Ichiro様
 「いつも始まり。その表現いいですね。」
そう言っていただくととても嬉しいです(笑)

 浅間山を眺めながら差し向かいの哲学の講義・・・
想像するだけで仲睦まじいお二人の姿が浮かんできます。清らかな空間の中で静かに時だけが過ぎていく感じがします。 (2004年04月06日 23時37分54秒)

Welcome to Ichiro’s Home Page

Welcome to Ichiro’s Home Page

PR

プロフィール

Ichiro_Kishimi

Ichiro_Kishimi

コメント新着

チワワ@ Re:受診/鷺草(08/29)  先生ご無沙汰しています。 ハンドル名…
Ichiro_Kishimi @ Re[1]:受診/鷺草(08/29) ちばちゃんさん  そんなふうに考えたこ…
Ichiro_Kishimi @ Re:鳥、翻訳、マラソン(08/26) ちばちゃんさん  敵意といっても意識的…
Ichiro_Kishimi @ Re:アドラーに学ぶ(08/23) ちばちゃんさん  フランクルは一時アド…
ちばちゃん@ Re:受診/鷺草(08/29)  写真でしか見たことがありませんが、坂…

フリーページ

仕事は誰のためにするのか


占いを恐れないということ


自己成就予言


いわなければ伝わらない


薔薇が咲いた頃に


あの時の声を知らなければ


何が二人に起こったのか?


負けてもいいじゃない


嫌われるのは恐い


愛された思い出


報いを求めない愛


人生は苦そのものである


シンプルで優しいこの人生


子どもたち~ゆるしと信頼


今は大丈夫


「邂逅」するということ


誰も支配せず、支配されないということ


言葉で頼んでみよう


自由に楽しく生きよう


きょうだい関係のこと


抑制のない人類はどこへ?


人間の「自然」への介入


落穂拾い(1)


息子との日々


娘との日々


歌をつくりたい


神話的時間を生きる


グライダーのように


人にはいえてもあなたにいえないこと


立ち直る神谷美恵子


生きかたの問題


その日を摘め


瀬戸内寂聴の法話を聴いて


若い人に何を教えるか


優越性、完全性の目標を具現する神


人との距離~二・五人称の視点


スポーツにおける”まとまり”と自立心


アンフェアだが関係をよくするためのヒント


目標にフォーカスするということ


自分を変える若干分量の勇気


向田邦子の恋


現実を超える力~「言葉の箱」


人を信じること


自由に生きるということ


証を求めない愛


村上春樹『海辺のカフカ』人名索引


滑稽な愛情のエゴイズム


親しいからこそ


二人の関係をよくするために


よい対人関係について


子どもをほめてはいけない


私に与えられた棘


「ありがとう」を期待してはいけない


このままの私でいいのか


努力することについて


おじ、おばの距離


My favorite songs


ページ内検索にあたっての注意


2004年04月06日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 朝まで根を詰めて仕事。苦しいけれど頑張れる。仕事の合間に少しずつ田辺元と野上弥生子の書簡集を読み進めている(手紙なので急いで読む必要はないだろう)。二人が実に勤勉に仕事をしているのがわかるのではずかしい。二人は共に軽井沢にいる時は五日目毎に会って、田辺は野上に浅間山を眺めながら差し向かいの哲学の講義をする。野上が帰ると、田辺は厳しい北軽井沢の自然の中、弥生子のことを想い、その想念をエラン・ヴィタル(l'elan vital、生の飛躍)にしている。

 図書館に行って、先週読めないままに返してしまった本を再び借りてきた。そのまま書架に残っていてよかった。でもきっと他の誰かが読むとは思えないのだが。『若い詩人の肖像』(伊藤整)『フランドルの冬』(加賀乙彦)『上田三四二全歌集』

 エラン・ヴィタルはフランスの哲学者ベルクソンの言葉だが、九鬼周造がベルクソンに会った時のことを伝えている(「回想のアンリ・ベルクソン」『九鬼周造随筆集』岩波文庫)。九鬼がたずねた時、お嬢さんが出てこられた。三十歳くらいで、障害があってベルクソンとは手話で話していた。ベルクソンの晩年の思想傾向に内面的に関係があるという人もあるようだ。芹沢光治良がどこかでベルクソンの哲学がわかりやすいのは(言葉の点でという意味である)、娘にわかる言葉で語ろうとしたからであるということを書いていたと記憶する。僕はいつも心がけているが、まだまだである。

 サドル派の反米暴動について息子にコメントを求めたが、ソマリアの二の舞いだという答え。それ以上の説明は拒まれた。ニュースについていけてない。

 イラクのニュースと比べたら注目の度合いは低いかもしれないが、塾に行かないことに腹を立て口論になり、母親が7歳の子どもを絞殺したというニュースは心が痛む。どこの家庭にも起こり得る。こんな時どう対応するかについてたずねられるので、僕はよく講演やカウンセリングで話す。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年04月06日 22時54分58秒
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:生の飛躍(04/06)  
keiko さん

Re[1]:生の飛躍(04/06)  
keikoさん
 何も語らなくても、充たされた時間の中に二人は生きることができたのでしょうね。二人は共に1885年生まれ。田辺は77歳で亡くなりますが、その後も野上は長生きをし、1985年に100歳で亡くなっています。田辺没後23年をどんな思いで生きていかれたのか、と思います。 (2004年04月07日 01時26分13秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: