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2003年10月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 9時に校正刷が届く。ドアホンが外れていたようで電話がかかってきた。午前中に届くのを知っていたのと11時からカウンセリングがあるので、その時間には起きていたのだが、電話をかけてもらわなかったら受け取るのが遅くなっていただろう。月曜に送り返さなければならず、しかも明日は鵜方で一日講演があるので、いつになく忙しい週末になりそうだ。

 この頃、よく思うこと。人生を知る深さという言葉が適切ならば、人生を知るレベルが深ければ深いほど喜びも増すとともに悲しみ、苦しみも増すのかもしれない。ラテン語の練習問題の中に、誰も死ぬ前は幸せではないという言葉があって、初めて僕がラテン語の手ほどきを受けた岩倉具実先生はこの意味がわかるか、とたずねた。要領を得ない学生の答えを聞いて先生は悲しそうな表情を浮かべて首を振った。「人間長く生きていると最愛の人とも別れないといけないこともあるということだ」その説明を聞いても実感はなかった。人を愛することすら知らなかったのだから。ソロンはいう。「人間は長い間にはいろいろいろと見たくないものでも見なければならず、遭いたくないことにも遭わなければならない」長い、長くないは関係ないかもしれない。若くても人生を深く知ることができた人は、そんなことも見ないわけにはいかないのかもしれない。

 ちょうど先週、学会に行っている間に高校の同窓会があった。僕たちが学んでいた校舎が今度取り壊されることになったのでもう一度最後に見ようという趣旨の案内が届いていたが僕は行くことができなかった。その時、こられた僕たちが在校時は副校長だった三浦俊良先生から手紙が届いた。今、「九十歳十か月の老生」と自称する先生は、その日参加した同級生十八人の現況についての話を聞き、「釈尊のお悟りのおことば”人生は苦なり”がしみじみ心にひびきます」と書いてられる。一体、皆はどんな話をしたのだろう。数年前に高校で講演をした時に少しだけだが先生と言葉を交わしたことを懐かしく思い出した。





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最終更新日  2003年10月25日 00時03分29秒
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Re:九十歳の老生(10/24)  
誰も見ようとしないものが見えてしまう苦しさを感じてます。
   (2003年10月25日 00時14分29秒)

Re:Re:九十歳の老生(10/24)  
Ichiro_Kishimi  さん
やまじゆみこさん
 それでも人生を、この世界を深く知りたいと思います。考えるのがいけないといわれても、やめられません。 (2003年10月25日 00時16分52秒)

Re:九十歳の老生(10/24)  
Ichiro_Kishimiさん
 そうんなです。やめられません。
ここに来ることができる幸せをしみじみ感じています。
(2003年10月25日 00時29分14秒)

Re:Re:九十歳の老生(10/24)  
Ichiro_Kishimi  さん
やまじゆみこさん
 ここには時に難しいことも書くことがありますが、知りたいと願う心が言葉の本来的な意味での哲学だと考えていますので、読んでもらえると思って多岐にわたる問題について書いています。 (2003年10月25日 00時36分23秒)

Re:九十歳の老生(10/24)  
keiko さん
Ichiro様
 同じ年代としてどんなことが話されたのか興味を引きますね。悟られた境地で、「人生は苦なり」はとても重量感があって足もとにも及ばないと思いました。思う方がおこがましいのかもしれません。
「さよならだけが人生」ということばが頭をよぎりました。人生を知るレべルに行くまでまだまだほど遠く、ここで勉強させていただいています。

(2003年10月25日 01時25分37秒)

Re:九十歳の老生(10/24)  
かすみ草 さん
祖母の母は100歳で大往生でした。
生前、長生きしてもいいことばかりではない。仲の良かった親しい友が次々死に、子どもが死に、戦争も体験した。今は孫の世話になっていると言っていたのを思い出しました。目も耳も立派で入院するような病気もせずに、寝たきりもならずに働き者ではたから見たらあんなふうに歳を重ねていけたらいいなと思っていましたが。 (2003年10月25日 20時03分38秒)

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