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今でこそ、DVFを備えたGX100や200は「ウエストレベルでも使えるスナップカメラの神」みたいな扱いでもてはやされていますが、スイベル式ではそんなの当たり前でした。何しろディスプレイがレンズの光軸方向に左右されないので、アイレベルでもウエストレベルでもハイアングルでも自由に使え、スナップカメラとしては大変に自由度の高いボディでした。その上、使わないときはまっ平らに出来ましたから、収納性も高かったのです。
それでも廃れてしまったのには、いくつかの明確な理由があります。
1.液晶ディスプレイの大型化が困難。
2.本体を二分割するため、部品を組み込む際のスペース効率が悪い。
3.ヒンジ部の強度確保が難しい。
4.大型バッテリーの搭載が困難。
5.一体型と比べ、デザインの上でユーザーの好みが分かれる。
中でもディスプレイの大型化競争の影響は大きかったと思われます。最近では、ついにタッチパネルの採用で「ボタンレス&背面全部がディスプレイ」なんてモデルまで出始め、液晶ディスプレイの大型化は行き着くところまで行った感がありますが、へそ曲がりなエンゾーは、今でもスイベル式カメラの高いスナップ適正に魅力を感じるのでした。
現在の最新技術でもって、かつての京セラの名機「 SL300R T*
」をリバイバルしたらどんなカメラになるのか、見てみたい気がします。つーか、そんなのが出たら絶対に買いますが!
ふっ、儚い夢やなあ・・・(T-T)
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