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2003年01月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 明治東洋医学院での講義。試験前の最終講義で今年度の最後の講義でもある。四月から複数のクラスでの(科も学年も違う)臨床心理学と教員養成科での教育心理学。教育心理学は今年度と同様IとIIのあわせて24回の講義。今年度は昨年までのIの先生の都合が悪くなりピンチヒッターとして引き受けたが来年度も担当させてもらえることになった。前に教えた学生が何人か声をかけてくれる。講義は最後だったがあまりそのことに意識を向けないでおこうと思った。もうこれで終りだと思うとつらくなるから。教師の仕事をしていてつらいことがあるとしたら最後の講義の日である。なんとも思わない人もいるのだろうが。これで終り、やれやれ、と。
 村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』の中に「傾向」について次のようなことがいわれている(講談社文庫、上、p.163)。
「どうしてそんなことをしたんだろう?」
「わからないね」
「でも、たぶんそれはどうしようもないことだったんだろうね。何か宿命のようなものさ。なんというか、うまい言葉が思いつかないけど……」
「傾向」と僕は言ってみた。
「そう、それだよ。傾向。おいらは思うんだよ。もう一度人生をやりなおしても、あんたはきっとまた同じことをするだろうね。それが傾向っていうもんだよ。そしてその傾向というものは、ある地点を越えると、もうもとに戻れなくなっちまうんだ。手遅れなんだ」
 人は固有のライフスタイル(性格)を持っている。そのため相手が変わっても同じことを繰り返すことがある。そこまでは認めるが、このライフスタイルは人が選び取ったものであるから、どうしようもないとは考えない。村上は「宿命」という言葉を別の個所で次のように使っている。「(僕が)十五だったら恋におちている、と僕はあらためて思った。それも春の雪崩のような宿命的な恋に」(p.225)。ライフスタイルは宿命ではない。坂道を石が転げ落ちるような傾き(傾向性)でもない。
 ローリングストーンズを何度も何度も。ギターの音がきれいで聴き入ってしまった。僕の意識はギターだけに向けられる。





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最終更新日  2003年01月14日 22時42分42秒
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Re:春の雪崩のように宿命的ではないライフスタ(1/14)  
deka01  さん
宿命だと考えると納得できないことが多いんですよね。
恋愛に関して言えば・・結婚もそうですが・・きっと相手は誰であっても自分自身というものは変わりはしなかっただろうって思います。きっと、それなりに幸せなんでしょう(^^ゞ

私は音楽が好きなのでいろんな人の歌を聞きますがメロディーラインだけでは物足りないですね。やはり、詩がものを言う。。この言葉だからこそこのメロディーってあると思います。
そういえばさだまさし師がライナーノートに書いていましたが、曲は楽しく生まれたが、詩は苦しみの中から生まれたのでどちらかと言えば曲の方が自分的には気に入っているそうです。そんな風には私は思わないのですが、作り手と聞き手では違うものなんでしょうね。

言葉はいつもそういった生き物なんだと考えます。 (2003年01月15日 01時41分52秒)

Re:Re:春の雪崩のように宿命的ではないライフスタ(1/14)  
deka01さんへ
>きっと相手は誰であっても自分自身というものは変わりはしなかっただろう・・・

>私は音楽が好きなのでいろんな人の歌を聞きますがメロディーラインだけでは物足りないですね。やはり、詩がものを言う。。この言葉だからこそこのメロディーってあると思います。
言葉はいつもそういった生き物なんだと考えます。
-----

宿命って先生やdeka01さんがいうようにあまり感じたことがないのです。若さのせいかしらん??いやいやそんなことは・・・dake01さんは”きっと相手はだれであっても・・・”とおっしゃってますが、恋愛に関してはなまけものは相手によって変わると思います。単になまけものの性格が激しいからかも(笑)
相手の出方によっても”嫌われたくない”という気持ちから色々態度が豹変しちゃう/@@)/
ということは、なまけものの修行がたりないのかも?!

音楽に関しては、小学校の4年生くらいの頃に、曲に"詩"が付いていることに気が付きましたよ。覚醒したってう意味で(笑)ほんといつもボーっと生きてきましたから、気づいたときは驚きでしたよ。

関係ないですが、deka01さんのHP見に行きました。ほんとに素直そうなかわいいお子さんばかり!!しょう君もめっちゃかわいい☆☆滋賀県と近隣なのでちょっと親近感がでました(勝手ながら・・・)Naoさんからのプレゼントというショット!めちゃくちゃ気に入りました。あれは、最高です(爆)

(2003年01月15日 08時12分17秒)

Re:Re:春の雪崩のように宿命的ではないライフスタ(1/14)  
Ichiro_Kishimi  さん
deka01さん
 相手が違っても変わらないところもあれば、変わるところもあるのでしょう。関係の近さによっても変わるように思いますが、僕の場合は、それほど親しくない人だとあまり変わらず、親しい人であれば相手によってずいぶん違うようにも思います。
 村上春樹は「傾向」(ライフスタイルに相当すると考えたのですが)は宿命的なものではない、と僕は考えています。しかしどうにもならないものと思えるほど強固な癖のようなものであるのは本当です。

 詩とメロディーの関係には興味があります。僕の場合、詩も書いたこともないし曲も作れないのですが。まったくの自由ではなくちょうど韻文のように制約の中で作るのがおもしろいと思っています。詩が先であれば制約はないのかもしれませんが。 (2003年01月15日 13時03分37秒)

Re:春の雪崩のように宿命的ではないライフスタ(1/14)  
Ichiro_Kishimi  さん
なまけもの0228さん
 僕がよく好んで曲を聴いている宮沢和史は詩集も出しています。メロディーのあるものも当然あるわけですが、本の形で出版しているわけですから詩だけでも曲から独立に鑑賞に値すると考えているのでしょうね。
 学生とギリシア語には韻文のものがあって、韻を踏んで読むとなかなか心地がいいのは音楽を聴く時の心地よさに似ているのだろうと思います。

 最初、あまり詩のほうに意識を向けずに聴いていてもある時(「覚醒」というほどおおげさではありませんが)ふいに詩が飛び込んできて驚くことがあります。洋楽、邦楽を問いません。 (2003年01月15日 13時10分34秒)

Re:春の雪崩のように宿命的ではないライフスタ(1/14)  
deka01  さん
なまけもの0228さん

岸見先生の掲示板をお借りして・・
お返事しちゃいます (*^-^*)


相手の出方によっても”嫌われたくない”という気持ちから色々態度が豹変しちゃう/@@)/
ということは、なまけものの修行がたりないのかも?!

「嫌われたくない」って思いは少なからずあります。
そんな自分も含めて自分自身なんだと思うので(^^ゞ
なまけものさんが修行が足りないわけではないのでは?
でも、相手の気持を意識しすぎては自分らしさを失ってしまうのも事実ですね。
無理に争うことはないので・・・というところでしょうか?!


ほんとに素直そうなかわいいお子さんばかり!!しょう君もめっちゃかわいい☆☆

-----
フフフ・・
ありがとうございます。
私もお邪魔しに行きますね!! (2003年01月15日 23時31分26秒)

Re:春の雪崩のように宿命的ではないライフスタ(1/14)  
deka01  さん
Ichiro_Kishimiさん
>僕の場合は、それほど親しくない人だとあまり変わらず、親しい人であれば相手によってずいぶん違うようにも思います。

その通りですね(^^ゞ
そういった個々の場面の事ではなく、人生観そのもののことですね。傾向そのものは相手によって左右されないと言うことです。ですから・・、


村上春樹は「傾向」(ライフスタイルに相当すると考えたのですが)は宿命的なものではない、と僕は考えています。しかしどうにもならないものと思えるほど強固な癖のようなものであるのは本当です。
は、とっても当たっていると思います。 (*^-^*)

きれいな言葉や言い回しっていいですよね。
それらを操って伝えたいことを詩にして、曲をつけられたら最高ですよね。 (2003年01月15日 23時38分52秒)

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