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おじ、おばの距離


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2003年01月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』の中で「僕」は次から次へとミュージシャンの名前をあげて酷評しているところがある。それなのにローリング・ストーンズだけは違う。僕は車を運転しながら音楽を聴いている。
「途中でローリング・ストーンズの「ブラウン・シュガー」がかかった。僕は思わず微笑んだ。素敵な曲だった。「まとまだ」と僕は思った」
 このデビュー40年を超えるグループにただの一度も注意を向けたことがなかった。だからまったく何も知らないのである。僕は人から影響を受けやすい方なのにローリング・ストーンズを勧める人は誰もいなかった。
 よし聴いてみよう、と決心して買いに行くことにした。僕を待っていたかのようにすぐに"FORTY LICKS"という2枚組のベストアルバムがあった。新曲4曲を含む全40曲。さっそく帰って聴いてみたが、僕が勝手にイメージしていたのとは全然違う音楽が流れてきた…(キースの歌う"Losing My Touch"がよかった)
 こんなふうにまったく触れようとしないで知らないで損をしてきていることが多いのかもしれないと思った。高校生の頃は音楽を聴いただろうか。大学ではクラシックにしか関心はなかった。知らないことは何も知らない。
 高校生の息子と話をしていていつも驚くのだが、彼は何でも知っている。小学生の頃から国際政治に強かったから仕事から帰ったらいつも息子にその日あったことを聞いていた。
 NHKの日曜のドラマで宮本武蔵の話をやっている(題名を知らないという…)。息子がこの場面はまんがでもあったというので「バガボンド?」とたずねたら「そうだ」と。「読んだ?」「ああ、友達に借りた」「僕も読みたかったなあ」「なんだ読みたかったのか」僕はたまたまこのコミックのことを知っていたが息子は読んでしまっているわけである。
 僕が特定のことにしか関心をもたずそれから外れることについては関心を持とうとしなかったのに息子はどんなことにも幅広い関心を持っている。それと顕著な違いは僕が本を貸してくれるような友人を持たなかったことである。今もそれほど高校生の頃と変わっていない。あきれるほどつきあいが悪いのでずいぶん損をしているように思う。





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最終更新日  2003年01月13日 22時57分38秒
コメント(11) | コメントを書く


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Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
みゅりえ  さん
こんにちは。お久しぶりです。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。
私もどちらかといったら、自分の興味あることに
しかのめりこまないタイプですよ(汗)。

今流行っている曲に全然興味がないので、歌番組など
もほとんど見ません..。友達と話が合わなくても
さほど気にしません。でも、向こうが私に対して、
「話が合わなくて困る」と思ってるかもしれないので、
ちょっと不安になることもあります。 (2003年01月13日 23時18分56秒)

Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
日向 さん
あたしも「FortyLicks」持ってますよ。笑
好きなんですよ…ストーンズ。
あたしは多分興味があっても無くても「試して」みるタイプかもしれません。(でも読書は違うかも…)
「やってみなきゃ判らない。」今までこの言葉を使って色んな事にチャレンジしてきたような気がします。「好奇心」はあたしが何かを決めなければいけない時にポンっと背中を押してくれる物だったりします。 (2003年01月14日 00時05分00秒)

Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
風鈴2525  さん
先生に好奇心が足りないなんて、私は全然思いませんが。むしろ一つのことをどこまでも追求されるその長い集中力に感嘆してしまいます。それに、先生のようにマメにレスをつけてくださる人が人付き合い悪いとおっしゃるとは。人から慕われる人はマメなんだな、私も見習おうってこのHPを見てよく思います。

時としてあまりに優秀な人達は、一時代を共に歩んでいてもそれぞれの行く道がはっきりと違ってくるのでしょうね。アドラーとフロイトやフロイトの元を去った人たちのように。今日は、なぜかそのことについて考えていました。優秀な人ほど専門分野における共同体感覚を持ちにくいのではないかと。お互いが尊敬しあっていても、友達にはなれないこともあり、その孤独感こそが一瞬でも共に生きた人との共同体感覚の一つなのではないかと。それはライバルというほど単純なものではないと思いますが、競争でないならなおさら孤独ではないかと思います。どうしても他者とは打ち解けられない自分の中の信念を、いろんな本の一部に見つけると、同じ時代に生きていない人達とでさえも共同体感覚を見出すことができるな~などと感じていたのでした。何にでも浅い私はいつも感嘆するのみなのですが。今日考えていたことを思いのままに書いてみました。

ところで私がStonesをはじめて聴いたのは中1のときでした。 (2003年01月14日 00時37分00秒)

Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
deka01  さん
先生は時々意外なことを言われますね(^^ゞ
何かに探求されている方は好奇心旺盛なんだと思います。ただ、器用貧乏でないのでしょう。

私など、いろんなことに首を突っ込みすぎて(^^ゞ結局何といってとってもできる、ということが何もないので、そんをしているのです。

八方美人(?)は信用を失うので・・結局は誰一人自分の味方でなかったりするかもしれないと思うのです。

ま、これも個性でしょうね。 (*^-^*) (2003年01月14日 01時19分06秒)

Re:Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
Ichiro_Kishimi  さん
みゅりえさん
 みゅりえさんがいわれるくらいわりきったら楽ですね。かつてそんなふうだったように思います。話が合わなくて困るのだったらどうぞ他の人とお話しください、なんて(笑)。ただ、カウンセリングをしているとそんなわけにもいかなくて、この人はどんなことに関心があるのかと思うと自分では読まない本を読み、聴かない音楽を聴くようになりました。好きな人ができると読む本と聴く音楽が変わるのですぐわかります(笑)。でもそんな時だってマイペースの人はマイペースですね。別に相手の関心に恋するわけではありませんから。 (2003年01月14日 09時34分52秒)

Re:Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
Ichiro_Kishimi  さん
日向さん
 やはりご存知なのですね。まだまだ未知の領域があります(笑)。先入見を持たず聴いてみます。
 読書は違うといわれるのはわかります。読みたくない本はもし読まずにすませられるのにこしたことはありません。
 でも「やってみなきゃわからない」というのは読書の場合も同じかもしれません。
 僕の場合、好奇心よりも恐れの方が勝ってなかなかチャレンジできなかったことが多かったように思います。あわないと思ったら引き返す、失敗したら撤退する。むずかしく考えない方がいいようですね。 (2003年01月14日 09時49分11秒)

Re:Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
Ichiro_Kishimi  さん
deka01さん
 前はいろいろなことをやっていましたが次第に時間がなくなってしまって今はずいぶんシンプルな人生を送っています。それなりに人との付き合いとかありましたが。
 八方美人が信用を失うというのはわかります。相手にしてみれば、え、私だけじゃなかったのというようなことが起こりうるからです。近くにいる人が少なくなっても(いなくなると困るかも)自由だけはキープしたいものだと思いますが、どんなことでも程度問題なのであまり極端にならないようにしたほうがいいのかもしれません。 (2003年01月14日 20時07分34秒)

Re:Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
Ichiro_Kishimi  さん
風鈴2525さん
 理論や思想が違ってももちろん友達であることはできると思うのですけど、哲学でも心理学でも、人生の態度というようなものですから実際には譲れないところがあるかもしれません。共生を可能にするような思想を構築してみたいと考えているのですけどね。 (2003年01月14日 20時43分53秒)

Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
よるる さん
 前にも書きましたが、僕も何にでも影響されやすいです。友達、本、流行などなど。好奇心旺盛で、多趣味のつもりでした。よく周りの友達には、そのせいもあって、雑学王とまで呼ばれてた時期があったのに、世間を徐々に知るにあたって、自分の小ささに驚いたものです。先生が、好奇心が足りないなら、僕は「井の中の蛙」ですよ(ToT) まぁ、そうでなくても「井の中の蛙」ですが・・・(苦笑)
 「風の歌を聴け」読み終わりました。明日からは「1973年のピンボール」を読もうと思ってます。 (2003年01月14日 22時46分10秒)

Re:Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
Ichiro_Kishimi  さん
よるるさん
 誰もが知っていることを僕は知らないのです、本当に。でも考えたら知らないからといって好奇心がないというわけではないですね。知らないけれど知ろうとする、知りたいと思う、これって「哲学」の原語の意味そのものです。φιλοσοφια, philosopia(=philosopy英語)は「知を愛する」という意味です。知者ではないけれど、愛知者ではありたいと思います。
 僕はもうすぐ『ダンス・ダンス・ダンス』講談社文庫版で上巻を読み終えるところです。 (2003年01月14日 23時04分54秒)

Re:Rolling Stones/好奇心が足(1/13)  
風鈴2525  さん
Ichiro_Kishimiさん
共生を可能にするような思想が世界中に広まり、平和的共存に役立てることができたら本当に素晴らしいでしょうね。 (2003年01月14日 23時48分18秒)

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