今日、何読んだ?

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2024.03.12
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カテゴリ: 禅宗

構築された仏教思想 道元 仏であるがゆえに坐す【電子書籍】[ 石井清純 ]

 まずもって私の終活の課題、私は何者?の話から始めなければならない。
 まず私は、気付きでありサティであり認知であり自覚であるというところまできた。
 ところがこの私ではないのかと思えるものも、頂いた命のうちの脳の部分から派生しているのではないかとまた迷いはじめた。
 その結果、いつの間にか私は坐禅に向かっていた。
 そこで、文章ではうまく書ききれない何者かを感じ、これこそが真の私ではないのかというところまで至った。
 そして道元禅こそ私の感覚にフィットするものと本書を読んで、その思いを強くした。

 ​

 道元は、自らの修行によって獲得したものを、「悟り」ではなく「 身心脱落」と表現した。
 この言葉は、一般に言う「悟り」と極めて近い状態を示している。
 ここのポイントは、心身脱落≒悟り、ということである。
 坐禅をすることによって心身脱落すなわち真の私が出てくるんですな。
 それは先に書いた気づき等とも違うものだと思う。
 それは世尊が、
 ​
 菩提樹下における七日七晩の禅定の後、八日目の明星を見て発言した、「私と世界全体の生きとし生けるものが成道した(我と大地の有情と同時に成道せり)」という言葉である。
 すなわち、釈尊は自らの成道によって、「この世界は、すべて仏としてある」と宣言した
​ということに通ずる(なんと尊大な私…)。
 そしてその、心身脱落≒悟りは、
 ひとたび灯りが点いて「仏であること」を認識して(悟って) も、その「灯り(悟り)」は、ダイナモを回すという「修行」を継続しなければ消えてしまう、自分が仏であるという状態を維持し続けるためには、ダイナモを回すという、「継続的実践」が必要不可欠であり、その永続的実践こそが自己実現、すなわち「悟り」であるとする、それが道元禅なのである。

というものである。
 そして、
 仏道の実践は、それを導く師の正と邪によるに違いない。
 才能は良い材料のようなもので、師は、それを加工する 匠(技術者) のようなものである。
 どのような良い材料であっても、良い匠を得なければ、そのすばらしさは表れてこない。
 たとえ曲がった材木であっても、もしも優れた技術にあったならば、そのすばらしさがすぐさま表れる。
 師の正邪によって、悟りが偽物であるか真実であるかが決まることを、これで理解すべきである。

と、仏教は師につかなければならないものである。
 私は、本書を読んで、これだと感銘した。
 石井清純師こそ我が師になっていただきたい先生だ。(12/23記)





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最終更新日  2024.03.12 06:04:33
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