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今夜は虫が鳴きませんと書きはじめた途端、ほんとうにです、あれっ、あれは虫の音(ね)ではありませんか、と鳴きだしました。ほんとうです。わたしは今宵は虫の鳴かない一夜をかくつもりで、ペン、いいえ黒く跳ねかえるボタンを押したたつもりでしたのに、ぐっと押しかえるボタンを二度三度、押し始めたところでしたのに。 なんですか、主題のそれまで変わってしまいます。鳴かないはずのでしたのに。あれっ、震えるようなそれまで聞かれなかった音まで聞こえ始めました。 古いつくりの家ですが、それがよろしかったのか、表と裏の庭、いいえその土の上で啼いておりまする。縁の下でも。いまどき縁の下といえる喜びにわたしは鳴けないながら、震えています。 ところと書き始めた途端、こんどは、いま、友達から電話がありました。我が住む町から遠いところに住む友人です。そちらは山の中の田んぼの中に、虫がやかましゅうて眠れんと、話します。 今日の一首 そこにありつつ見えざりし人ふと在りて秋の日微かなるわらひをぞする 葛原妙子(『葡萄木立』秋の人)
2012.08.31
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庭の虫がよく鳴きます。長いお付き合いの虫だと思います。我が家の庭には我が家の虫がいるのかしら、そして年毎にその子孫が我が庭で、また彼らの詩(うた)をかなでているのかしら。 あっ、いまチリチリとチンチンの二種が揃って奏でています。あっ、いまはチリチリの曲の虫だけになりました。そして今とても揃って静かです。このようなこと追っかけて実況放送しています、とても忙しくて両手の指がうろうろします。 わたくし、いま、なやみが何もないのです、大きな大人がこれでいいのかしらと、ふと、思ったりします。まあいいとしましょう。虫さんさえ許してくれましから、わたしは大満足でございます。ありがとう。 今日の一首 わが魂(たま)は吾に背きて面見せず昨日も今日も寂しき日かな 白蓮(「踏絵」より)
2012.08.29
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また、深夜から夜明け近くまでの時間を費やしてしまいました。隣の部屋では次女が眠っています。静かにキイを打っているつもりですが、彼女は気づいていることでしょう。我が家の近くの神社の話の五部どおりを書き上げました。ほっでございます。 大雨、雷の激しさもようやく静まりつつあるのではないかとも思われますが、素人にはまだまだわかりません。人的被害が一番にいたいたしく、早くに穏やかな秋とならんことを祈っております。 今日の一首 昼なのになぜ暗いかと電話あり深夜の街をさまよふ母より 検査数値すべて正常なる母よその健やかさもて吾を産みくれし 栗木京子
2012.08.24
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深夜です。やはりブログを書くのは深夜がよろしいようで。いま、庭の方からシーンという音が聞こえます。なんとなし雷やらで、騒々しい近頃でしたが、ぼつぼつに秋も匂うようになってきました。心を鎮めねばなりません。でないと見えるものも見えなくて。 そんなことことを自分に考えさせています。 あした、いえ、夜が明けましたら、明日?はどのような一日となりましょう、今年の秋を大切にせねば、わたしの生涯はふたたびもどりません。風景も人間関係も。そして表現したいことが山ほどにござじます。 とにかく、当方の誌の出版準備はようやくに固まりました。正直に嬉しいですね、我田引水ながら。 今日の一首 カアチャンと吾を呼ぶ夫と並び行く秋のアメ横ガード下路地 大崎瀬都(「ソルソルテトラ」より)
2012.08.22
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おはようございます。天気予報を聞いていますと、雷雨、竜巻と何か物騒な予報ばかりでおそろしいことです。といわれても無防備な自分を如何することもできません。まあ無用の外出を控えて自宅内で、これも追い詰められている出版の前に身構えるしかないようであります。 身構える、ふと自らのその言葉にまた、どきん!!、早くに落ち着いた秋のよき日が来ぬものかと。それにこちらの、ブログの写真も再現せねばなりません。ああ、早く、秋のよき日が来ぬものかと思ったり。 ところで、さればこそに生甲斐があるものと、今日も手探ります。そう手探りことを忘れて、結果の華やかさにあこがれてはならぬと、今日もぼそぼそと我が力のかぎりの動きの時間に入ろうとしております。 まず動くこと、動かすことに、すべてはかかります。頭脳から。 今日の一首 ことばゆきゆくへもしらず病む空に未明の蝉は湧きいづるなれ 山中智恵子(夏鎮魂)
2012.08.21
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おはようございます。まだ真っ暗です。さて今朝はどのようなお話になりましょうか。当方のなしておりますところの会合が今日でございます。まだ4時半でございますが、どことなく動きだしました今日という日を感じます。そこに自分が存在するということは不思議なよろこびでございます。 存在することを誇張せずに存在する、或いはさせていただくことはありがたいことであります。今日もそうして生きましょうとそう思いますと心さわやかでございます。存在とは何かとふとそう思います時、かくあれることが叶えられれば喜びと、ふと、今朝の、朝に思いました。ありがとうございます。 今日の一首 五年ぶり会いしレイチェル三度(みたび)めの夫君スミスを紹介しくる 山形裕子(『かばれっと』数字より)
2012.08.17
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ちょっとテストしてみましたがダメでしたので、今の日も写真なしでいきましょう。物事って考え方次第でありますね、おなじことをしますなら、同じ生涯を送りますなればたのしく、貫けるだけ自己を貫いてと思います。 ひとりっこでよそ様をしらぬ自分の言いたい放題かも知りません、でもがぶりと噛み付くような牙の脅しも知らぬでもありません、夢と共に自分の真実を生きてゆきたいそのように思いますこの頃ではございます。 いまさらにと思うことも、赤ん坊ガ自らを何かテストしつつ大きくなるような、時間を失いたくないそんなふうに思うこの頃ではございます。 今日の一首 ゆきずりに眸縋りし くれなゐに唐がらしゆきリヤカーゆけり 葛原妙子(「原牛」ひなげし充つる)
2012.08.15
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どこかでかさこそ、時には凄くあばれて,わたしを困らせていた甲冑虫が見つかりました。わたしのお薬袋入れの袋に入っていました。かわいい、そんなに大きくない赤黒い羽の虫さんでした。 夜中になるとあばれるので、それで何処にいるかもわからず、もし見つけても、果たして自分で捕まえられる虫かと、心配した三夜でありました。 見つけて外へ放つことが出来ましたのは今朝でしたが、そんなに怖い顔した虫でもなかったのですが、縁側へ持ち出して袋の中身ごと放ちました。ほっ、これで、今夜から私は安らかに眠れます。 放ってすぐ草むらへ入りましたから、それからのことはわかりません。お薬袋に入ったのは昨夜くらいからであったと思います。ああ、これで朝までやすらかに眠れます。虫さんもいまごろ、ほっでありましょう。何処かの草陰で。 今日の一首 戀にもぞ人は死(しに)する水無瀬河下ゆ吾(われ)痩(や)す月に日に異(け)に 笠の女朗、大伴宿禰家持に贈れる廿四首から
2012.08.14
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こんばんは。昨日から、私の部屋に、甲冑虫らしい何虫かが入っています。出口がわからなくているんだと思いますが。虫さんも困った、わたしも困ったでございます。本棚の後ろでかさかさこそこそしています。 さて今夜の夕食は長女と男の孫と三人で、別の孫の友人の仏蘭西人か営む仏蘭西料理店へ行ってきました。ミックスサラダ650円、フライド海老・ピーマン850円などです。ワインも頂いてありがとうでした。長女のお蔭です。 帰路、橋の上で暫らく涼みました。はるか川上にわたしの苦手のごろごろさんが動きはじめています。くわばらくわばら。そして、それぞれの塒へ。 さてわたくしは、このよふけから作文を始めます。「延暦九年閏三月十日 皇后藤原乙牟漏死す。」などがちらりと参考文書に見えます。 今日の一首 妻かなし、恋うればわれもかなし籠(こ)の奥に妊めるモルモット啼き 岡井隆(「太郎ノ砂場から」)
2012.08.13
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ブログ写真を出すにはお金を払わなければならないことを知りました。そうでしたか、それではそういたしましょう。ただ、どうして何処へ支払うのかということがまだわかりません。何事をするにも甲斐性のないことです。いますこし勉強します。 ところで、昨日、上高野の宗道神社へいってきました。幼いとき比叡山の裾に住んでいましたから知っていることは知っているはずです。でも大人の目でしげしげと拝見、暑さもありましたが汗とともに古代の悲劇に自然にうなだれるものがありました。 そして、あわや、ふらっといたしました。そのふらっとは暑さだけではないと自分では思っています。以前から思っていたことです。少し勉強してみましょう。いえ、えらそうな、思えば、何もわからんからです。 割合長時間滞在していましたが、人っ子ひとり出合いません。思えば涼しいところであります。 今日の一首 漸くに岐路に立ちすくむ思い涌く確約避けて別れ来にけり 岡井隆(『斉唱ー』1955年より)
2012.08.11
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残念ながら写真は全く駄目になりました。また何とか為る時がくるでしょう。無理をしないで待ちましょう。 さて写真々々といいながら、わたしは写真が趣味とは言えるものでは決してなく、そういう場面が設定されていますから、人様の力をかりてそうしていただけであります。やってみますと、なるほど、私の写真はわたしの写真だなと、変なところで納得していました。 アフリカへ行く時だって、写真機を用意しないものですから、へーえ、もったいないといわれて、娘の夫のものをかりて何とか写してきました。人が写すようなところは写さない自分がよくわかったようでありました。変な自分が。それで猿にケースを持っていかれて大騒動をしたものでありましたが。でも猿って、人の心、知っているのですね、はるかから、ぽーんとほおって返してくれました。 今日の一首 何かが脳にカタッと戻り次々と指の先まで指令は巡る 大崎瀬都(『朱い実』盲導犬より)
2012.08.09
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看板の写真がなくなりました。ちょっとさみしいですが、このままに。さて我が家は冷房装置をつかっていません、それで、一寝入りしていま、庭に向くガラス戸を開け放ちました。何と気持がいいことでしょう、この冷ややかさは。しばらくこのままにして置きましょう。 ところで、今年は蝉が鳴き出すのが遅いことでした。そんなことにいま首をひねっています。こうして、いつもこの時間、さしずめ必要でないことを考えます。それは何故かわかりません。でも自身そのものがそう考えてしまうのですから、特別にとめることもないでしょう。 それより、庭から入る空気がああ冷たくて気持がよい、ところで、ついこのあいだ、近くの親しいコーヒー屋さんで、何気なく今年の蝉の話をしていましたら、はっとしたように同感してくれて人がありました。面白いものですね、偶然とは。 今日の一首 杉山に裂けしと折れしと裂け折れたると三様の幹が等比をなせり 加藤将之(「花の概念」より。高井戸の里に杉山多し)
2012.08.07
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夜の音が高く聞こえます。かりそめの名でありますが夜の音が聞こえます。じっと聞いていますといいですね。深夜ですけれど、ちょっと立って裏庭に面した戸を開けることにいたしましょう。 さてといいまして、音が高くなるわけではありませんでした。同じ「ううんー」?という音がしているだけです。あなたは誰?、小さな声で庭に向かって訊ねてみました。返事はありません。ああそうなのですか、お返事は出来ないのですね、と、つぶやいて、わたしは声をだすことを止めました。 真夜中の空気に居るものよ、あなたは誰、何をしているのですか。でも一人より、二人?、誰かいる方がいいな、と、思いながら、小さな声で、「深夜さーん」と呼んでみました。思えば昼間は深夜さーんはいませんね、我が家のあたり、昼間も静かと思っていますけれど、深夜はやはり、すごーく静かなのですね。それではおやすみなさい。 今日の一首 ゲーテは大きな寝台に死にしかないますこしひかりを、などど呟きて 葛原妙子(『朱霊』より)
2012.08.06
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夜も更けてきました。何かどこかで音がするのですが、何でしょうか、ブァーンと。これは昔からの音、懐かしい音。子供のころからそうでした。暗闇とその音、思えば何十年、変わりませんね。誰かに訊ねてみましょうと思いながら、何十年、あまり確かなはどうでもいいですが、魅力的な、忘れられないような答えをして下さったお人はありませんでした。 ちょっと寂しいですね、人間ってそこらあたり、やはり一人ぽっちのようであります。ああ思えばまた一人ぼっちを見つけてしまったです。でも、思えばそんなところが好きな自分ではありましたが。 さあ、もうやすみましょう、果てしもない謎ごっこをいつまでもしていましたら、あした早朝の電車に遅れてしまいますよ。おやすみなさいませ。 トロイメライ転調をしてかき曇る大空は見ゆ地下の茶房に 大崎瀬都(『朱い実』より)
2012.08.02
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