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2003年03月09日
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 二日間の講座を終える。二日で十二時間の講義はいつもながらかなりハードで何度やっても終わってからのエネルギーの消耗が激しい。こわれるままに知っていることを話し続ける間は平気だが(休み時間も今日は調子がよかったので話し続けてたような)終わると軽いうつ状態になるという感じ。講義中まれに話の筋を見失うことがあるのだが(「えっと僕は何を話そうと思ってこの話をしたのでしょうか」と僕以外の誰もわからないことを聞いてみたくなることがある)今回はなかった(一度だけ少し危なかったのだが、息継ぎをしたら元に戻れた。聞いている人にはわからなかったと思うが)。あんなに話し続けたのに今夜は日記も書けない。ニュージーランドに旅だった息子の話をしていたら涙が出た。恥ずかし。

 アメリカのある学校の話。問題の多いクラスがあって、二人の教師が続けて担任をおりるという事件があった。そこでその年の採用試験で不採用になった教師に電話をしてこのクラスを学年末まで受け持ってくれたら翌年は専任講師として採用するという話をもちかけた。もちろんその教師はこの話を受けた。
 校長はこのクラスのことをわざと話さなかった。一ヶ月が過ぎた頃、校長がこのクラスの見学をした。校長は生徒が人が変ったように勉強に打ち込んでいることに驚いた。授業の後担任にねぎらいの言葉をかけた。するとお礼をいいたいのは私の方ですという返事が返ってきた。新任の私にこんな素晴らしいクラスを受け持たせてもらえたのですかあ、と。礼をいわれる資格は私にはないんだ…「ああ、校長先生が私に隠していた小さな秘密のことなら最初に日に私は見つけてしまったんですよ。引き出しの中をのぞいたら生徒のIQのリストがあったのです。正直大変なことになったと思いました。こんなに頭がよくて活発な子どもを授業に引きつけておくには相当頑張らないといけないといけませんから」引き出しをあけるとそのリストがあった。それには生徒の名前の横に136,127,128…と数字を書いてあった。それを見て校長は叫んだ。「これはIQなんかじゃない。生徒のロッカー番号だよ」
 オハンロンは次のようにいっている。
「だが、時すでに遅し。この新任教師は生徒が優秀だと思い込み、生徒も彼女の積極的な働きかけと期待に精一杯答えたのだ」(p.133)





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最終更新日  2003年03月10日 01時58分37秒
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