本当は女の人らしい人なんているのでしょうか(笑)
自己実現の欲求は多分誰にでもあると思います。
現れ方の違いかな・・。

やっと第7章にたどり着きました。
まだまだ、時間をかけてゆっくりと読みすすむつもりです。きょうだいって面白いです。 (2002年05月02日 00時16分33秒)

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報いを求めない愛


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シンプルで優しいこの人生


子どもたち~ゆるしと信頼


今は大丈夫


「邂逅」するということ


誰も支配せず、支配されないということ


言葉で頼んでみよう


自由に楽しく生きよう


きょうだい関係のこと


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人間の「自然」への介入


落穂拾い(1)


息子との日々


娘との日々


歌をつくりたい


神話的時間を生きる


グライダーのように


人にはいえてもあなたにいえないこと


立ち直る神谷美恵子


生きかたの問題


その日を摘め


瀬戸内寂聴の法話を聴いて


若い人に何を教えるか


優越性、完全性の目標を具現する神


人との距離~二・五人称の視点


スポーツにおける”まとまり”と自立心


アンフェアだが関係をよくするためのヒント


目標にフォーカスするということ


自分を変える若干分量の勇気


向田邦子の恋


現実を超える力~「言葉の箱」


人を信じること


自由に生きるということ


証を求めない愛


村上春樹『海辺のカフカ』人名索引


滑稽な愛情のエゴイズム


親しいからこそ


二人の関係をよくするために


よい対人関係について


子どもをほめてはいけない


私に与えられた棘


「ありがとう」を期待してはいけない


このままの私でいいのか


努力することについて


おじ、おばの距離


My favorite songs


ページ内検索にあたっての注意


2002年05月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 神谷美恵子の日記読了(『神谷美恵子日記』角川文庫)。神谷がいつ亡くなるかを知って日記を読むと、最後の方は緊迫した。痛みと闘いながら最後まで執筆への執念を燃やす。

「悲しみをてこにして飛躍すること。悲しみや苦しみの中になずむな、それにきよめられ、きたえられ、優しくやれよ」

 日記を読む間僕の中で生き続けた神谷は読了と共に再び故人になる。

 神谷の失恋については4月27日付の日記で触れた。失恋の痛みから二度と立ち直れないと思っていた神谷が愛の喜びに酔いしれる。常はあまりに理性的な神谷が…

「かつては人の世を捨て、すべての女としての希望を捨て、この同じ天と地の間に冬枯の葦の如くたたずんでいた自分が、今は初春のいぶきに総身をはずませつつここに立っている。同じ人間が十年の間にこんなに変われるものだろうか」

「男と女の愛と言うもののふしぎさ。まったく未知の世界にさまよい出てただただ驚き、恥じ入り(自分に対して)、そしてしびれるような喜悦に身をおののかせている。男の人の愛に対してもう拒まなくていい、自分に対してさからわなくてもいい、ということは何という夢のような事だろう」

 一九四六年、神谷は結婚する。三十二歳だった。

 しかし、結婚後も神谷の苦悩する。「他人のためにこまごまとした用をして、それだけで満足していられる女の人らしい女の人たちがうらやましい」

 ものを書きたい衝動、激しい知識欲は世間話、家事、育児の時間をも惜しいと思わせるのである。





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最終更新日  2002年07月19日 21時38分57秒
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Re:『神谷美恵子の日記』(角川文庫)(5/1)  
マリー・Q  さん
一郎さん、神谷美恵子、超興味深々です。困っちゃうよ~、次々と一郎さんの後をついて歩くわたし。

木原武一、今日届いて、あれこれ読みかけ3冊です。
一郎さんが引用されてた『命令することも、命令されることもなく』が今のとこ一番しみ込んだ。

あと、「安心して、悩みなさい」と言われてるみたいで、今にピッタリ。。。

(2002年05月01日 18時02分05秒)

Re:Re:『神谷美恵子の日記』(角川文庫)(5/1)  
Ichiro_Kishimi  さん
マリー・Qさん
 どこにもいきませんからゆっくり学んでいきましょう。
 木原さんの『死亡率百パーセントを生きる』(新潮社)もよかったよ。

(2002年05月01日 18時14分40秒)

Re:『神谷美恵子の日記』(角川文庫)(5/1)  
yacchant  さん

Re:Re:『神谷美恵子の日記』(角川文庫)(5/1)  
Ichiro_Kishimi  さん
yacchantさん
 神谷美恵子は1914年生まれですから、時代のことも考慮に入れないといけないでしょうね。
 才能がある神谷は生活のために語学教師をしながら生活を支えていました。
「研究している主人にバイトさせる気は初めから私にはなかった。せめて主人だけでも学者として大成して欲しいという願いは一貫して続いている」
 夫の成功を支える献身的な妻としての生き方は美しいともいえますが、神谷も才能があったわけですから、はたしてこんなふうに割り切れたのかどうか、と思ってしまいます。 (2002年05月02日 00時25分03秒)

Re:『神谷美恵子の日記』(角川文庫)(5/1)  
員子ガガ  さん
<しかし、結婚後も神谷の苦悩する。「他人のためにこまごまとした用をして、それだけで満足していられる女の人らしい女の人たちがうらやましい」

わたしもそんな女らしい女性が羨ましいです。正直言って、私が男でそんな妻がいたらいいなと思うくらいです。

別にだんなを愛していないわけではないけど、自己中心でわがままなのかな?

人を愛することは一生かかる勉強だと最近感じます。

(2002年07月19日 06時43分09秒)

Re:Re:『神谷美恵子の日記』(角川文庫)(5/1)  
Ichiro_Kishimi  さん
員子ガガさん

 いろいろな生き方があってどれがいいとか悪いとかもちろんいえませんが…

 僕の亡くなった母は家族のために生きていた人でした。片時もじっとすわってなかったのではないかと思うくらいです。晩年はドイツ語やフランス語を勉強したり、ギターを弾いたり自分の時間をもてたようですが、もっともっと自分のために生きてもよかったのではないか、と思います。
(2002年07月19日 21時38分57秒)

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