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--第2部-- <マリインスキー>「ばらの精」振付:ミハイル・フォーキン音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバーイリーナ・ゴールプ、イーゴリ・コールプゴールプ、日焼けしましたね?アイシャドウはブルー。左右に高く結んだ縦巻きロール、白地にブルーのライン(リボン?)が入った清楚な衣装にもかかわらず、とても「少女」には見えない。ばらの精(ピンクの精と言うべきか…)、コールプ登場!待ってました~。背中が日焼けしたばらの精なんて、コールプだから許す。(甘い)出だしの回転でよろめいたので思わず目の錯覚かと。しっかし、どうしてそう、妖しいんでしょう。少女を売り飛ばそうとしてるでしょう、その目つき。(やっぱり奴隷商人がばらの精の着ぐるみを着てるとしか思えない)頭にばらのついたネット?をかぶる時、コールプはきっと嬉しそうなんだろうなーとか、この衣装ごっつい気に入ってんだろうなーとか。余計なことをちょっと考えてしまいました。それにしても、女性以上にしなやかな動きはどうよ?腕といい背中といい、描く曲線がやわらかいこと。不穏な光を忍ばせる瞳と、マイナス30度の冷気を吐いてそうな半開きの口元を除けば、美しすぎるばらの精じゃありませんか。美しいだけじゃ物足りない、と思わせるコールプの妙技にドはまりすると、その相反する個性(踊りの美しさと変態さ)にぞくぞくしてしまう。少女はこのあとどうなってしまうのでしょう?(売られていく…?)「サタネラ」パ・ド・ドゥ(ヴェニスの謝肉祭)振付:マリウス・プティパ音楽:チェザーレ・プーニエフゲーニヤ・オブラスツォーワ、ウラジーミル・シクリャローフ妖しいおじさんのあとは、初々しいふたり!シクリャローフのキラキラなかわいさはなんでしょ。瞳にお星様。サポートが危なっかしいのが難点ですけどねー。オブラスツォーワが斜めったり、「必死!」に腰にあてる手が「あのー、丸太を回してるんじゃないんで…」と突っ込みを入れたくなる。ラストでオブラスツォーワにしがみつきすぎてパートナーがぐらーり。それこそ必死で支えてました。ヒヤヒヤ。ソロはいいのにね…。オブラスツォーワはフェッテ(ピルエット?)で「あ、後傾」と思ったら失敗。転倒しなくてよかった。最後まで笑顔で頑張ったのはえらい。「3つのグノシエンヌ」振付:ハンス・フォン・マネン音楽:エリック・サティウリヤーナ・ロパートキナ、イワン・コズロフロパートキナの美しい肢体にただただ見入る作品でした。彼女の腕や脚は空間を舞うだけで、なにかを感じさせるんですね。それが叙情性なのかなんなのか、よくわからないけど、スピリチュアルなものかもしれないし、ただ目に映る美しさを焼き付けていればよいのかもしれない。「エスメラルダ」ディアナとアクテオンのパ・ド・ドゥ振付:アグリッピーナ・ワガーノワ音楽:リッカルド・ドリゴエカテリーナ・オスモールキナ、ミハイル・ロブーヒンオスモールキナがえんじ色の衣装で出てきたとき、エッセンシャル・バレエのレジュニナとそっくりで、次いで条件反射でルジのアクテオンを思い出し、さてロブーヒンの衣装は?と思ったら……ターザンでした。いかにも野生そのまますぎるぞ。ロブーヒンはヴァリで出だしから「いろいろ省略?」な感じがして、間違えたのかなぁ?それともそういう振付にしたのかなぁ?なんか見せ場をすっ飛ばしちゃったみたいで、間の抜けた感が否めず。オスモールキナは途中不安定だったけど、あの振り難しそうだよなー。ぐらついてんのか、流れ的にあれでいいのか、分からないときがあるけど、そこだけちょっと危なっかしかった。「グラン・パ・クラシック」振付:ヴィクトール・グゾフスキー音楽:ダニエル・フランソワ・オーベールヴィクトリア・テリョーシキナ、アントン・コールサコフ待ってました!西の横綱、テリョーシキナ!(注:バレエダンサーです。女性です。)アレクサンドロワに対抗して出馬するは、テリョーシキナ姐さん。姐さんのグラン・パ・クラシックが見たかったのよー。ううう。(←うれし泣き)顔が多少個性的だろうと、どうです、この見事なキラキラ感。頼もしいー!いや、かっこいいーー!この微動だにしない安定感。貫禄まで身につけた堂々ぶり。腕が軽やかで、ポワントで立つ姿がキレイすぎじゃなかろうか。コールサコフは顔がデカイことを除けば、このテリョーシキナのパートナーを務めるに十分の安心サポートとテクニックの持ち主。なんかすごいマネージュしてたような。「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」振付:ジョージ・バランシン音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーアリーナ・ソーモワ、アンドリアン・ファジェーエフソーモワが、個人的には??でした。脚がすごーい上がる柔軟さはわかる。でもきれいに感じない。習いたてのダンサーがやわらかいと褒められてガンガン上げちゃう感じ?すごーい、と言われて、ますます上げちゃうような。ポーズの合間が雑というか、汚いというか。姿勢かバランスが悪い?顎を突き出して踊るのも気になる…。テリョーシキナの後だから余計そう感じるのかも。どの場面だったかなぁ、「これ、チャイ・パ・ドだよね?」と思ってしまいまして…。席が正面じゃなかったからそう見えるのかしらん。コーダのフェッテは見るに耐えず。音楽を紡ぐように踊るって難しいのだわ。チャイ・パ・ドだから特にそう感じるのかな?ファジェーエフは顔には気合いが入り、しかしながら踊りはきれいにまとまる。拍手はファジェーエフに沢山したつもり。「瀕死の白鳥」振付:ミハイル・フォーキン音楽:カミーユ・サン=サーンスウリヤーナ・ロパートキナ観られてありがとう、なプログラム。死を覚悟して厳かに臨む、気高い白鳥でした。この作品で腕うねうねのやりすぎが苦手なのですが、ロパートキナは「あなた、白鳥の気持ちがわかるのねぇ」というか、「傷ついた白鳥の消えてゆく命って、きっとこうなのよねぇ」、と感嘆する自然さなのですよね。胸いっぱいに息を吸ってももはや立ち上がれず、広げる羽根すらももう重く、がくっと折れてしまう。しかし最期にはきちんと羽根をたたんで、小さく息をつく。こういうの見せられると、やっぱりまた全幕でオデットが観たいと思うのでした。「ドン・キホーテ」第3幕のパ・ド・ドゥ振付:アレクサンドル・ゴールスキー音楽:ルードヴィヒ・ミンクスオレシア・ノーヴィコワ、レオニード・サラファーノフサラファーノフ、初め調子悪かったよなぁ。あれ?と思ったけどなんだったか忘れてしまった。途中も、ん?となるところがあって、軸がぶれてたみたい。髪型はあんまり短いとおサルの子供みたいだから、もう少し長いとよろしいかと。キミのバジルは嫌いじゃないんだけど、見得きりするには顔が子供すぎるから、髪染めてみるとか眉毛太くしてみるとかするといいかも~。ノーヴィコワのキトリ、観たかったんですよね。うーん、なんて愛らしい。キトリのヴァリエーションの細かい動きは、つま先まできれいだった。おっとりして見えるのに意外と笑顔の裏で男を振り回してそうな感じ。とりあえず「ハトコ」で子分のバジルを付き添いに選んでみました。(イトコにもしてあげなくてごめんよ、サラファーノフ。しかも付き添い扱いでゴメン)---------------------------------------------指揮:パーヴェル・ソローキン、アレウサンドル・ボリャニチコ管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団ピアノ:アレクサンドラ・ジーリナ(3つのグノシエンヌ)
2007年08月31日
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夏の締めにロシア・バレエ。あ~、なんかホッとする。初日ということもあって、まだフル回転ではなかったけど、でもやっぱりクラシックの王道イコール、ロシアという感じでした。クラシックを魅せるために必要な容姿や、優美で華やかな雰囲気、繊細さが備わっているんですね。やっぱりロシア・バレエが一番好きだな~。全体的に足音がほとんどないので、そこも嬉しい。ガラ公演だと名前が覚えられていいですね。欲を言えば、合同全幕モノをやってくれたらいいのに。(贅沢すぎ?)個人的によかったのは、ボリショイではルンキナとアレクサンドロワ、オシポワ、ワシーリエフ。マリインスキーではコールプ、ロパートキナ、テリョーシキナ、ノーヴィコワ。逆に「うーむ」だったのは、ソーモワ。初見でしたが、どーもなんか…。ざっと感想など。--第1部-- <ボリショイ>「エスメラルダ」第2幕のパ・ド・ドゥ振付:ニコライ・ベリオゾフ音楽:リッカルド・ドリゴ、チェーザレ・プーニ、ロムアルド・マレンコエカテリーナ・クリサノワ、ドミートリーグダーノフ合同ガラの初日一番手!ということで、初めは表情が固いなぁ~と思って観てました。クリサノワは次第に笑顔になっていくのに、グダーノフはなんだか覇気がない。(そういう顔です、って言われたらそれまでですが)見せ場のタンバリン。クリサノワの脚がきれいに上がり、小気味よく打ちつける...あれ?...それは音の出ないタンバリン??音が小さくてもったいなかった。「マグリットマニア」デュエット振付:ユーリー・ポーソホフ音楽:ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、ユーリー・クラサーヴィンネッリ・コバヒーゼ、アルテム・シュピレフスキーコバヒーゼの赤いドレスは、スリットが腰の位置から入ってるので何度も丸見えに…。スリットがめくれて脚がきれいに見えるのも限度ってものがあるだろうよ。「海賊」第1幕の奴隷の踊り振付:マリウス・プティパ音楽:オルデンブルク公爵ニーナ・カプツォーワ、アンドレイ・メルクーリエフメルクーリエフてば、頭に巻いてるのは手作り?お遊び?やんちゃな振りをしている王子と見えなくもない。ランケデムにはキレイすぎる気もするし、あのままムチを振られてもちっともコワくない。清々しい奴隷商人(修行中)メルクーリエフ。で、売られるギュリナーラはなんで笑顔満開なの?カプツォーワはかわいいんだけどね。砂糖菓子みたいなフランス人形みたいな可愛さなんだけどね、一応「あんた、売られるんだけど…」と確認してみたい。更には、何故売られる者と売る者がなにげにペア・ルックなのだろうか。いや、かわいいんだけど。「ジゼル」第2幕のパ・ド・ドゥ振付:ジュール・ペロー、ジャン・コラーリ、マリウス・プティパ音楽:アドルフ・アダンスヴェトラーナ・ルンキナ、ルスラン・スクヴォルツォフルンキナのしっとりしたジゼル(でも芯が強そう)。ロマンティック・チュチュで強調された手脚が長~い!いやー、なんか素晴らしい安定感です。薄幸の乙女という儚げな感じは薄かったけど、美しいジゼルでした。「ファラオの娘」第2幕のパ・ド・ドゥ振付:ピエール・ラコット音楽:チェザーレ・プーニマリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン出ました!棟梁!…って、アレクサンドロワのことです。だってかっこいい男前なんだもん。(注:女性です。←あたりまえです)フィーリンを率いて?姐さんビシバシ決めまくる。フィーリン負けじとやり返す。ふたりとも…軽々あっさりやりすぎです。アレクサンドロワの完璧さ、力強さにノックアウト。このアクの強さにフィーリンの無邪気な明るさとキレイさはちょうど良いバランスになってるみたいです。フィーリン、のってました。「パリの炎」第4幕のパ・ド・ドゥ振付:ワシーリー・ワイノーネン音楽:ポリス・アサフィエフナターリヤ・オシポワ、イワン・ワシーリエフワシーリエフすごーーーい!!勢いのあるテクが売りの若者、エンジン全開!!跳んだ!高い!ジャンプしてグルグル回転した斜め45度の体勢からスタッと着地。どうだ!!とポーズ。おぉぉーーー。どよめく観客。思わず漏れる、「ひぇ~」「うわっ」の声。オシポワだって負けちゃいない。ワシーリエフの目がかっと見開き、自信があふれてて、なんか楽しくなってしまう。ボリショイの若くみなぎる力を感じました。(なんか、文字数オーバーみたいなので、2回に分けます)
2007年08月31日
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遅夏休み中です。暑くても湿気とは皆無で涼しい風が通りぬける北海道を満喫してきました。まさに別世界~♪そして見渡す限り山の連なり&地平線&水平線~。JALのマイレージを利用して飛行機代はタダ。タダより得なものはない。ありがとう、ショッピングマイル。札幌発の超格安バスツアーに乗って道東の網走・知床まで行く、かなり駆け足のツアーに参加。だって安いんだもん。日ごろ団体行動が苦手なのにも関わらず、なんたって宿泊・夕食・観光もろもろ・添乗員がついて一万円ぽっきり、の1泊2日旅行。観光のハイライトは旭山動物園、流氷博物館、オシンコシンの滝、知床。スケジュールも「限界に挑戦!」と思うほど詰め込み、2日目はゆっくりお昼を食べる暇もないほど。でもヒジョーに楽しかった。お天気も最高でした。なんたって行く前の日は23時過ぎまで仕事、当日(土曜)も半日仕事。休み前の駆け込み仕事で肩はバリバリと音がするくらいに張っていて、持病の腰も悲鳴を上げ始めている有様。羽田に到着したのは出発の23分前。しかし最近はwebチェックインが携帯でもできるなんて、世の中便利になったものです。とりあえず離陸直後に爆睡。飛行機の座席(もちろんエコノミー)のせいで腰が更に痛くなりながら、眠さには勝てない。札幌のホテルで友人と合流したときには、ぼろっぼろ。安々のビジネスホテルながら、ベッド&ピローがテンピュール使用なのがウリ。ベッドは大事だわー。旅行先のホテルのベッドで腰痛が悪化したこともあるし、これは大事なポイントです。お昼も食べられない一日だったので夕食はがっつり食べました。ジンギスカンを腹いっぱい食べて、すっかり上機嫌♪おいしいものってなんて幸せ~。お部屋にマッサージを呼んだらこれが最高でして。肩や首を触るなり「あぁ~(可哀想に…)」と哀れまれ、腰に手をやるや、「う~ん、これは…(絶句)。普通の腰ではないですね…」 やはり~。翌朝の身体の軽いこと!マッサージは侮れない。朝早く札幌駅集合。集合場所にやたらとお年を召したおばさま方が多いな~。もしかして私達久々に「若いっていいわね~」と言われるのかしら♪ と思っていたら、その団体は「おへんろツアー」でした…。あはは。まだ早いわ。旭山動物園のペンギン~!おサル~!かわいいっす。旭山動物園の人気の秘密は「行動展示」にあるのだけど、実にうまくできてるんですねー。(詳しくはこちら)さっき上から見たサル山をどんどん角度を変えて内側から見ることができ、奥にいたチビざるが、くんずほぐれずのじゃれあいをしていたり。トンネル状の水槽で頭上を泳ぐペンギンは飛ぶように早いのに、地上に上がったペンギンの「ぜーはー」な姿の情けないこと。ヨタヨタと歩く姿がおじいちゃんみたいー。巨大なアザラシが円柱水槽を通り抜けるアイディア(好奇心旺盛なアザラシは人間を「見に」来るらしい)。 北極ぐまは暑くてダウンなのかお昼寝なのか、ずっとだらけておりました。個人的に気に入った、手作り風案内板。かわいいー。旭山動物園のソフトクリーム、めちゃめちゃうまいのでおススメです。北海道きつね村は、拍子抜けするほどきつねが少なくてつまんなかったなぁー。かつては沢山いたのだろうと思いますが、なんか侘しかった。人間に慣れてるせいか、全然警戒しないのでそれも拍子抜け。オホーツク流氷博物館で-18℃の冷凍庫の流氷を見学。お決まりの、濡れたタオルをぶんぶん振り回し「カキーン」と固くなる、を体験。流氷の下にいる「クリオネ」もかわいいけど、「ナメダンゴ」が口開けて「ぬぼー」としてるアホ面があまりにもかわいくて笑った。写真撮影厳禁につき、このカワイサを伝えるのはムズカシイ。(一応、こんな顔。いや、カワイイと言ってるのはこんな顔じゃなくて…。)この日は網走に宿泊。「おススメ」というホッキ貝があまりに新鮮でやわらかくて目からウロコでした。こんなのいつも食べてたらフツーのホッキ貝って何なの?と思います。翌日は知床満喫&買い食いの旅。小清水原生花園はとーーーっても気持ちのいい風の吹くところでした。この時期花は少し残ってる程度ですが、ハマナスの実がついていました。近くにこんなところがあったら毎週行ってしまう!小さく見えるのは駅舎(この時期は無人)で、一両編成の電車が走っておりました。のどか~。ずっと奥は湖で、手前側をもっと登っていくと海~♪ 知床五胡は今年クマの当たり年だとか。幸いクマさんは出ずに予定通り一湖 ~ 二湖 を散策。←右の二湖はまるで「逆さ二湖」知床では一日中ピーカンのお天気。→知床峠ではこんなに晴れ渡るのもめずらしいらしい。国後島がすごく近くにくっきりと見えました。こんなに近いのね…。(水平線に浮かぶように見えるのがそうなんですけど…。ちょっとわかりにくいかも)オシンコシンの滝。結構迫力です。ひんやりと冷たい空気とマイナスイオンをたっぷりと浴びてきました。「知床さいはて市場」でタラバ蟹を購入。試食したら身がぷりっぷりしてて、こんな肉厚、お目にかかれて光栄ですm(_ _)mってな感じです。知床特産の羅臼昆布も買いました。料亭で使っている高級昆布だそうで、楽しみです。そのあと札幌に向けてバスはひた走り、途中のサービス・エリアに寄っては買い食い。ハスカップとこけもものソフトクリーム、夕張メロンのソフトクリーム(絶品)。北ドラ(ドラ焼き)と旭川牛乳。ドラ焼きの皮生地がうまーい!ビンの牛乳(濃厚)と合うことといったら!焼きモロコシ。これはうますぎる!!札幌に着いて、夕食はお寿司。ここで出たホッキ貝はやっぱり網走のあのやわらかさとは格段に違う、それでもきっと新鮮なんだなー。翌朝は東京へ。しかしここでお終いではない。羽田に着いて、汐留まで行きランチを取る。(ベトナム料理がうまかった)そのままマンダラ・スパへと雪崩れ込み。極上のマッサージに旅の疲れはどこへやら。顔はふっくらなんてもんじゃなく、水分たっぷりプニプニのお肌になっておりました。それが半端じゃなくすごいんですよ!ゴムマリの弾力!!あぁ、この感触、いつぶりかしら~。翌日は実家に届いたカニを食べに(それが目的)行きました。カニが食べきれないほどで、全員腹が出て「苦しい~」を連発。これも幸せなり~。北海道満喫の旅。なんて贅沢なしめくくり。
2007年08月29日
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「ロミオとジュリエット」より第二幕のパ・ド・ドゥ振付:アメデオ・アモディオ音楽:エクトル・ベルリオーズアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレティボルトがロミオによって殺されたと知って、闇に覆われたように暗く沈むジュリエット。どこにも持って行き場のない気持ちを抱えて、言いようのない不安に怯えている。ロミオが来ても、ふたりでいることが辛い。ロミオを責めるにはあまりにも愛していて、彼を愛するだけに深く苦悩する。引き裂かれる運命に嘆きながら、ふたりはつかの間愛を誓い合い、それは痛みを伴う。喜びと苦しみに交互に襲われ、刻々と迫る別れに怯える。その時は絶望とともにやってきて、ロミオは放心したようにその場を去っていく。ジュリエットはもはや泣き喚くこともできず、ロミオの指先が離れるまで嗚咽をこらえて座り込んだまま。ちょっと長かったけど、別れのシーンは見ててつらかった。「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ振付:マリウス・プティパ音楽:レオン・ミンクスパロマ・ヘレーラホセ・カレーニョ盛り上がりました~。カレーニョは丁寧な踊りで嫌味にならないソフトで大人なバジル。キメルところはキメ、流し目はきちんと色目を使い、テクニックはちゃんと見せ、一段上から余裕かましてる感じ。ヘレーラは、ちゃきちゃきというよりはテキパキ系のキトリ。衣装は背中ががっつり開いていて似合ってました。フェッテも余裕で軸もぶれずにくるくると回り続け、事も無げに決めてみせる。うーん、余裕しゃくしゃく。カレーニョとのタイミングもぴったり。全体的に洗練されたドン・キという感じでした。「マーキュリアス・マニューヴァース」振付:クリストファー・ウィールドン音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィッチシルヴィア・アッツォーニアレクサンドル・リアブコ物語のないバレエなので、ただただリアブコとアッツォーニの美しいポーズの数々を堪能していればよい作品。ふたりとも音楽性に富んでいるので、どれも流れるようにつながって踊りが呼吸している。この爽やか~で淀みない感性は観てるだけで嬉しくなってくる。これも揺るぎない確かなテクニックがあってこそですね。ふたりのノイマイヤー作品全幕と、正統派クラシックも是非観てみたい~。「ル・グラン・パ・ド・ドゥ」振付:クリスティアン・シュプック音楽:ジョアキーノ・ロッシーニアリシア・アマトリアンロバート・テューズリーアマトリアンのユーモアのセンスってば…!!感服です。クラシック・チュチュ着てだらしなく膝を開いて歩くだけで、普通のバレリーナなら「あ。わたし、遠慮します」ってとこだけど、アマトリアンは躊躇しなかっただろうなー。ずっこけ具合が吉本もびっくり。にへら~と怪しく笑うだらしない目元と口元。教育ママみたいな黒縁メガネに、なぜか執着している赤いハンドバッグ。テューズリーに引っ張られるように、突然始まる「イケイケGo,Go」なPdD。バッグの置き場に困り、ハンドルを口にくわえてエイヤッとグランド・スゴンド。(ハンドルをくわえる時の顔といったら…。)テューズリーはマジメくさった正統派王子の格好で、アマトリアンに振り回されている。舞台奥の牛に語りかけるテューズリーも、もはやコメディアン。何故牛かはよくわからないけど、怠惰なアマトリアンをデフォルメしたものかしらん。YouTubeに2003年のシュツットガルト・バレエのガラでこれを踊る様子がありました。アマトリアンと踊ったのはJason Reilly。最近発売されたDVD『21世紀に輝くエトワールたち -パ・ド・ドゥの魅力-』(2005年/パリ)にも同じキャストで収録されている。アマトリアンのお気に入りか?「真夏の夜の夢(ザ・ドリーム)」振付:フレデリック・アシュトン音楽:フェリックス・メンデルスゾーンジュリー・ケントマルセロ・ゴメス文句なく素晴らしい。ケントの愛らしさは妖精の世界にしか存在しません!というくらいチャーミングでした。それに、え、あなた、ゴメス?!なんかすごい成りきっててかっこいいんですけど。そこはまるで、おとぎの国の森深い妖精の棲むところ。ふたりから会話が聞こえてきそうでした。「椿姫」第三幕のパ・ド・ドゥ振付:ジョン・ノイマイヤー音楽:フレデリック・ショパンアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレ幕が開く前に、舞台端の張り出し部分にボッレが浮かび上がる。アルマンの元を訪れたマルグリットはまるで死者の使いのよう。黒いヴェールを静かに取ると、はっとするほど白い肩が浮き上がり、蒼白な顔に湛えた悲しみの表情が、場違いなほど美しい。アルマンはマルグリットに近づき、そしてためらう。マルグリットが弱々しく咳をすると、全身の力が抜けたように倒れそうになる。この演技が大げさすぎず、踊りの流れに沿って実に自然でうまい。なんとも消え入りそうな病身のマルグリットは、もうこんなに弱っている。たまらず駆け寄るアルマンは、その腕にあまりにも軽いマルグリットを抱いて、もう感情を押し留めておけなくなる。しかしアルマンは怒っている。怒りをぶつけ、消せない愛情と憎しみをぶつけながら、同時にいや増していく欲望。アルマンが苦悩し感情をぶつけるこのシーンで、ボッレは熱演でした。痛みを伴う激しい感情が堰を切ったようにマルグリットに向かって流れ出し、フェリの演技と呼応しあい、緊迫したシーンになりました。心の葛藤も見せていたアルマン。ボッレはもっと単純な感情表現だろうと思っていたけど、そうではなかった。伝わってくるのはストレートなんだけど、苦しみぬいて身悶えてる感じがして、迫力がありました。フェリは、もう言うまでもありません。渾身のマルグリットだった、と思います。これを書いていても、フェリの見納めだったとはまだ信じ難くて。止まない拍手と賞賛の嵐に、うんうん、とうなづくように答えるフェリ。小さくお辞儀をし、ゆっくりと手を振っていました。万感の想いを込めるように。フェリは涙ぐみ、ついには顔を覆ってしまいました。タイトルのエトワール達の花束は、フェリに捧げられ、仲間たちひとりひとりとハグを交わすフェリ。ヘレーラは涙ぐみ、ケントは泣き顔。ケントは口がヘの字だったとか。こっちも涙目でよく見えませんでした。テューズリーとのハグが長かったような。舞踏の神に愛されたフェリは、最高に愛されたまま幕の向こうにそっと姿を消してしまいました。ありがとう、フェリ。あなたのマルグリットもマノンも、カルメンも、ジゼルもジュリエットもデズデモーナも、すべて忘れません。
2007年08月19日
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あまりのうだる様な暑さに更新も途絶えがち。Bプロの感想を書いていたら途中ですべて消えてしまい、書く気がすっかり萎えておりました。そろそろ書いておかないと記憶も暑さであやふやになってしまう。「シンデレラ物語」振付:ジョン・ノイマイヤー音楽:セルゲイ・プロコフィエフシルヴィア・アッツォーニアレクサンドル・リアブコリアブコというだけで頬がゆるゆるな自分。だってかわいい~んだもん。リアブコの表現は率直で、ストレートに入ってくる。音楽に対しても率直、感情表現も率直。素直すぎてつまんないのとは違って、「今絞りたての瑞々しさ」みたいな惹かれるものがあります。それに安定した美しいパフォーマンス。ふにゃふにゃな優美さとは違う、芯の通った優美さ。音楽の旋律に自然にのって、踊りという形が流れるように気持ちを運ぶ。そんな印象を受けました。華奢で可憐な雰囲気のアッツォーニは、表情ひとつとっても、上体の動きにしてもとても雄弁な踊り手。テクニックがしっかりしていながら、爽やかなもぎたてりんごみたいにフレッシュな印象を残すので、リアブコと実に気持ちよくマッチしていました。「カルメン」振付:ローラン・プティ音楽:ジョルジュ・ビゼーアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレなんといっても、ボッレのドン・ホセ。やっぱりこの人はこういう衣装が似合う!上背がある上に、上下黒のビシッとした「ええ男」専用のマタドール衣装。ハダカの「エクセルシオール」よりこっちの方がフェロモンが出まくってました。これぞイタリア男の本領発揮!!それにキリッと強い目線だとボッレのニュアンスのある瞳が大層魅力的です。観客のハートは一極集中、でした。で、こういう男がメロメロ~に恋に落ちる、フェリのカルメン。白いむっちりとしたマシュマロな脚と大きな瞳だけでイチコロ。男達が勝手に愛を誓ってくれちゃうのよ。と罪の意識の薄い女。いや、でも大きすぎるつぶらな瞳が男を落としてるのはよ~くわかってる、でしょう?>カルメンさん。無邪気を装い、男が面白いように自分に夢中になる快感を楽しんでませんか?やっぱ小悪魔だ。企んでなさそうだから、無垢にも見えるこの不思議。天使か悪魔か?と心掻き乱されてしまったんでしょうねー。ドン・ホセは。フェリの潔い色気ってかっこいいなぁ~。でも可愛くて茶目っ気があって。男が勝手に気を揉んで狂わされるのも納得な気がする。「アポロ」振付:ジョージョ・バランシン音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキーパロマ・ヘレーラホセ・カレーニョAプロの感想と違って意外や意外。ヘレーラが月の女神のように見え、カレーニョが神話の登場人物に見え、なんだかしっくりきたので楽しめました。そうなると、ヘレーラのテクニックの強さが際立ち、回転するときに「すっぱムーチョ」になる顔も好意的に感じるからおもしろい。カレーニョのアクのないノーブルさが却っていい方に転化しておりました。(原始人という印象が無きにしも非ず>カレーニョ)「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」振付:ウィリアム・フォーサイス音楽:トム・ウィレムスアリシア・アマトリアンロバート・テューズリーアマトリアン、かっっっこいい!!その股関節どうなってんの?自由自在に動く全身の筋肉と関節。引きつけて突き放して、の駆け引きのような緊迫感に、絶妙のバランス感覚とスピード感。極限に見えて、まだ余力がありそうなアマトリアン。シビれるようなパフォーマンスでした。背中の筋肉がすごかった。テューズリーがこれまたいい味出してて、アマトリアンと同じテンションでキレキレのサポート。すっごいものを堪能させてもらいました。「メドウ」振付:ラー・ルボヴィッチ音楽:ギャビン・ブライヤーズジュリー・ケントマルセロ・ゴメス観た印象は、天体、宇宙、創造、融合、です。超スローモーションでリフト満載だけど、ゴメスだから安定感抜群。ゴメスとケントを中心にこちらが惑星のように回っているみたいな妙な感覚。ふたりは同じ幹から生えた生物のごとく同化していて(そう思うのはハンド・ペイントされた衣装のせいかも)、なにかを模しているみたい。ケントの長い脚がすごく印象的でした。「マノン」第一幕より”寝室のパ・ド・ドゥ”振付:ケネス・マクミラン音楽:ジュール・マスネアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレ沼地もよいけど、寝室のPdDでフェリが観たかったので嬉しい。目覚めからすっかりマノンになっているフェリ。昨夜の余韻を残したまま気だるげにまどろむ。デ・グリューに近づくときの愛らしさ、ペンをぽいっと投げる仕草は、まぁ、なんとも可愛らしい。一方のボッレはマノンのことを想うと顔がデレデレに崩れっぱなしのデ・グリュー。嬉しさをちょっとも隠しておけない。幸せいっぱいのふたり。ここからどうして沼地の末路にたどり着くのか、ちょっと想像もつかないくらいの幸福感に満たされたPdD。フェリの華奢な手脚が蝶のように軽やかに、マノンの高揚する気持ちに同調している。この先が観たい...と強く願うも、もちろん叶わず。(T-T)
2007年08月18日
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猛暑の中、Bプロに行って来ました。五反田の駅から会場までは地獄のような暑さ。脳みそ溶けるかと思ったー。ダンサーの皆さんは大丈夫かしら、とふと心配になりました。本日もルディエールが素晴らしかった。泣けた。と、その前に。Aプロで一言だけ言いたい。「椿姫」の生ピアノ。演奏がグダグダだった。どうにもむず痒くて、テープの方が良かったのでは?あんなのショパンじゃないぞー。Bプロはまだまだ続くので簡単な感想だけ。---第1部---「タランテラ」メラニー・ユレルアクセル・イボイボくんがすっごくかわいかった。タンバリンをビシビシ打ち鳴らし、溌剌としていてよかった。それ以外はあんまり覚えてない。「アベルはかつて…」グレゴリー・ドミニャックステファン・ビュヨンイメージ的にはドミニャックが兄のカインだろうと思っていたら、ラストで殺されちゃった。布を引きちぎったらドミニャックの方が少なかったので、あれ?と思ったのよね。(←布の分量は反対でした。分配が少なかった兄がこれで過ちを犯すのだと思われ。聖書のカインは神に無視されるようですが)ビュヨンってとても最後に弟を殺す兄カインには見えないよなー。いい人そうで。だって人類最初の殺人者ですよ。嫉妬で弟を手にかけた罪の人にはどうしたって見えない。双子のふたりのバランス(比重?)が次第に変わっていく様子なのかな。若さという未熟ゆえの強さ、逞しさ、不安定な未完成さみたいな魅力がありました。シンプルな衣装に静かな振付もいい。「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」(初演)ドロテ・ジルベールマチュー・ガニオ衣装が黒をベースに極彩色ですごい。ドロテはチュチュ姿に黒タイツ。トゥ・シューズが靴下に見えた。ドロテのはっきりした華やかさが衣装に負けてませんでした。マチューの化粧はますます宝塚調。ルグリ先生の振付で、いろいろてんこ盛りでした。「オネーギン」モニク・ルディエールマニュエル・ルグリAプロで観た以上に感動しました。ルディエールの感情表現は凄いの一言。少女の頃の憧れ、心の葛藤や迷い、罪の意識、毅然とした態度の中の辛さ・気高さ、封じ込んだ感情があふれ出すラスト。泣きました。たった一場面ですべてが凝縮されていました。ルディエールを連れてきてくれてありがとう、ルグリ。---第2部---「ビフォア・ナイトフォール」第1パ・ド・ドゥ: メラニー・ユレル、マチアス・エイマン第2パ・ド・ドゥ: エレオノーラ・アバニャート、ステファン・ビュヨン第3パ・ド・ドゥ: ドロテ・ジルベール、オドリック・ベザール3組のカップル: マチルド・フルステー、ローラ・エッケ、シャルリーヌ・ジザンダネ、アクセル・イボ、グレゴリー・ドミニャック、マルク・モロー途中でフルステーが「きゃぁっ」という声とともにドサッと落とされてました。痛そ。落としたのはマルク・モロー(ですよね)。アバニャートは椿姫でみるよりこっちの方がしっくりくる。ドロテはやっぱり際立っている。ポーズひとつひとつも目を引くし、表情に手抜きがない。「牧神の午後」バンジャマン・ペッシュ振付のことは念頭になく、フツーの版かと思っていたら、幕が開いたらすっかり目が覚めましたね。(笑) 別に寝てたわけじゃないですが。これは、えーと、アレなので公演中だし細かいことは控えますが、笑えました。隣の席にママと一緒に来た小さい女の子がいたので、自分が親なら「あとで質問するなよ」と思いました。ペッシュは椿姫とは打って変わって、いい味出してました。思い切りよく没頭(?)して、とてもコミカルに躊躇なく演じてくれました。---第3部---「ジュエルズ」より”ダイヤモンド”ローラ・エッケオドリック・ベザールこれまで観たのはアニエス&ジョゼと、ヴィシニョーワ&マラーホフのみ。アニエスはどうしても眠くなる(睡眠薬でも混入されてるのか、ってくらい)。ヴィシは別物ダイヤモンドだから比べようがない。(ブラック・ダイヤかブラッド・ダイヤか?これ、もう一回みたいけど、どっかでやってくれないかしら。)キラキラの衣装で登場したエッケとべザール。品のある踊りなんだけど、印象が薄い。幸いにして?最高のダイヤモンド(ロパートキナ)を見逃したので、あまり辛口にもならないけど。「ドリーブ組曲」ミリアム・ウルド=ブラームマチアス・エイマンミリアムが踊ると楽しそうでなんだかいい感じ。衣装もかわいさが増して。そうなのね。気になってはいたのだけど、アニエスの硬質な表情がせっかくの優雅さを半分消してるんじゃないかと思うのですけど…。表情って大きいなーと思ったのでした。「さすらう若者の歌」ローラン・イレールマニュエル・ルグリ正直言ってベジャールって苦手ですが、それを抜きにしてもルグリの身体のラインの美しさは半端じゃないです。あの衣装に耐え得る体形。イレールは瞳が素敵です。最後に観客の方に視線を残しながら闇に消えていくのが印象的でした。直後のカーテンコールでルグリがすごく嬉しそうでしたね。お互いの健闘を称えてか、肩を抱きながらカーテンの奥に消えていきました。カーテンコールで次々登場するダンサー達。ペッシュは長いパンツをはいてました。(パンツ一丁じゃかわいそうだと思ってたのでヨカッタ。)最後にルグリとイレールがルディエールを真ん中に走りこんできたとき、涙がどっとあふれました。いやー、不意打ち。ルグリの公演なんだけど、ルディエールを中心にルグリがすごく嬉しそうで、なんだか胸を突かれました。ここまで来て、オレリーの不在を非常に残念に思いました。オレリーと「今のルグリ」をもっと見せられたのに。オレリーの長い手紙。てっきりフランス語だと思っていたら英語なんですね。誰も裏切られたなんて思ってないから、ゆっくり治してほしいです。ルグリと来日してくれたら嬉しいな~。
2007年08月11日
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8日はチケットを無駄にしてしまった。忙しくて行けず。9日は30分ほど遅れて会場に到着。ちょうどアニエスがレヴェランスをしてました。おお。やっぱり優雅で舞台栄えするわね~。でも見せ場は終わっちゃたのね。(T-T)なので感想も途中から。---第1部---「白の組曲」シエスト:乾友子、高木綾、奈良春夏テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ):ローラ・エッケ、オドリック・ベザール、グレゴリー・ドミニャクセレナード:マチルド・フルステープレスト(パ・ド・サンク):シャルリーヌ・ジザンダネ、松下裕次、氷室友、辰巳一政、 長瀬直義シガレット:アニエス・ルテステュマズルカ:マチアス・エイマンアダージュ(パ・ド・ドゥ):ミリアム・ウルド=ブラーム、マチュー・ガニオフルート:メラニー・ユレル東京バレエ団 ふむ。作品としてはあまり惹かれず。ミリアム・ウルド=ブラームが目を引きました。マチューはお肌つるつるの女性みたい。化粧ノリもよろしく。それに比べてメラニー・ユレルは首が太くて肩ががっしりしてるせいか男っぽい。それぞれ踊りにもそんな雰囲気が出てました。小さい男の子達~、と思ったら東京バレエ団でした。小粒ぞろいとはいえよくここまで揃ったな。(踊りじゃなくて身長がね)だってパリ・オペのダンサー達と身長差がありすぎて。---第2部---「扉は必ず...」エレオノーラ・アバニャートマニュエル・ルグリアバニャートはぜんまいじかけの人形みたいでした。もうちょっとタメがあると面白いのに。コメディーじゃないと思えばそれなりでした。ルグリはやっぱり味がありました。が、オレリーともう一度観てみたいと思ってしまいました。オレリーはドレスにもっと重さがあって、絵画(油絵の重いタッチ)のように光沢もあったような気がする。オレリーとルグリはフラゴナールの閂そのままだったのよね。「スパルタクス」マチルト・フルステーステファン・ビュヨンフルステーは東洋的で艶っぽい顔立ちに、健康的で伸び伸びとした手脚が美しく、ダイナミックな踊りが気持ちよい。ビュヨンは素朴な青年風。(キミはスパルタクス?)アクロバティックなリフトばかりでビュヨン君の見せ場があまりないのがもったいない。「ドリーブ組曲」アニエス・ルテステュジョゼ・マルティネス正直言うと、この作品ってなんだか地味だなーと思ってしまうのですが。まず音楽があまり乗らないんですよね。それに振りがどれも「デジャブ…」。やたらブラボーが飛んでましたが、やっぱりあれは東京バレエ団の皆様でしょうか。---第3部---「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」ドロテ・ジルベールマチュー・ガニオおおー。ドロテは素晴らしい!緩急のつけかたが見事です。音楽の持つ言葉とぴったりと重なっていて、コントロールの効いたドロテの踊りはまさに音楽と融合してました。顔のつけかたもうまいし、顔だけじゃなくてつま先まで表情がありました。それに比べてマチューは影が薄かったような。回転・跳躍、その他諸々、エレガント系なのね。育ちのよいお坊ちゃんなのかしら。「椿姫」第2幕よりエレオノーラ・アバニャートバンジャマン・ペッシュ観ててイタかった。幕は違えど、フェリとボッレの椿姫を観た後には辛過ぎる。ペッシュは演技の方はよかったと思うけど、いかんせん、リフトがどうにも。アバニャートを「どっこらしょ」と持ち上げてはいかん。リフトしたまま風が駆け抜ける様に…は相当難しいことなんですね。持ち上げられるほうも大変そうだった。「三角帽子」ジョゼ・マルティネスジョゼってキレイに踊るダンサーというイメージなので、この演目は意外。個人的には、微妙でした。ついこの前「ルジすべ」で本場スペインの熱く打ち付けるサパティアードを観てしまったからなー。負けじと熱いルジマトフとか。...なのでどうにも物足りなかったです。どの辺りからクライマックス?と思っていたら、、、終わってしまいました。「オネーギン」モニク・ルディエールマニュエル・ルグリルディエールの舞台を観られる日が来ようとは。とてもしばらく舞台から遠ざかっていたとは思えないほど、身体がキレてました。すごい!ルグリにリフトされながら激しくポーズを変える手脚(特に脚)の美しいこと。その上あの演技力。格が違う。圧巻でした。タチヤーナが、可哀想でした。思いもかけない手紙に一瞬心が躍り、でもすぐに脇へと追いやり平静を保とうとする。込み上げる怒りと不安感。オネーギンの懇願を毅然と突っぱねる態度に躊躇が垣間見え、それを押し留めながら必死で振り切ろうとする。オネーギンは何度も執拗にすがり、タチヤーナはついに自ら彼の手をとってしまう。しかし理性が勝つ。手紙をびりびりに破り、オネーギンの手の中に押し付ける。オネーギンがその場を離れるや否や、タチヤーナの顔が歪む。泣き顔になり、思わず追いかけていきそうになる。歯を食いしばり、泣くまいとする。こぶしを固く握り締め、腕をつっぱり天を仰ぎ、慟哭する。...いやー、打たれました。モニク・ルディエールは素晴らしい。こんな人と長年組んでいたルグリは幸せ者ですね。
2007年08月09日
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【エトワール達の花束】Bプロに行って来ました。素晴らしかった.........。(涙)Bプロ全て素晴らしかったのですが、なんといってもフェリが圧倒的でした。最後の「椿姫」の幕が閉じたとき、うるうるしてたものが一気にどっと来ました。あんまり胸に迫ったので、もしその場で「どうだった?」と聞かれたら、言葉に詰まって何も言えなかったと思う。マルグリットとフェリの心の叫びが舞台からせり出してました。ボッレも熱演でした。張り裂けんばかりの心の痛みが、お互いの胸をかきむしって、いやおうなく惹かれあい、せめぎあい、傷を広げあうだけとわかっていても、それでも求めずにはいられない、心の葛藤が痛いほど伝わってきました。このあと更に傷つけあうとわかっているだけに、(それでもなお)ここでふたりが一時でも幸せを感じられたなら、よかったね、と。あぁ、もちろんその後激しく傷つくんだけど、でも...。(と堂々巡り)すべてが終わったとき、あの時お互いを抱きしめた記憶を噛みしめられるじゃない?アルマンにとっては、そう思えるのは相当時間が必要だけれど。(と、物語にどっぷり浸かってしまいました)フェリとボッレの息づかいが、性急で苦しげな、そしてそれを押さえ込もうとしているところが、まるで本当のマルグリットとアルマンのようでした。フェリが最後の最後に「椿姫」を見せてくれたことに、感謝の気持ちで一杯です。これを全幕で観たら、きっと号泣するだろうな。これが最後なんて信じられない。とても信じられない。でも、まずはこの舞台を観られたことに感謝したい。フェリにはさよならではなく、ありがとうと言いたい。他のことはまた追って。
2007年08月06日
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「ジゼル」第二幕よりアダージョ振付:ジャン・コラリ、ジュール・ペロー音楽:アドルフ・アダンアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレほんの少しでも、最後に日本の観客に見せてくれたジゼル。あまりに短くてあまりにあっけないけど、わずかな時間にフェリはジゼルだったし、はかなく命を散らした乙女の想いが残る、切ないジゼルでした...。全幕を一度でも生で見たかったな。「太陽が降り注ぐ雪のように」振付:ローランド・ドレシオ音楽:ペーター・シンドラーアリシア・アマトリアンロバート・テューズリ-面白かった。オランウータンのメスがオスを頭突き、、、って違う。ちょっとー、だるいのよ。なんとかしてよ。あ~、もう、シャキッとしてらんないわ。顎だってはずれちゃうわよ。というゆるゆるのテンションに、シンクロするオスとメス(?)。アマトリアン、楽しすぎ。キャラクターをつくるのがうまい。成りきり具合もマル。テューズリーとのテンポもよかった。「シンデレラ」振付:ジェームス・クデルカ音楽:セルゲイ・プロコフィエフジュリー・ケントマルセロ・ゴメス大人なシンデレラでした。ちょっとクラシカルな髪型で洗練されたマダムに見える。王子は燕尾服。堂々の体格のゴメスだと、名のある将校みたい。妄想もふくらむ。「魅惑の公爵夫人を見初めたギリシャ大使」とか(何故ギリシャ?)、「家庭の事情で嫁に行き遅れた遠縁の別嬪さんに惚れるお金持ちの叔父様」とか、「プリンセスに仕える執事」とか...。どうやってもゴメスは王子に見えないかわりに、やさしく逞しいいい人オーラを出していて好感がもてます。(褒めてるようには聞こえませんね、、、)シンデレラに答えてステップを踏むところは、どうしても「君があんまりかわいいから、おじちゃんも踊っちゃうよ♪」という浮かれたセリフが聞こえてきてしまいました。ゴメスの超安心サポートに軽やかなケント。お似合いのカップルでお互いに恥じらいながら惹かれあう様子がなんだか初々しい。最後にポワントのまましれっとしな垂れた歩き方がツボでした。「ハムレット」振付:ジョン・ノイマイヤー音楽:マイケル・ティペットシルヴィア・アッツォーニアレクサンドル・リアブコこれが現代的なハムレットとは初日観終わるまで気が付かず。なのでストーリーが頭になく、勝手に想像していました。山積みにされた旅支度は誰のもの?アッツォーニは無邪気に人形?と遊び、ぽーいと投げる。彼はまだ?と奥を見やり、暇をつぶして待っている。そこへ慌しく荷物を抱えたリアブコが、滅茶苦茶に服を重ね着して登場。相当慌てて旅立つのか、彼女に会うのに地に足がついてないか。ボロボロと荷物を落とし、適当に拾い上げて適当に脇に置くと、彼女と一刻も早くじゃれあいたくて前のめりになっている。何してるんだか、ベンチの下をくぐり浮かれたり、彼女に見とれたりしている。突然暗い顔をする彼女には、どうしても打ち明けられないことがあって、一緒には行けないと言わなければならない。それを思うとふさぎ込み楽しい気持ちになれない。(と、思ってしまったのですが、ハムレットなので違いますね)泣き顔の彼女のわきの下から頭を突っ込み、笑わせる。あぁ、笑ってくれたー。もう少しもう少しと時間を延ばし、迫ってくる時間。ついにこらえられずに顔を覆って泣き出す彼女の手に、キスを浴びせて旅立ってしまう。足もとに残されたハンカチ?(手紙?)を頬にあてて声を上げずに泣く彼女。で、ハムレットなので、別れを言いにきたハムレットに悲しむオフィーリアの姿だったわけですね。何度も後ろ髪引かれながら、ことさら明るく去っていったハムレットに思いやりの姿を見てじーん。リアブコの演技は踊りと音楽と一体となって素直にすっと入ってくるのがいいです。現代版じゃないハムレットでも見てみたいなぁ。(リアブコで全幕希望)「フー・ケアーズ?」振付:ジョージ・バランシン音楽:ジョージ・ガーシュウィンパロマ・ヘレーラホセ・カレーニョうーん。テクニカル的にはすごいのでしょうけど、曲の醸し出す雰囲気とアメリカの都会的なセンスっぽいとはあんまり思えず。それにやっぱりヘレーラは苦手です。「マノン」第三幕より ”沼地のパ・ド・ドゥ”振付:ケネス・マクミラン音楽:ジュール・マスネアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレぼろぼろのマノンをぼろぼろのまま演じられる、すごいフェリ。見栄も恥も外聞もなく、デ・グリューに身をゆだね、最後の灯を激しく燃やすマノン。このシーンを見ると、死にかけのマノンをどうしてこんなに振り回すのか、と思ってしまうのは毎度のことながら、遠心力だけで死にそうな勢い。細い息でようやくキープしているマノンの精神力。それでも渾身の力を振り絞りデ・グリューにリフトされる。もう力が入らない...でも今すべてを賭けてこの一時を彼に捧げる...。気が付くともう息はなく、だらりと垂れるただの肉体。ボッレの慟哭は激しすぎ?と思いながらも、ちょっとうるっときてしまいました。-----フェリのさよなら公演なのに、プログラムは気合いが入ってないな~。無料配布の小さなモノクロ写真よりも、お金出すからカラー満載で作って欲しかった。商売気がないのか、つくるのが面倒だったのか...。Bプロは一回きりなので、あっけなくて淋しいー。(T_T)
2007年08月04日
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フェリのフェアウェルを8/2, 8/3と観てきました。フェリの舞台は生で数えるほどしか観てません。これまでずっと観てきた人のような思い入れがないだけに(でも大好き)、フェリのジュリエットもジゼルも、目にするだけで感極まるということはないのですが、これが引退するダンサーとはとても思えない舞台でした。それこそ神が与えた選ばれた才能なのに、どうしてやめてしまうんだろう…。(理由はわかってはいるけど、つい思ってしまいました)これが見納めになるとはにわかに信じがたいです。隣の女性がロミ・ジュリですでにこみ上げてきたらしく、しきりに鼻をすすっていた模様。そう感じられるほどフェリを観てきた人が羨ましくもあります。もうあと少ししたら踊ることを止めてしまうフェリを、なんだか不思議な気持ちで観ていました。フェリは本当に女優ですね。短いパフォーマンスの中にすでに物語をつくりあげている、とても感受性豊かな女性なのだと思いました。でもガラだとやっぱり短い。おいしいとこ取りだけど、あっという間に終わってしまって、夢中になりかけたおもちゃを途中で取り上げられたような気分です。フェリ以外で個人的に気に入ったのは、リアブコとケントとアマトリアン。あとアッツォーニも。ボッレは、まー、さほど好みではなかったです。美男子は美男子ですよねぇ。ツボにはまらないだけで。とりあえずAプロのざっとした感想を。-----「海賊」振付:マリウス・プティパ音楽:リッカルド・ドリーゴパロマ・ヘレーラホセ・カレーニョカレーニョの衣装はどうにかならんのか。(のっけからすいません)他の柄がいくらでもあろうに。遠めで観るとアニマル柄。見た目のラテンな印象と180度違うやわらかな動きは、どうしてかわたしにはピンとこないのでした。ヘレーラはちょっと苦手かも。「ロミオとジュリエット」より第1幕 バルコニーのパ・ド・ドゥ振付:ケネス・マクミラン音楽:セルゲイ・プロコフィエフアレッサンドラ・フェリロベルト・ボッレフェリは少女のような瑞々しさでした。ひとりになった夜に恋しい人を想うジュリエット。生まれたての恋を小さな胸に抱きしめて心をときめかせている。ロミオと目が合うと、文字通り時が止まったように見つめあい、立ち尽くす姿は頼りないほど。心臓の鼓動がどきっとするくらい強く打ちつけて、否応なく恋に落ちたことをこの時はっきりと自覚したのではないでしょうか。こういう衝撃を感じる「間」がふたり同時にやってくる瞬間だったのかなー、と思います。恋の高揚感と若さゆえの疾走感、恥じらいと、未知なる感情への少しばかりの大胆さ。幸福感があふれていました。届きそうで届かないバルコニーとの距離。それでも手を伸ばしてもう一度触れようとする想いの強さ。あー、続きが観たい。フェリの儚いばかりの華奢な体つきは、永遠のジュリエットです。「マーラー交響曲第3番」振付:ジョン・ノイマイヤー音楽:グスタフ・マーラーシルヴィア・アッツォーニアレクサンドル・リアブコリアブコってこんなにかわいかったっけ?そっかー。前回の世界バレエ・フェスではシリアスな役が多かったから、勝手にそんなイメージになっていたのね。初日は思わず名前を確認してしまったよ。きれいな筋肉と安定したテクニックに、やわらかいなめらかな動き。流れるようなサポート。リフトの安定感。アッツォーニとのコンビネーション。そして笑顔~。音楽と溶け合うリアブコ。いいわ~。シリアスなのも、もう一度観てみたいぞ。「白鳥の湖」より第二幕 白鳥のパ・ド・ドゥ振付:レフ・イワノフ、マリウス・プティパ音楽:ピョートル・チャイコフスキージュリー・ケントマルセロ・ゴメスジュリー・ケントのオデット素敵!肌が透き通るように白いです~。それに比べてゴメスは南国の王子みたいです~。ケントがほっそりとして、ゴメスがマッチョなので、不思議なアンバランスのような、それがいいような。王子の衣装を着てはいますが、本当は成金大富豪の美食で肥えたドラ息子みたいでした。(ってどんなんや)オデットは込み上げる気持ちを吐露するように、何度もそっとため息をこぼしていました。ゆっくりと回転すると、そこには自分を支えるために差し出されている王子の手があって、その幸福になんども目頭を熱くしているオデットが、ちょっと頬を染めている。うーん、素敵。全幕で観たいものです。来年のABT来日には白鳥が入ってるので、踊ってくれるかな。「ヘルマン・シュメルマン」振付:ウィリアン・フォーサイス音楽:トム・ウィレムスアリシア・アマトリアンロバート・テューズリーコンテンポラリーって苦手かな~と思っていたら、これは楽しめました。アマトリアンの身体能力がずば抜けていて、振りと音楽の雰囲気を完全に取り込んでいるパフォーマンスはよかったです。こういうの、コンテが苦手なダンサーが踊ったらズタズタなんだろうなー。テューズリーはフェリと組まないのか...とちょっと残念に思っていたけど、コンテを踊る彼もなかなかよかったし、なんだか新鮮でした。そうそう、衣装。途中で半裸にチアガールのスカート?状態になったときは目が点でしたが、マジ顔で踊るスカート男が変態に見えなくなっていたのはどうしてでしょう?「エクセルシオール」振付:ウーゴ・デッラーラ音楽:ロムアル・マレンコモニカ・ペレーゴロベルト・ボッレはー、この作品って歴史あったんだ。てっきりボッレのために振付けたボッレの裸を見るための作品かと思ってしまいました...。ふむふむ。奴隷が文明によって解放されるシーン、なわけですか。奴隷、フツーに喜ぶ。笑顔が無邪気すぎなような。『今やロベルト・ボッレの魅力を満喫するための作品として有名になっている。』とプログラムが言っているとおり、ファンにはたまらない作品でしょうねー。ボッレの裸体は確かにギリシャ彫刻ばりの見事なものですね。ちょいと首から下のバランスが顔に比べてデカ過ぎる気もするが。肩幅が立派すぎるせいだろうか。個人的には、この人は衣装着てるほうが映えると思います。「オセロ」振付:ラール・ルボヴィッチ音楽:エリオット・ゴールデンサルアレッサンドラ・フェリマルセロ・ゴメスおお。ゴメスのマッチョな身体は、まさにオセロにぴったり。そして、フェリのなんて華奢で繊細なことか。フェリの顔にはすでに不安が宿り、オセロの怒りを恐れるように震えている。激しい怒りをぶつけるオセロの乱暴な扱いに成されるがまま。抵抗すらしない。激しく葛藤し、怒りをこらえ突っ伏すオセロの頭を、思わず愛しげに抱きしめるデズデーモナ。やさしいぬくもりも嘘に彩られたもの、とオセロには感じられたのかな。白いハンカチーフをオセロは裏切りの証拠と思い、愛の証だと思うデズデーモナ。後ろ向きに差し出したハンカチーフは自分の首に巻かれ、と思う間に振り回され、ひとたまりもなく息絶える。その瞬間、オセロは妻に口づける。横たわる動かないデズデーモナに、激情から覚め深い悲しみに落ちていくオセロ...。(泣)フェリは死に様が見事です。-----ここで休憩。
2007年08月03日
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