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大晦日の今日、午前中は部落の八幡神社のお正月の準備を行って来ました。幟(のぼり)や国旗を立て、門松を作って飾り付けを行いました。その為、ウォーキングは午後に。川面では「キンクロハジロ」が腹を上にして羽繕いをしていました。これも新年を迎える準備かな?キンクロハジロ(金黒羽白);カモ目、カモ科、L=40cm、冬鳥※_八幡神社の幟(のぼり)です。
2022.12.31
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堤防横の木の枝にとまって東の方角を見る「ツグミ」がいました。朝陽を浴びて赤みがかって見えました。ツグミ;スズメ目、ツグミ科、L=24cm、冬鳥
2022.12.30
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今朝は北風が強く吹いていましたが冷たい感じはしなかったです。そんな中で、川岸の小さな木の枝にとまる可愛い「ジョウビタキ」のメスに逢いました。この「ジョウビタキ」はここ辺りを縄張りにしているようで、よくこの木の枝にとまっているのを見かけます。ジョウビタキ;スズメ目、ツグミ科、L=14cm、冬鳥
2022.12.29
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今日は8時半ころからウォーキングに出かけました。少し北風が冷たかったですが日差しもありました。南に面した土手の草の葉陰に「モンキチョウ」と「テントウムシ」がいましたが、たぶんここで冬を越すのでしょう。モンキチョウとテントウムシ;※_いつもの川では、漁師が船でシジミを獲っていて水鳥達は何処かに避難したようで姿がありませんでした。
2022.12.28
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川岸の木の枝の天辺に「アオジ」のメスが一羽とまっていました。周りの様子を見て、こちらに気付いたのか飛び去って行きました。アオジ;スズメ目、ホオジロ科、L=16cm、冬鳥
2022.12.27
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今日は北風が強く非常に寒い日です。堤防下の柿畑には「ムクドリ」の群れが集まっていました。でも、柿は食べ尽くされたようです。ムクドリ;スズメ目、ムクドリ科、L=24cm、留鳥または漂鳥
2022.12.26
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次は第4501首、第4502首、第4511首、第4512首、第4513首、第4515首の歌6首です。4501;諸々の花_大伴家持が作った歌です。「八十種の花は移ろふ常磐なる松のさ枝を我は結ばな」※_諸々の花は色あせ散ってゆきます。常緑樹である松の枝を私たちは結び幸いを祈りましょう。と歌っています。4502;梅の花_甘南備伊香(かんなびのいかご;奈良時代の皇族)が作った歌です。「梅の花咲き散る春の長き日を見れども飽かぬ磯にもあるかも」※_梅の花が咲いては散る春の長い日、ずっと見ていても飽きない池の磯ですよ。と歌っています。4511;馬酔木の花_御方王(みかたのおおきみ;奈良時代の皇族)が作った歌です。「鴛鴦の住む君がこの山斎今日見ればあしびの花も咲きぬかるかも」※_オシドリの住む貴方の庭園は、今日見ると、馬酔木(アシビ)の花も咲いているのですね。と歌っています。4512:馬酔木の花_大伴家持が作った歌です。「池水に影さへ見えて咲きにほふあしびの花を袖に扱入れな」※_池の水に影まで美しく映して咲いている馬酔木(アシビ)の花を、しごき取って袖に入れよう。と歌っています。4513;馬酔木の花_甘南備伊香が作った歌です。「磯影の見ゆる池水照るまでに咲けるあしびの散らまく惜しも」※_磯の影が映って見える池の水が、照り輝くほど咲いている馬酔木(アシビ)の花が散るのは惜しい。と歌っています。4515;萩の花_大伴家持が作った歌です。「秋風の末吹きなびく萩の花ともにかざさず相か別れむ」※_秋風が葉末を吹きなびかせる萩の花を、共にかざすことなくお別れするのだなあ。と歌っています。☆_これで巻第二十が終わり、「万葉集の花たち」が完了となりました。☆_「万葉集の花たち」は今年の2月27日に開始し、12月26日までのおよそ10カ月を要しました。当面は内容分析やまとめなどを行う予定です。
2022.12.26
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冷たい北風で波立つ川面を「コガモ」の群れが泳いでいました。寒そぉーですが、寒くないのかなぁー??コガモ(小鴨);カモ目、カモ科、L=37.5cm、冬鳥
2022.12.25
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次は第4484首、第4485首、第4496首、第4497首、第4500首の歌5首です。4484;咲く花_大伴家持が作った歌です「咲く花は移ろふ時ありあしひきの山菅の根し長くはありけり」※_咲く花には散る時がある。だが(あしひきの)山菅(ヤマスガ)の根は長いもので変わりはないのだ。と歌っています。4485;時の花_大伴家持が作った歌です。「時の花いやめづらしくもかくしこそ見し明らめめ秋立つごとに」※_時の花がいよいよ愛らしい。こうしてご覧になって心をお晴らし下さい。秋の立つごとに。と歌っています。4496;梅の花_大原今城が作った歌です。「恨めしく君はあるかやどの梅の散り過ぐるまで見しめずありける」※_貴方は恨めしい人ですね。お屋敷の梅の花が散ってしまうまで見せてくれないのだもの。と歌っています。4497;梅の花_中臣清麻呂(なかとみのきよまろ;奈良時代の貴族)が作った歌です。「見むと言はば否と言はめや梅の花散り過ぐるまで君が来まさぬ」※_見たいとおっしゃったら、嫌だと申しましょうか。梅の花が散るまで貴方がお出でにならなかったのですよ。と歌っています。4496首の大原今城の歌に応えて作られた歌です。4500;梅の花_市原王(いちはらのおおきみ;奈良時代の皇族)が作った歌です。「梅の花香をかぐはしき遠けれども心もしのに君そしそ思ふ」※_梅の花の香りがよいので、遠くにいても心も萎えるばかりに、貴方のことを思っています。と歌っています。
2022.12.25
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堤防近くの電線に「ハクセキレイ」がとまっていました。その近くには「セグロセキレイ」もとまっていました。どちらもよく似た種ですが「ハクセキレイ」は他のセキレイ類より営巣環境への適応力が高いようです。ハクセキレイ;スズメ目、セキレイ科、L=21cm、留鳥または漂鳥※_セグロセキレイ;スズメ目、セキレイ科、L=21cm、留鳥または漂鳥
2022.12.24
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次は第4452首、第4453首、第4476首、第4481首の歌4首です。4452;秋の花_安宿王(あすかべのおおきみ;奈良時代の皇族)が作った歌です。「をとめらが玉藻裾引くこの庭に秋風吹きて花は散りつつ」※_乙女たちが玉藻の裾を引いて歩むこの庭に、秋風が吹いて花がしきりに散っている。と歌っています。散っている花は「秋萩」でしょうか?4453;秋の花_大伴家持が作った歌です。「秋風の吹き扱き敷ける花の庭清き月夜に見れど飽かぬかも」※_秋風が吹いて枝から扱いて敷いた花の庭は、清らかな月夜に見ても飽きることがない。と歌っています。4476;シキミの花_大原今城が作った歌です。「奥山のしきみが花の名のごとやしくしく君に恋ひわたりなむ」※_奥山のシキミの花のその名のように、しきりに貴方に恋い続けることでしょう。と歌っています。「シキミ(樒)」はマツブサ科シキミ属の常緑性小高木で、神事、仏事に用います。4481;椿の花_大伴家持が作った歌です。「あしひきの八つ峰の椿つらつらに見とも飽かめや植ゑてける君」※_(あしひきの)峰々の椿のように、じっくり見ても、飽きることがあるものですか、これを植えた貴方を。と歌っています。★_下の歌は「山橘の実」であって花ではないので対象から除外します。4471;「消残りの雪にあへ照るあしひきの山橘をつとに摘み来な」
2022.12.24
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川の堰の先端部に半分隠れて一羽だけいたのを「マガモ」のオスと思って撮ったのですが、帰って確認すると「カワアイサ」でした。風貌から鵜の仲間と思っていましたが実は鴨の仲間と知って驚いています。カワアイサ;カモ目、カモ科、L=65cm、冬鳥
2022.12.23
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次は第4446首から第4451首の歌6首です。4446;ナデシコの花_丹比国人(たじひくにひと:奈良時代の貴族)が作った歌です。「我がやどに咲けるなでしこ賂はせむゆめ花散るないやをちに咲け」※_私の家の庭に咲いているナデシコよ、御礼をするから、決して散らずいっそう若返って咲け。と歌っています。4447;ナデシコの花_橘諸兄(たちばなのもろえ;奈良時代の皇族)が作った歌です。「賂しつつ君が生はせるなでしこが花のみ訪はむ君ならなくに」※_褒美をやって君が育てているナデシコの花だけを目当てに、お訪ねするような、あなたのお宅ではありません。と歌っています。4448;アジサイの花_橘諸兄が作った歌です。「あぢさゐも八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつしのはむ」※_アジサイが幾重にも重なって咲くように、私があなたを見て褒めたたえましょう。と歌っています。4449;ナデシコの花_船王(ふなのおう;天武天皇の孫)が作った歌です。「なでしこが花取り持ちてうつらうつら見まくの欲しき君にもあるかも」※_ナデシコの花を手に持って見るように、つくづくと見たいあなたでありますよ。と歌っています。4450;ナデシコの花_大伴家持が作った歌です。「我が背子がやどのなでしこ散らめやもいや初花に咲き増すとも」※_あなたのお屋敷のナデシコの花は散ることがありましょうか。一層初々しい花の勢いで咲きつのることはあっても。と歌っています。4451;ナデシコの花_大伴家持が作った歌です。「愛しみ我が思ふ君はなでしこが花になそへて見れど飽かぬかも」※_ご立派な方だと思う貴方は、ナデシコの花になぞらえて見ても飽きることがない。と歌っています。
2022.12.23
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堤防下の木の枝に「カワラヒワ」の群れがとまっていました。雄雌の判別は容易で、オスは顔や下面の緑みが濃く、メスは全体に淡色です。カワラヒワ;スズメ目、アトリ科、L=15cm、留鳥または漂鳥※_右上がメスで、左下がオスです。
2022.12.22
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次は第4418首、第4435首、第4442首、第4443首、第4444首の歌5首です。4418;椿の花_物部広足(もののべのひろたり;奈良時代の防人)が作った歌です。「我が門の片山椿まこと汝我が手触れなな土に落ちもかも」※_私の家の門前の片山の椿の花よ、本当にお前は、私が手を触れないうちに土に落ちてしまうだろうか。と歌っています。「片山」は一方が山で多方が開けている地形です。4435;桜の花_大伴家持が作った歌です。「含めりし花の初めに来し我や散りなむ後に都に行かむ」※_まだ蕾だった桜花の初めに来た私は、散ってしまった後で都に帰えるのだろうか。と歌っています。この歌を詠んだ日は、旧暦の三月三日(太陽暦の四月二十二日)で桜の花は既に散り果てていたようです。4442;ナデシコの花_大原今城(おおはらのいまき;奈良時代の皇族、歌人)が作った歌です。「我が背子がやどのなでしこ日並べて雨は降れども色も変はらず」※_あなたのお屋敷の庭のナデシコは、幾日も続いて雨が降ったのに、色も変わっていませんね。と歌っています。4443;ナデシコの花_大伴家持が作った歌です。「ひさかたの雨は降りしくなでしこがいや初花に恋しき我が背」※_(ひさかたの)雨が降りしきっている。ナデシコの一層初々しい花のように恋しい貴方。と歌っています。4444;萩の花_大原今城が作った歌です。「我が背子がやどなる萩の花咲かむ秋の夕は我を偲はせ」※_貴方のお屋敷の庭の萩の花が咲き出す秋の夕べには、私のことも思い出して下さい。と歌っています。
2022.12.22
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堤防横の電線にとまる「ツグミ」たちですが、どれも同じような風貌をしています。でも微妙に異なっていて「ツグミ」同士は個々の判別をしているのでしょうが、どこで見分けているのでしょうか?_そこで「ツグミ」六羽の画像を並べてみましたがどうでしょう。ツグミ(鶫);スズメ目、ツグミ科、L=24cm、冬鳥
2022.12.21
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次は第4369首、第4371首、第4395首、第4397首の歌4首です。4369;百合の花_大舎人部千文(おおとなりべのちふみ;奈良時代の防人)が作った歌です。「筑波嶺のさ百合の花の夜床にもかなしけ妹も昼もかなしけ」※_筑波山の百合の花のように、旅寝の夜の床でいとしい妻は昼もいとしい。と歌っています。4371;橘の花_占部広方(うらべのひろかた;奈良時代の防人)が作った歌です。「橘の下吹く風のかぐはわしき筑波の山を恋ひずあらめかも」※_橘の花の木の下を吹き渡る風の、かぐはわしい筑波の山を恋しく思わずにいられようか。と歌っています。4395;桜の花_大伴家持が作った歌です。「竜田山見つつ越え来し桜花散りか過ぎなむ我が帰るとに」※_竜田山を越える時に見て来た桜の花は、散ってしまうだろうか。私が帰る頃に。と歌っています。4397;峰の上に咲く花_大伴家持が作った歌です。「見渡せば向つ峰の上の花にほひ照りて立てるは愛しき誰が妻」※_見渡すと、向かいの岡の上の花が咲いて、それに照り映えて立っているのは誰の愛妻だろう。と歌っています。
2022.12.21
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今朝は厳しい冷え込みで畑の水桶も凍っていました。晴れ間もあり風が無かった分、体感的には寒さも軽減された感じです。堤防下の雑木林では「メジロ」たちの姿がありました。メジロ;スズメ目、メジロ科、L=12cm、留鳥または漂鳥※_↓ 中央部に二羽のメジロがいます。
2022.12.20
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次は第4360首の長歌と第4361首の短歌で、大伴家持が作った歌です。4360;春の花々「皇祖の 遠き御代にも おしてる 難波の国に 天の下 知らしめしきと 今のをに 絶えず言ひつつ かけまくも あやに恐し 神ながら わご大君の うちなびく 春の初めは 八千種に 花咲きにほひ 山見れば 見のともしく 川見れば 見のさやけく ものごとに 栄ゆる時と 見したまひ 明らめたまひ 敷きませる 難波の宮は 聞こしをす 四方の国より 奉る 御調の船は 堀江より 水脈引きしつつ 朝なぎに 揖引き上り 夕潮に 棹さし下り あぢ群の 騒き競ひて 浜に出でて 海原見れば 白波の 八重折るが上に 海人小舟 はららに浮きて 大御食に 仕へ奉ると をちこちに いざり釣りけり そきだくも おぎろなきかも こきばくも ゆたけきかも ここ見れば うべし神代ゆ 始めけらしも」※_皇祖の遠い御代にも、(おしてる)難波の国で天下をお治さめになったと、現在まで絶えず伝えてきて、言葉にかけて言うことも誠に恐れ多い、神としての我が天皇が、(うちなびく)春の初めは色々に花が美しく咲き、山を見ると心ひかれ、川を見るとすがすがしく、物みな栄える時だとご覧になって心も満たし、治めていらっしゃる難波の宮では、支配なさる四方の国から奉る貢ぎ物を運ぶ船は、堀江に水脈を引いて、朝凪に揖を引いて上り、夕潮に棹をさして下り、(あぢ群の)しきりに騒ぐように競って、浜に出て海を見ると、白波の折り重なる上に海人の船が点々と浮かんで、天皇のお食事に奉げようと、遠く近く漁をしている。あんなに広大であるよ、これほどにも豊かであるよ。この光景を見ると、なるほど難波の宮を神代から始めたのは当然のことだなあ。と歌っています。4361;桜の花「桜花今さかりなり難波の海おしている宮に聞こしめすなへ」※_桜の花が今が盛りだ。難波の海の照り輝く宮でお始めになるので。と歌っています。★_下の歌の「橘」は花ではないので対象外とします。4341;「橘の美哀利の里に父を置きて道の長道は行きかてぬかも」
2022.12.20
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川の浅瀬にいる水鳥達(マガモ、カルガモ)の中で、川の中で逆さになって水草を食べる様子を見かけました。マガモ;カモ目、カモ科、L=59cm、冬鳥(1)_逆さになって川底の水草を食べているようです。(2)_こちらでは、雌雄が並んで逆さになっています。
2022.12.19
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次は第4317首、第4318首、第4320首、第4323首の歌4首です。4317;秋野の花_大伴家持が作った歌です。「秋野には今こそ行かめもののふの男女の花にほひ見に」※_秋の野には今こそ出かけよう。朝廷に仕える男も女も花の色に染まっているのを見るために。と歌っています。4318;萩の花_大伴家持が作った歌です。「秋の野に露負へる萩を手折らずてあたら盛りを過ぐしてむとか」※_秋の野で露を負うている萩を手折らないで、せっかくの盛りを過ぎさせてしまうと云うのか。と歌っています。4320;萩の花_大伴家持が作った歌です。「ますらをの呼び立てしかばさ雄鹿の胸分け行かむ秋野萩原」※_官人たちが呼び立てたので、雄鹿は胸で分けて逃げて行くだろう、秋野の萩の野原を。と歌っています。4323;時節の花_丈部真麻呂(はせつかべのままろ;奈良時代の防人)が作った歌です。「時々の花は咲けども何すれそ母とふ花の咲き出来ずけむ」※_時節ごとの花は咲くのに、どうして母という花は咲きださなかったのだろう。と歌っています。★_下の歌は父母を花に譬喩したものでありカテゴリの対象外とします。4325;「父母も花にもがもや草枕旅は行くとも捧げて行かむ」
2022.12.19
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冷たく強い北風が吹く中、上空を旋回しながら飛ぶ「トビ(鳶)」を見つけました。この時期は獲物の数も少なく、得るのは大変だと思います。話は変わりますが、「鳶色(とびいろ)」と色を表現しますが、これはトビの腹の羽縁の色で、「赤黒い茶褐色」を云うようです。トビ;タカ目、タカ科、L=60cm、留鳥
2022.12.18
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次は第4307首、第4308首、第4314首、第4315首、第4316首の歌5首です。大伴家持が作った歌です。4307;秋の花「秋と言へば心そ痛きうたて異に花になそへて見まく欲りかも」※秋というと心が痛む。訳もなくむしょうに、花を見るように貴方を見たいからだろうか。と歌っています。4308;ススキ花「初尾花花に見むとし天の川隔りにけらし年の緒長く」※_初めのススキを穂。そのススキ花のような彼女を見ようと、天の川を隔てているのに違いない。長い月日の間。と歌っています。4314;草木花「八十草に草木を植ゑて時ごとに咲かむ花をし見つつしのはむ」※_さまざまに草木を植えて、時節ごとに咲く花を見て楽しもう。と歌っています。当時は庭に萩や女郎花など様々な草花を植えていたようです。4315;萩の花「宮人の袖付け衣秋萩ににほひよろしき高円の宮」※_大宮人の袖付け衣が、秋萩の花に染まって美しい高円の宮だよ。と歌っています。「袖付け衣」は腕より裄がかなり長い朝服のことです。4316;女郎花「高円の宮の裾廻の野づかさに今咲けるらむをみなへしはも」※_高円の宮の麓をめぐる野の高みに、今ごろは咲いているだろうなあ、女郎花は。と歌っています。
2022.12.18
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毎年、冬になると近くの竹藪に「シロハラ」がやってきます。今年も今日の朝に「シロハラ」に出会いました。警戒心が非常に強く、人の気配に気づくと直ぐに藪の中に逃げて行きます。シロハラ;スズメ目、ツグミ科、L=25cm、冬鳥
2022.12.17
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次は第4302首、第4303首、第4304首の歌3首で、山吹の花が入った歌です。4302;置始長谷(おきそめのはつせ;奈良時代の女性)が作った歌です。「山吹は撫でつつ生ほさむありつつも君来ましつつかざしたりけり」※_山吹は撫でいつくしんで育てましょう。変わることなく君がおいでになって髪にかざしておられますよ。と歌っています。4303;大伴家持が作った歌です。「わが背子がやどの山吹咲きてあらば止まず通はむいや年のはに」※_貴方の庭の山吹が咲いているかぎり、必ず通って来ましょう。毎年毎年。と歌っています。4304:大伴家持が作った歌です。「山吹の花の盛りにかくのごと君を見まくは千歳にもがも」※_山吹の花の盛りに、この様に君を見ることは、千年も続いて欲しい。と歌っています。
2022.12.17
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朝のニュースで初霜が降りたと言っていましたが、晴れて風もないので体感的には寒さはそれ程でもないので、風が吹いていないうちに散歩に出かけました。途中の堤防下の雑木林の中で動く小鳥を見つけ撮影しました。帰ってから確認すると「アオジ」のメスでした。アオジ(メス);スズメ目、ホオジロ科、L=16cm、留鳥または漂鳥
2022.12.16
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次は第4295首、第4297首の歌2首です。8月12日、大夫たちがそれぞれに酒壺を提げて高円の野に登り、いささか思いを述べて作った歌です。4295;花ススキ_大伴池主が作った歌です。「高円の尾花吹き越す秋風に紐解け開けな直ならずとも」※_高円の花ススキを吹き越えて来る秋風に、着物の紐をゆるめようよ、じかに解けるわけではないけれど。と歌っています。4297;女郎花、秋萩_大伴家持が作った歌です。「おみなへし秋萩しのぎさ雄鹿の露分け鳴かむ高円の野そ」※_女郎花や秋萩を押し伏せ、牡鹿が露を分けて鳴くのだろう、この高円の野には。と歌っています。★_次の中臣清麻呂が作った歌は萩の花でなく、下葉を歌っているので対象外とします。4296;「天雲に雁そ鳴くなる高円の萩の下葉はもみちあへむかも」
2022.12.16
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強い寒波がやって来て、今朝はこの年末一番の冷え込みになりました。それでも風が収まった時間に散歩に出かけると、川の堰には首を一杯に伸ばして獲物を狙う「アオサギ」がいました。アオサギ;コウノトリ目、サギ科、L=93cm、留鳥
2022.12.15
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次は第4276首から第4278首、第4282首、第4283首、第4287首の歌6首です。_ここまでで巻第十九は終わり、次からは巻第二十に入ります。4276;橘の花_藤原八束(ふじわらのやつか:奈良時代の公卿)が作った歌です。「島山に照れる橘うずに刺し仕へ奉るは卿大夫たち」※_庭園に照り映える橘を髪飾りとして挿して、ご奉仕するのは卿大夫たちだ。と歌っています。「卿大夫(まへつきみ)」は「前つ君」の意で、天皇の御前に仕える人になります。4277;梅の花_藤原永手(ふじわらのながて;奈良時代の公卿)が作った歌です。「袖垂れていざ我が園にうぐひすの木伝ひ散らす梅の花見に」※_袖を垂らして、さあ我が庭に降り立ちましょう、ウグイスが木を伝って散らす梅の花を見に。と歌っています。4278;梅の花_大伴家持が作った歌です。「あしひきの山下ひかげかづらける上にや更に梅をしのはむ」※_(あしひきの)山のヒカゲカズラを髪に挿している上に、更に梅の花を挿して愛でるのですか。と歌っています。4282;梅の花_石上宅嗣(いそのかみのやかつぐ;奈良時代の公卿)が作った歌です。「言繁み相問はなくに梅の花雪にしをれてうつろはむかも」※_噂がうるさくてお訪ねのない間に、梅の花は雪のために萎れて散ってしまうのではないでしょうか。と歌っています。4283;梅の花_茨田王(まんたのおおきみ;奈良時代の官吏)が作った歌です。「梅の花咲けるが中に含めるは恋ひや隠れる雪を待つとか」※_開いた梅の花に混じって蕾のままでいるのは、恋して引き籠っているのだろうか、雪を待ち兼ねているのだろうか。と歌っています。4287;梅の花_大伴家持が作った歌です。「うぐひすの鳴きし垣内ににほへりし梅この雪にうつろふらむか」※_ウグイス鳴いた宮の垣根の内に美しく咲いていた梅は、この雪に散っているだろうか。と歌っています。
2022.12.15
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10日の午後2時頃、マガモのカップルの川面での交尾の場面に遭遇した時に撮った画像です。マガモ;カモ目、カモ科、L=10mm、冬鳥(1)_オスがメスの上の乗ろうとしているところです。(2)_オスがメスの上に乗ったところです。(3)_交尾が終わったところです。(4)_マガモのメス(5)_マガモのオス
2022.12.14
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次は第4266首の長歌で、大伴家持が詔に応えるためにあらかじめ作った歌です。4266;橘の花「あしひきの 八つ峰の上の つがの木の いやつぎつぎに 松が根の 絶ゆることなく あおによし 奈良の都に 万代に 国知らさむと やすみしし わが大君の 神ながら 思ほしめして 豊の宴 見す今日の日は もののふの ハ十伴の男の 島山に あかる橘 うずに刺し 紐解け放けて 千年寿き 寿きとよもし ゑらゑらに 仕へ奉るを 見るが貴さ」※_(あしひきの)峰々の上のつがの木のようにいよいよ次々に、松の根のように絶えることもなく、(あおによし)奈良の都で、永遠に国を支配なさろうと、(やすみしし)我が大君が、神の御心のままにお考えになって、御宴をお開きになる今日の日は、沢山の官人たちが、庭の築山に明るく照り映える橘を髪飾りに挿し、衣の紐を解き放ち、君の千年を祝って、祝うその声はあたりに響き渡り、笑いながらお仕えするのを見るのはありがたいことだ。と歌っています。
2022.12.14
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今日は朝から冷たい雨が降る寒い日になっています。散歩は止めにしたので、昨日撮った画像の中から「キンクロハジロ」のカップル二組を載せてみます。一組はオスが前で冠羽を立てて威厳を保っています。もう一組はオスが後ろで冠羽も立てず弱い感じです。水鳥達にも、カップル毎に上下関係があるのでしょうね!※_オスは嘴と腹部が白っぽいです。キンクロハジロ;カモ目、カモ科、L=40cm、冬鳥
2022.12.13
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次は第4254首の長歌と第4255首の短歌(反歌)です。大伴家持が都に向かう道すがら、感興を覚えて作った歌です。4254;秋の花「あきづ島 大和の国を 天雲に 磐船浮かべ 艫に舳に ま櫂しじ貫き い漕ぎつつ 国見しせして 天降りまし 払ひ平らげ 千代重ね いやつぎつぎに 知らし来る 天の日継と 神ながら わが大君の 天の下 治めたまへば もののふの 八十伴の男を 撫でたまひ 整へたまひ 食す国の 四方の人をも あぶさはず 恵みたまへば 古ゆ なかりし瑞 度まねく 申したまひぬ 手抱きて 事なき御代と 天地 日月と共に 万代に 記し継がむそ やすみしし わが大君 秋の花 しが色々に 見したまひ 明らめたまひ 酒みづき 栄ゆる今日の あやに貴さ」 ※_(あきづ島)大和の国を、天雲のあたりに磐船を浮かべて、艫にも舳先にも櫂をいっぱいに貫いて、船を漕ぎながら国見をなさり、天から降ってこられて地上の悪しきものどもを平定し、千代を重ねて次々に、世を治めてこられた日の神の世継ぎとして、神の御心のままに我が大君が天下をお治めになるので、たくさんの官吏たちが慈しんで正しく統率なさり、支配する国のくまぐまの人民をも誰一人欠けることもなく可愛がられるので、昔からなかった瑞祥も、繰り返して奏上した。無為にして無事な御代と、天地日月と共に、万代の後の世まで記録し続けることであろう。(やすみしし)我が大君が、秋の花を、その色ごとにご覧になって心をお晴らしになり、酒を酌んで楽しく栄える今日の、まことに貴いことよ。と歌っています。4256;秋の花「秋の花種々にあれど色ごとに見し明らむる今日の貴さ」※_秋の花はさまざまにあるけれども、その色ごとにご覧になって心をお晴らしになる。今日この日の貴さよ。と歌っています。
2022.12.13
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いつもの川の堰には多くの水鳥(マガモ・コガモ・カルガモなど)が羽を休めていました。その中に「オナガガモ」が一羽だけ混ざっていましたが、分け隔てなく、どの種も争いなく仲良くしていました。今年の漢字は「戦」になったようですが、同じ人間同士が「戦争」をするとは本当に情けないことです。鳥たちを見習いたいですねぇ!オナガガモ;カモ目、カモ科、L=50cm、冬鳥
2022.12.12
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次は第4238首、第4241首、第4249首、第4252首の歌4首です。4238;梅の花_大伴家持が作った歌です。「君が行きもし久にあらば梅柳誰と共にか我がかづらかむ」※_あなたの旅がもし長くなったら、梅の花と柳を、誰と一緒に私はかずらにしたらいいだろうか。と歌っています。4241;梅の花_藤原清河(ふじわらのきよかわ;奈良時代の公卿)が作った歌です。「春日野に斎く三諸の梅の花栄てあり待て帰り来るまで」※_春日野に祀る神社の梅の花よ、いっぱいに花開いたまま持ち続けておくれ、帰ってくるまで。と歌っています。4249;秋萩_大伴家持が作った歌です。「石瀬野に秋萩しのぎ馬並めて初鳥狩だにせずや別れむ」※_石瀬野に秋萩を押なびかせ馬を並べて初鷹狩をする、それさえなしにお別れすることになるのだろうか。と歌っています。4252;萩の初花_久米広縄が作った歌です。「君が家に植ゑたる萩の初花を折りてかざさな旅別るどち」※_あなたの家に植えてある萩の初花を折って髪に挿そうよ、旅で別れ別れになる私たちは。と歌っています。
2022.12.12
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今朝散歩中に、堤防下の雑木林の中の木の枝にとまる「ノスリ」を見つけました。カメラを向けて一枚撮ったところで、こちらに気付いて、何処かへ飛び立って行きました。ノスリ;タカ目、タカ科、L=52cm、冬鳥
2022.12.11
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次は第4231首と第4232首の歌2首です。4231;ナデシコ_久米広縄が作った歌です。「なでしこは秋咲くものを君が家の雪の巌に咲けりけるかも」※_ナデシコは秋に咲く花なのに、あなたの家の雪の岩山に咲いていたのですね。と歌っています。4232;ナデシコ_蒲生娘子(がもうのおとめ;奈良時代の遊女)が作った歌です。「雪の山斎巌に植ゑたるなでしこは千代に咲かぬか君がかざしに」※_雪の庭園の、岩山に植えたナデシコは、いつまでも長く咲いてくれないかなあ、あなたの髪飾りとして。と歌っています。「山斎(しま)」は庭園のことです。
2022.12.11
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家の門扉にとまる蛾を見つけました。以前(2022年8月10日)に見た「ワタヘリクロノメイガ」に似ていますが、翅の縁が黒色でなく褐色なので違うものかと思いましたが、ネットで調べると褐色のものもいるようです。色が褪せたのでしょうか?ワタヘリクロノメイガ;チョウ目、ツトガ科、L=20mm参考;2022年8月10日に撮った画像です。
2022.12.10
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次は第4217首、第4219首、第4224首の歌3首です。4217;卯の花_長雨が晴れた日に大伴家持が作った歌です。「卯の花を腐す霖雨の始水に寄るこつみなす寄らむ児もがも」※_卯の花を腐らす長雨の水の出鼻に流れ寄る木っ端のように、寄ってくる娘がいたらなあ。と歌っています。4219;萩の花_萩の初花を見て大伴家持が作った歌です。「我がやどの萩咲きにけり秋風の吹かむを待たばいと遠みかも」※_我が家の萩が咲いたよ。秋風が吹くのを待っていたら、待ち遠しいからだろうか。と歌っています。4224;萩の花_芳野の宮に行幸の時に藤原皇后がお作りになった歌です。「朝霧のたなびく田居に鳴く雁を留め得むかも我がやどの萩」※_朝霧のたなびいている田んぼで鳴く雁を、引き留められるだろうか、我が家の萩は。と歌っています。次ぎの歌は橘の実であって、花ではないので対象から除外します。4226;「この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む」
2022.12.10
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堤防下の電線にとまる「カワラヒワ」のオスを見つけました。太陽光を浴びて黄褐色が綺麗に映えていました。カワラヒワ;スズメ目、アトリ科、L=17cm、漂鳥
2022.12.09
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次は第4214首で、都から届いた藤原二郎の母親の訃報を聞いて、大伴家持が作った弔問する歌です。「天地の 初めの時ゆ うつそみの 八十伴の男は 大君に まつろふものと 定まれる 官にしあれば 大君の 命恐み 鄙離る 国を治むと あしひきの 山川隔り 風雲に 言は通へど 直に逢はず 日の重なれば 思ひ恋ひ 息づき居るに 玉鉾の 道来る人の 伝て言に 我に語らく はしきよし 君はこのころ うらさびて 嘆かひいます 世の中の 憂けく辛けく 咲く花も 時にうつろふ うつせみも 常なくありけり たらちねの 御母の命 なにしかも 時しはあらむを まそ鏡 見れども飽かず 玉の緒の 惜しき盛りに 立つ霧の 失せゆくごとく 置く露の 消えゆくがごと 玉藻なす なびき臥い伏し 行く水の 留めもえぬと 狂言か 人の言ひつる 逆言か 人の告げつる 梓弓 爪引く夜音の 遠音にも 聞けば悲しみ にはたづみ 流るる涙 留めかねつも」 ※_天地の始まった時から、この世の多くの官人たちは、大君にお仕えするものだと決まっている役なのだから、大君のご下命を慎んでうけ、遠い辺地の国を治めようとして、(あしひきの)山や川が間を隔てて、風と雲によって言葉は通い合うにしても直接には逢えない日が続くので、心に思い恋い、ため息をついているときに、(玉鉾の)道をこちらに来る人が便りを聞かせてくれるには、”ああ、お気の毒に、わが君は最近しょんぼりとして嘆いておられます。この現世の憂いこと辛いことには、咲く花もその時になれば散ってしまい、人の世も常に変わらぬものではないのでした。(たらちねの)御母堂は、どうしたことでしょう、ほかに時もあるでしょうに、(まそ鏡)見ても見飽きず、(玉の緒の)惜しまれる年の盛りなのに、立つ霧が消えてゆくように、置く露が消えゆくように、玉藻のように力なく臥せってしまい、流れる水のように留めることも出来ませんでした” と、ふざけたことを人が言うのか、でたらめを人が告げたのか、梓弓を爪で弾き鳴らす夜の音のように、遠くの噂話として聞けば悲しくて、(にはたづみ)流れる涙を留められません。と歌っています。
2022.12.09
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散歩道の道横の草むらで、翅を一杯に広げて太陽の光を浴びている「キタテハ」を見つけました。この「キタテハ」は越冬するつもりだと思います。キタテハ;チョウ目、タテハチョウ科、L=50mm
2022.12.08
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次は第4210首の短歌と第4211首の長歌です。4210;藤の花_久米広縄が作った歌です。「藤波の茂りは過ぎぬあしひきの山ほととぎすなどか来鳴かぬ」※_藤波の繁る時期は過ぎました。(あしひきの)山ホトトギスよ、どうして来て鳴かないのだ。と歌っています。4211:春花_大伴家持が作った歌です。「古に ありけるわざの くすばしき 事と言ひ継ぐ 千沼壮士 莵原壮士の うつせみの 名を争ふと たまきはる 命も捨てて 争ひに 妻問ひしける 処女らが 聞けば悲しき 春花の にほえ栄えて 秋の葉の にほひに照れる あたらしき 身の盛りすら ますらをの 言いたはしみ 父母に 申し別れて 家離り 海辺に出で立ち 朝夕に 満ち来る潮の 八重波に なびく玉藻の 節の間も 惜しき命を 露霜の 過ぎましにけれ 奥つ城を ここと定めて 後の世の 聞き継ぐ人も いや遠に 偲ひにせよと 黄楊小櫛 然挿しけらし 生ひてなびけり」※_昔あった事の、不思議な事と語り継ぐ、千沼壮士と莵原壮士とが、負けては一生の名折れだとて、(たまきはる)命も捨てて、競い合って求婚したおとめの物語を聞くと悲しいことだ。春の花のように美しく、秋の葉ような色に照り映える、惜しい身の盛りであったのに、男たちの言葉を申し訳なく思い、父母に別れを告げて、家を離れて海辺に出て立って、朝に夕に満ち来る潮の、幾重にも重なる波に靡く玉藻の、その節の間も惜しい命なのに、露霜のように消えておしまいになった。その墓をここと定めて、後の世に聞き継ぐ人も遠い将来までも偲んでくれと、黄楊小櫛(ツゲオグシ)をこんなふうに挿したらしい。大きくなって靡いている。と歌っています。
2022.12.08
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次は第4207首です。大伴家持が作った歌で、久米広縄に贈ったホトトギスの怨恨の歌です。「ここにして そがひに見ゆる わが背子が 垣内の谷に 明けされば 榛のさ枝に 夕されば 藤の繁みに はろはろに 鳴くほととぎす 我がやどの 植木橘 花に散る 時をまだしみ 来鳴かなく そこを怨みず 然れども 谷片付きて 家居せる 君が聞きつつ 告げなくも憂し」※_ここから後ろに見える貴方の御領地の谷で、夜明けには榛(はり)の枝で、夕方には藤の繁みで、はるかに鳴くホトトギス。我が家に植えた橘が、花に開きながら散ってゆく時がまだ来ないので、来て鳴かないこと、それは怨まない。けれども、谷に接して住んでいる貴方が、聞いていながらそれと知らせてくれないのは残念なことです。と歌っています。
2022.12.07
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川岸の木の枝にとまる「ホオジロ」のメスを見つけました。メスはオスに比べて淡色で、眼の周りの過眼線も褐色で優しい感じがします。ホオジロ(メス);スズメ目、ホオジロ科、L=17cm、留鳥
2022.12.07
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次は第4200首から第4202首の多祜の浦の「藤の花」を詠んだ歌3首です。4200;内蔵縄麻呂が作った歌です。「多祜の浦の底さへにほふ藤波をかざして行かむ見ぬ人のため」※_多祜の浦の底までも美しく輝く藤波を、髪に挿して行こう。まだ見ぬ人のために。と歌っています。4201;久米広縄が作った歌です。「いささかに思ひて来しを多祜の浦に咲ける藤見て一夜経ぬべし」※_ほんのしばらくのつもりで来たけれど、多祜の浦に咲いている藤を見たら一夜を過ごしてしまいそうだ。と歌っています。4202;久米継麻呂が作った歌です。「藤波を仮廬に造り浦廻する人とは知らに海人とか見らむ」※_藤波を仮廬に作って浦めぐりする人とは知らないで、海人だと人は見ているだろうか。と歌っています。
2022.12.07
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今朝は気温が下がって寒いですが、陽の当たる場所は意外に暖かいようで、庭で咲く花には数匹の「ホソヒラタアブ」が集まっていました。散歩道の堤防の土手では「ツマグロヒョウモン」のオスにも会いました。ホソヒラタアブ;ハエ目、ハナアブ科、L=8mmツマグロヒョウモン(オス);チョウ目、タテハチョウ科、L=60mm
2022.12.06
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次は第4194首、第4197首、第4199首の歌3首です。大伴家持が作った歌です。4194;散る花(藤の花)「ほととぎす鳴き渡りぬと告ぐれども我聞き継がず花は過ぎつつ」※_ホトトギスが鳴いて通ったと人が知らせて来たようだが、私はそれを聞いていない、花は散りかかっているのに。と歌っています。4197;山吹「妹に似る草と見しよし我が標めし野辺の山吹誰か手折りし」※_あなたに似た草だと見た時から、私が印をつけておいた野辺の山吹を、いったい誰が手折ったのですか。と歌っています。4199;藤の花「藤波の影なす海の底清み沈く石をも玉とそ我が見る」※_藤波が影を映す海の底が清らかなので、沈んでいる石をも玉のように私は見るのだ。と歌っています。
2022.12.06
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竹林の中に大きな椋木(ムクノキ)があり、今はその実が熟して食べごろになっています。それを目当てに数羽の「イカル」が食べに来ていました。イカル;スズメ目、アトリ科、L=23cm、留鳥
2022.12.05
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次は第4192首の長歌と第4193首の短歌(反歌)です。大伴家持がホトトギスと藤の花を詠んだ歌です。4192;桃の花、藤の花「桃の花 紅色に にほひたる 面わのうちに 青柳の 細き眉根を 笑み曲がり 朝影見つつ をとめらが 手に取り持てる まそ鏡 二上山に 木の暗の 繁き谷辺を 呼びとよめ 朝飛び渡り 夕月夜 かそけき野辺に はろはろに 鳴くほととぎす 立ち潜くと 羽触れに散らす 藤波の 花なつかしみ 引き攀じて 袖に扱入れつ 染まば染むとも」※_桃の花のような紅色の美しい顔の中に、青柳のような細い眉を曲げて、にっこりと朝の顔を映している乙女たちが、手に取る鏡の箱の蓋の二上山に、木の下が暗く繁った谷のあたりを鳴き響かせて朝に飛び渡ってゆき、夕方の月の光ほのかな野に速くで鳴くホトトギスが、その下を飛びくぐっては羽を触れて散らす藤波の、その花が慕わしく、引き寄せて袖にしごいて入れた。花の色に染まるなら染まってもよい。と歌っています。4193;藤の花「ほととぎす鳴く羽触れにも散りにけり盛り過ぐらし藤波の花※_ホトトギスが鳴いて震える羽に触れただけで散ってしまった。盛りを過ぎたらしいな、藤波の花は。と歌っています。
2022.12.05
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