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「iPodは難聴を引き起こす」として米国で訴訟またー、なんでも訴訟なんだから。ヘッドホンを大音量で聞き続けると難聴気味になる、なんていうのはヘッドホンステレオができた最初からあった話で、別に「iPodだから」というわけではありませんよね。携帯型のプレーヤーは屋外でオープン型のヘッドホン、イヤホンを使って聞くことが多いから、どうしても音量は大きめになりがち。まずは、電車の中で聞くのからやめたほうがいいんじゃないの?でもでも、ずーーーーーっと、ホントにずーーーーーっとヘッドホンを装着し続けるテープ起こし者にとっても非常に深刻な問題でして、このままだと目も早めに駄目になる可能性大ですが、耳も早めにガタが来るわけね。ああ、70歳でセミリタイヤしつつ、テープ起こしする夢が遠のいていく。やっぱり全身全霊をかけて、お客さーん、その録音不良のテープは、私の難聴の遠因になります。って叫ぶしかないのだ。
2006年03月29日
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この前買ったレコーダーに音声読み上げソフトがついていたものだから、読み直しのときに、原稿を流し込んで読ませてみました。イントネーションはまあまあで、結構お利口さん。これを聞きながらだと、単純なミスタイプはいくつか見つかるわね。・同音異義語の間違いはわからない。・「改行」「、」「。」「括弧がセットになっているかどうか」など、読んでくれない部分はわからない。・熟語として登録されていない言葉は読み間違える。という問題点はあるけど、一通り文章として流れができているかどうかの確認はできて、気持ちよかった。「意味が通っている」と思うと安心する。
2006年03月26日
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同業者のMLに、勧誘目的の人が入ってきました。そこは一応最初の投稿だけは管理人の許可が必要なんだけど、初心者ぶって下手な文章を書いたり、「仕事を発注するかもしれない」なんてことを書けば、いくらでもスルーできる。MLは、投稿すればアドレスがわかってしまうから、調べてDMを送ってきたんだよね。MLで1~2回やりとりしたって、いきなり個人メールを出すことはあまりないし、一度もないのに「こんにちは~、よろしく~」みたいに来たものだから、みんなびっくりして管理人に苦情が殺到したらしい。この手の商法って最近流行り?ま、管理人に情報は知らせたほうがいいのかもしれないけど、「知らない人からメールが来ました。なんでこのアドレスを知っているんですか。怖いよー」ってモンでもないかな。出すならそれなりに調べて、「この人はマルチの勧誘目的の人だと思うから、退会処理などの検討をしてほしい」ってぐらいまで情報の精度を高めておかないと、バラバラ来るメールに管理人も対応に困るだろう。ちなみに今回、私のところにもメールが来たから、どういうスタイルでやろうとしたかは知っている。こういうのは、実地訓練のつもりで楽しまなきゃね。・最初のメールでは、まだ勧誘していない。「ご意見聞かせてね」程度。・「作業者を募集するケースがある団体」ということになっているが、 まずこの団体や行っているはずの講演会の情報などがネットで引っ掛からない。・送られてきた文書は、難解な単語の羅列だが、文脈が支離滅裂。 改行なしのテキストデータベタ打ちで、読みにくいったらありゃしない。 「これ、整文して、レイアウトしたいなあ」と、うっかり思ってしまった。 作業者を募集する、つまり自分はライティングをしている人物の文章とは考えられない。いろいろチェック項目はあるのだけれど、ネットで発信をすれば、自分がターゲットになることは、100%は回避できない。MLのような一見閉じた空間だってそうなのだ。それを「怖い」「自分には対処できない」「わからないけど危険なんでしょ?」と思う人は、ネットは見るだけにしておいたほうがいい。ネットショッピングやアフィリエイト程度もやらないに越したことはない。MLからアドレスが漏れて、知らない人からメールが来るのは、なんとなく気持ち悪いというのはわかる。最終的には人間の行動は、合法か非合法化というところではなく、心地よく暮らせるかどうかに帰結するのが健全だと思う。合法だからなんでもやっていいということではない。けれど、なんとなく気持ち悪いからといって、それが大変なリクスかというと、別にそんなことはない、と私は思っている。道でひったくりに遭ったり、交通事故に遭ったりするのと同じぐらいにネットも危険だと思っているだけだ。100%の回避はできないが、ルールを守っていればそれなりに安全な生活はできる。実生活での危険もネットでの危険も、相談する人がいれば、ある程度のリスク・マネジメントができる。あなたには、「なんか変なメール来たけど、これってどう思う?」と聞ける友人がネット上に何人いますか。
2006年03月25日
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目まぐるしい一週間でした。ラストの昨日は午前中2時間踊って、重たい荷物を抱えて40分歩き、録音に行ったので、夜9時に気絶するように寝ました。何年ぶりだ? (笑)睡眠障害傾向でも、これだけ疲れると眠れるものですね。だいたい表に出る用事は終わりました。あとは起こすのみ。やっと日常生活に戻れます。レスとか過去日記とか納品とか(ヲイヲイ!)たまっておりますが、ぼちぼちいきます。
2006年03月24日
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録音仕事。午前中2時間踊った後、家まで荷物を置きに帰ってまた出てきたもんだから結構な運動量で、いざ席に座ったら、ねっ、眠い~~~~。大変、私しか録音者はいないのに、ここで寝てどうする。きゃー、気絶する~。録音機さえ動いていれば、いいと言えばいいのですが(よくなーーい!)、地元の協議会は自分に直接降り掛かる内容なので、「それは当事者の熱意があればできる」が、「こっちは手伝う気がないんだから、自分たちで立ち上げろ」に聞こえる始末で、途中からピッカーンと目が冴えました。ごめんなさい。(イヤ、だってそれはああでここで……)とか、頭の中で意見を考えてしまったりして、ハッ、聞いてないしー。地元の協議会も善し悪しですな。
2006年03月23日
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例えば「北方領土はどうあるべきか」みたいな、非常にデリケートな政治的なテーマについて、わりと反対意見の話を起こしました。それが全然別の仕事なんです。いまやっているものが、2月にやった話とたまたまつながるの。政治の大きな流れの中で、ここ数年のモードなんでしょうね。別な仕事が関連してくれると、とてもうれしい。そして話し手は、反対意見。こういうのは途中まで論旨が一緒だったりするんですね。同じ展開で、「だから、こうあるべき」の段階で全く逆になる。両方聞くとおもしろいですね。もう一つ共通しているのは、デリケートな話題に対して発言するわけですから、どっちの意見にしろ、勇気や勢いや確固たる信念だけではなくて、膨大な知識がベースにあるんですね。それを丁寧に積み上げて、聞き手が納得するストーリーを展開していくところ。話すスピード、「話題をどこまでかみ砕くか」を聞き手の様子を見ながら微調整していく様子、相手に与える好感度のようなものも非常に配慮している気配が伺われます。この手の話題を何年もずっと手掛けてきた年輪ですね。起こしやすいという意味でもありがたいです。内容は簡単なわけではないんですけどね。
2006年03月22日
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卒業式に録音した音声を、音声認識ソフトに流し込んでみました。私の耳に聞こえた音は次のとおり。 今、校長先生から卒業証書をもらった135名の卒業生の皆さん、 本当におめでとうございます。小学校の6年間でいろんなことを 体験したり、経験したり、苦しかったり、楽しかったり、うれしか ったり、いろんなことがあったかと思います。それでは、ソフトで認識した文章です。 絵が派兵母は破片いろんなものが平和があるんや夜間のだろうが 減らはやや緩いうの、あの本物を訪問あれでいいねはなはんぶん や屋根、二年以内にいるのは本物の内紛もあれは四年半は……。体育館の最後尾で録音したもので、反響しているが音は拾えるという質の悪いものです。付属ソフトで、単体で市販されているものではないし、声のサンプルも登録しないで全く学習していない状態で認識させました。それにしても……。あははは。えーっと、どこがどこに対応するんでしょうか。
2006年03月20日
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小学校の卒業式に参列。学校まで2分という距離に住んでいるため、早めに着くなんてこたあ絶対ないのだ。案の定最後尾の席。「すみません。これから卒業生の入場ですので、お早めに席にお願いします」なんて言われちゃう始末だ。体育館の最後尾から、校長やPTA会長の声を録音してみる。何やってるんだか。あほだから、自分がこういうのに弱いことをすっかり忘れてるし。校歌を二部合唱で歌って、「おっ、ここの校歌の二部合唱って初めて聞いた」なんて思っていたら、うっかりジーンとしてしまった。子供の合唱の声って切ないよねえ。録音機を手で持っていたので、かなりガサガサという音も入っているはずだけど、まだちゃんと聞いていません。10~12時 卒業式15~17時 お別れ会18・19時 子供のお稽古の送迎18~22時 誕生会ってなぐあいで予定が入っていると、合間に仕事できないな。21時から仕事関係のチャット(だったのか?)が入っていたけれど、パスしてしまった。24~2時に少しだけ起こしたけど、眠いし、疲れてるし、足しにならなかった。
2006年03月20日
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昨年チームでやっていたセミナーの修了式にお招きいただいた。講義録作成者なんて関係ないと言えば関係ないのに、お声をかけていただいてうれしい。この仕事の講師は第一線の研究者やジャーナリストなどで、チーム内で「今回は自分がぜひ行きたい」なんていうふうに毎回取り合いになったほどだった。私たちのチームはわりと興味の対象が違うので、「これは起こしたい」「こっちはできれば譲りたい」というものが結構はっきりしている。お互いの原稿をチェックするときも、見る観点が違うからチェックに厚みが出る。テープ起こし者はわりと、「来た仕事はなんでもやります」という受け身的な感覚が身についている。チーム内とはいえ、自らの得手不得手、好き嫌いをはっきり見せるスタイルは、知らず知らずのうちにモチベーションを上げることにもつながったと思う。「あなたと私って似てるわね」と意気投合するより、「あなたと私って違うわよね」と寄り添うことのほうが難しいけれど、楽しい。というわけでチームの雰囲気もよかったけれど、それはクライアントがそれぞれの回の講義録に対して、評価する手間を惜しまなかったからでもある。「[話し言葉を]全面改訂するぐらいのつもりで講義録を待っていたら、全然直す必要がなかった」「講師の先生から『講義録がよかった』との言葉がありましたよ」「まさかと思いましたが、そんなことまで調べてるんですね」こういう一手間が、日々のエネルギーになる。修了式では、「今日は講義録をつくってくださった皆さんにも来ていただきました」と紹介していただいた。ちょっと恥ずかしかった。
2006年03月18日
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録音仕事。お話のレベルが「ちょい難しめ」というあたりで、聞いていて非常に楽しい。ある質問のとき、講演者が微妙な表情を見せた。それに対する回答から、何を考えてそのような表情になっていたかはだいたいわかったけれど。その表情を見ていて、つい、○○氏苦悩と、自分のメモに書いてしまった。「苦悩」というのはちょっと当たっていない表情だったけど、ついメモってしまうような表情ではあった。それは、その後2~3回のやりとりがあって、「このぐらいでやめておきましょう」と、大人な感じで終わった。(短時間に同意に至るような内容ではなかったということですね)で、自分でテープ起こしするわけだし、「苦悩」なんてメモは全く役に立たないのだけど、テープ起こしはそういう情報を落としているのよねー、としみじみ思った。無言でうなずいたり、講演者に熱い視線を送ったり、あるいは体を半分横向きにして拒絶のポーズのボディ・ランゲージをしたり、現場にいると感じられるさまざまなものは、声をテキストにすると残らない。音だけだって、熱弁や不機嫌な声はわかるし、いろいろな情報を残しているんだけど、現場でそれらを見て起こすことと音だけ聞くのと、どこが違うんだろうね。
2006年03月18日
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やっと悲惨な仕事が終わった。といっても、まだメールの「送信」をしていないのだけど。昔日本人だったことのある外国人の(というと、どういう土地に住んでいるかわかると思う)ケミカルの話。いったいどうやったらそういう英語になるんだ。 メディム → medium ナイトーセン → nitric acid ニノマル → minimum コレクサル → crystal カインディクス → kinetics メイド・イン → mating アナラビュー → analyticalこれじゃ、違う単語だろう! こんなのが延々4時間。たまたま口が回らなくて発音しそこねたんじゃなくて、何回その単語を言ってもそう言ってんだから、調べようがないよな。録音がよくて、こんなに苦しんだ仕事は初めてです。怪しげな、辞書的に言えば間違った発音の言葉を正規の単語に直すのはテープ起こしの仕事なの?もちろん調べきれなかったものは大量に残って、結局不明箇所を数十個残して納品。といっても、まだメールの「送信」をしていないのだけど。「カインディクス」は「カイン……テイクス」と発言したところがあって、まず「kind takes」からあたっていったけど、こういう普通の英単語はほとんど正解にたどり着けない。「メイド・イン」もしかり。どちらも、文法的に間違っている気配が最初から濃厚だし。「-tics」か?、「-dics」か? とあたりをつけて、語尾で検索する。「発酵」とか「媒体」とか「細胞分裂」とか、周辺の言葉と合わせて検索する。「fermentation」とか「medium」とか「cell division」とか、同じ言葉を英語にして検索する。キネティクスだなんて反則だよぉ。もともと百個以上あった不明語が半分に減ったからといって、評価されないんだよな。評価されるような代物じゃないし、あーあ、こんなろくでもない原稿を二度とつくりたくない。ぶつぶつあきらめて「送信」しろ。夜は録音。先日購入したICレコーダーのデビュー。
2006年03月17日
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よく考えたら、ひと月抱えている仕事。終わらない。終わりたい。ビール引っ掛けたらすっかり終わった気になったけど、さっき「流行語」が「ビール酵母」だとわかったばかり。少しずつ、少しずつ。終わらない。終わりたい。
2006年03月15日
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ははは、やっと終わりました。ぎりぎりセーフ。今年は初めてソフトを使用しての申告。ソフト使ったって入力しなきゃ終わらないじゃん?「なんで手書きでやっていたのに、ソフトに変更したんですか?」って聞かれて、「いやー、自分でつけて、だいたい複式簿記の考え方がわかったから、ソフト使ってもいいかなあと思って」と答えたら、「普通はわからない人がソフトを使うんです」って突っ込まれた。なーるほど!(ポン) それは気がつかなかった。テープ起こしは物販ではないので、基本的に経理は簡単です。流動資産の管理がなくて、費用はOA関係やネット環境がメイン。あとは交通費や宅配便がそこそこね。パソコンが固定資産になるなら、減価償却費がちょっと面倒だけど、数も多くないし。昔、経理の勉強会で、「減価償却費っていうのは費用の分散をして、ある年だけ赤字にならないようにしてあげる救済措置だと思うんですが、『自分は救済されなくても平気』と思えば、全額その年の費用にしてもいいんでしょうか?」って質問したら、税理士さんに「だめです」って即答されたことがある。お小遣い帳式の白色申告なら、通帳で入金管理をして、レシートで出金管理をしておけば、一年分の帳簿つけが二日ぐらいでできちゃうかな。複式簿記だと手間は3倍くらいになりますが、今年から青色申告の控除額は65万になったんだってね。(最近知った) 安いソフトは1万円弱ですから、余裕でペイできますね。手書きで1年分のP/LとB/Sを展開するには、一月ずつ12カ月分つくっていかないといけなくてね。というか、P/LとB/Sの利益額が同じになれば、その月の入力は間違っていないという検算になるわけ。そりゃあもう毎年一人で大騒ぎしていたんですが、ほんっとうに楽チンになった。自動的にできちゃうんだもんなー。去年の後半は出張録音が増えたので、交通費は増。録音機器もちょこちょこ買い足しました。ヨドバシには何回も通ったものな。今年はほとんど買わないだろうから、その分経費が減るのかな?あと、大きい仕事がいくつかあったので、全然売り上げのない月と、どーんと倍ぐらいある月のばらつきが大きかった。この傾向は続く予定。これだけばらつきがあると、儲かってるのかどうかわからないので、年単位の帳簿を見て、妙に感動。前半仕事しなかったから、収益は若干減少した。今年も同じ程度の量をこなし、質を高めて収入アップ、というのが目標ですな。毎年税務署まで行っていたけど、今年は時間がなくて郵送にしました。おかげで天王町のラーメン屋に行き損ねた。(うーん、今日の文体は微妙だな)
2006年03月13日
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3/7の「一括置換撲滅」ですが、こういうのはひそかな反響が大きい(笑)。← どういう意味じゃ。ちなみにこれ、ワードや一太郎などのエディタの「一括置換」という機能の話をしているわけではありません。作業として一括置換機能を使うと便利なことはあるでしょ。そういう便利な機能は上手に使ってください。そういうことではなくて、「この言葉は、このように入力するのが正しい」という機械的な「話し言葉」→「書き言葉」はしないほうがいいんじゃないでしょうか、という話です。あれからふとひらめいた(笑)んですが、この話は、「一般常識があって、ちょっと書くのが好き、でもテープ起こしはやっていない」という方が読んだら、「なに、あったりまえなこと書いてんのよ」と思うのではないでしょうかね。テープ起こしでは、単語単位の聞き取り、単語単位の表記、単語単位の「話し言葉」→「書き言葉」変換という作業を繰り返すことになります。この前の例文でも 3月っていうのは、あったかくなったり、寒くなったりして、 風邪引きやすいんですよね。という短い文章の中で、変更可能な部分は五カ所もありました。表記のことまで考慮すると、これを書き言葉として直すパターンは無数に(言い過ぎだ!)あります。最後に私が、これぐらいがいい、と示した文も二通りありましたね。1時間のテープの文字数は約2万字。センテンス数は200~300文にもなります。その一つひとつを前後の文脈を考えて修正していく作業は、本気でやったら終わりなんてないんです。だから、「完璧かどうかは自信ないけど、この程度やれば、まあとりあえず完成レベルかな」という基準が自分の中にできます。基準の中には、 「表記は○○辞書にのっとっている。オーケー」 「『っていう』は『という』に直した。オーケー」 「数字は半角にした。オーケー」という、ある種「機械的な」チェック項目が必ず含まれます。でも機械的な文章作成はだめなんだよ。むしろテープ起こしを職業的にやっていない人のほうが、「読んで変かどうか」という、全体の雰囲気で判断できて、よい文章がつくれる?もちろん素人は、聞き取り、表記、「話し言葉」→「書き言葉」変換を単語単位で追究する丁寧さは甘いことが多いわけですが、普通に読める文章をちゃんと書いてくれる可能性は高いかもしれない。正確に、丁寧にテープ起こししようとして細部に神経を注ぐと、読みにくい文章をつくってしまう方向に陥りやすいというのは、かなりショッキングです。ああ、世の中はパラドクスに満ちているのねー。
2006年03月10日
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3時間だと言われて受けた仕事。届いたら、90分しかなかった。連絡して、次に届いたのが165分。最後にとうとう195分になるらしい。仕事が多いほうが、「やったー、儲かる」ってうれしい場合もあるんだろうけど、おいらは「やったー、ちょい少なかった。らっきー」と思うタイプである。少しずつ増えていく仕事。微妙である。まあ、われらは記録業なわけで、[録音中断]なんて書かずに、全部記録を残せるってのは、それはそれですっきりするんだよね。
2006年03月08日
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どの程度話し口調を生かし、どの程度書き言葉として読みやすくするか、というバランスは、もちろんクライアントの要望に沿うようにするのは大切だけど、自分の中にもちゃんと基準があったほうがいい。 3月っていうのは、あったかくなったり、寒くなったりして、 風邪引きやすいんですよね。ここで、口語的な表現を書き言葉として直せる部分を挙げてみる。 っていうのは → というのは/は あったかく → 温かく 風邪引きやすい → 風を引きやすい んです → のです/です よね → (カット)まー、短い文にてんこ盛り。一番強い書き言葉に直すと、 3月は温かくなったり寒くなったりして、 風邪を引きやすいです。ぐらいかな。単純な置換だけでなく、意味から修正すると、 3月は温かくなったり寒くなったりするので、 風邪を引きやすいです。ぐらい。このほうがきれいだし、好き。私が大切にしているのは、バランスです。例えば「んです」→「のです」にしてほしい、というクライアントだったとします。だからといって、一括置換で「んです」→「のです」をしてしまうと、 3月っていうのは、あったかくなったり、寒くなったりして、 風邪引きやすいのですよね。という文になってしまう。「風邪引きやすいのですよね」に、違和感はないか? 私は、ありありです。今どきどっかのお嬢でもこんなしゃべり方しないし、書き言葉でも見る機会は少ない。早口で3回言ってみろ。一括置換的整文作業は、かくも変な日本語を大量生産する。では、クライアントは何を言いたかったのか?「やっちゃったんです」「っていう」などの口語的な表現は避けてくれ、と言いたかったと解釈するのがよい。いや、そこまで言うクライアントだったら、勝手に解釈しないで、もちろん直接「その心は?」って聞くけどさ。でも、決して、決して「そこだけ直せ」という意味じゃないでしょう? それは、「全体的に書き言葉に直してほしい」って意味ととるのがよい、と思う。 3月というのは、あったかくなったり、寒くなったりして、 風邪を引きやすいのです。 3月は、温かくなったり、寒くなったりして、 風邪を引きやすいですよね。このぐらいはやらないと、バランスがとれない。テープ起こし者は、一括置換をしてはいけない。
2006年03月07日
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15時間の外出。体力的には勘弁してほしい。片道4時間の日帰りの法事。去年は葬式、四十九日、新盆で、今年は一周忌、来年三回忌。まだまだ続く。主催するほうが大変ですけどね。あー、本家は大変だ。田舎の法事は本物っぽくて、興味深いと言えば興味深い。自宅で法要して、そのまま裏の墓へ供養に行き、自宅に戻って宴席。色のついていない赤飯(黒飯)がつきもの。香典返しは重いもの(5キロ以上はあって、毎回大変)。去年の新盆で、キュウリとナスの意味と向きの話を聞いた。今年は「一周忌」「三回忌」の意味。こうやって弔事の由来を一つずつ覚えていく。「でも、こういうことは知らなくても恥ずかしくないと思うんです。やる機会がなかったということは喜ばしいことなので。その場になってから、周りの方に教わる。それでいいと思うんですね」田舎の因習の中にどっぷり身を置く僧侶の言葉は温かみがあって、そつがない(笑)。この方は女性なのだけど、女性が仏門に入るときの覚悟や、小学生のお子さんを残して土日に(きょうび法事は週末が普通)に家を空ける心配や、お子さんが仏門に入っていく準備など、いろいろと話してくださった。話し上手で、「こういうお仕事は、お休みがとれないですね」「『得度』ってどういう意味ですか」と、合間に質問していくと、一つひとつを丁寧に語ってくれた。「得度」は仏門に入ることだけど、7歳ぐらいの子供が最初に名前をいただくことだと話してくれた。40分ぐらいで先に席を立つ。そのタイミングもそつがない。反対側では70を超える伯父が昔のアルバムを見ている。「○○遺族会」という表紙の、卒業アルバムのように印刷して製本されたもの。集落の中の、戦死した青年たちのアルバムだった。出征する前に写真を撮る習わしだったのだろう。軍服を着た青年たちの写真と、どこでどのように戦死したかが記されている。その伯父は海軍で、横須賀から東南アジア方面に行き、魚雷を撃っていたと話してくれた。最終的には捕虜になり、それで生き残れたらしい。オーラル・ヒストリーの仕事をしていると、どうしても戦争体験の話を聞くことになる。私が「レキシモン苦手」とよく言うのは、複雑な近代の歴史の中で翻弄される個人の歴史を聞く、その重さがつらいということはある。「本当に、生き残ったのが不思議なんだ」「みんな死んでしまったんだよ」ちょっと仕事モードに入ってしまい、不謹慎だが、ある意味嬉々として聞いてしまった。「嫌い」「苦手」と散々ここで愚痴りつつも、オーラル・ヒストリーの仕事を細々と続けていくうちに、だいぶなじみのある話題になってしまった、とは言える。戦争体験の話に食いついた私は、端から見ると妙だったかもしれない。テープ起こしをしていると、人の話を聞く素地ができるような気がする。背景がわかるから、話が興味深い。ただの相づちではなく、質問して先の話を引き出せる。裏のお墓に続く道にはふきのとうがたくさん芽を出していて、客たちはビニール袋いっぱいに詰め込んで土産にした。
2006年03月05日
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ヘナで髪を染めたばかりなので、合わせ鏡で後ろ姿チェックなどしておりましたら、なーんか変。美容院もあまり好きではないし、諸事情があって(ダンサーだから(爆))、髪は伸ばし放題で落ち武者になっていますが、これじゃあんまりだろうと思って、パチパチと切り始めてしまいました。自分で髪を切っても法律違反じゃないんですよね。そのわりに切らない人が多すぎませんか。後頭部の髪もすくい上げて、なんちゃってシャギーにします。全体的に5センチぐらいカットして完成。「髪切った」「美容院行ったの?」「ううん、いま」「美容院ぐらい行けばいいじゃない」「行かなくてもきれいに切れるもん。ほーら、松嶋菜々子になった?」「ほんとだ、松嶋菜々子だ」……見てからあいづちしろ。
2006年03月04日
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朝からどうもやる気が出なくて、メールの返信などがーっと打ち終わってから、ぼんやりする。いやん、働き過ぎ?こんな日は出掛けよう、とヨドバシに行く。結局仕事絡みなのね。とりあえずマイクと延長コードを一つずつ。それからレコーダー売り場にずーーーーーっといた。BI-85とフットペダルが展示してあって、「いまのうちに買っちゃおうかなあ」とチラッと考えてしまったわ。結局買ったのはICレコーダー。「身近な人は持っていない機種」というところにこだわった(笑)。機能は音声の録音に特化しているとか音声認識ができるとか、いろいろパンフに書いてあったけど、録音してみないとわからんよなあ。充電器つきのところは素敵。利便性から考えると、ダイレクトにMP3かWMAで録音できるものがよかったんだけど、そういうのは「身近な人は持っている機種」なのでやめた。店員さんに録音形式と、WAVかMP3かWMAに変換できるかどうかを聞いたけど、結局わからず。薄っぺらい取説を隈なく読んだけど書いてないから、「ええい、いくらなんでもWAVには変換できるだろう」と買ってしまった。薄っぺらい取説には訳があった。付属のCD-ROMにPDFで110ページもの取説が入っていた。これを画面で見るか印刷しろと? さすがにWAVへの変換方法のページがあって、やっとほっとした。ヨドバシの8階にはちょっと高めのレストランが数軒入っていて、平日の昼間はがら空きだ。ひつまぶし[2200円なり]を楽しむ。お茶漬けバージョンが好き。家に戻ってキーボードを打ち始めたけれど、みんながよってたかって発言する研究会で、15秒おきに話し手が移ってしまう。語尾も重なる。ちょっと意外な人からの電話で動揺してしまい、結局集中力は戻ってこず、20分しか入力できずに本日は終了。
2006年03月02日
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聞こえない声だという前評判は伺っていたので、その方の目の前にドーンと、マイクをつないでいない録音機を置いた。マイクを通すとかなり遠くの音も拾うかわりに、近くの音は相対的に聞こえない。今回は、あなたの声さえ拾えればいいの。ほかの人はほかの録音機から拾うから。オッケー、オッケー。無事録音成功。内蔵マイクはあなたの囁き声を素敵に拾いました。
2006年03月01日
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昨日はちょっとアクセス数が多かったけど、こういう話題は気になりますかね。ちょっと言い訳チックに書いてみましょうかね。「最初の起こしをするところが一番大変」というのは、昨日は否定的に書きましたが、別な見方をすればまさにそのとおりです。現場に立ち会わない上に、資料の一つもわたされないことが多いテープ起こし者は、「一体これは何の話?」という状態でテープを聞き始めるところからスタートします。1回目の起こしで、「ああ、こういう話」ということが分かり、2回目の聞き直し、検索作業で内容をしっかり理解し、3回目の読み直しで書き言葉としても整えていきます。録音状態が悪いか、内容が難しい場合は、この2回目、3回目の部分が何回も続きますので、それには膨大な時間がかかります。それはそれは時間がかかる、大変な作業です。それがいくらに見合う作業なのかは、世間の相場との絡みがあって絶対値は出てきませんが、割合というものはそれなりに出てきます。テープ起こしを初めてする人は、最初の起こしの作業時間に圧倒されます。1時間テープを起こすのに10時間ぐらいかかる人はたくさんいます。それから聞き直し、検索、読み直しをすると、20時間はかかるでしょう。それを検品して納品する人は、せいぜい3時間ぐらいで終わるんじゃないか?そう考えると、「下請けは元請け金額の8割ぐらいとって当然」という気持ちになるものでしょう。別な考え方もあります。発注元は、自分でやれば1時間テープは3時間で起こせます。完成品のつもりで下請けから納品された原稿も、もう一度聞き直し、検索作業、読み直しをやり直します。下請けに対する仕様の提示、赤原稿のフィードバックなどの作業も発生します。その作業に3時間要したとします。そう考えると、「元請け金額の半分ぐらいの下請け金額が妥当」という気持ちになるかもしれません。本来こういう話は、原稿の質で話を進めないといけないので、こういうのはただの値頃感のために考えるものです。20時間かけた人より5時間しかかけていない人がよい原稿ならば、そちらの報酬が高いほうが健全です。いろいろな原稿を見たり、いろいろなクライアントとおつき合いしてみることだと思います。誰がどのぐらいの質の作業を、どのぐらい時間をかけてやっているかということを少し俯瞰して見られるようになると、料金問題の落としどころが少しは見えてくると思います。最終的にその原稿が誰のどんな役に立っているかを知る。それに、自分はどの程度貢献したのか?周りの人はそれに向かってどの程度動いていたのか?「録音された音を文字に書き起こす仕事」というふうに、作業工程で自分の仕事を定義するのではなく、「この原稿はどれだけ役に立ったのか」という価値で値頃感がつかめるようになるといいですね。
2006年03月01日
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