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この土曜日、「小人閑居して不善を為す」とかを地で行く一日。しかし、掃除・洗濯も一丁前にしましたから、小善も・・・。夕方ようやく「へたな考え休むに似たり」と気がつきまして、ひさしぶりに花屋さんへ花を買いにいきました。戸外の空気も吸っておかないと自家中毒してしまうと思いまして。でもさしたる美人にも出会わず、花だけは両手に花状態になって帰宅しました。それからブログのコスプレ女王のしょこたんさんにMOOKきのこを贈りがてら手紙を書いて、夜はチャーリーパーカーウイズストリングスをじっくりと聞いてしびれて、早目に寝ようと思いながら泉鏡花の星女郎が途中でやめられずに読みふけってしまいけっきょく翌日の1時になってからバタンQということに。そして日曜日。本日は仕事するぞと息込んで出勤しましたが、夏休みに入っていますのでネット受注も一休み状態で仕事はあんまりなくって午前中ロシアン・ポップスを聞きながらまんだらけ書店に取引依頼状を作成、午後は遠く栃木県は日光市からミュージシャン兼作家という触れ込みの杉山明(通称AKIRA)さんがギャラリーきのこを表敬訪問してくださったのでしばらくお話する機会をもち、私よりすこし年齢は下るけれどただちに同時代人と認識。彼の人生はまず美術家で、アンディー・ウォーホール奨学金で渡米したことからはじまり、あわゆるアートを取り込みながらそれを言葉にして世界中をさすらってきたようです。彼のケラワックの向こうを行くロード・ノベルかつマジックマッシュルーム体験記『テオナナカトル(神の肉)』を頂戴し、イントロと終章を走り読みして、そこに彼に固有の父親殺しの経緯と和解を見て、その独自の視点にひさしぶりに好人物に出会ったと実感した次第。バンド仲間と一緒だったのでじっくりとは話し込めなかったが、今度は早目に来神を知らせていただき一席もうけてあらためて話す機会をつくりたいものだと痛感。写真家のMくんから電話がありA・F・PARKはイッポンシメジやイグチの花盛りとのこと。来ませんかとお誘いを受けましたが、すでに神戸でお仕事モードに切り替わっていましたので「きのこちゃんたちによろしく。そして僕の分も楽しんできてちょうだい」と言っておきました。 そしてNYのマイケルくんからようやくメールが入りましたが、便りがないのでまた地球のどこかをさすらっているのかなと思いきやMOOKきのこ創刊号を受け取ってすぐに来日したようでまた新潟で多国籍の実業家の卵たちに英語を講義しているとのこと。今回は会えるかどうかのぎりぎりの日程らしいのですが、その相談のメールです。ちょっと調整が必要なので熟考の上返事することに。午後は奈良で積極的に拡販していただいている若草書店さんから追加注文と系列店の紹介を受け、感激。自然保護監察官で会員のHさんがきのこの同定依頼にサンプルをギャラリーに託して帰ったとギャラリー会計のMさんが届けてくれました。かくして梅雨明け宣言なった夏の日はけだるくもたのしい夕まづめとなる予定ですが、まだまだ何か起こりそうな雰囲気になってきました。
2006年07月30日
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ひどい雨が続き水の被害が心配だったので思い切って今日の午後、年老いた母親をともなって恒例の墓参をやることにした。お墓はきれいに掃除されていて、いつものように私たちを笑顔で迎えてくれた。誰かが掃除をしてくれたみたいだ。いつもの3倍水を運んで墓石を丁寧に洗ってきた。ついでに六地蔵とわが区画入り口のお地蔵さんの掃除もしてきた。ようやくおとずれた梅雨晴れ間でぼうふらから成虫になるのに手間取っているようでヤブ蚊の襲来はなかった。きっぱりと晴れわたった夏らしい一日だった。百合づくしの花束をつくってもらって一杯にして帰ってきた。事務所へもどると、ようやくその存在を知って電話を入れた名古屋のきのこの会から連絡がありさっそく交流がはじまった。MOOKきのこをはじめてきのこ冥利につきることは、全国各地から、毎日のようにMOOKきのこの精神に新しみを感じて暖かいエールを送ってきてくれること。そしてもっとうれしいことは若いきのこアーティストたちも、さわやかにデビューを果たしはじめたことだ。MOOKきのこは「たかがきのこ」に「されど」を書き加えていく作業なのだが、本来うすっぺらなきのこの世界に奥行きをつける作業はわたしたちアマチュアにしか成しえないことなので、なによりもこだわりをもたない自由な発想をもった人たちのネットワークがもっとも重要だと感じている。この夏、熟慮を重ねながら乗り切れば新しい展開が見えてくる予感がしている。
2006年07月27日
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いよいよ「貧乏ひまなし」が日常的になってきまして、ちょっとの時間を見つけてお散歩きのこの時間を持つこともなかなかできそうにない状況ですので、日本産ハラタケ目のマダラーノフ流の整理をはじめました。今期は座学を中心にしてほしいという毎日文化センターの希望を容れて、MOOKきのこをはじめ毎日カルチャーの熱心であたらしい層のきのこファンの要請にこたえるため、お友達きのこの菌別帖づくりをするためです。講座とJ-FASの野外きのこ講座とを並行させることでより正確なきのこ目を養う二刀流で今年は迫りましょう。
2006年07月26日
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夕方ころからのどがいがらっぽいなと思いつつ帰宅しましたが、パレスチナ、イスラエルの境界地帯の子供たちを扱ったドキュメント映画「プロミス」を観ているうちに咳がとまらなくなり、風邪だと確信。熱い玄米ラーメンに卵を2個割ってかきこみ、即ふとんに飛び込み毛布やタオルを引っ張り出してきて擬似サウナ状態にして2時間あまり汗をかき、さっと着替えて寝なおしました。馬鹿みたいな処方ですが、風邪にはこれが一番のようです。
2006年07月25日
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ギャラリーのむしろ寄席から一夜明けて、おばあさんは新幹線で豪雨下の九州へロシアン・バレーの通訳の仕事、おじいさんはギャラリーで編集会議。ということに。昨夕レコード針がようやく届いたので取るものもとりあえず、試聴ということに。Jazzに餓えていた割りには、私が選んだLPはなんと「The Best Of Criss Conner」と「Pen Of Quincy」でした。クリス・コナーはなんといっても私の青い季節の通奏低音ですので仕方ありませんが、アルトサックスを何か聞きたいと思いあれこれ詮索しましたが、結局余り聞き込んでいない、当時友人たちの間でパーカーの亜流とすこぶる評判の悪かったSonny Stittsとクインシー・ジョーンズのアルバムに落ち着きました。アドリブのパッセージ、丸写しといった箇所はほうぼうに認められますが、やはりパーカーの偉業を越えようとして格闘するホーン奏者の面目躍如たるものがあり、すごいアーティストだと再確認したことです。
2006年07月23日
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智之介さん熱演のアップ。
2006年07月22日
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時うどんを演じる林屋市楼さん。
2006年07月22日
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ギャラリーきのこの第一回むしろ寄席が本日、開催されました。笑福亭智之介、林屋市楼さんのお二方による、前座のマジックにはじまり動物園、時うどん、ほかを2時間たっぷり演じていただきました。ひさしぶりに声を出して笑うことが出来たと大好評でした。智之介さんは次の演芸場へ行くまでにあとすこし時間がありましたので、参加者のみなさんと本日の演題にはじまりさまざまな疑問など教えていただきました。
2006年07月22日
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連絡がつかず心配していた上田益寿画伯は、退職後自宅の庭を農園にする改造計画を実施。ようやく一段落したようでとても精悍な面持ちでひょっこりギャラリーをのぞき、事務局にも足を伸ばしてくれました。「明日はきのこすごいことになってますよ」というと、ひさしぶりに修法ケ原へ行ってみるとのこと。人なつかしくなってふらりと出てきたみたいですが、とにかくよかったよかった。これからからすとたたかいながら家庭農園を切り盛りしていくとうれしそうでした。
2006年07月21日
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全山のみどりきわまる合歓の花 マダラーノフ 荒梅雨の豪雨禍いちじるしい日本列島ですが、いよいよこの週末あたり、湿潤モンスーンに特有のきのこたちの饗宴の時節が巡ってまいります。この週末、幸か不幸か私はギャラリーで落語のイベントとMOOKの編集会議があって二日ともつぶれますのできのこたちとのデートはかないませんが、この土曜日の川西きのこクラブはすごいでしょうね。掲句は季がさなりですが、合歓の花の花期も今年は長く、「私のこと言ってくれないと絶対退散しないから」って雰囲気ですので万緑が凝り固まって合歓の花になったということにしました。季がさなりですが、これ以外に言いようがありませんので。当初みどり綾なすにしましたが、合歓の花が綾なすみどりに掻き消えてしまいイメージがうすれますので背景色にまみどりをもちいた次第です。お粗末。
2006年07月20日
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連休最終日の昨日は、毎日文化センターのロシア語講座のわかい生徒さんたちが昼すぎからギャラリーきのこへ集まってロシア料理をつくり、ウオッカをのみながらパーティーをするというので、仕事が終わってから午後7時すぎに参加しました。すでに皆出来上がっていましたが、ロシア語をはじめた動機を一人一人聞きますと、「ゴルバチョフ・プーチンがかっこ良いので」、「フィギュア・スケートのプロ選手の追っかけ」「バイク・フリークで隣国のシベリアをバイクで縦断したい」「英語の教師をしていて語学が大好き」「友達に会いにロシアの片田舎へたまたま出かけてロシアの魅力にはまってしまった」「書籍関係の仕事をしていてロシア語タイトルの図書カードを翻訳作成するため」などさまざま。そうこうしているうちに犀川で川くだりをして長野から東京まわりで帰神してきたSさんがすべりこみでかけつけてきてパーティーも最高潮に。みんなウオッカが大好きなようでのみっぷりもよく、けっきょく日付けがかわってしまわないうちにということでようやくお開きになりました。働く若者たちの現代ロシア語学生気質を知る上でとてもたのしい集まりでした。
2006年07月18日
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昨日、ジャスト9時に帰宅しましたので、TVをひねってみるとダイアン・レインの『運命の女』がはじまるところでした。題名に魅かれて観はじめましたが、単なる不倫映画で原題も「不誠実」とあり案の定、運命の女(ファム・ファタル)とは似ても似つかぬものでした。ダイアン・レインは私の大好きな女優のベストスリーに入る人ですが、やはり邦題の重さに比べて内容が週刊誌的なものに終始しましたので途中でNHKのフランス縦断シリーズに切り替えてしまいました。恐るべき子供たち(アンファン・テリブル)、ファム・ファタル。これらの言葉は女性や子供に固有の底知れぬ深層の精神のカオスを表現したもので単に欲求不満な男をたぶらかすだけのフェロモン女性やいたずら少年とは根本的に違うものです。あまりに安直な言葉の使われかたに、ダイアン・レインの個性までがとても卑小に扱われる結果となり期待が大きかっただけに観るに耐えなかったのです。レインちゃんの魅力は、こんな陳腐な映画のヒロインでは引き出せません。「運命の女」の魅力にふさわしいレインちゃんの魅力を見出してくれる監督のもとで再度描いてほしいものですね。運命の女とは、神聖にして犯すべからずというような雰囲気をもつ女性こそがその基本条件だと私には思えます。そしていままで考えたこともなかったけれど、この映画のおかげで、私の周辺にはそんな理念形としての「運命の女」に近い女性が五指に余るほどいるなとあらためて思い至った次第です。
2006年07月17日
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連休の中日の日曜日。MOOKきのこへ協力依頼の打診をしてきた企画会社のMさんへ返事を書き、発送を午前中に終え、午後は本郷・長沢先生の保育社『原色新菌類図鑑』の再読をはじめました。外観は比較的しずかな一日でした。
2006年07月16日
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レコード針がいかれてしまってしばらく音楽生活がストップしていました。そこで本日は「バンディット」を観ることに。女性刑務所のロックバンド「バンディット」がひょんなことから逃走、バンド生活の逃避行を続ける話だが指名手配がかかるたびにCDが馬鹿売れして一世を風靡していくストーリで警察もことのほかとんまにえがかれておりほのぼのとしてなかなか面白かった。「音楽ってほんとにいいね」っていう見本のような映画だが、とても曲の構成がよく楽しませてもらった。ついでに長い間見そびれていた「マルコヴッチの穴」も観て、こちらはこちらでそのストーリー設定の面白さに参ってしまった。キャメロン・ディアスが好演。チャーリー・シンまで登場。新しいメンタル・トリップあるいはイメージ・トリップの可能性を追求した点でとても面白くしかも深く考えさせられた。人間の脳ほどミラクルな世界はない。オルターナディヴの源泉はキノコやドラッグやマイナスイオンにあるのではなく、脳そのものの中にあるということはもっと真剣に考えてみる必要がありそうだ。
2006年07月15日
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きのこの写真をとっているM君が仕事で神戸に来ていて、午後7時半ころ仕事が終わるので彼の同僚と蛸を食べに行こうとお誘いを受けた。もちろん積もる話もあるのでハイハイっていうことに。先週から今週にかけて山では一斉にきのこが噴き出しており、彼も西宮周辺できのこ三昧の日々を送ってきたという報告をききながら、肝心の生蛸の新鮮なものは本日入荷がなく、生ダコのてんぷらしかありませんでしたが。私は蛸に格別な思いいれはありませんが、彼に言わせれば同じ蛸でも明石の蛸は最高とのことです。彼は神戸に来ればここで生ダコを3~4人前も食べるそうです。呑むほどに、昨晩の月はびっくりするほど綺麗かったね。とか殺しの天使の異名をもつドクツルタケやソライロタケの美しさを口を極めて語っていました。またマンションから飛び降りて死亡した大学生が実は幻覚きのこの粉末を服用した結果との話にも飛び火して、やはり一般の人たちにとってなじみのうすいキノコというものとつきあうためにはもっとじっくりとキノコそのものへの深い理解をもつことが肝要だということに落ち着きました。きのこそのものならまだしも、粉末状にした得体の知れないものに安直に手を出してしまうことはとても普通の神経では考えられないことです。わたしたち日本人の他者というものに対する認識の欠如は、最近とくに顕著になっているような気がします。毎日繰り返される悲惨な事件にもおもわず「なぜ?」を連発してしまいます。人間は人である以前に動物でもあるということ。管理社会の中で本能をどんどん退化させていった結果、自他の間にある垣根が見えなくなってきているのでしょうか。
2006年07月14日
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深夜とても空気が澄んで月影が窓外へといざないますので、うすものをまとったような十六夜(いざよい)月を仰ぎながらテラスでアルメニア・コニャックを賞味しました。ひさしぶりにやや早く帰宅できましたので、この9月、ロシア映画祭で上映されるというミローノフ演じるロシア青年たちの青春群像を描いたこころ騒ぐ映画を観たあとでしたので、とてもゆったりとした時間に包まれてしあわせでした。緊張を強いられる日々が続いていますが、先週から今週にかけて一足先に「わが魂の夏休み」を賜った思いがしています。J-FASのショッピングモールもまた活発に動き出していますし、ようやくAMAZONのマーケットプレイスでも登録が完了しました。東京テレビのきのこについての問合せがあり、新しい発想をもってマッシュルーム栽培に取り組んでおられる渡辺さんという畜産経営の栽培農家を紹介しておきました。岡山県ですのでギャラリーきのこでもツアーを組んで加美町の第二弾として数人を募り行こうと思っています。MOOKきのこの創刊以来、これまでになく素晴らしい人の輪がひろがりつつありますので、あとは売上げが追っかけてくるのを待つばかりというところでしょうか。
2006年07月13日
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毎日追い立てられるような生活をしているので、小説からは遠ざかって久しいが、この間VIVO-VA BOOK STOREにMOOKの件で挨拶に行った折、目の前に立ちふさがった書物に釘づけになり買ってしまいました。著者のことは知っていましたが、わが国の史書の源郷部の高千穂生まれということは知らなかったのとパラパラめくって見て、たちどころに読めば必ず心中の虫がうごめきだす予感にとらわれて懐深く抱え込んで足早に帰りました。一読して案に違わず、高千穂というところがどんなところであったのか、そして今はどうか。軽いカルチャーショックをともない深く考えさせられるものでした。 わが国の鬼の子(きのこ)たちの源流にもかかわらず、私のような鬼に関心をよせるものからもなかなかストレートには結びつかない高千穂でしたが、数年前に高千穂の小学校の女教師から学年の年間の理科のテーマにキノコをやりたいので監修をしてほしいと依頼をうけたことがきっかけで高千穂がインプットされ、ついで千田稔の『高千穂幻想』も、高千穂というより彼の著作ということで読んできましたが、少しずつ火蛾が灯心へと舞い寄せられるように高千穂をめぐって円運動を絞り込みはじめています。鬼八伝説、神武の兄(地元ではミケヌと呼ばれている)と鬼八の戦い、木地師、高千穂の社家筋のこと。深い森。天領となるにいたった歴史的経緯など、中央の大和から遠く離れた辺塞の地にありありと痕跡を残す正史以前の正統と異端のねじれ現象が高千穂のそこここに湧く泉のごとく語りかけているのが見てとれます。わが高千穂風土記とは言いえて妙の副題で、はじめて高千穂の人情あふれる世界に接することができました。
2006年07月12日
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「脱皮しない蛇は滅びる。意見を取りかえることを忘れた精神も同様だ。それは精神たるをやめる。」ニーチェの高名な言葉だが、コーコーヤという音楽ユニットはその意味でもすばらしい。音楽演奏の最良の部分でのみ出会い、その一期一会のときめきを表現する。このスタンスはなかなか得がたいものだが、それをやすやすとクリアしている点がすばらしい。松方ホールで開かれたホワイエ・コンサートでの彼らの演奏は暮れなずむ港の夕景をバックにしてはじめられたが、笹爺がこの夕べ乗りまくっていてそれに引っ張られて好々さんたちもとてもスリリングな演奏を展開。先週の里夢での演奏をはるかにしのぐ素晴らしいものとなった。サッカーにちなんだピシンギーニャの1対0は演奏の度にとめどもなく加速してきているので他人事ながら心配してしまった。わたしが感動したのはひさしぶりに聴いたジャコー・ド・バンドリンの「真珠」だ。ともにショーロ音楽を不動のものとした立役者たちの曲目だが、当夜の「真珠」はとくにすばらしかった。それと好々爺それぞれのオリジナル曲もちりばめて、このユニットが過去の音楽遺産にすがることなく今を生きわれわれと同じ空気を吸って音楽表現に取り組んでいることを感じさせてくれた。私が70年代後半にジャズに未来はないと感じたのは、新曲がまったく生まれないからである。その当時も今も沖縄では年間100曲以上の新曲が生まれているというのに。そんな意味でもこのユニットには大きな可能性がある。この日のオリジナル曲ではヴァイオリンの江藤有希の六甲での作という「日傘をさして」が絶妙であったし、日本丸の航海途中での作もたまゆらの響きをつたえて聴くものすべてに感動をあたえていた。 さて、笹爺は、この日よほどたのしいことがあったのか、終始乗りまくっていてそれはアンコールの「君へのショーロ」で最高潮に達した。このままアンコールを重ねると確実に逝ってしまうように思われたのでアンコールは1回きりにしてほしいなとひやひやしたくらいだ。今回はBPMにふなれなキノコの仲間も大勢きましたが、コンサートの後、喫茶店で感想を聞くと私のような音楽おたくのみならずいずれもが大いに感銘を受けた様子。技量・感性ともに抜群でしかも庶民性を決して手離すことのない彼らの気息の合った演奏活動はブラジル音楽をこえた新しい音世界を創造しうるもっとも大きな可能性を孕んでいるとこの日あらためて確信した。黒川さんのゲスト出演をしたという江藤有希さんのレンブランサの新作CDも待たれるが、続いてリリースされるコーコーヤのCDも今から楽しみだ。しかしながら、この掛け合いの妙はライブでしか得られないものだ。これからも可能なかぎりライブの機会をつかまえてわくわくどきどきしたいものだ。
2006年07月11日
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日曜日。発送のために出勤すると、数店の書店からMOOKの追加注文が入っていました。ガケ書店、ジュンク堂池袋店、海洋堂東京ホビーロビー、VIVO-VA書店、アマゾン書店はまだ3号が立ち上がりませんので、1,2号の受注、J-FASモールは5件ほど2.3号の受注がありました。岡本のファームハウスさんと元町のVIVO-VAさんには挨拶がてら訪問することにしました。MOOKきのこを絶賛してくださり、うれしいかぎりです。しかしとりそろえている本の嗜好は私の好みにぴったり。販売にいったのですが、つい買い物をして帰りました。宣伝ばかり聞こえてきてどこにもない本が1冊ここにあったからです。「鬼降る森」高山文彦著。
2006年07月09日
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笹子さんのギターはとても安定感があり、緩急自在。今夜は地元での演奏でもあり一段と艶やかでした。
2006年07月07日
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黒川紗恵子さんのクラリネットは今夜とても乗っていて、ときに白馬のいななきにも似た力強いエネルギーを感じさせられました。
2006年07月07日
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江藤さんのヴァイオリンのタッチはあらゆる女性的なものを孕んでいながらもそこからいち抜けたような力強さがあり、甘きに流れることなく、かといって硬質の音でもないとても個性的な響きをもって迫ってきますのでご用心。メロメロにさせられます。
2006年07月07日
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新暦の七夕の夕べ、六甲「里夢」で開かれたライヴコンサートは、インティメートな雰囲気の中、とてもドライヴ感溢れる演奏が展開され、ひさしぶりに心が震えました。私は往年のジャズファンですが、懐メロ化したジャズに飽き足らない日々の中でブラジル音楽に出会い、それ以来のBPMファンです。が、日本の演奏家では笹子さんの右に出るものはいないと常々感じてきました。好々爺はそんな彼に二人の美女がサポートして出来上がったインスト・ユニットですが、昨年はじめて彼らの演奏に立ち会い、エモーショナルで絶妙な演奏には身も心も奪われてしまうのを禁じえませんでした。笹子さんもショーロクラブよりももっと自由奔放に演奏を楽しんでいる様子がありありして、ますます惹きつけられます。かれの低音部のパッセージはストレートにハートに来るのでとても快感。それに間髪を入れずヴァイオリンとクラリネットがからみ、あたかも繊細で美しい音の織物が目の前で編み上げられていくような心地さえして、聴くものをしばし別世界へいざなってくれるのです。私は、彼らの演奏は単にショーロ音楽を超え、なにか音楽をも超えた次元での根源的な人間の悲哀のようなものを感じずにはいられません。本当に私たちだけで聴くにはもったいないような贅沢なひとときを噛み締めて家路についたことです。この10日の月曜日の夕べ、もう一度ハーバーランドの松方ホールで聴くことができそうで今からたのしみです。しかし、この七夕の夕べの演奏はおそらく彼らの数多いライヴの中でも珠玉のものであったと思い返しています。いまだかってないほどうんざりさせられるわが国の時代的な雰囲気の中で、おそらくコーコーヤの直面している課題も「青春をいかに持続させるか」という一言に尽きるかと思いますが、その覚悟のようなものがストレートに伝わってきたからだと感じています。それぞれの現在(いま)をあらゆる機会をとらえて全力で表現しおおすこと。この中にしかわたしたちの明日はないように思えます。コーコーヤ。この素晴らしい仲間とはいのちあるかぎり、どこまでも声かけあって歩いていきたいものだと思いました。
2006年07月07日
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雨のち晴れのおまけに、京都ではありませんが、能勢路のトノサマケロッピも久しぶりでしたのでご紹介いたします。
2006年07月06日
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草の中でアシボソノボリリュウタケの群落に遭遇。
2006年07月06日
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この日曜日、カンゾウタケにも再会。
2006年07月06日
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この日の森はヌメリガサのオンパレードでいっせいに顔をのぞかせていました。
2006年07月05日
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この日曜日、今生のキヌガサタケとの出会いをもとめて土砂降りの雨の中、飛び出していきました。が、現地へ着く頃には快晴。とてもすがすがしいデート日和に。キヌガサタケはわたしの持ち場では今年とても少ないのですが、しかし、数箇所巡ってようやく卵が50余り地表に顔をのぞかせている場所へ行き当たり、ホット一安心。クモタケも例年より数は少ない上に小振りでした。これも7~80個体見つけて私の今年のRainy Seasonのデートは首尾よく終了しました。
2006年07月05日
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