグラスアートのきらきらの鳥。(にわとりではない)だめぢゃん。だけど、この10時間近く、肉体的には疲れたけど、精神的にはすっごく「休んだーっ」て感じでした。いかにそれまで気疲れしてたか、ということです。この「友人」氏については、また書く機会があると思うけど、とにかく私にとっては天敵。うちのダンナとは小学校以来の友人で、ダンナがカナダに来たのもこのアダムの影響だったのですが、いいかげん、子供時代の友人からは卒業しな、と言いたい。友人として付き合っていくのはいいんですよ。でも、あとついて回るみたいな、友人の言うこととかすることとかに大きな影響をうけるっていうような年代ってのはもう過ぎてると思うんですよね。私も中学くらいまでは友人のやることとかをまねしたりまねされたりしてたし、徒党を組んだりするのもこの年代で、なんとなくグループみたいなものもあったりしたけれど、大人になったらそういうものは消滅したし、そりゃ今でも仲良くはしているけど、少し距離ができているのは仕方がないと思うし、それでいいとも思うのです。そんなに後生大事、大切、大切なもんですか?小学校の時の友人て?私から見ると、アダムはあまりうちのダンナのことを気にしてないと思う。なんか片思いみたいなんだよね。いい年してそんなことやってると、ソッチの傾向があるとか思われるぞ。そういうわけで、ことしのお正月はいつもよりもさらに地味。かろうじてお雑煮とお餅と紅白のかまぼこはありましたが、そのほかには何にもないお正月でした。いつもはお琴のCDかけたりするのですが、ことしはそういう「無駄な抵抗」もあっさりやめました。そのあと子供の発熱さわぎで「お年玉」も忘れ、(あとで渡しました)午後になったらダンナはスキーに行ってしまいました。アダムとマヤ(娘)はスキー場の近くの従姉の家に行っていたので、そこで合流ということになっていたらしい。結局スキーはしないでそこでおしゃべりして、帰ってきたのはまた夜中。でもね、いない間に私は息子と二人で大好物のホワイトチェダーチーズ味のポップコーンをたらふくたべちゃいました。楽しかったんだから。はは、ざまあみろなのでありました。(なんかなさけない)
2005年01月01日
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