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まぁ安全に走れればいいや!くらいに思っていたジャズ。
おじいさまが田んぼに乗っていくくらいでしたもんね。
当時からマフラーは錆さびでしたし、
前オーナーのセッティングが上手くなく
最初からすすが沢山付着してましたし、排気ガスが黒い感じ。
そのころすでに、50CCではなくライトボアアップされてましたけど
キャブのセッティング出来ないままだったんでしょう。
私もどうしようか考えて
とりあえずキャブのニードルの段数を一番上、
一番ガスが薄い状態にしてどうにか乗れるようにしていたんです。
ただ・・・・それでもガスが濃い状態なのは分かっていました。
今回、85CCのライトボアアップを組むときにヘッドもばらして
各部清掃と研磨をしたんですが
やはりカーボンの付着がすごかったんです。
ライトボアアップを組み上げて
でもキャブはノーマル、エアクリーナーもほとんどノーマル。
これが望んだレベルの姿なんですが、
燃調はしっかり決めてやろうと思っていたんです。
で、燃調を決めるときにいつもお世話になっている、
キースターさんの燃調キットを探してみると
ジャズ50用は存在しない!!
なので存在する、カブC50Jの燃調キットを注文。
どれくらい使えるかはわかんなかったんですが
受注生産で1ヶ月くらい待って、ようやく手に入りました。
とにかくメインジェットの番手を下げることは決定済み!
ノーマルのメインジェットは♯72。
それから少し下げて♯69を装着します。
ジェットニードルは、今までより太さの太い、
D281-Lをチョイス!段数は3段で丁度真ん中。
今までより中速域も燃料薄めですね。
それでエンジン回して走ってくると、高回転のノビが良い感じ。
プラグを外して見ると、今までの焦げ茶色~黒から
綺麗なキツネ色になりました!
こりゃぁ、♯69で決定!ジェットニードルもこれが良い感じ!
さて、とはいうもの
実は問題はアイドリング時。
今までエアスクリューを3回転くらい開けて
ジェットニードルも最上段にして
頑張って薄めの燃調にしてみて
それでも濃い目ながらもアイドリングしていましたが
排気ガスが目に刺さるくらいの刺激臭は消えませんでした。
なのでアイドリング時に効く、パイロットジェットも番手を下げて
薄くしなくちゃいけなかったんですが
なんとこのC50J用の燃調キットには
パイロットジェットは一番下で♯39からしかありません!
ジャズノーマルでは♯38なんで、それより上なんです。
これでは使えません。
パイロットジェットだけは別で買わなくっちゃいけないなぁ・・・・。
しかし探すとなかなか同じ規格の♯38より下のものが見つからないんです。
しかし根気よく探すと
なんと純正品番で、♯35のパイロットジェットが存在します!
99103-1410350
なんとお助け船~~~~!
純正なら安心!!
モノタロウで早速注文しました・・・・が、
モノタロウでの取り扱いも在庫限りだそうで、とりあえず買えて良かった!!
届いたものを早速装着してエンジンかけてみると
エンジン音軽い!排気ガスも臭くない~~。
試しに走って見ると、低回転から上まで伸びがあって
トルクもある!
こういう感じだよね~~~!
何回もテスト走行しなかったんだけど
頭で描いていたような感じになりました。
まとめると・・・・・
トルクが欲しくて、ライトボアアップを行って
ヘッドやエアクリーナーは純正流用ですませようとすると
同じ番手のジェットでもガスを吸い上げる力が強くなって
燃調が濃くなる。
なのでジェットの番手を落として燃調を整えることが必要。
私のJAZZの場合、
キタコライトボアアップ85CCでは
メインジェット♯69(ノーマル♯72)
パイロットジェット♯35(ノーマル♯38)
ジェットニードルD281-L(これ、キースターさんの型番かも?)
エアクリーナーはノーマル
キャブレターもノーマル
にすると、すごくクリーンな感じでエンジンが回るようになりました。
今までの燃調濃い時は
結構ぼこぼこした音でしたもん。
ということで
10年越しの燃調はようやく決まりました。
これでようやく
普通に走ろうって気になってきましたよ。
今までは走るとカーボンが出るんだろうな、って不安でしたからね!
キャブをいじるのは面倒だし悩むんだけど
それがまた、面白いんですよね~~。
でももうしばらくは悩まなくていいや!
・・・と思いますよ~~
が、しかし・・・
次の日になって、
実はキースターのC50Jの燃調キットにはジェットニードルが入り込むところの
ニードルジェットも入っていたことを思い出しました!
せっかくなんだから、これも交換しようと思い立ち
交換しちゃいました。
ニードルとの摩擦で、穴が大きくなってるかもしれませんしね。
これはメインジェットがねじ込まれている、
ジェットホルダーの奥に入っているんですが
もしかして圧入??って感じだったんですが
反対側から少し押したら、すぐにぽろりととれました。
逆にキットのニードルジェットは少したたいてやらないと入っていきませんでした。
すこし気になったのは、
入り口側の穴が、ジャズのノーマルからは小さい。
う~~ん。
まぁでも、ジェットの番手が決め手だから、
ここの穴が小さくても関係ないだろ??って思って組み上げ終了!
しかし・・・・
これが大間違い!!
この穴の大きさが結構効くんですよ、アイドリング時に!!
昨日パイロットジェットを♯35に落としていたんですが
これではアイドリング時のガスが薄すぎて
パイロットスクリューを全閉していいくらい!
きっと今まではニードルジェットが摩耗して燃調が濃くなっていたんでしょうね。
そして、交換したニードルジェットの吸い込み穴が小さかったことのダブルパンチ!
これらが影響してるんでしょう。
やっぱ新品のニードルジェットで行きたいんで
このままで調整していきます!
アイドリングするようにパイロットジェットを♯35→♯39に上げました。
それで中間開度の状態を改善するために
ジェットニードルをD281-L→D281Sへ変更。
これで感覚的には
昨日のニードルジェットを交換する前と同様になりました。
しかし、こうしたことで良かったこともあって
新品のニードルジェットに交換したら
パイロットスクリューの開度での反応が
しっかり表れるようになりました。
また、ジェットニードルの番手を上げられたことで
低回転~中間開度のトルクが上がった感じで
ぐいぐい来ます!!
なんかいいじゃないの~~~~~~~
特にアイドリングの燃調を合わせ込もうとすると
いろんなサイトではパイロットジェットのサイズで調整、って出てくるんですが
実際はジェットニードルも影響してくることが実感出来ました。
アイドリングが綺麗に回るようにパイロットジェットで合わせて行くと
アクセル開け始め(1/4未満の開度の時)にガスが薄い感じになって回転がしゃくったり。
なので、アイドリングが綺麗に決まったらその混合比を維持しつつ
それで開け始めの状態も改善する為に
開け始めを少し濃くしたいときは、ジェットニードルのクリップ段数を下げて
代わりにパイロットジェットの番手を下げて薄くする。
こうしてアイドリングの燃調がトータルで変わらないようにすると上手くいくと思います。
まぁカメラでいうところの露出と同じ。
シャッタースピードと絞りの関係と同じですわ!!
ということで、キースターのC50J燃調キットで
ちゃぁんとニードルジェットまで交換した場合は
キタコライトボアアップ85CC仕様
ニードルジェット L=10.5
メインジェット♯69(ノーマル♯72)
パイロットジェット♯39(ノーマル♯38)
ジェットニードルD281-S クリップ上から2段目
パイロットスクリュー戻し回転 1と3/4回転戻し
エアクリーナーはノーマル
キャブレターもノーマル
となりました。
車体毎に差はあるんで、同じようにしたい人には
参考程度にしてもらえると嬉しいですね。
しかしキャブレターは一つの部品交換でも
影響出ちゃうもんですよね~~~
いい勉強になりました。
まぁでもこうして見ると
ライトボアアップした場合で
ヘッドやエアクリーナー等、ノーマルでいくなら
キースターさんのカブC50J用を使用すれば
燃調が決まりそうですね。
その際にはニードルジェットもちゃんと交換しなくてはいけませんけど。
ま、なんだかんだで
小さいバイクをイジルのは楽しいですね~~~
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