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2004年04月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 三木清という西田幾多郎の弟子筋にあたる哲学者がいたが、三木が豊多摩拘置所で獄死したのは1945年9月26日だった。8月15日が敗戦の日なので、その日から一ヶ月以上経っている。この一月の間に三木は疥癬が悪化し、独房で誰一人看取るものもなく、寝床から転がり落ちて絶命した。四十九歳だった。

 なぜ三木の釈放が送れたか。戦争を批判していた政治犯だったからである。政府は連合軍にはやむをえず降服を認めたが、最大の責任を持つ自国民には戦争責任をできるだけ負わないでおこうとした。八月十七日に成立した東久迩宮内閣は、戦争責任があるとすれば国民全部だという一億総懺悔論論を振りかざした。それどころか、内務大臣、山崎巌は、国体を批判する左翼勢力は戦争中と同じく厳しく取り締まり続けると公言した。三木がただちに釈放されなかったのは、以上のようなことが背景としてあったのである。もちろんこのようなことは三木だけのことではない。同じような思想的運命を辿らされた人は決して少なくないはずだ。こんな歴史が繰り返されることがあってはならない。

 イラクで何が起きても、あるいはこの戦争についての大義が疑問にされても、日本の政府にはまったくよそ事であるように見える。デンマークではイエンスビュ国防相が辞任を表明した。開戦前に発表したイラクの大量破壊兵器問題をめぐる報告書の内容が、証拠がなく誤りだった、と批判を浴びていたからである。アメリカでもイギリスでも問題になっているこの問題について日本では厳しい追求がされないのはなぜか。大義のない戦争をいち早く支持した首相の責任はないのか。イラクでのNGOの活動が危なくなったのは自衛隊の派遣によるものと僕は考えているが、自己責任にすりかえられ、政府の責任はあいまいにされてしまう。

 息子を去年殺されたジェーン・ブライトさんは「若い人たちの死を隠すのを止めさせなければなりません。彼らの死をオープンにしなければなりません」といっている。イラク人の犠牲者の数は公表すらされていない。数えられてもいない。





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最終更新日  2004年04月25日 00時42分31秒
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Re:死を無駄にしない(04/24)  
イタリア人が殺された、アメリカ人が***人死んだ・・・。
じゃあ、イラクの人は、何人死んだんだ・・・。って思います。
早く、日本も撤退して欲しいですね。 (2004年04月25日 10時56分16秒)

Re[1]:死を無駄にしない(04/24)  
Ichiro_Kishimi  さん
天地 はるなさん
 飛行機の事故のニュースで、日本人の乗客はいませんでした、というアナウンスがありますが、よく考えるまでもなくおかしいのに、戦争をまだ対岸の火事のようにしか見られてないということが問題なのでしょう。一人の人が死ぬということが、その人をとりまく人にとってどれほど大変なことか、そのことを想像すれば戦争報道は夜眠れなくさせるほど衝撃的です。 (2004年04月25日 11時38分22秒)

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