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2002年07月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今日から明治東洋医学院専門学校で新しい講義を始める。新しいといっても、教育心理学のIを二週間前に終え、引き続き、IIを開講するのだが。学校から電話がかかってきた。明日からですのでよろしく、と。台風はどうでしょうね、と聞いたら七時に大阪に警報が出ていたら休校になりますが、その頃には通過していますから、ときっぱり明るい口調で。そういえば去年ロンドンから帰ってきた日、関西空港で携帯電話の電源をオンにしたらすぐさま学校から電話がかかってきた。ご無事で何よりです、明日からよろしくお願いします、とやはり明るい声で。その夜ニューヨークでテロが起きたがもちろんそんなことは関係なく時差でぼんやりしたまま講義をした。

 前に住んでいた家は川のすぐ近くなので台風が近づくと浸水の心配をしなければならなかった。雨脚が強くなると川に行って増水の様子を見に行った。いつもなぜか浸水するのは深夜なので不安は増す。しかし不安であろうとなかろうと浸水する時は浸水するししない時はしない。浸水するとどうなるか、その後、どんな処置をしないといけないかさえわかっていたら不安になる必要はない。不安になっても意味がない。不安になって台風の進路を変えられるわけでもない。アドラーなら不安という感情を創り出すというふうにいうが、そうすることの目的は、今本当にしないといけないことをしないためである。雨風が強まりいよいよ浸水しそうだとわかったら不安になっていてはいけない。荷物を濡れないところに運び上げるしかない。

 身体を壊して精密検査を受けたことがある。胃カメラを飲むのが一番大変だった。なにしろ初めてだったのでどんなものか見当もつかないのに恐かった。保健婦さんに胃カメラのことを聞く機会があった。するとその人はいった。「思っているよりは苦しいけれど、思っているほどは苦しくない」この謎の言葉を聞いて覚悟ができた。もうずいぶん前のことなので間違って覚えているかもしれないが、胃に到達するまでに三箇所痛いと教えてもらった。ひょっとしたらベテランの医師であれば苦痛は少ないのかもしれないが(個人差があると聞いたことがある)全然痛くないといえば嘘になる。しかし終始痛いわけではないらしいと知っているのとそうでないのとでは検査を受ける時の気構えが変わってくる。いたずらに恐れず事態を受け入れよう。それまでに必要なことがあればしておこう。それまでは不安におののくことなく人生を楽しもう。きっと死ぬことだって同じことなのだろう…

 前の家に住んでいたら今頃心配でたまらなかったのに何も気にならない。しかし前の家は今もそのままあるわけだから浸水しては困るのだがこの落ち着きは川の増水を見ていないからである。そもそもまだ雨は降ってないのだが。





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最終更新日  2002年07月16日 00時50分52秒
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