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台所のマリアさま(イギリスの児童文学)なんだか美しい物語が読みたくなって、ルーマー・ゴッデンの「台所のマリアさま」を読みました。グレゴリーとジャネットは、お手伝いのマルタが大好きでした。マルタは祖国を追われたウクライナ人で、いつもさみしそうにしていました。ある日、二人はマルタから祖国の暖かく、居心地のよかった台所の話を聞きます。そして、そこには、美しい布やビーズで飾られたマリアと幼子イエスの絵を置くありがたい場所があったことを知るのです。グレゴリーとジャネットは、マルタのためにそんな絵を手に入れてあげようと奔走します。大英博物館へ行き、高級宝飾店へ行き、雨やどりのために入った教会でついにそれを見つけたグレゴリーは、自分で作る決心をします。自分のことしか興味がないような子どもだったグレゴリーが、マルタのためにいかなる苦労も惜しまず、工夫をこらして絵を完成させていく姿に心を打たれます。ルーマー・ゴッデンは「人形の家」で有名なイギリスの作家です。私は、ゴッデンの作品を子どもたちにもっと読んでもらいたいと思うのですが、最近は「人形の家」でさえあまり読まれていないようで、残念でなりません。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★イギリスの児童文学へ
2011.08.28
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こぎつねキッコ(絵本)半年ほど前、友人に「きつねの子が、女の子の落としたお人形を持っていっちゃうお話、知らない?」と聞かれたのですが、私は知りませんでした。子どもの頃、、亡くなったお母さまに何度も読んでもらった思い出のお話だということでした。友人の記憶では、こぎつねの名前がきょんでしたが、その名前で調べた時は見つかりませんでした。先日、梶山俊夫さんの描く大好きな「こぎつねキッコ」シリーズを調べていたら、もう一つの「こぎつねキッコ」(作/本間正樹 絵/宮本忠夫)が目に入りました。内容をみると「こぎつねキッコは、女の子の家からぬいぐるみを持ってきてしまいます。」とあります。2004年に発売された新しい絵本なのでどうだろうと思いましたけれど、友人にプレゼントしたら、「こんなお話だった!」と喜んでくれました。赤木かん子さんではありませんが、本の探偵になれたようで、私もうれしかったです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.08.27
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きつねのおきゃくさま(絵本)近くの児童ホームで、朗読劇を見てきました。DIL(ドラマ・イン・ライフの略)というグループによる『みるおはなし きくおはなし』。「さるかに合戦」「ヤダとイイヨ」「きつねのおきゃくさま」「三びきのやぎのがらがらどん」「おむすびころりん」の5つのお話を、大迫力、絶妙なテンポ、ユニークな動きで魅せてくれました。私はおはなし会の勉強のつもりで娘について行ったのですが、始まってビックリ!メンバーのみなさんの力強さと情熱に圧倒されっぱなしでした。言葉の力、表現の力というものを見せつけられた、という思いです。太らせて食べようと連れてきたひよこにやさしいおにいちゃんと言われ続け、本当にやさしくなってしまうきつねのお話「きつねのおきゃくさま」(作/あまんきみこ)。何度も何度も繰り返し読んできたので、さすがに絵本を読んでもラストに泣くことはなくなりました。でも今日、目の前で演じられるドラマを見ていたら、涙を止めることができませんでした。「ヤダとイイヨ」は知らないお話でしたが、調べてみたら辻仁成さんの絵本でびっくりしました。絵は、ベリーダンサーとして有名な杉谷知香さんです。娘は「三びきのやぎのがらがらどん」で、大きいがらがらどんとトロルが戦うシーンがとっても面白かった、と言っています。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪
2011.08.24
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新・ロビンソンクルーソー(フランスの児童文学)田舎暮らしを始めたら、できるだけ自給自足的な生活を目指します。ジョン・シーモアさんの「完全版自給自足の本」で勉強中です。究極の自給自足物語と言えば、「ロビンソン・クル-ソ-」(作/ダニエル・デフォー)。その「ロビンソン・クル-ソ-」よりおもしろいよと言って、かしの木文庫の先輩が、「新・ロビンソンクルーソー」(作/ミシェル・トゥルニエ)を貸してくれました。どちらのロビンソンも、無人島にたった一人で漂着してから、家を建て、畑を作り、ヤギを飼い、パンを焼き、自らの持てる知識と道具を総動員して生き抜いていきます。ところが、トゥルニエの「新・ロビンソンクルーソー」では、フライデイ(ロビンソンに命を助けられて家来になったインディオ)の過失で火薬が爆発し、ロビンソンの作り上げたものがことごとく失われてしまいます。それからは、フライデイが先生となり、文明人の知識も道具も使わない、自然に則したたくましい暮らし方をするようになりました。そしてその生き方によって、ロビンソンは若々しく健康になっていくのです。それに対して、デフォーのロビンソンは、あくまで文明人として生き続けます。どちらのロビンソンも、文明人として自給自足している間はやるべき仕事がたくさんあって、忙しく勤勉に働いています。自給自足って、そうなんです。働き者でないといけないんです。怠け者の私としては、そこのところが心配の種。ですが、フライデイの自給自足は遊んでばかり。長い間昼寝をして、近くの木にとまった鳥を吹き矢で撃つ。それを夕方、焼いて食べる。フライデイが先生になってからは、ほとんど遊びのことしか書かれていません。砂浜で競争、水泳、花火、なぞなぞ、雄ヤギとの決闘…。もちろん、こんな野生生活を目指そうと言うのではありません。できるはずがない。自給自足っていうのは、自らの手で全てを作り出していく過程が楽しいのだと、自分に言い聞かせています。それでもこの本を読んで何となく、私の心が軽くなったのは確かです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★フランスの児童文学へ
2011.08.22
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少女ポリアンナ(北米の児童文学)古本屋さんで「少女ポリアンナ」(作/エレノア・ポーター)を見つけました。敬愛する児島なおみさん(大好きな「うたうしじみ」の作者です!)の挿絵だったので、運命を感じ、購入しました。楽天ブックスでは偕成社版の画像がなく、岩波少年文庫のものを載せました。児島さんの愛らしい絵がお見せできなくて、まったく残念です。この作品を、私は読んだことがありませんでした。でも、子どもの頃、アニメの名作劇場で見ていたのをはっきり覚えています。そして、今でも何かつらいことがあると、必ずよかった探しという言葉が頭に浮かんでくるのです。よかった探し(偕成社版の菊島伊久栄さん訳ではうれしくなるゲーム)というのは、ポリアンナがいつもしているゲームで、どんなことにも喜びを発見するというものです。ポリアンナはこの遊びで、町中の人たちの心を喜びでいっぱいにしていきます。私は昨日、佐賀の三瀬に移住する決意を神奈川に住んでいる両親に告げました。(現在、私たちは千葉に住んでいます。)「あなたたちの人生だから、幸せになってくれるならそれでいい」と言ってくれましたが、私たちが遠くに行ってしまうことへの二人の落胆は、胸が締め付けられるほど伝わってきました。母は、私のさびしがり屋で繊細な性格をとても心配しています。でも私は胸を張って言えます。私は大丈夫!今の私はよかった探しのエキスパートなんだから!私は父母に、この「少女ポリアンナ」をプレゼントしようと思っています。父母もどうかよかった探しが得意になってくれるよう願いを込めて…。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★北米の児童文学へ
2011.08.15
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やかまし村の子どもたち(北欧の児童文学)娘にも、田舎暮らしを身近に感じてもらおうと、寝る前に「やかまし村の子どもたち」を一章ずつ読んでいます。ああ!リンドグレーンって、どうしてこんなに子どもの気持ちがわかっているんでしょう。読んであげながら、娘の表情を窺うと、「そうそう、そうなんだよね」っていう顔でニヤニヤしています。やかまし村にはモノは少ないけれど、豊かな暮らしがある。村の子どもたちは、本当の遊びを知ってます。その素晴らしさを、娘もきっとすぐに実感してくれるに違いありません。昨年6月の日記でも、「やかまし村の子どもたち」について書いていたので読み返してみました。私はそれを読んで、とてもうれしくなりました。ブレてない自分が、そして憧れを実現しようとしている自分たちが誇らしく思えたのです。やかまし村には家が3軒、子どもは6人。みんな同じ年頃の子どもたちです。娘にも、そんな遊び友達ができますように…。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★北欧の児童文学へ
2011.08.11
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ハーブ魔女のふしぎなレシピ(日本の児童文学)いまだ、字が大きくて挿絵のたくさん入った本しか読んでくれない娘に買ってあげたかった「ハーブ魔女のふしぎなレシピ」(作/あんびるやすこ)。ついに古本屋さんで見つけて、即購入しました。実は、私もかなり読みたかったんです…。主人公の女の子ジャレットは、ある日、不思議な手紙を受け取ります。その手紙によると、ジャレットには2年前に亡くなったハーブ魔女トパーズの遺産を相続する権利があるということでした。その遺産というのが、トパーズの暮らしていたトパーズ荘という家。相続の条件は、その家に住むことと家に気に入られることでした…。どうして私がこの本を読みたかったか。それは、ジャレットがうらやましくて仕方なかったから。古い魔女の家を相続できるなんて!しかも、雑草だらけとはいえハーブガーデン付き!佐賀の三瀬村が気に入って、移住先に決めたものの、空き物件が見つからず、不動産屋さんにお願いしてきた私たちです。ジャレットが、クモの巣とほこりだらけの家をすみずみまできれいにしたり、ハーブガーデンの手入れをすることで、トパーズ荘は元の輝きを取り戻していきます。そんな様子を読んでいると、「あ~! 私も早くこんなことがしたい!」と叫びたくなるのです。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★日本の児童文学へ
2011.08.05
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小人たちの新しい家(イギリスの児童文学)自然とともに生きたい。その思いを抱き、かなり前から意志を固めていた私たちですが、ついに移住先を決めました。佐賀の三瀬村静かで、自然豊かなところです。池は小さな生き物でいっぱい!大きなおたまじゃくし、ヤゴ、アメンボ、カエル、イモリまでいました。冷たい水の中にいたイモリは、ひんやり、ペタペタしていて、気持ちよかった~。ダンナさんも私も、あっという間にこの村が好きになってしまいました。メアリー・ノートンの小人の冒険シリーズ最終巻「小人たちの新しい家」で、アリエッティの一家は静かな古い牧師館にたどり着きます。『急にアリエッティはこの場所を愛していることに気付きました。家も、庭も、自由であるという感じも。そして、どういうわけかわからず、また、どのようにしてかもわからないものの、ここで幸せが見つかる感じがしていたのでした。』そうです。私たちもそう感じるんです!そして私は知っています。人生の岐路に立ったとき、この感じがどんなに大切かということを。人気ブログランキングクリックで応援お願いします♪★イギリスの児童文学へ
2011.08.01
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