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2004年05月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 アメリカ軍によるイラク人虐待事件は、日本では川口外相がジュネーブ条約に違反する疑いがあるという認識を示し、アメリカ大使館を通してアメリカ政府に遺憾の意を伝えたということはニュースになっているが、年金問題の影になっているのかそれ以上のことが伝わってこない。大量破壊兵器の未発見と同じくらい、政府が戦争を支持したことの是非に関わる重要な問題だと思うのだが。虐待の写真はデジカメで撮られた個人的な写真であることが多く、今後いくらでも出てくるであろうが、戦争というものの愚かさをはっきり示していて、虐待の記事に接するたびに怒りというよりは悲しくなる。

 月曜は診療所でカウンセリング。もう長くこの仕事をしてきていろいろ家庭に関わってきた。いつも力になれることを願っている。

『戦争が遺したもの』(鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二、新曜社)読了。最後の方で印象的だった記述をいくつか。「ナロードニキの一部がテロに走ったときに、ロシアの大公を殺すところまでいったけど、大公のそばに子どもがいたんで中止したという話があるでしょう。私はそのナロードニキの決断というのは、たいへん重要だと思う。自分が殺そうとする相手を、ただの人数としてしか見ないという立場じゃなくて、殺す相手をよく見る。そうして、殺さないことにする。人間と人間との関係がそこに成立しているんだ」(鶴見の発言、p.353)。こんな判断、決断が今のイラク戦争で行われているのだろうか。「大義というような抽象的なものによって、決断をすべきじゃない。人間にはそんなことを判断する能力はないんだ。誰となら、一緒に行動していいか。それをよく見るべきだ」(鶴見、p.354)。大義のためには死ねない。

 いつも人の気持ちのことを考え、こんなふうにいったらその言葉を相手はどう受け止めるかということにあまりに心を配りすぎると(『不幸の心理 幸福の哲学』p.120)時に何も話せなくなる。相手への全幅の信頼感があれば、こんな恐れは必要でないといえる。そのことに甘えてはいけないと思うが。間違ったことをいうことがあっても、互いにそれを必要があれば修正したり謝ったり、あるいは、誤解(もしもあれば)を解くという作業をしていくしかないだろう。そんなことができる関係はいい関係だといえる。





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最終更新日  2004年05月11日 00時24分26秒
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