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おじ、おばの距離


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2004年05月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 イラクで日本人記者が襲撃された事件に驚く。二人はサマワの陸上自衛隊の宿営地を訪れ、取材のための宿営地立ち入り証を受け取った後、宿営地を後にしてバグダッドに向かった。これだけのことが起こっているのに、やはりというべきか、政府はサマワの治安情勢とは直接関係がないとして、自衛隊の活動への影響はない、という。「以前からイラクには入らないで下さいと勧告していたので残念です」と小泉首相はいうが、一体、それでは誰がイラクのことを、サマワのことを報道するのか。川口外相が強調するように「いかなる理由があろうともイラクに滞在、入国することを控えていただきたい」ということと、自衛隊が二人に取材のための宿営地立ち入り証を出したことの間に整合性はあるのか。今回も二人は自己責任ということでバッシングされるのだろうか。

 金曜は聖カタリナ女子高校での講義。今日も「悩み相談箱」にはたくさんの質問が入っていた。質問に答えることにこのところ終始しているので体系的な講義はできないでいるが、生徒が聞きたいことを聞けるのは悪くないかとは思う。答えながら生徒たちは気がついてないかもしれないが、教科書(僕が書いた本)は先の方まで進んでいる。口頭でも質問してくれる学生がいるのはありがたい。

 昨日、芭蕉の句を引いたが、その際、花と一体になる(to be at one)という表現がされているのを見た。新約聖書の次のような表現を思い出した。「生きているのはもはや私(=パウロ)ではない。キリストが私の中に生きている」(『ガラテヤの信徒への手紙』2-20)。私はキリストを「持つ」わけではなく、キリストが私の中に「ある」のである。あなたと私が一体になった時、森有正が使う表現を使うならば、レゾナンス(私の内部の共鳴)が起こるのである。私は自分をなくしてあなたに合わせるのではない。あなたが私の中で共鳴する(vice versa)。

 共鳴ということで思い出すのは、前に書いたのだが、ルー・サロメは誰かある男と情熱的に接すると、九ヶ月後にその男は一冊の本を生んだというエピソードである。アリストテレスが神を定義して「不動の動者」といっている。自らは動かないで他の者を動かすという意味である。先のパウロの言葉の中のキリストを、サロメや神に置き換えてみればいい。





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最終更新日  2004年05月28日 23時32分49秒
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