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今年も残すところ、あと1時間少々。2012年は、本当に私にとっては忘れられない年になった。…「なってしまった」という方が適切かもしれないけども(苦笑)。体調不良で始まり、3月11日の晩に家で倒れて「自律神経失調症」で、仕方なしに5月末で仕事を辞め、12年間世話になった会社も7月末で退職。今年の初夏~11月まで、遊び呆けて過ごした。…人生初になる(精神の病気による、仕方なしの)長期休暇(苦笑)。こんなに気楽に生きたのは、赤ちゃん時代以来。しかし結局、今までやってた仕事しかできないと遅まきながら気づき(苦笑)、11月半ばに別の会社に「契約社員」として入れていただき、1月7日から働くことになった。…上手くいくかどうか、今から不安で仕方ない。とにもかくにも、激動の一年だった、私にゃ。良かったことは…このブログを開始以来初めて、頻繁に更新しまくったことだろうか(笑)。てなわけで、来年は月3ぐらいの更新に逆戻りすることになってしまうと思うので、この場で先にお詫びさせて頂きます…。本年も当ブログをご覧頂き、有難うございました。来るべき2013年、平成25年も、当ブログを何卒宜しくお願い致します。
2012年12月31日
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毎年この時期になると、今年亡くなった方々を振り返る企画が、ワイドショーなどで放送される。 それにしても、今年ほど、多くの方々とお別れした年はないような気がする。…この書き出し、去年と全く同じ。自分が歳をとったからなのか、「死ぬ訳がない」と本気で思っていたような方が、ここ数年でバタバタ天国に逝ってしまった気がしてならない。お亡くなりになった方に哀悼の意を込めて。中村勘三郎(12月5日没・享年57)中村雀右衛門(2月23日没・享年91)とにかく、歌舞伎界にとっては「最悪の事態」が年末に起きてしまった。あれだけの才能を持った役者は、向こうしばらく絶対出ない!本寸法の江戸言葉、華のある芸風、明るいキャラ…思い返しても「もったいないな…」という言葉しか出てこない。2月に亡くなった京屋さんは、映画スターだった時代の芸名「大谷友右衛門」の方が、思い出す人も多いかもしれない。こちらは大往生だが…中村屋はね…ホント辛い。山田五十鈴(7月9日没・享年95)淡島千景(2月16日没・享年87)森光子(11月10日没・享年92)津島恵子(8月1日没・享年86)三崎千恵子(2月13日没・享年90)馬渕晴子(10月3日没・享年75)ここ数年、色々な女優さんが亡くなったとしても「あの人が死んでも、まだ誰々がいるじゃない!」と言っていたが、その「誰々」が、全員まとめてあの世に旅立っていってしまったという気がする。女優で最長老って、今は誰だ…?敬称略で…風見章子…その下は…淡路恵子!?そんな若くなっちゃったのかな??春日野八千代(8月29日没・享年96)生涯、宝塚に捧げた一生であった。大正4年生まれ、死んだ私の母方のおじいちゃんと同い年(汗)。文句なしの大往生!本当にお疲れさまでした。二谷英明(1月7日没・享年81)大滝秀治(10月2日没・享年87)地井武男(6月29日没・享年70)俳優さんも沢山亡くなった。二谷さんと大滝さんは、まあ大往生に近いような感じもするが、問題はチイチイである。あれだけ毎日散歩してて、どうしてこんなことになってしまったのか…今でも判らない。「ゆうゆう散歩」は、最近何とか形になってきた感じもするが…加山雄三にチイチイと同じ味は、どうやってみても出せないやね(苦笑)。桜井センリ(11月11日没・享年86)小野ヤスシ(6月28日没・享年72)金子哲雄(10月2日没・享年41)続いてはバラエティーの方々。クレージーキャッツは、ついに一人になり…。ドンキーカルテットは、半分になってしまい…。時代の流れを感じずにはいられない。「ホンマでっか!?TV」で、独特のキャラで人気だった、金子さんの突然の訃報も驚いた。お亡くなりになったあと判明した、自分の最期を見事に準備した「終活」の凄さに、金子さんの真の強さを再認識させられた。芦野宏(2月4日没・享年87)青葉笙子(2月28日没・享年94)尾崎紀世彦(5月31日没・享年69)桑名正博(10月26日没・享年59)青葉先生は、歳も歳だから仕方がないと思う。昭和歌謡ファンとしては、こんなに残念な訃報もなかったけれど。あとはねえ…宮史郎さんも含め、まさか死ぬとは思わないような人が、あの世に逝ってしまった。古今亭圓菊(10月13日没・享年83)玉川スミ(9月25日没・享年92)小沢昭一(12月10日没・享年83)演芸界では…小沢昭一先生を、こちらのジャンルに入れていいのか迷ったが(笑)、役者としてより「大衆芸能&演芸研究家」の側面が強かったので。玉川スミ先生は、生で見ることは叶わなかったが、あとのご両人は、生の高座を多く見られた。本当に、私の血肉になり財産になっている。他にも、藤本義一・内藤武敏・伊藤エミ・浜田幸一・横森良造・三宅久之・安岡力也…。テレビで当たり前に見ていた人を、本当に数多く失ってしまった。こうして日本の文化はどんどん衰退し、白痴化していくような気がする…。皆さんのご冥福を、改めてお祈り申し上げます。
2012年12月30日
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落語&昭和流行歌ファンの皆さま、またまた吉例の超豪華イベントがやって参りました!林家たけ平・桂夏丸・神田真紅のお3方が織り成す、落語・講談・昭和歌謡の3本立!「歌で綴る昭和の時代」第4弾!ミュージック・テイト西新宿店内におきまして、来年1月10日(木)に開催されます。開場は19時・開演19時半でございます!第2部の「新春・なつかしの歌声」の構成・司会はこの私が務めさせていただきます!どうぞ宜しく。「落語&流行歌=柳亭市馬」なんという公式は、もはや風前の灯!霧の彼方に消え行くのみ!落語ファンの皆さま、これからはですね、上記の公式は「=たけ平・夏丸・真紅」とお覚え下さい!皆さまのご来場を、心よりお待ち申し上げます!↑フィナーレのイメージ図です(笑)
2012年12月23日
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今日は久々に「食」の話。ここ10年くらいだと思うのだが、関東近郊などに大型のショッピングモールが多数出来た。そういうショッピングモールには、買い物帰りに家族で気軽に寄れるようなフードコートがある。「屋根がある屋台村」の大きなヤツ…という感じでよいのだろうか?平たく言えば。意味は別にどうでもいいのだが(横文字弱いから)、私は正直、見栄っ張りで気障だから、今までずっと「ああいうとこ行くと、貧しい人みたいで嫌だな…ガキが多くて喧しそうだし」と思っていた。先日、家族揃って用事があって、JR京浜東北線の川崎駅と隣接している、大型ショッピングモール「ラゾーナ川崎」に出掛けた。よく広場で、アイドルとかが新曲のイベントとかをやっているので、芸能ニュースなんかで見たことがある人なんかもおられるかもしれない。用事が済んだあと、昼飯を…ということになって、親は何度も行ってたらしいのだが、私は初めてのフードコート。少し躊躇があったのだが、足を踏み入れて驚いた!回転寿司、ラーメン屋、讃岐うどん屋、天丼、洋食屋、富士宮やきそば、丼屋…。周囲の人が食べているのを横目で見たら、どれもが私の中で水準以上…というか、「安くない」物ばかり。いきなり、子供のごとくテンションが上がってしまい、私は内心思い切り興奮してしまった。もし、感情をあのとき表に出していたら、私は完全にイッちゃった人になってたと思う(笑)。ホントは、すべてを片っ端から食べたかったのだが、もう大人だから、湧き出る感情を押し殺し(苦笑)、10分近く悩んだ結果、讃岐うどん屋をチョイスした。揚げたての野菜かき揚げと、ぶっかけうどんに温玉が載ったやつを注文。計520円、安い!!それでもって、食べてみたのだが…。旨い!ホント旨い!実にどうも、バカウマ!今まで長い間、フードコートを蔑んで馬鹿にしていたこの私が、本当にいちばん馬鹿だった。通いたい……毎日でも通いたい……(涙)。今、これを書きながら、いろんなメニューが頭の中をグンルグンル回り続けている…(苦笑)。「目黒のさんま」の殿様の気持ちが、よく解る(笑)。今回は、内容がすごく情けないブログだが、とにかく美味かったんだから仕方がない!これから当面、大半の用事(買い物)は、もしかしたら川崎で済ますことになるかもしれない(爆笑)。
2012年12月17日
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1・自民党大勝!3年半振りに政権奪還本日12月16日は、「売国奴集団」民主党の命日ということになった。まずは一安心。民主党の息の根を、とにかく止めるべく(笑)、私も午前中に投票に行ってきた。私が見た限り、うちの近所は比較的人が来ていたと思うが、全体的な投票率は前回より下がったという。選挙に行かない人間に限って、普段はネット上で過激な論調を言ったりする人間が多い気もするが、私は自分の思想に揺るぎはないので、3年半前と同じように投票してきた。しかし自民党の大勝とはいっても、やはり自民党に政権は任せなきゃダメだ!というのではない。あまりに、民主党政権のこの3年半が非道すぎた、そして「第3極」と言われても、いろんな党が次々乱立してくっついて、何がなんだか判らない。その結果、消去法で自民党が選ばれた…ということを、自民の皆さんには自覚して頂きたい。3年半の間、諸外国に馬鹿にされてナメられて、マニフェストは一つも守れない(守らない)、こんなに日本人としての矜持のない政権はかつて無かったと思う。低脳かつ鬼畜。今の日本をメトロノームに例えたら、左側に思い切り針が振り切れ、錆び付いて動かない状況だと思う。その錆びは「民主党や社民党」であり「日教組」であり「南朝鮮を過剰に持ち上げるマスコミ」。何十年も経ったのち、例え「あの時代は間違っていた」と言われようとも、多少乱暴な手を使ってでも、その錆びを一つ残らず削ぎ落とし、針を一旦右側に大きく振り切って、それから中央に戻すべきではないかと思う。自民党新政権の暁には、経済立て直しが無論第一だが、憲法九条改正・自衛の為の国防軍の設立・竹島・尖閣への自衛隊(国防軍)の常駐・終戦の日の靖国公式参拝などを反発など無視して、どんどん行なって頂きたい。…たぶん無理だろうけど(笑)。個人的には出来れば「核ミサイルの保有」「朝鮮芸能文化統制令(早い話が韓流禁止令)」なども行なって欲しい。…これは、ますます無理だと思うけど(笑)。日本人が自国を愛する、自国を守るという当たり前のことに遅まきながらでも気づいたことを「右傾化で非常に危険な方向だ」とかホザく、左巻き&左寄りの「自称平和論者」も多いが、そういう奴らはハナから無視して、「正しく強い日本国」を今後は作っていって頂きたい。久々に大勝したからって「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、元の自民党に戻っちゃ駄目よ。友好国には優しく丁寧に、どこの国とは言わないが「恩を仇で返す反日国」には、常に研いだ出刃包丁を頚動脈に突きつけるような外交(どんなんだ?)を強く希望致します。話し合い出来ないんだから、反日国の連中は。口で言って分からない駄々っ子は、何度もぶん殴るしか言うこと聞かせる手はない。2・続ペニーオークション詐欺問題今朝のTBS「サンデージャポン」で、レギュラーの女医、西川史子先生が言っていたことが印象に残った。既に記事にもなっていたので、その一文を印象させて頂きます。以下太字はデイリースポーツより。西川は「ブログを使って商売をするなんて。顔も見たくない。芸能人ということで勘違いしている。詐欺じゃないですか」と関わったタレントを痛烈に批判した。共演のテリー伊藤も「ファンが一番大切。そのファンに金を使わすなんて」と厳しい目を向けた。これ以上の正論はない、というほどの正論である。この詐欺問題には、サンジャポメンバーの女性2人が加担していた。しかし、仲間を一切擁護することなく、見事に切り捨てた西川先生は、思っていたより人間がしっかりしていた(笑)。凄く失礼だけど…。テリー伊藤氏の言うとおりでもあって、自らのファンに金を使わせた上に欺いた訳だから、昨日も書いた通りで、やはり加担したタレント連中も厳罰に処すべきだなあ…と改めて感じた。
2012年12月16日
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…普段ヤフオクしかやらない、この私。この一報を聞いたときの、心の中の第一声は「…何、それ?」(笑)。いちばん最初なんか「紅オク」だと思ったんだから、本気で(苦笑)。いかに私が、横文字に弱いかが判るでしょ(笑)?今朝から、ワイドショーなんかで報道されていたからどういうもんかと思ったら…自分の言葉で書くより、新聞の記事を引用させてもらおう(笑)。そのほうが絶対解りやすいだろうし(苦笑)。入札するたびに手数料がかかるインターネット競売「ペニーオークション」サイトを使った詐欺事件で、「同サイトで商品を落札した」と虚偽の書き込みをしたタレントほしのあきさん(35)以外にも、複数の芸能人が別のサイト名を挙げて同様の書き込みをしていたことが分かった。消費者には広告とは分からない「ステルスマーケティング」と呼ばれる手法で、京都、大阪両府警もこうした実態を把握している。(中略) 消費者庁によると、事業者などが口コミサイトに広告として虚偽の記載をし利用者に誤解を与えた場合、景品表示法違反になる恐れがある。違反した場合、措置命令が出され、従わないと2年以下の懲役または300万円以下の罰金などが科される。ペニーオークションに関する芸能人の虚偽の書き込みについて同庁は「事案ごとに判断するが、商品を格安で落札できるオークションとしてPRしていたとすれば、不当表示に当たる可能性がある」としている。(毎日新聞より)…な~るほど。運営者が複数のタレントに金を払い、安く商品を落札したとブログに書かせた、しかし一般の人が落札しようとしても、落札できない仕組みにしておいて、入札の手数料を詐取したと。「ステマ」っつう言葉は、詳しくは知らないけども、これは…れっきとした詐欺行為だろう。タレント連中も、金に目がくらんで(by金色夜叉)、軽い気持ちで虚偽の書き込みをしちゃったんだから、詐欺の片棒を、堂々と担いだことになるやね。そして、何より酷いと私が思うのは「テメエのファンや、ブログを好意的に見ている人たちを裏切った行為」だということだ。私は基本的には、芸能人のブログは見ない。…でも、何人かの落語家のは覗くけど(笑)。とは言っても親しい友人限定で、真剣に読むのは…我が後輩の三遊亭司、我が親友の林家たけ平さん、あと桂夏丸さん、柳亭市楽さん、あとはTwitterだが春風亭朝也さん…くらいかな?あと、たまに立川流のお師匠さん方のも見るな…って、結構見てるな、こりゃ(苦笑)。失礼しました。また話が逸れたが、芸能人のブログを定期的に見たり、コメントを書いてくれる人というのは、その芸能人にとっては「自分を応援してくれる大切な方々」と思う。その人たちを心底裏切った行為にならないだろうか、今回の、この一件は。この大嘘を書いた芸能人たちは、これからどんなにブログにホントのことを書いたとしても、もう穿った見方を永遠にされ続けると思う。「オオカミ少年」の実写版みたいなもんだ。私は…当たり前と言やあ当たり前だが、基本的に他愛もないことでもいいから、ブログには真実しか書いちゃいけないと思う。ホント当たり前だけど。詐欺行為なぞ論外だが、例えば「こう書いたほうがネタとして面白い」と思って、ありもしない虚偽の事実をブログに書くというのも、言語道断の行為ではないだろうか?「活字の力」って想像以上に怖いもんで、知ってる人が見れば「嘘だよ、これ」ってことでも、知らない人が読んだら、まず事実だと受け取ってしまうだろうし。私がたまに書く、過激な論調は「ウソ」や「ネタ」は一切ない。全部本音。家元の教えを忠実に守る私(笑)。下手すれば、いじめや誹謗中傷にも発展しかねない訳だから、ブログを書く人間は(私も含めて)これを肝に銘じておかなきゃならないだろう…。そういうことを、改めて考えさせられた事件だった。虚偽の事実を書いた芸能人は、キツイこと言うようだが、今後のために厳罰に処した方がいいような気がする。
2012年12月14日
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04年5月2日、私は懐メロ仲間の友人と連れ立って、代々木上原の古賀政男博物館に出掛けた。その日は田端義夫のトークショーで、我々グループは全員ファンだから、ウキウキしながら見に行った(笑)。その帰り道、皆で代々木上原の駅に向かう途中、後ろから歩いてきた御婦人に、突然声をかけられた。私は「絶対新興宗教の勧誘だ!」と信じて疑わず(笑)、最初は無視していたのだが、よくよく話を聞いてみると、その方は懐メロファンで、春日八郎を偲ぶ会の方。たまたま田端義夫を見に行ったらば、客席で若い連中がキャッキャキャッキャ言っていたので、「何なんだ?」と思って、声をかけたという。その女性が、今でも私と交流のあるHさん。この方に、あのとき声をかけられたことが、今になって思うと、家元と仲良くなれたきっかけであった。私は、そのHさんにさんざん「偲ぶ会に入らないか?」と誘われ続けていたのだが、私は頑なに断り続けた。「そういうグループでは、絶対人間関係のトラブルが起きる」ということをまず考えたし、「自分が長の懐メログループを作りたい」という図々しい野望(?)を持ち続けていたからだ。今となっては、それは正解だったと思う。閑話休題。そのHさんにその年の10月、春日八郎を偲ぶ歌謡大会(生バンド演奏で、春日八郎御大の歌をファンが歌いまくるイベント)に誘われた帰り、友人と初めて寄らせてもらったのが、中野坂上の「艶歌」。秋雨が降る中、「艶歌」に向かうタクシーの中で、私は友人たちとガチガチに緊張していた。この店のマスターだった、Y・Sさん。我々、懐メロマニアの間では知らぬ者はない有名人で、SP盤のコレクターとしても勿論のこと、懐メロ番組で画面に映る歌詞カードなどの様々な「資料提供協力」に、必ずその名が出るほどの方だった。 テレビ東京の看板番組だった「昭和歌謡大全集」の第11弾で、「懐メロが歌える店」の代表として紹介されたこともあって、我々の間でも一度でいいから行ってみたい!という気持ちがあった店。 しかし、我々にとって、頭に思い描くマスターの印象は「とにかく怖い人!」 これは理由があり、私たちが行く数年前、私と同い年の埼玉県出身の懐メロマニアが、アポなしにここに行き、そこで横柄な態度を取って、マスターが大激怒して出入り禁止になったという話が広まってて、全員怖がって行けなかったのだ。 そんな訳で、初めて行ったときゃ、紹介があったとは言いながら、とにかく緊張して、流行歌の話なんか全く出来ない。黙ってお茶飲むだけ(笑)。 しかし、マスターは優しく穏やかに、我々の緊張を解して下さった。貴重な資料を見せて下さったり、珍しいSP盤の音源などを聴かせて下さったり…と至れり尽くせりの対応をして下さったのだ。そのときに私は「こちらが談志師匠の行きつけだということは存じております、家元の大ファンなんで」と話した。そしたらマスターが「じゃあ近いうちに談志さんが来たら、君にすぐ連絡するようにしよう」と仰って、Hさんにその旨を伝えてくださった。それから数ヶ月後の05年8月、Hさんから電話があり、「家元が明日お店に来るよ」と連絡があった…。
2012年12月12日
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あまりに大きなショックで、本来だったら夕べに書かなきゃいけなかったんだろうが、追悼文を書く気持ちにならなかった…。真の「藝人」、真の「役者」、日本の様々な芸能を深く探求・研究し、また戦前~戦後の昭和の歌の魅力を、山ほど後世に伝えてくださった大功労者、小沢昭一先生が、83歳で天に召されてしまった。ここ2年ほど、昭和の芸能・文化を愛好する私たちにとって、あまりに辛く大きな訃報が続いている。森繁久彌・玉置宏・藤田まこと・谷啓・小林桂樹・池内淳子・池部良・中村富十郎・坂上二郎・原田芳雄・前田武彦・二葉あき子・中村芝翫・白山雅一…そして、立川談志。今年に入っても、二谷英明・淡島千景・青葉笙子・芦野宏・三崎千恵子・尾崎紀世彦・小野ヤスシ・地井武男・山田五十鈴・大滝秀治・馬渕晴子・藤本義一・古今亭圓菊・玉川スミ…。そして森光子・中村勘三郎に続いての大きな訃報に、「日本の芸能文化の衰退」を強く感じ、また「本当に現世が面白くなくなった…」という気持ちで一杯だ。昨晩、我がグループの名誉会長、Yさんから電話。Yさんは早稲田卒。尊敬する大学の先輩の一人が、小沢先生。尊敬できない先輩は、野末陳平・青島幸男・大橋巨泉・永六輔の4人らしい。まあ理解は出来るやね(笑)。で、Yさん曰く「この世が本当につまらなくなった……正直、あの世に呼ばれたほうがマシだ」と、かなりのショックを受けていた。そりゃそうだろう。私たち世代が、どんなに熱く戦前~戦中~戦後の歌を熱く語ったとしても、所詮「後付けの知識」。大量にSP盤をかき集めようが、流行っていたときの「空気感」は、どうあがいてみても判らない訳だし、どんなに戦前・戦中の文化に「惚れて」いたって、100%語ることは出来ないわけだから。小沢先生はリアルタイムで、その時代の空気と一緒に「流行歌」を語れる最後の「語り部」だった。戦前からの歌を、その時代の匂いと一緒に歌うことができる人だった。歌唱力なぞ関係ない。今の演歌歌手に、バカみたいにコブシを回して(特に東京・赤坂にある某神社と同じ苗字のバカが酷い)歌われるより、小沢先生の方が、1兆倍素晴らしかった。昭和の歌に対して、強い愛が感じられた。私たちは、そういう先輩たちから話を聞くのが本当に勉強になり、それは血肉になり、財産になった。…私は3度ほど、生で高座を見ている。新宿末廣亭の高座で一度、横浜にぎわい座で2度。末廣亭は05年6月23日、小三治師匠が主任のときのヒザ前で、とにかく「末廣亭が壊れる」と冗談抜きで思ったほど(笑)超満員の入りだったのを、今でもよく覚えている。にぎわい座は、「立川談志・春野百合子二人会」でのゲスト、もう一度は「柳亭市馬独演会」のゲストで、3回とも、当たり前だが「随談」であった。市馬師匠のゲストで来たときが凄くて、40分ほどノンストップで語りまくり、最後にハーモニカで「赤いくつ」を演奏して終わりという構成だった。開口一番のセリフ、今でも覚えているが、これが凄い。「市馬さんの会にお招き頂きまして…どうして今日喜んで伺ったかと申しますと、市馬さんも藤山一郎が好きだと言うことで…(笑)」「懐メロの力、恐るべし!」と本気で思ったのをこれまた、よく覚えている(笑)。あと1度、例の中野坂上「艶歌」で、NHK番組収録で家元と一緒にいらっしゃったとき、お帰りになる寸前に殆ど会釈程度だが、挨拶させて頂いたことがあった。あのとき、もうちょっと早く行けてれば、小沢先生と話せたんだよなあ…私ゃ仕事を恨む、生涯(苦笑)。とにかく、芸能に対してあれだけの情熱を持った方を私は他に知らない。本当に日本の芸能・文化にとって大きすぎる損失である。だから訃報は、本来は中村屋と同格で扱われなければならないのに…マスコミの無知識に、本当に強い憤りを感じる。怒ってもしょうがないけど。小沢昭一先生のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。昭和の流行歌は、後付け知識ですけど、我々の仲間とたけ平さんとで、これから伝えていきますので…。
2012年12月11日
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昨日からの、報道番組などで伝えられる訃報の扱いの大きさに、改めて失った人の大きさを感じている。「来年の4月、新しい歌舞伎座の柿落としの看板に、勘三郎さんの名前がないなんて、誰が思いますか!」歌舞伎評論の喜熨斗勝さんが、昨日のお昼、テレ朝の「ワイド・スクランブル」で仰っていた言葉だ。これが、歌舞伎ファンのみならず、大半の日本人の本音ではないだろうか。私もそう思うんだから。京都・南座での六代目中村勘九郎襲名披露公演。昨日の勘九郎・七之助兄弟の口上は、歌舞伎史に残る名口上だったと思う。ホントに見事だった。そして、また、あれ以上に悲しい口上はないだろう。でも、あの素晴らしい口上を聴いても報道を見ても、「勘三郎丈が、この世にもういない」という現実を殆ど受け入れられることができない。これほど「死」と縁遠いイメージのある芸能人が死ぬなんて…あれだけ、明るく元気で若い人が、そう簡単に死ぬわけないじゃん!という風にしか報道を見ても受け取れない感じ。それほどまでに、あっけないというか…同じことを何度も言うことになるが「志半ばの無念の死」という気がしてならない。三津五郎丈・玉三郎丈・篠山紀信・大竹しのぶという方々が共通で言っていた「歌舞伎界・演劇界にとっての大きな損失」ということだけでなく、今後の歌舞伎の集客や新企画などを考える際に、大きすぎる痛手だと心底思ってしまう。噺家で例えれば、勘三郎丈は一人で「談志×志ん朝×小朝」くらいの人だったと思う。お世辞じゃなくて。本寸法の江戸言葉と、華のある芸風は志ん朝&小朝、破天荒な新企画で、重戦車のように周囲を引っ張る力は家元に似ていた。勘三郎丈の死は、落語界で言えば、談志・志ん朝・小朝の3人が、一度に亡くなってしまったほどの損失である。これからの歌舞伎界を、私なぞに偉そうに心配されたくはないと松竹は思うだろうけど(苦笑)、私が考えるには、今までは勘三郎丈が機関車で、他の役者さんは客車とか貨車だったと思う。他の役者さんが、ただ勘三郎丈にくっついていた、というのではない。勘三郎丈の発信するエネルギー・発想するアイデアがあまりにも凄かったため、失礼な言い方になると思うが「勘三郎丈の行動に引っ張られていかざるを得ない部分」が、多少あったんじゃないかと思うのだ。歌舞伎がこれからも、一般人や若い人たちにも認知され、発展していくには、花形役者から脇の人まで、一人一人が力は少なくとも、パンタグラフを立てて、連結しながらレールを進んで行くしかないだろう。その中央車両部分には、勘九郎・七之助兄弟がいて、その前後には玉三郎・三津五郎・福助・橋之助。併走する車両には海老蔵・菊之助・松緑あたり。その車両群をさらに引っ張る車両として、幸四郎・吉右衛門・團十郎・菊五郎といったお歴々がいれば、恐らくは、今後も大丈夫だろうと思う。キチンとした伝統芸能の部分と、新しい風をどんどんと取り入れて、常に現代を意識する部分との両立、相当に難しいんだろうと思うが、そういう勘三郎スピリッツを歌舞伎役者の皆さんには(もちろん健康に留意をして)継承していって頂きたい…。歌舞伎にさほど精通してない私が、ここで偉そうに書く話ではないのは百も承知だが…。それにしても、57歳は若い…。
2012年12月06日
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今朝8時前に起きて、テレビをつけて、画面を見ずにチンタラと着替えていた。…耳に入ってきたのは、中村勘三郎丈の声。「!!??」と思って画面を見て、右上のテロップが目に入った瞬間、愕然として、今起きたばかりなのに全身に力が入らなくなってしまった…。何週間か前から、体調が思わしくないということが週刊誌の見出しになったりしていたが、私はハナから嘘だと決めつけ「大丈夫、大丈夫!高田先生だって復活したんだから!酷えこと書くなぁ、週刊誌は!」と思っていた。それが、まさか本当だったとは…。歌舞伎に縁のない一般人にも、その魅力を山ほど伝え、愛嬌たっぷりの舞台を魅せてくれた名役者。歌舞伎の海外公演も大成功させ、テレビの時代劇でも、現代劇でも、バラエティでも商業演劇でも、その魅力を十二分に発揮し、歌舞伎を身近なものにさせてくれた大功労者の突然の死。享年57。歌舞伎役者として、まさにこれから。あまりに早く、突然過ぎる、無念の死だったと思う。来年の4月、木挽町の新しい歌舞伎座の柿落としで、中心に絶対にいなくてはならない人なのに、どうしてこういうことになってしまったのだろう…。今年2月20日、平成中村座での立川談志追悼公演が生で姿を見た唯一の機会、ということになった。高田先生・志らく師・談春師・生志師・談笑師を相手に、持ち前の明るさ・パワフルさで、あれだけの爆笑トークを繰り広げていた人が、今年中にこの世を去ってしまうと、一体誰が想像しただろうか。呼んだのかな…家元と森光子さんあたりが。いずれ、家元との思い出話に書こうと思ってた話だが、勘三郎丈のことが大好きだったというエピソードを、一つだけ生で伺ったことがある。有名な話だけど…。家元が、初めて勘三郎丈(当時は勘九郎)を練馬の家に呼んだときのことを「艶歌」で直で聞いた。談志 「俺は酔って、勘九郎に『高坏』踊らせたんだよ」私 「うわ!贅沢ですね、それは」談志 「スリッパで、下ぁ絨毯だったんだけどね」私 「意味ないでしょ、絨毯じゃ!タップなんですから」談志 「(笑)でもあいつは踊ったんだ、偉かったよ」この話、週刊現代の「談志百選」でも書いていたし、何より勘三郎丈当人が、2月に自ら話していた。「あれで家元に気に入ってもらえた」と…。そういえば、勘三郎丈が「紅白歌合戦」の司会をしたとき、家元は応援に駆けつけたもんなあ…。確か、あのときが三波春夫先生の最後の「紅白」になったんだっけか…。まだまだ、これからだというのに…神様も非情なことをするものだと心底思う。これだけ書いておいて言うのも何だが、ショックで言葉が見つからない。現代の歌舞伎界・演劇界・芸能界にとって、これ以上の損失はないと断言できる。本当に無念である。勘三郎丈のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2012年12月05日
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