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昨日の朝は日差しがあるのに小雨がふる、いわゆる天気雨で不思議な感じでした。昔の人はこんな天気の日を「きつねの嫁入り」と言いました。☆「狐の嫁入り」江戸時代中期、とある寒村では、ここのところの猛暑で干ばつの被害に苦しんでいた。田畑は枯れはて餓死者も出始めた。窮地にたたされた村人たちは昔からの言い伝えにある狐を生け贄にして雨乞いをすることを計画する。しかし、狐はすばしっこく、ワナにもかからないため、なかなか捕獲できなかった。そこで、村一番の男前の若者を囮にして、狐の娘を騙し、捕まえようと企むのだった。偶然を装って、山の中に入った若者を年頃の狐の娘はふと目にする。端正な顔立ち、清楚な雰囲気の若者に狐の娘は思わず一目ぼれしてしまうのだった。人間の娘に化けた狐は若者の前に現れ若者はそれと知らないふりをして娘を恋の虜にする。やがて二人は祝言の約束を交わした。その祝言こそ、「雨乞い」の儀式なのだ。ところが、そもそも気の優しい若者は狐の娘に情が移ってしまい、祝言当日になって「これは罠だから」「おまえは殺されてしまうぞ!」と真実を告げてしまう。そうしてこっそり狐の娘を逃がそうとした。しかし娘は「・・分かってたよ。」「あんたが あたいの正体知っていたこと」「それに ・・今日何があるのかも」「あたいだって 感じるものはあるからね」若者は驚き、消え入りそうな声で「じゃあ なんで逃げなかったんだ・・」娘は「だってさ」「あたい あんたのこと」「好きだもん・・」娘のまっすぐな瞳を若者は正視できなかった。自分がだまされていると知っていたのにただ自分のために側にいてくれた。狐とはいえ、こんないい子を陥れるとはなんと愚かなことだったろう。自分の中の本当の気持ちに気づき若者は大声をあげて泣いた。娘も一緒に泣いた。でもそのとき、二人を迎えに村人たちがやってきた。若者達の動揺は見て取れたが、村人たちは無理やりにでも二人を正装させ、祝言をあげることにした。そして娘は生贄として天に捧げられた。すると今まで雲ひとつなかった快晴であったのに、太陽の日差しは残したまま雨がぽつりぽつりと降りだした。..まるでそれは 娘の大粒の涙のように。(完) ☆ネット既出のものを改編しました。
2010.05.21
「真の永続的恋愛は、尊敬というものがなければ成立しない」これはイギリスの詩人ハントの言葉です。まあそんな難しいことを言わなくてもこの人いいなぁ 気があうなぁくらいでも恋愛って始められます。でも結婚となると唯一無二の存在でなければならないし「ほんと この人すごい」って思えるものがあったほうがずっと好きでいられる気はします。尊敬というと、例えばとてもビジネスで成功してお金持ちであるとか、弁護士資格のようなものを持っている方は文句無くその才能は尊敬されるのかもしれません。でもここでいう尊敬というのはそんな特別なことではないと思います。・・かなり以前のことですがある主婦が新聞にコラムを投稿していました。主婦が買い物帰りに電車に乗ったときのこと。前には自分の旦那さんと同じ30歳前半くらいの男性が座っていました。しばらく電車に乗っていると、前の男性の隣に座っている初老の男の人が居眠りを始めてこっくりこっくりしていました。ある拍子に、初老の男の人は隣の男性に思いっきりかぶさるような姿勢になってしまいました。それに怒った男性は、強い口調で初老の男の人の肩をつかんで詰りました。「汚ねえんだよ!じいさん!」初老の男の人は何度も謝っていました。それを見ていた主婦は「・・自分の旦那さんは、大きな取り柄があるわけではないけれど、穏やかな人で良かった」「誰にでも、お年寄りにもいつも優しい」「旦那さんで 本当に良かった」そう思いました。..僕はこの夫婦はきっと末永く幸せなんだろうな そう思わずにはいられませんでした。
2010.05.14
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