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去年もこの時季に「茎わかめ」を書きましたが、福岡に移り住んだ今年も、やはりスーパーで茎わかめにお目にかかりました。普通に煮いてもいいのですけど、ふと思い立って、しょうゆ味の炊き込みごはんにしてみました。ふだんはお米を3合(6食分)炊くときに、水を1.2倍の670cc入れるのですが、そのうちの30~40ccをしょうゆに置き換え、茎わかめはまるで福神漬けのなた豆のように薄く切って、米を入れ水加減をした鍋一面に散らし、炊き上げました。炊きたてをさっくりと混ぜ、いただきました。ほんのりと磯の香りがしますが、わかめの軸の中はそれほど香りがあるわけでもないので、意外とあっさりしていました。しょうゆ味でも美味しかったですが、酒と塩だけの味付けにしてもよかったかもしれません。まだ売り場に出ていれば、次回はそうしてみます。茎わかめは薄く切ったので、とても軟らかく炊けました。米粒の大きさになじむ程度の、ちょうどいいアクセントですが、細かく切ったにんじんも入れて炊けば、彩りの点からも、いっそう楽しくなったのではないか、と思いました。海草(海藻)を炊き込むごはんは、ほかに、ひじきごはんがあります。または干しわかめをフライパンで弱火でから煎りし、細かくほぐしてふりかけにしても、磯の香りが楽しめます。今回は茎わかめなので、量の割には安い素材なのではないかと思うのですが(^_^;)。季節に合わせて出回る、旬の食材を使ったおリョオリをいただくのは、ぜいたくではないけど、心の栄養になりますね。
2009年02月27日
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先日、よく行く居酒屋に鯨があったので、注文しました。赤身のステーキ用?のを鉄板焼きにして、しょうゆベースのたれを絡めた「ゲイテキ」で、一口サイズに切って出てきました。鯨を食べるのは久しぶりでしたが、噛み切りにくい筋や、少々モロつく身など、昔ながらの懐かしい味でした。西欧などでは、鯨は数が減るから食ってはいかんの、賢い動物だから食ってはいかんのと、何かにつけて鯨食文化に食ってかかるようですが、牛だってきっと賢いですよ。小学校のころは時折、鯨カツが給食に出ました。就職してからも、東京の渋谷の鯨料理店で鯨カツを食べたりしましたが、家で鯨を食べた記憶があまりありません。関東煮きのコロや、酢みそで食べる皮くじら(さらしくじら)は、しばらく食卓に上っていたようでしたが、赤身は次第に高価になっていっていたのでしょうか。大阪の心斎橋や道頓堀などで、職場の同僚と「はりはり鍋」を食べたことがありますが、あれは水菜がメインのような気がしますし(^_^;)。そういえば、わたしは鯨の身を買ったことがありません。スーパーでたまに見かけますので、財布とも相談ですが、一度子たちにも食べさせてやろうかと思います。衣を付けてカツにして、“増量”してもいいのですが、ここはやはり正攻法で、テキでしょうか。筋を切るように一口大に切り、しょうがじょうゆにしばらく漬け、フライパンで「焼く」というより「軽く炒める」程度にし、漬けだれを少し煮詰めて掛けて、熱いうちにいただくと、美味でしょうなあ。
2009年02月19日
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「6日のあやめ」に倣えば「15日のチョコレート」。スーパーなどでは2割引き、半額などとして投げ売りされていますが、ことほどさようにバレンタインデーが国民行事として定着したことの証左なのでしょう。両刀遣いのわたしはチョコレートも大好物です。甘いのも苦いのも、ホワイトチョコレートも普通に褐色のものも、ピーナッツやアーモンドにコーティングしたものも、中がウエハースやパフのものも、洋酒入りのものも……何でも喜んでいただきます。通常は、砂糖、カカオバター、カカオマス(カカオ豆のきなこのようなもの)などを混ぜて固めたもので、カロリーが高く、カカオマスには昨今はやりのポリフェノールが多く含まれていて、栄養満点です。非常食としても重宝です。最近ではカカオが70%とか80%とかいう比率のものも出回っていますが、あまりカカオの比率が高いとモロモロした食感になってしまい、美味しい食品というより、栄養補給のための宇宙食みたいになってしまわないかと危惧します。小学生のころ、おじさんからクリスマスプレゼントに、B5判サイズぐらいの大きな1枚もののチョコレートをもらった思い出があります。何日もかけて、大事に食べました。学生時代には、すでにバレンタインチョコの風習が根付き始めていましたが、たいした思い出がありません(^_^;)。今の職場は男ばかりで、義理チョコさえありません(~o~!)。それでも大阪に帰ると、干しいちじくと洋酒入り生チョコをコーティングしたチョコの箱が、机の上にありました。
2009年02月17日
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福岡の太宰府天満宮の名物です。駅から続く参道の土産物店・専門店や、境内の茶屋で、焼きたてを食べることができますが、土産として持ち帰って食べることもできます。現在1つ105円の統一価格です。回転焼き(太鼓まんじゅう)より少し小ぶりの薄い円盤形で、中の小豆餡をもち米粉を溶いて焼いたような生地で挟んだ焼き菓子です。表面の真ん中に、天神さんゆかりの梅鉢形をしたくぼみが付けてあるのが特徴です。鯛焼きと同じく、型に挟んで焼いています。小麦粉ではなくもち粉を使い、きつね色に香ばしく焼ける前に焼き上げるので仕上がりは白っぽく、もちもちとして、独特の食感です。焼き餅でも回転焼きでもなく、あえて言うなら、湿らせたモナカを熱くしたような感じです。餡コは、あまり大量に入っていないからかもしれませんが、甘すぎることもなく、素朴なお菓子と言えるでしょう。わたしは参道で、焼きたてを食べたことしかありませんが、冷めてもオーブントースターで温めれば、風味が戻るでしょう。2月の初めに行ったとき、天満宮の境内、向かって右側の梅の木は、つぼみが膨らみ始めたばかりでした。これが京都からはるばる飛んできたという、かの有名な「飛梅」で、同名のさだまさしの歌にもちゃんと梅ケ枝餅は出てきます(彼女は1つ、ぼくは半分しか食べないのですが)。心字池(しんじいけ)に架かる橋を渡ったりして、歌の風景や実際の雰囲気に浸りながら、参拝記念にいただく梅ケ枝餅は、やはりその地でないと味わえない名物だと思いました。
2009年02月13日
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餅を焼いて食べるのは美味しいですが、網に乗せ、弱火でころころ返しながら焼くのは時間がかかります。茹でたり煮たりすると軟らかくなりますが、膨らまないのが難点といえば難点です。その点、電子レンジで加熱すると、焦げ目は付かないものの、短時間で軟らかくなって膨らませることができます。今回は、冷めて硬くなってしまわないうちに、やはり電子レンジで一緒に軟らかくしたスライスチーズと混ぜて、熱いうちに練り込んでしまおうという魂胆です。電子レンジにかけられる皿の中央に、スライスチーズ(「とろけない」ものでよい)を4つ折りにして置き、その上に小餅(切り餅)を1つ重ねます。その上から醤油を2、3滴垂らし、ふたをせず、様子を見ながら加熱します。ものすごく膨らみますので、一度に加熱する餅は1個にしましょう。充分に膨らむのが窓から見えたら、加熱をやめて取り出し、すぐに箸などで全体をぐっちゃぐっちゃに混ぜます。うまく行けば、皿にこびりつかずに、チーズ餅の完成!熱いうちに食べてみて、味が薄いようなら、少し醤油を付けてください。のりを用意して、混ぜ終わると同時に挟み込めば、チーズのり巻き餅。できあがりに桜えび(干しえび)を混ぜ込むと、えび入り餅になるかな?(まだ試していませんが)。チーズを使うのは、多少の油分で、皿にこびり付きにくくするためでもあります。1個食べて、物足りなければ、同じ皿で2個めを作ってください。手軽にできて腹持ちのいい軽食です。熱い日本茶が合うかもしれません。
2009年02月06日
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