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(GXR A16 24-85mmF3.5-5.5)
本当は使う際にもこのスタイルで完全武装といきたいところなのですが、カバンの中でEVFが引っかかりまくってしかたがないので、実際にはEVFなしで使っています。
画質は、さすがに APS-Cサイズ&ローパスレス
だけあってかなり綺麗です。ちょっとしたブツ撮りにも使えるので、文句ありません。ただし、AFはお世辞にも速くないので、ストリートスナップでも通行人を入れた居合い切りには不向きで、まったり腰を落ち着けて撮るのに向いています。
あと、スタイルに賛否両論はあるかもしれませんが、先割れ型の自動開閉式レンズキャップ「LC-3(通称メガ粒子砲)」は必須アイテムとなっています。
ところで先日、ペンタックス・リコー・イメージング(PRI)の赤羽昇社長が、PENTAXのコンパクトデジカメを将来廃止し、一眼デジカメに特化する方針を明らかにしました。これ自体は、RICOHがPENTAXと一緒になった時から見えていた予定調和なので、特に驚きはありません。
ただ、このコメントで改めて気になってくるのは、GXRの立ち位置がどこなのかというところ。
同社には、APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラが、K-5・K-30・K-01・GXRと4種類もあり、事業規模からすると少し多すぎます。中でも明らかに被っているのが、K-01とGXRのミラーレスコンビです。
K-01が、一眼レフから降りてきた「Kマウント資産を活用するためのボディ」であるのに対し、GXRはハイエンドコンデジから上がってきた「レンズ交換できる高級コンデジ」ですから、ミラーレスであるという部分では同じでも、生い立ちやユーザー層、期待されているものがかなり違います。
ただ、例えば5年後にも生き残っていそうなコンセプトがどっちなのかを考えると、「質感」「所有欲」「削ぎ落とし」「ストイック」というようなキーワードを内包するカメラが他にない以上、GXR(というかGRD)のような路線のほうが長生きするだろうなと思われます。
それでなくとも、Kマウントには長大なフランジバックという負の側面があるので、小型化には向いていませんしね。
GXRは、レンズとセンサーを一体化した「カメラユニット」という考え方を取り入れたことがそもそもの失敗のもとでした。合体ロボ方式にするのであれば、いっそレンズユニットとセンサーユニットをも分離可能にしておけば、レンズは資産とみなせる上、陳腐化したセンサー部のみがブラッシュアップできるという、ユーザーにとって理想的なシステムになり得たので、セールス的にはまったく違っていたと思われます。
その上で思うのは、「今からでもいいから、それをやればいいのに」ということ。おそらく、GR的プロダクトは今後どこのメーカーも踏み込んでこない領域なので、今ここで縮小させるのはもったいなさ過ぎます。
そういうわけで、エンゾー的には、K-01は一代限りで忘れることにして、GXRのコンセプトを軌道修正したGXR2の登場を切望するのでした。AFのスピードアップやパンケーキレンズの導入など、RICOHよりもPENTAXが得意とする技術を全部盛り込んだGXR2が出たら、鼻血が出そうです。
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