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それを事前に承知していなかったこと自体が大変申し訳ないのですが、最多勝記録をかけて走る福山のモナクカバキチが昨日出走していたことに、NHKの夜9時の全国ニュースを見てあとから気がつきました。 今回は、休み明けのレースと言うことでむしろ注目される一つのきっかけだったのかも知れませんが、NHKでしかもいわゆる「全中」で流れるというのは、やはり非常に大きな影響力があります。報道ですから、競馬の側で取り上げられる「テイスト」を指定したりは出来ず、内容についてはもっぱら取り上げてもらう方に委ねるしかないわけですが、そのことの「意味」をある程度きちんと捉えつつ、福山が置かれている状況についてもおぼろげに匂わせるような造りになっており、私としては好感が持てる内容だったと感じました。 この手の報道があると、やはりファンも含めた「競馬側」の人の中には、現実とか、競馬側で考える「あるべき姿」を表していないということに違和感とか、場合によっては不快感を感じる向きがあるかも知れません。しかし、こうした報道というのは言ってみれば「鏡」のようなもので、その姿が実際にどのように映っているか、どのように映ることが広く世間の興味や共感を呼ぶかということをそのまま私たちに伝えてくれているような気もします。例えば、13歳馬が走り続けていることについての認識とか、競馬場にいる人がみんなモナクカバキチを応援に来ているわけじゃないだろ!ということとか、言い始めれば色々と気になるところも、「外から見たらこういうこと」とむしろ新鮮な目線と捉える方が、後々のためにはいいことなんじゃないでしょうか。 何より、話の方向性があくまでも「最多勝を目指す」という前向きなところにありますから、話の「スジ」がいい。だから、こうして広く報じてもらえる題材になり得るのでしょう。かつて、果てしなく負け続けている馬が驚くほど世間を騒がせたことがありましたが、本質からもかけ離れたあの手の話が結局どれだけ「タメ」になったかということを考えれば、何と言うか話の「正しさ」みたいなものは、確固たる形で耳目を引き続けるためには必要なのだということも、今回のNHKの報道を見て確信することが出来ました。 来年度も存続が決まったという福山競馬。存続条件がただ一点「収支の均衡」というのでは、まだこの先も綱渡りが続くことは間違いありません。今回の話がその「収支」という面でどれだけ寄与するかと問われれば、それは答えに窮するところもあります。おまけに生きている馬のことだけに、モナクカバキチこのあといつまで現役馬として話題を提供し続けてくれるかはわかりません。むしろ、その点にあまり期待してはいけないのかも知れません。 しかし、あくまでも「場所として」の公営競技場がそこにあり続けるためには、そこに何らかの方法で「人が集まる」ということが、絶対的な条件。そのためには、こうして広く耳目を惹きつける話題は必要ですし、そうしたことを広く知ってもらう努力や取り組みも、欠かすことが出来ません。 その点に関しては、まだ公営競技業界はやれることが山ほどあるはずです。馬にも頑張ってもらっている分、人もそれを無駄にしないように頑張らなければいけない。私はファンであることも含めて「競馬側」の人間ですが、そのように思えたことも今回のNHKのニュース報道を好意的に捉えることが出来た要因です。 馬が頑張ってくれている間に、私たちが何とかしなきゃいけない。 福山にあってモナクカバキチが伝えることは、そういうことなんじゃないかと私は思っています。
2012年01月31日
競馬学校の1年生が先週一週間、美浦トレーニングセンターへ研修に来ていました。数週間前には栗東にも一週間行ってきたそうです。本格的な厩舎実習は9月からだそうですが、その前に雰囲気だけでもといったところでしょうか。みんなまだ所属厩舎は決まっていませんが、仮の所属として各厩舎に配属され一週間を過ごしていました。国枝厩舎には所属としては誰も来ませんでしたが、調教を手伝ってもらいました。研修最終日の日曜日には時計になるような速いスピードの調教にも騎乗。水曜日の追い切りや日曜日の早いところでは時計感覚がかなり重要になります。しかし彼らはきちんと調教師の指示通り半マイル56秒や5ハロン72秒といった調教をこなしていました。正直言って驚きです。時計感覚は馬場が違えば全く異なるものです。普段競馬学校の馬場で15-15や追い切りをしていてもあまり参考になりません。競馬学校はダートですし、トレセンの馬場に比べたら小回りです。流れる景色も違いますから相当に感覚に違いがあるのです。またトレセンはやたらと広いですから馬場にあるハロン棒だってとても複雑です。隣接した馬場(BコースとCコースなど)のハロン棒もありますからね。実際騎乗してもらったのは坂路とBコース(ウッドチップ)。乾いたウッドチップは想像以上に力が必要でダートの時計感覚で騎乗すれば相当遅くなってしまいます。またスタート地点が計測開始の地点よりかなり遠い場合と、駈足におろしてすぐに計測開始になる場合では馬のバテ方も全然違いますから。よく初心者に完歩を算えて時計を合わせるやり方を勧めます。1ハロンを33~34完歩で走っていると大体15秒。しかしこの「大体」が命取りで、お馬さんよってかなり歩幅の差があるものです。完歩に頼りすぎても時計感覚は完全には身につきません。長くなりましたが、それほどもまでに初めての場所や初めて騎乗する馬で時計をぴったり合わせるのは難しいのです。でも国枝厩舎を手伝ってくれた彼は、それを完璧にやってのけました。お見事。日頃頑張っている成果が出たのでしょう。彼らがトレセンに帰ってくる日を楽しみに待ちたいと思います。頑張れ!
2012年01月30日
いよいよ明日30日(月)から2012年最初の浦和開催が行われます。 昨日は野田トレセン取材に行ってきました。本来なら朝行われているはずの調教なんですが、先日の首都圏に降った雪の影響で朝は馬場が凍結するので、昼前から調教が行われていました。 とは言っても、朝3時台とかめちゃめちゃ早い時間帯のほうが馬場は大丈夫だそう。夜明け頃になると体感気温もグッと下がるので、馬場もどんどん凍結してしまうのです。 普段は真っ暗な時間帯で調教をしている馬たちが、急に明るい時間帯で行うのはテンションが違うので大変そう……。でも、みんな頑張ってトレーニングを行っていましたよ。 3歳重賞ニューイヤーカップ(浦和・1600m)の枠順が発表されました。フルゲート11頭中牝馬が6頭もいるんですよ。この後のユングフラウ賞から桜花賞へ見据えている馬が大半だと思われますが、去年に続いて南関東3歳戦は牝馬たちが大活躍しそうです。 個人的にうれしいのは、浦和勢から牡馬のシビルアイバー(浦和・宇野木厩舎)が参戦すること。去年も浦和の大将キスミープリンス(浦和・小久保厩舎)がクラシック戦線をにぎわせてくれましたが、今年も浦和から後輩が登場。 もちろんもう少し賞金は加算しておきたいし、もっと力をつけなくてはいけないでしょうが、キスミーが出現する前までは、浦和勢から3歳重賞に出走してくるのも少なかったので、シビルアイバーは浦和の☆です! 昨日本追い切りが行われたので、詳しいリポートは南関東競馬ブログの南関魂で紹介させて頂こうと思っています。 平山真希調教師を発見! 調教師になってからも、もちろん調教をつけていますよ!やっぱり馬の上が似合いますよねぇ。 去年8月に初出走初勝利というど派手な調教師デビューを飾りましたが、それから勝ち星を重ねて通算5勝2着7回。「騎手では実現できなかったことを調教師として夢を叶えていきたい」と言っていた平山調教師。順調に調教師生活を送っています。 この日もめちゃめっちゃ忙しそうでしたもん。 馬を馬場に連れていったり……。 この日は大井が全休だったので、大井から上田健人騎手が休み返上で調教のお手伝いに来ていました。 ときには自転車に乗ったり……。 この合間には調教を見たり厩舎作業もしたり、本当に忙しそうでした。でも、生き生きしていて見ているほうも楽しかったです。 最近は調教師業務で表に登場するのはパドックのときくらいだと思いますが、平山調教師は頑張っていますのでファンの皆さんご安心くださいね(^O^)/ そして、荒尾競馬場から南関東に3名の騎手が仲間入りをしました。 杉村一樹騎手(川崎・池田厩舎)は先日の川崎開催から騎乗して活躍していますねぇ。吉留孝司騎手(浦和・藪口厩舎)も船橋開催から騎乗していて、いよいよ地元がスタートします。 一生現役精神で、これからも騎手生活を頑張るそうですよ。吉留騎手と言えば荒尾を代表した1頭タニノウィンザーとのコンビでもお馴染でしたねぇ。ベテランの手綱さばきがこれから楽しみです。 なお、西村栄喜騎手(船橋・波多野厩舎)は韓国で騎乗中。 浦和開催の詳しいことは浦和競馬のホームページ(http://www.urawa-keiba.jp/)とモバイル(http://www.urawa-keiba.jp/m/)をご覧ください。
2012年01月29日
いつまで年末年始を振り返ってねん!てな話ですが、今週も振り返ります。◆1月2日 兵庫県調教師会のアドバイザーでもある青芝フック師匠がイベントに登場。新春の園田を盛り上げてくださいました。 当日は『そのだは面白い!青芝フック杯』というタイトルのレースも行われ、その予想も展開されます。 結果は、フック師匠が注目馬として挙げた各馬より、お客さんに挙げてもらった馬が上位を独占してしまうんですが、お客さんに花を持たせたということでしょう。 レース自体は、フック師匠が言われるように、「園田は面白い!」と思わせるいい内容でした。 続いてイベントステージでは、小牧太騎手&吉田勝彦アナのトークショーが開催。 太さんから吉田さんに、まさかの逆質問が飛び出します。 「若さの秘訣は?」「今後の目標は?」という質問だったのですが、園田へ来る電車の中で、一生懸命考えていてくれていたのだそうです。 いつも訊かれる立場にいる騎手としては、逆に訊いてみたかったのでしょうね。 太騎手は、正月は呑みまくったそうで、中でも宮崎にいらっしゃるお母さんとは昼から呑み続けたとのこと。 太騎手曰く、「母の方が強いです」 それを聞いた吉田さんは「是非呑んでみたい♪」とラブコール。◆1月3日 岩田騎手&吉田勝彦アナによるトークショー。 JRAのリーディング争いで、福永騎手にわずか2勝差で敗れ、2位に甘んじてしまった岩田騎手。 しかし、地方の勝ち鞍を加えれば、3勝上回って岩田騎手がトップ。つまり、昨年のJRA騎手で、一番多く勝ったのは岩田康誠騎手だったのです。 それでもトップを獲った福永祐一騎手とは、「JRAの勝ち鞍だけでのガチンコ勝負をしよう!」と誓い合っていたのだそうで、やっぱり悔しいとのこと。 「今年は、打倒福永祐一で行きます!」と高らかに宣言して、会場を沸かせました。 もうひとつのイベントは、川田重幸さん、吉井慎一さん、井上オークスさんの予想&トークショー。 吉井さんは、現在武豊騎手のバレットを務めてらっしゃいます。 昨年の夏にもイベントに参加してくださいましたが、そのときは武豊騎手とも一緒に舞台に上がっていましたので、ほとんど喋ることもできずに終わっていました。 今回はムチャブリも含めて、どんどん喋ってもらう機会を作っていきました。 元漫才をされていた芸人さん。そのときのコンビ名は、あのビートたけしさんに付けてもらったそうです。 たけしさんは、同じく氷川きよしさんの名付け親でもあるそうです。 その後の活躍ぶりの落差は…、こりゃテッパンネタですね。 当日のメインで重賞レースの『新春賞』の予想会では、全員の予想を総合すれば、見事な正解! とくに、その日の衣装を三野孝徳騎手の勝負服を借りて臨んだ井上オークス嬢はズバリ予想!! これはお見事でした! そうです、三野騎手が4番人気のクールフォーマで鮮やかに勝利するのです。 表彰式では三野騎手に、三野騎手の勝負服を着たオークス嬢が花束を渡すシーンがあり、なんとも滑稽ですが、いい雰囲気のものでした。 以上が年末年始の振り返りです(イベント中心)。 言うてるうちに1月も終わり、来週からは2月に突入です。 早いもんですねぇ。 寒さは本番を迎えている日本列島、皆さまどうぞご自愛くださいませ。〓Weeklyトピックス〓★田中騎手の復帰 先週、田中騎手の復帰は早ければ1月31日からとお伝えしていましたが、正式に本人からの発表で、2月7日からになりました。 年末に足の甲の骨折した田中騎手、いまも思いっきり踏ん張ることができないようですが、これまでの経験上、2月2週目からならば大丈夫と、復帰に踏み切ったようです。 ですので、もうちょっとだけお待ちください。★新年の変更点 1月10日からの開催では、番組面でいつくつか変更点が出ています。 まず、3歳馬がこれまで5クラス(A,B,C1,C2,C3)に分けられていたものが、4クラス(A,B,C1,C2)に変更になっています。 これは当然といっていい策で、去年を見れば明らかですが、3歳馬単独のレースは、AB混合であったり、C1C2混合であったりと、毎開催のように混合戦が組まれていて、4クラスでいいんじゃないの?っていう状況でした。 だから当然といえば当然。 次に、馬齢重量の変更です。・2歳牡・セン 54キロ→55キロ牝 53キロ→54キロ・3歳牡・セン 55キロ→(1月~9月)55キロ、(10月~12月)56キロ牝 53キロ→(1月~9月)54キロ、(10月~12月)54キロ・4歳以上牡・セン 56キロ→56キロ牝 54キロ→54キロ 4歳以上に関しては、現行通りですが2、3歳馬は大きな変更です。 いまの時期ですと、3歳牝馬は、去年に比べて1キロ重いということ。 斤量だけのことで言えば、明らかな不利といえます。 全国的に53キロをなくしていこうという方向なのだという番組担当者の話でした。 でも、2010年から、牝馬2キロ減を地方競馬で全国統一したはずなのに…。 とにかく大きな変更点ですので、しっかり伝えていかなくてはならないことです。 パドック解説では何度か触れてはいましたが、まだ浸透していないというのが現状だと思います。 こんな大事なことを施行されてから知った関係者が多数います。 ぼくもその一人です。 他にも細かい点で、変更になっているところが多々あります。 どうも必要な情報を知らせようとする意識が薄すぎますね。 ぼくも、このことを先週か先々週にはお伝えしておくべきだったのですが、遅くなってしまい申し訳ございません。これは反省すべき点です。 その情報が必要かどうかは、ファンの皆さんが決めることですからね。 ただ、きょう挙げたふたつの事柄は、絶対お伝えせなあかんことです。★馬主協会の新年会 毎年、司会進行をさせていただいていたのですが、この度は客の立場で参列。 いつも呑めずに歯がゆい思いをしていたものですから、今回はホントにありがたかったです。 馬主さんや調教師、騎手と、いろんな話をさせていただき、とても有意義な時間でした。 とくに若手調教師とは、もっともっと話をしていきたいと思わせてくれました。 うむ、話し合いの場を持とう!〓◇〓◇〓◇〓◇〓◇〓 2月8日の『佐賀記念』(Jpn3)に、兵庫県からオオエライジンとホクセツサンデーがともに選出され、出走することとなりました(ダイナミックグロウは回避でクールフォーマが繰り上がりも、回避予定)。 昨年の『兵庫ダービー』以来の再戦が、佐賀で実現するのです! 観戦に行きたいのはヤマヤマですが、園田は開催中なので仕方ないところですな。 場外発売もされますので、ファンの皆さんも園田で一緒に見守りましょう!
2012年01月28日
今週は日曜から水曜まで北海道にいましたが、東京に戻っても寒い、寒い 首都圏でもかなりの雪が降った様子が月曜や火曜のニュースで放送されていましたが、今日の川崎競馬場で船橋の調教師の方々と話をしていると、「火曜日の能検があった時、道路が混んでいるって言われていたから京葉線で移動したら、舞浜に着くまでに1時間半掛かったよ。そこで降りて、その後は厩舎から車で迎えに来てもらって川崎へ行った」とおっしゃっていた方もいました。北海道は、札幌辺りではかなり雪が降っていても、日高に入ると国道は全然平気ですし、はっきり境目がわかるほど日本海側と太平洋側では天気が全然違います。1カ月があっという間に過ぎ去ると思えば、2月に入れば種牡馬展示会も始まりますし、3月はホッカイドウ競馬で能検もスタートします。月日が経つのは、本当に早いですね。 さて、25日(水)は北海道新ひだか町静内の北海道市場で「冬季繁殖馬セール」が行われました。今年最初のセール、2008年から1月にも開催されるようになり、冬季開催は今年で5年目を迎えました。当初は51頭が上場予定となっていましたが、当日までに6頭が欠場となり45頭が上場されることとなりました。一昨年だけが65頭が集まりましたが、それ以外は45頭前後で推移しており、冬季は思うように上場頭数を集めることが難しい状況が続いています。それでも、良血馬や注目種牡馬を受胎した馬の上場があり、「昨年と同じぐらいの購買登録が集まり、生産者の方のみならず、例年以上に馬主の方々の問い合わせがめだちました」とジェイエス関係者の方が話されており、繁殖馬セールの存在が大分浸透してきた表れかと思います。 午前11時に開場されましたが、各厩舎にいる上場馬たちを見ようと、馬房から馬を出してもらい、購買関係者の方々が馬体のチェックを行っている様子です。 午後1時にセリが開始され、前半は受胎馬、その後は空胎馬、未供用馬へと上場馬が展開されていきました。最高価格となったのは、上場番号11番のファストパス(牝8歳)で1060万5000円(税込)。竹園正継氏が落札されました。(ファストパス) 父タイキシャトル、母エリモシックで、今年産駒がデビューするアルデバランを受胎しています。母のエリモシックがエリザベス女王杯勝ち馬で、ファストパス自身はJRA1勝。近親にリディルもおり、優秀な牝系と好馬体から注目度が高かった1頭でした。 また、未供用馬での最高価格となったのは、上場番号50番のイッツスパーブ(牝4歳)で703万5000円。小川眞査雄氏が落札されました。(イッツスパーブ) イッツスパーブは父ファルブラヴ、母シュペリユールという血統。JRA2勝で、祖母が秋華賞馬・ファビラスラフィンです。ヨーロッパの名牝が名を連ねるファミリーと、自身が現役時に非凡な瞬発力を見せていたこと、そして馬っ振りの良さから活発なセリが展開されました。 そして、今セール唯一のディープインパクト産駒となる上場番号45番グラニースミス(牝4歳)は、325万5000円で浦新徳司氏が落札しています。グラニースミスはJRA3戦未勝利(うち1戦は金沢の交流)でした。(グラニースミス) 最終的に33頭が落札され、売却率は73.3%、売却総額は8534万4000円(税込)という結果でした。売却率こそ4%減でしたが、売却総額は約2443万円増とまずまずの成績と言えると思います。「もう少し頭数を揃えたいところでしたが、時期的な問題があるのか、毎年のことですが質の向上、上場馬の増加という今後の課題につながります。何とか80~100頭を目指したいと思います。ただ、質という面では競り上がるシーンも多くありましたし、良質馬が上場されれば高値がつくことも示すことができたと思います。当社の理念でもある『牝馬の価値を高める』上で、牝馬の流通を促す1つとして繁殖馬セールを活用して頂き、牝馬を所有されているオーナーの方々に秋、そして来年の冬への上場を考えて頂ければと思います」と、ジェイエス代表取締役社長の藤原悟郎氏はセールを振り返られました。 国内の馬産は、依然として牝馬の価値が非常に低い状況です。競走馬としてだけでなく、繁殖牝馬として、またこのセールに上場し改めて価値を見出すなど、競馬のサイクルを見れば本来、牝馬は重要な位置にあります。セレクトセールでは、昨年の1歳セッションでエアグルーヴの2010(父ディープインパクト)が3億7800万円で落札されるなど、牝馬の高額取引馬は目立ってきました。こういった状況がより見られる状況になることが理想です。 馬が売れない時代、そして値がつき辛い時代になりました。ホッカイドウ競馬は大分前から牝馬の入厩率が約6割という状況で、地方競馬が牝馬のレベルが高いのも、この辺りに要因があります。グランダム・ジャパンの意義も、地方競馬の牝馬出走率の高さにあると思っています。繁殖馬セールは、決して生産者の血の入れ替えだけの問題でなく、1歳や当歳市場で牝馬を購入し、競走馬として走らせた後もこういったセールがあることで、さらに付加価値があることを認知して頂く重要なセールでもあります。
2012年01月27日
ミツオーです。子どもからもらったらしき鼻風邪が、子どもより先に治りました(子どもはまだ鼻水たらしてます)。さて、南関東地区は川崎開催中です。今回の川崎開催では、全国の名ジョッキーによる腕比べ・第10回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリが火曜日に、そして今年最初のG1・第61回川崎記念(Jpn I)がおこなわれ、ともに大いに盛り上がりました。写真↓は昨日(25日・水曜日)の場内の様子。この日のメインレース、川崎記念の発走合図ファンファーレ生演奏を担当した、東京交響楽団のみなさん。第8レース/第9レース終了後に、場内で「ウエルカム演奏会」をひらき、演奏を聴かせてくださいました。演奏に聞き入るみなさんの、人垣ごしに撮影した写真です。…東京交響楽団の方々が、ちゃんと写ってません(汗)。そして、こちら↓。「優駿の門アスミ」の第3巻発売記念サイン会が場内で実施されました。写真上の奥から順に、やまざき拓味さん、早川恵子さん、そして原作者の赤見千尋さんです。サイン会には、たくさんの方が列を作っていました。今年最初のG1・川崎記念は、たとえば昨年などに比べると、かなり高いレベルのメンバーが顔をそろえました。中でも、ダートグレード8連勝中のスマートファルコンが初めて川崎コースに参戦ということで、場内でおこなわれた数々のイベント目当ての方も相まって、たくさんの方がご来場くださいました。わたくし、上の写真を撮影すべく場内をうろうろしてみましたが、かなり混雑していたように思います。考えてみると、スマートファルコンという馬はJRA所属でありながら、もう長らく地方でしか走っておらず、ということは、この馬をナマで見ようと思ったら、地方の競馬場へ足を運ぶしかないわけです。ふうむ、かつてそういう馬がいなかったとは言いませんが、ここまで徹底して、かつ、ここまで強い馬は記憶にありません。そのスマートファルコンに、最後に土をつけた馬がフリオーソです。一昨年の秋、日本テレビ盃でフリオーソが勝ったあと、ゴールの瞬間はもちろん、レース道中でも、スマートファルコンの前を走った馬は存在しないのです。フリオーソは昨年の日本テレビ盃で競走除外となってのち、休養していましたが、ようやくこの川崎記念で復帰。フリオーソとスマートファルコンの対決は、あの日本レコード決着となった一昨年の東京大賞典以来となりました。フリオーソは休み明け(屈腱炎という病名も発表になっておりましたので、多くの方がたいへんな心配をなさったことと思います。が、とにかく復帰できてめでたい)。スマートファルコンは連勝を伸ばしているとはいえ、昨年の東京大賞典では2着ワンダーアキュートにハナ差までせまられており、その力にかげりが見えてきたのかも?という不安を持った方も多くあったことと思います。久々の対決となった両雄ですが、そんなふうに、若干の心配がなかったわけではありません。で、実際のレースがどうなったか、というと。スマートファルコンは偉大です。今回は、前走・東京大賞典でいだかせた不安をすっかり忘れさせる、「完調のスマートファルコン」でした。走破時計2分10秒7は、平成22年のこのレースでヴァーミリアンが出したレコードを、まるまる2秒も縮める、またしても「超絶」なレコードタイムでした。恐れ入りました。何つうか、チラとでも「この馬にも不安が…」云々とか思ったわたくしがバカでございました。ホントに申しわけありませんでした。という感じです。いや、ホントにおそろしく強い馬です。好スタート、とカンタンに言ってしまっていいのかどうか考えてしまうほどのロケットスタートからダッシュもよく、ゲートが開いた次の瞬間、すんなり先頭にたったスマートファルコンは、結局そのまま先頭でゴールに帰ってきました。フリオーソはスタート直後、押して押してスマートファルコンを追いましたが、結局2番手から。やや外に切りかえて、ぴったりマークのカタチ…ではありましたが、久々がこたえたか、早々と2周目第3コーナーあたりでは苦しくなり、ランフォルセにもかわされてかろうじて3着(勝ち馬とは1秒6差)。2着のランフォルセは、スタートでやや後手をふんだものの、すぐ巻き返して好位の競馬。スマートファルコンがスパートをかけたところでこれを追って行けたのは、この馬だけでした。…まあそれでも4馬身、離されてしまったわけですが。しかし、フリオーソにも4馬身差つけての2着は、かなり評価されていいと思います。強い馬が強い勝ち方をして人気にこたえる、時計もレコードを大幅更新。これはこれでスゴいモノを見たな、と思いますが、一方で、せっかくのG1ですから、高いレベルで実力の拮抗したレースを見たい、とも思わずにはいられません。とにかく現段階では、スマートファルコンが出走すれば、馬券は完全に2着・3着探し。予想段階でもうちょっと悩めるレースになってもらいたい、と言うのは贅沢というものでしょうか(なお、わたくしはどれほど頭鉄板と言われるレースでも馬券をハズせるという、特殊なほどの馬券ヘタです←自慢になりません・汗)。スマートファルコン号 武豊騎手コメントこの馬の競馬ができました。1周目もすごく落ち着いて走ってくれたので、後ろとの距離を、ある程度確認しながら乗ってました。ホントにいいリズムで走れたので、2周目3コーナーからいつものように仕掛けていって。この馬は、どこの競馬場でも走ってくれるので、あまり(初コースは)気にはしていなかったんですけども。前回よりは今日のほうが状態もいいかなと思ったので。いい走りでしたね。そうですね、いよいよ、ドバイ行きたいですね!ボク自身は昨年はあまりいい成績あげられなかったんですけど、そのぶん今年、がんばろうと思ってますので、今日、今年初の統一G1でいい結果出せたので、この調子でがんばっていきたいです。
2012年01月26日
相変わらず寒さ厳しい北海道です。リーディングジョッキーの鈴木恵介騎手がインフルエンザにかかりお休みしています。皆さんも気をつけて下さい。 さて、過去には地方競馬を舞台とした映画やTVドラマがいくつかありました。ばんえい競馬では、2006年に鳴海 章 原作「輓馬」が「雪に願うこと」に映画化されました。東京国際映画祭で四冠を受賞するなど話題となりました。公開前の試写会で私も拝見しましたが、こちら側(競馬社会側)の者とっては、物語というよりドキュメンタリーのように感じたことと、原作の主人公は、くたびれたちょっと暗いイメージだったのですが、映画では、伊勢谷友介さんが演じ、さわやか風イケメンだったので少しギャップがあった事を思い出しました。 今回はNHKでスペシャルドラマが放映されます。あの「ゲゲゲの女房」を手掛けた旭川出身の 山本むつみさんの脚本です。新人騎手とばん馬との勇気と希望の物語「大地のファンファーレ」昨年9月5日に制作発表記者会見が行われ、10月23日のクランクインから約3ヶ月。撮影も順調に進み、現在編集作業に入っているそうです。 主人公役は、NHK「おひさま」のヒロインの夫を演じていた 高良健吾さん。先輩騎手には 寺脇康文さん。広報担当には 蓮佛美沙子さん。馬主役には 赤木春恵さん。その他、 杉本哲太さんや 古村比呂さんも出演します。そして いよいよ放送日も決定しました。2月17日(金)NHK総合テレビ 20:00から(道内放送・前篇) 24日(金)NHK総合テレビ 20:00から(道内放送・後篇) 25日(土)BSプレミアム 19:00から(全国放送・前後編)3月13日(火)NHK総合テレビ 22:00から(全国放送・前篇) 20日(火)NHK総合テレビ 22:00から(全国放送・後篇)放送日におうちに居れない方は 録画予約をお忘れなく <今週のばんえい十勝> 今週の注目レースは、何と言っても牝馬の重賞 第22回ヒロインズカップ(BG2)です。昨年のこのレース、帯広競馬場で場立ち予想をさせて頂きました。その時、ヒロインズカップ過去10年のデータから、フクイズミ・ニシキエース・エンジュオウカン・ユーファンタジーの4頭をピックアップさせて頂きました。結果は 1着 フクイズミ 2着 ニシキユウ 3着 ユーファンタジー 4着 エンジュオウカン 5着 ニシキエースな、何と ニシキユウがいない5着中4頭が推奨馬なのに、2着のニシキユウがおりませんでもデータ予想もなかなかのものだと満足しました。さて、今年はどうでしょう。 ◎ 1番人気の人気の勝率 5割 ◎ 連対馬の馬齢 4歳、6歳が6割強 ◎ 1着馬は前走もしくは前々走OPで1着 8割強現時点の出走予定馬の中では フクイズミ ニシキエース ユーファンタジー ホクショウマドンナ以上の4頭がデータで当てはまる%の高い馬です。あくまでも上記データのみですので あしからず。 今日は私は久しぶりに友人と十勝川へお泊りです十勝川温泉は世界で2ヶ所と言われた1つのモール温泉です。茶色のお湯でツルツルした感覚。そのお湯のやわらかさはお湯に入れば肌で感じられる程です。身体の芯から温まり、お肌もツルツルになりますよ。私のおススメは 冬のモール温泉露天風呂 頭と顔はヒンヤリ涼しく身体はジンとあったか、長風呂も平気です。しっかり汗を出した後は、もちろんシャキッと冷えたですよ。ン~、この幸せ 今夜1年振りに味わって参りま~す では
2012年01月25日
JRAの話で申し訳ないのですが、昨日、都内のホテルにおいて、2011年度JRA賞授賞式が行われました。地方競馬の表彰であるNARグランプリは2月2日に開催されるのですが、あいにくその日は取材に行くことがで来ませんので…。今日の機会に話題として取り上げておきます。 本当に華やかで、そして受賞者にとっては晴れがましい舞台。だからこそ、賞というものの価値があろうというものです。 この手の「年間もの」の表彰というのは、表彰の対象となる事柄自体はすでに昨年、つまり「過去」のもの。ここで受賞される皆さんにとっても、すでに次なる2012年の仕事は始まっているわけですし、その中で手応えを掴む部分も、また多いに憂うべき部分もすでに色々と生まれていることでしょう。それでも、受賞者としてこうした舞台に立てば、昨年の成果を改めて噛みしめ、それをまた次の活躍へ…という気持ちになることは、間違いありません。だからこそ、こうした受賞の場は華やかであるべきですし、だからこそそうした気持ちも一層盛り上がることでしょう。 私自身は人生の中で、この手の表彰みたいなものでお褒めにあずかるという機会にはこれまで恵まれておりませんが(笑)、そうしたことの選考の対象になるようなチャンスがあるならば、日々の暮らしや仕事の中でそんなことも意識することになるのかもわかりません。 ここでちょっと、見方を変えてみたいと思うんです。 実は、その授賞式の取材に出かけた時点ではまだ目にしていなかったのですが、帰りがけに購入して目を通した競馬雑誌に、今回最優秀障害馬の管理トレーナーとして晴れがましい舞台に立った、田中剛調教師のインタビュー記事が掲載されておりました。その中で、丁度タイミング的にも印象に残った話がありました。それは、田中調教師が騎手だった時代、受賞者ではなく騎手会の役員として表彰式に出席した時の思いについて。「自分も表彰される立場で出ないとダメだと思った」という言葉は恐らく、当時の心境をありのまま語ったものでしょう。 実際に、田中調教師はその後騎手としても最多勝利障害騎手として表彰を受け、そして今回は調教師としても栄誉に輝くこととなりました。調教師としては非常に短いキャリアの中で、結果を出してこの華やかな舞台に立った田中調教師の心境は、果たしてどのようなものだったのでしょうか。 日常とはかけ離れた、華やかで晴れがましい表彰の舞台。 しかしその華やかさは、実は受賞者にとってはすでに過去のものであるという側面があります。 その一方で、戦いに敗れてこの場に来ることが出来なかった、受賞者よりも遙かに膨大な数の人々にとっては、この華やかさは今年一年、あるいはその先も通じての大きな目標になるはずです。その意味で言えば、この華やかさは、この場で表彰を受けることが出来なかった多くの人々にとっては、受賞者とは異なる、そして受賞者が感じるものよりも遙かに重要な意味があると考えることも出来るはずです。 だからこそ、こういう舞台は華やかでなければならないと。だからこそ、賞というものは誰もがそれを取りたいという存在でなければならないと。 表彰式の様子を見た昨日の夜は、そんな「敗れざる魂」たちがまたこの場を目指して展開してくれる新たな戦いへの期待を、改めて膨らませてくれるきっかけになりました。
2012年01月24日
パララサルーちゃんが菜の花賞を快勝しました。このレースは数年前ピンクカメオさんが勝ったレースです。ここから桜花賞へ向かい、ついにはG1NHKマイルカップを手にしました。当時はオープンのレースでしたが今年は500万円下の競走ですのでどこかトライアルもしくは重賞に向かって桜花賞へとなることでしょう。男の子のベストディールくんに続き楽しみが増えました。さて今夜は東京都心でも積雪があるようです。夜遅くから未明にかけてとニュースでは伝えていましたが。つまり明日の早朝は関東地方には雪が残る可能性がある。降雪時には晴天の夜ほどの冷え込みはありません(氷点下5℃とか6℃ということはきっと無いでしょう)。しかし積雪は調教に重大な支障をもたらす事があります。こういう状況の時、夜を徹して競馬会はトレセンの調教施設の整備に当たります。しかし降雪が続けば当然整備は追いつきません。雪を除けても除けてもその上から降ってきますから。そうなると限られたコースを徹底して整備し、そのほかのコースは諦めるしかありません。全てのコースがクローズという最悪の結果にならないように。ですから今夜の天気次第では明日もどこかのコースが閉鎖される可能性はあるでしょう。仮に使えたとしてもダートコースはグチャグチャの悪いコンディションでしょう。オールウェザー馬場として有名なポリトラックコースのコンディションだって読めません。とにかくいつもような平時とは違いますから、何事も慎重に考えなくてはなりません。事故を起こしてしまったり、お馬さんたちが怪我をしないように。救いは、明日が追い切りの日ではないということくらいかな。調教時間中も雪が残ると、馬場や運動場に積もった雪がお馬さんの体重で圧着されて蹄の裏に氷の塊となって詰まってしまいます。私たちはそれを「下駄を履く」といって嫌います。なぜならコンクリートやアスファルト、パドックなどに用いられている舗装材の上をその状態で歩くととにかく良く滑る。馬場にはそのパドックの舗装材のような材質で舗装された地下道があります。その地下道を通って各コースへと出て行きます。その際当然のことながら上り坂、下り坂があるわけです。なんせ怖いのはその下り坂。そこへ下駄を履いた状態で突入するとお馬さんが横転してしまうのではないかと思ってしまいます。ですからとにかく明日の早朝の天気が今から心配でたまりません。なるべく雪が降りませんように。
2012年01月23日
先日、やっとカメラを買いに行きました。 馬を撮るときにもっときれいに撮りたいなぁと思い続けてきたんですが、なかなかカメラ屋さんに行く時間がなくて……。 わたしの場合は超アナログで物覚えも悪いので、店員さんにきちんと説明を頂いてから購入したいと思っていたので、時間がたっぷりあるときじゃないと無理でした(^_^;) 事前にカメラに詳しい人たちにアドバイスを頂いて、いざカメラ屋さんへ! 店員のお兄さんが親切なかたで良かったです。1時間くらいいろんなことを教えてくださって、わたしのヘンテコな質問にも応じてくださってありがたかったです。レース写真も撮りたいし、馬房の暗い中でも撮りたいし……など、自分の要望を伝えたところ、こちらにしてみました。 オリンパスのE-PL3で、小さい一眼レフです。 本当は大きな一眼レフとコンデジの2つを買おうと思っていたんですが、最近手の調子も思わしくなくて重いものを持つのがかなりしんどかったので、ひとまず、小さいものから始めてみようと思いました。 まだ設定などは詳しく勉強をしていないんですが、おニューカメラでいろんなパターンを撮ってみました。 ゴールドセント↓ キヌガサヒーロー↓ マックスビート↓ ベルモントシェリー↓ クラーベセクレタ↓ やっぱり一眼レフって絵がキレイですねぇ。すごく楽しくてこれからかなりハマりそうです。もっと勉強して素人ながらもいい写真が撮れるようにがんばります(^^) さぁ、1月25日の川崎記念の枠順が発表されましたよ\(^o^)/ 南関東のフリオーソ&ボランタスの本追い切りリポートは、南関魂で紹介しておりますのでご覧くださいね。応援気合い入れるぞっ(^O^)/
2012年01月22日
新しいパソコンを買いました! ものすごい快適です♪ パソコンの具合が悪くなくても、5年もすれば買い替えた方がいいようですね。 とにかくサクサク進みまくりですわ!◆12月29日 イベントは講談師・太平洋さんと水野由加里ちゃんとのトークショー&『東京大賞典』の予想検討会。 前日のオオエライジン敗戦のショックを、水野由加里ちゃんに慰めてもらいました。 やっぱり水野由加里ちゃんは可愛いですわ♪ 昨年は、1月3日の園田で仕事初めで、この日が仕事納めだったそうです。 もう園田にいなはれ!◆12月31日 メインレースは『園田ジュニアカップ』2歳馬のチャンピオン決定戦です。 2戦2勝で臨んだ1番人気のポアゾンブラックが好スタートからそのまま逃げ切り、昨年のオオエライジンに続いて無敗の王者が誕生しました。 「あれだけ良いスタートを決めたので、無理に控えて馬と喧嘩するより素直に走らせようと思いました」と鞍上の松浦政宏騎手。 管理する野田学調教師は2年連続のリーディングトレーナーを決め、嬉しい締めくくりとなったわけです。 園田在厩とは違い、全馬輸送になる西脇所属馬は、それだけでもハンデとなります。 騎手も所属の北野真弘騎手、松浦政宏騎手を起用するのがほとんどで、リーディング上位騎手を選んで乗せることはありません。 そんな中で掴んだ2年連続のリーディングトレーナーは、ものすごく価値の高いものです。 素晴らしい!! 当日は、イベントに荘司典子さんが、初めて参加してくださいました。 おっとりした口調で話をされてはいるんですが、結構ドぎつい穴馬予想を展開されてました。 いろいろと話を聞いていると、競馬歴はぼくとほとんど同じ。そして、ぼくが28歳のころ、なんと荘司さんも28歳だったそうです(ともに永遠の28歳!)。 う~む、親近感湧きますなぁ。 またゆっくりとお話をしてみたいと思わせる素敵な女性でした。 荘司さんありがとうございます。◆1月1日 7年ぶりに元日はお休みでした♪ 日本人ですから、やっぱり元日ぐらいはゆっくりしましょ! なお、1月2、3、4日については来週以降に書きますのでご了承ください。〓Weeklyトピックス〓★優秀馬表彰・年代表馬 オオエライジン ・最優秀2歳馬 ポアゾンブラック・最優秀3歳馬 オオエライジン ・最優秀4歳以上馬 レッドゾーン・最優秀牝馬 マンボビーン ・特別優秀馬 ホクセツサンデー 1月19日に優秀馬表彰式が行われました。 冷たい雨の中、表彰を見届けて、熱い声援と拍手をくださったファンの皆さま、本当にありがとうございます。 いまは自宅にいながらでも馬券が買える時代ですが、それでも尚、競馬場に足を運んでくださるファンの方々には頭が下がります。これからも兵庫県の競馬をよろしくお願いします。 各賞を受賞した各馬のこれからの動向を聞いてみました。 オオエライジンは先週お伝えしたように、次は2月8日の『佐賀記念』に出走します。 2歳王者のポアゾンブラックは、少しソエが出て、しばらくは様子を見るとのこと。目標はあくまで『兵庫ダービー』なので、ゆっくりと調整が進められていくようです。 マンボビーンは1月17日にA2クラス(準オープン)を快勝!格付けではもう一度A2を使える状況です。ともかく久々の勝利で好ムード。 そしてホクセツサンデーは、なんと『佐賀記念』に選ばれれば出走するとのことです。 オオエライジンとの『兵庫ダービー』以来の再戦が佐賀競馬場で実現するかも知れません! 田中範雄師のこの発言にはビックリしてしまいました。本当に楽しみになってきました!★高畑皓一騎手が新人王に! 毎年恒例、高知競馬場で行われる『新人王争覇戦競走』が1月16日に開催され、兵庫県から参戦した高畑皓一騎手が見事に総合優勝。山田雄大騎手も4位と健闘して、兵庫県競馬を大いにアピールしてくれました。 高畑騎手が騎乗したのは1戦目が10頭立ての10番人気だった馬、それを4着に。 「馬がとにかくズブくて、ぼくが先にバテてしまいましたけど、よく頑張ってくれました」 2戦目も6番人気と、高い評価をされているわけではありませんでした。 しかし、ここで3馬身差の快勝で、総合優勝を決めるんです。 「初めてメンコを外したらしんですが、それが良かったみたいです。直線では何かが来るんじゃないかと心配で、後ろを何度もチラチラ見てしまいました。余裕がなかったです」 そんなふたりの若手騎手は、翌日の園田競馬の1レースで、なんとワン・ツーフィニッシュを決めます! 勝ったのは山田騎手。「(新人王で)負けたら意味がないです」と悔しさをあらわにしていた彼ですが、それがバネとなっての勝利だと言えます。 良いきっかけを掴んで帰ってきたふたりの騎手が、今後も更なる活躍をみせてくれることを願います。 こんなに頑張っている若手がいるんですから、調教師や馬主さんも、どんどん若手に目を向けてください。 昨年、多くの若手騎手が辞めていってしまったことを繰り返さないためにも。 ★北野騎手が復帰 10月25日に落馬で負傷した北野真弘騎手が今週から戦列に復帰。勝ち鞍こそ挙げられませんでしたが、3か月ぶりに元気な姿を見せてくれました。 「もう身体はまったく問題ないです!」 あのときの事故は、4人が落馬する大事故。思い返すといまでもゾッとするような光景でした。 よく帰ってきてくれました。 それから、いま負傷休養中の田中学騎手は、早ければ1月31日から復帰をするとのことです。 もうしばらくお待ちくださいね。★内田利雄騎手のSee Youセレモニー 内田利雄騎手が、限定騎乗期間が終了。“公約”であった10勝を最終日に挙げて、気持ちを良くしてお別れセレモニーに登場です。※成績(笠松遠征含む) 88戦10勝2着11回3着6回 得意?のエセ関西弁も披露し、失笑を買う内田さんは本当にお茶目です。 それでいて、技術やレース勘に優れ、内田さん曰くどこよりも厳しいレースをする園田で、10勝ですからやっぱりすごいです。 最後に記念撮影。 また呑みに行きましょうね! 今後は浦和競馬場で3月まで騎乗するとのことです。 その次はと訊くと、「新年度になるのでまだ決まってないです。えーっと、○山」とつい口を滑らせてしまうお茶目さん。 中国地方の方、春を楽しみにしといてくださいね。★ダート・プロの新年会 弊社(有)ダート・プロダクションの新年会は1月19日に開催されました。 冷たい雨が降り続く中、表彰やセレモニーが4回ありました。 そんな雨に打たれながらも、『終わったら宴会…終わったら宴会…』と心の中で呟いて自分に言い聞かせ、なんとか寒さを打ち負かすことができました。 さて、今回の料理は“あんこう鍋”、ぼくは初めて食するので、楽しみでなりませんでした。 他にも海鮮料理満載で存分に楽しむことができました。 和やかに、にこやかに、とても楽しい宴でした。〓◇〓◇〓◇〓◇〓◇〓 把瑠都関、優勝おめでとう!
2012年01月21日
寒い日が続いていますね。日曜から火曜まで高知にいましたが、南国土佐とはいえ風が冷たく、しかも日曜は陽が出なかったし、月曜は雨もパラパラ降ってきたりと非常に寒かったです。帰る日だった火曜日は天気に恵まれ、陽が出るとさすがに暖かかったですが、高知にいた3日間で全国的に冷え込みがきついというのを改めて感じました。 その高知は、この時期恒例となる「第26回全日本新人王争覇戦」を見るために訪れました。かつては夏の風物詩として、そして2004年から2007年までは黒船賞の前座的な位置づけで行われ、多くのファンの前で覇を競ってきましたが、2008年から成人式当日やその1週後に行われるようになりました。 一昨年、戸崎騎手が高知優駿に参戦した時、「高知、初めてなんです。新人王に参加できませんでしたし、何か来れて嬉しいですね」と話していたのを思い出します。地方競馬の騎手にとって、高校野球でいう甲子園のような存在が全日本新人王争覇戦にあると言ってよいと思いますが、乗り鞍に恵まれない若手騎手も多い中で、注目されてレースに挑めるというのは、地元のビッグレースだけでなく、このようなレースの存在価値を示しています。 初戦を制したのはJRAの川須騎手。プレナスで差し切った時、高知の騎手や調教師から「凄いなぁ!プレナスを持ってくるんだから、大したもんだ」と、驚嘆の声が飛んでいました。赤岡騎手は「高知の深い馬場で、しかもズブい馬をしっかり追ってくるんだから、本当に凄い騎手だね」と、川須騎手を評価していました。 2戦目は兵庫の高畑騎手が積極果敢に先行してそのまま押し切りました。この勝利が優勝につながりました。 新人王ではあまり記憶にない、と高知の関係者の方が言うほど、天気に恵まれることが多い新人王当日ですが、雨の中の表彰式となりました。2位は佐賀の石川騎手、3位が笠松の森島騎手が入り、地方競馬の騎手が上位独占となりました。「デビュー当初は体がガッチリし過ぎてましたが、今は体もシャープにしています」と、トランポリンで世界11位の実績を誇る高畑騎手も、使う筋肉がまるで違う騎手になって戸惑いもあったそうですが、この優勝を機に飛躍して欲しいと思います。 同期との再会、同世代との争いで身も引き締まると話すJRA騎手たち。全日本新人王争覇戦に毎年見ていますが、高知の騎手や調教師も各ジョッキーのレースに一喜一憂している光景も楽しいです。 そして、18日に行われた「TCK女王盃」では、船橋のハルサンサンがカラフルデイズとの接戦を制しました。地方生え抜きでのこのレース制覇は、ヤマノリアル以来ですから、かなり久しぶりです。ヤマノリアルはデビューこそ船橋でしたが、元々ホッカイドウ競馬でデビューを目指し、門別で調整されていた馬です。成長を考え、大事にした方が…ということで急がせることなく南関東でのデビューとなりました。 だから、本当に意味で南関東生え抜きと考えると、ハルサンサンは初めての勝利となりますね。サウスヴィグラス産駒は、意外と1800mをこなす馬がJRAでも少なくありません。サウスヴィグラスの血統を考えれば不思議ではないことで、掛かっていくぐらいのスピードは父から譲り受けたものでしょうが、今野騎手が上手くなだめ、そして勝負根性でダートグレードVへと導きました。ハルサンサンの今後の活躍も期待したいと思います。
2012年01月20日
南関東地方競馬は、大井競馬開催中です。(昼間開催。開催は20日=金曜日まで)今年最初の大井競馬、開催中です。5日間×12Rで行われるこの時期の大井競馬、走りたい馬が多くてどのレースも多頭数になります。短距離も中距離も最後まで気の抜けない展開になり、そして結果も波乱含みのことが多くなります。今日は1番人気が7勝でしたが、昨日までの36レースでも、7勝。初日(月曜日)9Rでは、12番人気のアタゴヘイローが勝って単勝¥11,280。3日目(水曜日)7Rも11番人気レーヴボラールが1着となり、単勝¥7,850&三連単¥3,884,760。さて、明日の最終日はどうなるでしょうか?天候と馬場状態も気になるところであります??今週の重賞は、水曜日に行われた第15回TCK女王盃(Jpn3)。ラヴェリータが引退、ミラクルレジェンドやクラーベセクレタがお休みの中、路線に新星が現れるのか注目を集めた一戦。昨年後半、この牝馬ダートグレード戦線を盛り上げたカラフルデイズ、パールシャドウ、プレシャスジェムズに、古参のウエディングフジコ・久々の南関東登場プロヴィナージュのJRA勢。地方勢は、クラーベセクレタと同期のハルサンサンと再転入2戦目ショウリダバンザイを中心に6頭。人気も割れ気味で、抜けた存在が見つけにくい混戦ムードの中、レースを迎えました。プレシャスジェムズ、プロヴィナージュの内枠2頭がスタート一息。しかしすぐにプレシャスジェムズは盛り返してハナを奪いスローペースの逃げに持ち込みます。好スタートのカラフルデイズが2番手。ウエディングフジコ、ハルサンサンとパールシャドウも終始先団~中団で差がなく進んで、外から「もう辛抱たまらん」とショウリダバンザイが向正面から徐々に前に上がっていきました。残り600mくらいから流れが速くなり、外を回ったショウリダバンザイは徐々におかれはじめ、逃げるプレシャスジェムズにカラフルデイズとウエディングフジコが並んで、その後ろからハルサンサンが先行馬の外へ出して直線コースへ。一旦、ウエディングフジコが前に出ようとしますが、先行集団にいた馬たちにはまだまだ余力が残っていました。カラフルデイズがウエディングフジコに内からまた並び、外からハルサンサン内から(バテそうでバテない)プレシャスジェムズが襲い掛かる4頭並んだ直線の攻防。残り100mで内から2頭目のカラフルデイズと一番外のハルサンサンが抜け、ウエディングフジコとプレシャスジェムズに猛然と迫ったパールシャドウの三番手争い。最後はハルサンサンの切れが勝ってカラフルデイズに競り勝ち重賞初制覇。2着はカラフルデイズで、3着は最後差し返したプレシャスジェムズで、直線名前をたくさん喋ったウエディグフジコは4着となりました…。(→結果)スローペースの中、ゴール前でも各馬の脚が残っている展開になり、最後は54kgが生きる形でカラフルデイズを捕えたハルサンサン。クラシックでは強豪の存在もあってあと一歩タイトルに届きませんでしたが、いきなりJRA勢相手のグレードレースで金星となりました。カラフルデイズもよく走っていますし、近いうちにチャンスが来そうないいレースでした。プレシャスジェムズは出遅れを挽回してのマイペース逃げ。出遅れがなければ…と思わせる惜しいレースでした。ウエディングフジコは直線一旦先頭の場面もあり、見せ場たっぷり。長い休みもありましたので、徐々に復調気配でしょう。パールシャドウは明らかに展開が向きませんでした。ゴール後実況の中で「4歳馬2頭の一騎打ち!」と言いましたが、この路線に新たな風を吹き込んでほしいという気持ちがありました。例年フルゲートやそのくらいまで出走頭数が揃うTCK女王盃でしたが、今年は11頭と少なめで、これはTCK女王盃史上一番少ない頭数。それだけでは盛り上がりを計るには足りませんが、もっともっとたくさんの馬がこの路線に集まってほしいと思います。クラーベセクレタやナターレといった南関東の明け4歳牝馬も加わってもらって、女王ミラクルレジェンドを負かすようないいレースを見せてほしいと思います。もう一点。今年最初のダートグレードレースを、南関東勢が制したのはとっても喜ばしいことです。今野忠成騎手は2010年のユキチャンで勝ったこのTCK女王盃以来のダートグレード勝ち。佐藤賢二調教師のダートグレード勝ちはチャームアスリープの関東オークス(2006年)以来でした。昨年、南関東で行われたダートグレードでの南関東勢の勝ち星は年間5勝でした。2011(5/21)→「21レース中5レース優勝」という意味フリオーソ(川崎記念・かしわ記念)ナイキマドリード(さきたま杯)ボランタス(浦和記念)クラーベセクレタ(クイーン賞)ちなみに…2010(4/19)ユキチャン(TCK女王盃)フリオーソ(帝王賞・日本テレビ盃)マグニフィカ(JDD)2009(3/17)フリオーソ(ダイオライト記念)ブルーラッド(浦和記念)ユキチャン(クイーン賞)※ラブミーチャン(全日本2歳優駿)今年はそれ以上の成績が期待できそうな幸先のいいスタートとなりましたよ。さて、来週の川崎記念はどうなるでしょうかね??ファンの皆さんも、1月中にリズムをつかんで幸先のいいスタートを切ってくださいね!!
2012年01月19日
ニュースでもご承知かと思いますが、北海道は強烈な雪雲と寒波に見舞われています。 岩見沢では、積雪が194cmにもなり、42年ぶりの積雪量更新となっています。 JRもバスもストップし、屋根の雪下ろしをしていて落下した人、屋根が潰れて火事になった工場、積雪の上に屋根から落ちた雪で玄関がふさがり、家に閉じ込められてしまった一人暮らしの方・・・・。 毎日毎日岩見沢での雪の被害のニュースが飛び込んで来ます。 以前ホッカイドウ競馬が開催されていた頃は、私も通っていた街なので、TVからの声や新聞の活字に目が行きます。 私の住む帯広など道東や太平洋側は、その雪雲から外れているので、暮に降った雪があるだけ、年が明けてからの降雪はほとんどありません。 しかし、寒さだけは避けられません。 陸別町のしばれも記録ものです。 昨日17日までで連続7日間寒さ日本一が続き12日には、-29.1度、平均でも-24.8度。 今朝も-28.0度だったようですので、記録はまだ続きそうです。 全国や海外からも参加する 陸別しばれフェスティバル。今年は2月4・5日に予定されています。 日本一の寒さと日本一のスターダストが体験出来ますよ。 タイトルを記録づくしとして、冒頭の話題はすっかり身近な生活の話になってしまいました ここからはばんえい競馬です。 競馬情報などで既に発表されています 2011NARグランプリの優秀新人騎手賞に、ばんえいの島津新騎手が選ばれました。 島津騎手は、2011年1月8日にデビュー戦での初勝利から瞬く間に勝鞍を重ねました。 昨年暮れには2011プロスポーツ大賞にも輝き、全国へとその名を広げました。 デビューから約1年、1月16日現在で通算91勝、勝率4割9分4厘、連対率6割2厘と言う成績。 ベテラン騎手でも年間90を勝つのは容易ではありません。 リーディング5位以内でないと勝てない数です。 そんな島津騎手が目標としている先輩の一人、鈴木恵介騎手は、今年度も絶好調で1月16日現在で202勝。 昨年自身で記録した年間最多賞206勝に4つと迫り、今年もまた記録更新が濃厚となっています。 もちろんダントツのリーディング1位。 4年連続ナンバー1も決定的です。 次の記録は3連単です。 15日(日)第6Rで、1着8番人気・2着3番人気・3着10番人気が入線し、1,719,320円の配当が出ました。 ばんえいでの3連単の最高額です。 15日(日)のメインの白馬賞は、フクイズミが出走を見合わせたこともあり、アオノレクサスが順当に勝利を修めました。 内枠4頭がやや先行グループとなった道中ですが、第2障害では9頭が一線となり、トウリュウ・アオノレクサス・キョウワテンリュウが並ぶように山を越え、結局この3頭の決着となりました。 大好きなフクイズミは、次の出走で応援します 今週の注目レース 22日(日)のメインレースは4歳上オープン。 カネサブラック・ニシキダイジンなど強豪達が出走します。 そして23日(月)には、4歳の重賞ポプラ賞(BG3)へのトライアル 報知新聞社杯 第5回白雲賞が予定されています。 出走予定馬 オイドン 牡 ニュータカラコマ 牡 フジダイビクトリー 牡 アグリコトブキ 牝 タカノテンリュウ 牡 レットフジ 牡 フナノコーネル 牡 イワキ 牡 ブラックパール 牝 タッピイサム 牡 以上10頭です。 上位2頭にポプラ賞への優先出走権が与えられます。 今季のばんえい競馬もあと5開催30日間。 それぞれが、記録や勝利に向って勝負にも一層力が入ります。 もちろん馬券ゲットにも ご健闘祈ります
2012年01月18日
最近、競馬場に出かけたときには、自分で言うのもなんなんですが結構熱心にパドックで馬の様子を見ています。 昨年末、有馬記念のパドック。 混雑しちゃって、馬見るどころの騒ぎじゃないんですけど…(笑)。 そこまで真面目に勉強できないたちなので、本当の意味で馬を見きわめる力なぞ持ち合わせてはいないのですが、パドックで馬を見ていれば「何となく強そう」とか、あるいはその逆とか、元気がありそうとかなさそうとか、その他何かの閃きは沸いてくるもの。競馬の場合は、その見方が正しいかどうかは個々の中ではむしろ関係なくて、最終的にそれを予想の中に反映させて、結果馬券が当たったり、あるいは逆に外れたときでさえ楽しめるところがいいと思うんですよね。 有馬記念前日の阪神競馬場パドック。 ラジオNIKKEI杯を見に行きましたが、やはり2歳戦で馬を見るのは、独特の楽しさがありますね。 忙しいときにはなかなか競馬場に足を運ぶことが出来ないのですが、だからこそ競馬場に出かけることが出来たときには、出来る限りパドックに立って、馬を見た感想を予想の上で重いファクターにしようと努めています。ちっとも当たらんところを見ると(爆)、まずは馬の見方が間違っているか、あるいはやはり競馬というのは「そのファクターだけ」で当たるほど浅薄なものではないということでしょう。 更にその前日、12月23日の名古屋競馬場。 名古屋グランプリのパドック。かなり賑わっていました。 こうしてパドックで馬を見せてくれるなら、やはりその様子も気になるというのは自然な人情の発露と言うべき。何しろ、多くのファンにとって馬券が当たり続けるということはなく、競馬ファンというのは何とかして「馬券を当てたい」と思う人たちの集まりであって、そのためなら多少の難行苦行もいとわない人々が、毎週毎日競馬を楽しんで下さっているのでしょうから(含む、私)。 香港やシンガポールなんかも、パドックでは馬をしっかり見せてくれます。ちょっと登場の仕方がアバウトな時がありますが、出てこずに全く見られないと言うことはなく、出てくればしかるべく何周かはパドックを周回して、その姿が披露されます。 香港・シャティン競馬場のパドック。 大きなレースの時には、日本と同様にお客さんがぎっしりとパドックの周りを埋め尽くします。 たぶん、香港には「パドックで馬を見て、それを判断材料にして馬券を買う」という習慣がきちんとあって、そうしたことを競馬場で実践しているお客さんも多いんだと思います。写真を探したけど見当たらなかったのですが、香港ではレース毎に、オフィシャル映像にて「パドックでの解説者のお勧め」の馬の番号が表示されますから。自分の見た目とその表示が合っていると、ちょっと嬉しかったりもします。 シンガポール・クランジ競馬場のパドック。平場の時に出かけたからか、場内のお客さんがそこまでパドックに注目しているという感じはありませんでしたが…それでも、熱心な皆さんがこの通り。この写真を見ると、シンガポールでもそれなりにパドックを見て検討している人たちはいるみたいですね。 そう言えば、かなり昔の映像ですがここのパドックはすごかった…。 4年前の丁度この時期に出かけた、韓国・釜山慶南競馬場のパドック。お客さんが全くいませんが……寒くて屋外で立ったまま馬を見るなんて不可能な状況。せっかく韓国まで出かけたので、馬をしっかり見て馬券も頑張ろうと思ったのですが、この写真を撮って1分後に断念してスタンドの中に避難しました。 それでも熱心に馬を見ているお客さんがいますが、これはかなりのマニアの方だと思います、きっと。立派なパドックなので、普通の気候の時には、もっと多くのお客さんが馬を見ているんだと想像していますが、実際のところはどうなんでしょうか。 一方こちらはイギリス・アスコット競馬場。ロイヤルアスコット開催のパドックですが、こうして見ると何だか随分雰囲気が違いますねぇ。どの馬の馬券を買おうかと目を血走らせて馬を見ているのは、私ぐらいのものでした(笑)。あとのお客さんは、優雅に馬を眺めているという感じですね。アスコットのその他の開催の時のパドックがどんな雰囲気なのか、興味があります。 こちらはそもそも馬券を売っていないドバイ・メイダン競馬場のパドック。ワールドカップデーとか特別な日はもっと混雑しているんでしょうが、その他の開催の時にはこんなものみたいです。 写真に写っているのは殆どが関係者。そして一部が特別席の客。一般客がパドックの馬を見ることが出来るのは、このパドックのリングの向こう側のほんの一角だけです。そこで熱心に馬を見ている人もいるにはいるのですが、殆どの人たちはスタンドの席に座ってわいわいやってるだけで、パドックまで馬を見に来たりはしていないように見えました。 そりゃそうだよね、これから馬を見て買う馬券を決めるわけじゃないですから。 こうして比べて見てみると、パドックの形状というか施設としてのパターンは大抵どこの競馬場でもそれほど変わりません。むしろ違うのは、取り巻く人の動きとか、それにより醸し出される雰囲気。国や場所により、文化により、異なる面白さがあります。 いずれにしても、これからレースを競う馬たちが集まる場所という意味ではやはりレースに注目する人々の、そして馬に携わる人々のエネルギーが集まり、そしてテンションも上がる場所であることは間違いなく、だから競馬場で最も面白い場所のひとつなのでしょう。 昨今では、レース場から離れたところで映像で競馬を楽しむケースも多いのですが、それではこのパドックの独特の雰囲気まで、競馬の面白さとして味わうことは出来ません。 そうだ、やっぱり競馬場に行こう!そして馬を見ましょう! 馬券の材料と言う意味でもそうだし、パドックに行けばそこで感じる「何か」がきっとあるはずです。
2012年01月17日
先週寒い寒いと書きましたが、その先週はさらにその上を行く寒さが日本を襲いましたね。美浦では-7.5℃を記録したそうです。私は-5℃の表示までしか目撃しませんでしたが、トレセンの中で記録された数字だそうです。その様な気温の中で騎乗すると、防御が薄い手先や足先は寒さや冷たさではなく痛さとの戦い。キャンター中などには拳はほぼ同じ形を維持しながら(動きがないまま)氷点下の空気の中を時速40kmほど(追い切りなら60km以上)のスピードで突き進みます。血流が悪いところに来て、冷却されるわけですからね。痛いのです。でもあまり分厚い手袋をすれば乗りにくいですし、靴下を何足も重ねて履けばブーツに足が入りません。寒いって本当に嫌ですよ。そんな愚痴はさておき、今年に入って早くも5開催日が消化されました。今年も40勝、獲得賞金10億円を目標にみんなで頑張っているところです。幸先良くベストディールくんが京成杯を優勝することができました。クラシックへ向けて期待が膨らみますね。しかし、昨年は39勝(地方交流含む)。獲得賞金は6億9500万円強。重賞勝ちはアパパネのヴィクトリアマイルとマイネルキッツのステイヤーズステークスの2勝。昨年も同じ目標設定ではありましたが今ひとつの成績でした。今年こそは目標の数字を超える。そう信じています。昨年は2着が勝ちとほぼ同数の37。私自身はここを何とかせねばと感じています。2着という着順は、お馬さんたちにとっては非常によく頑張った結果です。馬主さんからみてもある程度の評価をいただける結果かも知れません。しかし私たちには頑張って走っているお馬さんに栄光を与えられなかった悔しさが残ります。常日頃から自分たちと接していて、頑張っている姿を肌で感じている彼らに対し申し訳なく思える結果です。1着と2着。そこには恐らく皆さんの想像以上に大きな差があります。しかしそれは自分たちがやってきたことの結果でもあるのです。昨年の国枝厩舎は2着が多かった。それは自分たちの仕事の結果です。何とかせねば。もう一度基本に立ち返る、今以上に丁寧な調教をする、お馬さんの怪我や病気を未然に防ぐ。当たり前のこととして以前から取り組んでいたことです。しかし、昨年の結果を肝に銘じて全ての仕事に対し「本当にそれで良いのか?」と自分たちを問いただしながら今年は進んでいきたいと思います。さて、今年もがんばろっと。
2012年01月16日
こんにちは~。南関東はすっかり昼間開催になりましたねぇ。 厩舎関係者からは、朝の調教からレースまでの時間をゆっくり使えるので、ナイター開催のほうがいいという声を多く聞くんですが、 個人的なことを言えば、昼間開催の大ファンです(^^ゞ 朝取材からそのままレースや午後取材に突入できて、夕方からの時間を有効活用できるので……。とは言っても、帰る時間がナイター開催期間より遅くなっちゃうのは何でだろう(^_^;) 昼間開催になっても、南関東は週1で重賞レースが組まれているので見逃せません。 近いところでは、1月18日(水)にTCK女王盃が行われます。今日枠順が発表されました。楽しみなメンバーがそろいましたね。 ちなみに、クラーベセクレタの名前はありませんが、クラーベは2月29日(水)のエンプレス杯に向かう予定です。 昨日のクラーベ↓ 元気いっぱいだそうです。最初はTCK女王盃というプランもあったんですが、斤量58キロになので自重したそう。エンプレス杯が待ち遠しいですね。 そして、1月25日(水)の川崎記念も豪華メンバーがそろいそうです。 南関東からは、フリオーソ&ボランタスの8歳ツートップが出走するのが超心強い!!! 昨日フリオーソは無事に一週前追い切りを終えました。まずは、無事に終えたことが何よりで、この舞台に向けて順調に向かっていることが本当にうれしいです。 クーリングダウン中にはなんと豪華な2ショット!!! 前はナイキマドリード、後ろにフリオーソ。NARグランプリ受賞コンビですっ\(^o^)/ こういう光景が何気なく見られちゃうのが、重賞王国船橋です。 ここ最近のナイキマドリードはレース後も全然疲れがなくて元気がありあまっているために、運動も2人引きなんですよ。ほんと、充実期を迎えているなぁって感じです。 さて、ボランタスも順調に一週前追い切りを終えたそうです。 最近は『まくりのボラ』という異名でもお馴染のボランタス(^^ゞ 去年の川崎記念はフリオーソに完敗してしまいましたが、今年はさらにパワーアップしている印象なのでガチンコ勝負を見せて欲しいです。 写真は先日のボランタスです。奥にいるのは、なんと、トムトム\(◎o◎)/! 川崎に約3年ぶりに帰ってきました今や、アパパネのお兄様。ボランタスとアパパネの兄様トムトムが並んでいたのも何とも豪華でございました。 ということで、南関東は昼間開催も楽しみな重賞レースが続きますから楽しみましょう。 そうそう。今日は新宿シティハーフマラソンに行ってきました(^^) お隣の5歳になった甥っ子くんの応援です(^。^) ランニングブームとは聞いていたけど、ものすごい大混雑でビックリ。老若男女とても楽しそうでした。 なんか、あのような爽やかな光景を見ていると、自分の生活を顧みるいいきっかけになりますね。反省m(__)m
2012年01月15日
年末年始の開催が終了して、いまは通常開催(火・水・木)に戻っている園田競馬。 ザーッと、年末年始を振り返ってみようと思います。◆12月23日 この日は祝日で、二日後には『有馬記念』を迎えるというとき。多くの競馬ファンが色めき立つ時期です。 園田競馬場では“LIP MINKS”のライブ&トークショーが行われました。 “LIP MINKS”は兵庫県川西市発のダンス&ボーカルガールズユニットで、平均年齢14.5歳という驚異的な若さ! 2月3日にいよいよCDデビューをします!! LIP MINKS公式ホームページ ぼくの子供であってもおかしくない年齢ですから、完全に親の目線で彼女たちを見てしまいます。 本当に可愛い女の子たちで、今後はどのように伸びていってくれるか楽しみです。 まっすぐに伸びてよ!すれないでね!勉強もちゃんとしぃや!◆12月28日 いよいよ、この日から年末年始の開催がスタート! その皮切りは『兵庫ゴールドトロフィー(Jpn3)』で、なんといっても注目を集めたのが、デビューから10戦10勝のオオエライジンの存在。 結果は3着でした。自ら前の馬を掴まえに行って、後ろの各馬に差されてしまいましたが、僅差ですから強い内容です。 もっとじっくり構えていれば…、とタラレバを言えるぐらいの実力を見せられたのではないでしょうか。 オオエライジンはレース後も順調で、2月8日の『佐賀記念(Jpn3)』(佐賀競馬場・2000m)に予定通り向かうようです。 その後はレース後の状態次第ですが、3月22日の『名古屋大賞典(Jpn3)』(名古屋競馬場・1900m)へ向かって、京都競馬場で行われる5月19日の『東海S(G2)』(1900m)か、地元園田の『兵庫大賞典』(5月4日・1870m)を使うというのが青写真のようです。 地元でもう一度走りを観たいという思いもありますが、JRAへの挑戦も見てみたい。 陣営も悩むところでしょうけど、ぼくも悩ましい思いにさせられてしまいます。 とにかく無事にいってほしい。 さて、当日のイベントゲストは、元競馬エイトのトラックマン川田重幸さんと、多くの競馬を魅了し続ける岡部玲子ちゃん。 玲子ちゃんはすっかりママさん。息子さんとぼくの息子も年が近いので、こどもトークで楽屋は盛り上がりました。 そう言えば、以前(2008年)園田に来てくれたときは、恋人募集中だったのですが、あっという間に結婚して、いまはママさん。それでも玲子ちゃんは可愛いですよ♪ イベント当日の朝まで体調が芳しくなかったそうなんですが、そんなそぶりをチラッとも見せない玲子ちゃんはさすがでした。 川田さんは年末年始は3回出演のヘビーローテ。また、それ以外の日にも「予想するためにデータをとらないと」との理由で毎日のように園田通いをしてくださました。 それに、ファンの皆さんに対するサービスの仕方が尋常じゃないんです。 見習わなければならないところです。★☆緊急お知らせ☆★ いま使用しているパソコンの調子がとても悪いのです。 ちょいちょいフリーズしてしまうので、これを書いていても予断を許さない状況です。 なので、きょうはここまでにしておきます。 すみません…。 他の仕事にも大きく影響しますので、早急に対処しておきます。 来週か再来週までには解決させます。 新しいのを買います!!
2012年01月14日
全国的に寒いですね(^^; 今年になって初めて北海道に行きましたが、2週間ほったらかしにしていた札幌の駐車場は膝より高い位置まで雪が積もっていて、車を入れるまでに2時間も雪かきしました。そんだけの雪かきは本当に久しぶりだったので、翌日は筋肉痛に悩まされました 水曜日には、門別競馬場に寄った後に浦河に移動して何頭か馬を見に行きました。日高地方も結構降ったそうで、門別競馬場は本馬場は雪で覆われ、内馬場とさらに内にあるウッドチップの丸馬場で調教が積まれています。 明け2歳馬の入厩頭数は例年並みだし、3歳は例年より残っている傾向にあるので、北斗盃はもちろん、3歳未勝利戦が結構組めるような感じなので、毎年悩まされる開幕の頭数確保も何とかなりそうな印象です。 東京に戻ってきた木曜日に、船橋10Rで吉原騎手がスタート直後に落馬し、その後や翌日の競馬が乗り代わりとなり、また金曜の朝の様子も芳しくなかったということで、大井初日を取り止めるなど、ちょっとバタバタしましたが、華代子さんの南関魂に書いてある通りですので、ご安心頂ければと思います。 さて、今シーズンの最終週を迎えた水沢競馬に行ってきました。日曜は夜に到着する形で、関係者と合流。最終日の競馬を、1Rから楽しみました。イベントにも参加させて頂きましたが、本当に多くのファンが詰めかけ、トウケイニセイ記念を含め皆さんと競馬を楽しむことができました。 最終日の売上額は1億8503万8600円と、予想を約5000万円ほど上回り、場内の盛り上がりとともに好結果となりました。2011年度の売上総額も、146億4800万円(計画比112.1%)となり、計画額を約15億8300万円上回っています。 東日本大震災で、開催そのものが危ぶまれた中、5月14日に盛岡競馬をスタートでき、その後は水沢競馬場の復旧工事にメドが立ったことで12月9日からの追加開催も実施することができました。 JRAや地全協を始め、多くの関係各所の協力と支援があったことに加え、競馬ファンが岩手競馬に注目し、馬券を買ってくれたことが非常に大きいと思います。2011年の岩手競馬に触れていった中で、全国の競馬ファンの熱い気持ちを強く感じました。10月10日の南部杯デーに、東京競馬場の岩手競馬発売所でイベントをしましたが、多くのファンに集まって頂いたことは、その集大成だったと思います。 ダービーグランプリは久々に盛岡開催となりましたが、カミノヌヴォーが南関東の強豪を一蹴し、新たなスター誕生を思わせる強さを見せ、その勢いのもとに桐花賞も制しました。 「水沢競馬、復活。」と銘打たれた水沢競馬は、約1ヶ月の開催でしたので、本当にあっという間に終わった感じがしましたが、開幕と閉幕に立ち会うことができたこと、そして1年を通して岩手競馬に触れ、今年は多くの思い出と感動がありました。「心をひとつに」 全国の競馬関係者が一丸となり、夏にはJRAと岩手の騎手対抗戦が実現したり、「南部杯」が東京競馬場で行われた同じ日に、最終レースとして地方交流の「絆カップ」開催し、東京競馬場のターフビジョンでレース映像を流すなど、中央と地方の垣根を越えたことは、意義深い1年だっと言えます。 ホッカイドウ競馬や南関東とともに、岩手競馬は2歳戦の需要が多いだけに、馬産地にとっても動向が気になる存在ですので、2011年シーズンが好結果に終わったことは嬉しいニュースでした。正念場と言える2012年の岩手競馬は、4月7日(土)に水沢競馬場で開幕します。震災があった年だけの応援であってはいけないですし、再び全国の競馬ファンに熱い競馬を届け、2012年シーズンも岩手競馬に注目して頂けるよう、楽天競馬でも努力していかなければならないと思っています。
2012年01月13日
大川ミツオーです。今年も木曜日を弊社・山中寛アナウンサーと交代で担当いたします。よろしくお願いいたします。さて、2012年も2週目後半。南関東地区は、元日からの川崎開催に続いて、今週は船橋開催です。船橋競馬、昨日のメインレースは、船橋名物1000メートルの重賞・第56回船橋記念、12頭であらそわれました。例年、この条件をねらった馬たちが顔をそろえて激しいレースとなる、船橋記念。今年も「短距離巧者」「コース巧者」が数多く出走し、面白いレースを見せてくれました。勝ったのは、人気のナイキマドリード。メンバー中の実績は断然で、この船橋1000メートルでは、2010年JBCスプリント2着という成績を残しています。昨年もこのレースに出走して人気を集めましたが、このときは「出遅れてしまって…(川島正太郎騎手・談)」4着にやぶれており、今年はその雪辱を期しての参戦だったことと思われます。また、この日、船橋記念の発走数時間前には、NARグランプリ2011受賞者が発表されました。ナイキマドリードは2年連続で「最優秀短距離馬」に選ばれました。2011年は、浦和競馬場で6月におこなわれた、さきたま杯(Jpn II)を制覇しており、そこが評価されての受賞。ぜひこの船橋記念に勝って、受賞の報に花を添えたいところだったわけですが、じつに見事な勝ちっぷりでした。1000メートル戦、スピードにまかせて一気に押し切ってしまう力を持った馬が多く参戦しており、スタート直後は予想通りの激しい先行争い。好スタートから、グリッターアイス、ギオンゴールド、バトルファイター、そして2年半もの休養から復帰した、船橋1000メートル巧者といえばこの馬というスパロービート、4頭が勢いよく先行していきます。ナイキマドリードは中団のやや後ろ。コーナー通過順を見ると、4コーナーでは後ろから4頭目という位置取りでした。また、もう1頭の人気馬・セントラルコーストはスタートで後手を踏み、これまた後方から。4コーナーで後ろから5頭目あたり。毎度のことながら、本来先行したい/先行できる力量のある馬たちが、カンタンには行かせてもらえないのがこの船橋1000メートル。同じような指向・ダッシュ力の馬がわんさと出走してますからな。ナイキマドリードもセントラルコーストも、条件の違うレースならば逃げるか先行集団でレースのできる馬ですが、昨日のレースでは2頭とも後方からの、むしろ「追い込み」にかけることとなりました。直線は…。先行した馬たちが苦しくなる中から抜け出して、よく粘ったのがバトルファイター。そのまま押し切りたいところでしたが、4コーナーで外に出して素晴らしい末脚を見せたナイキマドリードが、並ぶ間もなく差し切りました。何とも、役者が違う、とでも表現するしかないようなあざやかな追い込みでした。ナイキマドリードって、こんな競馬もできるのか!というのが正直な感想。こうした末脚をいつでも繰り出せるのならば、今後のレースはこびや立ち回りにバリエーションが出てきますし、強さに磨きがかかるというものです。バトルファイターはナイキマドリードにこそかわされ、突き放されましたが、せまったセントラルコーストはアタマ差、振り切って2着。結果的に出遅れがたたったカタチのセントラルコーストは3着でした。それにしても、ナイキマドリードの充実ぶりは、頼もしい限りです。南関東地区は短距離戦線での役者が充実している、という話を前にも書きましたが、昨年あたりからベテラン勢がさすがに衰えを隠せなくなっています。そんな中で、明けて6歳と、そろそろこの馬もベテランの部類に入るわけですが、しっかりと短距離戦線主役の座を受け継いだ、そんな宣言を聞いたように感じられたナイキマドリードの船橋記念制覇でした。レース後の表彰式インタビューで、川島正太郎騎手は、「(川島正行)先生からは、行く馬がいたら先に行かせておいて、落ち着いてかまえていれば大丈夫だ、と言われていました。直線にむいたら、絶対にいい脚を使ってくれると信じていましたので、自信を持って乗りました。(自身が)あまり差して勝ったことがないので、ナイキマドリードに感謝してます(笑)。昨年の雪辱ができてよかったです」という意味のことを語っていました。「最優秀短距離馬」の称号を2年連続で手にしたナイキマドリードですが、自身、1500メートルの重賞も勝っていますし、今後はマイルあたりまでを守備範囲に、ますますいい走りを見せてもらいたいと思います。また、このレースには、上でも触れていますが、スパロービートが出走していました(結果12着)。スパロービートは川崎の所属馬ですが、早くから船橋1000メートル巧者ぶりを発揮して、3歳~4歳にかけて、船橋1000メートルで6連勝(5連勝目が09年船橋記念)した馬です。その快足ぶり、そしてコース巧者ぶりから、「2010年の船橋JBCではぜひこの馬を見たい!」という声の高かったスパロービート。残念ながら、09年北海道スプリントカップ(Jpn III)3着のあと屈腱炎を発症し、休養。1年後の船橋JBCに出走することはかないませんでした。スパロービートの船橋1000巧者ぶりを最もよく知っていたのは、馬主さんや陣営の方々だったでしょうから、船橋JBCをむなしく見送らざるを得なかったのは、どれほどのくやしさだったことか。結局、2年半以上もの長い休養をへて、ようやくの復帰戦に船橋記念を選んだのも、実にこの馬らしいことで、まずは無事に走り終えることができたことに、見る側としてもうれしく思いました。年単位の長い休養を余儀なくされた馬が復帰して、以前のようにレースに出走する姿を見るたびに、陣営の方々の努力と辛抱はいかばかりかと、心の底から感心します。スパロービートも、まずは復帰戦クリア。関係者のみなさんに拍手をおくるとともに、以前のような快足ぶりをまた見られる日がくることを、期待して待ちたいと思います。
2012年01月12日
奥村さん、朝調教大変ですね。風邪ひかないように、そして怪我のないようお仕事なさって下さい。 と言う北海道も、今日はかなり厳しい寒さの中で夜が明けました 今朝の帯広の最低気温は-17.7度、朝6時頃でしょう。 私が家を出た8時過ぎには-7度(車載温度計)でした。 でも先ほど午後2時くらいも-7度。 十勝で(いや北海道で)最も寒い地域と言われる陸別の今日の最低気温は-24.8度。 子供達が頬を赤くして学校へ向う姿が思い浮かびます。 お昼のニュース(ローカルですが)で、陸別町が取り上げられていて、インタビューに答えていた方が、たまたま知っている方で 「今日のダイヤモンドダストはとても綺麗で」とおっしゃっていました。 「寒い」と言う事より、ダイヤモンドダストの美しさを言葉にされていたのを聞いて、物事の捉えかた、考え方を改めて学んだ思いでした。 これから1月末に向って 一番冷え込む時期です。 ばんえい競馬は、年末年始の変則開催が終了し、通常の土・日・月に戻ります。 今年のばんえい競馬の新人ジョッキーは1人がデビュー。 館澤直央(たてさわなおひさ)騎手。金田勇厩舎所属 1989年4月4日生まれ 岩手県出身。 (主催者 撮影) 8日(日)第3R ワンダーボーイ号で初騎乗。 デビュー戦7着、同日第9Rは5着でした。 今週の注目レースは、15日(日) 北海道新聞社杯 第31回白馬賞 です。 4歳上芦毛馬による一戦です。 出走予定馬 フクイズミ 牝11 アオノレクサス 牡6 トウリュウ 牡10 ニシキユウ 牝9 キョウワテンリュウ 牡10 エナジーユウシオ 牡7 プロンガー 牡6 ドラゴンスーパー 牡7 キョウエイトップ 牡8 ホワイトオーザン 牡9 以上10頭です。 フクイズミは、ここでは負けられません。連覇を狙います。 1月30日(月)に行なわれる「ゴールデンジョッキー賞」の騎乗騎手の投票が、7日より行われています。 騎乗騎手をファン投票によって選抜する このゴールデンジョッキー賞は、昨年から実施されています。 帯広競馬場・直営場外発売所・インターネット・郵便で受付けています。 是非、支援する騎手をご投票下さい。 詳しくは ばんえいHP をご覧下さい。 今夜は、シーフードを入れてシチューにしようか、キムチを多めの鍋にしようか・・・と今から思案しています
2012年01月11日
訳あって地方競馬のレース場にはまだ行くことがで来ていませんが、昨日は中山に出かけて、久しぶりにライブで競馬観戦することが出来ました。 その中山競馬場。船橋法典からの地下道を通ってスタンドまで行こうとすると、なにやら怪しいキャラクターが頑張って情報宣伝活動を行っておりました。 こんな風に意外と子供に人気がある感じ。 ほかにも、テントでは成田市の宣伝やグルメ関連のイベントなどをやっていて、水分積極的にやっているなぁと思っていたら…… ああ、今日は「成田特別」がある日だったんですね。 確かに、この「成田特別」は、正月開催の名物レース。そのレースがある日にキャンペーンということで、気合いが入っていたわけです、恐らく。 で、そうは言っても、客にとってはどんなレースの名前だろうが大切なのは、馬券を当てること。パドックを見て、室内に入り、モニターの前で競馬新聞をじっくり見ながら予想を進めていたのですが、その最中にモニターから聞き覚えのない派手な、聞きようによっては多少けたたましくも感じる音楽とともに、始まったのがこちらのVTR。 そう、成田市の宣伝VTRでした。馬場入場の際とレース発走前の2回。成田特別のタイミングでがっちりと成田市をPR。音楽がキャッチィなのでついモニターの方に向かって顔を上げてしまいます。 カメラの準備が間に合わず写真には撮れませんでしたがVTRの冒頭では「開運招福・成田特別」と、勝手に縁起の良さまでアピールしていました(笑)。 最後には、成田市長まで登場して呼びかける念の入れようです。 ここまで来て、先ほど遭遇したキャラクターが成田名物の一つ(らしい)うなぎをモチーフにした「うなりくん」という名称であることも判明。 これだけのお客さんが見ているわけですから、単なるレース名だけで終わらせたら勿体ない。JRAのレース名というのがどういう費用負担の構造になっているのか、詳しく承知しておりませんが、とにかくこの日の「成田特別」は気合いが入ってました。 あとから冷静になって振り返れば、そこまで特別なことをしているわけではありません。その気になればもっとやれることは色々あるようにも思えます。しかし、せっかくその名前のレースがあるときに、何かをしようという心意気、競馬場にやってくる競馬のお客さんを何とか「自分たちのお客さん」にしようという意欲は、この日の「成田特別」からはとても強く感じられました もっときめの細かいタイアップまで考えれば、そのレース名がつけられている場所や企業だけでなく、レース場の方にももっとメリットをもたらしてくれるかも知れません。副次的な効果としては、そうした場所や企業との繋がりが、先行き不透明な公営競技を「地縁として」助けてくれる可能性もあります。 都市部なら万単位、地方でも千人単位で人が集まるのが公営競技のレース場。そこに向けてどのようなアプローチが出来るのかという意味で、非常に興味深い経験でした。 似たような取り組みに、「個人協賛レース」というものがあります。個人や企業が少額のお金や商品を出して、レース名をつけられるというものです。 初めのうちは目新しさもあったので、そういう取り組みも注目されたところもあったかも知れません。しかし、「個人協賛」には効果や影響に広がりが全くない。協賛して下さる方々が名前をつけてそれが自分たちやせいぜい仲間内での「記念」になる、みたいな感じで、本当に文字通り「個人的」な事柄に留まっているのが現状です。競馬場に来たお客さんにはハッキリ言って何の関係もありませんし、その名前を全く気にすることもない。時々少々変わったタイトルがついていると、レースを楽しむファンの立場ではそれを目にして「何だかなぁ」と思うことすらあるはずです。 それは勿体ないし、殆ど意味がない。せっかくやるなら、外の世界にもっと大きな影響を与えられる何かを考えるべきですし、競馬場(だけでなく広く公営競技場)には、地方のレース場であっても「それなりに」人が集まっているということに着目すれば、その可能性は十分あるのではないでしょうか。 レース名を巡る物事をビジネスの段階まで引き上げる、そのようにレース名の「価値を」確固たるものにするのは、確かにそう簡単なことではありません。レース場の方でも手間暇かけてそういう方向性の営業をしないと、なかなか事は発展的には進まないとは思いますし、うまく「レース内の世界」と「外の世界」を結びつけるためには、なにがしかのアイディアも必要でしょう。 それでも、この日の様子を見ていると、それだけの価値がある取り組みなのではないかと感じました。
2012年01月10日
寒の入りを迎え例年以上に寒いこの冬も、さらに寒さを増しています。毎年いっているような気がしますが、美浦って周辺の土浦やつくばなど比べても寒い場所にあるんです。霞ヶ浦の湖畔にある影響なのか寒さが厳しく雪が少ないのが特徴とも言えるでしょう。今年は-4℃を一瞬記録したかな。先ほども話に出たつと浦やつくばなどよりも深夜や早朝は1℃から2℃ほど低いようです。太陽が昇って来れば厚着で何とかしのげますが、まだくらい夜明け前は何を着ていてもといった感じです。私は極めて寒がりの暑がりですから(単なるわがままですね)、人並み以上に着込んで朝の調教に望んでいます。ユニクロのヒートテックの肌着を2枚重ねて、デサントの防寒仕様になっている長袖Tシャツを一枚。その上にプロテクターを着て、ユニクロのウルトラライトダウン。さらにその上に裏地にフリースを貼り付けてある極厚手の厩舎ジャンパー。下半身はやはりヒートテックの肌着を2枚。その上に防風ジーンズ。冬用の厚手の靴下を着用しています。そして首もとから顔を覆うようにネックウォーマー。もうシルエットだけではどこの誰だかわかりませんね。土曜日や日曜日などの開催日は馬場開場が通常よりも早い4時~4時30分。今の日出は朝7時前くらい。これだけ重ね着していても・・・手や足は痛くなってしまいます。寒いや冷たいではないんですよ。痛いのです。特に速歩やキャンターなどで少し手の形を固定し血流が悪い状態が長時間続くと極めて厳しい。しばらくはその痛みが続きます。次の強い調教に移るためあぶみの長さを変えようとしても手が思うようには動きません。それくらい痛いのですよ、ホントに。好きでやっている仕事とは言え、この時期の極寒と寒い季節の雨だけは勘弁願いたいものです。北海道で読んで下さっている皆様、この軟弱者を笑ってやって下さい
2012年01月09日
2012年がスタートしたと思ったら、もう1週間経っちゃいました。早い(>__
2012年01月08日
競馬ファンの皆さま、あけましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願いします。 いよいよ岩手競馬を勝手に支援(勝手に馬券を買うこと)する『勝手に支援競馬』も、岩手競馬寒冷期休催に伴って、今週でひとまずお休みとなります。 今後の勝手に支援活動については、後日にお知らせすることにします。 5月14日の開幕週から勝手に支援を続け、いまのところ収支は残念ながらマイナス計上です。 これまでの支援金(購入金額)102,000円これまでの払戻金51,020円的中回数8回(絆カップ含む) は、半分しか回収できませんがな! これは千田さんの予想は当たっているのに、ぼくが色気を出した買い目が外れたのも大きく影響しています。 もとより、馬券を買うのが支援であって、勝ち負けは関係ありません。それでも、勝って気分が悪かろうはずもなし! 支援したあとは、心地よくいたいものです。 とにかく、きょうは少しでも回収しましょう!一気にプラスへと鼻息を荒らげても、うまく行った試しはありませんので…。 千田さんも今回にかける意気込みは相当のようです。期待しましょう!◆千田さんの見解 今回は8日、9日のメインレースを用意しました。どちらかを選択してブログに掲載していただけると助かります。1月8日水沢競馬10レース『はまゆり賞』息を吹き返してきた元A級7コスモクルトゥーラと底見せぬ5ブライティアアネルの戦い。 前者は前々走の勝利が2年半ぶりだが気性の難しい面が出なければもっと走っていい馬。後者は取りこぼした3走前は距離に敗因。5,7軸に1,2,3,8,11※9ルクールロゼはいい素材で人気になると思うがスピード指数上はここに入ると幾分苦戦かと思います1月9日水沢競馬10レース『トウケイニセイ記念』桐花賞馬カミノヌヴォー回避でどの馬にもチャンスが来た今のOP戦線。白嶺賞と同条件で優勝馬9ベルモントダイヤを再び狙いたくなるところですが同型8マイネベリンダもハナ理想で最後踏んばれるかどうかがカギ。ここは重賞初挑戦で足りるかどうかわかりませんが水沢5戦負け知らずの2ブライティアピアを狙っています。レースセンスの良さ、マイル戦の対応力、ローテーションそして今のデキの良さなら何とかなるんじゃないかと思っています。2軸に1,3,8,9,11※10ゴールドマインは力のあるのは認めますがやや疲れがあるんじゃないかなぁと感じましたし7ワイルドキャットも順調さを欠いただけに今回は軽視しました。以上。 う~む、悩んだ結果、最終日の『トウケイニセイ記念』にしときます。 最後は岩手の至宝、菅原勲騎手に締めくくってもらいましょう! 菅原勲騎手は1番シャイニーハリアーに騎乗します。 あれ?千田さんの予想とはちょっとちゃいまっせ! でも、勲さんが買いたくなってしもたんですから、許してください…。・買い目『トウケイニセイ記念』3連単1→3,8,11500円ずつ これで勝負っす!! ぼくのここぞという判断は、裏目に出ることもしばしば。 なので、ここは逆に8日のメインで勝負したり、ぼくの予想を全く無視して千田さんの予想に丸乗りの方が、当たるかも知れませんが…。〓Weeklyトピックス〓 今週は筆者の都合によりお休みです。ご了承ください。 来週は、年末年始を一気に振り返ってみることにします。 いやぁ、それにしても『新春賞』はええレースやったぁ♪
2012年01月07日
自分のブログの方では新年のご挨拶をしていますが、改めまして… 明けましておめでとうございます。今年も地方競馬、楽天競馬ともども、日替わりブログをよろしくお願いします。 地方競馬に携わる人間にとって、年末年始は境目がよくわからなくなるぐらい、毎日が仕事という人が多い時です。大井競馬は東京大賞典から3日間、重賞が連発して行われましたが、最終日となった東京2歳優駿牝馬では、ホッカイドウ競馬出身馬がワンツーフィニッシュを決め、4着もレイモニと3頭が掲示板に載りました。 勝ったエンジェルツイートは、オオエライジンの半妹でデビュー前から注目も集めていましたが、これで平和賞に次ぐ重賞連勝。エミーズパラダイスは前走の快勝で1番人気になっていましたが、エンジェルツイートとの実力差はそれほど感じていなかったし、僕自身もエミーズより印は上にしていたので、その評価通りの結果になったのは個人的にも嬉しく思いました。 オオエライジンの走りを見た翌日に北海道に戻り、また当日に大井に日帰りで応援に来た伏木田さんも大変喜んでおられました。このレースは、プリマビスティーが2009年に制しており、ゲンの良いレースと言えますね。 森下師にとっても、所属馬が重賞初挑戦、そして重賞初制覇を果たしました。31歳の若いトレーナーですが、平和賞を制した後に移籍してきた馬で結果を求められるプレッシャーも感じていた中での勝利だけに、喜びもひとしおでした。 期待していたロクイチスマイルは10着と奮いませんでした。状態は良かったと思いましたが、エンジェルツイートの速い流れに戸惑い、全く伸びなかったことを考えると、1200mで脚を余しているように映ったそれまでのレース振りだったとしても、やはり短距離の差し馬ということだったんでしょう。残念な結果でしたが、今年の地元戦で巻き返して欲しいと思います。 新年を迎えた川崎開催中は、山中さんのブログで書かれていた通り、ばんえい競馬の場立ち予想を1、3、4日の3日間行いました。2日は矢野吉彦さんと須田鷹雄さん、荘司典子さんのお三方、5日は須田さんと目黒貴子さん、そして7日は赤見千尋さんと山崎エリカさんが担当という形で実施しています。 パドックそばの狭い通路のところだったので、人口密度は多かったですし、毎日やっていることで同じ方が場立ちを聞きに来てくれる傾向もあったので、楽しんでもらえているのかなぁと感じました。また、矢野さんとともに作成している「かんたんジャッジ」も出走表の裏に刷ったものを配布していましたが、これも好評で、参考にしていた方から万馬券をバンバン取ったという声も頂きました。 「かんたんジャッジ」を作るきっかけになった話は、2010年最後のブログで書いたことがありましたが、平地の競馬のイメージで展開などを考えて頂けるようなイージーフォーム的なモノを作ってみては…、という話から始まったものが、ここまで定着してくるとは思いもよりませんでした。7日の開催でももちろん、かんたんジャッジは配布されますので、川崎競馬場に行かれる方はぜひ参考にして頂ければと思います。 さて、8日、9日で今シーズンの岩手競馬もクライマックスを迎えます。最終日は水沢競馬場に行きますが、トウケイニセイ記念の枠順も発表され、今からワクワクしますね。ぜひ、楽しんで、今年初の北海道へそのまま流れたいと思います。 今年1年もよろしくお願いします。
2012年01月06日
南関東地方競馬は、川崎競馬開催中です。(開催は7日=土曜日まで)2012年最初の木曜日替わりブログです。昨年末は、金沢で雪のため中止順延もありましたが、東京大賞典の大接戦を実況させていただき、競馬場メシはタイ料理で締めくくりました。グルメだけでなく、競馬に関することを今年もいろいろ書いていきたいと思っておりますので、今年もよろしくお願いします。今年も1月1日から、南関東地区はすでに川崎競馬が行われています。5日はJRAの開催もあり、川崎競馬本場の開催はホリデーでお休みですが、7日までのロングラン開催。ここまでの4日間は、場内もたくさんのファンの皆様にご来場いただき、盛り上がっています。人気のコロッケ、焼きそばは毎日長蛇の列。昨年12月から、川崎競馬場では、毎日馬券が買えるようになりました。JRA開催日には、ウインズ川崎としてJRAの馬券の販売が始まっています。川崎競馬場に行けば365日馬券が買える。また、大井のふるさとコーナーのように、他の競馬場のレースが全レース買えるようになっています。今開催は、ばんえい帯広競馬が1~4、7日に発売されています。それに合わせて、スパーキングルーム前(パドック付近)で場立ち予想も行われています。4日の場立ち予想の様子7日は、赤見千尋さんと山崎エリカさんが担当されますので、こちらもぜひお楽しみいただきたいと思います(→詳しい情報はコチラ)。この試み、個人的には最初「うーん、どうなのかな…?」と思っておりました。ファンのお財布の中身は限られているのだから、最初の目新しさはあったとしても結局尻すぼみになるのではないかと。しかし、今回のばんえい帯広競馬の積極的な取り組みを見ていると、ファンの方を定着させる工夫次第で効果が出ていきそうな予感がしてまいりました。ふるさとコーナーや本場併売で夏場のホッカイドウ競馬が南関東でも観戦・馬券購入できますが、毎週のように発売していると出走馬にもなじみが出てきます。これまでは、他場発売してもあまり馬券が売れないこともあったようですが、お正月の入場者が多い時にまいた種が、近いうちに花開くといいなぁ…、と思います。実況放送も、負けずに?少しずつ工夫をこらして、ファンの皆様に楽しんでいただけるよう頑張っていきますので、2012年もよろしくお願いいたします。
2012年01月05日
皆様 新年あけましておめでとうございます 今年も、この水曜日担当で頑張りますので、よろしくお願い致します 今年も1月1日 ばんえい競馬のお正月開催が仕事始めでした。 開門時間前から列を成したファンを前に、開催執務委員長がご挨拶。 恒例の鏡開きと帯広の郷土芸能「平原太鼓」の演奏のなか、振る舞い酒、甘酒、紅白饅頭が配られました。 更に、騎手や調教師が中心となって、餅つきが行なわれ、搗き立てのお餅で作られたきな粉餅を、子供達も美味しそうに頬張っていました。 当日は、晴天の青空で風はありませんでしたが、ピリッと痛いほどの冷え込み。 でもとても気持ちのいい空気の中、第1レースのスタートを迎えました。 主催者のご挨拶や、太鼓の演奏など前半のイベントを終え、お腹が空いたので今年最初の競馬場食は、「辛味噌ラーメン」にしました 辛系が大好きな私には、ちょっと辛味が足りなかったので 七味をふりかけ頂きました。(満足満足) そして2日は、2012年最初の重賞競走 第34回帯広記念でした。 古馬の一線級による重量戦。 やはり2障害からの勝負となりました。 1番人気のカネサブラックは2番手で山を下り、難無く先頭をとらえて独走状態、天板で一度ひざをついたフクイズミでしたが、しっかり追い上げ2着。 (主催者 撮影) この勝利で、カネサブラックは五大記念競走(ばんえい・帯広・北見・岩見沢・旭川)制覇となりました。 この記録は、ばんえい史上 タカラフジ・スーパーペガサスに続く3頭目です。 レース後のインタビューで、松田道明騎手は 「道中でニシキダイジンの行きっぷりがあまり良くなかったので、前々で行けば勝てる」と判断したと言っていました。 今季は中盤体調を崩し、一旦旭川で休養させたカネサブラック。 復活を遂げた帯広記念で、3月の大一番も期待が高まりました。 全国各地で発売された帯広記念の売り上げは、5千3百5十万円(前年比100.3%) 2日の総売り上げは1億6千4百万円(前年比103.7%)と 嬉しいスタートとなりました。 翌3日は、5歳オープンの重賞 第5回天馬賞でした。 人気のミスタートカチが先頭で2障害を降りたあと、ファーストスター、リキエイが続きました。 初コンビの藤本匠騎手の手綱にしっかり反応したファーストスターは、アッと言う間にミスタートカチをとらえました。更に内からリキエイもいい追い込みをみせ2着。 ミスタートカチは3着でした。 ファーストスターは、重賞初制覇。 そして管理する長部幸光調教師も重賞初制覇の嬉しいレースとなりました。 (主催者 撮影) ご覧下さい。 藤本騎手のこの気合の入った顔。 さすがです ばんえい競馬は、今日そして明日5日までが お正月開催。 その後は、1日空いて7日(最初の予定にはありませんでしたが、追加開催になりました)・8日・9日と開催されます。 今年も、ばんえい競馬へのご声援 宜しくお願い致します
2012年01月04日
皆様、新年明けましておめでとうございます。 2012年が、競馬にとって流れを変えるようないい年になるよう、そして競馬ファンの皆様にとって「競馬を楽しむ」ということにおいて充実した年になるよう祈りつつ、新しい年を迎えております。 今年の年始は忙しくて、まだ馬券にチャレンジしておりませんが、次の週末の3連休の前後に時間と余裕が出来そうなので、その辺でじっくり馬と向き合い、馬券と向き合って、今年一年の競馬ファンとしての活動の初めに弾みをつけたいと思っています。うまくいくとは限らないのですが……まあそのときはそのときということで。ある意味それでもいつものことですし(苦笑)。 念頭に「今年を占う」と、格好良く語ることが出来ればいいのですが、あいにくそこまでの見識は持ち合わせておりませんので、ファンの立場から見て「競馬がこうあって欲しい」と思うことを書いておきたいと思います。それは、 ベーシックなことをまずはきちんとやろう! ということです。 世の中、変化変革ということが言われて久しく、その一方でそうしたことは殆ど成果を上げることなく、時間だけが過ぎています。競馬界も同じで、状況は正直じり貧。とりわけ地方競馬においては、それが存続を脅かすところまで来ているということは、衆目の一致するところでしょう。 色んな部分で「新機軸」らしきものを打ち出し、動いていることは傍目にもよくわかります。その中には、なるほどと思えるものもいくつかあり、それらは私たちファンに対してプラスの影響を与える要素になっていることは、間違いありません。 しかし、流れは変わらない。見る限り、そのこと自体は「新しく」見えても、それが全体の中でどういう潮目を作り出すのかがはっきりしなかったり、そもそもそのこと単体で物事が終わり繋がりがないということが、どうも見回すととても多いというような気がします。 中国の故事を由来とした言葉に「まず隗より始めよ」という言葉があります。よく言われる「自分からまずやるべし」という意味は後に転じたもので、故事から出た本来の意味は「身近な物事から始めるべし」ということです。 運営においては、収益についての基本的な目標管理と「そのチェック」。集客においては「まずは現状を踏まえた」ターゲットの設定とそれに沿った具体的手段の実行。もっとミクロに言えば、ファンがその場に滞在し、快適に過ごし、気持ちよくお金を使うために、一人ひとりが何に取り組めばいいのかということ。何か変わった大きなことをやり始める前に、日々そうしたことにコツコツと取り組むことこそが、その後の「変化」の土台になるはずです。 公営競技の業界でも、そうした取り組みをしている主体は、実際に見聞きし聞き及ぶ限りにおいて、いくつかはあるようです。しかし、そうしたことがきちんと行われている例は、全体から見ればやはり少ない。全体から見れば、殆どないといってもいいかもしれません。「いいや、我々はやっている」とお叱りを被るかも知れませんが、外から見聞きしてそのように思えるケースがそれほどあるようには思えません。集客集金が低迷している実情は、少なくとも「やっている」ことが機能していないということを示していると考えるべきでしょう。 大きなことで「一発逆転」を狙うようなやり方がうまくいかないということがわかってきているいまこそ、ベーシックなこと、まさに「隗より始めよ」の精神で、身近なことから点検し、出来ることから実施して頂きたい。そうすれば、ファンは自然とそういった取り組みに応えてくれることでしょう。 私も今年は昨年以上にあちこちを回って、そうした視点から頑張っている競馬場、広くは公営競技場の取り組みを紹介することで応援になればと思っていますし、勿論そうしたレース場には券を買う形で貢献し、取り組みを後押し出来ればと思っています。 この1週間競馬場に出かけることが出来ませんでしたので、年の初めから堅い話になってしまいました。せっかくのブログですので、そうした実情が写真などで伝わるように工夫しながら、お伝えしていくつもりです。 文章を書く方は相変わらずあまり上達していないかも知れませんが…可能な限り頑張ります。 今年も一年よろしくおつきあい頂きますよう、よろしくお願いいたします。
2012年01月03日
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。中央競馬は恒例となっている1月5日の開催で今年も開幕いたします。昨年は未曾有の大震災に見舞われた日本。被災地である福島競馬場は、あの日以降未だ開催が行われておりません。しかし今年4月7日から始まる福島開催、いよいよ東北地方に中央競馬が帰ってきます。競馬は平和があってこそ。そのことを再認識させられた災害でしたが、その平和が少しずつでも帰ってきている。この競馬再開はその象徴となり被災地の方々の希望となる事でしょう。競馬の持つ復興への大きな力。それは、素晴らしい競走馬たちをレースに送り出す事によって見る人々を魅了する力。より魅力のある競馬を提供し、見る人々の勇気や希望を生み出す力の一翼を担えればと思います。被災地の皆さんに一日も早く平静な日々が訪れますよう願っております。さてその1月5日の開催に向けて東西のトレセンでは、今日から調教を再開しています。といってもお休みをもらったのは元日だけです。大晦日も当然調教はありましたから。そして5日の次の開催日は8日、9日ですから次のお休みは10日です。ちょっといつもより長いですが、頑張りましょう。国枝厩舎はフェアリーステークスにパララサルーちゃん、京成杯にベストディールくんがスタンバイ。今年のクラシック戦線に乗っていけるかが懸かっていますので、皆さん大いに楽しみにしていて下さいね。どちらもそれだけの期待をしてもいいくらいのお馬さんたちですから。大きな夢を見させてもらいましょう!
2012年01月02日
こんにちは。 2012年になりましたね。 つい昨日まで大井競馬開催が行われていました。 最終レースが午後6時前だったので、 開催期間は夕暮れの大井競馬場も堪能することができました。 大井競馬場のこういう光景がとっても好き。 穏やかな気持ちになれます。 何気ない風景を見て美しいなって思ったり。 食べ物がおしいなと思ったり。 家族や友達と会話できて楽しいなと思ったり。 競馬を見てヒートアップしちゃったなと思ったり。 馬と会えて癒されるなと思ったり。 そんな日常がとても幸せなことなんだということを、 改めて感じた2011年でした。 南関東では今日1月1日から川崎開催がスタート!!! さっそく、うれしいニュースも入ってきています。 昨年12月に初出走したばかりの川崎の栗林信文厩舎が、 初勝利を挙げました。 3レースに出走したタキノアクトレスが、 森泰斗騎手の手綱で見事優勝。 タキノアクトレス自身も2着5回という成績だったので、 人馬ともに待望の勝利でした。 今年はみんなの笑顔があふれる1年になって欲しいです。 わたし自身も、 南関東の馬たちが大舞台で頂点に立つことを夢見ながら、 今年もいっぱい応援しまくりたいです。 昨年の南関東クラシック戦線は、 牝馬のクラーベセクレタの独壇場でしたけど、 今年はどんな展開になっていくんでしょうか。 今年も牝馬の活躍が目立つのかなぁ。 地方競馬の総大将フリオーソは、 川崎記念に向けて順調に調整中だそう。 待ち遠しい~。 1年経つのはあっという間なので、 日々を大切に過ごしていきたいです。 では、今年もどうぞよろしくお願いします。 高橋華代子
2012年01月01日
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