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昔見たマリンメッセでの公演と比較して、著しく箱が小さかったこと(今回は福岡サンパレス)、それにもかかわらず満席にならなかったこと、翌日からの公演のチケットを会場で売っていたことなど驚いたことが色々ありましたが、それよりも何よりも、最も衝撃的だったのは、 演目が5年前と何一つ変わっていなかったことです。
開演前に読んだパンフレットによれば、公演ごとの観客動員数は、99年の初来日では5万5千人、続く2000年で14万人と順調に増え続け、エンゾーも観に行った2003年には22万人でピークを迎えます。
ところが、前回の2005年公演では10万人にガタ落ち。「ブームが過ぎた」と言うのは簡単ですが、それにしても異常な落ち方に「なんでだ?」と首を捻ったのですが・・・見て納得しました。まさか内容が更新されていないとは、まさに青天の霹靂です。
見方を変えると、例えば「ライオンキング」や「オペラ座の怪人」といった定番ミュージカルは(当たり前ですが)見るたびにストーリーが変わっていったりはしませんから、リバーダンスも単なるダンスパフォーマンスではなく、完結したひとつのストーリーなのだと解釈すれば、確かに内容が変わらないことに関しては理解できます。
しかし、シルク・ドゥ・ソレイユだって「キダム」もやれば「アレグリア」や「ドラリオン」も披露するわけですから、 持ちネタが何年経っても一つだけ
と言うのは納得行きません。
2003年にリバーダンスを初めて見て鳥肌が立ち、それ以来DVDを飽きることなく10回以上見たエンゾーとしては、次なる全く新しいパフォーマンスを期待していたわけで、正直、完璧なまでに肩透かしを喰らいました。何しろ、展開も音楽も細大漏らさず全部憶えてるわけですから・・・(;;)。おまけに、舞台が小さいから踊りも窮屈そうだったし。あれでは記憶の劣化コピーです。
相変わらずクオリティーの高いダンスに一定の満足を感じつつも、一体どうして「リバーダンス」が進化することをやめてしまったのか、未だに釈然としないのでした・・・。
いろいろリニューアル 2011.04.13
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