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2002年10月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 仕事の後、高岡へ。高岡の駅に降り立った時、気持ちがすとんとおち込んでしまったが今は大丈夫。いつものように夜はなかなか眠ることができない。いつか沖縄で学会があった時、たしか四人部屋だったのだが、眠ったのはいつも最後で朝方になってようやく眠れた。

 本屋に行くと本を買ってしまうので極力行かないようにしていたが、ふと立ち寄った本屋で中島義道の新刊(『不幸論』PHP新書)を手にした。中島はアドラーを取り上げており、僕が訳した『人はなぜ神経症になるのか』から引用している。僕の名前が書いてあったので思わず買ってしまった。

 さて、ルールについて。

 二人の間のルールはいうに及ばず、共同体にあるあらゆるルールについてそれが守られるための条件がある。

 まずルール作りに自分もかかわったという意識がなければならない。知らない間に決まったルールは誰も守らない。二人のルールであれば二人が協力して作りたい。このルールは未来永劫にわたって有効というわけではなくて、しばらく守ることにしてもしもうまくいかなければ改定するという約束にしておけば暫定的にルールを守ることに協力しようと思える。

 ルールに限らないが事後承諾を好まない人いる。内容には実はあまり関係がなくて手続き上自分が知らないところで決まったことをよしとはできないのである。今度彼と暮らすことにしたから、と親にいった時、このような手続きにこだわる人は介入しようとする。我々の課題であって親の課題ではないというのはその通りだが、早い段階から報告をしておいたほうが賢明かもしれない。

 二つ目は例外特権階級がないこと。らなくていい人がいたらそのようなルールは守られないのである。二人の間のルールの場合は、あなたは守るべし、でも私は守らないというのあればアンフェアなルールだといわなければならない。

 三つ目はすでに見たように内容の合理性である。これくらいの権利の制限であれば共同体が維持されるためにはいたしかたがないと納得できるルールであれば守られる。それ以外の目的のためにルール、例えば、支配するためにルールが作られるのであれば守られなくて当然である。なんの疑問もなく守られているとしたらその方が問題といっていいくらいである。校則で定められる服装規定などは共同体の維持には何も関係がない。





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最終更新日  2002年10月18日 03時30分21秒
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Re:守られないルールの問題(10/18)  
風鈴 さん
岸見先生
 ルールが守られるための条件のなかで、私たち夫婦がクリアできていないものがありました。例外特権階級が存在すると思います。ほかに、下のほうで同じような意見がありましたが、ルール以前の問題もあります。例えばレジャーについての計画を持ちかけたら、疲れているから家で体を休めたい一人でもかまわない、と夫が言ったとします。当日、準備をすべて整えていざ出発の朝に「もしよかったら一緒に行かない?」と誘うと、「行く」と。帰宅後、一休みしているともう夫は寝てしまい、そんな夫を横目に片付けや子供の食事、お風呂、寝かしつけなどをしていると、「ああ、この人はこんなに疲れているのに、今日は家族と出かけたのね・・ありがとう」なんて気持ちにはぜんっぜん、なれないのです・・・「もしよかったら・・」なんて言っておきながらです。忙しい、疲れたということに対して寛大であろうとしながら、ちっとも寛大でないひねくれた私です。 (2002年10月19日 07時53分54秒)

Re:守られないルールの問題(10/18)  
nyankosama  さん
高岡と見て、一瞬まさか・・・と思いました。私も高岡なのです。でも、県が違いますね。ビックリしました。
ただ今、人間関係、人生に置いて、猛勉強中です。かなりの量の課題を与えられているようです。何から手を付けて良いか・・・
生きていく選択をしたから、がんばらなあきませんね。 (2002年10月19日 15時07分18秒)

Re:Re:守られないルールの問題(10/18)  
Ichiro_Kishimi  さん
nyankosamaさん
 頑張りましょう。できるところから少しずつね。 (2002年10月19日 21時31分57秒)

Re:Re:守られないルールの問題(10/18)  
Ichiro_Kishimi  さん
風鈴さん
「もしよかったら一緒に行かない?」といった時点で「行かない」という返事があったらどうされたでしょうね。理想の夫を見たら際限がありませんし、そうなると何をしてもその理想からの減点法でしか見ることができなくなります。 (2002年10月19日 21時33分09秒)

Re:守られないルールの問題(10/18)  
風鈴2525  さん
岸見先生
 理想からの減点法、その通りだと思います。そして、「行かない」という返事があった場合、ほっとしたと思います。心置きなく夫を置いて出かけられるし、夫も十分に体が休まるでしょう。私が間違っていたのは、なんとなく夫が一緒に行きたいのではないかと思い、矛盾したことを言ったこと。今度は「今日は思いっきり休養してね。じゃあ、行ってきます」と言うつもりです。 えっと、この場をお借りして報告させてもらいます。HP開設しちゃいました!来てくださいね。
(2002年10月19日 22時41分17秒)

Re:Re:守られないルールの問題(10/18)  
Ichiro_Kishimi  さん
風鈴2525さん
 心にもないことはいわないって大事なことだと僕はいつもいっています。もしも心にもないことをいって相手がその言葉を真に受けたとしたら当然そのことの責任は引き受けないといけないでしょう。 (2002年10月20日 02時22分05秒)

Re:守られないルールの問題(10/18)  
風鈴2525  さん
岸見先生、学会お疲れ様でした。
 夫によく言われます。「自分の言動に責任を持った方がいい」「僕は君を決して傷つけるようなことは言わないようにしている」と。トホホ。「知る」ことの重要さと「実践」の必要性を実感しています。近いうちにアドラーギルドを覗いてみようかなと思います。手がかりを見つけに。先生のご好意に甘えてばかりでは駄目なんじゃないかと思ってのことです。 (2002年10月21日 01時23分26秒)

Re:Re:守られないルールの問題(10/18)  
Ichiro_Kishimi  さん
風鈴さん
 アドラーギルドでは各種講座などがありますので、一度電話で案内書を送ってほしいといわれたらいいと思います。僕も年に二度ほど講座の講師を務めています。学会はやっぱり疲れたみたいで今夜はそろそろ寝て明日の朝、日記を書きます。 (2002年10月21日 01時40分53秒)

Re:守られないルールの問題(10/18)  
風鈴2525  さん
岸見先生
 もし講座を受講するなら先生の講座を、先生の講座なら時間を作ってでも受講したい。そんなことが許されるなら、ですが。アドラーはもとよりその他の哲学、心理学についても全くの無知な私ですが、ほんの少しの下調べをしたりはしました。先生にお会いしたことはありませんが、厳しく、かつアドラーの目指していたものを誰よりも誠実に身をもって伝えようとされているような気がしています。勝手な憶測ですみません(笑)-----
(2002年10月22日 12時18分08秒)

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