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人生はすごろくのようなもの、とよく言われます。 運を天に任せサイコロを振り、出た目の数だけ前へ進みます。 止まった場所でイベントをこなし、ゴールを目指す。 時には振出しに戻ったり、お金を取られたり、就職したり、結婚したり・・・。 正に、人生そのものです。 しかし、実際の人生と一つだけ違うところがあります。 それは、 『それぞれが持っているサイコロの目は平等ではない』 という事です。 本当に優秀な人は、サイコロに「1」の目はありません。 たいてい「5」か「6」です。 だからどんどん前へ進んでいきます。 途中少しくらい振出しに戻っても、まったく気にしません。 なぜなら、あっという間に進んでしまうから。 しかし、我々のような中小企業の社員は、そうはいきません。 持っているサイコロの目には基本的に「1」か「2」しかない。 では、そんな「1」か「2」しか出ない我々が、優秀な人に対抗するにはどうすれば良いのか? 答えは簡単。 「誰よりサイコロを数多く振る」 です。 優秀な人が一日に一度サイコロを振って、六マス進むならば、我々は一日に七回サイコロを振って七マス進めば良い。 では、サイコロとは何か? それは、「失敗」と「学習」です。 そもそも「優秀」な人とはどんな人か? こう問われると、たいていの人は、「失敗しない人」とか、「頭の良い人」とか、「なんでもそつなくこなせる人」、「要領の良い人」等と答えると思います。 しかし、本質は違います。 どれほど優秀な人であろうと、やはり失敗はするものです。 凡人との違いは、優秀な人は、失敗を正当化(言い訳)せず、常に自分の中に原因を求め、他者ではなく、自らを変えることで未来を変えることができる、という事です。 つまり、我々はその逆。 失敗をする毎に、「あいつのせいで」「会社のせいで」「俺の上司が・・・」「うちの部下が・・・」と言い訳ばかりして、常に他者に原因を求め、周囲が変わってくれないから、今自分はこんなに辛いんだと、自分では何も動かない。 だから、未来も変わらない。 これでは、いつまでたっても差は開くばかりです。 本当に優秀な人とは、どんな些細な失敗からでも、常に学びを忘れない人です。 要するに、優秀な人は失敗をすると、そこから五個も六個も学ぶ。 しかし、我々凡人は、失敗から学べるのは一個か二個。 であれば、沢山失敗して、学びの数を増やすしかない。 では、沢山失敗するにはどうすれば良いか。 それは、人よりも沢山汗を流すことです。 社会人として割り当てられた時間は、一日八時間の週に五日間。 同期入社で、同じ部署。同じような仕事を任せられ、同じ時間取り組む。 これでは、いつまでたっても差は生まれません。 差が生まれなければ、目立ちません。 目立たなければ、(ひいきされず)結局出世できません。 もちろん、割り当てられた時間以上に働きなさい、と言っているわけではありません。 自己研さんの時間を有効活用しなさい、と言っているのです。 例えば、家でくつろぎながらバラエティー番組を見る。 ただ漫然と見るのではなく、司会の立ち居振る舞い、笑いのツボ、ゲストの聴き方等々、学ぶ事は沢山あります。デートの時間は、特に学びの場です。 相手が如何に喜んでくれるか、常に考える。最高のサービス業体験です。 しかも、恋人(お客様)は、遠慮なくクレームを言ってくださる。 男ならば、女性に車道側を歩かせない=ご利用者様に同行するときには、車道側は職員が歩く。 女性のトークをさえぎって、持論を展開しない=ご利用者様に対して、支援者の考えを押し付けない。 相手を怒らせたら、(たとえ自分が悪くなくても)とにかく謝る=ご利用者様からクレームを頂いたら、まずは不快な思いをさせてしまったことを謝罪する。 感謝の気持ちはすぐに言葉に表す=ご利用者様が居て下さるから、我々は仕事があるのだと自覚する。 もちろん、これ以外にも、寝る前や通勤途中の電車の中で、十五分でよいから本を読む、積極的にサシコミに連れて行ってもらう、など挙げればきりがありません。 いずれにしても、仕事だけでなく、遊びも真剣に取り組み、何事にも人一倍汗を流す。 真剣に取り組めば、自ずと失敗をします。 なぜなら新しいことにチャレンジしていくから。 例えば、恋人のことを真剣に考えるから、去年の誕生日と今年の誕生日では、同じ所にデートをしようと思わないでしょう。 よほど思い出の場所ではない限り、手抜きだと叱られてしまいます。 本当に相手の喜ぶ顔を見たいから、雑誌やネットなどで必死になって探す。 そして、初めての場所だから時には失敗する。 我々は、結局質を求められても結果を出せません。量をこなすしかない。 であれば、仕事だけではなく、それ以外の時間からも学ぶ姿勢を忘れないことが、とても大切なのです。 理事長 笹谷 寛道
2016.02.29
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