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新入職員の皆さん、入社おめでとうございます。これから長い長い社会人人生のスタートです。張り切っていきましょう。ところで、皆さんには入社を迎えるまでの間に一冊の本を読み、感想を報告してもらいました。まだ覚えているでしょうか?さて、ここでは皆さんが読破してくれた本を元に、メキメキと頭角を現している一人の職員に焦点を当てたいと思います。まず、その職員は『軽はずみに行動』をします。いえ、正確には軽はずみに行動をしないと、時間が足りないのです。立ち止まって考える暇がない。だから、よく分からなくても、不安でもやるしかない。だから、沢山失敗をします。当然です。そもそもその職員は、正解を教えてもらっていないのですから。だから、その本人もその上司も最初から失敗することを前提にしています。むしろ、時間をかけるのはここから。最初の指示は一分。失敗した後の手直しには三十分。さらに、その職員は学んだ事を『即座に実行』します。これで、大抵の事は身につく。次に、その職員は、『仕事のあらゆる事を数字で考え』ます。具体的には、タスク管理です。上司から仕事の指示を受けた時、必ず「何日の何時までが期限ですか?」と聞きます。もうこれはその職員の口癖です。それ以外にも、勉強会や会議などの三分前待機は当然のこと、面談の終了時間でさえ、上司よりも厳守です。おそらく、期限と時間という数字に関していえば、この職員はバウムで一番の感性を持っています。三つ目は、『常に短期的な目標を決定し続けている』という事。では、その職員にとっての短期的な目標とはなんでしょうか?それは、昨日の自分が出来なかった事を、出来るようにするという事です。当たり前のように見えますか?でも、これを実現する為には、昨日出来なかった事にもう一度チャレンジしなければいけない、という事です。それも、出来るようになるまで毎日です。他の仕事も沢山ある中で、この職員は昨日出来なかった事を『もう一度やらせて下さい』と言いに来ます。そして、『再チャレンジ』の時間を自分で捻出します。こうして、昨日出来なかった事が出来るようになると、全身全霊で喜びます。時々他の職員を見ていると、「先輩職員が出来ている事を、出来るようになっただけだから、普通です」なんて、さも恰好良く言う人が居ます。この理屈で行くと、先輩や上司が出来ない事を自分が出来るようにならなければ、いつまでたっても達成感は得られません。そういう人に聞きたくなります。『あなたは仕事ではなく、荒行をしたいのですか?』と。さらに言えば、どんな些細な事にも全身全霊で喜んでくれる後輩と、「これくらい普通です」と一見謙虚な後輩、どちらが先輩として可愛がりたくなると思いますか?さて、次は「始業時間より毎朝三十分早く出社しなさい」という部分。この職員は少なくとも四十五分前には出社します。そして、私が勧める本を必ず読んでいます。私はいつも幹部に口を酸っぱくして伝えています。『私が勧める本を全て読破したら、誰よりも成長が出来ます』と。しかし、今現在それを達成した職員はただの一人もいません。いいですか、ただの一人もですよ。これだけで誰よりも成長できる、と言っているのに、時々胸を張って私に「今この本を読んで勉強しているんです」と言いながら、全然違う本を出してくる職員を見ると、軽くめまいがします。近い将来、この職員は私の勧める本を全て読破し、誰も追い付けないほど成長するでしょう。さて、挙げればきりが無くなるので、これが最後になります。『上司のまねをする』という事。上司がタブレット端末を使い始めれば、その職員も使い始め、上司が移動時間に仕事をしていれば、その職員も仕事をし、上司が本を読んでいれば、その職員も本を読む。行動も発言も持っているものさえも揃えれば、そのうち考え方も揃ってきます。考え方が揃えば、その上司と同じ事が出来るという事です。新入職員の皆さんには、ぜひこの職員をお手本にしてもらいたいです。この職員とは、池田さんです。正社員になってわずか半年、新規事業所に配属されてたった二カ月で、事業所の所長業務の全てを出来るようになりました。このように書いていると、「それは彼女が優秀だから出来たんだ」と言われそうですが、そうではありません。一般的に言えば、彼女は優秀の部類には入りません。なぜなら、彼女は二桁の足し算を暗算で出来ないのですから。彼女は優秀なのではなく、常に前向きな努力家なのです。「努力は必ず報われる」のではなく、「報われるまで努力をし続ける」のが正解です。池田さんの姿を見て、新入職員の皆さんはまず、そのことをしっかり学ばなければいけません。そして、年下の彼女に出来ていることを、自分たちも負けないように続けていって下さい。 理事長 笹谷 寛道
2016.03.30
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