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2004年02月12日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 尼崎保育士研修会。絶え間なく子どもたちに声をかける必要はない。声をかけないけれども、子どもたちがしていることは見ていないといけない。ところが往々にして子どもたちの様子を見ないで、しきりに声をかけることがあるという話。現場で長年保育している保育士さんたちから学ぶことは多い。

 昨日、書いたアトピーに関連してのストレスの話の続き。ストレスがアトピーにはよくないということがわかっていても、アルコール依存症の場合と何が違うかといえば、断酒すれば依存症から脱却できるというのと同じわけにはいかないということである。断酒すればというのも、もちろん簡単なことであるはずはなく、下戸の僕には想像もできない苦しみがあるに違いないのだが。生きることはストレスであるといっていいくらいなので、ストレスをなくすということは生きることをやめよというに等しい。

 医院に勤務していた頃、二ヶ月に一度、精神科医、ケースワーカー、看護師、カウンセラーらが集まる勉強会に参加していたことがあった。いつも強い刺激を受けた。「勉強しないと駄目よ、狭い意味での勉強だけじゃ駄目、無駄に見えるようなことでも何でも吸収しなくては」とある先生に最初の集まりの時にいわれ、大いに発奮した。毎日あまりに忙しくて「広い意味での勉強」が二の次三の次になってしまっていたからである。それでも次に何をするか考えないでただすわることができないほど忙しい日々に、翻訳を一冊出版できたのはよかった。院長にはいい顔をされなかったが。

 こんなことを助言する先生はさぞかし寸暇を惜しんで勉強する人かと思っていたら、実際そのとおりなのだが、その先生が実は午前の診察と午後の診察の間に必ず昼寝をすると聞いて驚いた。

 リチャード・カールソンは『小さいことにくよくよするな!』で、ストレスに強い人はストレスに弱い、といっている。ストレスに強いと思っている人には、強いストレスがかかるまで我慢してしまう。僕は決して頑健ではないが、わりあい無理がきくので、つい度を越してしまう。徹夜をすることもしばしばである。医院を退職する前に身体を壊したのは、ストレスに強いと思っていて、相当強いストレスがかかってもなお仕事をやめようとしなかった。ストレスに弱ければ、最初から強いストレスがかかることを避けるだろうから、そもそもストレスがかからない。

 この説明は興味深いが、なおストレスは避けるべきであると考えられているように見える。ストレスは必ず避けなければならないものではない。例えば、自然環境のいいところに住むというように、まったくストレッサーがない状況があるとしたら、たしかにストレスがなくなるかもしれないが、深海に生きる魚の目が光がないので退化しているように、適度な刺激がなければ人の精神機能は退化することになるように思う。恋愛しなければストレスはかからない、といって人を好きになることを断念するようなものである。失恋するのはたしかにできたら避けたいことではあるが。

 芹沢光治良の 『神の微笑』 が新潮文庫として発刊された。単行本は友人に譲って今は手元にないので、久しぶりに読み始めた。

 インフルエンザで臥していた息子は今日から学校に復帰。登校前に診察を受け、診断書を書いてもらったらしい。僕が研修から帰る少し前に帰っていたようで、テンションが高く話し続けていた。元気になってよかった。





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最終更新日  2004年02月12日 23時45分37秒
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