全9件 (9件中 1-9件目)
1

長男が独立して以来、関東煮きを作る頻度は大幅に減ったものの、寒いこの時期は週に1度ほど、輪切りの大根を煮いて大根だきを作っています。たいてい平天やごぼ天などの練り製品(すりみ揚げ=揚げかまぼこ)と一緒に煮ていますが、練り物がちくわだった場合は、油分を補う意味でもひろうす(飛竜頭=ひりょうず)や厚揚げも加えます。今回は使い残しの細い新ごぼうも一緒に煮ようと思いました。せっかくなので、ちくわの穴にごぼうを埋め込みました。昨今は「ステルス値上げ」とかで、とみに穴が大きくなったと言われるちくわですが、さすがに細い新ごぼうでも3本は入りません。ところが、高知県の料理に、きゅうりを丸ごと1本ちくわに射込んだものがあります。これは、ちくわを煮て軟らかくしたところへきゅうりをぶち込むのだそうです。そこで、長さを半分にしたちくわと、同じ程度の長さに切ったごぼうを煮汁で沸騰させ、ちくわが膨張したすきに、両手に菜箸を持ってごぼうを3本入れてみました。ごぼう天ならぬ、ごぼうちくわの完成です! 味はまあ、ごぼう+ちくわで、だしとしょうゆと酒の風味のごく普通の煮物でした。ちなみに、輪切りの大根はごく薄く皮をむき、うすくちしょうゆ1:酒1:だし(水+粉末かつおだしの素)18の比率の煮汁で、一度沸騰させたあとは煮立たせない程度の火加減で5分煮て少し休ませ、また5分煮て…を3回ほど繰り返して、芯まで味をしみ込ませます。使い残した新ごぼうでしたが、楽しく食べることができました。
2024年02月25日
コメント(2)

久しぶりに揚げ物をしようと思いました。そう思って売り場を回ると、ちょうどさわらのあらが出ていました。よし、家に芽が出かかっているじゃがいもがあるから、これでフィッシュ&チップスを作ろうか。でもそれなら、鱈もほしいな。でも鱈は小さな切り身のパックしかない。よし、野菜をいろいろと揚げててんぷら盛り合わせで増量だ! …ということで、ついつい揚げる物の量が多くなりすぎてしまう、いつものパターンに陥ってしまったのでした(^_^;)。まずはじゃがいもを細く切ってじっくり揚げ、フレンチフライにします。次に食べやすい大きさにした鱈の身に小麦粉をまぶし、それをさらに水溶き小麦粉にくぐらせて揚げます。さわらのあらは、小麦粉をまぶしただけで揚げます。ここまででフィッシュ&チップスの完成です。今回はさらに、れんこん、エリンギ、金時にんじんのそれぞれ輪切りを揚げました。最後のにんじんは、水溶き小麦粉が少なくなって、薄衣というより素揚げに近くなってしまいました。薄味で食べようと、全体に塩を少し振っただけでいただきました。魚には一部マヨネーズも付けましたが、塩だけの素材の味を味わうほうが、油自体の甘みを感じることができて美味しかったです。本場のアイルランドや英国では、揚げた魚にモルトビネガーを掛けますが、他の酢で代用するぐらいなら酸味はなくていいかと思い、塩だけにしました。そういえば前回のフィッシュ&チップスのときも、野菜てんぷらとの盛り合わせになってしまったようでしたが…。
2024年02月24日
コメント(0)

春を感じるメニューや食材は人それぞれだと思いますが、葉がしっかり巻かれた冬場のキャベツに比べて、葉が柔らかくて巻きの緩い新キャベツ(春キャベツ)は、わたしにはいかにも春の食材といった感じがします。この時期は両方のキャベツが売り場に並ぶので、用途に応じて買うということになるのでしょうが、先日はキャベツを買おうとしていたわたしが今シーズン初めて春キャベツを見つけたので、そちらを1玉買いました。そして外葉をまず使いました。マッシュドポテトにキャベツ(と青ねぎ)を混ぜ込んだ「コルキャノン」というアイルランド料理があります。もちろん、家にじゃがいもが「あれば」ですが、これがわたしの頭にいつも浮かぶメニューです。今回は幸い、家に芽を出しかけているじゃがいもがありましたので(いま出回っている北海道産のじゃがいもは、昨夏の気候のせいで芽が出やすいそうです)、コルキャノンを作ることにしました。これは、マヨネーズを使ったポテトサラダではありません。皮をむいたじゃがいもを横に輪切りにして茹でます。茹で終える直前に刻んだキャベツ(今回は外葉)を加え、さっと火を通して、すぐにざるに取ります。ボウルに移してじゃがいもをつぶしたら、塩と牛乳を加えて滑らかにします。こしょうを加えてもかまいません。これが写真の状態ですが、食べる時にはこの上にバターを乗せ、電子レンジで加熱してバターを溶かしながら混ぜて食べるのです。これこそ、アイルランド流の春の一品と言えるのかもしれません。
2024年02月23日
コメント(0)

今年も茎わかめのシーズンです。すでに1回作っていますが、この春に就職する娘の新しい住まいが決まったこともあり、夫婦2人暮らしになると娘の好物の茎わかめを今後作るかどうかも怪しくなったので、今年2回目の茎わかめを載せておくことにしました。もうだいぶ徒長して太い茎になっており、そろそろシーズンもおしまいかもしれません。大ぶりにそぎ切りにした茎わかめを、加熱後の鮮やかな薄緑色がやや残る程度にさっと煮き、薄味で仕上げました。茎わかめは170gのパック。水洗いして大ぶりにそぎ切りにします。鍋に水200cc、酒20cc、みりん10cc、粉末かつおだしの素少しを入れて加熱し、沸いたら茎わかめを加えて3分ほど煮ます。鍋に投入した直後のきれいな薄緑色がだんだん色悪くなるのが残念ですが、芯まで火を通すためなので仕方ありません。頃は良しと思えば、うすくちしょうゆ10ccを加え、次に煮立ったら火を止めて、そのまま冷まします。冷めたら容器に入れ、冷蔵庫で保存します。佃煮メーカーの酒悦の瓶詰を食べたのが、わたしと茎わかめの出合いでした。当時、父は熱々のごはんに少しだけ、大事そうに乗せて食べていました。今わたしが作る茎わかめは大ぶりで、薄味で、保存性は低いかもしれませんが、この時期だけの食材を存分に味わっています。高級な食材ではないけれども、食べる楽しみとともに、季節のめぐりを感じさせてくれる一品です。子たちが将来、売り場で見つけた時に作ろうと思ってくれるかどうかは分かりませんが。
2024年02月20日
コメント(2)

新しい春を迎える立春の前日=節分は、父が「質素な食事をして年越しを祝うんや」と言っていたこともあって、夕食の食卓に上るのは麦めし、塩いわし、大根なます、そして「貝割れ菜とてんぷら(平天)の澄まし汁」です。貝割れ菜は大根の間引き菜だから質素だとしても、平天(揚げかまぼこ)がそうなのかどうか、現代のわたしにはよく分かりません。今ではいわしや麦めしこそが高級なのかもしれないのですが、それとは次元の違う話なのかもしれません。わたしはみそ汁が好きなので、自分が夕食を作る日は9割方みそ汁にします。でもわたしが子供の頃は、みそ汁と澄まし汁が半々ぐらいだったと思います。澄まし汁と言っても、極めれば料亭のようにきっちりだしを取って作ることになるのでしょうが、昔のわが家ではそこまでしていたかどうか。父の好物だった「とろろ昆布のおつい」というのがありますが、これなんかはとろろ昆布からだしが出るので、だし要らずで用意できる澄まし汁の典型的なものでした。今回の澄まし汁も、てんぷら(平天)を細く切ったものをお椀に入れて、しょうゆや料理酒で作った熱い吸い地を注ぎますので、自然にてんぷらから魚のだしが出て、多少の油分も出ます。これに吸い口の貝割れ菜を合わせてあり、簡単だけれど考えようによっては合理的に美味しい汁物が作れる組み合わせなのかもしれません。父の言う「質素」には「手間をかけない」という意味もあるでしょう。子たちが引き継ぐかどうかはさて置き、ここに書き残す次第です。
2024年02月17日
コメント(0)

今年は節分が土曜日で、わたしが休みだったので、夕食は麦めし、塩いわしとともに大根なますも作りました。ボウルにマッチ棒ぐらいの太さに切った大根を入れてすし酢を掛け回し、よく混ぜてしんなりさせます。めいめいの小皿に2山に盛り、炒りごまを振って出します。なぜ2山にするのかは親からは聞いていません。焼いた塩いわしに大根おろしを添えるのではなく、独立して一品になっていますが、食べる側にしてみれば箸休めのような感じでもあります。金時にんじんを混ぜた紅白なますのほうが華やかですが、節分はお祝いではないので、紅白なますにしないのでしょう。もっとも、本来はこの日の食事が祝い箸の使い納めになります。元日・2日・3日の雑煮と、小正月の小豆粥、それに節分の麦めし・塩いわしは祝い箸で食べます。わたしが結婚して独立してからは家族揃った小正月の小豆粥をしなくなりましたので、祝い箸は3が日でおしまいにして、菜箸に転用しています。今回も普段の箸でいただきました。
2024年02月12日
コメント(2)

さて、節分のメインディッシュと言えば「塩いわし」。中型から小型の生いわしなら、手開きにしてフライパンで焼いたり、丸ごと揚げたり、しょうがを加えて煮付けたりすれば美味しいでしょうが、昔ながらの食事では、塩漬けの大羽いわしを焼いていただきます。生のいわしはなかなか流通しなかったんでしょう。塩いわしは現代のわが家の感覚では「塩辛すぎる」と思いますが、塩漬けやぬか漬けといった保存食は、とても塩辛く作ってあったのだと思います。この日の魚売り場は、まぐろやいかなど、巻きずし用にサクに取った魚もありますが、塩いわしが大きな面積を占めています。生いわしはどこへ行ったのかしらん…。行事食は大切ですが、健康のことも考えて塩分を摂りすぎないようにするならば、家族3人でいわし1匹を分けようかと思いました。加えて、脂の乗った大羽の塩いわしを焼くと、煙やにおいがたまらないと思い、今回が初めてですが、すでに焼いてある「お惣菜の」塩いわしを買うことにしました。1匹の値段は塩いわしが178円、焼いてあるいわしが198円で、そんなに変わりません。夕食時にいわしを温め、分けていただきましたが、これまで買った塩いわしほど塩分が強くありませんでした。なあんだ、これなら1人1匹にすればよかったなあ、と後で思いました。わが家は庭にひいらぎがあり、12月ごろに白い花が咲きますが、焼いたいわしの頭とひいらぎを玄関に飾る、という風習はありません。町なかではにおいがきつすぎるからか、猫が来るからか…。
2024年02月10日
コメント(0)

旧暦でも1年は元日から始まりますが、春夏秋冬の初日である立春も年の始めとして大切な日でした。節分は立春の前日で「年越し」に当たりますが、わが家は麦めし、塩いわし、大根なます、貝割れ菜とてんぷら(平天)の澄まし汁を夕食に食べることになっていました。ふだんは肉やほかの野菜も食べていたわが家でしたが、父は「質素な食事をして年越しを祝うんや」と言っていました。これはもしかして、明治の頃からの大阪の風習だったのかもしれません。ごはんが白米(銀しゃり)か、麦めしや雑穀米なのか。戦中や戦後の物が極端になかった時代以外は大阪の町ではどうだったのか。これは昔の人に聞くしかないかもしれません。節分に麦めしを食べるというのも、正月の餅や小正月の小豆粥と同じく、特定の日の行事として残ったものでしょう。正月以外でも餅は食べますが、正月は餅しか食べない。これと同じことが、節分の麦めしにも言えると思います。父の言った「質素な」の意味を、改めて考える次第です。さて、現代では麦めしは、米に精麦してある押し麦を混ぜて炊きます。娘が麦めしが好きなこともあり、今回は米と押し麦を1:1で炊きました。麦めしは白ごはんに比べるといくぶんパラパラしていますので、チャーハンにはいいかもしれませんが、巻きずしには向きません。昨今、丸かぶりずし(恵方巻き)がはやっていますが、わが家では節分に巻きずしは作れません。そういった流行に流されず、昔ながらの大阪の行事を大切にしていきたいと思っています。
2024年02月04日
コメント(0)

きょう2月3日は節分。4日の立春の前日の「年越し」に当たります。西洋のハロウィーンも同様ですが、新年の前夜には悪い者が徘徊するとされていて、それらをやっつけるために、日本では霊力のある「豆」を撒き、鬼を退散させます。今年の節分はわたしが休みの土曜日でしたので、食事を中心に、存分に節分の行事をおこないました。それはおいおい紹介していきますが、夕食に食べるものではないとしても豆は欠かせません。まずは福豆から行きましょう。日本で「豆」と言えば、小豆やえんどうではなく古来大豆を指します。言わば植物の種ですが、こんな小さなものから芽が出て伸びて花が咲き、新たに実を付けるということに不思議な力を感じたのでしょう。食べるためでもあるのでしょうが、炒って熱くしたものを、鬼退治のため家の外に撒きます。福を呼び込むため家の中に撒くこともあります。節分は新年の前日ですから、豆を食べるときは新年のことを願って「数え年+1」個を食べることになっています。わが家では同じく「数え年+1」個の豆を、半紙に包んで氏神さまに供える風習があります。今年は福豆として売られている食べやすくした豆をおやつの時間に熱く炒り直し、家族それぞれ(一人暮らしをしている長男の分も含む)の数だけ取って半紙に包み、夕食後に神社に供えてきました。遅めに参拝したせいか、すでに数人が豆を供えており、わたしもその横に家族4人分の豆を置いて今年(新年)の平安をお願いしました。年の数の豆もなんとか食べました。
2024年02月03日
コメント(2)
全9件 (9件中 1-9件目)
1


