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2004年07月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 朝、聖カタリナ女子高校で講義。後、来週一回講義をしたら終わりである。いつもの箱に質問紙が入ってなかったのでがっかりしていたら、講義をする間に続々と質問紙が教壇のところまで送られてきたので、いつもくらいの質問が集まった。真摯な質問が多い(というより、どれも)。これからどういう生きていくかについての問いも多い。数週間前、席替えになったのだが、前の方に席が替わったからか、授業に積極的に取り組む学生(複数)がいるのに気づいている。

 今日も翻訳。四百字詰原稿用紙に換算して千枚を超える。通読するだけでも相当時間がかかる。追い込み。仕事を終えるタイミングを見つけられなくて寝そびれることが最近多い。身体が疲れているのに、遅く寝て早く目覚めてしまう。もうずいぶん前に引いたケースを思い出す(アドラー『個人心理学講義』pp.176-8)。

 ある不眠を訴える男性のケースだが、教師一人に認められたのはよかったのだが、そして実際才能を伸ばし始めたのだが、「しかし、いつも後ろから押されているかのよう」だった。「自分が優れているとは本当には信じられず、一日中、夜も遅くまで勉強」した。この男性の気持ちは二年前の日記に書いた時も、今もよくわかってしまう。誰も後ろから押しているわけでもないのに、そう思い込んでいるわけである。努力するのを止めたら、その時点でだめになってしまうとも思っていた。

 もっともどんなことも「勉強」していたわけではない。この「勉強」という字をつらつら見るといかにも学ぶことは辛いことであり、無理してでも自分を強いることなしにできないことであるかの印象が強いが、たしかに楽しくて学んだことは多かった。外国語の勉強はそのようなことの一つだった。かつて大学でギリシア語を教えていた人にギリシア語は勉強ではなかったという話を聞いて、あれほど勤勉に学んだ学生はいなかったと思うのに、そんな言葉を聞いてうれしく思ったものである。知らないことを学ぶこと、語学の場合だと意味のないと見えた文字の羅列が次第に意味を伴って見えるようになることは、本当に楽しい。試験勉強をしている時はなかなかそんなふうに思える余裕はないし、論文を書いたりする時も本を研究のために読んだりすると楽しみはかなり減ってしまうが、本質的なことは忘れてはいけないのだろう、といつも思っている。





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最終更新日  2004年07月09日 23時30分09秒
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