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平成二七年四月三日、この日は何の日か、職員は覚えていますか?そう、経営計画発表会です。この日、私は全従業員に向けてある宣言をしました。それは、「部長の給料を1.5倍にします!」というものです。宣言した以上、実行します。今年度から部長の給料は大幅に上がりました。事実上業界内でも相当高い水準だと自負します。もちろん、この決断をしたのには理由があります。 「部長には結果を求める」 「部長の稼ぎだけで家族を養う」この二つを実現する為です。一つずつ説明しましょう。まず、部長に求める「結果」とは何か?それは、数字です。統括する部門の『営業利益』を毎年十円以上上げる事。これが部長に求める事です。え?十円でいいの?はい、十円でいいです。十円上げるくらいなら俺でもできる!と思った人は、まだまだです。断言しますが、そんなあなたには十円上げる事は不可能です。考えてもみて下さい。今年の売上げが千円だったとしましょう。すると、来年は十円上げれば良いのだから、千十円稼げばいい、と思うのは大間違い。なぜなら、毎年皆さんの給料は上がるからです。皆さんの給料が百円上がれば、売り上げを十円上げても、むしろ赤字です。実際は、皆さんの昇給額が数百円というわけではありませんから、年間にすると数百万円以上を部長は求められているのです。その為に、昨日と同じ事をしているだけでは、だめです。昨日より今日、今日より明日、常にチャレンジし続けなければ、この結果は出せません。一日も気が抜けないのです。次に「部長の稼ぎだけで家族を養う」です。福祉業界は定着率が悪い、とはよく聞きますが、その中でも、子供の誕生をきっかけに転職をする、というケースが多いと言います。理由は簡単。福祉の給料では家族を養えないからです。結婚して家庭を持ったら、続けていけない会社には夢も希望も持てません。もちろん、社員全員とまではいかないですが、一定以上の責任を背負う部長には、一般の会社でも十分通用するくらいの給与水準を用意することで、皆さんに目標と希望をもって貰いたいと考えています。さて、長々と前置きをしましたが、以上の理由から、私は部長の給料を大幅にアップすると宣言したのです。そして、その約束は見事に果たされ、部長は今ニコニコです。しかし、皆さんよく考えてみて下さい。部長の給料はどこから支払われますか?そう、統括する各事業所の人件費からですよね。つまり、部長がニコニコしている分が、全て皆さんの事業所にのしかかってくるのです!そこで、皆さんに聞きます。『部長の働きに満足していますか?』「その働きは、自分たちが負担する額に見合うものですか?」もちろん、満足していませんよね?「部長は現場に来てくれない」「忙しそうで相談しにくい」「何処にいるか分からない」不満はいっぱいです。でも、所長の皆さん考えてみて下さい。皆さんも、言いますよね?「忙しくて現場でOJT出来ない」「面談同行した事が無い」そして、部下から同じように言われていますよね。「仕事を教えてくれない」「忙しそうで相談しにくい」でも、そんな時、所長の皆さんは決まって言いますよね。「聞いてくれればいつでも教えるのに・・・」そう、その通りです。それが正解です。しかし、分かっているのに、自分は部長に言えない。これはおかしな話しです。自分は部下に望んでいる事を、なぜか出来ない。当然部長も同じことを考えています。であれば、今日から所長がやるべきことはいたって簡単。とにかく部長とコンタクトを取り、部長の時間を自分の為に使わせるのです。日報で、サイボウズのスケジュールで、ありとあらゆる手段を使って、部長の時間を奪う。部長は引っ張りだこで、息つく暇もない。これが、正しい姿です。自分から動かなければ、部長は動きません。それは、所長自身がよく分かっているはずです。徹底的に時間を奪い、経験や知識・技術を奪い、踏み台にして、自分が成長する。そして、部下にフィードバックして、事業所を成長させ、利益を出す。結果として自分も出世し、部下の給料も上がる。良い事ばかりじゃないですか? 念のために付け加えますが、「週に一度位は来てくださいね」とか「次もお願いします」みたいな、曖昧な言葉ではだめです。「○月○日の何時に現場に来てください、」と具体的に言うのが正解ですよ。理事長 笹谷 寛道
2016.05.25
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先日、私の元に一通のサンクスギフト(社内で職員同士が感謝の気持ちを伝え合うツール)が贈られてきました。贈ってくれたのは、ランプの新入職員、新海さん。内容は、『理事長!!!!!本日は吉永部長に挨拶を褒めていただきましたーーーー!!これも初任者研修のおかげです!後ほど池田先生にコインを送らせていただきます!!!!笑本日のミッションは5枚ですねo(*・ロ・*)o!』。しかし、実はこのサンクスギフトを新海さんからもらう前に、新海さんが褒められた事実を私は知っていました。もちろん、その場に居たわけではありません。では、どうやって知ったのか?答えは簡単。新海さんが私に教えてくれる前に、褒めた本人である吉永部長が私に報告をしてくれたのです。「新海さんを褒めたら、とても喜んでくれました。それが嬉しくて!」と。部下を『褒める』のは、上司の義務です。ですが、褒められる方にもルールがあると思っています。想像してみて下さい。皆さんが誰かを褒めた時、あるいは感謝の気持ちを伝えた時、 ア『嬉しいです!!』 イ『はあ・・・、どうも』どちらの職員をもう一度褒めたいと思いますか?当たり前ですが、「ア」の職員ですよね?皆さんが勘違いしてはいけないのは、『上司には褒める義務がある』=『部下は褒められる権利がある』ではない、という事。時々「うちの上司は全く褒めてくれない」とか、「うちの上司は他の職員ばかり褒める」という嘆きを聞きます。もちろん、そう思わせる上司もダメです。しかし、そういう職員に限って報告の量が少ない(自分の手柄を上司に知らせない)。そして、褒めても素直に喜ばない。褒める事はコミュニケーションです。という事は、『双方向』でなければ本来成立しません。にも拘らず、『褒める』方の義務だけに焦点を当てても、状況は好転しません。上司に、次も褒めたくなるような感情を持たせる事も、立派なビジネスマナーです。 また、『謙虚』と『謙遜』を使い分けられない人が多いようです。『謙虚』=自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま『謙遜』=自分の能力・価値などを低く評価すること例えば、私が部下に対して、「この前の○○の件、よく頑張ったね」と言ったとします。すると、その職員は、「いえいえ、私なんてまだまだ」と答えます。そういう時の私の心の中を書いておきます。『そりゃそうだ』私は別に「あなたは完璧だ」と言っているわけではありません。当然「まだまだ」な部分がある事もよく知っています。そして、何よりもっともよくないのが、後輩や部下から褒められた時の「いえいえ、私なんてまだまだ」です。先述した『謙遜』をもう一度よく見てみて下さい。先輩が「自分なんてまだまだ」なんだったら、自分は「まだまだ」のさらに「まだまだ」になります。分かってはいるけれど、改めて自覚させられるとがっかりします。褒めたつもりが、結果自分にがっかりきてしまう・・・。もう褒めたくなくなりませんか。 結論として、他人から褒められた場合は、『ありがとうございます。次も褒めてもらえるように頑張ります』で良いのです。そうすれば、単純なあなたの上司は、調子に乗ってどんどんほめてくれるでしょう。それは、あなたにとっても良い事のはずです。 私は、幼い時から父親にもてるための秘訣を伝授されていました。例えば、「女性に車道側を歩かせてはいけない」私は、馬鹿の一つ覚えでそれを実行していました。ところが、ここで問題が発生。なんと、どれだけさりげなく車道側に行こうとしても、相手の女性は全く気付かない。仕方なく、事情を説明し車道側を譲ってもらおうとしましたが、「え、私こっち(車道)側がいいんだけど」。結局私はこの日、一度も車道側をキープする事は出来ませんでした。前述したとおり、コミュニケーションとは結局のところ片方の思惑だけではどうにもなりません。『想い』を投げる方にも礼儀があるのと同様、受け取る方にもルールがあります。そのルールを無視すると、次のコミュニケーションにつながらないのです。ちなみに、上級テクニックとして、上司から褒められた場合、『ありがとうございます。ここまで出来るようになったのも、○○所長のおかげです』と言えば、その上司はさらに頑張ってあなたを褒めてくれるでしょう。そう、まるで今の吉永部長のように・・・。理事長 笹谷 寛道
2016.05.25
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