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畑の草の葉にとまる「イボバッタ」です。いつもは地面の上にいるのを見るのが多く、地面の色と体色が保護色になって見つけ難いのですが、草の葉にとまると存在がはっきりと判ります。イボバッタ;バッタ目、バッタ科、L=30mm※_里芋の葉の上に乗った別の個体です。
2022.08.31
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次は第1863首から第1867首の5首です。どれも作者は不詳です。1863;久木「去年咲きし久木今咲くいたづらに地にか落ちむ見る人なしに」※_去年咲いた久木が今年も咲いたが、はかなく地面に落ちてしまうのだろうか。見る人もなくて。と歌っています。「久木(ひさぎ)」はトウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木の「アカメガシワ(赤芽柏)」のようです。1864;桜花「あしひきの山のま照らす桜花この春雨に散り行かむかも」※_(あしひきの)山あいを明るく照らして咲く桜花は、この春雨に散ってゆくことだろう。と歌っています。1865;桜花「うちなびく春さり来らし山のまの遠き木末の咲き行く見れば」※_(うちなびく)春がやって来たらしい。山と山の間の遠い梢が花開いてゆくのを見ると。と歌っています。「うちなびく」は、春に草木がなびくの意で春にかかる枕詞です。梢の花は桜でしょう。1866;桜花「雉鳴く高円の辺に桜花散りて流らふ見む人もがも」※_雉の鳴く高円のあたりで、桜の花が散って流れるようだ。誰か一緒に見る人がいたらなあ。と歌っています。1867;桜花「阿保山の桜の花は今日もかも散り紛ふらむ見る人なしに」※_阿保山の桜の花は、今日あたり散り乱れているだろうなあ。見る人もなくて。と歌っています。「阿保山」は奈良市法蓮東垣内町にある不退寺の裏山との説があります。
2022.08.31
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水路のふちにとまる「シオカラトンボ」のカップルがいました。この近くのどこかに産卵するつもりでしょうか?_近くの水路には「オオシオカラトンボ」もひと休み中でした。シオカラトンボ;トンボ目、トンボ科、L=60mm※_上がオスで、下がメスです。※_こちらは「オオシオカラトンボ」のオスです。
2022.08.30
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次は第1858首から第1862首の5首です。どれも作者は不詳です。1858;梅の花「うつたへに鳥ははまねど縄延へて守らまく欲しき梅の花かも」※_別に鳥が啄むと云うわけではないのだが、縄を張って守っておきたい梅の花だよ。と歌っています。「うつたへに」は「別に・・・だが」の意。1859;梅の花「馬並めて高の山辺を白たへににほはしたるは梅の花かも」※_(馬並めて)高の山の麓を真っ白に彩っているのは、梅の花かなあ。と歌っています。「馬並めて」は馬を並べて手綱を手繰(たぐ)るの意から、地名の「高」にかかる枕詞です。「高の山辺」は京都府綴喜郡井手町多賀の地のようです。1860;山吹の花「花咲きて実は成らねども長き日に思ほゆるかも山吹の花」※_花は咲いても見は成らないけども、開く時が待ち遠しい山吹の花。と歌っています。1861;桜の花「能登川の水底さへに照るまでに三笠の山は咲きにけるかも」※_能登川の水底までも光るほどに、三笠山は山いっぱいに桜の花が咲いたなあ。と歌っています。「能登川」は奈良の春日山の奥から出て、三笠山と高円山の間を流れる小川です。1862;梅の花「雪見ればいまだ冬なりしかすがに春霞立ち梅は散りつつ」※_雪を見るとまだ冬です。しかしそれでも、春霞が立って、梅は散っています。と歌っています。
2022.08.30
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道端の笹の葉に「アゲハチョウ」が飛んで来てとまりました。そっと近づいて2方向から撮りましたが、翅に痛みも全くない綺麗なメスの「アゲハチョウ」でした。アゲハチョウ(ナミアゲハ);チョウ目、アゲハチョウ科、L=80mm
2022.08.29
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次は第1853首から第1857首の5首です。どれも作者は不詳です。1853;「梅の花取り持ち見れば我がやどの柳の眉し思ほゆるかも」※_梅の花を手に取って見ると、我が家の庭の眉に似た、柳の新芽が思い出される。と歌っています。1854;「うぐひすの木伝ふ梅のうつろへば桜の花の時かたまけぬ」※_ウグイスが枝を伝って鳴く梅が散って行くと、桜の花の咲く時が近づいた。と歌っています。1855;「桜花時は過ぎねど見る人の恋の盛りと今し散るらむ」※_桜の花はまだ盛りを過ぎてはいないけれども、見る人の恋心の盛りの時こそと、今まさに散っているのでしょう。と歌っています。1856;「我がかざす柳の糸を吹き乱る風にか妹が梅の散るらむ」※_我が髪に挿している柳の糸を吹き乱す風で、いとしい妻の家の梅も散っているでしょう。と歌っています。1857;「年のはに梅は咲けどもうつせみの世の人我し春なかりけり」※_毎年梅の花は咲くけれども、(うつせみの)この世の人である私には春がないなあ。と歌っています。「うつせみ(空蝉)の」はこの世にかかる枕詞で「はかない」の意です。
2022.08.29
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畑仕事中、目の前に蛾が飛んで来てサツマイモの葉にとまりました。急いでカメラを取って撮りました。ネットで画像を調べると「クサシロキヨトウ」と判りました。幼虫はイネ科の植物を食害します。クサシロキヨトウ;チョウ目、ヤガ科、ヨトウガ亜科、L=35mm(開張)
2022.08.28
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ここから巻第十です。次の歌は第1820首、第1833首、第1834首、第1840首、第1841首、第1842首の6首です。どの歌も作者は不詳です。1820;「梅の花咲ける岡辺に家居れば乏しくもあらずうぐひすの声」※_梅の花が咲いている岡辺に住んでいると、ウグイスの声で物足りなく思う事もない。と歌っています。1833;「梅の花降り覆ふ雪を包み持ち君に見せむと取れば消につつ」※_梅の花の上に降り積もった雪を、手のひらに包んで貴方に見せようとすくってみると、直ぐに消えてしまう。と歌っています。1834;「梅の花咲き散り過ぎぬしかすぎに白雪庭に降りしきりつつ」※_梅の花は咲いて散ってしまった。それなのに、白雪が庭に盛んに降っている。と歌っています。1840;「梅が枝に鳴きて移ろふうぐひすの羽白たへに沫雪そ降る」※_梅の枝に鳴いては飛び移り行くウグイスの、羽も真っ白になるほどに泡のような雪が降る。と歌っています。1841;「山高み降り来る雪を梅の花散りかも来ると思ひつるかも」※_山が高くて降って来る雪を、梅の花が散って来るのかと思ったことだ。と歌っています。1842;「雪をおきて梅をな恋ひそあしひきの山片付きて家居せる君」※_雪をさしおいて梅を恋しがっていけません。(あしひきの)山に接して住んでいるあなた。と歌っています。
2022.08.28
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畑の物置の木の支柱をかじる大きなスズメバチを見つけました。かじった木くずは巣の材料にするようです。帰ってネットで画像を調べると「ヒメスズメバチ」と判りました。今日は刺されなくって良かったです。ヒメスズメバチ;ハチ目、スズメバチ科、L=35mm
2022.08.27
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次は第1790首です。天平五年(733年)四月三日、第九次遣唐使節の船が難波を出港して海上に漕ぎ出した時に、見送りに来た遣唐使の母親の一人が子に贈った歌です。「秋萩を 妻どふ鹿こそ 独り子に 子持てりといへ 鹿子じもの 我が独り子の 草枕 旅にし行けば 竹玉を しじに貫き垂れ 斎瓮に 木綿取り垂でて 斎ひつつ 我が思ふ我が子 ま幸くありこそ」※_秋萩を妻思う鹿こそ、独り子として子を持っているというが、その鹿の子のような私の独り子が、(草枕)旅に出て行くので、竹玉をいっぱい緒に通して垂らし、斎瓮に木綿を取り付けて下げて、潔斎しながら私が大切に思う我が子よ、どうか無事であって下さい。と歌っています。
2022.08.27
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草の葉から葉へ、獲物を探す狩りバチの「コアシナガバチ」です。コアシナガバチ;ハチ目、アシナガバチ科、L=13mm
2022.08.26
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次は第1776首です。石川大夫(=石川君子;いしかわのこみこ、奈良時代の貴族)が転任することになって播磨の娘子が作って贈った歌です。「絶等寸の山の峰の上の桜花咲かむ春へは君を偲はむ」※_絶等寸の山の峰の桜が咲く春には、あなたをお偲びしましょう。と歌っています。「絶等寸(たゆらき)の山」は兵庫県姫路市の山のようです。
2022.08.26
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道端の草の葉の上に黄緑色の小さな蜘蛛を見つけました。ネットで画像を調べると「ワキグロサツマノミダマシ」と判りました。ワキグロサツマノミダマシ;クモ目、コガネグモ科、L=8mm
2022.08.25
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次は第1772首です。大神大夫(=三輪高市麻呂)が筑紫国に任ぜられた時に、阿倍大夫(=阿倍広庭;あべのひろにわ、奈良時代の公卿)が作った歌です。「後れ居て我はや恋ひむ印南野の秋萩見つつ去なむ児ゆゑに」※_後に残って私は恋しく思うことでしょう。印南野の秋萩を見ながら去って行く人ゆえに。と歌っています。「印南野(いなみの)」は兵庫県南部の加古川と明石川の流域にまたがる野です。
2022.08.25
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道端の蔓草の葉にとまる「ダイミョウセセリ」です。後翅に白色帯があるところから関西型になります。名前の由来は色々な説がありますが、翅の模様が江戸時代の大名の羽織袴に似ているからが有力です。ダイミョウセセリ;チョウ目、セセリチョウ科、L=35mm(開張)※参考_後翅の白色帯が無いので関東型です。2021年9月6日撮影
2022.08.24
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次は第1761首で、柿本人麻呂が鳴く鹿を詠んだ歌です。「みもろの 神奈備山に 立ち向かふ 三垣の山に 秋萩の 妻をまかむと 朝月夜 明けまく惜しみ あしひきの 山彦とよめ 呼び立て鳴くも」 ※_神の鎮座する神奈備山に、向かいあって立つ三垣の山に、秋萩の妻(=雌鹿)と共に寝ようと、朝月夜の明けようとするのを惜しんで、(あしひきの)山彦を響かせて呼び立て、雄鹿が鳴いているよ。と歌っています。「三垣の山」は飛鳥川をはさんで雷丘と向かい合う「甘樫丘」の説あり。
2022.08.24
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道端の草花で蜜を吸う「ヤマトシジミ」のオスです。ヤマトシジミ(オス);チョウ目、シジミチョウ科、L=25mm(開張)翅表;
2022.08.23
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次は第1757首で、高橋虫麻呂が筑波山に登った時に作った歌です。「草枕 旅の憂へを 慰もる 事もありやと 筑波嶺に 登りて見れば 尾花散る 師付の田居に 雁がねも 寒く来鳴きぬ 新治の 鳥羽の淡海も 秋風に 白波立ちぬ 筑波嶺の 良けくを見れば 長き日に 思ひ積み来し 憂へは止みぬ」※_(草枕)旅の憂さを慰める事もあるかと、筑波山に登って眺めると、尾花の散る師付の広い田に、雁も寒そうに鳴いていた。新治の鳥羽の湖も、秋風に白波が立っていた。筑波山の良い景色を見れば 長き日々に思い積っていた旅の憂さは消えてしまった。と歌っています。「筑波山」は茨木県つくば市北端にある標高877mの山です。「師付」は茨木県かすみがうら市に上中下の「志筑」の地名が残る。「鳥羽の淡海」は筑波山西方、筑西市から下妻市一帯にあった沼沢です。
2022.08.23
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椿の木の枝にとまる「アオバハゴロモ」です。いつも見ていた虫ですが、小さくて撮っても綺麗に写らなかった虫でした。今日はマニュアルで少し暗めで撮ってみると綺麗に撮れていましたので載せてみます。アオバハゴロモ;カメムシ目、アオバハゴロモ科、L=10mm
2022.08.22
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次は第1755首で、高橋虫麻呂が作った歌です。「うぐひすの 卵の中に ほととぎす ひとり生まれて 己が父に 似ては鳴かず 己が母に 似ては鳴かず 卯の花の 咲きたる野辺ゆ 飛び翔り 来鳴きともよもし 橘の 花を居散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし 賂はせむ 遠くな行きそ 我がやどの 花橘に 住み渡れ鳥」※_ウグイスの卵の中に、ホトトギスはひとり生まれて、お前の父であるウグイスに似ては鳴かず、お前の母であるウグイスにも似ては鳴かない。卯の花の咲いている野辺を飛び翔り、来ては鳴き響かせ、橘にとまって花を散らし、一日中鳴いているが、声を聞くのは良いものだ。贈り物をしよう。遠くへ行くな。私の家の庭の花橘に鳥よ住みついていなさい。と歌っています。ウグイスの巣にホトトギスが托卵し、産まれたホトトギスの様子を詠んでいます。「ひねもす」は「一日中」の意です。
2022.08.22
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蛾が飛んで来て藪の椿の葉にとまったところを撮影し、画像を確認すると枯れ葉に擬態した「アカエグリバ」でした。アカエグリバ;チョウ目、ヤガ科、L=40mm
2022.08.21
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次は第1751首と反歌の第1752首です。高橋虫麻呂が難波で一泊して、翌日帰って来た時に作った歌2首です。1751;「島山を い行き巡れる 川沿ひの 岡辺の道ゆ 昨日こそ 我が越え来しか 一夜のみ 寝たりしからに 峰の上の 桜の花は 滝の瀬ゆ 散らひて流る 君が見む その日までには 山おろしの 風な吹きそと うち越えて 名に負へる杜に 風祭りせな」※_山をぐるっと廻っている、川沿いの周辺の道を、つい昨日私は越えて来たばかりなのに、そしてたった一日泊まっただけなのに、峰の上の桜の花は、急流の瀬を散って流れている。諸卿がご覧になるその日までは、山おろしの風よ吹くなと、峠を越えて行って、風の神の名を持つ竜田の杜で風を鎮める祭りをしよう。と歌っています。「島山」は川沿いの山です。 1752;「い行き逢ひの坂のふもとに咲きををる桜の花を見せむ児もがも」※_行逢坂の麓にたわわに咲き誇る桜の花を、見せてやる乙女が欲しいものだなあ。と歌っています。
2022.08.21
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電柱にとまって「オーシンツクツク・オーシンツクツク」と鳴く「ツクツクボウシ」を見つけました。木にとまって鳴く場合は中々姿を確認するのが難しいセミですから、電柱にとまった場合は撮影するチャンスです。ツクツクボウシ(オス);カメムシ目、セミ科、L=45mm
2022.08.20
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次は第1749首と反歌の第1750首です。この2首も諸卿大夫らが難波に下った時に高橋虫麻呂が作った歌です。1749;「白雲の 竜田の山を 夕暮に うち越え行けば 滝の上の 桜の花は 咲きたるは 散り過ぎにけり 含めるは 咲き継ぎぬべし こちごちの 花の盛りに 見さずとも かにもかくにも 君がみ行きは 今にしあるべし」※_(白雲の)竜田の山を、夕暮に越えて行くと、滝の上の桜の花は、咲いていたのはすっかり散ってしまって、蕾でいたのは続けて咲くことでしょう。あちらこちらの花の盛りはご覧になれなくても、とにもかくにも、あなたのお出ましになる時はまさに今なのです。と歌っています。1750;「暇あらばなずさひ渡り向う峰の桜の花も折らましものを」※_暇があったら、川を難渋して渡って、向こう岸の峰の桜の花を折りたいものを。と歌っています。
2022.08.20
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胸部に黄白色の毛が生えた「キムネクマバチ」を見つけました。胸部が黒光りする「タイワンタケクマバチ」に似ています。キムネクマバチ;ハチ目、ミツバチ科、L=20mm
2022.08.19
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次は第1747首と反歌の第748首です。春三月、諸卿大夫らが難波に下った時に、高橋虫麻呂が作った歌です。1747;「白雲の 竜田の山の 滝の上の 小桉の峰に 咲きををる 桜の花は 山高み 風し止まねば 春雨の 継ぎてし降れば 上つ枝は 散り過ぎにけり 下枝に 残れる花は しましくは 散りなまがひそ 草枕 旅行く君が 帰り来るまで」※_(白雲の)竜田山の滝の上の小桉の峰に 咲きたわんでいる桜の花は、山が高くて風が吹き止まないので、また春雨が続いて降るので、上の梢の枝はすっかり散ってしまった。下枝に残っている花は、暫くの間は散り乱れるな。(草枕)旅だって行く君が帰って来るまで。と歌っています。 「竜田山」は生駒山地の南端にある信貴山の南に連なる山々です。「小桉の峰」は未詳です。1748;「我が行きは七日は過ぎじ竜田彦ゆめこの花を風にな散らし」※_我々の旅は七日は越えないでしょう。風の神の竜田彦よ、この桜の花を決して風に散らさないで下さい。と歌っています。「竜田彦」は奈良県生駒郡三郷町立野南の「竜田大社」に祀られている「風神」です。
2022.08.19
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休耕田の草地の中に「キジ」のカップルを見つけました。ちょうど、オスは換羽(かんう)の時期(8月~9月)でいつもの美しい羽模様を見ることは出来ませんでした。キジ(ツガイ);キジ目、キジ科、L;オス=80cm、メス=60cm(オス)_換羽中です。(メス)
2022.08.18
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次は第1738首です。高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ;奈良時代の歌人)が上総国周淮郡の美しい娘子を詠んだ歌です。「しなが鳥 安房に継ぎたる 梓弓 末の珠名は 胸別の 広き我妹 腰細の すがる娘子の その姿の きらきらしきに 花の如 笑みて立てれば 玉鉾の 道行く人は 己が行く 道は行かずて 呼ばなくに 門に至りぬ さし並ぶ 隣の君は あらかじめ 己妻離りて 乞はなくに 鍵さへ奉る 人皆の かく迷へれば かほよきに 寄りてそ妹は たはれてありける」※_(しなが鳥)安房に地続きの、(梓弓)周淮郡の珠名は、胸ゆたかな娘、腰の細いすがる蜂のような娘で、顔立ちがまばゆいばかりに美しい上に、花のようににっこり笑って立っていると、(玉鉾の)道を行く人は、自分の通るべき道は行かないで、呼びもしないのに彼女の家に来てしまう。(さし並ぶ)隣家の君は、前もって自分の妻を離別して、求めもしないのに鍵まで渡す。人皆がこのように心迷っているので、その中の最も姿の良い男に寄り添って、娘子は遊びたわけている。と歌っています。「末」は上総国の周淮郡(現在の千葉県の小糸川流域)を云う。「珠名」は「娘子」の名前です。奈良時代の美しい娘は「胸が豊かで、腰が蜂のようにくびれ、顔立ちが美しい微笑む顔」だったようで、今と同じだったんですね。当時の男たちは、用もないのにその娘子に逢い行き、中には妻と離別して家の鍵まで渡す者も。そして娘子は逢いに来る男の中から一番良い男と寄り添って遊んでいる。男を手玉にする悪女ですね。
2022.08.18
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草むらの中で可愛いピンクの花を付けている「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭)」にとまる「ツバメシジミ」を見つけました。ツバメシジミ;チョウ目、シジミチョウ科、L=25mm(開張)
2022.08.17
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次は第1736首です。養老七年(723年)五月に、吉野離宮に従駕した笠金村(かさのかなむら;奈良時代の歌人、越前守)が作った歌です。「山高み白木綿花に落ちたぎつ夏実の川門見れど飽かぬかも」※_山が高いので白木綿花のように真っ白に落ちて流れる菜摘の川瀬は、見飽きることがない。と歌っています。「白木綿花(しらゆふばな)」は白木綿で作った造花のことです。「夏実」は宮滝の東の吉野川をやや遡った地の「菜摘」です。
2022.08.17
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散歩道横に「クマゼミ」を見つけ、捕まえると翅をばたつかせ「ギャアギャア」とうるさく鳴くので、近くの杉の木の葉の上に置いてあげました。逃げずに、こちらを向いてじっとしているところを撮りました。クマゼミ(オス);カメムシ目、セミ科、L=65mm
2022.08.16
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次は第1694首です。柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ;飛鳥時代の歌人)が鷺坂で作った歌です。「栲領巾の鷺坂山の白つつじ我ににほはね妹に示さむ」※_栲領巾(たくひれ)の鷺坂山の白つつじよ、私の衣に染みついてくれ、帰って妻に見せよう。と歌っています。「栲領巾(たくひれ)の」は栲(こうぞ)の繊維で作った衿の飾り布で、色が白いことから鷺(さぎ)にかかる枕詞です。「鷺坂山」は奈良市と京都市の中間あたりの京都府城陽市久世にある丘のようです。
2022.08.16
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竹藪の中を飛んでいた「アオスジアゲハ」が笹の葉にとまったところを撮りました。残念ですが翅裏しか撮れませんでした。アオスジアゲハ;チョウ目、アゲハチョウ科、L=60mm(開張)
2022.08.15
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次は第1683首と第1684首で、柿本人麻呂が舎人皇子(とねりのみこ;飛鳥時代から奈良時代の皇族、天武天皇の第六皇子)に献じた歌2首です。1683;「妹が手を取りて引き攀ぢふさ手折り我がかざすべく花咲けるかも」※_妻の手を取って引き寄せるように、私が手折って挿頭すほど花がいっぱい咲いている。と歌っています。1684;「春山は散り過ぎぬとも三輪山はいまだ含めり君待ちかてに」※_春山の桜は散り果てても、三輪山はまだ蕾です。あなたのお見えを待ちかねて。と歌っています。
2022.08.15
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道端の蔓草の茎が、風もないのに異様に揺れているのに気づきました。よく見ると「シャクトリムシ(尺取虫)」でした。成虫になってどんな蛾になるのでしょうか?※_成虫例として「ヒメツバメアオシャク」の画像を載せておきます。シャクガ科の幼虫;L=30mm※_ヒメツバメアオシャク;シャクトリムシの成虫例です。
2022.08.14
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次は第1656首、第1660首、第1661首の梅の花を詠んだ歌3首です。1656;大伴坂上郎女が作った歌です。「酒杯に梅の花浮かべ思ふどち飲みての後は散りぬともよし」※_盃に梅の花を浮かべ、親しい者どうしで飲んだあとは、散ってしまってもよい。と歌っています。1660;大伴駿河麻呂(おおとものするがまろ;奈良時代の公卿)が作った歌です。「梅の花散らすあらしの音のみに聞きし我妹を見らくし良しも」※_梅の花を散らす嵐、その音だけで噂に聞いていた貴方にお逢いできてうれしい。と歌っています。1661;紀小鹿が作った歌です。「ひさかたの月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君」※_ひさかたの月夜が清らかなので、梅の花のように心も開けて私が思う君よ」と歌っています。ここまでで万葉集巻第八が終了、次から巻第九に入ります。
2022.08.14
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藪の周りを縄張りにする「シオカラトンボ」がいます。オスもメスもいますが体色が著しく異なります。オスは水色で「シオカラトンボ」と呼ばれ、メスは黒と黄色の模様で「ムギワラトンボ」と呼ばれます。シオカラトンボ;トンボ目、トンボ科、L=55mm<オス><メス>
2022.08.13
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次は第1647首から第1653首(第1650首を除く)の6首で、梅の花を詠んだ歌です。1647;忌部黒麻呂(いんべのくろまろ;奈良時代の中流官僚)が作った歌です。「梅の花枝にか散ると見るまでに風に乱れて雪そ降り来る」※_梅の花が枝のあたりに散るのかと見るほどに、風に吹き乱されて雪が降ってくる。と歌っています。1648;紀小鹿(きのおしか;奈良時代の歌人、安貴王の妻、紀女郎とも言う)が作った歌です。「十二月には沫雪降ると知らねかも梅の花咲く含めらずして」※_十二月には泡のような雪が降ると知らないのか、梅の花が咲いている。蕾のままでいないで。と歌っています。1649;大伴家持が作った歌です。「今日降りし雪に競ひて我がやどの冬木の梅は花咲きにけり」※_今日降った雪に負けまいとして、我が家の庭の冬木の梅は花が開いたよ。と歌っています。1651;大伴坂上郎女が作った歌です。「沫雪のこのころ継ぎてかく降らば梅の初花散りか過ぎなむ」※_泡のような雪がこの頃、こうして降り続いたら、梅の最初の花は散ってしまうだろうか。と歌っています。1652;他田広津娘子(おさだのひろつのおとめ;奈良時代の歌人)が作った歌です。「梅の花折りも折らずも見つれども今夜の花になほしかずけり」※_梅の花は、折って見たり、折らずに見たりしたけれども、今夜の花にはとても及びません。と歌っています。1653;県犬養娘子(あがたのいぬかいのおとめ;奈良時代の女性)が作った歌です。「今のごと心を常に思へらばまづ咲く花の地に落ちめやも」※_今のように心を常に持っていたら、春にまず咲く梅の花のように、土に落ちるようなことがあるでしょうか。と歌っています。
2022.08.13
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道端の草むらにとまる「キリギリス」のオスを見つけました。褐色型ですが「ニシキリギリス」か、「ヒガシキリギリス」かは不明です。キリギリス;バッタ目、キリギリス科、L=35mm
2022.08.12
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次は第1640首、第1461首、第1462首、第1644首、第1645首の梅の花を詠んだ歌5首です。1640;大伴旅人が雪を梅に見間違えたことを詠んだ歌です。「我が岡に盛りに咲ける梅の花残れる雪をまがへつるかも」※_我が岡に盛んに咲いている梅の花は、消え残った雪をそれと見間違えたのだった。と歌っています。1641;角広弁(つぬのひろべ;奈良時代の官吏)が作った歌です。「沫雪に降らえて咲ける梅の花君がり遣らば寄そへてむかも」※_泡のような雪に降られて咲いている梅の花をあなたのところに贈ったら、雪になぞらえて見るでしょうか。と歌っています。1642;阿倍息道(あべのおきみち;奈良時代の貴族、奥道とも書く)が作った歌です。「たな霧らひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代にそへてだに見む」※_一面に霧がたちこめるように雪は降ってくれないものか。梅の花の咲かない代わりに、花になぞられて見たいものだ。と歌っています。1644;三野石守(みののいしもり;奈良時代の人、大伴旅人の従者)が作った歌です。「引き攀じて折らば散るべみ梅の花袖に扱入れつ染まば染むとも」※_枝を引き寄せて折ったら散ってしまいそうなので、梅の花をしごいて袖に入れた。白い色に染まるなら染まってもよい。と歌っています。1645;巨勢宿奈麻呂(こせのすくなまろ;奈良時代の公卿、少麻呂とも書く)が作った歌です。「我がやどの冬木の上に降る雪を梅の花かとうち見つるかも」※_我が家の庭の冬木の上に降る雪を、梅の花かとつい見まちがえた。と歌っています。
2022.08.12
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網戸にとまる黄緑色の蛾を見つけました。ネットで画像を調べると「キバラヒメアオシャク」と判りました。キバラヒメアオシャク;チョウ目、シャクガ科、L=25mm(開張)
2022.08.11
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今朝のニュースでは、今日が帰省のピークになって、各交通機関は混雑するだろうと放送されています。上空を飛行機雲を靡かせて東から西へ飛ぶ飛行機が・・・故郷へ帰る人たちを乗せて飛んでいるのでしょうか?
2022.08.11
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次は第1637首です。元正天皇(げんしょうてんのう;父は草壁皇子、母は元明天皇、在位=715‐724年)の皇位を譲った後の御製の歌です。「はだすすき尾花逆葺き黒木もち造れる室は万代までに」※_(はだすすき)尾花を逆さに葺き黒木で造ったこの室は、万代まで栄えることでしょう。と歌っています。「はだすすき」は尾花(ススキの穂)の枕詞です。「黒木」は皮を剥がないままの材木です。
2022.08.11
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室内の壁にとまる、翅の周囲が黒で縁どられ、中央が白色半透明の蛾がとまっていました。ネットで画像を調べると「ワタヘリクロノメイガ」(別名;ウリノメイガ)と判りました。この蛾は、お尻にポンポン状の飾りを付けていてそれをクルクル回していますが、その目的は不明のようです。ワタヘリクロノメイガ;チョウ目、ツトガ科、L=25mm(開張)※_お尻のポンポンをクルクルと回していました。
2022.08.10
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次は第1633首です。ある人が尼に贈った歌とされています。「手もすまに植ゑし萩にやかへりては見れども飽かず心尽くさむ」※_手を休めずに植えた萩のせいで、いくら見ても満足せず、かえってその萩に心配を尽くすことになるらしい。と歌っています。萩の花を楽しもうと苦労して植えた萩だったが、いざ花が咲くと、今度は花が散りはしないかと心配の種になってしまった様子を詠んだようです。
2022.08.10
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何処からか飛んで来で、道端の木の枝にとまった「アブラゼミ」です。午後になって鳴いているのは、このアブラゼミとニイニイゼミ、そしてツクツクボウシです。アブラゼミ;カメムシ目、セミ科、L=55mm
2022.08.09
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次は第1629首と第1630首です。大伴家持が妻の坂上大嬢に贈った長歌と短歌(反歌)です。1629;長歌「ねもころに 物を思へば 言はむすべ せむすべもなし 妹と我と 手携はりて 朝には 庭に出で立ち 夕には 床打ち払ひ 白たへの 袖さし交へて さ寝し夜や 常にありける あしひきの 山鳥こそば 峰向かひに 妻問ひすといへ うつせみの 人なる我や なにすとか 一日一夜も 離り居て 嘆き恋ふらむ ここ思へば 胸こそ痛き そこ故に 心なぐやと 高円の 山にも野にも うち行きて 遊びあるけど 花のみし にほひてあれば 見るごとに まして偲はゆ いかにして 忘るるものそ 恋といふものを」※_心に深く物を思い何を言うかの術もなく、どうすることも出来ません。あなたと私と手を取り合って、朝には庭を散歩し、夕べには寝床の埃を払って、袖を差し交えて寝た夜は、いつもあったのだろうか。山鳥は山の向こうまで妻を訪ねて行くと云うのに、人である私は、たとえ一日一夜でもあなたと離れ、嘆き恋することになることでしょう。このことを思うと胸が痛く、心が慰むかと思い、高円の山や野に行って遊んでみるけれど、花ばかりが美しく咲いていて、それを見るたびに、益々あなたのことが偲ばれます。どうして忘れることが出来ようか、この恋というものを。と歌っています。1630;反歌「高円の野辺のかほ花面影に見えつつ妹は忘れかねつも」※_高円の野に咲く美しい花は、貴方の面影に見えて、ずっと忘れることが出来ない。と歌っています。「野辺のかほ花」は「野に咲く美しい花」の意の様です。古語辞典には「かほ花」はひるがお・かきつばた・しゃくやく・むくげ・など諸説あるが確かでない。単に「美しい花」の意。とあります。美しい妻の坂上大嬢を美しい花としたのでしょうね。
2022.08.09
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畑の風よけネットの前に網を張った「ナガコガネグモ」です。腹部が細長く細かい縞模様が特徴です。ナガコガネグモ;クモ目、コガネグモ科、L=12mm
2022.08.08
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次は第1627首です。大伴家持が季節外れの藤の花(と萩の黄葉)を妻の坂上大嬢に贈った時の歌です。「我がやどの時じき藤のめづらしく今も見てしか妹が笑まひを」※_我が家の庭の季節はずれの藤の花のように、めずらしく貴重なものとして今も見たいものです。あなたの笑顔を。と歌っています。
2022.08.08
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蔓草の茎にとまる小さな白い蜘蛛を見つけました。ネットで画像を調べると「アズチグモ(安土蜘蛛)」のメスと判りました。網を張らない徘徊性の蜘蛛で、花や葉裏などで待ち伏せして獲物を捕らえます。アズチグモ(メス);クモ目、カニグモ科、L=7mm
2022.08.07
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