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どうしても小三治師匠が聞きたくて、新宿末広亭に行った。実は先週の金曜にも行ったのだが、小三治師匠は休みで、その他の人たちも代演が多く、非常に物足りなかった。そこで、今日こそはリベンジを!とばかりに、また2週連続で行ってきた。夜席の面々は次の通り。たこ平「金明竹」風車「平林」ホンキートンク(漫才)馬るこ「初音の鼓」三三「お菊の皿」太田家元九郎(津軽三味線)甚語楼「寄合酒」馬桜「幇間腹」翁家和楽社中(太神楽)さん八「あくび指南」扇橋「麻のれん」 仲入り燕路「やかんなめ」ロケット団(漫才)今松「はなむけ」一朝「七段目」花島世津子(奇術)小三治「千早ふる」 先週の金曜とは、まるで違う(失礼)、かなり充実した面々だと言える番組だったと思う。しかし、やっぱり小三治師匠の人気が凄いのを、今日は改めて感じた。確か昨年の6月下席は、俳優の小沢昭一氏が「隋談」で高座に上がり、とんでもない人の入りだった。今日は、「とんでもない」というほどではないが、2階も開いていたし、私がいた桟敷も、椅子席もビッシリ埋まり、9割の入り、という感じだった。今回は、小沢氏のような特別な目玉はないが、実力のある人が大挙して出てる、そんな印象を受けた。扇橋師匠の「麻のれん」、聴きなれた柳亭市馬師匠のとディテールが微妙に違う、一朝師の「七段目」、燕路師の「やかんなめ」も実によかったが、トリの小三治師匠の「千早ふる」は、やっぱし見事だった。談志師匠と同じで、出てくるときに、客席の空気がガラッと変わるのが、今日は肌でわかった。ヒザの世津子さんが降りて、前座さんが、座布団とお茶を高座に持ってきて、「二上り鞨鼓」の出囃子が流れ、メクリに「小三治」の文字。それだけで、空気が、若干だがピリッとする。あの感じが、私は、たまらなく心地よい(何故か文章がアンツル風だ)。そして小三治師匠が、ゆっくり登場。客席のあちこちから、「待ってました!」の声が、バンバン飛びまくる。誰だって知ってる、御馴染の「千早ふる」だが、こんなにこのネタで笑ったのも、久しぶり…というか、初めてかもしれない。それくらい素晴らしかった。明日は市馬師匠か…。「文七」のあとに懐メロ大会…冷静に考えれば、凄い構成の会だなあ(笑)
2006年06月29日
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テレビの時代劇で、「悪代官専門」と言っていいくらい、悪役として名演技を見せていた、俳優の川合伸旺氏が亡くなった。タイトルにしてる台詞、もうお馴染みのやり取りだが、このやり取りは、小さい時に、この川合氏の台詞回しで覚えたような気がする。昔ながらの、誰が見たって「善人」ではないだろうという顔で、いつも憎々しい台詞で、時代劇を素晴らしくした功績は、とても大きいと思う。普段の姿をテレビで見たことも何度かあるが、とても優しい温厚そうな人で、ファンでもないのに、何かそれを観てて妙に嬉しくなったのも、記憶に残っている。それにしても、こういう大事な俳優さんが亡くなるのは本当に痛手だと思う。「惜しい」というカンタンな言葉で済まされないくらい、この損失は大きい。川合氏のご冥福を、心よりお祈りいたします。
2006年06月26日
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少し前に、2回連続でニッポン放送「ラジオビバリー昼ズ」のことを書いた。あれから少し時間が経ったが、まだ高田センセイは番組に復帰していない。妙なモンで、緘口令が敷かれっぱなしで、事実が不明で腹が立つ気持ちとともに、無性に高田センセイの喋りが恋しくなってきた。今、代打で春風亭昇太や乾貴美子、テイク2の東貴博なんかがパーソナリティーやっているが、すご~く面白くなくて、非常に消化不良な感じが残る毎日だ。その、つまらない原因の1つは、OPトークで時事ネタが全然無いからだと思う。ハッキリ言やあ、出演者の近況(昨日は何してた)とかはトークの中味では「刺身のツマ」であると思う。やはりラジオは生が原則なんだし、トークのメインは「時事ネタ」でないと、つまらない。高田センセイは、確かに自画自賛の部分が結構あって、やや鼻につく部分もあったけど、OPの時事ネタは、毎日冴えてて、やっぱり面白かったと思う。下手なブログじゃないんだから(他人のこと言える立場じゃないが)、夕べは何してたとか、こんな仕事したとかは、ラジオの前のリスナーにとっちゃ、正直、どうでもいい情報。まだ、映画を見たとか、夕べこんなテレビやってた、とか、そういう話題なら、それなりに話も広がるが…。それでも、今の放送じゃあね~。マイクの前で、ただ単に笑ってるだけだもん。聴取者、完全に置いてけぼりだし。大黒柱が長期休養ならば、普段以上に気合を入れた企画を考えるとか、ヘビーリスナーでも納得できるような人をパーソナリティーに呼んでくるとかしないと、ホントに取り返しのつかない事態になっちゃうと思う。
2006年06月21日
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話が前後するのだが、土曜日に有休を取って、半蔵門は国立演芸場の「第1回ワザオギ落語会」に行ってきた。客席のあちこちに、知り合いの顔が多くあって、挨拶をするのも大変だった(笑)。この落語会はDVDに収められるもので、出演した5人の噺家さんも、各々自分の代表的なネタをかけていた。桃月庵白酒、昔昔亭桃太郎、柳亭市馬、柳家喬太郎、トリは新作落語の巨匠、三遊亭円丈師匠。出演は以上の5人。なかなかの顔ぶれだったので、思わず有休を取ってかけつけた、ということ(笑)。勿論5人とも、素晴らしい高座で、非常に見応え満点の会だった。特にトリの円丈師匠のネタは良かった。ただ…個人的に、1つだけショックなことがあった。中入りのとき、市馬師匠に挨拶すべく、楽屋を訪ねたときのこと。桃太郎師匠にも挨拶し、知り合いと2人で正座してジッと黙っていた。そもそも楽屋は、芸人さんがリラックスしたり、出番前にテンションを高めたりする、とても神聖な場所。そこに、いくら知り合いとはいえ、客なのに、楽屋に行くという行為自体が、相当図々しい行為で、どうも…、と毎回思うのだが、「黙って帰るのも失礼だし…」とか、色々と考えてしまって、楽屋に行くと、私は緊張してしまい、完全に無口になってしまう(苦笑)。で、私がジッとしていたら、桃太郎師匠のお内儀さんが横にいらして、私の顔を見て…「どちらの前座さんですか?」。その場は市馬師匠が「違いますよ」とフォローして下さったが、楽屋から出て客席に戻る途中、一緒に行った知り合いは大ウケで、「やっぱり、あ~たは芸人の顔してるんだよ」なんて言ってたが…。自分の中では、正直、喜ばしいことではなかった(苦笑)。
2006年06月20日
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今日は夜勤だったので、今朝はゆっくりと、テレビを見ながら朝飯を取っていた。日曜日の朝は、我が家はTBSを見るのだが、やっぱり話題はWCと秋田の事件と、シンドラーのエレベーター。その中で、今日は特に、日本人の今回のワールドカップに対する騒ぎ方を分析(オーバーな言い方!)したいと思う。しかしまあ…前回のコラムと相反する書き方になっちゃうかもしれないが、このWCの騒ぎ方は、正直、異常だと思う。裏を返せば、日本国民は、やはり「何か1つの大きなイベントに対して、挙国一致で盛り上がる」のが昔から好きなんだろう。その気持ちはよくわかるけども、マスコミの報道は非常に偏向していて、正しい報道は殆ど無かったのではないか?前回のオーストラリア戦のとき、直前の報道では、まるで「日本の実力が断然上」で、「まぐれで優勝出切るかも」なんて言ってたんだから、呆れてしまう。そうやって国民を煽ると、選手陣に過度なプレッシャーをかけるだけで、いいことはないと思う。あげく、前回のオーストラリア戦では、先制点を入れたものの、残り僅かで3点入れられて、国民ガッカリ…ということになったんじゃなかろうか?誰か大臣が、「過剰期待・過剰落胆」とか言っていたが、これは的を射た表現だと思ったし。今度のマスコミの煽り方は、殆ど「大本営発表」と同じ。ウソの試合結果が伝わってこないだけで、あとは大差がないような気がする。あと、今朝の「サンデーモーニング」で、写真家の浅井慎平氏が巧いことを言っていた。「日本人は本当の事を知りたくないんですよね」と。「これ」なのだ。日本のサッカーの実力が、世界と比べてまだまだだ、とみんな心では解ってはいるのだが、それを認めたくないだけなのだ。日本のサッカーが、世界のレベルにまでやっと到達し、ワールドカップに出られるようになった、という「それだけ」で満足したくないんだと思う。だから、その反動で、この大騒ぎなんだろう。気持ちは判るが、もう少し事実を受け止めて、冷静に応援なり、分析なりをするべきだと思う。
2006年06月18日
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書く事が無い。色々なブログを見てみると、日常生活の中のことを巧く切り取って書いてる人が多くて、本当に感心することが多い。ああいう文を書ける人が羨ましい。さて、只今、サッカー・ワールドカップ・日本対オーストラリア戦をやっている。まるでスポーツ全般に興味の無い私だが、こればかりは観ておかないと…という気になる。部屋には今、軍艦マーチが流れている(笑)。こういう曲をかけると、より日本軍を応援する気持ちが高まってくるような気がする。そういえば、お隣の国の一部のサポーターは、ガーナとの親善試合の際、国歌斉唱のとき騒いだらしいね。あの民度の低い国は、こういう試合には出さない方がいいのでは?日本の領土(某○島)を自分のトコだって言い張る、チンピラ国家なんだから。よその国を貶してもしょうがない。日本軍の健闘を祈る。
2006年06月12日
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今週来週は、ラジオは聴取率週間だから、どこの局もスペシャルウイークとして、いろいろやってる。しかしながら…大黒柱のいない「ビバリー昼ズ」は、正直書くのも、少し気が引けるが、壮絶につまらない。いきなり、番組に縁の薄い俳優さんを呼んできて、それでもって、いきなりパーソナリティやれって言って、番組がうまくいくはずがない。木曜日のうえやなぎアナウンサー&清水ミチコの日は最高に面白く、絶妙な掛け合いが味わえるからいいが、他の日は…目も(耳か?)当てられない、凄惨な放送だと、思わずにはいられなかった。それにしたってだ!ニッポン放送サイドも、高田先生サイドも、何故にここまで緘口令を敷くのだろうか?病気だろうが、喧嘩だろうが、理由は何でもいいけど、正直に、長期に渡って休んでいる説明してもらわないと、どうにもこうにも、釈然としない。初めのうちは心配していたって、ここまで何もないと、だんだん腹が立ってくる。如何なる状況でも、「黙っている」ということは、良い面もあるにはあるが、私は良くない点の方が多いと思う。まして、公共の放送なんだからさ…長期にわたって休むんなら、それなりに報告がないと、聴取者が蔑ろにされてる気がする。「おしゃべりな人は嫌われて、寡黙な人は好かれる」のは分かる気もするが、私は寡黙な男はバカだから喋れないと決め付けている。こういうことズケズケ書いちゃうから、また周りから嫌われるのだろう…。話が毎度毎度逸れるが、私としては、早いとこ高田先生に番組に戻ってきてもらいたい。早く、いつもの面白い番組やってほしい。だからこそ厳しい事も言いたくなるってもんだ。
2006年06月08日
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ま~た、3日も間が空いてしまった…。毎日書きたいと思っていても、残業したり、いい文章が浮かんでこなかったりして、ついつい、なまけちゃう。さて、今日の話題。もう、高田文夫センセイが、ニッポン放送の長寿番組「ラジオビバリー昼ズ」を休んで、1ヶ月以上になる。キチンとした、休みの理由は、未だにリスナーには一切、知らされていない。4月中席の新宿末広亭に出た話は、ここでも書いたのだが、その10日間の出演を終えた直後から、今日までラジオを休みっぱなしというのは、どう考えても、おかしい。ピンチヒッターを務めてる春風亭昇太、乾貴美子、東貴博、清水ミチコ、松村邦洋といった面々も、番組の冒頭で「今日も高田先生は体調不良でお休みです」と、適当に(心なく)言ってるだけ。一体、何があったのだろうか?高田先生の中では、「大病を患った」ということは、公共の電波で言うべきことではない、という東京人特有の考え方があるのかもしれない。しかしながら、自分の名がついた番組を、ここまで長期に渡って休むのであれば、キチンとした理由を、番組側もニッポン放送も、聴取者に向かって、全て正直に言うべきではないだろうか、と思う。隠せば隠すほど、訳の分からない憶測も飛ぶし、長い間、毎日聴いている(私のような)リスナーだって、だんだん離れていくだけではないだろうか?確かに、休む直前の放送は、誰が聴いてもおかしかった。遅刻してきて、それまで番組を繋いでくれていたテリー伊藤氏に悪態ついて、愚痴めいたことばかり言っていたと思う。「TBSからスカウトが…」云々みたいなことも、確か言っていたような気がする。精神的に病んでしまったのか?あるいは本当に大病を患ったのか??はたまたニッポン放送と喧嘩でもしたか???考えられるのはこの3つくらいだが、真相が今もって全く不明だから、なんとも言いようがない。番組のメインパーソナリティが、この先、ホントに番組に帰ってくるのか判らないが、もしこれで、戻らずにそのまま番組終了、なんてことになったら、あまりに悲しい。とにかく、キチンとした休みの理由を聴取者に説明すべきだと思う。隠せば隠すほど、事態は悪化するだけ。今は、それしか言えない。
2006年06月06日
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今日たまたま、夜フジテレビを回したら、クレージーやピーナッツなんかの名場面集をやっていた。神様・植木等御大もインタビューで出ておられたし、スタジオには谷啓御大がいた。いわゆる「クレージーキャッツ・伝説のエピソード」と言うのは、ファンにはお馴染みのものばかりだったが、かなり貴重な話もあった。VTRも昭和41年正月の「かくし芸大会」のキレイなVTRなんかも映ってて、ビデオに録り損ねたのを、今になって後悔している(笑)。その番組、後半は大したことなかったので、NHKのBSに回したら、「週間お宝TV」というのをやってて、フォークシンガーの小室等が「ジェスチャー」について熱く語っていた。回顧(懐古でも可)趣味人間の私にしたら、非常に贅沢なラインナップですごく嬉しかったが、その反面、一抹の不安も感じた。「こんなに過去を振り返ってばかりでいいのか?」と…。それだけ、今のテレビ番組がどうしようもなく酷いものばかり、ということの表れでもあるが、ここまで懐古趣味が激しくなると、どうだろうか…?そういう番組を続けてみたので、私もコレクションの中から、「クレージーキャッツ・メモリアル」という4本組のビデオを引っ張り出して、久々にノーカットの「シャボン玉ホリデー」を2本見た。結論。今のテレビはつまらない。昔のテレビは面白い。ごく当たり前の感想だが、やっぱし、こう思わざるを得ない、と思う。私はやみくもに「昔の文化」を持ち上げて礼賛するのはあまり好きじゃないが、改めて真剣に見ると、違いが一発で判る。「シャボン玉」は30分の番組。それなのに内容の濃いの何の!その前に見た「ジェスチャー」だって、内容は、死ぬほど単純だけども(笑)、中味は非常にシンプルなのに、濃い。「シャボン玉」は実質26分くらいで、歌あり、コントあり、「およびでない」あり。とても力が入った作りの番組だって、すぐ判る。どうして、こういうノウハウが、今のテレビマンに全く伝わっていないんだろう。どこの局を回しても、食い物番組か、健康番組か、セコなドラマしかない、という状況。全くもって、ゴールデンの番組は見る気がしない。深夜で「面白い!」という番組があっても、いい時間に変えられると、とたんに内容が薄くなって終了、というパターンも多々あるしね。もっと、真の意味での「バラエティ番組」が観たい。「シャボン玉ホリデー」や「今夜は最高」のような…。でも、そういう垢抜けたバラエティーに出られるようなコメディアンやボードヴィリアン(この言葉好き)が、今、皆無だもんね。野暮な田舎もんの芸(及び芸人)で、日本のテレビ・お笑い界を「汚染」した、吉本興業の罪は大きい。ジャニーズ事務所の罪も、かなり大きいと思うけど。垢抜けたお笑いが出来そうな人って、いったい、今、誰がいるだろう。タモリ・団しん也・小松政夫・井上順・三宅裕司・小堺一機…くらいしか思い浮かばない…。それだけ、若くて、良い芸のあるコメディアンがいないと言う事か。こうして私は、また懐古趣味に走ってゆくのだろう。我ながら、ホント~~~に、困ったもんだ。
2006年06月02日
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私は、歌謡曲マニアで、落語マニアで、昔の邦画のマニアと、「3つの顔」がある。まあ、早い話が「オタク」というやつなのだが(苦笑)、もう1つマニアなのが「怪獣」。これは以前、伊福部昭先生の訃報の時に書いたが、幼稚園のときに「モスラ対ゴジラ」を観てから、今の今まで、ほとんどの怪獣(特撮)映画を観ている。まあ、「駅前シリーズ」や「クレージーもの」と同じで、特撮ものも、作品の出来不出来は多々ある。その中で、最高峰に君臨してると(私が思う)怪獣ものは、今回取り上げる「空の大怪獣ラドン」。昭和31年、東宝特撮初の総天然色映画として公開された不滅の傑作だと思う。制作費2億円だからね、この映画。50年前の2億だから、今の額だと40億円くらいかけて作られた超大作映画!ってことになる。この作品、何が凄いって、当時は当たり前のことだったのかもしれないが、全くと言っていいほど、子供を視野に入れて作られていない。それ故、前半の重苦しい、サスペンス&ホラー描写が素晴らしく、見事としか言いようが無い。画面全体も暗いシーンが多く、また「ワッ!」と思わず声をあげてしまいそうな、恐怖描写も多くあって、そこの構成も絶品だと思う。阿蘇山からラドンが出現してからは、美しい青空をバックに、自衛隊とラドンとの一大攻防戦が展開され、これまた飽きさせる事の無い展開が続いていく。マニアの見方(笑)としては、昭和31年当時の福岡の街並のミニチュアが、素晴らしく精巧に作られていて、そこに思わず唸ってしまう。ただ、今のDVDで見ると、ピアノ線なんかが丸見えで、「当時の特撮は稚拙」だとバカにする人もいるかもしれない。しかし、この映画の特撮場面の迫力は、最近の特撮ものに遠く及ばない。CGに頼っていない分、生々しい迫力が強く伝わってくる。CGの画面は確かにキレイだが、何と言うか「生」の感じがしない。作られた匂いがしないとでも言うのだろうか。あんまり深く書くと、まだ見てない方の楽しみを奪ってしまうので控えるが、「怪獣ものなんて所詮ガキの観る映画だろ?」なんて、偏見を持ってる人は、まだまだ多くいるだろうと思う。そういう人にこそ、この映画は観てもらいたい。
2006年06月01日
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