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「閑話休題」禁断の林檎1 言わずと知れた「創世記」の神が造ったとされるエデンの園ですが、此れは神と言うよりは言葉を換えれば、大宇宙の創造者、とりわけ生命創造の絶対意思と絶対精神を持った大光霊を想像させます。「創世記」の記述によればエデンの園は「東の方」にあり、アダムとエバはエデンの園の食用果実を管理し耕すために神が創造してそこにおかれています。キリスト教徒たちはエデンの園を、パラダイスであり、神が存在する地上の楽園と考えます。しかし同じく「創世記」を信奉するユダヤ教徒やムスリムにはその様な概念はありません。此の時点のアダムとエバには、知恵若しくは霊魂さえ与えられず、自我を持たされていない状態でした。ここに、神が造られた野の生き物なかで、或いは大光霊の分霊のうちで、最も狡猾とされる蛇が、エバに園にあるどの木からも取って食べるなと本当に神が言われたのですかと問います。其れは恐らく未だ霊魂を持たないものへの内心への問いかけでした。「旧約聖書」創世記第3章では、3:2女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、3:3ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。其れに対して蛇は、あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのですと答えています。創造者のエデンの園に居住する此の存在は、其の時点迄は悪魔などではなく大光霊の部分霊でもあったルツッイフェルです。ときには大天使ルツッイフェルと呼称される霊が神の意に逆らってまで此処で登場したのは何ゆえなのでしょう。なお、その毒林檎とは、中東に自生する白雪姫の毒林檎のような人間を死に至らしめるものではなく、記されている通りの知恵の実の林檎だったのでしょう。
2013年09月29日
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2013年09月29日
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「旧約聖書」レビ記 第1章・全焼の生け贄 1:1主はモーセを呼び、会見の幕屋からこれに告げて言われた、 1:2「イスラエルの人々に言いなさい、『あなたがた うちだれでも家畜の供え物を主にささげるときは、牛または羊を供え物としてささげなければならない。 1:3もしその供え物が牛の燔祭であるならば、雄牛の全きものをささげなければならない。会見の幕屋の入口で、主の前に受け入れられるように、これをささげなければならない。 1:4彼はその燔祭の獣の頭に手を置かなければならない。そうすれば受け入れられて、彼のためにあがないとなるであろう。 1:5彼は主の前でその子牛をほふり、アロンの子なる祭司たちは、その血を携えてきて、会見の幕屋の入口にある祭壇の周囲に、その血を注ぎかけなければならない。 1:6彼はまたその燔祭の獣の皮をはぎ、節々に切り分かたなければならない。 1:7祭司アロンの子たちは祭壇の上に火を置き、その火の上にたきぎを並べ、 1:8アロンの子なる祭司たちはその切り分けたものを、頭および脂肪と共に、祭壇の上にある火の上のたきぎの上に並べなければならない。 1:9その内臓と足とは水で洗わなければならない。こうして祭司はそのすべてを祭壇の上で焼いて燔祭としなければならない。これは火祭であって、主にささげる香ばしいかおりである。 1:10もしその燔祭の供え物が群れの羊または、やぎであるならば、雄の全きものをささげなければならない。 1:11彼は祭壇の北側で、主の前にこれをほふり、アロンの子なる祭司たちは、その血を祭壇の周囲に注ぎかけなければならない。 1:12彼はまたこれを節々に切り分かち、祭司はこれを頭および脂肪と共に、祭壇の上にある火の上のたきぎの上に並べなければならない。 1:13その内臓と足とは水で洗わなければならない。こうして祭司はそのすべてを祭壇の上で焼いて燔祭としなければならない。これは火祭であって、主にささげる香ばしいかおりである。 1:14もし主にささげる供え物が、鳥の燔祭であるならば、山ばと、または家ばとのひなを、その供え物としてささげなければならない。 1:15祭司はこれを祭壇に携えて行き、その首を摘み破り、祭壇の上で焼かなければならない。その血は絞り出して祭壇の側面に塗らなければならない。 1:16またその餌袋は羽と共に除いて、祭壇の東の方にある灰捨場に捨てなければならない。 1:17これは、その翼を握って裂かなければならない。ただし引き離してはならない。祭司はこれを祭壇の上で、火の上のたきぎの上で燔祭として焼かなければならない。これは火祭であって、主にささげる香ばしいかおりである。 燔祭とは焼き尽くすの意で、生け贄を全焼させます。遊牧民にとっては、羊牛は貴重は非常に大切な財産で、分身とも言うべき家畜を、奉納者が自らの手で殺し、祭司に渡します。奉納者はその捧げた牛の悲鳴を聞いて、自分自身が屠られる痛みを感じるです。その奉納についても、貧富によって異なる奉納物があり雄牛、雄羊、雄山羊、山鳩、家鳩の雛と五種類に定められています。金持ちは牛や羊を、貧しい人は鳥を捧げることが出来ます。何を捧げるかどうかではなく、どのような心を捧げるかが大切なのです。多くを捧げても、痛みを伴わない献げ物には価値がない。その献げ物は全き無傷の雄でなければいけない。余りものを捧げるのではなくて、自分にとって最上のものを捧げよと命令されています。その行為に痛みを感じる。我々が肉を食べる時、それは他者の命を食べる行為であり、人間は他者を殺してしか生きることが出来ない存在であることを知り、そこで献げ物の意味を知る。祭司はその血をとって、祭壇に注ぐ。動物の命は血にあり、血を注ぐとは命を与えた創造者に命を戻す行為なのです。生け贄は奉納者自身であるとして、生け贄の頭に手を置き、奉納者自身が死ぬ代わりに生け贄を殺し、また奉納者自身を神にささげる象徴として、生け贄を燃やした煙を天に立ち上らせるのです。ダビデが人妻バト・シェバと通じたので預言者ナタンがダビデのもとに来て非難した時も、背きの罪を拭うために焼き尽くす献げ物をして、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。打ち砕かれ悔いる心を、神よ、あなたは侮られませんと言わしめています。
2013年09月29日
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「旧約聖書」出エジプト記 第40章・幕屋の上の雲柱と火 40:1主はモーセに言われた。 40:2「正月の元日にあなたは会見の天幕なる幕屋を建てなければならない。 40:3そして、その中にあかしの箱を置き、垂幕で、箱を隔て隠し、 40:4また、机を携え入れ、それに並べるものを並べ、燭台を携え入れて、そのともしびをともさなければならない。 40:5あなたはまた金の香の祭壇を、あかしの箱の前にすえ、とばりを幕屋の入口にかけなければならない。 40:6また燔祭の祭壇を会見の天幕なる幕屋の入口の前にすえ、 40:7洗盤を会見の天幕と祭壇との間にすえて、これに水を入れなければならない。 40:8また周囲に庭を設け、庭の門にとばりをかけなければならない。 40:9そして注ぎ油をとって、幕屋とその中のすべてのものに注ぎ、それとそのもろもろの器とを聖別しなければならない、こうして、それは聖となるであろう。 40:10あなたはまた燔祭の祭壇と、そのすべての器に油を注いで、その祭壇を聖別しなければならない。こうして祭壇は、いと聖なるものとなるであろう。 40:11また洗盤と、その台とに油を注いで、これを聖別し、 40:12アロンとその子たちを会見の幕屋の入口に連れてきて、水で彼らを洗い、 40:13アロンに聖なる服を着せ、これに油を注いで聖別し、祭司の務をさせなければならない。 40:14また彼の子たちを連れてきて、これに服を着せ、 40:15その父に油を注いだように、彼らにも油を注いで、祭司の務をさせなければならない。彼らが油そそがれることは、代々ながく祭司職のためになすべきことである」。 40:16モーセはそのように行った。すなわち主が彼に命じられたように行った。 40:17第二年の正月になって、その月の元日に幕屋は建った。 40:18すなわちモーセは幕屋を建て、その座をすえ、その枠を立て、その横木をさし込み、その柱を立て、 40:19幕屋の上に天幕をひろげ、その上に天幕のおおいをかけた。主がモーセに命じられたとおりである。 40:20彼はまたあかしの板をとって箱に納め、さおを箱につけ、贖罪所を箱の上に置き、 40:21箱を幕屋に携え入れ、隔ての垂幕をかけて、あかしの箱を隠した。主がモーセに命じられたとおりである。 40:22彼はまた会見の天幕なる幕屋の内部の北側、垂幕の外に机をすえ、 40:23その上にパンを列に並べて、主の前に供えた。主がモーセに命じられたとおりである。 40:24彼はまた会見の天幕なる幕屋の内部の南側に、机にむかい合わせて燭台をすえ、 40:25主の前にともしびをともした。主がモーセに命じられたとおりである。 40:26彼は会見の幕屋の中、垂幕の前に金の祭壇をすえ、 40:27その上に香ばしい薫香をたいた。主がモーセに命じられたとおりである。 40:28彼はまた幕屋の入口にとばりをかけ、 40:29燔祭の祭壇を会見の天幕なる幕屋の入口にすえ、その上に燔祭と素祭をささげた。主がモーセに命じられたとおりである。 40:30彼はまた会見の天幕と祭壇との間に洗盤を置き、洗うためにそれに水を入れた。 40:31モーセとアロンおよびその子たちは、それで手と足を洗った。 40:32すなわち会見の天幕にはいるとき、また祭壇に近づくとき、そこで洗った。主がモーセに命じられたとおりである。 40:33また幕屋と祭壇の周囲に庭を設け、庭の門にとばりをかけた。このようにしてモーセはその工事を終えた。 40:34そのとき、雲は会見の天幕をおおい、主の栄光が幕屋に満ちた。 40:35モーセは会見の幕屋に、はいることができなかった。雲がその上にとどまり、主の栄光が幕屋に満ちていたからである。 40:36雲が幕屋の上からのぼる時、イスラエルの人々は道に進んだ。彼らはその旅路において常にそうした。 40:37しかし、雲がのぼらない時は、そののぼる日まで道に進まなかった。 40:38すなわちイスラエルの家のすべての者の前に、昼は幕屋の上に主の雲があり、夜は雲の中に火があった。彼らの旅路において常にそうであった。 エジプト出発の日が正月、シナイ山の麓に来るのに3ヶ月、そのあと、モーセは40日のシナイ山頂を過ごします。そのイスラエルは幕屋を建てる準備だけで暮れ近くまでかかりました。年が明けて第2年第1月の1日、つまりエジプトを脱出してちょうど1年たったその日、幕屋が組み立てられたのです。台座が置かれ、壁板と柱が立てられ、その上に天幕がかけられ、さらにはジュゴンの皮などの覆いがかけられました。次に、十戒が彫りこまれた2枚の石板が「掟の箱」に入れられ、2体のケルビムが守る贖いの座で蓋をされて、幕屋の奥に置かれたのです。そして垂れ幕によって幕屋の中が仕切られました。至聖所がととのった後は、モーセを別格として大祭司以外には至聖所に入ることが許されません。そしてモーセとイスラエルが、すべての仕事を終えたその時、主が雲柱の形姿で幕屋に降り立ちます。主がイスラエル200余万の民の中に住む。そこからモーセ以下イスラエルの民は、約束の地カナンを目指して旅路につきます。その旅路にあるときはいつも、昼は主の雲が幕屋の上にあり、夜は雲の中に火が現れて、イスラエルの家のすべての人に見えたというのです。勘ぐれば、丁度その頃に地中海で大火山の噴火がありモーセ一行の目指すカナンの方向には雲柱として見えていた可能性もなきにしもあらずです。何れにせよ出エジプト記とは、エジプト王の隷属的奴隷から、真の王である神への救いの物語である。完 第三巻レビ記へ
2013年09月27日
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「旧約聖書」出エジプト記 第39章・聖なる衣服 39:1彼らは青糸、紫糸、緋糸で、聖所の務のための編物の服を作った。またアロンのために聖なる服を作った。主がモーセに命じられたとおりである。 39:2また金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸でエポデを作った。 39:3また金を打ち延べて板とし、これを切って糸とし、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸に交えて、巧みな細工とした。 39:4また、これがために肩ひもを作ってこれにつけ、その両端でこれにつけた。 39:5エポデの上で、これをつかねる帯は、同じきれで、同じように、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作った。主がモーセに命じられたとおりである。 39:6また、縞めのうを細工して、金糸の編細工にはめ、これに印を彫刻するように、イスラエルの子たちの名を刻み、 39:7これをエポデの肩ひもにつけて、イスラエルの子たちの記念の石とした。主がモーセに命じられたとおりである。 39:8また胸当を巧みなわざをもって、エポデの作りのように作った。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作った。 39:9胸当は二つに折って四角にした。すなわち二つに折って、長さを一指当りとし、幅も一指当りとした。 39:10その中に宝石四列をはめた。すなわち、紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、 39:11第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう、 39:12第三列は黄水晶、めのう、紫水晶、 39:13第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込んだ。 39:14その宝石はイスラエルの子たちの名にしたがい、その名と等しく十二とし、おのおの印の彫刻のように、十二部族のためにその名を刻んだ。 39:15またひも細工にねじた純金のくさりを胸当につけた。 39:16また金の二つの編細工と、二つの金の環とを作り、その二つの環を胸当の両端につけた。 39:17かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけた。 39:18ただし、その二筋のひもの他の両端を、かの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて前にくるようにした。 39:19また二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけた。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけた。 39:20また金の環二つを作って、これをエポデの二つの肩ひもの下の部分につけ、前の方で、そのつなぎ目に近く、エポデの帯の上の方にくるようにした。 39:21胸当は青ひもをもって、その環をエポデの環に結びつけ、エポデの帯の上の方にくるようにした。こうして、胸当がエポデから離れないようにした。主がモーセに命じられたとおりである。 39:22またエポデに属する上服は、すべて青地の織物で作った。 39:23上服の口はそのまん中にあって、その口の周囲には、よろいのえりのように縁をつけて、ほころびないようにした。 39:24上服のすそには青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、ざくろを作りつけ、 39:25また純金で鈴を作り、その鈴を上服のすその周囲の、ざくろとざくろとの間につけた。 39:26すなわち鈴にざくろ、鈴にざくろと、務の上服のすその周囲につけた。主がモーセに命じられたとおりである。 39:27またアロンとその子たちのために、亜麻糸で織った下服を作り、 39:28亜麻布で帽子を作り、亜麻布で麗しい頭布を作り、亜麻の撚糸の布で、下ばきを作り、 39:29亜麻の撚糸および青糸、紫糸、緋糸で、色とりどりに織った帯を作った。主がモーセに命じられたとおりである。 39:30また純金をもって、聖なる冠の前板を作り、印の彫刻のように、その上に「主に聖なる者」という文字を書き、 39:31これに青ひもをつけて、それを帽子の上に結びつけた。主がモーセに命じられたとおりである。 39:32こうして会見の天幕なる幕屋の、もろもろの工事が終った。イスラエルの人々はすべて主がモーセに命じられたようにおこなった。 39:33彼らは幕屋と天幕およびそのもろもろの器をモーセのもとに携えてきた。すなわち、その鉤、その枠、その横木、その柱、その座、 39:34あかね染めの雄羊の皮のおおい、じゅごんの皮のおおい、隔ての垂幕、 39:35あかしの箱と、そのさお、贖罪所、 39:36机と、そのもろもろの器、供えのパン、 39:37純金の燭台と、そのともしび皿、すなわち列に並べるともしび皿と、そのもろもろの器、およびそのともし油、 39:38金の祭壇、注ぎ油、香ばしい薫香、幕屋の入口のとばり、 39:39青銅の祭壇、その青銅の格子と、そのさお、およびそのもろもろの器、洗盤とその台、 39:40庭のあげばり、その柱とその座、庭の門のとばり、そのひもとその釘、また会見の天幕の幕屋に用いるもろもろの器、 39:41聖所で務をなす編物の服、すなわち祭司の務をなすための祭司アロンの聖なる服およびその子たちの服。 39:42イスラエルの人々は、すべて主がモーセに命じられたように、そのすべての工事をした。 39:43モーセがそのすべての工事を見ると、彼らは主が命じられたとおりに、それをなしとげていたので、モーセは彼らを祝福した。 イスラエルに臨在の幕屋及び神殿が造られて、大祭司と祭司が聖別任命される。この要職にモーセの兄アロンとその子たちが祭司として任命されます。その直後、偶像礼拝に加担し、未練がましい言い訳をしています。意思が堅く寡黙のモーセと比べて世に流されるが饒舌なアロンは、主の指名があったとはいえ、幕屋で仕えることが許されているのは、モーセあっての事だったのでしょう。その大祭司の権威を表す衣装が超極彩色の宝石や金銀を豊富に使ったものです。しかしその権威は、幕屋の存在自体が、神の臨在を現すものであり、そこに仕える祭司は、その権威の一部として捉えられるべき存在であり、神の栄光に立脚したものです。まして、此の装束は油を注がれて聖なるものとされたものです。これを着ないままで幕屋にはいり、聖ではない人間が聖なる神の祭壇に近づくなら罪を得て、神罰として必ず死ぬと記されています。エポデは縞めのうの二つの石に、イスラエルの12氏族の名が記され、大祭司がその代わりを務めて代表することを表します。聖王ダビデが重大決意をするときには、エポデだけでも持って来させました。更に綺羅びやかなのが、ウリムとトンミムを入れた、さばきの胸当と言われる12氏族の名をつけた宝石でしょう。ウリムとトンミムには、光と完全という意味があり、絶対神であり大光霊としての主、アルファでありオメガとして始めも終わりもない永遠なる神を象徴しています。よくイスラエルは事あるごとに籤を引くので、その時に使われたのかも知れません。
2013年09月27日
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「旧約聖書」出エジプト記 第38章・燔祭とは 38:1またアカシヤ材で燔祭の祭壇を造った。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角で、高さは三キュビトである。 38:2その四すみの上に、その一部とし、それの角を造り、青銅で祭壇をおおった。 38:3また祭壇のもろもろの器、すなわち、つぼ、十能、鉢、肉叉、火皿を造った。そのすべての器を青銅で造った。 38:4また祭壇のために、青銅の網細工の格子を造り、これを祭壇の出張りの下に取りつけて、祭壇の高さの半ばに達するようにした。 38:5また青銅の格子の四すみのために、環四つを鋳て、さおを通す所とした。 38:6アカシヤ材で、そのさおを造り、青銅でこれをおおい、 38:7そのさおを祭壇の両側にある環に通して、それをかつぐようにした。祭壇は板をもって、空洞に造った。 38:8また洗盤と、その台を青銅で造った。すなわち会見の幕屋の入口で務をなす女たちの鏡をもって造った。 38:9また庭を造った。その南側のために百キュビトの亜麻の撚糸の庭のあげばりを設けた。 38:10その柱は二十、その柱の二十の座は青銅で、その柱の鉤と桁は銀とした。 38:11また北側のためにも百キュビトのあげばりを設けた。その柱二十、その柱の二十の座は青銅で、その柱の鉤と桁は銀とした。 38:12また西側のために、五十キュビトのあげばりを設けた。その柱は十、その座も十で、その柱の鉤と桁は銀とした。 38:13また東側のためにも、五十キュビトのあげばりを設けた。 38:14その一方に十五キュビトのあげばりを設けた。その柱は三つ、その座も三つ。 38:15また他の一方にも、同じようにした。すなわち庭の門のこなたかなたともに、十五キュビトのあげばりを設けた。その柱は三つ、その座も三つ。 38:16庭の周囲のあげばりはみな亜麻の撚糸である。 38:17柱の座は青銅、柱の鉤と桁とは銀、柱の頭のおおいも銀である。庭の柱はみな銀の桁で連ねた。 38:18庭の門のとばりは青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったものであった。長さは二十キュビト、幅なる高さは五キュビトで、庭のあげばりと等しかった。 38:19その柱は四つ、その座も四つで、ともに青銅。その鉤は銀、柱の頭のおおいと桁は銀である。 38:20ただし、幕屋および、その周囲の庭の釘はみな青銅であった。 38:21幕屋、すなわちあかしの幕屋に用いた物の総計は次のとおりである。すなわちモーセの命に従い、祭司アロンの子イタマルがレビびとを用いて量ったものである。 38:22ユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルは、主がモーセに命じられた事をことごとくした。 38:23ダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブは彼と共にあって彫刻、浮き織をなし、また青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸で、縫取りをする者であった。 38:24聖所のもろもろの工作に用いたすべての金、すなわち、ささげ物なる金は聖所のシケルで、二十九タラント七百三十シケルであった。 38:25会衆のうちの数えられた者のささげた銀は聖所のシケルで、百タラント千七百七十五シケルであった。 38:26これはひとり当り一ベカ、すなわち聖所のシケルの半シケルであって、すべて二十歳以上で数えられた者が六十万三千五百五十人であったからである。 38:27聖所の座と垂幕の座とを鋳るために用いた銀は百タラントであった。すなわち百座につき百タラント、一座につき一タラントである。 38:28また千七百七十五シケルで柱の鉤を造り、また柱の頭をおおい、柱のために桁を造った。 38:29ささげ物なる青銅は七十タラント二千四百シケルであった。 38:30これを用いて会見の幕屋の入口の座、青銅の祭壇と、それにつく青銅の格子、および祭壇のもろもろの器を造った。 38:31また庭の周囲の座、庭の門の座、および幕屋のもろもろの釘と、庭の周囲のもろもろの釘を造った。 アカシヤ材で燔祭の祭壇を造ったと記されているところの、その燔祭とは主なる神に、その人間の全生命である肉体と霊魂と生涯の全てを献げる祈りです。神から創造された人間が大光霊の懐に入る儀式です。燔祭のヘブライ語の意味は昇る献げ物ということになります。祭壇の上に献げ物を置く時にはその物は、生命を失ってもなお有機体です。しか、焼火されれば煙と焔の中に天に昇り、霊的のもの、即ち霊存在となります。こうして霊の焔を以ってその人間に代えて、人を大光霊に属させるのです。その種類は、牛の燔祭と羊の燔祭に鳥の燔祭です。民の貧富に応じた犠牲が選択されました。
2013年09月26日
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「旧約聖書」出エジプト記 第37章・あめんどうの花 37:1ベザレルはアカシヤ材の箱を造った。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半である。 37:2純金で、内そとをおおい、その周囲に金の飾り縁を造った。 37:3また金の環四つを鋳て、その四すみに取りつけた。すなわち二つの環をこちら側に、二つの環をあちら側に取りつけた。 37:4またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおい、 37:5そのさおを箱の側面の環に通して、箱をかつぐようにした。 37:6また純金で贖罪所を造った。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半である。 37:7また金で、二つのケルビムを造った。すなわち、これを打物造りとし、贖罪所の両端に置いた。 37:8一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に置いた。すなわちケルビムを贖罪所の一部として、その両端に造った。 37:9ケルビムは翼を高く伸べ、その翼で贖罪所をおおい、顔は互に向かい合った。すなわちケルビムの顔は贖罪所に向かっていた。 37:10またアカシヤ材で、机を造った。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半である。 37:11純金でこれをおおい、その周囲に金の飾り縁を造った。 37:12またその周囲に手幅の棧を造り、その周囲の棧に金の飾り縁を造った。 37:13またこれがために金の環四つを鋳て、その四つの足のすみ四か所にその環を取りつけた。 37:14その環は棧のわきにあって、机をかつぐさおを入れる所とした。 37:15またアカシヤ材で、机をかつぐさおを造り、金でこれをおおった。 37:16また机の上の器、すなわちその皿、乳香を盛る杯および灌祭を注ぐための鉢と瓶とを純金で造った。 37:17また純金の燭台を造った。すなわち打物造りで燭台を造り、その台、幹、萼、節、花を一つに連ねた。 37:18また六つの枝をそのわきから出させた。すなわち燭台の三つの枝をこの側から、燭台の三つの枝をかの側から出させた。 37:19あめんどうの花の形をした三つの萼が、節と花とをもって、この枝にあり、また、あめんどうの花の形をした三つの萼が、節と花とをもって、かの枝にあり、燭台から出る六つの枝をみなそのようにした。 37:20また燭台の幹には、あめんどうの花の形をした四つの萼を、その節と花とをもたせて取りつけた。 37:21また二つの枝の下に一つの節を取りつけ、次の二つの枝の下に一つの節を取りつけ、さらに次の二つの枝の下に一つの節を取りつけ、燭台の幹から出る六つの枝に、みなそのようにした。 37:22それらの節と枝を一つに連ね、ことごとく純金の打物造りとした。 37:23また、それのともしび皿七つと、その芯切りばさみと、芯取り皿とを純金で造った。 37:24すなわち純金一タラントをもって、燭台とそのすべての器とを造った。 37:25またアカシヤ材で香の祭壇を造った。長さ一キュビト、幅一キュビトの四角にし、高さ二キュビトで、これにその一部として角をつけた。 37:26そして、その頂、その周囲の側面、その角を純金でおおい、その周囲に金の飾り縁を造った。 37:27また、その両側に、飾り縁の下に金の環二つを、そのために造った。すなわちその二つの側にこれを造った。これはそれをかつぐさおを通す所である。 37:28そのさおはアカシヤ材で造り、金でこれをおおった。 37:29また香料を造るわざにしたがって、聖なる注ぎ油と純粋の香料の薫香とを造った。 ベツアルエル(ベザレル)はアカシヤ材で祭壇を築き、周りを青銅で覆った。焼き尽くす献げ物の祭壇である。旧約聖書時代の祭壇(ミズベーアハ)とは、生け贄を献げる台であり、礼拝とは事実上は神に生け贄を捧げることでした。その神との契約である契約の書も生け贄の血によって書かれますが、主が本当に求めているのは、アブラハムがイサクを生け贄にしようとした時の主の声で解かるように、生け贄を殺し捧げる行為そのものではなく主への一心性なのです。お前たちの捧げる多くの生け贄が、私にとって何になろうかと主は言われる。また、旧約聖書では、あめんどうの花が記されているのを度々見受けますが、実はアーモンドのの訛りです。モーセの兄アロンの杖はあめんどうの木で作られており、その杖が芽を出し花が咲いて実を結んだことからイスラエルの祭司の氏族にレビが選ばれます。そのあめんどうの杖は、契約の箱の前に保存するようにと記されています。
2013年09月25日
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「旧約聖書」出エジプト記 第36章・大量の奉納 36:1ベザレルとアホリアブおよびすべて心に知恵ある者、すなわち主が知恵と悟りとを授けて、聖所の組立ての諸種の工事を、いかになすかを知らせられた者は、すべて主が命じられたようにしなければならない」。 36:2そこで、モーセはベザレルとアホリアブおよびすべて心に知恵ある者、すなわち、その心に主が知恵を授けられた者、またきて、その工事をなそうと心に望むすべての者を召し寄せた。 36:3彼らは聖所の組立ての工事をするために、イスラエルの人々が携えてきたもろもろのささげ物を、モーセから受け取ったが、民はなおも朝ごとに、自発のささげ物を彼のもとに携えてきた。 36:4そこで聖所のもろもろの工事をする賢い人々はみな、おのおのしていた工事をやめて、 36:5モーセに言った「民があまりに多く携えて来るので、主がせよと命じられた組立ての工事には余ります」。 36:6モーセは命令を発し、宿営中にふれさせて言った、「男も女も、もはや聖所のために、ささげ物をするに及ばない」。それで民は携えて来ることをやめた。 36:7材料はすべての工事をするのにじゅうぶんで、かつ余るからである。 36:8すべて工作をする者のうちの心に知恵ある者は、十枚の幕で幕屋を造った。すなわち亜麻の撚糸、青糸、紫糸、緋糸で造り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出した。 36:9幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビトで、幕はみな同じ寸法である。 36:10その幕五枚を互に連ね合わせ、また他の五枚の幕をも互に連ね合わせ、 36:11その一連の端にある幕の縁に青色の乳をつけ、他の一連の端にある幕の縁にも、そのようにした。 36:12その一枚の幕に乳五十をつけ、他の一連の幕の端にも、乳五十をつけた。その乳を互に相向かわせた。 36:13そして金の輪五十を作り、その輪で、幕を互に連ね合わせたので、一つの幕屋になった。 36:14また、やぎの毛糸で幕を作り、幕屋をおおう天幕にした。すなわち幕十一枚を作った。 36:15おのおのの幕の長さは三十キュビト、おのおのの幕の幅は四キュビトで、その十一枚の幕は同じ寸法である。 36:16そして、その幕五枚を一つに連ね合わせ、また、その幕六枚を一つに連ね合わせ、 36:17その一連の端にある幕の縁に、乳五十をつけ、他の一連の幕の縁にも、乳五十をつけた。 36:18そして、青銅の輪五十を作り、その天幕を連ね合わせて一つにした。 36:19また、あかね染めの雄羊の皮で、天幕のおおいと、じゅごんの皮で、その上にかけるおおいとを作った。 36:20また幕屋のためにアカシヤ材をもって、立枠を造った。 36:21枠の長さは十キュビト、枠の幅は、おのおの一キュビト半とし、 36:22枠ごとに二つの柄を造って、かれとこれとをくい合わせ、幕屋のすべての枠にこのようにした。 36:23幕屋のために枠を造った。すなわち南側のために枠二十を造った。 36:24その二十の枠の下に銀の座四十を造って、この枠の下に、その二つの柄のために二つの座を置き、かの枠の下にも、その二つの柄のために二つの座を置いた。 36:25また幕屋の他の側、すなわち北側のためにも枠二十を造った。 36:26その銀の座四十を造って、この枠の下にも二つの座を置き、かの枠の下にも二つの座を置いた。 36:27また幕屋のうしろ、西側のために枠六つを造り、 36:28幕屋のうしろの二つのすみのために枠二つを造った。 36:29これらは、下で重なり合い、同じくその頂でも第一の環まで重なり合うようにし、その二つとも二つのすみのために、そのように造った。 36:30こうして、その枠は八つ、その銀の座は十六、おのおのの枠の下に、二つずつ座があった。36:31またアカシヤ材の横木を造った。すなわち幕屋のこの側の枠のために五つ、 36:32また幕屋のかの側の枠のために横木五つ、幕屋のうしろの西側の枠のために横木五つを造った。 36:33枠のまん中にある中央の横木は、端から端まで通るようにした。 36:34そして、その枠を金でおおい、また横木を通すその環を金で造り、またその横木を金でおおった。 36:35また青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、垂幕を作り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出した。 36:36また、これがためにアカシヤ材の柱四本を作り、金でこれをおおい、その鉤を金にし、その柱のために銀の座四つを鋳た。 36:37また幕屋の入口のために青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったとばりを作った。 36:38その柱五本と、その鉤とを造り、その柱の頭と桁とを金でおおった。ただし、その五つの座は青銅であった。 幕屋のために使用された金は1トン近く、銀は何と3トン以上も使われました。それだけのものが、喜んで奉納されたのです。豊かな国エジプトでは奴隷の身分であり、そこから脱出して荒野を行軍するイスラエルに、これだけの大量の奉納が可能だったのかといえば、過ぎ越しの後の出発の夜に、主の介入によって、イスラエルの民の求めに応じ、エジプト人が金銀の装飾品や衣類を好意をもって差し出したからです。その主に感謝して喜んで感謝を込めて奉納したのです。その幕屋も後世では神政から王政へと流れる中で、主の意思に反して恒久的な神殿が建造されて、もはや神の降臨の在所ではなくなります。イエスが十字架に架けられ大声を出して息を引き取った時に、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けたことはそれを示します。
2013年09月24日
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「旧約聖書」出エジプト記 第35章・安息日規定の解釈 35:1モーセはイスラエルの人々の全会衆を集めて言った、「これは主が行えと命じられた言葉である。 35:2六日の間は仕事をしなさい。七日目はあなたがたの聖日で、主の全き休みの安息日であるから、この日に仕事をする者はだれでも殺されなければならない。 35:3安息日にはあなたがたのすまいのどこでも火をたいてはならない」。 35:4モーセはイスラエルの人々の全会衆に言った、「これは主が命じられたことである。 35:5あなたがたの持ち物のうちから、主にささげる物を取りなさい。すべて、心から喜んでする者は、主にささげる物を持ってきなさい。すなわち金、銀、青銅。 35:6青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸、やぎの毛糸。 35:7あかね染めの雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、 35:8ともし油、注ぎ油と香ばしい薫香とのための香料、 35:9縞めのう、エポデと胸当とにはめる宝石。 35:10すべてあなたがたのうち、心に知恵ある者はきて、主の命じられたものをみな造りなさい。 35:11すなわち幕屋、その天幕と、そのおおい、その鉤と、その枠、その横木、その柱と、その座、 35:12箱と、そのさお、贖罪所、隔ての垂幕、 35:13机と、そのさお、およびそのもろもろの器、供えのパン、 35:14また、ともしびのための燭台と、その器、ともしび皿と、ともし油、 35:15香の祭壇と、そのさお、注ぎ油、香ばしい薫香、幕屋の入口のとばり、 35:16燔祭の祭壇およびその青銅の網、そのさおと、そのもろもろの器、洗盤と、その台、 35:17庭のあげばり、その柱とその座、庭の門のとばり、 35:18幕屋の釘、庭の釘およびそのひも、 35:19聖所における務のための編物の服、すなわち祭司の務をなすための祭司アロンの聖なる服およびその子たちの服」。 35:20イスラエルの人々の全会衆はモーセの前を去り、 35:21すべて心に感じた者、すべて心から喜んでする者は、会見の幕屋の作業と、そのもろもろの奉仕と、聖なる服とのために、主にささげる物を携えてきた。 35:22すなわち、すべて心から喜んでする男女は、鼻輪、耳輪、指輪、首飾り、およびすべての金の飾りを携えてきた。すべて金のささげ物を主にささげる者はそのようにした。 35:23すべて青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸、やぎの毛糸、あかね染めの雄羊の皮、じゅごんの皮を持っている者は、それを携えてきた。 35:24すべて銀、青銅のささげ物をささげることのできる者は、それを主にささげる物として携えてきた。また、すべて組立ての工事に用いるアカシヤ材を持っている者は、それを携えてきた。 35:25また、すべて心に知恵ある女たちは、その手をもって紡ぎ、その紡いだ青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸を携えてきた。 35:26すべて知恵があって、心に感じた女たちは、やぎの毛を紡いだ。 35:27また、かしらたちは縞めのう、およびエポデと胸当にはめる宝石を携えてきた。 35:28また、ともしびと、注ぎ油と、香ばしい薫香のための香料と、油とを携えてきた。 35:29このようにイスラエルの人々は自発のささげ物を主に携えてきた。すなわち主がモーセによって、なせと命じられたすべての工作のために、物を携えてこようと、心から喜んでする男女はみな、そのようにした。 35:30モーセはイスラエルの人々に言った、「見よ、主はユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルを名ざして召し、 35:31彼に神の霊を満たして、知恵と悟りと知識と諸種の工作に長ぜしめ、 35:32工夫を凝らして金、銀、青銅の細工をさせ、 35:33また宝石を切りはめ、木を彫刻するなど、諸種の工作をさせ、 35:34また人を教えうる力を、彼の心に授けられた。彼とダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブとが、それである。 35:35主は彼らに知恵の心を満たして、諸種の工作をさせられた。すなわち彫刻、浮き織および青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸の縫取り、また機織など諸種の工作をさせ、工夫を凝らして巧みなわざをさせられた。 主が我々と共に進まれると、一旦は悲嘆に沈んだイスラエル二百余万の民は、歓喜に包まれます。其のためには先ずは、主の降臨の幕屋の建設が急務です。しかしその前に、モーセは神との契約の十戒の要所を会衆に述べています。何故なのか。その幕屋建設を再指示された民は背信し、主から滅ぼすとまで言われた民であったからです。十戒の第4戒である安息日を守ること、それは死を持っても守るべき事柄だというのです。安息日はただ何もしないのではなく、主への感謝と信仰の祈りを捧げる日だから、第4戒を破っている者は主を離れたものとしての制裁が待っています。それ故に他の九戒の前提となるとモーセは考えたのでしょう。後世にイエスとイスラエルの律法学者が、この安息日規定の解釈をめぐって相互に争うのも、第4戒を重視していたといえます。幕屋を立てる材料と労働は、民の献げ物でまかなわれる。それは民が喜んで献げるものとして受け容れられる。再び幕屋を作ることの出来る喜びを民は感謝したからでしょう。
2013年09月23日
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「旧約聖書」出エジプト記 第34章・祭儀十戒 34:1主はモーセに言われた、「あなたは前のような石の板二枚を、切って造りなさい。わたしはあなたが砕いた初めの板にあった言葉を、その板に書くであろう。 34:2あなたは朝までに備えをし、朝のうちにシナイ山に登って、山の頂でわたしの前に立ちなさい。 34:3だれもあなたと共に登ってはならない。また、だれも山の中にいてはならない。また山の前で羊や牛を飼っていてはならない」。 34:4そこでモーセは前のような石の板二枚を、切って造り、朝早く起きて、主が彼に命じられたようにシナイ山に登った。彼はその手に石の板二枚をとった。 34:5ときに主は雲の中にあって下り、彼と共にそこに立って主の名を宣べられた。 34:6主は彼の前を過ぎて宣べられた。「主、主、あわれみあり、恵みあり、怒ることおそく、いつくしみと、まこととの豊かなる神、 34:7いつくしみを千代までも施し、悪と、とがと、罪とをゆるす者、しかし、罰すべき者をば決してゆるさず、父の罪を子に報い、子の子に報いて、三、四代におよぼす者」。 34:8モーセは急ぎ地に伏して拝し、 34:9そして言った、「ああ主よ、わたしがもし、あなたの前に恵みを得ますならば、かたくなな民ですけれども、どうか主がわたしたちのうちにあって一緒に行ってください。そしてわたしたちの悪と罪とをゆるし、わたしたちをあなたのものとしてください」。 34:10主は言われた、「見よ、わたしは契約を結ぶ。わたしは地のいずこにも、いかなる民のうちにも、いまだ行われたことのない不思議を、あなたのすべての民の前に行うであろう。あなたが共に住む民はみな、主のわざを見るであろう。わたしがあなたのためになそうとすることは、恐るべきものだからである。 34:11わたしが、きょう、あなたに命じることを守りなさい。見よ、わたしはアモリびと、カナンびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを、あなたの前から追い払うであろう。 34:12あなたが行く国に住んでいる者と、契約を結ばないように、気をつけなければならない。おそらく彼らはあなたのうちにあって、わなとなるであろう。 34:13むしろあなたがたは、彼らの祭壇を倒し、石の柱を砕き、アシラ像を切り倒さなければならない。 34:14あなたは他の神を拝んではならない。主はその名を『ねたみ』と言って、ねたむ神だからである。 34:15おそらくあなたはその国に住む者と契約を結び、彼らの神々を慕って姦淫を行い、その神々に犠牲をささげ、招かれて彼らの犠牲を食べ、 34:16またその娘たちを、あなたのむすこたちにめとり、その娘たちが自分たちの神々を慕って姦淫を行い、また、あなたのむすこたちをして、彼らの神々を慕わせ、姦淫を行わせるに至るであろう。 34:17あなたは自分のために鋳物の神々を造ってはならない。 34:18あなたは種入れぬパンの祭を守らなければならない。すなわち、わたしがあなたに命じたように、アビブの月の定めの時に、七日のあいだ、種入れぬパンを食べなければならない。あなたがアビブの月にエジプトを出たからである。 34:19すべて初めに生れる者は、わたしのものである。すべてあなたの家畜のういごの雄は、牛も羊もそうである。 34:20ただし、ろばのういごは小羊であがなわなければならない。もしあがなわないならば、その首を折らなければならない。あなたのむすこのうちのういごは、みなあがなわなければならない。むなし手でわたしの前に出てはならない。 34:21あなたは六日のあいだ働き、七日目には休まなければならない。耕し時にも、刈入れ時にも休まなければならない。 34:22あなたは七週の祭、すなわち小麦刈りの初穂の祭を行わなければならない。また年の終りに取り入れの祭を行わなければならない。 34:23年に三度、男子はみな主なる神、イスラエルの神の前に出なければならない。 34:24わたしは国々の民をあなたの前から追い払って、あなたの境を広くするであろう。あなたが年に三度のぼって、あなたの神、主の前に出る時には、だれもあなたの国を侵すことはないであろう。 34:25あなたは犠牲の血を、種を入れたパンと共に供えてはならない。また過越の祭の犠牲を、翌朝まで残して置いてはならない。 34:26あなたの土地の初穂の最も良いものを、あなたの神、主の家に携えてこなければならない。あなたは子やぎをその母の乳で煮てはならない」。 34:27また主はモーセに言われた、「これらの言葉を書きしるしなさい。わたしはこれらの言葉に基いて、あなたおよびイスラエルと契約を結んだからである」。 34:28モーセは主と共に、四十日四十夜、そこにいたが、パンも食べず、水も飲まなかった。そして彼は契約の言葉、十誡を板の上に書いた。 34:29モーセはそのあかしの板二枚を手にして、シナイ山から下ったが、その山を下ったとき、モーセは、さきに主と語ったゆえに、顔の皮が光を放っているのを知らなかった。 34:30アロンとイスラエルの人々とがみな、モーセを見ると、彼の顔の皮が光を放っていたので、彼らは恐れてこれに近づかなかった。 34:31モーセは彼らを呼んだ。アロンと会衆のかしらたちとがみな、モーセのもとに帰ってきたので、モーセは彼らと語った。 34:32その後、イスラエルの人々がみな近よったので、モーセは主がシナイ山で彼に語られたことを、ことごとく彼らにさとした。 34:33モーセは彼らと語り終えた時、顔おおいを顔に当てた。 34:34しかしモーセは主の前に行って主と語る時は、出るまで顔おおいを取り除いていた。そして出て来ると、その命じられた事をイスラエルの人人に告げた。 34:35イスラエルの人々はモーセの顔を見ると、モーセの顔の皮が光を放っていた。モーセは行って主と語るまで、また顔おおいを顔に当てた。 主はモーセに翌朝シナイ山にのぼってくるように命じ、その際、前にモーセが砕いた石板に換えて、再度の十戒を与えるから石板を2枚持って来るように指示します。そして主は古い十戒は倫理的戒めであったが、人間は守ることは出来なかった。それゆえ、新しく与えられる戒めは、どのように礼拝を守るべきかを記載した祭儀十戒だった。倫理は礼拝の中からしか生まれないということなのか。そして主は先ず、神が憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者であると宣言します。モーセは、その忍耐強く、赦す者であるという主の宣言に再度、主よ、わたしたちの中にあって進んでください。確かにかたくなな民ですが、わたしたちの罪と過ちを赦し、わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてくださいと願います。そこで主は、わたしは契約を結ぶ。わたしはあなたの民すべての前で驚くべきわざを行う。それは全地のいかなる民にもいまだかつてなされたことのない業である。あなたと共にいるこの民は皆、主の業を見るであろう。わたしがあなたと共にあって行うことは恐るべきものであると、ふたたびイスラエルと契約を結び、イスラエルとともに進むことを約束したのです。その神から啓示を受けて帰るモーセの顔は、神の栄光を受けて輝いていた。しかしモーセは自分の顔の肌が光を放っているのを知らなかった。アロンとイスラエルの人々がすべてモーセを見ると、なんと、彼の顔の肌は光を放っていた。石に刻まれた文字に基づいて死に仕える務めさえ栄光を帯びて、モーセの顔に輝いていたつかのまの栄光、、イスラエルの民が彼の顔を見つめえないほどであった。モーセは今回も四十日四十夜のあいだ山頂にいました。その間、水一滴さえ口にしなかったと記されています。生命の源である神のすぐ傍にいて、しかも背中とはいえ創造者を見たのです。しのモーセの全身には活力が漲っていた筈です。新しい掟の板二枚を手に下山してきたモーセの顔は、民が恐れて近づけないほどの光を肌から放っていたのです。この輝きは、主の栄光にふれた余韻でもあったでしょう。人は悪霊と交われば、顔が陰鬱に暗くなり、創造者と交われば、栄光で顔の肌が光るのです。
2013年09月22日
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旧約聖書」出エジプト記 第33章・会見の幕屋(tabernacle) 33:1さて、主はモーセに言われた、「あなたと、あなたがエジプトの国から導きのぼった民とは、ここを立ってわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓って、『これをあなたの子孫に与える』と言った地にのぼりなさい。 33:2わたしはひとりの使をつかわしてあなたに先立たせ、カナンびと、アモリびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを追い払うであろう。 33:3あなたがたは乳と蜜の流れる地にのぼりなさい。しかし、あなたがたは、かたくなな民であるから、わたしが道であなたがたを滅ぼすことのないように、あなたがたのうちにあって一緒にはのぼらないであろう」。 33:4民はこの悪い知らせを聞いて憂い、ひとりもその飾りを身に着ける者はなかった。 33:5主はモーセに言われた、「イスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは、かたくなな民である。もしわたしが一刻でも、あなたがたのうちにあって、一緒にのぼって行くならば、あなたがたを滅ぼすであろう。ゆえに、今、あなたがたの飾りを身から取り去りなさい。そうすればわたしはあなたがたになすべきことを知るであろう』」。 33:6それで、イスラエルの人々はホレブ山以来その飾りを取り除いていた。 33:7モーセは幕屋を取って、これを宿営の外に、宿営を離れて張り、これを会見の幕屋と名づけた。すべて主に伺い事のある者は出て、宿営の外にある会見の幕屋に行った。 33:8モーセが出て、幕屋に行く時には、民はみな立ちあがり、モーセが幕屋にはいるまで、おのおのその天幕の入口に立って彼を見送った。 33:9モーセが幕屋にはいると、雲の柱が下って幕屋の入口に立った。そして主はモーセと語られた。 33:10民はみな幕屋の入口に雲の柱が立つのを見ると、立っておのおの自分の天幕の入口で礼拝した。 33:11人がその友と語るように、主はモーセと顔を合わせて語られた。こうしてモーセは宿営に帰ったが、その従者なる若者、ヌンの子ヨシュア(Joshua)は幕屋を離れなかった。 33:12モーセは主に言った、「ごらんください。あなたは『この民を導きのぼれ』とわたしに言いながら、わたしと一緒につかわされる者を知らせてくださいません。しかも、あなたはかつて『わたしはお前を選んだ。お前はまたわたしの前に恵みを得た』と仰せになりました。 33:13それで今、わたしがもし、あなたの前に恵みを得ますならば、どうか、あなたの道を示し、あなたをわたしに知らせ、あなたの前に恵みを得させてください。また、この国民があなたの民であることを覚えてください」。 33:14主は言われた「わたし自身が一緒に行くであろう。そしてあなたに安息を与えるであろう」。 33:15モーセは主に言った「もしあなた自身が一緒に行かれないならば、わたしたちをここからのぼらせないでください。 33:16わたしとあなたの民とが、あなたの前に恵みを得ることは、何によって知られましょうか。それはあなたがわたしたちと一緒に行かれて、わたしとあなたの民とが、地の面にある諸民と異なるものになるからではありませんか」。 33:17主はモーセに言われた、「あなたはわたしの前に恵みを得、またわたしは名をもってあなたを知るから、あなたの言ったこの事をもするであろう」。 33:18モーセは言った、「どうぞ、あなたの栄光をわたしにお示しください」。 33:19主は言われた、「わたしはわたしのもろもろの善をあなたの前に通らせ、主の名をあなたの前にのべるであろう。わたしは恵もうとする者を恵み、あわれもうとする者をあわれむ」。 33:20また言われた、「しかし、あなたはわたしの顔を見ることはできない。わたしを見て、なお生きている人はないからである」。 33:21そして主は言われた、「見よ、わたしのかたわらに一つの所がある。あなたは岩の上に立ちなさい。 33:22わたしの栄光がそこを通り過ぎるとき、わたしはあなたを岩の裂け目に入れて、わたしが通り過ぎるまで、手であなたをおおうであろう。 33:23そしてわたしが手をのけるとき、あなたはわたしのうしろを見るが、わたしの顔は見ないであろう」。 主は約束の地カナンに向かって歩め、その土地をイスラエルあなた方に与えるからと改めて約束。だが、主はもう、共には行かないと言い、イスラエルの神がわたしたちと共に(インマヌエル)という望みを砕きます。その代わりに使いを先立って遣わし、カナン人、アモリ人、ヘト人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人を追い出すと誓われますが、それはイスラエルの民が偶像を鋳て礼拝したために、いまやイスラエルが神の民ではなくなった、罪を許しても罰は罰として消え去るものではないということです。それで、主がイスラエルの民と共に行かないのかといえば、そうではなくてイスラエルが主に反逆ばかりをなし、結果神がイスラエルを滅ぼさなければならなくなるというのが、主がイスラエルの中には住まないと言った真意でしょう。しかしながら、主は金の子牛を造った材料になった飾りを捨て去るなら、再考すると言います。そこでイスラエルの人々はエジプトからの分捕品でホレブ山以来のその飾りを取り除いたのです。モーセはここで再度の念押しをします。主が共におられるなら、荒野の生活でも良いと。ここまでのモーセの懇願には主も負けて共に行くと約束しました。此の章で注意すべきは、神の顔を見ることはできない筈なのに、神とモーセが顔と顔を合わせて語ったなどの記されていることでしょう。しかし此の記事はモーセが実際に肉眼で神を見たのではなく、神の臨在を感じる表現なのです。それ故に神は、わたしの顔を見ることはできない。人はわたしを見て、なお生きていることはできないのだと言い、翌朝シナイ山にのぼってくるようモーセに命じ、そのときに、わが栄光が通り過ぎるとき、わたしの手であなたを覆う。わたしが手を離すとき、あなたはわたしの後ろを見ると約束したのです。
2013年09月21日
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「直覚霊知 1序文の二(秘学論理) 此処では霊の様相を論理的に追求する前に、イエスであり釈尊が、何故にそれぞれが四十日の苦行に入ったのかを解き明かさねばなりません。それは両者共に、霊山に垂れる何層もの暗雲、人間の霊魂に根付いて周りを覆った、謂わば悪霊(ルシフェル)が霞の如くに空界を覆っていることを、苦行の成果で自己の霊魂で観想したからです。そのバリアーを突き抜け、亦、其れを払う事こそ頂上としての善界或いは大光霊に辿り着くのが人間の救済であり、その苦行のもとで、自己の霊魂の存在の根源に気付き、其の除去を願うことが自分の産み出された義務と受け取った人物であったともいえます。本源的には、悪霊は地球上、否、宇宙内世界には認識されなかった存在でしたが、絶えざる人間の不善行為が霊界にまで影響を与えることが可能となり、本来は善霊の霊界である筈の霊域界をも暗雲で覆って来たものです。しかしながら、宗教として確立されている此の分野に立ち入って分析するのが著者の目的ではあリません。、敢えて宗教観を離れて、人間の感覚的世界を離れ、自らを超覚的世界に身を置き、論理的追求と共に科学的にも矛盾のない世界観で立ち向かう勇気が必要です。そうは言っても科学は未だ生命の根源をさえ解明できていないのが現状であり、直覚霊知を以ってしか霊界を直視することは出来ません。直覚霊知なしには「霊」を確視すること能わずは確実なのです。
2013年09月20日
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「旧約聖書」出エジプト記 第32章後半・アロンの弁解 32:15モーセは身を転じて山を下った。彼の手には、かの二枚のあかしの板があった。板はその両面に文字があった。すなわち、この面にも、かの面にも文字があった。 32:16その板は神の作、その文字は神の文字であって、板に彫ったものである。 32:17ヨシュアは民の呼ばわる声を聞いて、モーセに言った、「宿営の中に戦いの声がします」。 32:18しかし、モーセは言った、「勝どきの声でなく、敗北の叫び声でもない。わたしの聞くのは歌の声である」。 32:19モーセが宿営に近づくと、子牛と踊りとを見たので、彼は怒りに燃え、手からかの板を投げうち、これを山のふもとで砕いた。 32:20また彼らが造った子牛を取って火に焼き、こなごなに砕き、これを水の上にまいて、イスラエルの人々に飲ませた。 32:21モーセはアロンに言った、「この民があなたに何をしたので、あなたは彼らに大いなる罪を犯させたのですか」。 32:22アロンは言った、「わが主よ、激しく怒らないでください。この民の悪いのは、あなたがごぞんじです。 32:23彼らはわたしに言いました、『わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください。わたしたちをエジプトの国から導きのぼった人、あのモーセは、どうなったのかわからないからです』。 32:24そこでわたしは『だれでも、金を持っている者は、それを取りはずしなさい』と彼らに言いました。彼らがそれをわたしに渡したので、わたしがこれを火に投げ入れると、この子牛が出てきたのです」。32:25モーセは民がほしいままにふるまったのを見た。アロンは彼らがほしいままにふるまうに任せ、敵の中に物笑いとなったからである。 32:26モーセは宿営の門に立って言った、「すべて主につく者はわたしのもとにきなさい」。レビの子たちはみな彼のもとに集まった。 32:27そこでモーセは彼らに言った、「イスラエルの神、主はこう言われる、『あなたがたは、おのおの腰につるぎを帯び、宿営の中を門から門へ行き巡って、おのおのその兄弟、その友、その隣人を殺せ』」。 32:28レビの子たちはモーセの言葉どおりにしたので、その日、民のうち、おおよそ三千人が倒れた。 32:29そこで、モーセは言った、「あなたがたは、おのおのその子、その兄弟に逆らって、きょう、主に身をささげた。それで主は、きょう、あなたがたに祝福を与えられるであろう」。32:30あくる日、モーセは民に言った、「あなたがたは大いなる罪を犯した。それで今、わたしは主のもとに上って行く。あなたがたの罪を償うことが、できるかも知れない」。 32:31モーセは主のもとに帰って、そして言った、「ああ、この民は大いなる罪を犯し、自分のために金の神を造りました。 32:32今もしあなたが、彼らの罪をゆるされますならば――。しかし、もしかなわなければ、どうぞあなたが書きしるされたふみから、わたしの名を消し去ってください」。 32:33主はモーセに言われた、「すべてわたしに罪を犯した者は、これをわたしのふみから消し去るであろう。 32:34しかし、今あなたは行って、わたしがあなたに告げたところに民を導きなさい。見よ、わたしの使はあなたに先立って行くであろう。ただし刑罰の日に、わたしは彼らの罪を罰するであろう」。32:35そして主は民を撃たれた。彼らが子牛を造ったからである。それはアロンが造ったのである。 主が十戒を提示したときには、イスラエルの総ての民がこの掟をすべて守ると誓ったのに、手のひら返しての違反行為です。第一の違反は、十戒の前文で、主であるあるわたしは、あなたがたをエジプトから救い出した神であるとの宣言したのを肯んじた民が、掌返す如くに鋳造の紛い物の牛を、これがイスラエルをエジプトから導き出した神々だと言ったこと。第二の違反は、十戒第一戒のイスラエルはわたし主をおいて他に神があってはならないのに、牛を神としたこと。第三の違反は、第二戒の如何なる像も造ってはならない。それらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならないのに、礼拝の対象として牛の像を作り、祭壇で生け贄をささげたこと。第四の違反は、第七戒の姦淫してはならないのに、牛の像の前で偶像礼拝につきものの性的な乱れに及んだことでしょう。必死の執り成しとりなしで主の怒りをおさめて山を下りたモーセですが、民の有様を見て怒り、主の炎の指で書かれた掟の石板を地に投げつけて砕きます。此の民には、神の民となる資格も掟の板を受け取る資格もないからです。また、金で覆われた子牛を火で焼き粉々にして、それを水に混ぜて、民に悪霊の毒にあたるかどうかを確認させようと思ったのか飲ませます。ところで、この事件の当事者とも言えるアロンが言い訳します。それもモーセに向かって、この民が悪いことは知っていたでしょうという、反省の色もなく、開いた口が塞がらない言い訳です。恐らくモーセは悲嘆したことでしょう。シナイは周りじゅう敵だらけです。エジプトから連れ出した強力無比な神を離れたイスラエルは、此の儘では嘲りながら襲いかかられるのが、目に見えます。イスラエルを守るためにも膿を出さなくてはならないと、モーセは主の側につく者は、私のもとに集まれと呼びかけ、応じたレビ族の男たちに、頑なに拒否する一部の民、三千人を殺させます。此のことから、イスラエルの民全部が偶像崇拝に走ったのではなく、一部の者だけが罪に走ったことを、旧約聖書が誇張して記していることが分かります。それでも、いくらなんでもイスラエルの同胞を3000人も殺害と想われるでしょうが、荒れ野を彷徨う二百万人の民を率いてきたのは、実際上はモーセにしても、精神上は真のイスラエルの王である主なる神です。モーセも老境に入り、統率力も薄れます。イスラエルの十二部族を統合するのは主に頼むしかありません。その主を離れ民族崩壊の道へ導く者には断固とした処置が必要でした。それ故に主なる神には今後も約束の地カナンへと導いて貰わなければなりません。モーセはふたたびシナイ山に登っていき、身命を賭けて主との再交渉に望みます。それは、あなたが書きしるされたふみから、わたしの名を消し去ってくださいの言葉に現れています。主が創造した生あるものの名及び神界の扉を開けて永遠の天国に入れる名簿から自分の名を消してくれというのですから、永遠の炎に投げ込まれることを覚悟した悲壮感が漂ってきます。
2013年09月19日
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「旧約聖書」出エジプト記 第32章前半・子牛の鋳造 32:1民はモーセが山を下ることのおそいのを見て、アロンのもとに集まって彼に言った、「さあ、わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください。わたしたちをエジプトの国から導きのぼった人、あのモーセはどうなったのかわからないからです」。 32:2アロンは彼らに言った、「あなたがたの妻、むすこ、娘らの金の耳輪をはずしてわたしに持ってきなさい」。 32:3そこで民は皆その金の耳輪をはずしてアロンのもとに持ってきた。 32:4アロンがこれを彼らの手から受け取り、工具で型を造り、鋳て子牛としたので、彼らは言った、「イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である」。 32:5アロンはこれを見て、その前に祭壇を築いた。そしてアロンは布告して言った、「あすは主の祭である」。 32:6そこで人々はあくる朝早く起きて燔祭をささげ、酬恩祭を供えた。民は座して食い飲みし、立って戯れた。32:7主はモーセに言われた、「急いで下りなさい。あなたがエジプトの国から導きのぼったあなたの民は悪いことをした。 32:8彼らは早くもわたしが命じた道を離れ、自分のために鋳物の子牛を造り、これを拝み、これに犠牲をささげて、『イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である』と言っている」。 32:9主はまたモーセに言われた、「わたしはこの民を見た。これはかたくなな民である。 32:10それで、わたしをとめるな。わたしの怒りは彼らにむかって燃え、彼らを滅ぼしつくすであろう。しかし、わたしはあなたを大いなる国民とするであろう」。 32:11モーセはその神、主をなだめて言った、「主よ、大いなる力と強き手をもって、エジプトの国から導き出されたあなたの民にむかって、なぜあなたの怒りが燃えるのでしょうか。 32:12どうしてエジプトびとに『彼は悪意をもって彼らを導き出し、彼らを山地で殺し、地の面から断ち滅ぼすのだ』と言わせてよいでしょうか。どうかあなたの激しい怒りをやめ、あなたの民に下そうとされるこの災を思い直し、 32:13あなたのしもべアブラハム、イサク、イスラエルに、あなたが御自身をさして誓い、『わたしは天の星のように、あなたがたの子孫を増し、わたしが約束したこの地を皆あなたがたの子孫に与えて、長くこれを所有させるであろう』と彼らに仰せられたことを覚えてください」。 32:14それで、主はその民に下すと言われた災について思い直された。 モーセは主から律法を授かるためにシナイ山に登り、40日40夜を過ごしています。山の麓の荒れ野では、モーセが帰らないことから、民は生死も分からないモーセに不安を持ち始め、主が本当に自分たちを先導してくれるのかと疑問を抱き始めます。イスラエルの民の気持ちからすれば、エジプトに突如現れたモーセが一人ファラオと戦い、奴隷に甘んじていた二百万人を超えるイスラエル人を当時の超大国エジプトから脱出させたのです。力の背後に主があるとはいえ、事実上はモーセ一人に率いられて、シナイ山までやって来たのです。精神的支柱であり、民族の宗教的指導者でもあり、軍事的指導者でもある司びとが戻らないのです。このシナイ半島の周りのすべての民族がイスラエルの敵であることを考慮すれば、モーセに代わるもの、主を神とするこの宗教にはご神体とか神像のたぐいは一切ないことから、目の前にいないものを信じ続けられず、目に見えるものに頼ります。それ故、エジプトで長年親しんだ神である金牛を主に見立てて頼るのも無理なからぬ部分もあります。そこでイスラエルの民は、モーセが留守役に任じていたアロンのもとに集まり、我々に先立って進む神々を造ってくださいと要求します。ここでモーセと兄アロンの信念の違いが出てしまいます。アロンは民に信じて待てとは言えず、事もあろうに民に迎合して、進んで偶像を造ったのです。偶像礼拝は主を拝むことではなく、自分達に都合の良い神を造り拝むことだというのに。モーセが山の上で律法を与えられている時、地上では民がその戒めを破っている。そこで怒り妬む神でもある主はこの民を滅ぼすと言います。モーセは民のために必死で執り成し、全能である主が決定を変えられる。主は人の祈りに答えて、自らの意思をも変えられることもある。そこで一旦は民は赦され、約束どおり、子孫と土地を与えられることになりますが、但し、主と民の関係は今まで通りではない。罪は罪として、イスラエルは其の報いを受けます。
2013年09月18日
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「旧約聖書」出エジプト記 第31章・証の石版 31:1主はモーセに言われた、 31:2「見よ、わたしはユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルを名ざして召し、 31:3これに神の霊を満たして、知恵と悟りと知識と諸種の工作に長ぜしめ、 31:4工夫を凝らして金、銀、青銅の細工をさせ、 31:5また宝石を切りはめ、木を彫刻するなど、諸種の工作をさせるであろう。 31:6見よ、わたしはまたダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブを彼と共ならせ、そしてすべて賢い者の心に知恵を授け、わたしがあなたに命じたものを、ことごとく彼らに造らせるであろう。 31:7すなわち会見の幕屋、あかしの箱、その上にある贖罪所、幕屋のもろもろの器、 31:8机とその器、純金の燭台と、そのもろもろの器、香の祭壇、 31:9燔祭の祭壇とそのもろもろの器、洗盤とその台、 31:10編物の服、すなわち祭司の務をするための祭司アロンの聖なる服、およびその子たちの服、 31:11注ぎ油、聖所のための香ばしい香などを、すべてわたしがあなたに命じたように造らせるであろう」。 31:12主はまたモーセに言われた、 31:13「あなたはイスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは必ずわたしの安息日を守らなければならない。これはわたしとあなたがたとの間の、代々にわたるしるしであって、わたしがあなたがたを聖別する主であることを、知らせるためのものである。 31:14それゆえ、あなたがたは安息日を守らなければならない。これはあなたがたに聖なる日である。すべてこれを汚す者は必ず殺され、すべてこの日に仕事をする者は、民のうちから断たれるであろう。 31:15六日のあいだは仕事をしなさい。七日目は全き休みの安息日で、主のために聖である。すべて安息日に仕事をする者は必ず殺されるであろう。 31:16ゆえに、イスラエルの人々は安息日を覚え、永遠の契約として、代々安息日を守らなければならない。 31:17これは永遠にわたしとイスラエルの人々との間のしるしである。それは主が六日のあいだに天地を造り、七日目に休み、かつ、いこわれたからである』」。 31:18主はシナイ山でモーセに語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち神が指をもって書かれた石の板をモーセに授けられた。 出エジプト記31章では、主がモーセに命じた諸種の工作を、ユダの部族に属するフルの子ウリの子ベツァルエル(ベザレル)を主が指名して、アヒサマクの子オホリアブ(アホリアブ)を助手、そして知恵ある熟練者たちによって造らせます。なかでも主が名指しで指名したベツァルエルは恐らく天賦の才に恵まれていたのでしょう。彼は贖いの蓋のケルビム像から幕屋の幕まで、すべての品目を担います。そして、預言書や神具などの印しの意味を受け持った氏族であるダン族は以降も幕屋の諸種の工作を業に加えています。ヤコブこと老イスラエルの死を前にした祝福で、ダンは道端の蛇、小道のほとりに潜む蝮。馬の踵を噛むと乗り手は仰向けに落ちると予言されました。其の後にはペリシテ人の圧迫に耐えかねてイスラエル領内を民族がまるごと移住する程小さなダン族から、その移住前にはペリシテ軍に甚大な被害を与えた豪傑サムソンが出てきたのは、この予言が小さくても敵には勝利するという意味だったのか、文字通りの祝福だったのでしょう。新約聖書のイエスが炎の蛇であるならば、それに仕える蝮であるダン族が、祈り求める者に対して、光の本質であるエーテル体(魂の体、創造主の息)に導く神具を生業にするのも納得がいきます。最後に主とイスラエルびととの契約条項の提示が示されます。それは創世記から繰り返される安息日の厳守です。安息日の律法を犯した者は死刑とするものですが、これは主の日を汚したものとしての罪であるからです。我々には、そんなことが死刑に相当するのかと思ってしまうかもしれませんが、それは嘘も方便と、いとも簡単に他人との約束を破ったりするのに鈍感になっているからでしょう。律法は創造者と人間の約束についての掟です。その掟を破ることは創造者からの生命そのものを拒否することなのです。此等が怠ることがないように主はモーセに二枚の主の指によって書き記されていた石版を授け、契約の箱に納められ、贖いの座でふたをされて、幕屋の至聖所に安置されることになる予定でしたが、モーセは下山したとたん、怒りに任せて創造者が手ずから書き記した石版を、叩きつけて砕いてしまうことになります。しかし律法は祝福であり、人間のために与えられている。それを人間は制度にして人間を縛るものにしてしまう。事実はイエスの言う通り祝福としての律法であったのだが、民は理解しなかったのは旧約聖書の時代性でしょう。
2013年09月17日
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「旧約聖書」出エジプト記 第30章後半・洗盤と聖別の油 30:17主はモーセに言われた、 30:18「あなたはまた洗うために洗盤と、その台を青銅で造り、それを会見の幕屋と祭壇との間に置いて、その中に水を入れ、 30:19アロンとその子たちは、それで手と足とを洗わなければならない。 30:20彼らは会見の幕屋にはいる時、水で洗って、死なないようにしなければならない。また祭壇に近づいて、その務をなし、火祭を主にささげる時にも、そうしなければならない。 30:21すなわち、その手、その足を洗って、死なないようにしなければならない。これは彼とその子孫の代々にわたる永久の定めでなければならない」。 30:22主はまたモーセに言われた、 30:23「あなたはまた最も良い香料を取りなさい。すなわち液体の没薬五百シケル、香ばしい肉桂をその半ば、すなわち二百五十シケル、におい菖蒲二百五十シケル、 30:24桂枝五百シケルを聖所のシケルで取り、また、オリブの油一ヒンを取りなさい。 30:25あなたはこれを聖なる注ぎ油、すなわち香油を造るわざにしたがい、まぜ合わせて、におい油に造らなければならない。これは聖なる注ぎ油である。 30:26あなたはこの油を会見の幕屋と、あかしの箱とに注ぎ、 30:27机と、そのもろもろの器、燭台と、そのもろもろの器、香の祭壇、 30:28燔祭の祭壇と、そのもろもろの器、洗盤と、その台とに油を注ぎ、 30:29これらをきよめて最も聖なる物としなければならない。すべてこれに触れる者は聖となるであろう。 30:30あなたはアロンとその子たちに油を注いで、彼らを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせなければならない。 30:31そしてあなたはイスラエルの人々に言わなければならない、『これはあなたがたの代々にわたる、わたしの聖なる注ぎ油であって、 30:32常の人の身にこれを注いではならない。またこの割合をもって、これと等しいものを造ってはならない。これは聖なるものであるから、あなたがたにとっても聖なる物でなければならない。 30:33すべてこれと等しい物を造る者、あるいはこれを祭司以外の人につける者は、民のうちから断たれるであろう』」。 30:34主はまた、モーセに言われた、「あなたは香料、すなわち蘇合香、シケレテ香、楓子香、純粋の乳香の香料を取りなさい。おのおの同じ量でなければならない。 30:35あなたはこれをもって香、すなわち香料をつくるわざにしたがって薫香を造り、塩を加え、純にして聖なる物としなさい。 30:36また、その幾ぶんを細かに砕き、わたしがあなたと会う会見の幕屋にある、あかしの箱の前にこれを供えなければならない。これはあなたがたに最も聖なるものである。 30:37あなたが造る香の同じ割合をもって、それを自分のために造ってはならない。これはあなたにとって主に聖なるものでなければならない。 30:38すべてこれと等しいものを造って、これをかぐ者は民のうちから断たれるであろう」。 臨在の幕屋と祭壇の間の青銅で鋳られた洗盤は、アロンと祭司達が手足を洗い清めるために用いるものです。また、青銅の祭壇で犠牲の動物が焼かれたその血や灰を洗盤で洗い流すようにも命じています。聖なる聖別の油は祭司に注ぐため、油を注がれたものメシヤは旧約においては祭司や王サウルやダビデ等の王及び預言者です。イエスをキリストと呼ぶときは、彼イエスは祭司であり王であり預言者を意味しています。あかしの箱の前に供える聖なる薫香の材料にあっても主は、細かく指示しています。特に宗教にあっては仏教も薫香を焚きますし、癒しと瞑想には欠かすことはできません。聖別の油にしても、薫香にしても祭司は香油師及び香料師の混ぜ合わせ方に従うことが求められています。此れを怠るとアロンの息子二人の如くに死が間違いなく訪れます。一方、民とて逆に聖別の油にしても、薫香にしても真似て作ったならば死が待っています。油注がれた者は、力を与えられる。祭司が執り成しの祈りをするのはこのためで、薫香は幕屋の掟の箱の前に粉末の状態で置かれ、最も聖なるものの象徴としての聖なる香を放ちます。
2013年09月16日
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「旧約聖書」出エジプト記 第30章前半・香壇と購いの金 30:1あなたはまた香をたく祭壇を造らなければならない。アカシヤ材でこれを造り、 30:2長さ一キュビト、幅一キュビトの四角にし、高さ二キュビトで、これにその一部として角をつけなければならない。 30:3その頂、その四つの側面、およびその角を純金でおおい、その周囲に金の飾り縁を造り、 30:4また、その両側に、飾り縁の下に金の環二つをこれのために造らなければならない。すなわち、その二つの側にこれを造らなければならない。これはそれをかつぐさおを通すところである。 30:5そのさおはアカシヤ材で造り、金でおおわなければならない。 30:6あなたはそれを、あかしの箱の前にある垂幕の前に置いて、わたしがあなたと会うあかしの箱の上にある贖罪所に向かわせなければならない。 30:7アロンはその上で香ばしい薫香をたかなければならない。朝ごとに、ともしびを整える時、これをたかなければならない。 30:8アロンはまた夕べにともしびをともす時にも、これをたかなければならない。これは主の前にあなたがたが代々に絶やすことなく、ささぐべき薫香である。 30:9あなたがたはその上で異なる香をささげてはならない。燔祭をも素祭をもその上でささげてはならない。また、その上に灌祭を注いではならない。 30:10アロンは年に一度その角に血をつけてあがないをしなければならない。すなわち、あがないの罪祭の血をもって代々にわたり、年に一度これがために、あがないをしなければならない。これは主に最も聖なるものである」 30:11主はモーセに言われた、 30:12「あなたがイスラエルの人々の数の総計をとるに当り、おのおのその数えられる時、その命のあがないを主にささげなければならない。これは数えられる時、彼らのうちに災の起らないためである。 30:13すべて数に入る者は聖所のシケルで、半シケルを払わなければならない。一シケルは二十ゲラであって、おのおの半シケルを主にささげ物としなければならない。 30:14すべて数に入る二十歳以上の者は、主にささげ物をしなければならない。 30:15あなたがたの命をあがなうために、主にささげ物をする時、富める者も半シケルより多く出してはならず、貧しい者もそれより少なく出してはならない。 30:16あなたはイスラエルの人々から、あがないの銀を取って、これを会見の幕屋の用に当てなければならない。これは主の前にイスラエルの人々のため記念となって、あなたがたの命をあがなうであろう」。 主は聖所に香を焚く祭壇を造れと命じられる。アカシヤ材で造られ、金で覆われた祭壇をと指示します。香壇は祈りのためのもの主の前での祈りのためのもの、祭司は朝夕に香草の香を焚き、香りの献げ物を絶やさぬようにする。注意すべきは香を焚くときにまがい物の香を焚いてはいけない。アロンの子の二人の祭司は此の件で主に殺害されます。私たちが祈るのは主の前に立たされることであり、私たちが自分の都合や要望だけを述べる時ではない。最上のものを捧げよと命じているのです。イスラエルの民は人口登録をして、20歳以上の男子の全てが、銀半シュケルの神殿税を払うように求められます。彼らを登録させるとき、登録に際して、各自は命の代償を主に支払わねばならないというものです。集めた命の代償金は臨在の幕屋のために用い、主の御前で覚えられるために、あなたたちの命を贖うためだと記しています。その命の値段に貧富は関係ないことから、豊かな者が多く支払うことも、貧しい者が少なく支払うことも禁じられていますが、累進課税に慣れた者には不可解でしょう。恐らくは税収の多少を気にしていないのかも知れません。人口調査をする場合、どれだけ税を集められるか、どれだけ徴兵可能かというのが大きな目的なので、民にとって人口調査をされるということは不利益で危険なことなのです。後に聖王ダビデが主に伺うことなく、人口調査をヨアブに命令しますが、ヨアブは王を窘めながらも実行します。後に此の件が主の怒りをかい、ダビデは反省させられることになります。
2013年09月14日
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「時間」を紐解く(79)私見-時間観(二十二)持続の特異性2 記憶力のない植物にあっては時間観念は皆無にしても、動物ならば記憶力があり体験的想起が出来て、持続を感覚的に捉えて時間を観想するのでは。例えば、長期間にわたって主人と別れていた愛犬が、主人に再開した時の喜びの態度は容易に犬の記憶力を想定させます。しかし、此の犬の記憶力を想定させる態度は、実は記憶力ではなく、犬が主人に強い結びつきを感じる程、快不快の感情が主人が現れるたびに、其の都度新たに呼び覚ますのであって、過去の体験を犬が保持しているわけではありません。此の犬の記憶力を否定することを聞いても、尚且つ犬には記憶力があると否定するのは、主人のいなくなったさまの悲しむ犬の様子は、主人を記憶しているに違いないと思えるからです。こうした誤謬に陥るのは、主人との共同生活が犬には不可欠なものだからです。それ故本能的な飢えが食べ物にありついた時と同様のしかたで、主人を感じています。それでも霊長類を除いて、動物には人間と同様に記憶力が備わっていないかどうかは知ることが出来ないという御仁は、動物が体験を通して自己の記憶を内的観察して行動しているのかを考慮すれば、記憶力による持続がないことに納得する筈です。それ故に体験を通しての記憶力の持続は有り得ず、霊長類を除いて動物には時間観念は皆無と言わざるを得ません。それでも尚、警察の追跡犬や麻薬犬には臭覚の記憶が存在すると考える方は犬の臭覚細胞の残滓を考慮に入れない誤謬に陥っています。
2013年09月14日
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「時間」を紐解く(78)私見-時間観(二十一)持続の特異性1 持続には時間が大きく関わっている。恐らく持続を体験的に自覚しない存在には時間観念は存在し得ない。特に生態系を考察すると持続を体験的に感じるのが人間を除いては存在しないことに気付かされる。持続の底辺を担っているのは体験的記憶であう。其の意味する処は先ず意識の存在であろう。ところが或る人間は言う、食虫植物を観れば感覚意識があるに違いない。しかし其れは感覚が働いているのではなく、永年築かれた感応性であることには気が付かない。此処に人間の意識の放射による誤謬がみられる。植物は持続に関しては意識しない。其れよりも何よりも植物は人間の熟睡状態同様に無意識状態に生きている。それ故、時間存在は植物にあっては皆無である。
2013年09月13日
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「旧約聖書」出エジプト記 第29章後半・任職の式 29:29アロンの聖なる衣服は彼の後の子孫に帰すべきである。彼らはこれを着て、油注がれ、職に任ぜられなければならない。 29:30その子たちのうち、彼に代って祭司となり、聖所で仕えるために会見の幕屋にはいる者は、七日の間これを着なければならない。 29:31あなたは任職の雄羊を取り、聖なる場所でその肉を煮なければならない。 29:32アロンとその子たちは会見の幕屋の入口で、その雄羊の肉と、かごの中のパンとを食べなければならない。 29:33彼らを職に任じ、聖別するため、あがないに用いたこれらのものを、彼らは食べなければならない。他の人はこれを食べてはならない。これは聖なる物だからである。 29:34もし任職の肉、あるいはパンのうち、朝まで残るものがあれば、その残りは火で焼かなければならない。これは聖なる物だから食べてはならない。 29:35あなたはわたしがすべて命じるように、アロンとその子たちにしなければならない。すなわち彼らのために七日のあいだ、任職の式を行わなければならない。 29:36あなたは毎日、あがないのために、罪祭の雄牛一頭をささげなければならない。また祭壇のために、あがないをなす時、そのために罪祭をささげ、また、これに油を注いで聖別しなさい。 29:37あなたは七日の間、祭壇のために、あがないをして、これを聖別しなければならない。こうして祭壇は、いと聖なる物となり、すべて祭壇に触れる者は聖となるであろう。29:38あなたが祭壇の上にささぐべき物は次のとおりである。すなわち当歳の小羊二頭を毎日絶やすことなくささげなければならない。 29:39その一頭の小羊は朝にこれをささげ、他の一頭の小羊は夕にこれをささげなければならない。 29:40一頭の小羊には、つぶして取った油一ヒンの四分の一をまぜた麦粉十分の一エパを添え、また灌祭として、ぶどう酒一ヒンの四分の一を添えなければならない。 29:41他の一頭の小羊は夕にこれをささげ、朝の素祭および灌祭と同じものをこれに添えてささげ、香ばしいかおりのために主にささげる火祭としなければならない。 29:42これはあなたがたが代々会見の幕屋の入口で、主の前に絶やすことなく、ささぐべき燔祭である。わたしはその所であなたに会い、あなたと語るであろう。 29:43また、その所でわたしはイスラエルの人々に会うであろう。幕屋はわたしの栄光によって聖別されるであろう。 29:44わたしは会見の幕屋と祭壇とを聖別するであろう。またアロンとその子たちを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせるであろう。 29:45わたしはイスラエルの人々のうちに住んで、彼らの神となるであろう。 29:46わたしが彼らのうちに住むために、彼らをエジプトの国から導き出した彼らの神、主であることを彼らは知るであろう。わたしは彼らの神、主である。 祭司の任命は、奉納物を用意し、祭司の聖なる装束を身に付け、水で身体を洗い浄め、油を注ぎ、聖別し任命する。アロン以前にも、祭司的な機能を果たしたす存在ノア、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨブたちは、家族、部族を代表して、祭司の職務を担っている。だが、このシナイ契約が、イスラエルに公式に祭司の任命がなされるようになった。祭司職は、アロンとその子ら、彼らは、若い雄牛一頭、傷のない雄羊二頭、種を入れぬパン、油を混ぜた種を入れない輪型のパン、油を塗った種を入れないせんべいを任職のために捧げる。それ程に祭司の任職は尊く重大なものだった。その祭司の務めですが、第一には、罪を犯した者の代表として、本来は主の戒めを犯す結果は、まさに死なのですが、生け贄の頭に手を置くことで生け贄に罪が転化します。しかし、本来は、生け贄を捧げる人の行為よりも、神意は生け贄を捧げる時に悔い改めの心、即ち神の赦しを願う真摯な心を持つことにあるだろう。真実は血の犠牲よりも主の赦しを願う真摯な心を神は求めているのであって、全焼の生け贄は全面的な神への献身を表しているのです。そして最後に、本来の任職のための和解の生け贄という任職聖別式が、七日間連続します。
2013年09月12日
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「旧約聖書」出エジプト記 第29章前半・犠牲の血 29:1あなたは彼らを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせるために、次の事を彼らにしなければならない。すなわち若い雄牛一頭と、きずのない雄羊二頭とを取り、 29:2また種入れぬパンと、油を混ぜた種入れぬ菓子と、油を塗った種入れぬせんべいとを取りなさい。これらは小麦粉で作らなければならない。 29:3そしてこれを一つのかごに入れ、そのかごに入れたまま、かの一頭の雄牛および二頭の雄羊と共に携えてこなければならない。 29:4あなたはまたアロンとその子たちを会見の幕屋の入口に連れてきて、水で彼らを洗い清め、 29:5また衣服を取り、下服とエポデに属する上服と、エポデと胸当とをアロンに着せ、エポデの帯を締めさせなければならない。 29:6そして彼の頭に帽子をかぶらせ、その帽子の上にかの聖なる冠をいただかせ、 29:7注ぎ油を取って彼の頭にかけ、彼に油注ぎをしなければならない。 29:8あなたはまた彼の子たちを連れてきて下服を着せ、 29:9彼ら、すなわちアロンとその子たちに帯を締めさせ、ずきんをかぶらせなければならない。祭司の職は永久の定めによって彼らに帰するであろう。あなたはこうして、アロンとその子たちを職に任じなければならない。 29:10あなたは会見の幕屋の前に雄牛を引いてきて、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。 29:11そして会見の幕屋の入口で、主の前にその雄牛をほふり、 29:12その雄牛の血を取り、指をもって、これを祭壇の角につけ、その残りの血を祭壇の基に注ぎかけなさい。 29:13また、その内臓をおおうすべての脂肪と肝臓の小葉と、二つの腎臓と、その上の脂肪とを取って、これを祭壇の上で焼かなければならない。 29:14ただし、その雄牛の肉と皮と汚物とは、宿営の外で火で焼き捨てなければならない。これは罪祭である。 29:15あなたはまた、かの雄羊の一頭を取り、そしてアロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。 29:16あなたはその雄羊をほふり、その血を取って、祭壇の四つの側面に注ぎかけなければならない。 29:17またその雄羊を切り裂き、その内臓と、その足とを洗って、これをその肉の切れ、および頭と共に置き、 29:18その雄羊をみな祭壇の上で焼かなければならない。これは主にささげる燔祭である。すなわち、これは香ばしいかおりであって、主にささげる火祭である。 29:19あなたはまた雄羊の他の一頭を取り、アロンとその子たちは、その雄羊の頭に手を置かなければならない。 29:20そしてあなたはその雄羊をほふり、その血を取って、アロンの右の耳たぶと、その子たちの右の耳たぶとにつけ、また彼らの右の手の親指と、右の足の親指とにつけ、その残りの血を祭壇の四つの側面に注ぎかけなければならない。 29:21また祭壇の上の血および注ぎ油を取って、アロンとその衣服、およびその子たちと、その子たちの衣服とに注がなければならない。彼とその衣服、およびその子らと、その衣服とは聖別されるであろう。 29:22あなたはまた、その雄羊の脂肪、脂尾、内臓をおおう脂肪、肝臓の小葉、二つの腎臓、その上の脂肪、および右のももを取らなければならない。これは任職の雄羊である。 29:23また主の前にある種入れぬパンのかごの中からパン一個と、油菓子一個と、せんべい一個とを取り、 29:24これをみなアロンの手と、その子たちの手に置き、これを主の前に揺り動かして、揺祭としなければならない。 29:25そしてあなたはこれを彼らの手から受け取り、燔祭に加えて祭壇の上で焼き、主の前に香ばしいかおりとしなければならない。これは主にささげる火祭である。 29:26あなたはまた、アロンの任職の雄羊の胸を取り、これを主の前に揺り動かして、揺祭としなければならない。これはあなたの受ける分となるであろう。 29:27あなたはアロンとその子たちの任職の雄羊の胸ともも、すなわち揺り動かした揺祭の胸と、ささげたももとを聖別しなければならない。 29:28これはイスラエルの人々から永久に、アロンとその子たちの受くべきささげ物であって、イスラエルの人々の酬恩祭の犠牲の中から受くべきもの、すなわち主にささげるささげ物である。 モーセは主から指名された大祭司アロンとその子等を祭司として聖別の儀式を主から指示された通りに伝えます。準備する供物は若い雄牛一頭、疵のない雄の小羊二匹、酵母を入れないパン、酵母を使わずに、オリーブ油を混ぜて焼いた小麦粉の輪形の菓子、オリーブ油を塗った酵母を入れない薄焼き煎餅で、幕屋の入り口で水で身を清めさせ祭司服一式を着用させます。そして大祭司には、聖別のための香油を頭からそそぎます。以降の旧約聖書でもサウルやダビデも油を注がれて聖別されています。ここでまず雄牛を、幕屋の前に立つアロンたちがこの牛の頭に手を置いたのち、この牛は殺されます。頭に手を置くと行為は、置くほうから置かれるほうに、祝福を或いは職務を、ここではアロンたち人間の罪を牛に転嫁しているのです。罪ある者が主の前に出れば、旧約聖書は必死。しかし、大祭司及び祭司は幕屋の中の務めが嗣業です。そこで牛に罪を転嫁して、自己の代わりに犠牲に捧げることが律法に適うというわけです。犠牲の血を流すことによって購いが為されるが、実はそれは血が神秘的な禊の役割を果たすのではなく、民にとっての生活に大事な牛や羊を屠って燃やすことにより、惜しまないで献げること、主が求めるのは犠牲の動物ではなくて、その動物を献げる人の心であるのが真相でしょう。何故アブラハムはイサクを捧げることを求められたのか。一番大事なものをも献げる心を主が求めたのです。但し、神前に捧げられたのちの祭司の取り分があります。彼らはそれを、この聖なる場所で煮て料理、そしてパンの残りとともに、幕屋の入り口で食べます。放牧や農場を業としないレビ人の生活には必須のものでしょう。
2013年09月10日
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「旧約聖書」出エジプト記 第28章後半・ダビデ像の美 28:29アロンが聖所にはいる時は、さばきの胸当にあるイスラエルの子たちの名をその胸に置き、主の前に常に覚えとしなければならない。 28:30あなたはさばきの胸当にウリムとトンミムを入れて、アロンが主の前にいたる時、その胸の上にあるようにしなければならない。こうしてアロンは主の前に常にイスラエルの子たちのさばきを、その胸に置かなければならない。 28:31あなたはまた、エポデに属する上服をすべて青地で作らなければならない。 28:32頭を通す口を、そのまん中に設け、その口の周囲には、よろいのえりのように織物の縁をつけて、ほころびないようにし、 28:33そのすそには青糸、紫糸、緋糸で、ざくろを作り、そのすその周囲につけ、また周囲に金の鈴をざくろの間々につけなければならない。 28:34すなわち金の鈴にざくろ、また金の鈴にざくろと、上服のすその周囲につけなければならない。 28:35アロンは務の時、これを着なければならない。彼が聖所にはいって主の前にいたる時、また出る時、その音が聞えて、彼は死を免れるであろう。 28:36あなたはまた純金の板を造り、印の彫刻のように、その上に『主に聖なる者』と刻み、 28:37これを青ひもで帽子に付け、それが帽子の前の方に来るようにしなければならない。 28:38これはアロンの額にあり、そしてアロンはイスラエルの人々がささげる聖なる物、すなわち彼らのもろもろの聖なる供え物についての罪の責めを負うであろう。これは主の前にそれらの受けいれられるため、常にアロンの額になければならない。 28:39あなたは亜麻糸で市松模様に下服を織り、亜麻布で、ずきんを作り、また、帯を色とりどりに織って作らなければならない。 28:40あなたはまたアロンの子たちのために下服を作り、彼らのために帯を作り、彼らのために、ずきんを作って、彼らに栄えと麗しきをもたせなければならない。 28:41そしてあなたはこれをあなたの兄弟アロンおよび彼と共にいるその子たちに着せ、彼らに油を注ぎ、彼らを職に任じ、彼らを聖別し、祭司として、わたしに仕えさせなければならない。 28:42また、彼らのために、その隠し所をおおう亜麻布のしたばきを作り、腰からももに届くようにしなければならない。 28:43アロンとその子たちは会見の幕屋にはいる時、あるいは聖所で務をするために祭壇に近づく時に、これを着なければならない。そうすれば、彼らは罪を得て死ぬことはないであろう。これは彼と彼の後の子孫とのための永久の定めでなければならない。 アロンは主の前に常にイスラエルの子たちの裁きを、その胸に置かなければならない胸当ては必須のものでした。この中に組み入れられたはウリムとトンミムは神託を受ける必要具で、アロンは聖所でこのウリムとトンミムによって、主から民イスラエルへの指示を受けます。実際のところはウリムとトンミムは神意を占うための籤でした。エフォドの下には、青い上着を着ますが、此れは1枚の布に頭を通す穴をあけただけのもので、形では仏教僧侶の袈裟を想い浮かべますが、其の意味するところは異次元的な程離れています。糞尿衣である肥え溜めの捨てられた布切を木の針を作って縫い合わせ、裸のシッダルダを覆った袈裟は、のちの釈尊の決意そのものを示すのに対して、さばきの胸当は主への遜りを示して、神意を問うものでした。裾彩食豊かなな毛糸で造った柘榴の飾りと金の鈴が交互に着けられます。此れは大祭司が、主の御前に出るときにも立ち去るときにも、鈴の音が聞こえるようにして、死を招くことがないためであって、鈴の音が、大祭司が主が命じたとおりの祭服で神前に出ている証拠となるという意味です。大祭司ともあろう者が、人々の罪の清算のために神前に出る時に、創造者による制定を無視した服装をすれば、死は免れないということでしょう。カタチが大事なこともあるのです。罪人でさえ民のために購いの執り成しをするときは、祭司として聖別される程です。大祭司以外の祭司も、祭司としての衣装を着て、香油を頭から注いで祭司任職式をおこなうことで、聖別されて嗣業を行います。特異に想えるのが、性の行為は創造者によって結ばれた夫婦間で産めよ増えよという祝福のために行われるだけで十分であり、神前では淫らな行為をするどころが、祭司が間違っても隠し所を顕わにすることがないようにするためのズボン着用義務でしょう。此れは自然崇拝から発生した多神教では、生殖は豊穣を象徴して、豊作祈願のために神前で淫らな行為に耽ったり、性器を強調した神像やご神体を創ったりすることがある農耕民族である日本の土着信仰ではごく一般的なものですが、旧約聖書では神への冒涜であるとされています。しかしながら、ダビデ像が美と観られるのは裸像であるからであって、パンツを履かせては噴飯物ではないかには云々。
2013年09月10日
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「旧約聖書」出エジプト記 第28章中半・ウリムとトンミム 28:15あなたはまたさばきの胸当を巧みなわざをもって作り、これをエポデの作りのように作らなければならない。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、これを作らなければならない。 28:16これは二つに折って四角にし、長さは一指当り、幅も一指当りとしなければならない。 28:17またその中に宝石を四列にはめ込まなければならない。すなわち紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、 28:18第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう。 28:19第三列は黄水晶、めのう、紫水晶。 28:20第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込まなければならない。 28:21その宝石はイスラエルの子らの名に従い、その名とひとしく十二とし、おのおの印の彫刻のように十二の部族のためにその名を刻まなければならない。 28:22またひも細工にねじた純金の鎖を胸当につけなければならない。 28:23また、胸当のために金の環二つを作り、胸当の両端にその二つの環をつけ、 28:24かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけなければならない。 28:25ただし、その二筋のひもの他の両端をかの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて、前にくるようにしなければならない。 28:26あなたはまた二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけなければならない。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけなければならない。 28:27また二つの金の環を作って、これをエポデの二つの肩ひもの下の部分につけ、前の方で、そのつなぎ目に近く、エポデの帯の上の方にあるようにしなければならない。 28:28胸当は青ひもをもって、その環をエポデの環に結びつけ、エポデの帯の上の方にあるようにしなければならない。こうして胸当がエポデから離れないようにしなければならない。 エポデ又はエフォド(Ephod)ですが、腰に巻くような衣で、肩当てと繋がっており、祭司にとってはは最も大事であもり重要なもので、聖王ダビデが主に祈願するときもエボでを必要とする程でした。祭司が衣装の一番上に着たもので、肩当てには、金で縁取りされたラピス・ラズリが、純金の鎖を編んだ組みひもで取り付られました。其の石にはそれぞれイスラエルの12部族の名が6部族ずつ彫られ、大祭司は文字通り双肩に民全員を背負って、主の前に進み出たのです。次の裁きの胸当てとは、正方形で、宝石が4列に並べてつけられ、その宝石とは、ルビー、トパーズ、エメラルドにざくろ石、サファイア、ジャスパー、オパール、瑪瑙、紫水晶、藍玉、ラピス・ラズリ、碧玉と12あり、十二の部族を象徴しています。この胸当てが裁きの胸当てと呼称されるのは、この中にウリムとトンミムが組み入れられたことによります。此のウリムとトンミムがが神託を受ける必要具で、アロンは聖所でこのウリムとトンミムによって、主から民イスラエルへの指示を示されたのでしょう。
2013年09月09日
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「旧約聖書」出エジプト記 第28章前半・祭司 28:1またイスラエルの人々のうちから、あなたの兄弟アロンとその子たち、すなわちアロンとアロンの子ナダブ、アビウ、エレアザル、イタマルとをあなたのもとにこさせ、祭司としてわたしに仕えさせ、 28:2またあなたの兄弟アロンのために聖なる衣服を作って、彼に栄えと麗しきをもたせなければならない。 28:3あなたはすべて心に知恵ある者、すなわち、わたしが知恵の霊を満たした者たちに語って、アロンの衣服を作らせ、アロンを聖別し、祭司としてわたしに仕えさせなければならない。 28:4彼らの作るべき衣服は次のとおりである。すなわち胸当、エポデ、衣、市松模様の服、帽子、帯である。彼らはあなたの兄弟アロンとその子たちとのために聖なる衣服を作り、祭司としてわたしに仕えさせなければならない。 モーセは律法と契約に関して神とのの執り成しをする仲保者であった。それに対して、祭司は罪の購いに関して神との執り成しの仲保を行う。最初の祭司として任命されたのは、アロンとその子供達であった。祭司はその人格ゆえに選ばれるのではない。アロンは偶像の子牛を作った本人であるし、レビ記ではアロンの子のナダブとアビフはそれぞれ香炉を取って炭火を入れ、その上に香をたいて主の御前にささげたが、それは、主の命じられたものではなく、ナダブとアビブは主に逆らったとして命を落としている。にもかかわらず祭司は聖別され、聖いものとされる。それは罪の購いを仲保するからである。それで、聖別されたものとしての相応しい祭服を着て、購いの儀式を執り行います。モーセの兄弟アロンに威厳と美しさを添える聖なる祭服が用意されます。祭司とは、主と民のあいだを取り持つ役割で、人々の代わりに幕屋で生け贄を捧げ、人々の罪を主の前に清算し贖罪するのですから、主は幕屋で務めに当たる祭司についても細かく指示しています。祭司職はレビ族の嗣業、世々代々継がれていく家業で、長男アロンと次男のモーセは勿論のことレビ族で、12部族の中では特別扱いがされています。
2013年09月08日
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「旧約聖書」出エジプト記 第27章・祭壇 27:1あなたはまたアカシヤ材で祭壇を造らなければならない。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角で、高さは三キュビトである。 27:2その四すみの上にその一部としてそれの角を造り、青銅で祭壇をおおわなければならない。 27:3また灰を取るつぼ、十能、鉢、肉叉、火皿を造り、その器はみな青銅で造らなければならない。 27:4また祭壇のために青銅の網細工の格子を造り、その四すみで、網の上に青銅の環を四つ取り付けなければならない。 27:5その網を祭壇の出張りの下に取り付け、これを祭壇の高さの半ばに達するようにしなければならない。 27:6また祭壇のために、さおを造らなければならない。すなわちアカシヤ材で、さおを造り、青銅で、これをおおわなければならない。 27:7そのさおを環に通し、さおを祭壇の両側にして、これをかつがなければならない。 27:8祭壇は板で空洞に造り、山で示されたように、これを造らなければならない。 27:9あなたはまた幕屋の庭を造り、両側では庭のために長さ百キュビトの亜麻の撚糸のあげばりを設け、その一方に当てなければならない。 27:10その柱は二十、その柱の二十の座は青銅にし、その柱の鉤と桁とは銀にしなければならない。 27:11また同じく北側のために、長さ百キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は二十、その柱の二十の座は青銅にし、その柱の鉤と桁とは銀にしなければならない。 27:12また庭の西側の幅のために五十キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は十、その座も十。 27:13また東側でも庭の幅を五十キュビトにしなければならない。 27:14そしてその一方に十五キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は三つ、その座も三つ。 27:15また他の一方にも十五キュビトのあげばりを設けなければならない。その柱は三つ、その座も三つ。 27:16庭の門のために青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織った長さ二十キュビトのとばりを設けなければならない。その柱は四つ、その座も四つ。 27:17庭の周囲の柱はみな銀の桁でつなぎ、その鉤は銀、その座は青銅にしなければならない。 27:18庭の長さは百キュビト、その幅は五十キュビト、その高さは五キュビトで、亜麻の撚糸の布を掛けめぐらし、その座を青銅にしなければならない。 27:19すべて幕屋に用いるもろもろの器、およびそのすべての釘、また庭のすべての釘は青銅で造らなければならない。 27:20あなたはまたイスラエルの人々に命じて、オリブをつぶして採った純粋の油を、ともし火のために持ってこさせ、絶えずともし火をともさなければならない。 27:21アロンとその子たちとは、会見の幕屋の中のあかしの箱の前にある垂幕の外で、夕から朝まで主の前に、そのともし火を整えなければならない。これはイスラエルの人々の守るべき世々変らざる定めでなければならない。 幕屋を造った後に、主は幕屋の外に祭壇を造るように命じます。この祭壇は燔祭の生け贄を捧げるためのものであり、祭壇の四隅には角が設けられた。この角には動物の犠牲の血が塗られ、その血に触ることによって罪が赦されるとされます。その燔祭とは、アブラハムの子イサクの燔祭で有名なように、犠牲の動物を祭壇で焼き煙を上げて、神に捧げた儀式です。祭壇で重要なのは角であって、アモス書では、私がイスラエルの罪を罰する日に、ベテルの祭壇に罰を下す。祭壇の角は切られて地に落ちるというように、祭壇の角を折るとは祭壇が破壊されることを示す程なのです。祭壇や祭具など、幕屋の外のものは全て青銅製で、幕屋の中の物は契約の箱を始め全て金で覆われています。青銅は人間の罪性を示し、金は神の栄光を示します。人間は幕屋の外で祭壇の血に触れ、罪を赦されてから幕屋に入る。つまり、青銅で出来た幕屋の外の祭壇は罪が始末される場であり、罪が購われた後でなければ主とは出会えなかったということです。祭壇の役割は、人間の罪を購うために動物の犠牲の血を流すことです。血は命であり、罪とは神が造られた命を犯す行為ゆえに、血を流さなければならないのです。其の動物の代わりに新約聖書では、キリストの血が流され、人間の罪の購いが為されます。新約聖書では、幕屋とはキリストを予告するものだったと教えています。それ故キリストという門を通って中に入り、キリストを十字架という祭壇で生け贄にすることで贖罪して、神の栄光に浴すというわけです。
2013年09月07日
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「旧約聖書」出エジプト記 第26章・聖所と至聖所 26:1あなたはまた十枚の幕をもって幕屋を造らなければならない。すなわち亜麻の撚糸、青糸、紫糸、緋糸で幕を作り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出さなければならない。 26:2幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビトで、幕は皆同じ寸法でなければならない。 26:3その幕五枚を互に連ね合わせ、また他の五枚の幕をも互に連ね合わせなければならない。 26:4その一連の端にある幕の縁に青色の乳をつけ、また他の一連の端にある幕の縁にもそのようにしなければならない。 26:5あなたは、その一枚の幕に乳五十をつけ、また他の一連の幕の端にも乳五十をつけ、その乳を互に相向かわせなければならない。 26:6あなたはまた金の輪五十を作り、その輪で幕を互に連ね合わせて一つの幕屋にしなければならない。 26:7また幕屋をおおう天幕のためにやぎの毛糸で幕を作らなければならない。すなわち幕十一枚を作り、 26:8その一枚の幕の長さは三十キュビト、その一枚の幕の幅は四キュビトで、その十一枚の幕は同じ寸法でなければならない。 26:9そして、その幕五枚を一つに連ね合わせ、またその幕六枚を一つに連ね合わせて、その六枚目の幕を天幕の前で折り重ねなければならない。 26:10またその一連の端にある幕の縁に乳五十をつけ、他の一連の幕の縁にも乳五十をつけなさい。 26:11そして青銅の輪五十を作り、その輪を乳に掛け、その天幕を連ね合わせて一つにし、 26:12その天幕の幕の残りの垂れる部分、すなわちその残りの半幕を幕屋のうしろに垂れさせなければならない。 26:13そして天幕の幕のたけで余るものの、こちらのキュビトと、あちらのキュビトとは、幕屋をおおうように、その両側のこちらとあちらとに垂れさせなければならない。 26:14また、あかね染めの雄羊の皮で天幕のおおいと、じゅごんの皮でその上にかけるおおいとを造らなければならない。 26:15あなたは幕屋のために、アカシヤ材で立枠を造らなければならない。 26:16枠の長さを十キュビト、枠の幅を一キュビト半とし、 26:17枠ごとに二つの柄を造って、かれとこれとを食い合わさせ、幕屋のすべての枠にこのようにしなければならない。 26:18あなたは幕屋のために枠を造り、南側のために枠二十とし、 26:19その二十の枠の下に銀の座四十を造って、この枠の下に、その二つの柄のために二つの座を置き、かの枠の下にもその二つの柄のために二つの座を置かなければならない。 26:20また幕屋の他の側、すなわち北側のためにも枠二十を造り、 26:21その銀の座四十を造って、この枠の下に、二つの座を置き、かの枠の下にも二つの座を置かなければならない。 26:22また幕屋のうしろ、すなわち西側のために枠六つを造り、 26:23幕屋のうしろの二つのすみのために枠二つを造らなければならない。 26:24これらは下で重なり合い、同じくその頂でも第一の環まで重なり合うようにし、その二つともそのようにしなければならない。それらは二つのすみのために設けるものである。 26:25こうしてその枠は八つ、その銀の座は十六、この枠の下に二つの座、かの枠の下にも二つの座を置かなければならない。 26:26またアカシヤ材で横木を造らなければならない。すなわち幕屋のこの側の枠のために五つ、 26:27また幕屋のかの側の枠のために横木五つ、幕屋のうしろの西側の枠のために横木五つを造り、 26:28枠のまん中にある中央の横木は端から端まで通るようにしなければならない。 26:29そしてその枠を金でおおい、また横木を通すその環を金で造り、また、その横木を金でおおわなければならない。 26:30こうしてあなたは山で示された様式に従って幕屋を建てなければならない。 26:31また青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で垂幕を作り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出さなければならない。 26:32そして金でおおった四つのアカシヤ材の柱の金の鉤にこれを掛け、その柱は四つの銀の座の上にすえなければならない。 26:33 その垂幕の輪を鉤に掛け、その垂幕の内にあかしの箱を納めなさい。その垂幕はあなたがたのために聖所と至聖所とを隔て分けるであろう。 26:34また至聖所にあるあかしの箱の上に贖罪所を置かなければならない。 26:35そしてその垂幕の外に机を置き、幕屋の南側に、机に向かい合わせて燭台を置かなければならない。ただし机は北側に置かなければならない。 26:36あなたはまた天幕の入口のために青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったとばりを作らなければならない。 26:37あなたはそのとばりのためにアカシヤ材の柱五つを造り、これを金でおおい、その鉤を金で造り、またその柱のために青銅の座五つを鋳て造らなければならない。 幕屋は高さ5m、奥行き15m、幅6mで作るように命じられた。これは後に作られたソロモンの神殿の二分の一の大きさだった。出エジプト記が書かれたのは、バビロン捕囚の時代であったと言われている。神殿が崩壊し、イスラエル人が全ての希望を失くした時だった。以下詩篇74:1-8神よ、なぜあなたは、養っておられた羊の群れに怒りの煙をはき、永遠に突き放してしまわれたのですか。---あなたのいます所であったこのシオンの山を。永遠の廃虚となったところに足を向けてください。敵は聖所のすべてに災いをもたらしました。あなたに刃向かう者は、至聖所の中でほえ猛り、自分たちのしるしをしるしとして立てました。---あなたの聖所に火をかけ、御名の置かれた所を地に引き倒して汚しました。「すべて弾圧せねばならない」と心に言って、この地にある神の会堂をすべて焼き払いましたと嘆いています。その原因は民の背信だった。神以外のものに心を奪われて神の怒りを招き、神殿は消失した。その神殿を再建したら、神は再び住んでくださるのか。その思いがこの祈りに現れている。幕屋は中は聖所と至聖所に垂れ幕で区分され、その垂れ幕の奥、至聖所に掟の箱が置かれます。その隔ての垂れ幕が、新約聖書ではイエスが息を引き取った其の時点で、真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂けたとマタイは記す。ヘブル書はそれを、イエス自らが購いの羊となることによって、大祭司の贖罪の儀式が不要になったから、もはや神殿で犠牲を捧げる必要はなくなったと理解しています。規則と戒律ずくめの律法を廃棄し、贖罪の儀式が不要にしたのだと。幕屋についての神の指示は、出エジプト記の最後40章まで延々と続くのですが、此の微に入り細に入る天幕の作り方について書かれた事柄は、聖書を読破しようと創世記から読み始めたときに多くの人が最初に挫折するのが、この幕屋の記述なのです。ここまで徹底しないと主との契約破棄を破棄して偶像崇拝に走る頑ななイスラエルびとを、主は鑑みて指示したと想われますが、解釈的にはモーセとアロンを中心としたレビ人の既得権益の保持が見えてきそうです。
2013年09月06日
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「旧約聖書」のケルビムとは創世記 第3章 3:22主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。 3:23そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕させられた。 3:24神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。 エゼキエル書 第1章1:1第三十年四月五日に、わたしがケバル川のほとりで、捕囚の人々のうちにいた時、天が開けて、神の幻を見た。 1:2これはエホヤキン王の捕え移された第五年であって、その月の五日に、 1:3主の言葉がケバル川のほとり、カルデヤびとの地でブジの子祭司エゼキエルに臨み、主の手がその所で彼の上にあった。 1:4わたしが見ていると、見よ、激しい風と大いなる雲が北から来て、その周囲に輝きがあり、たえず火を吹き出していた。その火の中に青銅のように輝くものがあった。 1:5またその中から四つの生きものの形が出てきた。その様子はこうである。彼らは人の姿をもっていた。 1:6おのおの四つの顔をもち、またそのおのおのに四つの翼があった。 1:7その足はまっすぐで、足のうらは子牛の足のうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。 1:8その四方に、そのおのおのの翼の下に人の手があった。この四つの者はみな顔と翼をもち、 1:9翼は互に連なり、行く時は回らずに、おのおの顔の向かうところにまっすぐに進んだ。 1:10顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後ろの方に、わしの顔をもっていた。 1:11彼らの顔はこのようであった。その翼は高く伸ばされ、その二つは互に連なり、他の二つをもってからだをおおっていた。 1:12彼らはおのおのその顔の向かうところへまっすぐに行き、霊の行くところへ彼らも行き、その行く時は回らない。 1:13この生きもののうちには燃える炭の火のようなものがあり、たいまつのように、生きものの中を行き来している。火は輝いて、その火から、いなずまが出ていた。 1:14生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。1:15わたしが生きものを見ていると、生きもののかたわら、地の上に輪があった。四つの生きものおのおのに、一つずつの輪である。 1:16もろもろの輪の形と作りは、光る貴かんらん石のようである。四つのものは同じ形で、その作りは、あたかも、輪の中に輪があるようである。 1:17その行く時、彼らは四方のいずれかに行き、行く時は回らない。 1:18四つの輪には輪縁と輻とがあり、その輪縁の周囲は目をもって満たされていた。 1:19生きものが行く時には、輪もそのかたわらに行き、生きものが地からあがる時は、輪もあがる。 1:20霊の行く所には彼らも行き、輪は彼らに伴ってあがる。生きものの霊が輪の中にあるからである。 1:21彼らが行く時は、これらも行き、彼らがとどまる時は、これらもとどまり、彼らが地からあがる時は、輪もまたこれらと共にあがる。生きものの霊が輪の中にあるからである。 1:22生きものの頭の上に水晶のように輝く大空の形があって、彼らの頭の上に広がっている。、 1:23大空の下にはまっすぐに伸ばした翼があり、たがいに相連なり、生きものはおのおの二つの翼をもって、からだをおおっている。 1:24その行く時、わたしは大水の声、全能者の声のような翼の声を聞いた。その声の響きは大軍の声のようで、そのとどまる時は翼をたれる。 1:25また彼らの頭の上の大空から声があった。彼らが立ちとどまる時は翼をおろした。 1:26彼らの頭の上の大空の上に、サファイヤのような位の形があった。またその位の形の上に、人の姿のような形があった。 1:27そしてその腰とみえる所の上の方に、火の形のような光る青銅の色のものが、これを囲んでいるのを見た。わたしはその腰とみえる所の下の方に、火のようなものを見た。そして彼のまわりに輝きがあった。 1:28そのまわりにある輝きのさまは、雨の日に雲に起るにじのようであった。主の栄光の形のさまは、このようであった。わたしはこれを見て、わたしの顔をふせたとき、語る者の声を聞いた。 創世記第3章ではケルビム(Cherubim)は智天使とも訳され、旧約聖書に登場する存在で、神が原罪を犯したアダムとイブを楽園から追放したのち、戻ってくる事のないようにエデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた守護獣的な天使です。またエゼキエル書第1章では、預言者エゼキエルの幻には,人間,獅子,牡牛,鷲の4個の顔と4枚の翼をもち,黄金の眼がしるされた自転する4個の車輪をもった姿で現れたとし、神の乗り物(UFO)的存在として記され、預言者イザヤが幻にみたセラピムSeraphimは熾天使と訳され、6枚の翼をもち,そのうちの2枚で顔を,2枚で足をおおい,残りの2枚で飛びかけつつ神の玉座を守護するものであったとされています。神秘思想家偽ディオニシウス・アレオパギタは著作「天上位階論」の中での天使の階級の記述では第二位に位置づけられる上位天使です。
2013年09月05日
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「旧約約聖書」出エジプト記 第25章後半・契約の箱 25:10彼らはアカシヤ材で箱を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半。 25:11あなたは純金でこれをおおわなければならない。すなわち内外ともにこれをおおい、その上の周囲に金の飾り縁を造らなければならない。 25:12また金の環四つを鋳て、その四すみに取り付けなければならない。すなわち二つの環をこちら側に、二つの環をあちら側に付けなければならない。 25:13またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおわなければならない。 25:14そしてそのさおを箱の側面の環に通し、それで箱をかつがなければならない。 25:15さおは箱の環に差して置き、それを抜き放してはならない。 25:16そしてその箱に、わたしがあなたに与えるあかしの板を納めなければならない。 25:17また純金の贖罪所を造らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半。 25:18また二つの金のケルビムを造らなければならない。これを打物造りとし、贖罪所の両端に置かなければならない。 25:19一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に造り、ケルビムを贖罪所の一部としてその両端に造らなければならない。 25:20ケルビムは翼を高く伸べ、その翼をもって贖罪所をおおい、顔は互にむかい合い、ケルビムの顔は贖罪所にむかわなければならない。 25:21あなたは贖罪所を箱の上に置き、箱の中にはわたしが授けるあかしの板を納めなければならない。 25:22その所でわたしはあなたに会い、贖罪所の上から、あかしの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために、わたしが命じようとするもろもろの事を、あなたに語るであろう。 25:23あなたはまたアカシヤ材の机を造らなければならない。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半。 25:24純金でこれをおおい、周囲に金の飾り縁を造り、 25:25またその周囲に手幅の棧を造り、その棧の周囲に金の飾り縁を造らなければならない。 25:26また、そのために金の環四つを造り、その四つの足のすみ四か所にその環を取り付けなければならない。 25:27環は棧のわきに付けて、机をかつぐさおを入れる所としなければならない。 25:28またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおい、それをもって、机をかつがなければならない。 25:29また、その皿、乳香を盛る杯および灌祭を注ぐための瓶と鉢を造り、これらは純金で造らなければならない。 25:30そして机の上には供えのパンを置いて、常にわたしの前にあるようにしなければならない。25:31また純金の燭台を造らなければならない。燭台は打物造りとし、その台、幹、萼、節、花を一つに連ならせなければならない。 25:32また六つの枝をそのわきから出させ、燭台の三つの枝をこの側から、燭台の三つの枝をかの側から出させなければならない。 25:33あめんどうの花の形をした三つの萼が、それぞれ節と花をもって一つの枝にあり、また、あめんどうの花の形をした三つの萼が、それぞれ節と花をもってほかの枝にあるようにし、燭台から出る六つの枝を、みなそのようにしなければならない。 25:34また、燭台の幹には、あめんどうの花の形をした四つの萼を付け、その萼にはそれぞれ節と花をもたせなさい。 25:35すなわち二つの枝の下に一つの節を取り付け、次の二つの枝の下に一つの節を取り付け、更に次の二つの枝の下に一つの節を取り付け、燭台の幹から出る六つの枝に、みなそのようにしなければならない。 25:36それらの節と枝を一つに連ね、ことごとく純金の打物造りにしなければならない。 25:37また、それのともしび皿を七つ造り、そのともしび皿に火をともして、その前方を照させなければならない。 25:38その芯切りばさみと、芯取り皿は純金で造らなければならない。 25:39すなわち純金一タラントで燭台と、これらのもろもろの器とが造られなければならない。 25:40そしてあなたが山で示された型に従い、注意してこれを造らなければならない。 祭具のうちで、先ず最初に造り方を示されたのは、幕屋の中に安置される最初に造り方を示されたのは、幕屋の中に安置される「契約の箱」です。ユダヤ教徒にとっては最も重要なものというよりは、神の聖霊が宿る箱であって、聖王ダビデがエルサレムに契約の箱を部下に牛で引かせて運び入れようとする途上で、レビ人でない者が触れたときは主の逆鱗に触れ主に殺されています。それ故レビびとの大祭司だけが一年に一度だけ入れる幕屋の最奥のところ、至聖所に置かれるきまりです。インディ・ジョーンズ レイダースの失われたアーク(聖櫃)でArk-of-the-Covenanthaは名前が知られました。寸法はメートルに換算、縦110cm、横約67cm、高さも約67cm。木製ですが内も外も純金でおおい、さらに金の飾りがつけられます。これに金の輪っかが付けられ、棒を通して、移動の際にはレビびとの祭司が担ぎ運びます。丁度、日本の三大祭の祇園祭の神輿洗いの金で覆われた神輿が想像されます。数人の身体を浄めた若者たちが天皇家の遺霊の神輿を鴨川まで運び下り、天皇家の遺霊を担ぎ鴨川で禊ます。その様子から金で覆うことの重量は推し量れます。何しろこの箱の中に収められるのは、まずイスラエルと主との契約書とも言える十戒を刻んだ石版、主が荒野でイスラエルに与えた食物マナ、そして、主がアロンの家系を祭司職として選んだ証拠となる、芽を出し花が咲いたアロンの杖。つまり、契約の箱には神やご神体が入っているのではなく、主なう神がイスラエルを選民とした証拠が納められていました。次に贖罪所または購いの座と呼ばれるものを契約の箱の上にフタとして、金無垢で縦約110cm、横約67cmのものの型を指示しています。その両端には金製のケルビムの像が両端に置かれ、内側を向いて、広げた翼でこの「座」を覆って、座が目に触れなくします。主は此の両端のケルビムの翼の下、購いの座の上からイスラエルに語ると言うのです。また、窓がない幕屋の中の闇を照らす燭台は、光の創造神として主は、燭台の装飾のデザインまで細かく指定しています。此の幕屋は聖王ダビデの子のソロモン王のエルサレムに建てた神殿までイスラエルの主が宿る場となっていきます。締括りに主はモーセに山で示された型に従い、注意してこれを造らなければならないとまで念押しをしています。神がそこまでの指示するとはと疑問視する向きもなきにしもあらずでしょう。
2013年09月04日
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「旧約聖書」出エジプト記 第25章前半・臨在の幕屋 25:1主はモーセに言われた、 25:2「イスラエルの人々に告げて、わたしのためにささげ物を携えてこさせなさい。すべて、心から喜んでする者から、わたしにささげる物を受け取りなさい。 25:3あなたがたが彼らから受け取るべきささげ物はこれである。すなわち金、銀、青銅、 25:4青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸、やぎの毛糸、 25:5あかね染の雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、 25:6ともし油、注ぎ油と香ばしい薫香のための香料、 25:7縞めのう、エポデと胸当にはめる宝石。 25:8また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。 25:9すべてあなたに示す幕屋の型および、そのもろもろの器の型に従って、これを造らなければならない。 出エジプト記の主題といえば奴隷からの解放であって、その救いの手を伸べた主のための幕屋、組み立て式神殿造りに民が参加するのが出エジプト記では重要になります。それ故に幕屋は民が進んで捧げるもので建設されます。シナイ山におられた神が平地に、民の只中に降りてこられる。民はもう山に登る必要はない。その主が民の方へ降りてこられる住まいのために幕屋が準備される。出エジプト記が書かれたのは、バビロン捕囚の時であったと言われる。民の背信により、国は滅ぼされ、神殿は消失し、民は捕囚とされた。それでも主は民の中に住まれるのかを、民はモーセの出来事の中に求めています。主はモーセに、人々に命じて徴用されるのではなく、人々が自主的に献納した献納物を持って来させなさいと命じます。主が指定した献納物は金、銀、青銅。青、紫、緋色の毛糸、亜麻糸、山羊の毛。赤く染めた雄羊の毛皮、幕屋を最も外側からすべてを覆うジュゴンの皮、アカシヤ材。灯火のための油、聖別の油と香草の香とに用いる種々の香料。エフォド(口語訳聖書ではエポデと訳され、祭司用の服であり肩にかけ腰のあたりでむすんだもの)、聖王ダビデが契約の箱エルサレムの街へ運び入れる際に此のエボでをつけて浮かれ踊りを公衆に見せたために妻に窘められるより卑しめられています。その胸当てにはめ込むラピス・ラズリやその他の宝石類で、イスラエルのエジプトを脱出するおりにエジプト人から贈られた品々で、主はこれらの材料で、わたしが示す作り方に正しく従って、幕屋とそのすべての祭具を作りなさいと命じます。幕屋を最も外側からすべてを覆うジュゴンの皮は此の時代にはジュゴン漁は行われていたのでしょう。歯の形状から藻類を食べることがわかりますから、創造主は海の中でも青草を与えていると考えたでしょうし、水の中では火を起こす知恵に目覚めることもないから、知恵に目覚める罪から自由なジュゴンが、すべての罪を覆ってくれると考えたのでしょう。
2013年09月03日
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「旧約聖書」出エジプト記 第24章後半・石板 24:12ときに主はモーセに言われた、「山に登り、わたしの所にきて、そこにいなさい。彼らを教えるために、わたしが律法と戒めとを書きしるした石の板をあなたに授けるであろう」。 24:13そこでモーセは従者ヨシュアと共に立ちあがり、モーセは神の山に登った。 24:14彼は長老たちに言った、「わたしたちがあなたがたの所に帰って来るまで、ここで待っていなさい。見よ、アロンとホルとが、あなたがたと共にいるから、事ある者は、だれでも彼らの所へ行きなさい」。 24:15こうしてモーセは山に登ったが、雲は山をおおっていた。 24:16主の栄光がシナイ山の上にとどまり、雲は六日のあいだ、山をおおっていたが、七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた。 24:17主の栄光は山の頂で、燃える火のようにイスラエルの人々の目に見えたが、 24:18モーセは雲の中にはいって、山に登った。そしてモーセは四十日四十夜、山にいた。 晩餐のあと代表団は一度下山しますが、モーセは再度、主に呼ばれます。それ故モーセは長老たちに、自分が戻るまではアロンとフルの指示に従うようにと言い残し、信頼する従者ヨシュアを連れてシナイ山に入山し登ります。中腹ではそのヨシュアさえ残し、そこからは一人のみ登っていきます。するとまたも神の象徴である厚い雲がホレブ連山の一つシナイ山を覆い、「主の栄光」が頂上に留まります。其の儘6日が過ぎ、7日目に漸くに主の呼びかけがあり、モーセは山頂付近の雲の中へさらに登っていきます。そこでモーセが何をしていたのか。主の臨在を示すシナイ山頂の燃える火、そこへ登っていったモーセ。モーセは何とそこで四十日四十夜を過ごすことになります。その間何をしていたのかと云うと、実は主がイスラエルを目的の地カナンへ導き入れるための、組み立て式神殿「幕屋」について、主の指示を仰いでいたのです。主は幕屋をつくることの意味を、わたしのための聖なる所を彼らに造らせなさい。わたしは彼らの中に住むであろうと告げています。シナイ山頂に顔を出しただけで、全山が轟き渡る程の煙と雷と火が満ちる存在がイスラエルと行動を共にするというのですから、これ以降イスラエルびとは、主が私たちともにおられるという実感の中で生きられるようになりました。ところが山の麓で待つイスラエルは、四十日四十夜モーセが山を降りてこないのにつれ、モーセの生死もわからず不安を募らせていきます。ついには契約を守ると約束した筈のイスラエルびとは、契約を結ぶや否やそれを破る行為にでました。
2013年09月01日
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「旧約聖書」出エジプト記 第24章前半・契約の血24:1また、モーセに言われた、「あなたはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十人の長老たちと共に、主のもとにのぼってきなさい。そしてあなたがたは遠く離れて礼拝しなさい。 24:2ただモーセひとりが主に近づき、他の者は近づいてはならない。また、民も彼と共にのぼってはならない」。 24:3モーセはきて、主のすべての言葉と、すべてのおきてとを民に告げた。民はみな同音に答えて言った、「わたしたちは主の仰せられた言葉を皆、行います」。 24:4そしてモーセは主の言葉を、ことごとく書きしるし、朝はやく起きて山のふもとに祭壇を築き、イスラエルの十二部族に従って十二の柱を建て、 24:5イスラエルの人々のうちの若者たちをつかわして、主に燔祭をささげさせ、また酬恩祭として雄牛をささげさせた。 24:6その時モーセはその血の半ばを取って、鉢に入れ、また、その血の半ばを祭壇に注ぎかけた。 24:7そして契約の書を取って、これを民に読み聞かせた。すると、彼らは答えて言った、「わたしたちは主が仰せられたことを皆、従順に行います」。 24:8そこでモーセはその血を取って、民に注ぎかけ、そして言った、「見よ、これは主がこれらのすべての言葉に基いて、あなたがたと結ばれる契約の血である」。 24:9こうしてモーセはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの七十人の長老たちと共にのぼって行った。 24:10そして、彼らがイスラエルの神を見ると、その足の下にはサファイアの敷石のごとき物があり、澄み渡るおおぞらのようであった。 24:11神はイスラエルの人々の指導者たちを手にかけられなかったので、彼らは神を見て、飲み食いした。 24:12ときに主はモーセに言われた、「山に登り、わたしの所にきて、そこにいなさい。彼らを教えるために、わたしが律法と戒めとを書きしるした石の板をあなたに授けるであろう」。 24:13そこでモーセは従者ヨシュアと共に立ちあがり、モーセは神の山に登った。 24:14彼は長老たちに言った、「わたしたちがあなたがたの所に帰って来るまで、ここで待っていなさい。見よ、アロンとホルとが、あなたがたと共にいるから、事ある者は、だれでも彼らの所へ行きなさい」。 24:15こうしてモーセは山に登ったが、雲は山をおおっていた。 24:16主の栄光がシナイ山の上にとどまり、雲は六日のあいだ、山をおおっていたが、七日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた。 24:17主の栄光は山の頂で、燃える火のようにイスラエルの人々の目に見えたが、 24:18モーセは雲の中にはいって、山に登った。そしてモーセは四十日四十夜、山にいた。 主は契約を結ぶため、モーセに山に登れと命じます。そこでモーセは山に登る前に、民と礼拝を行い、続けてモーセは戻って、主の全ての言葉と全ての法を民に読み聞かせると、民は皆、声を一つにして従順に律法に従うことを誓います。明くる日の早朝に、モーセは主の言葉をすべて書き記し、山のふもとに祭壇を築き、十二の石柱をイスラエルの十二部族のために建てます。旧約聖書では契約や主の使いの顕現などには石柱を建てますが、荒れ野では木材を調達するのは勿論難しかっただろうし、耐久性にも慮っているのでしょう。そしてモーセはイスラエルびとの若者を遣わし、主に燔祭として焼き尽くす献げ物を、更に酬恩祭としての主とイスラエルも和解の献げ物として主に雄牛をささげさせ、その雄牛を屠り、その血の半分を祭壇に、残りの半分を民に振りかけ、ここに祭壇と民に血が振りかけられたことにより、神と民とに血の契約が成立しました。民と主の双方に生け贄の血を掛けるのですが、神には血をかけることが出来得ないために祭壇に血をかけます。双方が血をかぶった時点で、この契約は無事締結です。旧約聖書には血は命であり、命は命を持ってしか購えないとあります。此の血の契約は、新約聖書の神との最初の契約の下で犯された罪の贖いとして、イエスが生け贄の血、即ち新しい契約の仲介者としての十字架の血に繋がります。これは、神がイスラエルに対して定められた契約の血であると言ったからです。以降、幕屋と礼拝のために用いるあらゆる器具にも、契約の書自体とイスラエルの民全体にも、律法に従って血で清められており、血を流すことなしには罪の赦しはありえません。キリスト教会にあって主の晩餐式で葡萄酒を飲む時、それはイエスによる契約の血を振り掛けてもらうことと同じ意味を持つのです。
2013年09月01日
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